木曜日, 4月 3, 2025
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38大学50チームが熱戦 プログラミング国際競技 筑波学院大が大会運営

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運営にあたった筑波学院大学実行委員と学生スタッフ(同)

大学生同士がコンピューターをプログラミングする能力を競う世界的な大会「ACM国際大学対抗プログラミングコンテスト」のアジア地区予選が16、17日の2日間、つくば市竹園、つくばカピオで開かれた。国内外から38大学50チームが参加し、5時間にわたる熱戦を繰り広げた。情報分野の教育に力を入れる筑波学院大学(同市吾妻)がホスト校として大会運営にあたった。

東京大、筑波大など国内から31大学の43チーム、中国、韓国、シンガポールなどアジア各国から7大学7チームの約200人が参加した。3人がチームを組み、例えば10万通りあるさまざまな道路の最短コースを一瞬で導き出すプログラムをつくるなど、1台のコンピューターを使って問題を解き、正確さや速さを競った。

1位と2位を東京大のチームが独占し、韓国・ソウル大学校が3位に入った。優勝した東京大4年の劉鴻志さん(22)、3年の隈部壮さん(20)は「今年は素直な問題が多かったので早く解けた」と話していた。劉さんらは高校生のときからさまざまなプログラミング競技に出場し今年6年目の挑戦になるという。

ホスト校の筑波学院大からは学生ら約30人がボランティアで大会運営にあたった。(鈴木宏子)

相談しながら問題を解く大学生チーム(筑波学院大提供)
主催者から優勝の表彰を受ける東京大学のチーム

《学生インタビュー》1 本気で考え抜いた経験を将来へ

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インタビューを受ける津田朱音さん

筑波学院大学は開学した2005年度から社会力豊かな人材の育成を目的に、つくば市をキャンパスにした社会参加型の教育プログラムОCP(オフ・キャンパス・プログラム)を実践している。

ОCPは必修授業で、学生全員が地元企業や自治体、NPО法人、報道機関などの人々と協働する。活動は社会教育、国際、文化、環境、まちづくりなど多岐にわたり、開学時から13年度までにОCPを支援し、学生を受け入れた地域の団体は169団体に上る。

社会に直結したОCP活動で何を知り、社会に羽ばたく道しるべになったのか、ОCPを経験した学生に話を聞いた。

経営情報学部ビジネスデザイン学科3年
津田 朱音さん
県立笠間高校出身

ーー2年生の夏、DAS(ダンス・アソシエーション・シーズ)で活動した理由は何ですか?

習ったことはありませんが子どもの頃からダンスが好きで、ここで出来たらいいなと。「幅広い年代の人たちとコミュニケーションをとる」「積極的に行動する」を目標に、キッズサマースクールのまつりつくばに向けたレッスンと合宿、本番のステージ発表のサポートをしました。活動時間は合計72時間でした。

ーー印象深かったのは?

小学1~4年の児童約30人でしたが、レッスン中に指導の先生から「休憩」の指示があっても、子どもはパワフルで休まない。その上言う事を聞かない、座らない、集まらないの無い無い尽くし。「誰が1番に座るか」と遊びを取り入れるなど工夫しました。熱中症や嘔吐する子もいて、子育て中のお母さんや大人数の児童を預かる先生の大変さが理解できるようになり、視野が広がりました。

まつりつくばの野外ステージ脇で出番を待つ子どもたちと

ー発見はありましたか?

「コミュニケーションとは会話すること」と思っていましたが、そうではありませんでした。子どもたちに学校で流行っている手遊びを教えてもらって、一緒に遊ぶことで打ち解けることができ、体を使うこともコミュニケーションの一つだと学びました。

合宿は筑波山中腹のつくば松実高校の体育館で行われ、山頂に近いロッジで宿泊しました。寝静まった10時、1人の児童がいないことが判明しました。山中で周りは真っ暗。オロオロしながらロッジの職員に自分の言葉で状況を説明して協力を求める場面がありました。人に伝えることの難しさが分かり、とても勉強になりました。児童は眠れずに外で風に当たっていたそうです。

それから責任感への考えが変わりました。活動前まで「自分には責任感はあるほうだ」と思い込んでいましたが、体験を通じて「責任は重い」を実感。それまでの責任感は責任ではなかったかも知れないと思います。

ーー学生生活にどんな影響が?

