金曜日, 4月 4, 2025
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若い感性キラリ 筑波学院大でフォトコンテスト

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見て投票してほしいと話す鏡田八汐さん㊨と津久井茜さん=つくば市吾妻の筑波学院大学

【橋立多美】筑波学院大学(つくば市吾妻)附属図書館と学生食堂グルマンで、同大写真部主催の「なんかいい」フォトコンテストが開催されている。

同写真部は昨年5月に発足したクラブで部員は11人。初めてのコンテスト兼写真展だ。デジタルカメラやスマートフォンで撮影した。作品は四季の風景と人物写真の2部門で、風景写真22点を同図書館1階のラウンジに展示。人物を写した作品18点が学食内に展示されている。

寅さんゆかりの寺、柴又帝釈天の参道に軒を連ねる店頭に寝転ぶネコを撮った「¥500」や、夜空を彩る花火を捉えた「夏恋花(カレンカ)」、野原に放置された自転車を被写体にした「屍体(したい)」など何気ない日常が切り取られ、タイトルが若い感性を物語る。人物写真は赤ちゃんや親子、子どもの成長を捉えてほほ笑ましい。

部長の鏡田八汐さん(3年、20歳)は「大学が開講しているコミュニティカレッジの写真実技講座で学んで部員一人ひとりの技量を上げ、定期的に撮影会を行って作品の質や幅を広げるようにしている」と話す。

会期は29日まで。コンテストの投票(各部門3点まで)も28日まで行われており、一般市民も参加できる。投票数によって風景写真は図書館長賞、人物写真にはグルマン賞、また学長賞も設定され、29日に行われる表彰式で趣向を凝らした賞品が贈呈される。部員の津久井茜さん(同)は「なんかいいなと思った作品に投票してほしい」と話した。

◆附属図書館、グルマンはだれでも入館・入店できる。開館時間は午前9時~午後6時、土曜は午後3時まで。日祝休館。同図書館には歴史的価値のあるフィルムカメラも展示されている。サックス奏者で昭和期にレコードカートリッジとして流行したスペックスの創業者・朝倉収さんが所蔵していた。朝倉さん他界後、妻の愛子さんが、卒業した東京家政学院大系列の同大に220台を寄贈した。選りすぐった30台が展示され、フォトの世界の歩みが見て取れる。

29日に表彰式が行われ、図書館長賞が「夏恋花」(川嶋美琴さん、2年)、グルマン賞は「今日も1日」(板倉広人さん、同)、筑波学院大学学長賞には「Tsukuba Mountain Sunrise」(留学生のパク・イット・ダリオさん、同)に決まり、表彰状と賞品が贈られた。

総文祭の県内代表3校 筑波学院大で合同取材

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セグウェイに興味津々の様子で質問する生徒たち=つくば市吾妻の筑波学院大学

【橋立多美】今夏、第42回全国高等学校総合文化祭(総文祭)に出場する、つくば秀英高校(つくば市島名)、岩瀬日大高校(桜川市友部)、県立古河中等教育学校(古河市磯部)の新聞部員34人が13日、合同で筑波学院大学(つくば市吾妻)の電動立ち乗り二輪車セグウェイの体験取材と、地元フランス料理店が運営する学生食堂を取材した。

遊歩道に面した広場でセグウェイに試乗した後、操作を指導した同大学教員を囲み、乗るための免許や充電、価格などを熱心に取材する姿が見られた。自立安定性能が高く、搭乗者の体重移動で速度調節から前後進を行えることから、「高齢者向けに活用できないか」の質問もあった。

学食を味わった後、昨年4月、同大学近くにあった老舗フランス料理店「カフェ・ド・グルマン」をたたんでキャンパスに移転した内田十九二オーナーシェフに取材した。

「学生を飽きさせないメニューは」「一番人気のメニューは何ですか」などの質問の最後に、「隠し味はありますか」という声が挙がった。内田さんは「隠さないんだよね。40年間フランス料理の基本の仕込みは手を抜かない。だから食材のおいしさが味に出る」。その答えに生徒たちは納得した様子でうなずいていた。

3校は、昨年12月に開催された県高校新聞コンクール(県高校文化連盟新聞部会主催)の審査会で、県内7校の応募の中から総文祭新聞部門への出場を勝ち取った。つくば秀英高校新聞同好会が発行する「秀花新聞」は最優秀賞。岩瀬日大高校新聞部の「岩日タイムズ」と、古河中等学校文藝部の「古河中等瓦版」は優秀賞を受賞した。

総文祭は「文化部のインターハイ」とも呼ばれる高校生による芸術文化活動の祭典で、各都道府県を代表する高校生が日頃の成果を披露する。今年の開催県は長野で8月7~11日まで5日間の日程で開かれる。合同取材は、茨城を代表するチームの交流と新聞作りの研修を目的に行われた。生徒が興味を持ち、楽しく取材できる同大学のセグウェイとフランス料理を提供する学生食堂を取材先に選んだ。

つくば秀英高校3年の押田吏希さん(18)は「新聞記者に話を聞くなど新聞作りのルールを学んできた。良い成績を出したい」。岩瀬日大高校3年の相澤優花さん(同)は「総文祭は他校の生徒とグループになって活動する。今日はコミュニケーション能力を身に付ける機会になった」。古河中等学校4年の北山卓弥さんと田中柚希さん(16)は「簡潔にインタビューできるよう特訓中で、レベルを上げて臨みます」と話してくれた。

メモを取ったり撮影したりと積極的に取材する生徒たち。左端がオーナーシェフの内田さん=同

《学生インタビュー》11 「1年間、やり遂げ自信に」ラヂオつくばで番組担う

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ラジオ収録最終日。「感動と開放感を味わった」という寺門達輝さん=つくば市吾妻のラヂオつくば編集ブース

筑波学院大学3年生の寺門達輝さんはつくば市に本拠を置くコミュニティFM「ラヂオつくば」で、2017年4月から週1回の放送を1年間行った。同大の社会参加型学習「実践科目B」※の一環。学生だけで番組の企画、取材、収録、パーソナリティーを担い、独自のアンケート調査に基づいた人気のお店を取材して紹介するなど、多彩な企画にチャレンジした。

