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《学生インタビュー》31 日系ブラジル家族と5歳で来日 総代で卒業し大江賞受賞

筑波学院大学(つくば市吾妻)の2019年度卒業式で、経営情報学部ビジネスデザイン学科4年の菊地フエリペさんは、卒業生代表として卒業証書を受け取った。また成績優秀者として同大の創立者である大江スミさんの名前を冠した「大江賞」を受賞した。

筑波学院大学
経営情報学部ビジネスデザイン学科4年
菊地フエリペさん

―大江賞を受賞していかがでしたか?

驚きました。1年のときは特待生だったのですが、2年、3年のときは1位を取れなかったので、選ばれるとは思いませんでした。やはりうれしかったです。大江賞に選ばれるのは学年に1人。記念品をもらいました。新型コロナウイルス感染拡大の影響で両親は卒業式に出席できなかったので、写真を撮りたかったと残念がっていました。

―菊地さんはブラジル生まれだそうですね。

はい、生まれたのはブラジルですが、5歳で日本に来ました。父が日系、母はブラジル人です。両親は日本語が得意ではないので、家ではポルトガル語を話します。でも私は日本語の方が得意ですね。

―大学ではどんな勉強をしましたか?

パソコンのプログラム系の勉強が多かったです。システムエンジニアになりたかったのでプログラミング言語の勉強や、組み込み系というハードウェアに関するプログラミングを勉強しました。小型のコンピューターにセンサーを取り付けて、音を出すようにしたり、人を感知したりするコンピューターも作りました。

卒業研究は電子工作をしました。姿勢を改善するシステムを作ったんですよ。パソコンで作業しているとどうしても猫背になりがちなので、姿勢が悪くなると「姿勢崩れています」「猫背になっていますよ」と言ってくれる機能を持たせました。

―趣味は何ですか?

両親が映画を見るのが好きなので、その影響で子どものころから映画が好きです。ジャンルは問わずなんでも見ます。子供の頃、怖くて見ることができなかったホラー映画も大丈夫になりました。一番好きなのは子供の頃にみた「トイストーリー」です。ピクサー映画が好きです。あとはテレビゲームも好きです。アクション、RPG(ロールプレイングゲーム)など何でも好きです。

―大学生活で大変だったことや苦労したことはありますか?

1年生のときに、勝手がよくわからずたくさん講義をとってしまったことです。特待生維持の条件がGPAという成績評価で3.0以上を取ることだったのですが、どこまで勉強すればいいのかわからず、とにかくひたすら勉強しました。

―筑波学院大学ではOCP(オフキャンパスプログラム)という学生たちが地域に出て社会貢献活動をする授業をしています。どのような活動をしましたか?

1年生の時は、文化祭のアイスクリームを売る模擬店のリーダーとして活動しました。2年生で森林ボランティアに参加したのですが、久しぶりに山に入ったという感じでした。とにかく蚊がたくさんがいたのが印象的です。体中刺されて大変でした。3年生の時はインターンシップを行いました。

―大学生活で楽しかったことはどんなことですか?

気の合う友達2人と大学で過ごした日常が本当に楽しかったです。講義が終わったら一緒に昼ごはんを食べて、また講義に出て。そして講義が終わったらお勧めのゲームやマンガの話をして、という毎日が楽しかったですね。週末は、時々遊びに出かけていました。

菊地フェリペさん。筑波学院大学キャンパスで

―卒業後の夢や目標を教えてください。

幅広く対応できるシステムエンジニアになりたいと思っています。システムエンジニアは、お客さんがどのようなものを作りたいか、要望をしっかり聞くコミュニケーション能力が必要です。

プログラマーに渡す依頼書の作成も、システムをどういった技術で、どのような言語を使うかなど細かく書く必要があります。自分でプログラミングをしなくても、高いプログラミング能力が重要です。またスケジュール通りに仕事を進めるマネジメント能力も要求されます。

土浦市にあるITのシステム開発会社に就職が決まっているので、会社の人たちと協力して仕事をしていけるようになりたいです。

(聞き手:伊藤 悦子)

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「疾風に負けない勁草に」 筑波学院大で卒業式

【鈴木宏子】筑波学院大学(つくば市吾妻)の2019年度卒業式が12日、同大で実施された。望月義人学長は「疾風に負けない勁草(けいそう)として社会を歩み、皆さんの能力と資質を、世のため人のため、社会や地域に還元していただきたい」と告辞を述べた。

経営情報学部ビジネスデザイン学科の学生と国際別科の留学生計120人が卒業した。

新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、保護者や在校生、来賓などの出席を断り、卒業生と教職員のみで執り行った。スーツやはかま姿の卒業生は全員マスクを着用し、消毒液で手洗いをして入場、それぞれ約1メートル離れて着席した。会場の通気性を良くするため式典の最中は窓や扉が開けたままにされ、式次第も橋本綱夫理事長のあいさつを省くなどして、例年の半分の30分間に短縮した。

告辞で望月学長は、新型コロナウイルスの影響や異例の形となった今年度の卒業式に触れ「一個人の運命は世の中の事象に左右されることがあるが、日常が大きく揺らいだとき普段は気付かない大切なものの意味や価値に気付く」と述べた。その上で中国、後漢書の故事「疾風に勁草を知る(強い風が吹けば吹き飛ばされない強い草が分かる)」を紹介し、「人生の価値は富や地位でなく、常に自らを磨くため努力を続け進化を遂げていく姿がまぶしく映る。まっしぐらに進むだけでなく、時に肩の力を抜いて一息ついて周囲を見渡すことも忘れないでほしい」と話した。

卒業生代表として答辞を述べた安部未鈴さんは「先生方から多くを学び多くの知識を得ることができた。進む道はそれぞれ違うが、ここで学んだことを人生の糧とし社会に貢献していきたい」と述べた。

卒業生代表として答辞を述べる同学科4年の安部未鈴さん(中央)=同

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《学生インタビュー》30 アートタウンTV「自分の考えを伝える力」

筑波学院大学(つくば市吾妻)では、学生たちが地域に出て社会貢献活動をする「オフ・キャンパス・プログラム(OCP)」に取り組んでいる。経営情報学部ビジネスデザイン学科の藤田芳輝さんは、メンバー4人でアートタウンつくばの動画作成「アートタウンTV」の活動を行った。TXつくば駅周辺の公園で大道芸人たちがジャグリングなどパフォーマンスを披露するイベントの映像化だ。藤田さんたちは、2019年度OCP奨励賞を受賞した。

筑波学院大学
経営情報学部ビジネスデザイン学科3年
藤田芳輝さん

-なぜアートタウンTVをOCP活動に選んだのですか?

実は、2年生のときもアートタウンつくば実行委員会の運営スタッフとしてOCP活動を行いました。運営スタッフだったため持ち場を離れられず、動画撮影も大道芸人さんへのインタビューもできなかったんです。3年生では自分たちで何か新しいことをやりたいと思いました。そこで動画制作やインタビューができる実行委員会の「アートタウンTV」でOCPを行いました。

-どんなことに苦労しましたか?