大学生のうちにできることは前向きに取り組もうと、ОCP活動後に学内で開催された「難民映画祭」に参画しました。難民キャンプの子どもたちが描いたイラストを使った映像と、ダンスを融合した学生主体のプロジェクトで、私は難民キャンプの廃棄テントを手に入れて衣装を制作。衣装を着てダンスパフォーマンスを披露しました。テントの生地は分厚くて縫うのに苦労しましたが達成感がありました。

また、元気にダンスを楽しんでいた子どもたちに刺激を受け、ダンスサークル「STEP」を立ち上げて代表になりました。大学体育館のトレーニングルームで週3回練習しています。ОCP活動で知り合ったDASの先生の協力を仰げるのも幸いしています。

ーー卒業後、自分のやりたいことは見つかりましたか?

まだ絞り込めていません。ただ、活動を通じて心底子どもが好きなことが分かったので、福利厚生の整った環境で子どもを産み育てたい。将来を考えると不安も付いてくる。でも、やれば吸収できるものがあるし、やらないのはもったいないと思ってます。

(インタビュアー:橋立 多美)

《留学生エッセー》3 一番好きな日本語は「一期一会」

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中国・山東省青島市嶗山にハイキングに行った際撮った写真=2013年11月

                    情報デザイン学科2年 オウライ(王雷)

皆さん、こんにちは。王雷(オウライ)と申します。筑波学院大学2 年生です。2014年7月に中国の山東省から参りました。どうぞよろしくお願いします。故郷は春秋時代の中国の思想家、孔子と同じ、山東省の曲阜(きょくふ)です。街はユネスコの世界遺産にも登録されています。

中国では高校を卒業後、専門学校に入り、ホームページの制作などをするIT企業で4年間働きました。小さい頃、日本の漫画やアニメをよく見ていて日本にすごく興味があり、日本を選びました。姉も水戸市に住んでいます。きょうだい2 人とも日本に行ってしまい両親が寂しがっているのが気がかりです。

来日後は、東京の日本語学校で1年間学んだ後、筑波学院大学に入り、現在、情報システムコースで勉強しています。中国では主にプログラミングやシステム開発の仕事をしていたのですが、大学ではデザインも勉強しています。プログラミングは得意なのですがデザインはちょっと苦手意識があります。

学費と生活費を稼ぐため週5日、ファミリーレストランとコンビニでアルバイトをしています。疲れもあって休日は家で1人で過ごすことが多いです。勉強とアルバイトの両方を頑張らなくてはならないという、留学生のつらさも時折感じます。

もっと勉強して、卒業後はしばらく日本で働き、将来は中国と日本の二つの国を行き来するITの会社をつくりたいと思っています。

土浦キララまつりで筑波学院大の友達と出店した際の1枚(右端がオウライさん)=2017年8月7日

■日本文化のシャワー浴びたい

日本の歴史や文化にとても興味があります。日本語学校のとき、侍の歴史を紹介した都内の観光施設に行きました。よろいかぶとを着たり、居合いの体験ができとても面白かったです。日本の大河ドラマにも興味があり、京都や奈良にも行きたいですし、これから日本文化のシャワーを浴びたいです。

中国には「一衣帯水(いちいたいすい)」という言葉があります。両者は、一筋の細く長い流れで隔たっているだけで、とても関係が深いという意味です。中国と日本は一衣帯水の隣国ですので、昔からいろいろな交流がありました。両国の生活習慣と文化も深く結びついています。地理的な距離に加え、同じ漢字を使う国として、私は中国と日本をとても近くに感じます。