経営情報学部ビジネスデザイン学科3年 寺門達輝さん
茨城県立水戸商業高校出身

ーなぜラヂオつくばを活動の場に選んだのですか。

キャリアカウンセラー担当の先生から薦められたのが発端です。私自身、企画から編集まで制作過程をすべて学生だけでやることに魅力を感じたので、チャレンジしてみたいと思いました。

ー活動内容はどんなものでしたか。

ラヂオつくばでは「筑波学院大学ラジオ やっちゃごっちゃ」という番組をしました。学生6人で企画、取材、収録、パーソナリティーを受け持ち、週1回30分の放送を1年間継続して担当しました。

番組では、学園祭「KVA祭」の告知や「まつりつくば」など各種イベント案内を取り上げたり、ゲストを招いてトークをしました。学内に投票箱を設けて「つくばのおいしいお店ランキング」のアンケート調査もやりました。

ーランキング調査、おもしろそうですね。

上位3店はラーメン店でした。学生はラーメンが好きだと改めて思いました。取材してラジオで紹介しようと思い、上位3店舗の取材許可を取り、日程決めを担当しました。

お店の営業中や仕込み中は、時間を取ってもらうのが大変でした。取材に行くメンバーの予定を把握せずにお店に連絡してしまったため、何回も連絡し直すことになり、忙しい相手に迷惑をかけてしまったこともあります。情報の把握は大切だと痛感しました。この経験は社会に出た時に役立つと思います。

ー高校生をゲストに招いたこともあったそうですね。

今年の3月末に、つくば秀英高校の生徒会の生徒10人がスタジオに来てくれました。生徒会が発行している新聞の取材とのことでした。生徒会がどんな活動をしているのかを中心にトークをしました。高校の生徒会活動がとても活発なことに驚きました。それにみんな礼儀正しいことにも感心しました。

ラヂオつくばのサテライトスタジオ「セン」。寺門さんら筑波学院大の学生は1年間週1回番組を担当した=つくば市吾妻

ー放送で苦労したことはありましたか。

午前8時30分~9時30分にラヂオつくばの機器を使って収録するのですが、早起きが苦手なので、寝坊しないようにするのが大変でした。収録日に当番が来ない時は急きょ代わりに出ることもあり、気が抜けませんでした。

また番組でゲストと話をしていると、話題が途切れることがあります。そんな時は、何とか話題をひねり出してつなげなければならなかったことも大変でした。でも1年をやりとげたことで自信がつきました。終わった時は感動と開放感を味わいました。

ーこの活動を通して得たものは何でしょう。

責任感を持つこと、そして自己管理の大切さです。今年4月から学友会の会長をしており、活動と勉強の両立は大変ですが、毎日、楽しく充実しています。責任感を持ち、自己管理をしながら、学生生活や社会生活を充実させていきたいと思っています。

(インタビュアー:鈴木萬里子)

 

※2年生を対象にした同大の必修授業。年30時間以上の活動を企業、自治体、NPO団体などで行い、学生が社会を知る機会を得るとともに地域に貢献する自覚を持つ教育を行っている。

地域を元気にする「学芸員」育成 筑波学院大

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地域デザイン学芸員養成講座を担当する塚原正彦教授=図書館カフェ「おいしいミュージアム」が実施された筑波学院大学附属図書館前

【鈴木宏子】ふるさとの宝物を探し、人が集まるミュージアムをつくって、地域を元気にする人材を育てる「地域デザイン学芸員」養成講座が7月24日から筑波学院大学(つくば市吾妻)で始まる。

社会人や学生を対象にした文科省の職業力実践育成プログラムの一つで、地域の文化や資源を掘り起こし、磨き上げて商品やサービスを開発し、さらに美術館や図書館、街なかの空き店舗などで発表などする。

日本地域資源学会会長の塚原正彦教授のほか、商業施設のデザインを手掛ける建築家、ミュージアムプランナー、訪日外国人の誘客事業などを担当する観光事業者が講師を務める。

学芸員との違いを塚原教授は「文化を守るだけでなく、デザインや経営学を学んで、文化に価値や魅力を付け、来館者を楽しませたり、普及させる人材を育てる」と話す。

具体的な授業は、牛久市を舞台に実施する。受講者は市内を実際に歩き、話を聞くなどして、ホームページや冊子、絵本などにして発信する方法を学ぶ。さらにミュージアムカフェやブックカフェをつくる方法を学び、ワインや落花生などの特産品を味わうことができるカフェ「おいしいミュージアム」を牛久の街なかにつくることにも挑戦する。空き店舗となっている牛久駅前商業施設の再生なども考えるという。

授業は7月24日から来年2月までの半年間で計9科目19単位。各科目それぞれ3日間で集中して授業を実施し、忙しい社会人向けに一部だけでも学べるようにする。受講した単位は5つの段階に分けて、それぞれ学び終えたという証明書を発行する。

同大では、養成講座の開講に先立って昨年度、2、3年生が授業で地域資源を地域活性化に役立てる方法を学び、同大附属図書館に図書館カフェ「おいしいミュージアム」をオープンさせた実績がある。図書館を市民に開放して今年2、3月の約2週間、県産の焼き芋、イチゴ、レンコンなどの食材を使ったスイーツと、コーヒー、ワインなどの飲み物を、地元笠間焼の器で提供した。

今年度は養成講座が本格的にスタートする。現在、地域おこしに取り組む市民や、観光雑誌で働くトラベルジャーナリストなどからすでに受講の申し込みがあるという。塚原教授は「暮らしの足元にある、かけがえのない宝物が見つかるはず」と話している。

◆募集期間は30日まで。定員50人。学費は1科目3万円、全科目30万円。60歳以上はシニア割引がある。詳しくは同大ホームページ(https://www.tsukuba-g.ac.jp/whats_new/chiikidezaingakugeiin_bosyu/)。問い合わせは℡029・858・4811(同大)

筑波学院大 堀越助教が優秀教員表彰 全国で3人

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「学生からの評価は励みになる」という堀越眞理子助教=筑波学院大学

【大志万容子】筑波学院大学(つくば市吾妻)経営情報学部の堀越眞理子助教が、全国大学実務協会から2017年度実務教育優秀教員として表彰された。全国で3人の中の一人。学生の資格取得で高い合格率を挙げたことや学生からの授業評価が高かったことが認められた。「学生からの評価は励みになる。さらに授業の工夫を重ねたい」と意気込む。