アートタウンつくばの予告動画を作成するとき、案を出し合ったのですが「ていねいにやろう」とか「ふざけよう」などメンバーごとの好みを調整するのが結構大変でした。多数決を取ったり、お客さんの立場から立ってみたりしてどうするのがいいか、と話し合いました。アートタウンでは自分たちがやりたいことを見せることも重要なので、兼ね合いを取るのが難しかったですね。3年生になって専門的な講義が増えたことで、みんな忙しくなりました。そのため時間を合わせて集まるのが大変でした。予告動画には時間をかけたかったので、もどかしかったです。

-やってみてよかったことは何ですか?

みんなに役割を振ることや、うまくいかなかったことがあってもどうすればよいか考え、計画を練り直すことができたことです。「自分もできるんだな」と自信がついてきました。いろんな人と話したり、大道芸人の方にインタビューをしたりすることができたのもよかった。自分の考えを人に伝えるのが得意ではなかったけれど、これでだいぶ慣れることができました。OCP報告会での発表もすごく緊張しましたが、力はついたと思います。

OCP活動報告会で発表をする藤田さん(左から2番目)=筑波学院大学

-大学生活はどうですか?

充実しています。引っ込み思案なところや人前に立てないことなどを克服したくてジャグリングサークルに入ったのですが、このサークルがきっかけでアートタウンつくばのOCP活動ができました。部員が減ってなくなりそうだった「eスポーツ」サークルの部長になって、人を集めることができたのもよかったです。留学生も結構入ってくれました。大学に入って、いろいろなことに挑戦できるようになったと思います。

-将来の夢は?

まだやりたいことがはっきりとは決まっていないのですが、今回経験したことを進路につなげていきたいと思っています。ものづくりが好きなので、プログラマーになりたいかなと考えています。みんなの役に立つ、そしてみんなが楽に過ごせるようなソフトウエアを作りたいですね。

(聞き手:伊藤悦子)

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《学生インタビュー》29 子供向けイベントを自分たちで企画

筑波学院大学(つくば市吾妻)は、学生たちが地域に出て社会貢献活動をする「オフ・キャンパス・プログラム(OCP)」に取り組んでいる。同大経営情報学部ビジネスデザイン学科2年の坂本壮太朗さんは、県内のトヨタグループが主催し常総市の石下総合体育館で催した「ワクドキインドアキッズフェス」に参加し仲間5人とイベントを企画・実践した。

筑波学院大学
経営情報学部ビジネスデザイン学科2年
坂本壮太朗さん

坂本壮太朗さん=筑波学院大学

―なぜ「ワクドキインドアキッズフェス」を選んだのですか?

起業に興味があるので、自分で企画から携わることができるOCPがいいなと思っていました。「ワクドキインドアキッズフェス」は、イベントの企画から学生だけでできると聞いたので選びました。学生が1からできるというところはなかなかなくて、すごくいい経験ができそうだと思ったからです。

―イベントを実施するまでいろいろと勉強したそうですね。

最初は主催者のトヨタの方から、どういう考えでイベントを開催するのかなどを学ぶオリエンテーションに参加しました。

次に実際にさまざまなイベントを見学して、雰囲気や企画の流れ、当日の動き方などを学びました。その後は学んだことを踏まえて、子供たちにどういうことを体験してもらいたいか、伝えたいかということを皆で考えました。ただ考えるだけではダメなので、自分たちでいろんなお祭りなどのイベントに行って「人にみせる演出」を勉強しました。

トヨタの方とモーターショーやギフトショーを見に行って何か参考になるものはないか探しました。特に富士スピードウェイのレースでは、一つのイベントに本当にたくさんの人が関わっていること、そしてチームワークの大切さがよく分かりました。

いろいろ見学した上で、僕たちは子供向けに「プログラミング」と「環境」をテーマにイベントを行うことに決めました。

―実際やってみてどうでしたか?

前日まで話し合いや買い出しなどの準備に追われました。実際にイベントが始まると、自分たちの想定していたことと違うことが生じます。そんな時でもどうしたらその場で改善していけるか、どうすればお客さんに自分たちの思いが伝えられるか、ということを考えながらできたと思います。

自分たちにはまだ準備が足りなかったことにも気付きました。一つの企画を最初から行うことの大変さもよく分かったと思います。でも子供たちは喜んでくれて、本当によかったです。

それから仲間とやることで、皆の意見を尊重すること、言いたいことがあっても言えない人の気持ちを感じとって意見を引き出すことの大切さを実感しました。どうすれば皆のモチベーションを上げられるかなども考えることができました。他のメンバーの話を聞くことで自分自身の新しい発見もありました。

社会に出るとたとえ1人で仕事をしても必ず誰か人と関わります。だからこの経験ができたことはとても大きいと思います。

―大学ではどんなことを勉強していますか?

経営を勉強しています。貸借対照表の見方や経営分析のやり方、経営戦略についてメリットやデメリットなど、結構実践的なことを学んでいます。地域デザインの授業では、地域を活性化するのにどうすべきかを考え、さまざまな案を出しています。さらにその案で本当に活性化するかなどを学んでいます。

好きなことは?

家にいる犬(ミニチュアダックス)と遊んだり触れ合ったりするのが好きです。あとはサイクリングも好きですね。

―将来の夢は?

起業をしたいです。まだ何をするかはっきり決まっていないけれど、洋服屋さんやカフェ、自転車屋さんなどをやりたいです。これらをすべてミックスするのもいいかな、とも思っています。せわしない生活が好きではないので、将来はどこか「ご近所さん全員知っている」みたいな田舎暮らしをしながら自転車屋さんをするのも面白いですね。

(聞き手:伊藤 悦子)

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《留学生インタビュー》6 つくばインターナショナルサイクリングを企画し開催

筑波学院大学(つくば市吾妻)では、学生たちが地域に出て社会貢献活動をする「オフ・キャンパス・プログラム(OCP)」に取り組んでいる。フィリピン出身で、同大経営情報学部ビジネスデザイン学科3年のパクイット・ダリオ・ジュニア・エスカレラさんは「つくばインターナショナルサイクリング」というつくば周辺をサイクリングするツアーを1人で企画し、SNS(ソーシャルネットワークサービス)で参加者を募って実施した。2019年度の同大OCP奨励賞に選ばれた。

筑波学院大学
経営情報学部ビジネスデザイン学科3年
パクイット・ダリオ・ジュニア・エスカレラさん

筑波学院大学のダリオさん=同大

―インターナショナルサイクリングツアーを企画したのはなぜですか?

つくばには外国人がたくさん住んでいますが、集まったり参加したりする場所があまりありません。そして日本語を話す機会がとても少ないと思います。

私は外国人も日本人も一緒に集まって、交流できる場を作りたいと考えました。そこでサイクリングを通じて仲間を作り、コミュニケーションがとれるツアーを企画しました。参加者みんなで英語と日本語で話せたらいいなと思いましたし、私自身も日本語を話したいと思いました。

さらにサイクリングをしながら、茨城やつくばのいいところを紹介したいとも思いました。茨城県は、筑波山があってキャンプもできて、大洗に行けば海もあるし、しかも東京にも近くていいところです。

サイクリングツアーにしたのは、私がロードバイクの大会に出るほど自転車が好きなためです。でも実際のツアーではサイクリングだけでなく、筑波山のハイキングやキャンプもやりました。

―日本のキャンプ場で驚いたことがあるそうですね。

日本のキャンプ場は電気もあるし、トイレもあるし本当に驚きました。フィリピンではキャンプ場に電気もトイレもありません。日本は山登りに行ってもトイレがありますよね。タイやベトナムの山にトイレはありません。海外の人はみんな驚きます。

―実際にツアーをやってみてどうでしたか?