■人との縁大切に前に進みたい

私の一番好きな日本の言葉は一期一会です。日本語学校で初めて教わり、日本語の中で一番よい言葉だと思いました。一期一会は、茶道に由来する日本のことわざです。あなたとこうして出会っているこの時間は、二度と巡ってこないたった一度きりのものです。だから、この一瞬を大切にしましょうという意味です。

中国語には「十年修得同船渡」という言葉があります。本来は「十年修得同船渡、百年修得同枕眠」という中国のことわざです。その人と同じ船に乗るに至るまで前世に百年の試練があった、人と人の出会いは一生に一度しかないご縁なのだから誠意を尽くせと言う意味です。

日本に来て3年以上経ちました。中国を離れるとき親しい友達と別れ、知らない生活環境に変わりました。時間が経ち、日本の生活にだんだん慣れ、そして、日本、ベトナム、イラクなど様々な国の人と日本で友達になりました。周りの人に挨拶したり、バイト先の同僚たちと毎日元気に仕事をする日常の中で、日本社会の優しさを感じ、多様な文化に触れ、気が置けない友達を作ることもできました。

私たち人間は、一人で生きていくことは出来ません。人と出会うこと、それは縁です。今住んでいる地球には70億人いますけど、今、私たちがここで出会って、話をしていること自体、すごく珍しいことなのです。自分の無限の可能性を信じ、「一期一会」により、人との縁を大切に、前に進んでいきたいと思います。

《留学生エッセー》2 人生は1回、好きな道選びたい

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筑波学院大学マックパソコン教室でプログラミングの最中

情報デザインコース2年 ヨウ チショウ(楊 智翔)

2014年4月、成田空港に到着したとき、私はとても複雑な気持ちでした。初めて日本に来た興奮、新しい友達と出会う期待、新しい生活に対する覚悟などを感じていました。何よりも大きな不安だったのは、未知の土地で自分ができることを探せるのだろうか、自分の未来はどうなるのだろうか、ということです。そのようなことを考えながら、飛行機から降り立ち、日本の生活への第一歩を踏み出しました。

空港から東京都内の留学生アパートに着くまでの間、私は日本のきれいな街と魅力的な風景に驚かされました。実際に暮らし始めて、その気持ちをさらに強くしました。道には本当にごみが落ちていません。平地や建物が多く、ちょっと山があったり街中に樹木もあったり、素晴らしいです。自分の出身地(中国・鄂州=がくしゅう=市)は人口が100万人超の都市ですが、これほどきれいな街や風景は珍しいものです。道路や建物への光の当たり方がとてもきれいで、「絵みたいだ」と何度も思いました。日本に来てから東京ディズニーランド、富士急、横浜などに行き、東京スカイツリーは遠くから見ただけですが、こうした街や観光地の存在だけでも、日本の生活への期待が膨らみました。

■日本語学校で育んだ友情と恋

中国には両親と兄がいますが、3人とも鋼鉄業界で一緒に仕事をしていて、留学費用を出してくれました。母は「世界のどんなところでも仕事ができるように一人前になりなさい」と送り出してくれました。

2年間通った日本語学校ではいろいろな国の人に会いました。シンガポール、アメリカ、イギリス、ベトナム、タイ、ドイツなどです。日本語学校には中国人も多くいて、自分のクラスで元彼女と知り合いました。友達もたくさんできました。彼らのおかげで、異国で恋と友情も体験しました。その間にはけんかや問題もおきましたが、大抵のことはなんとか彼らと協力して解決できました。

そのような出来事を通して、自分の短所を見つけることができました。私は物事に集中すると相手から話しかけられても無視してしまうようなところがあったのですが、そこを直して、友だちと一緒に成長することもできました。

筑波学院大学に進学するときに、元彼女と別れました。元彼女と友だちも各自の希望する大学へ行きました。今では、皆と会うことが少なくなりましたが、Facebookではメッセージを交換しています。大学に入ってからは、それぞれが新たな生活を始めています。