堀越助教は情報関係の授業を担当する。今回、文書処理を扱う「情報処理A」の授業で学生の授業評価がほぼすべての項目で平均を大きく越えた。さらに期末試験で生徒が受ける日商PC検定試験の合格率が毎年80%以上、昨年は90%以上と高かったことが、受賞につながった。

「学生全員に必要なジョブスキルと知識をつけたい」と堀越助教。1時間半の授業では、パソコン操作が視覚的に分かりやすいよう自作した資料を使い、教室中を歩き回って、後ろの学生まで目を配る。説明した内容は必ず宿題に出して反復させ、忘れた学生には空き時間に取り組ませる。「段階的に明確な目標を立て、クリアできなければその場で頑張ってもらう。説明して終わり、ではありません」

「自主性に任せるとなかなか資格試験を受けてくれない学生も、受けたら合格する力はある。合格すれば励みになって、上位の試験にチャレンジする子もいる。だからこそ授業の中で到達させたい」

授業評価アンケートの高評価には「授業準備に時間をかけてきたので、学生から評価されたのは報われる」と笑顔。今後は「合格できなかった10%の学生のために、さらに細かいところを工夫し、全員に満足してもらえるようにしたい」と力を込める。

同協会は全国203の大学・短大が加盟。同賞は学生による授業評価が自校の最高水準であり、研究や社会的活動において実務教育の充実向上に貢献する業績を挙げている教員に授与される。

「フラワーゲートボール」運営に協力 つくばフェスで学院大生

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フラワーゲートボール会場で遊ぶ子どもたち=つくば市吾妻のつくばセンター広場

【崎山勝功】市民同士の国際交流などが目的の「つくばフェスティバル2018」(12,13両日開催)運営協力の一環として、筑波学院大学(つくば市吾妻)は両日、同フェスティバルのイベント「フラワーゲートボール」(つくばセンター地区活性化協議会主催)の運営に参加した。

会場のつくばセンター広場(同市吾妻)の一角には、縦約18m、横約10mの大きさに、フラワーポットで区切られたコースがつくられた。フラワーポットの花は同協議会が栽培したという。

子どもたちは、ゲートボールスティックを使ってボールを打ち、コース上にあるゲートなどの障害物を通過させるゲームを楽しんだ。同大の学生たち約20人は交代制で、子どもたちにスティックの使い方を説明したり、会場に集まった子どもたちの整理に当たった。

市内から来た小学5年生の女子児童は「コースの障害物が結構難しかった」と感想を述べた。運営を担当した同大教員は「家族連れや、子ども同士だけで来る人もいて、中には10回ぐらい来た子もいた」と人気ぶりを話した。

同大はほかに同フェスティバルの国際交流フェアに出展し、留学生の出身国の民族衣装を試着しての記念撮影コーナーなどを開設した。

オープンキャンパス始まる 筑波学院大

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オープンキャンパスのキャンパスツアーで、高校生に大学内の施設を案内する学生(中央奥)=つくば市吾妻の筑波学院大学

【崎山勝功】大学進学を目指す高校生や保護者が、志望大学を見学する「オープンキャンパス」が各大学で行われる中、筑波学院大学(つくば市吾妻)の2018年度オープンキャンパスが13日から始まった。

この日は同大生が「キャンパスツアー」の案内を行い、高校生や保護者らを3グループに分けて引率し、教室や図書館などの施設を案内した。このほか、ゲームのプログラムを実際に作る体験授業や、学生食堂のフランス料理店でランチの試食なども行われた。

案内に当たった同大経営情報学部情報デザインコース2年の鈴木優樹さん(19)=水戸市出身=は「コースで縛られず自分の好きな授業が取れる、自分の好きな勉強ができることをアピールしたい」と、同大の魅力を訴えた。志望校選びに悩む高校生に向けてさらに「オープンキャンパスに行かないと分からないことがあるので、大学を実際に見て『この大学なら自分に合う、自分のやりたい勉強ができる』というのを見てもらいたい」と助言した。

同大入試広報グループによると、同大では前身の短大時代も含めて約20年以上前から学生が高校生らを案内しているという。同グループは「先輩と実際に話すことによって(入学して)2年後、3年後をイメージしてもらえれば」と話し、高校生の志望校選びの一助になればと期待を寄せる。

同グループによると、近年は「大学に入って何ができるか、何をやりたいか」に重きを置いて進路指導をしている高校が増えているという。「自分のやりたかった勉強ができない」「環境になじめない」などの理由で退学する事例が起きていることが背景にあるという。

オープンキャンパス来訪者のピークを迎えるのは7、8月ごろ。同大では6月24日、7月22日、8月5・26日、10月27・28日、来年3月24日にも開催する。

大学生の補助を受けながら体験授業「ゲームを創ろう」でゲームのプログラミングに挑戦する高校生ら=同

《学生インタビュー》10 交わす挨拶に喜び セグウェイで見守り活動

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見守り活動では挨拶を返してくれた人が多かったのがうれしかったという黒羽京平さん

地域社会に出て活動する筑波学院大学の社会参加型教育プログラム「オフ・キャンパス・プログラム(OCP)」で、黒羽京平さんは、つくば市科学技術振興課と同大が協働で行うセグウェイプロジェクトに参加した。昨年6月から12月にかけて、立ち乗り電動二輪車「セグウェイ」を使った児童の見守り活動、まつりつくばやJICA(国際協力機構)で行った試乗会などに携わり、地域の人たちと交流した。

経営情報学部ビジネスデザイン学科3年 黒羽京平さん
茨城県立筑波高校出身

―セグウェイプロジェクトに参加した理由を教えてください。

オープンキャンパスでセグウェイ試乗会があり、楽しさに魅了されたことです。社会人になったらなかなか乗る機会がないと思い参加を決めました。また子どもが好きなので、子どもたちと触れ合えるのもよいと思いました。

―活動はどのようなものですか?

