結婚や子育てに関するメッセージを30秒の動画で発信する「いばらき結婚・子育てポジティブ動画コンテスト」(県主催)の表彰式が19日、つくば市稲岡、イオンモールつくば内で催された。筑波学院大学(つくば市吾妻)の学生4人が制作した動画「赤ちゃんの魔法」が結婚部門でグランプリに輝いた。

ビジネスデザイン学科3年の大久保駿さん、益子雄太郎さん、2年の関根彩さん、石嶌紅葉さんの4人で、チョイ悪の若者が赤ちゃんの笑顔を見て改心し結婚に至る動画を制作した。

高校生や大学生を対象に今年度初めて実施された動画コンテストで、33作品の中から選ばれた。

大久保さんは「どういうきっかけがあったら自分が子育てするのかを考えて作った」と話し、「チョイ悪の人も改心するくらい、赤ちゃんの笑顔はかわいいという当たり前のことを、見る人が感じてくれれば」と話していた。

審査員を務めた笠間市出身の映画監督、小沼雄一さんは「何より赤ちゃんの表情が素晴らしい。作り手がどれだけ対象に興味を持ち感動しているかが感じられ、コンテストに賭ける意気込みが断トツ」と評した。

子育て部門では東京大学の学生2人による「子供ができて、夢ができたの」がグランプリに輝いた。

動画はYou Tubeでだれでも閲覧できる。応募作品は今後、県のホームページやイベントなどで活用するという。(鈴木宏子)