留学生仲間とともに東京都の中華料理店で(左端がヨウさん)

■プログラミングの仕事を夢見て

筑波学院大学を選んだのは、プログラミングを学べる環境があったからです。将来はプログラミングに関する仕事をしたいと思っていました。大学があるつくば市の環境も静かで、風景もきれいなのが気に入りました。都内にいるときは騒音がすごくて、いらいらしていました。

大学では最初、初級のウェブサイトの開発について独学で学びました。基礎が重要なので、今はとにかく、ウェブ開発と人工知能について基礎固めに集中しています。

実は、昔からプログラミングを勉強したいと思っていたのですが、一時期、私はプログラミングを勉強することをあきらめていました。子どもの時、出身地の周りの人に影響されたためです。その時の周囲の価値観は一緒でした。子どもが「お金持ちになる夢」を発表すると大人から褒められます。お金持ちとは経営者や医師、公務員などのことを指します。プログラミングの仕事に就く夢に対しては、大人の反応はあまりよくありませんでした。

今は、当時の価値観はおかしかったと感じます。お金持ちになることと職業の選択は矛盾しません。どんな職業でもずっと続けて経験を積んでいけば、自分で会社をつくることもできます。好きな職業を選び、続けた方が、お金持ちになる可能性が高いと思います。

■現実問題を解決できる人間に

お金を稼ぐことだけが人生ではありません。肉親の情、友情、恋、自己価値の実現なども重要だと思います。

今では、子どものころ、プログラミングの勉強をやめたことを後悔しています。人生は一回だけですから、好きなことを出来るだけやるべきです。筑波学院大学への留学は、私にとって本当にいいチャンスでした。

卒業まであと2年です。もっと自分は強くなって、現実の問題を解決できる一人前の人になりたいです。

「未来の架け橋に」 インドネシア中学生30人 着付けや茶道体験 筑波学院大

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着物を着て茶道を体験するインドネシアの中学生たち=筑波学院大学

インドネシアのジョグジャカルタ市から研修で来日している中学生30人が15日、つくば市吾妻の筑波学院大学で着付けや茶道を体験した。色とりどりの着物を着付けてもらった生徒たちは、和室で正座して茶道の作法を教わるなど、日本の伝統文化を楽しんだ。

教室で行われた着付け体験では、つくば市の佐々木悠紀子さんらボランティアが、生徒たちに長襦袢(じゅばん)や着物を手際よく着付けていった。帯を整えた佐々木さんが「OK。かわいい」と指で丸を作ると、生徒らは鏡で自分の姿を見てにっこりとほほ笑んだ。

その後、和室で行われた茶道体験では、土浦市の宮本昌子さんが「茶碗は左へ2回まわします。(絵柄などのある)正面に口をつけて汚さないためです」などと作法を教えた。着物姿で正座した生徒たちは、神妙な面持ちで茶碗を回し、抹茶をゆっくり味わった。

紺地に小花模様の着物を着た女子生徒のアズキアさん(14)は「お茶は少し苦いけど、おいしかった。(着物は)インドネシアにはない柄でかわいい」と笑顔。紺の着物を着た男子生徒のアフリさん(13)は「着物を着ると背筋が伸びた。和室は素敵な空間で(茶道に)集中しなければと思った。エキサイティングな体験だった」と話した。

同大の金久保紀子准教授は「今回来た子たちは皆日本は初めて。自分の国と日本を比べるなどして、見聞を広めてほしい。将来彼らが日本との架け橋になるきっかけづくりになればいい」と語った。

研修は、同大と交流協定を結んでるインドネシアの日本語機関が企画し、同大が支援している。今年で5回目。日本人と交流し、多様な経験をしてもらうと共に、日本語学習に対する意欲を高めてもらい、将来日本へ留学を希望する若者を増やすことが狙い。