児童の見守り活動では、吾妻小学校の下校時間に合わせ、セグウェイに乗ってつくばセンター地区をパトロールしました。通学路なのに自転車に乗りながら両手を離したり、携帯を操作したりしている人がいて、小学生にぶつかるのではないかとひやひやしました。セグウェイに乗りたがる子どもも多く、免許が必要なので乗せてあげられませんでしたが、興味を持って将来乗ってくれたらいいなと思いました。つくばの人は挨拶すると返してくれる人が多く、意外でしたがうれしかったです。この見守り活動が一番好きでした。

ゼグウエイに乗って小学生の見守り活動をする黒羽京平さん(左)

まつりつくば会場での試乗会では、参加者に乗り方の説明をした後、実際に体験してもらいました。セグウェイは体を前に倒すと進み、真っ直ぐにすると止まります。アクセルもブレーキもありません。重心を移動するだけなので操作は簡単です。しかし緊張すると体に力が入ってしまい、うまく運転できません。たくさんの人にセグウェイを体験してもらい、楽しさや面白さを伝えることができました。

JICA筑波での活動では、来日している研修員に英語で乗り方を説明しました。英語が得意ではないので、用意された英文で説明しました。スマイル、リラックスを強調してジェスチャーをまじえながら説明すると、みなさん分かってくれて楽しかったです。

―活動を終えて気づいた点を教えてください。

見守り活動では、危険な場所や物を探すためにも、一つのことに集中しすぎず周りを見渡しながら行動をしなくてはならないと思いました。また活動全体を通して、物事に積極的に取り組むことを学びました。

―ではOCPを行っている筑波学院大学に進学した動機を教えてください。

進学で迷っていた時に高校の先生から勧められてオープンキャンパスに参加しました。高校からは一人だけだったのではじめは心細く感じましたが、温かい雰囲気が決め手となりました。

筑波学院大は規模が小さいので、先生との距離が近いのがよいと思います。また留学生も多く、交流を通じて違う文化を知ることができるのも楽しいです。新しいことになかなか一歩を踏み出す勇気のなかった自分が、入学してから変わりました。

―ご自身が変わった点はどのようなところですか。

バトミントンサークルで2年間部長をしています。1年目は新入部員が5~6人しか入らず、部長として責任を感じていました。その反省から工夫して誘ったら、今年は40人もの新入部員が入りました。引っ込み思案の性格でしたが、OCP活動などを通じて積極的に人と関わるようになれたと思います。

今は「新入生で1人でいる人を絶対になくしたい!」と思い、大学にある2台のゼグウエイを使って、試乗会などイベントを企画したいです。学生間で親睦を図り、一人でいる人をなくし、みんなに仲良くなってほしいと思っています。

(インタビュアー:鈴木萬里子)

つくばFC選手、筑波学院大生に来場呼び掛け 19日、ホーム戦無料招待

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1年生にホームゲームの来場を呼び掛けるつくばFCレディースの選手たち=つくば市吾妻、筑波学院大学

【崎山勝功】女子サッカー3部のチャレンジリーグで戦う「つくばFCレディース」のホーム戦が、19日午後1時、本拠地のセキショウチャレンジスタジアム(つくば市山木)で行われ、ノルディーア北海道(北海道)と2度目の対戦を迎える。ホームゲームに来てもらおうと同チームの選手らが7日、筑波学院大学(同市吾妻)の1、2年生に向けてPR活動を行った。

同FCは19日、同大の学生と教職員を無料招待する。授業の空き時間に教室を訪れた同チームDFの藤井志保選手は「大学を卒業してからつくばFCに就職して、働きながら活動している」と自己紹介し、チームの活動紹介や19日のホームゲームへの観戦呼び掛けを行った。

この日の呼び掛けで同FCを初めて知ったという学生も多く、チームのパンフレットや特別招待のチラシなどを手に、選手たちの話に耳を傾けていた。

DFの菅原明香選手は「1人でも2人でも来てくれたらうれしい。ぜひ応援してもらえれば」と話していた。

同チームの今季の成績は1勝3敗1分けで現在5位と厳しい状況。対戦相手のノルディーア北海道とは4月29日の試合で0―3で敗れており、同チームとしては挽回したい一戦だ。

同FCと同大は、2015年6月につくば市を交えて「スポーツのまちつくば」に関する協定書を締結。16年4月に同大に人工芝のサッカーグラウンド「Tフィールド」を整備し、地域スポーツの振興拠点となっている。また、同FCは同大コミュニティカレッジ内にスポーツ系の講座を開講するなど連携を深めている。

《学生インタビュー》9 目標は地方公務員、Xマスイベント準備で積極的姿勢学ぶ

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OCPでは「積極的に動くことの大切さを学んだ」という大島さん

地域社会に出て活動する筑波学院大学の社会参加型教育プログラム「オフ・キャンパス・プログラム(OCP)」で昨年12月、つくば市市民活動センターが開催した「1本からのクリスマス」のミニイベントの準備に携わった大島拓也さん。資材準備を周囲の人と協力して行うことを通じて、自ら積極的に動くことの大切さを学んだという。

経営情報学部ビジネスデザイン学科3年 大島拓也さん
茨城県立下妻第二高等学校出身

―「1本からのクリスマス」は、どんな催しですか。

つくばセンター広場に高さ3.5mのシンボルツリーを設置し、その周りに地域住民の皆さんが時間をかけて作ったミニツリーを並べたイルミネーションを楽しむ、というものです。23日のミニイベントでは、サンタクロースに扮した市民がお菓子を配ったり、近所の教会から招いた聖歌隊の歌を楽しんだりしました。

―イベントの準備はいつ頃からはじめましたか。

開催の3ヵ月以上前からです。市民活動センターの方と協力して行いました。私が担当したのは、開催場所のつくばセンター広場付近の壁にネットを設置し、そこに電飾を張り巡らせることです。ほかにも、ミニツリーの組み立てや、飾りに使うラミネートの作成作業、イベント当日の音響補助などを行いました。特に印象に残っているのがパンフレットの挿絵を描く作業です。自分でデザインを考えて形にしたものが、掲載されて多くの人の目に触れたことはうれしかったです。

イベントに向けて作業をする大島さん達

―活動を通じてどんなことを学びましたか。

「何かをするときは、人から指示を待つだけではだめ」ということに気づきました。今回のOCP活動で特に大変だったのが、必要となる資材の準備です。そんな時、まずは「自分が今、何をすべきか」を考え、市民活動センターの方や大学の友人と協力することで、作業時間を無駄にせずに済みました。「先を見据えて行動する力」や「協調性」は、以前より高まったと感じています。