参加者の募集は、インスタグラムとフェイスブックのほかに、ストラバ(STRAVA)、イベントブライト(Eventbrite)などのSNSを利用しました。外国人も日本人もすぐに集まりました。

参加者には米国人もオーストラリア人もいるのですが、日本の方は英語が話せなくても結構コミュニケーションがとれていました。

ツアーは楽しくて、もっともっとやりたいなと思いました。参加した人も「もっと体験したい」「また参加したい」と言ってくれました。今回感じたことは「集まる場所や仲間を探している人はたくさんいる」ということです。自分自身も、つくばでは参加するところがなかったですから。

キャンプを楽しんだ参加者とダリオさん(一番上)=つくば市内

―趣味は何ですか?

スポーツが好きです。一番好きなのはスキューバダイビングです。フィリピンではダイビングの先生をしていました。

2番目は自転車、3番目に好きなのがスノーボードやスキーですね。特にクロスカントリーが好きです。フィリピンには雪がないからおもしろいです。茨城は栃木や群馬、新潟にも行きやすくてスキーのとき便利です。サーフィンもやりますよ。あとはハイキングも大好きです。

―どうして筑波学院大学を選んだのですか?

東北で1年間日本語を勉強したあと、大学を探していました。米国の大学か日本の大学か悩みましたが、もっと日本語を勉強したいと日本の大学を探しました。そのときは日本人の友達がいなかったので、ネットで大学を探したんです。

そうしたら筑波学院大学が見つかりました。内容を読んでみると、自分のやりたいことがありました。そのあとオープンキャンパスに行ったら、フィリピンの国旗が飾ってあったんです。それでこの大学に入ることを決めました。

―大学ではどんな勉強をしているのですか?

2年生まではメディアの勉強をしていました。3年ではもっとコミュニケーションをとりたくて、グローバルコミュニケーションを学んでいます。ホスピタリティーやマナーのことを勉強していますが、とてもおもしろいですね。自分自身の足りないところがわかって、とてもいいです。

―友達はたくさんできました?

日本人も外国人もたくさんできました。みんなで毎週のようにサイクリングやハイキング、スノーボードなど遊びに行っています。私は小さい車を持っているので、ガソリン代などを仲間で「ワリカン」にして出かけています。

―将来の夢は?

日本のホテルマンになりたいです。そしてお金を貯めて、ゆくゆくはフィリピンの私の故郷、サバン・プエルト・ガレラにホテルを造りたいです。日本人はフィリピンというと「セブ島」を思い浮かべる人が多いですが。他にもいい場所があります。なんといってもフィリピンは、海がとてもきれいということを知ってほしいです。

(聞き手:伊藤 悦子)

《学生インタビュー》27 茨城の魅力をキャラクターで伝えたい フリーペーパーを企画制作

筑波学院大学(つくば市吾妻)は、学生たちが地域に出て社会貢献活動をする「オフ・キャンパス・プログラム(OCP)」に取り組んでいる。3年生のOCPは必修選択科目のうちの1科目。同大経営情報学部ビジネスデザイン学科3年の菅野萌々子さんは、茨城県をアピールするフリーペーパー「茨城、行ってみようBOOK。」を1人で企画・制作した。 

筑波学院大学
経営情報学部ビジネスデザイン学科3年
菅野萌々子さん

フリーペーパー「茨城、行ってみようBOOK。」の表紙

―OCP活動授業で茨城県をアピールするフリーペーパーをつくりました。どうしてですか?

絵を描くことが趣味なので、それを生かして活動をやってみたかったからです。また自分で企画を立てて、何かを作ることにあこがれていました。 5歳から牛久にずっと住んでいるので茨城県に愛着があります。自分自身で魅力を語れるものを作りたいと思い、茨城県をアピールするフリーペーパーを作ることしました。 

―茨城の名所をキャラクター化しましたね。どんな工夫をしましたか?

キャラクターを作るということは、命を与えるという感じがして好きなんです。茨城県の魅力をキャラクターで伝えることができたら一番いいなと思いました。試行錯誤をして、「筑波山」「袋田の滝」「偕楽園」「ひたち海浜公園」を女の子のキャラクターで表しました。

例えば袋田の滝は、洋服のインナーと髪を清らかな水のイメージ、上着を岩肌のイメージで描いています。水戸の偕楽園は、少女らしくキャスケット(帽子)をかぶせました。セーターは春らしいモスグリーン、髪の色はだんだん梅が咲いていくイメージで紅と白のグラデーションを入れています。ひたち海浜公園は、女の子の髪とマフラー、ブーツに、コキアの色を入れました。コキアは色が変化していくので、そのイメージで色を途中で変化させています。筑波山のイメージキャラクターは、筑波山をかたどった帽子をかぶっています。髪の色や目の色も筑波山をイメージできる緑色を使いました。授業で、つくばのイベントでポスターを何度か描いたことがあります。そのとき県民が筑波山を本当に大切にしていると実感したので、筑波山をかたどった帽子は特にリアルに書いています。

―苦労したことはありますか?

名所の情報収集と、どのような絵をどのようなデザインで描くか悩みました。また一度仕上げたものは、他の学生にみてもらい、読みづらいところなどを指摘してもらいました。

例えば、名所の案内の順がわかりにくいことを指摘されたので、地図上で南下していく順番に変更しています。第三者に見てもらうことで、自分の気づかなかったことに気づかせてもらえたのがよかったです。

あとは文字、背景の色、コントラストなども苦労しました。背景の色が淡すぎるとキャラクターが浮いてしまいますし、濃いと文字が読みにくくなるなど、調整が大変でした。それでも後期が始まる9月から始めて、11月には仕上げることができました。

―フリーペーパーを作ってみてどうでしたか?

「茨城県の名所を知っているけれど行ったことがない」「1回は行ったことがある」という人たちに「やっぱり行ってみよう」「もう一度行ってみようかな」と思ってもらうことが、フリーペーパーには大切だと思いました。映像や写真だけではなく、「その場に足を運ぶことで、匂いや空気を楽しむことができる」ということを伝えられる作品だったらいいなと思います。

―イラストはどこかで勉強したのですか?

子供のころから絵を描くのが大好きなのですが、美術大学を出ている母が、いつもいろいろと教えてくれました。今回のイラストについても、アドバイスをしてもらいました。

1月27日筑波学院大学で行われたOCP活動報告会で発表をする菅野さん

―大学生活はどうですか?

とても楽しいです。授業では使ったことのないソフトウエア、やったことのないデザイン、それらを使って自己表現したことを、どのように人に伝えるか考えることが面白いです。

仲の良い友だち4人と、絵を描きながらおしゃべりして楽しく過ごしています。サークルも絵を描くサークルに入っていて、今は副部長をやっています。部誌を出したりポスターやしおりを制作したりしています

―将来の夢は?