10日に来日した一行は、13日には常総市立石下中学校で授業を体験し日本の生徒と交流を深めた。20日まで日本に滞在し、ホームステイを楽しんだり、浅草やスカイツリーを見学したりする予定。(大志万容子)

着物を着付けてもらう生徒

日本一のハクサイ産地、八千代町を活性化へ 筑波学院大学生らが挑戦

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ハクサイの収穫作業を見学する筑波学院大の学生たち(左側)

日本一のハクサイ産地として知られる八千代町の活性化に、筑波学院大(つくば市吾妻)の学生らが挑戦する。第一弾として1日、学生約20人と高藤清美学部長らが同町をバスで訪れ、ハクサイの収獲作業や露天風呂などがある八千代グリーンビレッジを見学した。今後さらに意見交換会などを開いて町おこしのアイデアを提案していくという。

同大と町商工会が9月に町活性化を目指す協定を締結。協定に基づき1日、町商工会地域活性化推進委員会(高塚幹夫委員長)の案内で、町役場、町歴史民俗資料館、平将門ゆかりの山川不動尊(結城市)などを回った。ベトナムやモンゴルからの留学生も参加した。

役場では町まちづくり推進課の馬場俊明参事が町の強みと弱みを説明。強みはハクサイのほかキャベツ、レタス、ナスなどが全国屈指の生産量を誇るほか、家族1世帯当たりの人数が3・14人と県内1位(県平均は2.56人)だと話した。弱みは、公共交通が少ない、病院が少ない、雇用の場が少ないなどと説明した。

ハクサイ畑では、根元を包丁で切って外側の葉を取り除く収獲の様子を見学。約10haの畑で栽培する大久保真宏さん(45)は「今年は(秋冬ハクサイの出荷の)出だしが1箱(6~8個入り)200円にしかならなかった。収入が不安定」などと課題を話した。特産のハクサイと県産の豚肉を使った町オリジナルのキムチ鍋なども味わった。

参加した3年の鈴木光介さん(21)は「町の弱みとして若い女性の転出が多いと聞いたので、八千代町ならではの若い女性が働きやすい環境づくりを提案できれば」などと話した。

商工会活性化推進委の高塚委員長は「これからの社会を担う若者たちに、地域の経済やこれからのビジネスの在り方を勉強してもらえれば」と期待を話し、高藤学部長は「交流しながら活性化の提案をし、未来志向の産業創生に貢献する人材を育てていければ」と語っていた。(鈴木宏子)

山川不動尊で商工会活性化推進委副委員長の安田忠司(右端)から将門にまつわるいわれを聞く学生たち

《留学生エッセー》1 留学5年、友だちに感謝

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2017年8月実家の内モンゴル大草原に遊びに行った時。モンゴルの民族衣装で

経営情報学部経営情報学科4年 キンカイ(金海)

私は中国の内モンゴルから参りましたキンカイ(金海)と申します。

内モンゴルは中国の北の方にあります。冬は、平均マイナス15度から20度で、最も寒い時ではマイナス25度にもなります。

日本に留学したきっかけは何でしょうか、と日本人によく聞かれます。多くの留学生は「中国だけでなく世界で活躍したい」とか「日本の文化にふれてみたい」、「多くの人との出会いを求めて」、「ものづくりの技術や日本のおもてなしサービス精神に関心があって」などと様々な理由を答えます。

■「世界を見に行きたい」

私が日本にきた理由はいくつかあります。私は5歳ごろから年に1、2度ですが、両親と弟、親戚たちと中国の国内旅行をしていました。同じ中国でも場所によっては理解できない言葉がいろいろあり、言葉に興味を持つようになりました。小学5年生ごろには、学校の授業で外国の存在に気づき、世界を見に行きたいと思いました。高校から専門学校に進みましたが、留学するにはお金もかかります。実家では羊、ヤギ、馬、牛を飼っていたので、卒業後は家業を手伝いながら、留学のためのお金をためました。