―OCP活動以外で、大学ではどんな授業が印象に残っていますか。

グラフィック・CG 系の授業です。イラストレーターやインデザイン、フォトショップなど、最新のデザイン系ソフトを使えるので、最先端の技術取得が可能です。今回の活動ではイベント用パンフレットの挿絵を担当しましたが、こうした授業があったから作業がスムーズにできました。

―今後の目標を教えてください。

今、地方公務員試験合格に向けて勉強を始めています。OCP活動を通して、普段なかなか知り合うことのできない年配の方とも交流ができました。孫を見守るような気持ちで温かく、イベント開催までの長い期間、自分たちを支えてくださり本当に感謝しています。こうした方との交流を通して「自分から積極的に動くこと」の大切さを知ることができました。地方公務員試験に合格し、採用されたときには是非実践していきたいです。

(インタビュアー:柿内典子)

やきそばパーティーで交流 筑波学院大 学生食堂グルマン提案

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アニメキャラクターのコスプレをする学生も混ざり、大盛況だった「やきそばパーティ」=筑波学院大学中庭

【鈴木萬里子】筑波学院大学(つくば市吾妻)の中庭で26日放課後、「やきそばパーティー」が開かれた。学生約100人が参加し、焼きそばやフランクフルトを食べておしゃべりしながら、コスプレ体験やカラオケなどを楽しんだ。

学生食堂を運営するフランス料理店「カフェ・ド・グルマン」オーナーの内田十九二さん(70)が「学生から学校のイベントが少ないとの声を聞いていたので、先輩、後輩が仲良くなれるコミュニケーションツールの一つとして、皆に楽しんでほしい」と提案し、やきそば、フランクフルトなどの材料をすべて用意した。

内田さんの提案を聞き、野田美波子講師(39)が、指導する映像ゼミの学生らに声を掛け、ゼミの学生9人が中心となって運営した。大学職員の三浦正克さん、松崎茂樹さんらが、シェフと一緒に焼きそばを焼いて無料で振る舞った。

同ゼミの大久保駿さん(21)は「焼きそばをただ食べるだけでは面白くないので、コスプレ、カラオケ、ダンス、ゲームの四つの企画を考えた。70人も集まれば良いと思っていたが100人も来てくれてうれしかった。準備が大変だったが、今は達成感でいっぱい」と話していた。

コスプレでカラオケを歌う女子学生=同

参加した学生は、早速アニメキャラクターのコスプレを体験し、場を盛り上げていた。カラオケでは新入生、鎌田希さんが歌ったヒット曲に大きな拍手が起こった。アニメソングを歌う学生も多かった。

会場の中庭は、つくば駅と同大や筑波大を結ぶペデストリアンデッキ(歩行者自転車専用道路)沿いにある。内田さんは「学院大の中を通る道はとても良い雰囲気。つくばで楽しいことはこの通りにある、と言われるような人と人とが交流する場所にしていきたい」と話していた。

実行委員の学生たち。前列右端が野田先生、同中央が大久保さん、後列中央がグルマンオーナーの内田さん

シャッターがアート作品に 筑波学院大 学生食堂グルマン

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シャッターに絵を描く学生たち=筑波学院大学内のカフェ・ド・グルマン

【崎山勝功】筑波学院大学(つくば市吾妻)の学生食堂「カフェ・ド・グルマン」内にある食器返却口のシャッターに、カラフルなアート作品が描かれた。同大地域デザインセンターの活動の一環として、野田美波子講師(39)と学生ボランティア3人が描いた。

グルマンの内田十九二店長(70)によると「学食として無味乾燥だったので、雰囲気を明るくしたい」と始めたという。

デザイン案は昨年12月から学生らが考え、今年1月に5つの案の中から決定した。まずシャッターの汚れを落とし、3日間掛けて完成した。

縦1.2m、横2.4mのシャッターに、黄緑、水色、黄色、桃色と4色のラインが引かれ、その上に野菜、魚、肉、食器が描かれている。

制作に当たった同大メディアデザインコース3年の蒲生実紅さん(20)は「下書きの絵をプロジェクターからシャッターに投影しながら描いたが、制作中は自分の影で投影が消えてしまい難しかった」、滝澤果奈さん(20)は「シャッターがボコボコだったので描くのが大変だった」とそれぞれ苦労を語った。これまで大きな絵を描いたことが無かったという石川七海さん(20)は「技術も腕力も必要だと実感した。今後は体力を付けていきたい」と述べた。

野田講師は「会場が華やいだと思う」と話していた。

完成したシャッターアート=同

タジキスタンの文化と食を堪能 筑波学院大で記念コンサート

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歌手と奏者が自国の伝統音楽を聴衆に届けた(左からアクナザロワさん、1人おいてジュラエフさん、ホシモフさん)=つくば市吾妻、筑波学院大学

【橋立多美】中央アジアに位置するタジキスタン共和国の「文化の日記念コンサート」が7日、筑波学院大学(つくば市吾妻)で開催され、来日した同国の歌手と伝統弦楽器ドゥタール奏者の澄んだ音色に約100人の聴衆が聴き入った。駐日タジキスタン共和国大使館主催。同大学とつくば市国際交流協会が後援した。

今月5日、東京赤坂の区民センターでも同様のコンサートが開催された。さらに多くの人にタジキスタンの文化を広め、在日タジキスタン人と交流することを目的に同市での公演となった。

同国で活躍している男性歌手フィルダウス・ホシモフさんと、女性歌手マディナ・アクナザロワさんが自国の伝統音楽を歌いあげた。軽快なリズムを刻む打楽器をバックにした歌が多く、舞台に上がって踊る人も。中央アジアの舞踊を学んでいる日本女性グループ、グリスタンがタジク人の民族衣装で華麗な踊りを披露する場面もあって、会場はタジキスタン一色となった。

次いで伝統楽器ドゥタールの演奏家シロジディン・ジュラエフさんが登場。中央アジアで最も優れた演奏家として広く知られ、余韻の残る美しい音色に会場が静まり返った。ドゥタールは木製の洋ナシ形の胴と長い棹(さお)に2本の弦が張られた弦楽器で重さは2㎏弱。三味線に似た音色を響かせたり「さくらさくら」が演奏されるなど、巧みな技を披露した。

