総文祭の県内代表3校 筑波学院大で合同取材

セグウェイに興味津々の様子で質問する生徒たち=つくば市吾妻の筑波学院大学

【橋立多美】今夏、第42回全国高等学校総合文化祭(総文祭)に出場する、つくば秀英高校(つくば市島名)、岩瀬日大高校(桜川市友部)、県立古河中等教育学校(古河市磯部)の新聞部員34人が13日、合同で筑波学院大学(つくば市吾妻)の電動立ち乗り二輪車セグウェイの体験取材と、地元フランス料理店が運営する学生食堂を取材した。

遊歩道に面した広場でセグウェイに試乗した後、操作を指導した同大学教員を囲み、乗るための免許や充電、価格などを熱心に取材する姿が見られた。自立安定性能が高く、搭乗者の体重移動で速度調節から前後進を行えることから、「高齢者向けに活用できないか」の質問もあった。

学食を味わった後、昨年4月、同大学近くにあった老舗フランス料理店「カフェ・ド・グルマン」をたたんでキャンパスに移転した内田十九二オーナーシェフに取材した。

「学生を飽きさせないメニューは」「一番人気のメニューは何ですか」などの質問の最後に、「隠し味はありますか」という声が挙がった。内田さんは「隠さないんだよね。40年間フランス料理の基本の仕込みは手を抜かない。だから食材のおいしさが味に出る」。その答えに生徒たちは納得した様子でうなずいていた。

3校は、昨年12月に開催された県高校新聞コンクール(県高校文化連盟新聞部会主催)の審査会で、県内7校の応募の中から総文祭新聞部門への出場を勝ち取った。つくば秀英高校新聞同好会が発行する「秀花新聞」は最優秀賞。岩瀬日大高校新聞部の「岩日タイムズ」と、古河中等学校文藝部の「古河中等瓦版」は優秀賞を受賞した。

総文祭は「文化部のインターハイ」とも呼ばれる高校生による芸術文化活動の祭典で、各都道府県を代表する高校生が日頃の成果を披露する。今年の開催県は長野で8月7~11日まで5日間の日程で開かれる。合同取材は、茨城を代表するチームの交流と新聞作りの研修を目的に行われた。生徒が興味を持ち、楽しく取材できる同大学のセグウェイとフランス料理を提供する学生食堂を取材先に選んだ。

つくば秀英高校3年の押田吏希さん(18)は「新聞記者に話を聞くなど新聞作りのルールを学んできた。良い成績を出したい」。岩瀬日大高校3年の相澤優花さん(同)は「総文祭は他校の生徒とグループになって活動する。今日はコミュニケーション能力を身に付ける機会になった」。古河中等学校4年の北山卓弥さんと田中柚希さん(16)は「簡潔にインタビューできるよう特訓中で、レベルを上げて臨みます」と話してくれた。

メモを取ったり撮影したりと積極的に取材する生徒たち。左端がオーナーシェフの内田さん=同