日本への留学を決断したのは2011年8月ごろです。親戚のひとりが日本に留学していて、帰ってくるたびに日本の話をしてくれました。

私の身の回りにあるテレビや冷蔵庫、カメラなど多くの電子製品や自動車はほとんど日本製であることを知らされました。読んでいたアニメや漫画も日本で出版されたものが翻訳されていたことを知り、実際に日本で見てみたいと思うようになりました。日本に行くことは家族や親戚も応援してくれました。

日本に来たのは2012年4月です。あっという間に5年目になりました。最初、成田空港に着いたときは、1人で怖かったです。言葉や生活の不安ばかりでした。日本語が全く話せないので、千葉国際学院(千葉県柏市)の日本語学科で2年間、日本語を勉強しました。寮生活でした。レベルによってクラス分けがあり、20人いた私のクラスは卒業する2年後には8人だけになっていました。

■辛かった大学の授業

筑波学院大学の入学試験の時

3年目に筑波学院大学に入学しました。日本で就職するために大学を卒業すればもらえる「学士」がほしかったからです。入学した時には日本語は少し、話せるようになっていました。聞く力もだいぶついてきました。でも、読み書きや自分の思いを伝えることはまだまだ大変でした。

大学では最初の半年間、とても辛かったです。日本語で行われる授業は難しかったからです。アニメや漫画、テレビなども見て勉強していくうちにだんだん日本語が上達していき、友だちとのコミュニケーションもうまくとれるようになりました。大学では教養など他の科目もあり、慣れるまでに私は時間がかかりましたが、その時できた友だちのおかげで楽しく過ごすことができ、今でも感謝しています。

■専用宿舎があれば…

留学生として生活してきて望むのは留学生専用宿舎です。専用宿舎は筑波学院大学にはありませんが、あれば便利だと思います。

多くの留学生は普通のアパートに住んでいるのですが、日本の不動産会社には外国人にとっては厳しいルールがあります。「日本人の保証人」を求められることと「敷金・礼金」です。不動産会社によっては「外国人お断り」というところもあります。つくばでは私も苦労しました。

来日したばかりの留学生にとっては、まずは留学生専用宿舎に入居できれば便利で、ある程度、日本の生活に慣れた段階でアパートや公営住宅を探して移るのが望ましいと思います。

私はいま、勉強しながらアルバイトもしています。来春には就職する予定です。自立できて、両親の負担を減らすことができるようになり、ようやく成長したと言えると思っています。

筑波学院大チームが優勝 県結婚・子育て動画コンテスト 30秒でメッセージ

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表彰を受けた後、小沼雄一監督㊧から壇上で作品の評価を聞く筑波学院大学の学生4人

結婚や子育てに関するメッセージを30秒の動画で発信する「いばらき結婚・子育てポジティブ動画コンテスト」(県主催)の表彰式が19日、つくば市稲岡、イオンモールつくば内で催された。筑波学院大学(つくば市吾妻)の学生4人が制作した動画「赤ちゃんの魔法」が結婚部門でグランプリに輝いた。

ビジネスデザイン学科3年の大久保駿さん、益子雄太郎さん、2年の関根彩さん、石嶌紅葉さんの4人で、チョイ悪の若者が赤ちゃんの笑顔を見て改心し結婚に至る動画を制作した。

高校生や大学生を対象に今年度初めて実施された動画コンテストで、33作品の中から選ばれた。

大久保さんは「どういうきっかけがあったら自分が子育てするのかを考えて作った」と話し、「チョイ悪の人も改心するくらい、赤ちゃんの笑顔はかわいいという当たり前のことを、見る人が感じてくれれば」と話していた。

審査員を務めた笠間市出身の映画監督、小沼雄一さんは「何より赤ちゃんの表情が素晴らしい。作り手がどれだけ対象に興味を持ち感動しているかが感じられ、コンテストに賭ける意気込みが断トツ」と評した。

子育て部門では東京大学の学生2人による「子供ができて、夢ができたの」がグランプリに輝いた。

動画はYou Tubeでだれでも閲覧できる。応募作品は今後、県のホームページやイベントなどで活用するという。(鈴木宏子)

