日本国際学園大学(橋本綱夫学長)が4月、つくば市吾妻の旧筑波学院大学に開学した。5日、開学式と入学式が催され、第1期生126人が入学した。筑波学院大の名称を変更して開学した。つくばと仙台に2つのキャンパスをもつ。初代学長に、同大を運営する学校法人日本国際学園の橋本綱夫理事長が就任した。

式典の最初に橋本学長が開学を宣言した。新しい大学名について橋本学長は「国際的視野を持ち多文化と共生できるマインドをもった人材を育てる教育は重要。それだけでなく日本の産業や豊かな文化への造詣を深めることは国際的に活躍するためにも重要」と述べ「日本というローカルな視点と、国際というグローバルな視点を組み合わせた日本初の国際的人材を養成したい」と思いを話した。

新入生に向けては「皆さんは第1期生。日本への理解を深め、世界に視野を広げてほしい」と呼び掛けた。さらに、何度失敗しても挑戦し戦い続けた戦国武将、山中鹿之助を例に挙げ「人は成功よりも失敗からたくさん学ぶ。大学での学びもたくさんの壁に当たるかもしれないがチャンスだと思ってほしい。壁が高過ぎると乗り越えることはできないので、自分の力に合った小さな目標を立て、小さな目標を達成することを繰り返せば大きな目標を達成することができる」などと話した。

開学を宣言する橋本綱夫学長(中央)

新大学は経営情報学部ビジネスデザイン学科の1学部1学科制で、カリキュラムに①グローバル企業や大学院進学を目指す「国際教養」(キャンパスはつくばと仙台)➁外資系総合職や英語学校講師を目指す「英語コミュニケーション」(つくば、仙台)➂企業総合職や営業職を目指す「現代ビジネス」(つくば、仙台)④キャビンアテンダント(CA)やグランドスタッフを目指す「国際エアライン」(仙台)⑤ホテルや旅館業界を目指す「国際ホテル」(仙台)⑥行政職や消防士、警察官を目指す「公務員」(つくば)⑦情報システムエンジニアやプログラマーを目指す「AI・情報」(つくば)⑧グラフィックデザイナーやアニメクリエイターを目指す「コンテンツデザイン」(つくば)と、⑨留学生対象の「日本文化・ビジネス」(つくば)の九つのモデルがある。

新入生は日本人学生86人と留学生40人。式典では一人一人の名前が読み上げられた。新入生を代表して初見大翔さんは「1期生として新たな歴史を刻むことができ、うれしい。コンテンツデザインモデルを選択しイラストレーションの勉強や制作をしたい。さまざまな講義や実習を通して自分でつくりあげたもので人の心を動かす体験をしたい。何ごとにも臆することなく挑戦し、さまざまな課題に立ち向かっていきたい」と決意を述べた。

在校生を代表して同大4年の佐藤碧さんは「私たちの大学は幅広い分野の学問を学ぶことができる素晴らしい場所。将来の道筋がなかなか決まらなかったり、悩んでしまう方もいると思うが、本学の最大の魅力は学生と教員の距離がとても近いこと。先生方はいつも親身に話を聞いてくださるので、不安なことや分からないことがあれば先生方に相談してください。きっと道を見つけることができる」と語った。

開学式と入学式には新入生のほか父母らも参加した。県立八千代高校出身の新入生、宮永一輝さん(18)は「1年生から公務員の勉強ができる大学はこの近辺にここしかない。公務員を目指して勉強に励みたい」などと話した。スリランカ出身の留学生、エブダ・マリワッタゲ・ディニティさん(21)は「就職活動をよくサポートしてくれる大学なので入学した。日本文化、ビジネス、英語を学びたい。将来についてはまだ決めてないが日本で就職したい」などと話していた。