コンサート後は、学生食堂でタジキスタンの日常食のパンとサラダ、プロフ(ピラフ)が振る舞われた。プロフは米と野菜、羊肉を炊いたもの。紙皿に取り分けたパンやプロフに次々に手が伸びていた。

先月、つくば駅前のBiViつくばで開かれた茶話会「世界お茶のみ話」(同国際交流協会主催)に参加し、タジキスタンに興味を持ったという70代の男性は「ドゥタールの演奏が素晴らしかった。機会があればまた聴きたい」。60代の女性は「民族衣装に引かれました。温かな雰囲気のコンサートで来て良かった」と話した。

タジキスタンのパンを食べようと行列ができた=同

《留学生エッセー》10 同じ名字は結婚できない!

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ネパールのTシャツを着たプラカスさん

経営情報学部経営情報学科4年 ダカル オム プラカス

ネパール出身のダカル オム プラカスです。2000年に高校を卒業後、働きながら留学費用を貯めて13年に来日しました。高校の教科書で「日本は技術力が高い。日本人はまじめで一生懸命働く」と学び、ぜひ日本で勉強したいと思ったからです。来日後、2年間日本語学校で勉強しましたが、当時はほとんど日本語が出来ず、病気になった時など大変でした。でも今は日本の生活を楽しんでいます。

ネパールは北海道の1.8倍しかない小さな国ですが、文化、言語、祭りがたくさんあります。人口の約80%を占めるヒンズー教徒には現在も身分制度(カースト制度)があり、その違いにより文化や風習も大きく異なります。私が育った文化を基に、ネパールを紹介したいと思います。

■生まれた時間が名前に

日本人は結婚する時に相手の名字を気にしません。でもネパールでは同じ名字の男女は結婚できないので、知り合った時から名字を気にします。

ネパールの一般的なあいさつは、目上の人には両手を合わせて「ナマステ」「ナマスカル」と言います。友達とは右手で握手します。両親や祖父母に対して、男性は自分の頭を相手の足の上にのせてあいさつします。女性はこの様なあいさつを自分の夫にだけしかしません。

日本人は病院で赤ちゃんが生まれた時、両親が自分で名前を考えて付けます。ネパールでは赤ちゃんが生まれて11日目に名前を決めます。パンチャンカレンダーというカレンダーを見て、生まれた時間の文字を選んで名前にします。離乳食も生後6カ月目からと決まっています。

ネパールの葬儀は日本と大きく違います。死んだ人の体を川の近くに持って行って燃やし、爪など体の小さい部分(アッツ)だけ残し、それ以外の灰は川に流します。アッツは川の上流の霊的な場所に持って行き、そこから流します。葬儀の時、日本では黒服を着ますが、ネパールは決まっていません。両親が死んだ場合は、子供はその日から13日間、白い服を着ます。そして亡くなった人の子供たちが父親の写真が飾ってある部屋で寝起きし、ほかの家族と別に暮らします。毎日、川に行って体を清め、食事を全て自分で作って食べます。魚、肉、卵、などは食べるのを禁止されています。塩も11日まで食べられません。

日本語学校でスピーチコンテストに参加したプラカスさん

■私立小学校は英語で勉強

ネパールの学校は午前10時から午後4時までで、休みは金曜日半日と土曜日です。銀行、官公庁なども同じです。

小学校から私立と国立があります。私立はネパール語の授業以外は全科目英語で勉強し、学校の中では英語しか話せません。例外としてネパール語の先生とはネパール語で話すことができます。私立の生徒の中には、役場に出すネパール語の書類を提出できない人もいます。一方、国立の学校では英語の授業以外は全部ネパール語で勉強します。

ネパールの食事はカレー(炒めた野菜など)、ダール(豆のスープ)とライスを一緒に手で混ぜて食べるのが一般的です。最近はスプーンを使う人が増えていて、私もスプーンで食べます。

冷たい飲み物を好む日本人と違い、ネパールの人は夏でも暖かいものを飲みます。お茶のほかに水牛ミルクがよく飲まれています。

■祖国に貢献したい

日本に住んで「日本は技術力が高く、日本人は一生懸命に働く」ことを実感しました。まずは日本で就職したいと思っています。ネパールに帰っても、日本で勉強した技術を生かす仕事が今のネパールにはないからです。でも将来は、日本で勉強したことをもっと深く身につけてネパールに戻り、ネパールの発展に貢献したいと思っています。

新入生、スクエアダンスで親交深める 筑波学院大

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はにかみながらダンスをする新入生=つくば市吾妻の筑波学院大学体育館

【谷島英里子】筑波学院大学(つくば市吾妻)で6日、新入生向けのオリエンテーションが開かれ、4組8人で軽快な音楽にのせて踊るスクエアダンスで親交を深めた。

新入生同士が積極的に交流し親睦を深めてもらおうと4年前から開催している。日本スクエアダンス協会と筑波スクエアダンスクラブが指導した。

軽快なウエスタン音楽にのせて踊る米国発祥のフォークダンスの一つ。4組のカップルが正方形を作り、指揮者(コーラー)の指示に従って一斉に手や足の動きを変える。

新入生たちはグループに分かれてカップルになり、手をつなぎながらお辞儀をしたり、横並びで歩いたりとダンスを楽しんだ。

参加したモンゴル出身の留学生、ミャガマル・ダワーさん(18)は「初めての経験だったので少し難しかったけれど、皆と仲良くできたことがうれしく、楽しかった」と話していた。

スクエアダンスで親交を深める新入生たち=同

「自立した考えや意見発信を」 筑波学院大で入学式

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入学式で宣誓する新入生代表の鈴木琉菜さん(中央)=つくば市吾妻の筑波学院大学

【崎山勝功】筑波学院大学(つくば市吾妻)の2018年度入学式が5日行われ、新入生ら計232人が新生活の第一歩をスタートさせた。大島慎子学長は「グローバル化した社会では世界に通じるコミュニケーション能力が必要になる」などとして「自立した考えや意見を発信してほしい」と呼び掛けた。