すぐになれる職業ではないと思いますが、絵本作家になりたいと思っています。実は絵のほかに、物語を書くのも好きなんです。とくに絵本が大好きで、絵本に出てくる動物や食べものに小さいときから引かれていました。読んだ時に吸い込まれるような絵本、子どもが手を出してくれる絵本を描きたいと思っています。

(聞き手:伊藤 悦子)

社会貢献活動で地域とつながった 筑波学院大生が成果報告

【伊藤悦子】筑波学院大学(つくば市吾妻)の学生たちが、地域に出て地元企業やNPO、自治体などで社会貢献活動をする「オフ・キャンパス・プログラム(OCP)」の2019年度報告会が27日、同大で催された。OCPは2005年の開学以来、今年で15年目となる。

24組54人の学生たちは、それぞれが取り組んだ活動や成果、苦労したことなどをスライドや画像、動画を使って報告した。

「子ども食堂竹園土曜広場」(つくば市竹園)で活動を行ったベトナム人留学生で2年のブイ・テイ・トゥイさんらは、言葉の問題で最初はコミュニケーションがなかなかうまくとれず苦労したが、ベトナム料理を振る舞い、あまり知られていないベトナム文化をスライドで紹介することができたと報告した。

ブラジル人学校「インスチトゥトエドゥカーレ」(つくば市大貫)で、ブラジル人の子供たちに日本語を教えた2年の青木晶さんらは「子供たちは最初日本語が分からなかったが、絵やジェスチャーを入れて分かりやすくしたり、ゲームを取り入れて楽しく教えるなどの工夫をした。だんだん上達してうれしそうだった。日本語指導教員は少なく、少しでも貢献できたのでは」と成果を話した。

これに対し学生を受け入れた同学校は「報告をとてもうれしく聞いた。生徒たちが笑顔で楽しんで勉強してくれた。生徒たちの心に残る日本語の授業になったと思う。来年も引き続き来てほしい」と感謝の気持ちを伝えた。

3年生のOCP活動は選択科目で、白紙の状態から自ら企画し活動する。茨城県の観光フリーペーパー作りに1人で取り組んだ菅野萌々子さんは、得意のイラストを生かして県内の名所をキャラクター化することを思い付いた。「茨城県に関心を持ってもらうためには分かりやすいだけではだめ、独りよがりになってはいけない」などを考えながら作成したと振り返った。

OCP奨励賞は、アートタウンつくば大道芸フェスティバル実行委員会のビデオ制作に取り組んだ活動と、サイクリングの企画を通じて茨城の魅力をアピールするつくばインターナショナルサイクリングに取り組んだ2組に授与された。

望月学長より表彰される奨励賞の2チーム5人の学生たち=同大

総括をした古家晴美教授は「地域とのつながりをアピールしたところが多かった。2年にわたって活動したチームもあった。1年間だけでなく続けることが大切」などと話した。

望月義人学長は「学生たちは貴重な体験をした。OCP活動は『つくば市をキャンパスに』と言っているが、活動地域は広がっている。あらゆるところをキャンパスにしてほしい。OCPを受けて入れてくれている皆さん、アドバイザーの皆さん、引き続きお願いします」とあいさつした。

学生を受け入れて通算10年となる「アジア友情の会」に望月学長から、10年の感謝状が贈呈された。

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手話パフォーマンス招く資金を募る 「みんなの学会」来月つくば開催で

【橋立多美】筑波学院大学(つくば市吾妻)経営情報学部ビジネスデザイン学科2年の高木祐輔さん(20)が、手話パフォーマンス集団「きいろぐみ」を招待するためのクラウドファンディングへの支援を呼びかけている。同大と筑波大、筑波技術大の学生や院生らで作る「つくば院生ネットワーク」主催で来月開くイベント「みんなの学会」に招く計画でいる。

院生ネットワークは、筑波大学システム情報工学研究科の讃井知さんが代表を務め、学問分野の垣根を超えて交流したり研究成果を社会に伝える催しを開催している。発足から10年目の今年は、手話の表現力を研究発表に生かす「学会」を開催する。

ネットワークの大学院生が、手話の芝居や手話ミュージカルを展開するパフォーマンス集団「きいろぐみ」の公演を観て、手話は科学の研究発表にぴったりだと思ったのが招へいの始まり。

聴覚の差に関係なく研究を語ることを目標にした企画が始動。昨年10月に市内3大学の学生を対象に企画・運営を担当するスタッフを募った。応募者の中に筑波学院大の高木さんがいた。

同大は、学生たちが地域に出て社会貢献活動をする「オフ・キャンパス・プログラム(OCP)」が必修科目。まちづくりや文化、環境など多彩な活動分野の中から選択する。高木さんは昨年10月初旬につくばセンター広場で行われた、つくばクラフトビアフェスト実行委員会のスタッフとして運営を体験した。

3日間で参加者1万人を超えたビアフェスタは、それまで味わったことのないワクワク感に満ちて、設営や撤去作業なども苦にならなかったという。「OCPがゼロから創り出すイベントの面白さを教えてくれた」と話す高木さん。迷わず「みんなの学会」の運営スタッフに手を挙げた。

大学生14人による運営委員会の席上、筑波技術大で学ぶ聴覚障害者の手話を初めて間近で見た高木さんは「声に頼らずコミュニケーションをとる手話は表現力が豊かですごい。手話トークは楽しそうで素敵だなと感じた」と話す。

手話パフォーマンス「きいろぐみ」(事務所提供)

「きいろぐみ」を招待してみんなで手話を楽しむことで手話への理解が進むと考える高木さん。「つくばに手話パフォーマンスを呼べるよう支援をお願いします」と力を込めた。

「ユニバーサルな学び」をテーマにしたみんなの学会は、2月15日午後4時からつくば市吾妻のノバホールで開催。3人の研究発表に手話・文字・音声通訳が付く。研究発表後に手話パフォーマンス集団「きいろぐみ」の公演を予定しており、その費用をクラウドファンディングで募っている。

「みんなの学会」の参加費は学生無料、社会人千円で申し込みはこちらから。

クラウドファンディング「つくばに手話パフォーマンスを呼んで、手話と科学を繋ぎたい!」の目標金額は70万円、募集期間は1月31日まで。詳細と申し込みはこちら

留学生の入学希望者急増 筑波学院大

【鈴木宏子】「21世紀のグローバル社会で自立して社会貢献できる人材の育成」を教育方針の一つに掲げる筑波学院大学(つくば市吾妻)で、留学生の入学希望者が急増している。来春入学を希望する留学生を対象に今月14日、同大学で実施された「セミナー」には、留学生200人の参加登録があり、当日は180人が出席した。

出席したのは、首都圏などの日本語学校に通う中国、ベトナム、インドネシアなどの留学生。14日は橋本綱夫理事長らが「筑波学院大学の学びをしっかり理解して将来をイメージして入学してきてほしい」などと呼び掛け、日本語の能力試験や面接などを実施した。

セミナー参加者のうち、一定レベル以上の日本語能力があると認められた留学生は出願を認められる。大学によると、日本語能力が高い参加者が非常に多かった。

留学生の入学希望者が急増した背景に何があったのか。同大留学生支援室によると、優秀な留学生を積極的に受け入れようという橋本理事長の方針により、今年4月、大学は同支援室を開設した。

支援室では在学中の留学生のちょっとした相談にも乗るなど、きめ細かな対応を実施してきた。さらに将来の受験生確保に向け、在留管理がしっかりしていて、日本語教育レベルも高いと評判の日本語学校の訪問を重ね、太いパイプをつくってきたことが実を結んだと分析する。

▼留学生支援室、寺田正之リーダーの話 日本語学校の留学生の中で、筑波学院大学の位置づけが上がってきていることを感じる。グローバル化の中、働く職場に外国人がいたり、上司が外国人という環境が当たり前になる。勉学意欲が高い優秀な留学生が集まってくれれば、日本人学生にもプラスになり期待したい。