図書館がブックカフェに変身 来年2月、筑波学院大 地元スイーツなど提供へ 学生が起業へ準備

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起業講座の授業で、ポテトかいつかの貝塚みゆき社長(中央)から起業の志などを聞き、実際にサツマイモのスイーツを味わう学生ら=筑波学院大

筑波学院大(つくば市吾妻)図書館1階が来年2月、ブックカフェに変身する。日本地域資源学会会長で同大の塚原正彦教授による起業講座「おいしいプロジェクト」で学ぶ経営情報学部の学生が、地元産のおいしいスイーツなどを提供する。図書館で味わいながら学ぶという、新たなミュージアムビジネスを起業する試みだという。

来年2月21日~3月10日の約2週間実施する。併せて同大本館内のフランス料理店、グルマンで地元食材を使った食事を提供する計画だ。

新たな試みに向け11月から、食に関わる新しいビジネスを展開している地元起業家ら計約10人を授業に招いて、2、3年生16人が、商品の新しい見せ方や提供の仕方を研究している。

15日は、蔵出し焼き芋「紅天使」を開発し、つくば市松野木の直営店などが人気のサツマイモ製造・加工・販売会社「ポテトかいつか」(かすみがうら市)の貝塚みゆき社長を招いた。仕事への思いや起業の志などを聞き、実際に焼き芋、ジェラート、サブレ、ロールケーキ、大学芋などを味わいながら、図書館でどのように提供するのかなどを話し合った。

今後さらに、レンコン、イチゴ、ワイン、結城紬、笠間焼などの新商品開発を手掛ける地元起業家を招いて研究を深める。

2年の西村瑠夏さん(20)は「地域の宝物を地域の人が分かりやすいようにデザインして発信することをやっていきたい」などと話している。(鈴木宏子)

筑波学院大学図書館

英語で堂々とスピーチ 小学生から社会人まで38人 筑波学院大でコンテスト

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ジェスチャーを交え堂々とスピーチする参加者

小学生から社会人までが英語のスピーチ力を競うコンテスト「KVA CUP」が28日、つくば市吾妻、筑波学院大学で開かれた。38人が参加し、流ちょうな英語で自分の考えを述べた。

同大学が主催し、今年で5回目。国際都市つくばで英語のコミュニケーション力を育成しようと、筑波研究学園都市50週年記念事業として2013年から始まった。

小学生の部、大学生・社会人の部など5部門で構成。国内の英語スピーチコンテストでは珍しく帰国子女やマルチカルチャー(多国籍の児童)部門もある。「英語が流ちょうな人たちと同じ場でも堂々と自分の意見を述べられる教育が必要」と大島愼子学長は語る。

小学生の部では、子どもたちが「The Library」など親しみやすい英語の詩をジェスチャーなども交えながら堂々とスピーチ。大学生・社会人の部では、参加者が25あるテーマの中から当日選んだ題目で、即興で自分の考えを述べた。大学、高校の教員ら6人が、スピーチの内容や発音、表現などに焦点をあてて審査した。

大島学長は「日本で英語表現というとディベートのコンクールが多いが、日常会話やパーティー、ビジネストークのシーンを考えると、相手の気持ちを傷つけずに即興で話せる力が大切。語学を使った柔軟性といった力を育てていきたい」と話した。

表彰式には、毛塚幹人つくば副市長も出席。英語であいさつの言葉を述べ、つくば市長賞の入賞者に表彰状を手渡した。(大志万容子)

◆各部門の優秀賞は次の通り(敬称略)。

【小学生の部 筑波学院大学学長賞】優勝=町野永宜(東京都国分寺市立第九小学校)▽2位=宮本みゆ(千葉県柏市立柏第四小学校)

【小学生帰国子女・マルチカルチャーの部 同学長賞】▽優勝=下元爽夏(東京都世田谷区立桜町小学校)▽2位=萩原茉耶(Aoba-Japan International School)