入学式で大島学長は「皆さんは高校時代は生徒と呼ばれていましたが、本日からは学生と呼ばれます。学生はより積極的に『学修』に取り組むという意味がありますから、皆さんは漫然と授業を受けるのではなく、目的意識を持って大学生活を過ごしていただきたい」などと式辞を述べた。

新入生代表として宣誓した鈴木琉菜さん(18)=かすみがうら市出身=は「互いに競い合い、助け合いながら成長していきたい」と、学業に励むことを誓った。

式典後、新入生たちは中庭で集合写真を撮り、クラスに分かれて懇親会を行った。

英語の専門学校を卒業後、同大に3年生として編入学した山口祐希さん(20)は「2年間英語を勉強して、ほかのことも勉強してから就職したいと思った。将来的には広告関係の仕事をしたい」と夢を語った。

ベトナムからの留学生、ファン・ティ・ミィリンさん(23)は「大学を卒業したら日本で就職したい。将来は自分のホテルやレストランをベトナムで開業したい」と、起業への意欲を見せた。

大学の中庭で教職員らと集合写真を撮影する新入生たち=同

《学生インタビュー》8 就活経験、映画に生かす

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自らの就活体験も反映させた映画作品で「第5回 つくっぺ」観客賞を受賞した渡辺夢さん

経営情報学部経営情報学科(2018年卒業)渡辺 夢さん

来年卒業予定の大学生を対象にした会社説明会が3月解禁され、就活シーズンも本番を迎えた。街ゆくスーツ姿の学生たちは何を思うのか。2月に開かれた「第5回つくばショートムービーコンペティション つくっぺ」で、就活に追い詰められた大学生を主人公にした短編映画「シュウカツセイ」で観客賞を受賞した渡辺夢さん(22)に、作品の狙いや自身の就活についての思いを聞いた。

 

―受賞時は筑波学院大学4年生でした。

はい。映画の構想を練り始めたのは4年生になってから。ちょうど自分の就活に重なっていました。就活しながら就活のシナリオを書くのは、奇妙な感じでもありました。

―なぜ就活をテーマにしたのですか。

学生最後の作品なので、学生に1番関わりの深いテーマにしたいと思いました。学生生活最後の総仕上げが就活と思い、取り上げました。

―映画では主人公が怪しい求人への応募をきっかけに、非現実的な世界に飲み込まれていきます。就活は学生にとって得体の知れない世界ですか。

そう見えました。自分を取り繕わなければならなかったり、周りと競争したり。私自身も思うように就活が進んだわけではなく、愚痴を吐き出すようにシナリオを書いたところもあります。幸い無事に就職が決まってよかったですが。

―ところどころぐっとリアリティを感じるシーンがありました。自分の実体験ですか。

はい。企業面接や合同説明会で埋まっていくスケジュールや周りの友人がどんどん内定をもらうことへの焦りなどは、自分の体験を取り入れています。さらにインターネットで見た就活生の悩みを相談するサイトには、親や先生など周りからのプレッシャーに苦しみ、就活が上手くいかない悩みが溢れていました。そのような声も反映させています。

―結末は考えさせられました。

主人公にとっては幸せ、でも観客からすると幸せか不幸か微妙というあいまいなところを目指しました。ハッピーエンドの方が好まれると思いましたが、私自身は暗い話のほうが好き。とはいえ、真っ暗では救いがないので、先生の助言もあり、少し白を入れました。

「つくっぺ」でノミネートされた他の作品は楽しい、明るい作品が多かったので、観客賞に選ばれたことは驚きました。起承転結があって分かりやすさを心がけたことが評価されたと思いますが、ハッピーエンドでなくても受賞できたことは、励みになりました。

―映画の撮影で得たものは。

映像作品は1人では作れません。素材撮りや編集する人、演じてくれるキャストが集まって一つのコンテンツを作るので、人と人のつながりが大事であることを改めて認識しました。あとは独りよがりでシナリオを書いても偏ってしまいます。先生や後輩からもらったアドバイスはとても参考になりました。コミュニケーションの大切さを学んだことは、就活でも役立ちました。

―今就活している人にアドバイスはありますか。

就活に追い詰められる学生の映画を撮って何ですが、周りからのプレッシャーに焦ってもよいことはありません。もし就活の過程でちょっと心が折れてしまったら、少し離れて楽しいことをしてリフレッシュしてほしい。自分に合うところがきっと見つかると希望を持って臨んでほしいです。

(インタビュアー:大志万容子)

渡辺さんの受賞作品はこちら

「霞ケ浦に外国人観光客呼び込みたい」留学生が真剣に考えた その答えは―

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乗船客を乗せてカヌーを操船するハシータさん㊧

【橋立多美】インド洋に浮かぶ島、スリランカ生まれのリヤナアラッチゲ ハシタ ガラシャーン サマラヴィクラマさん(26)は、筑波学院大学(つくば市吾妻)に在籍する留学生。名前が長いのはスリランカでは常識で自称「ハシータ」。ほりの深い顔だちで笑顔が優しい。来春卒業後は、日本製の車や母国の紅茶などを交易する会社を設立したいと学業に励んでいる。

同大学は、学外活動を通して社会に貢献する意欲を育むOCP(オフ・キャンパス・プログラム)を実践している。2年生のハシータさんは霞ケ浦の玄関口にあるヨットハーバー、ラクスマリーナ(土浦市川口)で、年4回開催されている「誰でも楽しもう霞ケ浦」の運営に関わった。年齢や経験、障害の有無を問わず水上体験ができる催しで、セイラビリティー土浦(代表・秋元昭臣ラクスマリーナ専務)が主催している。

カヌーやヨット、ゴムボートなどのマリンスポーツの操船を覚えてから会場の設営、乗船の介添えなどを行った。乗船客とはゼスチャーを交えて交流し、出会った人からの「ありがとう」は今も忘れられないという。

OCP活動は、3年生になると地域への貢献を意識した企画立案と実現に取り組む。翌年ハシータさんは霞ケ浦のマリンスポーツに外国人参加者を増やすため、「誰でも楽しもう霞ケ浦」の一環として「外国人を対象としたバリアフリーヨット活動」を企画。年4回(5月の子どもの日、7月の海の日、8月の土浦キララ祭り、10月の体育の日)のイベントに毎回外国人20人の参加を目標にした。