「セミナー入試」の一環で日本語の能力試験を受ける日本語学校の留学生=同

参加できるインタラクティブアート 筑波学院大学生が作成

【橋立多美】つくば駅前の商業施設モグ(つくば市吾妻)1階のプラザ・パフォーマンス・ギャラリーで、クリスマスの25日まで「インタラクティブ作品」が上映されている。

作品は、筑波学院大学(同市吾妻)経営情報学部メディアデザインコースでコンピューターのプログラミングを学ぶ学生たちが制作した「参加形」映像で、子どもから大人まで楽しめる。つくば都市交通センターがセンター地区の活性化を目的に、筑波学院大学と協働でギャラリーを活用したさまざまな取り組みを実施しており、今作品の上映はその一環。

インタラクティブは「相互に作用する」ことを指し、作品の前に立った鑑賞者をセンサーが刻々と変化する映像の中に取り込み、鑑賞者がその中で自由に動くというもの。

ギャラリーの壁に縦約140センチ、横約200センチのスクリーンがセットされ、日本の四季の美しい画像を背景に四季を代表するモチーフが落下する映像が映し出される。30秒ごとに四季が移り変わり、映像の中に鑑賞者の輪郭が登場して落下物をキャッチすることができる。

参加型作品を作った学生たち。左から草地さん、須山さん、鈴木さん=同

作品制作に取り組んだのは学生10人で、中心になって作り上げたのが3人の3年生。鈴木拓海さん(20)は「映像に厭きないように四季をテーマにし、落下物は春なら行楽をイメージしておにぎりにするなど工夫した」。須山貴峰さん(21)は「アイデアを持ちより、2週間で完成させた」。草地万里さん(20)は「外部から関われる参加型の作品です。工夫して遊んでほしい」と話した。

画像の前ではしゃいで遊んでいた4姉妹の小3の長女は「ゲームみたいで楽しい」。40代の父母は「買い物の途中で立ち寄ったが、子どもたちは楽しくて帰りたくないと言っている」と笑って話していた。

上映期間は25日(木)まで。時間は午後4時~同8時。会場はモグ1階のギャラリー(宝くじ売り場前)。誰でも自由に鑑賞、参加できる。

《学生インタビュー》26 取材の面白さを実感 将来はマスコミで仕事したい

筑波学院大学(つくば市吾妻)は、学生たちが地域に出て社会貢献活動をする「オフ・キャンパス・プログラム(OCP)」に取り組んでいる。同大経営情報学部ビジネスデザイン学科2年の池田梨花さんは9月から12月まで、OCP活動の一環でNEWSつくばの取材現場に同行したり、映像素材の編集などに取り組んだ。

筑波学院大学
経営情報学部ビジネスデザイン学科 2年
池田梨花さん

 

―NEWSつくばを選んだ理由は?

私は映像制作関係の仕事にもともと興味があります。それが体験できる場所を選びたいと思っていたところ、NEWSつくばを担当の先生に紹介してもらいました。

―実際に取材に同行してみてどうでしたか?

私は3本取材に行きました。1本目は美浦村の戦争遺跡、鹿島海軍航空隊跡地(8月15日付16日付)をドローンで撮影する取材に同行しました。ドローンが実際飛んでいる様子を初めて見ました。ドローンによる空撮の操作を見せていただいて、撮影方法を勉強することができました。

ドローン撮影に同行した鹿島海軍航空隊跡地の取材=8月、美浦村

県南の小学校の校庭にある、二宮金次郎像の左手がなくなっていることについて取材に同行したのが2本目です9月11日付)。学校の方の話を伺ったところ、結果的には左手がない理由はわかりませんでした。でも取材に行ったことは面白かったです。二宮金次郎像そのものも、見たのは初めてです。

3本目はつくば市の防災科学技術研究所で行われた耐水害住宅実証実験の取材(10月2日付)に同行しました。ちょうど大雨による川の氾濫などで各地が大変な時期だったので、水害対策は本当に大事だと思いました。かなり大規模な公開実験で、テレビ局や新聞社など報道の方がたくさん取材に来ていました。私の隣で取材していた民放の方のカメラなどの装備がすごかったです。

この取材から戻ってから動画を編集する方法も勉強し、ナレーションも入れました。声を入れるのはタイミングなどがとても難しかったです。

NEWSつくばの編集会議に参加する池田さん(左)。右は坂本栄理事長

どの取材のときも楽しくていい経験ができました。でも記者の方がその日のうちに記事を仕上げるのを見て大変だなと思いました。OCPは終わってしまいましたが、時々またお話を伺いに行けたらいいなと思っています。

―大学生活はどうですか?これから大学ではどんな勉強をしたいですか?

龍ケ崎市に住んでいて学校まで結構遠いのですが、バスと電車を乗り継いで通っています。2年生までと違って、3年生になると専門的なコースに進めます。私はメディアデザインに進んで、映像の専門的な勉強をしたいと思っています。

―今はまっていることありますか?

スマートフォンのアプリゲームが好きなんです。「グランブルファンタジー」や「アイドル育成ゲーム」に今はまっています。

―将来はどんなことをやりたいですか?

テレビ局などマスコミ関係に進みたいです。映像制作の仕事をしたいと思っていましたが、NEWSつくばでの取材もすごく楽しかったので記者の仕事にも興味が出てきました。

(聞き手: 伊藤悦子)

「来年も幸せに」 筑波学院大で留学生らが年忘れパーティ

【池田充雄】筑波学院大学(つくば市吾妻)で19日、留学生による留学生のための年忘れパーティが開かれた。同大の教職員らを含む約80人が参加し、各国のお国柄などに触れながら楽しいひとときを過ごした。

パーティは留学生らが自ら企画・運営した。実行委員の一人で司会も務めたオウ・タウシンさん(中国出身、経営情報学部ビジネスデザイン学科2年)は、「いろんな国から来た留学生同士が仲良くなれるようにと考えた。1~4年生が全部いて、先生も一緒に友達のような気分で、勉強以外でも交流できる。パーティの後はカラオケに行こうねとか、この料理おいしかったからまた作ってねとか、いろんな話が弾んでいる」と、盛り上がりを伝える。

余興ではさまざまな国のダンスや歌、トランプを使ったマジックショーなどが披露された。料理はタイのグリーンカレー、ベトナムのチキンサラダ、スリランカのフライドライスなど、お国自慢の味をそれぞれが持ち寄るなどした。

本場の味、スープ仕立てのグリーンカレー

フライドライスは、カルダラケ・ルギーシャ・イスラカさん(経営情報学部ビジネスデザイン学科1年)の手づくり。米と鶏肉、卵、野菜などを一緒に炒め、オニオンスライスやトマトスライスで飾り付けた、パーティ向きの華やかな一品だ。「自分の国の料理を仲間に紹介したくて作ってきた。おいしいかどうか意見を聞きたい」とルギーシャさん。

「まだ1年目で、一度も話したことがない人もいるので、話して仲良くなりたい。来年は幸せになれるようにと、この忘年会に参加した」と話す。ちなみに来年の目標は、日本語能力試験N1に合格することと、彼女をつくること。コンピューターサイエンスを勉強し、将来は大学教授になって日本人や外国人の学生のために教えることが夢だそうだ。

現在、筑波学院大学で学ぶ留学生は約280人。同大のグローバル化を加速し、キャンパスに活力をもたらす存在となっている。

実行委員の皆さん

《学生インタビュー》25 セグウェイで下校児童を見守り 姿勢正すようになった

筑波学院大学(つくば市吾妻)は、学生たちが地域に出て社会貢献活動をする「オフ・キャンパス・プログラム(OCP)」に取り組んでいる。同大経営情報学部ビジネスデザイン学科2年の高梨太佑さんは、同大「セグウェイプロジェクト」のリーダーとして搭乗型モビリティーロボット「セグウェイ」に乗り、市立吾妻小学校児童の下校見守り活動を行っている。

筑波学院大学
経営情報学部ビジネスデザイン学科2年
高梨太佑さん

筑波学院大学にあるセグウェイの横に立つ高梨さん

―どのような活動をしているのですか?