【中学生の部 同学長賞】優勝=齋藤あいり(神奈川県相模原市立相模丘中学校)▽2位=渡部百合子(私立聖徳大学附属女子中学校)

【高校生の部 県教育長賞】優勝=沖田遥華(県立竹園高校)▽2位=齋藤ひかり(神奈川県立相模原高校)

【大学生・社会人の部 つくば市長賞】優勝=米崎駿(筑波大学)▽2位=齋藤兼司(自営業)

【中学生/高校生/大学生・社会人の部 日本英語交流連盟特別賞】特別賞=Yamanaka Mark(Liberty International School)

入賞者㊨に表彰状とトロフィーを渡す毛塚副市長

国際色豊かな模擬店にぎわう 筑波学院大で学園祭 29日まで

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国際色豊かな模擬店=つくば市吾妻、筑波学院大学
高校生も参加した「いけばな展」

筑波学院大学の学園祭「第27回 KVA祭」が28日、つくば市吾妻の同大学キャンパスで開かれた。テーマは「十人十色」で、留学生の多い大学らしく、ベトナム料理のフォーや台湾発祥のタピオカミルクティーの模擬店などが並び、訪れる人でにぎわった。

あいにくの雨のため、模擬店は大学館内のロビーに場所を移動。「いかがですか」「おいしいですよ」と留学生らの呼び込みに、昼時は家族連れらが列を作った。フォーを注文した50代の女性は「外国の屋台みたいで楽しい」と笑顔だった。

食堂を会場にしたステージでは、筑波スクエアダンスクラブのメンバーが、来場者とともにリズミカルな音楽に合わせて軽やかにステップを披露。福島県出身の男女のシンガーユニットyoko&門馬よし彦や関西出身3人組のダンス&ボーカルグループAIRPENのライブもあり、会場は熱気に包まれた。

展示スペースでは、県立下妻二高、八千代高校の華道部とコラボして、高校生らがその場で花を生ける「いけばな展」や、留学生のミニ外国語講座、「つくば市をキャンパス」をテーマに地域の人々と連携しながら社会参加活動を実践するオフ・キャンパス・プログラム(OCP)の展示などがあり、来場者は思い思いに楽しんでいた。

同時にオープンキャンパスもあり、学部や学科、入試についての説明会が開かれた。

同祭は29日も催され、タレントの石川界人さん、古川慎さんのトークショーなどが開かれる。(大志万容子)

留学生が講師を務めた「ミニ外国語講座」

 

来場者らも参加して軽やかにステップを踏むスクエアダンスのステージ

「非常に意義あること」 大島愼子学長が応援メッセージ

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この度、NPO法人NEWSつくばの活動にご協力し、本学施設を提供できますことは、非常に意義あることと考えております。

筑波研究学園都市に位置し、「つくば市をキャンパスに」学生が地域の皆様と共に活動する実践科目を必修としている本学は、その活動成果を長年にわたり常陽新聞紙面でコラムとして掲載していただきました。ニュース記事を書くことは、学生に取り非常に勉強になり、やりがいのある活動でした。そのご縁もあり、このたびのNEWSつくばが編集する地域ニュースのデジタル発信に学生も参加していくことになります。

現在は、マスメディアというよりもSNSにより個人のニュース発信が、特に若い世代では主流になりつつありますが、地域の課題を調査し、ニュースを発信し、地域に興味と誇りをもつ若い世代を育成することも地域に根差す大学の役割であり、地域活性化につながります。

今後、本学のコミュニティカレッジ(公開講座)でNEWSつくばによる社会人と学生を対象にした「新聞のつくり方」などの講座が開講され、地域の皆様に取材や記事作成にご協力いただく機会も増えていくと思います。

本サイトのニュースが地域の皆様に愛され、ご期待に応えるように努めてまいりたく、ご協力をお願いいたします。

 

筑波学院大学

学長 大島 愼子