いつもイベントの1週間前にSNSで友人ら1600人に参加を呼びかけた。このうち土浦近辺に住んでいる外国人は約80人で閲覧者160人が「いいね!」ボタンを押してくれた。しかし8月のイベントまで参加者はいなかった。最後の10月は目標に到達したいと、アルバイト先のコンビニにポスターを貼ったり声掛けをして手応えがあったが、悪天候でこの日も外国人参加者はゼロ。「ショックだった」と振り返る。

ハシータさんは外国人ゼロの理由を考えてみた。忙しい、興味がないといった返答もあったが、多かったのが「安全じゃない」と「アクセスが悪い」だった。

ラクスマリーナでは、乗船者はライフジャケットの着用と保険加入が必須で、複数のスタッフが常時監視している。「安全面の情報をきちんと伝えるべきだった。広報の難しさを実感しました」と話す。「アクセスが悪い」については「歩いて案内できる良い場所」と捉える。JR土浦駅から徒歩15分の道すがら土浦のまちを案内できると柔軟な考えだ。

ハシータさんが意外に感じたのは日本の友人の「霞ケ浦の水は汚いから近づきたくない」だった。1970年代のひどい悪臭を伴うアオコ発生が、地元に霞ケ浦イコール汚いのイメージを根付かせた。現在は水質が改善している。ハシータさんは「霞ケ浦はマリンスポーツを身近に楽しめる好適地。(水質は)気にならない」と話した。

昨年の痛い経験にめげず、ハシータさんは5月5日の子どもの日に「外国人を対象としたバリアフリーヨット活動」を開催する。目標は30人。外国人の視点に立ち、地域のアミューズメント施設の広報に知恵を絞っている。

ラクスマリーナでOCP活動をするハシータさん(左端)

※来日後の暮らしをつづったハシータさんのエッセーが、17日付けで筑波学院大学の留学生エッセー9に掲載されています。

《留学生エッセー》9 スキル磨いて起業家に

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入学式の時に満開の桜花の下で=つくば市吾妻

経営情報学部経営情報学科3年
リヤナアラッチゲ ハシタ ガラシャーン サマラヴィクラマ

5年前、最愛の母を亡くして無気力になっていた私を心配した叔父に旅行に誘われて、スリランカから日本に来ました。叔父は母の弟で、筑波大学留学生センターで日本語の指導を受けた後、筑波大学で民俗学を学んで通訳になりました。叔父にキャンパスを案内されながら、中学生の頃から考えていた日本とスリランカを結ぶ貿易会社設立を思い出しました。自分も叔父のように日本語を習得して大学に進み、貿易会社を起業したいと強く思い、帰国せずに筑波学院大学国際別科に入学しました。

ゴルフ場の草刈りやレストランの洗い場などでアルバイトをしましたが、話す人のいない辛さと寂しさから何度も「帰りたい」と思いました。気弱だった私を成長させてくれたのは、国際別科担当で経営情報学科准教授の金久保紀子先生でした。亡き母は幼稚園の先生で「子どもはみんな自分の子」と等しく園児を可愛がりました。その母に似た金久保先生に出会ったことで落ち着きを取り戻し、日本に馴れることができました。

■地域や弱者のために活動

2015年春、筑波学院大学に入学。ITを活用するプロを目指す「情報デザイン」コースをメーンに、経営学や流通など起業に必要な知識を取得できる科目を履修しています。勉強とアルバイトで忙しい毎日ですが充実しています。17年に結婚したスリランカ人の妻は、私の夢が実現するよう応援してくれます。

1歳年上の妻と挙式=スリランカの実家

筑波学院大学には学生が地域社会に貢献する科目があり、霞ケ浦にあるヨットハーバー・ラクスマリーナで高齢者や障害を持った人もマリンスポーツを楽しむイベントを体験しました。「できるだけ手助けを」と、高齢者施設に通う母を見ていたことでボランティアに興味があり、乗船の介助をしたりして心を通わせることができました。スリランカは17年5月に発生した豪雨による水害で多くの人が財産や家を失いました。日本で不要になった物を船便で送る「桜スリランカ支援団体」のボランティア活動にも参加しました。

■両国に有益な貿易を

卒業後は日本の貿易会社に2年程勤めて、経営現場の知識を得るつもりです。そして日本とスリランカ両国に役立つ貿易会社を日本で設立する計画です。輸出するのはスリランカで最も人気のある日本車と電気製品、農業や建設機械。輸入するのは食品や紅茶、薬用ハーブ、宝石や美術品などを考えています。

デニムの幅広い魅力、動画で伝える 筑波学院大 関根彩さんが優秀賞

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「受賞は大きな自信につながった」と話す関根彩さん=つくば市吾妻の筑波学院大学

【大志万容子】デニムの魅力を伝える動画やイラストなどの作品を全国から募集した「第1回備中備後デニムコンテスト」(備中備後ジャパンデニムプロジェクト主催)の動画部門でこのほど、筑波学院大学経営情報学部ビジネスデザイン学科2年の関根彩さん(19)の作品が優秀賞に選ばれた。

作品タイトルは「デニムはジーンズだけじゃない!」。デニムでできたバッグやアクセサリー、スニーカーなどを身につけた学生が軽やかな音楽とともに登場、身の回りでデニム製品が親しまれていることを表現する。同プロジェクトからは「デニムのさまざまなアイテムをテンポよく動画化し、デニム活用の幅広さや魅力がたっぷり伝わる作品」と評された。

「デニムがテーマと聞いて真っ先に思い浮かんだのがズボン。だからあえてズボン以外の小物に焦点を当てたら面白いと思った」と関根さん。昨年末に同大構内や近くの公園で行った撮影では、デニム小物をあくまで主役にすえ、人物が目立ちすぎないよう工夫したところがポイントだという。

「初挑戦したコンテストで受賞できたのは大きな自信になった。今後もチャレンジしていきたい」と関根さんは意欲を見せる。

コンテストは、福山市などでつくる同プロジェクトが初めて主催。写真、動画、イラスト、ロゴ部門であわせて1055点の応募があり、1月に審査。10点が受賞した。

関根さんの受賞作品はこちら