下校時に小学校周辺をセグウェイに乗って見回り、小学生に注意を呼び掛けたり、声を掛けたりしています。10月から12月20日までの活動で、週に3回(水・木・金)行っていますが、私は木曜と金曜の2回を担当しています。

つくば市は2011年からモビリティーロボット実験特区になっているので、活動を通したセグウェイの安全性についても市に報告しています。

―OCPの中で、この活動を選んだ理由は?

私は1年生のときから地域のイベントや大学のオープンキャンパスなどで、セグウェイに乗っていました。1年間活動してみて、セグウェイの面白さを皆にもわかってもらいたいと思ったのがきっかけです。セグウェイがもっと一般に広まるのではと期待しています。将来、通学にも使えるといいなと思いますね。

―児童を見守る活動をやってみていかがですか?

本当に元気な子が多くて楽しいです。元気な分、周りが見えてないときがあるので、見守りは必要で重要だと思いました。

セグウェイでの見守りの利点は、まず目立つことです。珍しい乗り物ですし、特に小さな子からは注目も浴びます。注目を浴びる存在から声を掛けられることは、小さな子にとってかなり効果的だと思います。不審者も近寄りにくいと思います。

―子どもたちの反応はどうですか?

「気を付けてね」「自転車が来るよ!」など注意すると、ちゃんと聞いてくれます。顔なじみの子もできて楽しいです。中には「セグウェイだ!」といって手を振ってくれる子もいます。「待てー」と言って追いかけて来る子もいますよ。「触りたい!」という子もいます。

「セグウェイに乗ってみたい」と興味を持ってくれる子も結構いるんです。ただ乗ることができるのは16歳以上なので「大きくなったら乗ってね」と話しています。

―見守り活動を通して自分自身にも変化があったそうですね。

はい、セグウェイに乗っていると、人の注目を浴びます。そのため自分の姿勢や振る舞いに注意をするようになりました。姿勢の矯正が自然にできるようになったと思います。

実はセグウェイのこういった効果は、すでに米国のディズニーパークでも実績があるんです。以前は態度があまり良くない従業員もいたそうです。しかしそういった従業員をセグウェイに乗せるようになったら、人の注目を浴びることですごくきちんとするようになったとか。お客さんにも喜ばれるようになったそうです。「きちんとするようになる」、これは自分でも実感しました。

―セグウェイはバランスをとるのが難しそうですが誰でも乗れるものですか?

慣れてしまえばだれでも乗れますよ。坂道も登れます。乗れるまでの練習の難しさは自転車とほぼ同じ、またはもう少し簡単ですね。乗るときにはヘルメットを必ずかぶるなど注意事項を守るのは必要です。大学からつくば駅前広場まで実験特区ですから、セグウェイに乗って行けますよ。

―大学ではどのようなことを学んでいますか?

情報デザイン科でプログラミングを学んでいます。大学に来たら、時々英語の授業には出ますが、あとはひたすらプログラミングのことを勉強しています。午前中はパソコンに向かっています。

―将来の夢は?

プログラマーです。高校の時からずっとプログラマーになりたいと思っていました。ゲームを開発したりパソコンを使う仕事なら自分の能力を発揮できると思います。広い分野でプログラミングを学んで対応できるようになりたいと思います。

(聞き手:伊藤悦子)

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難民は現代生活を甘受する私たちの問題 筑波学院大准教授の国際協力講座

【橋立多美】つくば市吾妻の市民活動センターで13日、国際協力講座「移動を強いられている人々の課題:難民、国内避難民、移民」が開講された。講師は、国連ボランティアや国連難民高等弁務官事務所の職員として活躍した筑波学院大学(同市吾妻)准教授の米川正子さん。同センターが主催した。

紛争と平和、難民、人道支援が専門の筑波学院大の米川准教授=同

昨年、紛争や迫害から逃れた難民や国内避難民は世界中で7000万人を超えた。なぜ難民たちの数は増え続け、どんな問題に直面しているのか、背景にあるグローバル構造の実態を学んだ。

師走とあって参加者は6人と少なかったが、それぞれの質問に米川さんが体験を交えて丁寧に答え、難民や避難民について理解を広げるひとときとなった。

一般的に難民と移民が同義で用いられることが多いが「難民」は迫害や紛争などで強制的に自国を追われ、「移民」は自分の意志で定住国を変える人々と述べた。そして、国内避難民と聞いても日本人は遠い国での出来事と捉える人がほとんどだが、東日本大震災から8年を経た今も福島県民を中心に避難生活を送る約5万人は「国内避難民」と説明した。

紛争は、スマートフォンなどの電子機器に使用されるコルタン(希少金属)をはじめとする鉱山資源や農園からの搾取を狙って仕掛けられる。仕掛けなければ難民は生まれないと紛争の本質を説いた上で、「難民は(生活の豊かさを追い求める)私たちの問題でもある」と語りかけた。

「日本の難民受け入れが少ないのはなぜか」という質問に米川准教授は、迫害を受ける恐れがある場合のみと定義され、受け入れは国交のある相手国を裏切るという考えに基づいていると話した。

また「日本は、私たちはどうしたらいいか」の問いには「難民、移民を生まない社会にするためには、なぜ人々が移動を強いられるのか、根本的なことを理解し全体図を見ることから」と熱を込めた。

美浦村から参加した看護師の羽太多智子さん(56)は「県南地域に外国人が多くなった。なにか手助けすることはないか、そのために学ぼうと参加した」と話した。

《学生インタビュー》24 記者に同行し取材を体験 地域を発信したい

筑波学院大学(つくば市吾妻)では、学生たちが地域に出て社会貢献活動をする「オフ・キャンパス・プログラム(OCP)」に取り組んでいる。同大経営情報学部ビジネスデザイン学科2年生の鈴木琉菜さんは、7月から11月まで「NEWSつくば」でOCP活動を行った。編集会議に出席し、取材に同行したり、つくば市のコミュニティ放送「ラヂオつくば」でニュースを伝えたりした。ラヂオつくばでは引き続き毎週月曜日出演し地域のニュースを伝えている。

経営情報学部ビジネスデザイン学科 2年
鈴木琉菜さん

―OCP活動に「NEWSつくば」を選んだきっかけは?

夏休みの授業で日系アメリカ人のことを調べたとき、サンフランシスコに日系アメリカ人が作った新聞社があることを知りました。そこで「記者」という仕事に興味を持ち、ニュースを配信しているNEWSつくばでOCP活動をやりたいと思いました。

―実際に一緒に取材に行ってみてどうでしたか?

「美浦村の戦争遺跡、鹿島海軍航空隊跡地(8月15日付け16日付け)の取材に同行しました。一緒に行ったNEWSつくばの記者の方が、あらかじめ詳しく調べ、質問もしっかり用意していたのを見てびっくりしました。取材では見学のような形になってしまいましたが、とっても楽しかったです。普通ではなかなか会えない人に会えたことも、貴重な体験です。

土浦市内にある10校が集結したイベント「学祭TSUCHIURA2019」(8月3日付)の取材同行では、制服の高校生と話して、なんだか気持ちが若くなったように感じました。私は高校生が企画した、本を紹介してどの本が一番読みたくなるかを競うビブリオバトルについて取材体験したのですが、1位の高校生が、第2次世界大戦中のナチス強制収容所に関する分厚くて難しい本を読んでいたことに感心しました。

筑波山ガマまつりの「がまレース」(9月1日付)の取材にも同行しました。この取材は、朝9時から夕方6時くらいまでと結構長時間でした。3本とも違う記者に同行したので、取材のやり方も記者によって違うんだと勉強になりました。

―ラヂオつくばにはOCP活動が終わった後も引き続き出演しているのですね?

アナウンサーの有働文子さんがキャスターを務める毎週月曜日夕方の「つくば You’ve got 84.2(発信chu)!(つくば ゆうがたはっしんちゅう)」という番組に午後6時半ごろから10分間出ています。ラジオはとても緊張します。文章を考えることは好きなのですが、ラジオで実際読むのは本当に難しいですね。なぜかカタコトになったり、自分で何を言っているか分からなくなったりすることもあります。特にアドリブを入れると、語尾がつながらなくなってしまいます。でも楽しいです。

鈴木琉菜さん=筑波学院大学前

―大学での勉強はいかがですか?

授業で取り組んだ、自分たちで地元のお祭りを探し、取材するという課題が興味深かったです。阿見のお祭りに取材に行ったのですが、NEWSつくばの経験が生かせていると実感しました。

―大学では何かサークル活動をしていますか?

写真サークルに入っています。スマートフォンでもとてもきれいに撮れるんですよ。先日は大子町の袋田の滝に行って、滝につながるトンネルの中を幻想的な光で演出した「大子来人~ダイゴライト」を見て、光のトンネルや滝のライトアップを撮ってきました。写真を撮るときも、NEWSつくばの経験が役立っています。

―将来の夢を教えてください

両親とも茨城県出身で、私も生まれも育ちもかすみがうら市ということもあり、地域のことを取材して発信する記者になりたいと思っています。

(聞き手・伊藤悦子)

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《学生インタビュー》23 つくば駅前でストリートライブを計画

筑波学院大学(つくば市吾妻)は、学外活動を通じて社会に貢献する意欲を醸成する「オフ・キャンパス・プログラム(OCP)」に取り組んでいる。大類大暉さんと南城俊作さんは、音楽で地域活性化を試みるボランティア組織「まちかど音楽市場」の運営スタッフとして活動中。23日、LALAガーデンつくばのステージ(同市小野崎)で開催された同組織主催の「音楽祭2019晩秋」の会場を訪ねた。

筑波学院大学
経営情報学部ビジネスデザイン学科メディアデザインコース2年
大類大暉さん
経営情報学部ビジネスデザイン学科ビジネスマネジメントコース2年
南城俊作さん

―OCPは企業やNPOなどが参画して活動分野が広い中で、まちかど音楽市場に決めたのはなぜですか。

僕ら2人は学院大学の音楽サークルで知り合い、お互いにギターにはまっていることで親密になりました。活動するなら音楽に関わるプロジェクトでと思いました(南城さん)。
受け入れ企業や自治体などによる学生向けの説明会で、まちかど音楽市場代表の三浦一憲さんが話した「世代を問わず市民が音楽を楽しむ文化都市を目指す」に共感しました(大類さん)。

―活動はどんなことをされていますか。

主に音楽祭やライブイベントの裏方で開催前日に機材を借り、当日は演奏が始まる前に会場の設営をします。「音楽祭2019晩秋」はあいにくの雨だったので、朝7時に開始してテントの設営をしました。入場者にプログラムを渡したり出演者のCD販売もします。閉幕後の片付けも活動の範囲です。

音楽祭本部のテントで出演した音楽集団のCDを販売する=同

―活動を通じて得たことはありますか。

僕たちがスタッフになった今年は8回イベントがありました。ステージを間近で見られて出演者と個人的な話ができることもあって、やりがいを感じています(大類さん)。

来来月21日正午からの路上ライブに参加

―卒業後の進路は決めていますか。

ステージの裏方を体験したことでますます音楽が好きになりました。小学5年の時からギターを弾いていることもあり、将来は音楽関係の分野に進みたいと思っています(南城さん)。

僕はギター歴は浅いけど、やはり音楽に関わる仕事に就きたい(大類さん)。

三浦さんと計画していることがあるそうですね。

つくば駅前を「音街かしわ」のようにしようという計画です。JR柏駅のデッキに限って路上ライブが公式に許可されています。街の活性化が目的で、多くのアーティストが街ゆく人々に歌声を届けています(大類さん)。

そのための実験として12月21日正午から、つくば駅前のペデストリアンデッキで路上ライブを開きます。僕らも参加する予定です。気軽に立ち寄ってください(南城さん)。

(聞き手:橋立多美)

筑波学院大学ブースに多くの親子連れ 科学と環境のフェスティバル

【伊藤悦子】「つくばサイエンスコラボ2019―科学と環境のフェスティバル」(つくば市など主催)が16日、つくば市竹園のつくばカピオと大清水公園で始まった。17日まで。科学フェスティバルでは同市内の研究機関や教育機関が出展する科学実験や工作を体験でき、環境フェスティバルは、公共団体や企業などが行っている地球温暖化対策や環境保全活動について、遊びながら学んだりすることができるイベントだ。

筑波学院大学(同市吾妻)は「マイクロコンピューターを使った電子工作に挑戦しよう!」と「やってみよう!マルチメディア体験」の2つのブースを科学フェスティバルに出展した。

キットの完成品を手に高藤教授=同

マイクロコンピューターを使った電子工作コーナーでは、同大学のオリジナル電子工作キット「光に反応するクリスマスツリー」「マイクロピアノ」「2進表示温度計」のなかからから子どもたちが作りたいものを選び、製作に取り組んだ。子どもたちは学生や保護者に助けられながら、小さな部品をはんだごてでプリント基板に慎重に取り付けていた。市内の小学3年生男子児童を連れた母親は「フェスティバルには毎年来ているが、電子工作は初めて。はんだ付けも初めての体験で、本当に夢中になって取り組んでいる。家では体験できない本格的な電子工作が、低学年でも経験できてありがたい」と話した。

子どもたちの指導にあたっていた同大学2年の高野結衣さんは「お子さんたちがとにかくケガをしないように気遣っている。お子さんたちには楽しんでほしい」という。同大学の高藤清美教授は「電子工作は中学ではやっているところは多少あるものの、あまりやる人がいない。普段はなかなか経験できない電子工作なので時間をかけて完成させ、楽しんでもらいたい」と語った。

親子で楽しめるマルチメディア体験

マルチメディア体験ブースでは、CAD(コンピューターを使った製図)で学生たちが製図した紙飛行機の組み立て、コンピューターで制御されたレゴロボカーの操縦、デジタルカメラで撮影したカレンダーの製作などを出展した。

レゴロボカーは「Nexus」というタブレットをリモコンのように操作しながら走らせ、コースに設置された橋を渡ったりアーチをくぐったりしてゴールを目指す。小学4年生と小学1年生の女子児童姉妹の母親は「小さな子に操縦は少し難しいところもあるけれど、夢中になって楽しく遊んでいる」と笑顔で話した。

同大学の1年生石井智弘さんは「1年生なので、スタッフとして初めての参加。小さい子が楽しんでいるのがうれしい。保護者の方も特にラジコン世代の方に喜んでもらっている」と話す。

同大学の山島一浩教授は「筑波学院大学は毎年出展している。教材として学生が作ったもので、子どもたちが楽しく遊んでほしい」と語った。また同大学の山野井一夫准教授は「参加しているお子さんたちはハサミを使うのが上手で感心した。ぜひ理科好きになってほしい」と話していた。

《学生インタビュー》22 サイクリングから史跡に興味

筑波学院大学(つくば市吾妻)は、学生が地域に出て社会貢献活動に取り組む「オフ・キャンパス・プログラム(OCP)」活動を行っている。同大学2年の志賀旭さんは11月9日、10日の2日間、かすみがうら市の指定文化財一斉公開で、一般向けに現地公開した文化財を案内するガイドのボランティア活動を行った。志賀さんに話を聞いた。

筑波学院大学
経営情報学部ビジネスデザイン学科2年
志賀旭さん

 

―OCP活動でかすみがうら市歴史博物館を選んだ理由は?

歴史に興味があり、大学では一般教養として世界遺産や世界史、日本史の授業を選択して勉強しています。小学生のころから自転車に乗るのが好きで、大学生になってからはクロスバイクを買ってりんりんロードを走っているのですが、様々な史跡があって見て回るのがおもしろく、地域の歴史にも興味がわきました。それで文化財のガイドをしてみたいと考え志望しました。

ガイドをした出島のシイの木=長福寺(志賀さん撮影)

―11月の指定文化財一斉公開ではどのようなガイドをしたのですか。

長福寺(かすみがうら市下軽部)にある出島のシイの木のガイドをしました。この木は樹齢が760年くらいと推定されていて、県の天然記念物です。シイの木は行けば誰でも見られるものなので、他の特別公開の文化財よりも価値が低いように思われがちですが、自分は一目見てその大きさと迫力に心を奪われ、ぜひこの木のガイドやりたいと思いました。幹は7メートル、高さは15メートルあり、周りには弘法大師の像が建てられています。

―ガイドをやってみてどうでしたか。

小学生から70代の方までたくさんの方が来てくれ、楽しく充実した経験でした。最初は緊張して早口になってしまい上手くできませんでしたが、シイの木の樹木医さんが「相手の話を聞くのもガイドの仕事の秘訣(ひけつ)」と教えてくり、見学に来た方の話にも耳を傾けるようにしました。出島のシイは文献資料が少なく、事前に勉強をする際に困ったのですが、自分よりも知識の深い方からいろいろな話が聞け、大変勉強になりました。ですが、まだまだ分からないことも多い。初日に、こちらが余裕を持ってガイドしないと見に来た人も不安になるということに気が付いたので、2日目からは落ち着いてガイドするようにしました。優しい年配の方が多く「ガイドが上手いね」とほめてくださることもあり、うれしく感じました。

コンピューター言語入門の授業を受ける志賀さん=筑波学院大

―将来の夢は?

自転車が好きなので何か自転車に関わる仕事ができればと思っていますが、未定です。世界遺産に興味があるので、海外に行って実際に史跡を見てみたいという夢もあります。母がタイ人で仏教徒なのですが、今回、真言宗の長福寺でガイドをさせていただいたことで、お寺や仏教への理解がさらに深まりました。勉強を通して母に歩み寄りたいという気持ちもあります。

(聞き手・田中めぐみ)

留学生対象に就職フェア 筑波学院大で

【鈴木宏子】労働力不足がいわれる中、留学生を対象にした「茨城県留学生就職フェア」(経産省関東経済産業局主催)が1日、つくば市春日、筑波学院大学で催された。県内に拠点がある企業10社と、大学や専門学校に通う留学生約40人が参加し、企業説明と面接が行われた。

地方の中小企業も多様な人材の確保を求められる一方、留学生は日本人学生に比べて日本国内での就職情報がなかなか得られないことなどから開かれた。

フェアには、IT企業、建設業、製造業、不動産業、自然エネルギー発電事業者などさまざまな分野の企業が参加した。グローバル企業に成長するため多様な人材確保に努めていたり、海外進出を検討している会社などで、それぞれブースを並べて自社をPRした。

留学生は、来年3月に卒業を控えるベトナム、スリランカ、中国、台湾などの出身者で、筑波学院大の留学生のほか、県内や千葉、福島などの専門学校生も参加した。全員が黒のスーツ姿で説明会や面接会に臨み、熱心に企業担当者に質問する姿が見られた。

筑波学院大4年で韓国出身の金基雪さん(25)は「これまで自分でインターネットの就職サイトを見て企業を探していたが難しかった。フェアに参加し企業のことをじっくり聞くことができた」と話し、ベトナム出身のフン・ドク・フィーさん(30)は「日本で就職したいので、いいチャンス」と語った。

参加企業の一つ、不動産会社、一誠商事(つくば市)総務部の斉藤三之副部長は「お部屋を探したいという海外のお客様が増えているので、留学生の人材がほしいと参加した。参加した留学生は日本の不動産会社のことをよく勉強していてとても熱心」と話していた。

フェアを運営したセキショウキャリアプラス(つくば市)の藤平恵さんは「一人でも多くの留学生の就職が決まり、地元企業にもプラスになれば」と話していた。

気候変動などテーマに英語力競う 筑波学院大でスピーチコンテスト

【山口和紀】筑波学院大学(つくば市吾妻)の学園祭「KVA祭」に合わせて26日、英語スピーチコンテスト「TGU CUP」が催された。高校生の部に10人、大学生の部に6人が参加し、気候変動やセクシュアルマイノリティー(性的少数者)などの社会問題をテーマに英語力を競った。

出場者の英語力は非常に高く、特に高校生以上は審査員の質問にも的確に答えるなど、聴衆から感嘆の声が上がっていた。

高校生の部ではセクシュアルマイノリティーの問題を取り上げた参加者が2人おり、高校生の関心の高さがうかがえた。大学生の部では国籍の問題やごみ問題などが取り上げられ、それぞれ迫真のスピーチで聴衆をひきつけた。

高校生の部で優勝した県立古河二高の小林杏奈さんは、気候変動をテーマに、自分たちができる対策についてスピーチした。「発音や強調が難しかったが、気候変動に対し私達が何ができるのかについてメッセージを届けられたら」と語った。

大学生の部で優勝したK.インターナショナルスクール東京出身のアガルワラ・ユキさんは、フェイスブックなどのソーシャルメディアでニュースを見るのではなく、ニュースサイトや新聞などでしっかりとした情報を得るべきだとスピーチした。「5分間でスピーチするのは初めて。長さをコントロールするのが大変だった」と話していた。

表彰される大学生の部優勝のアガルワラ ユキさん(壇上右)

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