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つくば
川遊び創出に海洋クラブ助け船 【桜川と共に】4
2023年5月29日
「最近の子どもたちは川に入ってはいけないと教わる。もっと川で遊んで、桜川の環境に興味を持ってほしい。そして澄んだ桜川を取り戻したい」。桜川漁協の組合員らは、大人が安全を重視するあまりに子どもたちが川から遠ざかっている現状を憂う。そんな中、子どもたちが川で遊ぶ機会を創出しようと、桜川に新しい風が吹き込んできた。 地元NPO、7月から本格的な活動へ 桜川での自然体験活動を先導するのはNPO法人Next One.(ネクストワン、つくば市研究学園)。筑波大学大学院で体育科学を修めた井上真理子さん(39)が代表を務める。桜川漁協の協力を得て今年から「B&G Next One.海洋クラブ」を発足させた。本格的な活動を7月から開始する。月1回、桜川での自然体験を行い、地域の人と交流しながら、環境問題についても学びを深めていく予定だ。 式で挨拶する山本杏さん=桜川漁協(つくば市松塚) 28日には、同クラブの活動拠点となる桜川漁業協同組合(つくば市松塚)でカヌーやライフジャケットなどの舟艇器材配備式が行われた。式では井上さんや器材を提供した公益財団法人B&G財団(東京都港区)の理事長である菅原悟志さんらが挨拶。市内外から訪れたクラブ員の児童ら16人とその保護者ら、つくば市環境保全課や観光推進課の職員も出席し、児童と漁協組合員らがクラブ発足を記念して桜の木2本の植樹を行った。式後は児童らが組合員やネクストワンのスタッフらから手ほどきを受けて釣りやカヌーの体験を行い、桜川の自然を満喫した。
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コラム
土浦市立博物館が郷土史論争を拒絶!《吾妻カガミ》158
2023年5月29日
【コラム・坂本栄】土浦市立博物館と市内の郷土史研究者の間で論争が起きています。争点は筑波山系にある市北部(旧新治村の一角)が中世どう呼ばれていたかなどですが、博物館は自説を曲げない相手の主張に閉口し、この研究者に論争拒絶を通告しました。アカデミックディスピュート(学術論争)を挑む市民をクレーマー(苦情を言う人)と混同するかのような対応ではないでしょうか。 「山の荘」の呼称はいつから? 博物館(糸賀茂男館長)と論争しているのは、藤沢(旧新治村)に住む本堂清さん(元土浦市職員)。社会教育センターの所長などを務め、退職後は市文化財審議委員、茨城県郷土文化振興財団理事も歴任した歴史通です。「山の荘物語」(私家版)、「土浦町内ものがたり」(常陽新聞社)、「にいはり物語」(にいはりの昔を知り今に活かす会)などの著作もあります。 争点はいくつかありますが、主なものは現在東城寺や日枝神社がある地域の呼び方についてです。本堂さんは、同地域は古くから「山の荘」と呼ばれていたと主張。博物館は、同地域は「方穂荘(かたほのしょう=現つくば市玉取・大曽根辺りが中心部)」に含まれ、中世室町時代以前の古文書に「山の荘」の記載はないと主張。この論争が2020年12月から続いています。 博物館によると、この間、本堂さんは博物館を11回も訪れ、館長や学芸員に自分の主張を展開したそうです。そして、文書による回答を要求されたため、博物館は「これ以上の説明は同じことの繰り返しになる」と判断。これまでの見解をA4判3枚の回答書(2023年1月30日付)にまとめ、最後のパラグラフで論争の打ち切りを伝えました。 その末尾には「以上の内容をもちまして、博物館としての最終的な回答とさせていただきます。本件に関して、これ以上のご質問はご容赦ください。本件につきまして、今後は口頭・文書などのいかなる形式においても、博物館は一切回答致しませんので予めご承知おきください」と書かれています。博物館は市民との論争に疲れ果てたようです。
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コラム
「リニア中央新幹線」論の不思議 《文京町便り》16
2023年5月28日
【コラム・原田博夫】リニア中央新幹線の工事をめぐる静岡県とJR東海の協議が、膠着(こうちゃく)しています。そもそもリニア中央新幹線とは、品川駅から名古屋駅までの286キロを所要時間40分で結ぶ21世紀の「夢の超特急」です。2027年開通に向けて、国は2014年10月、品川~名古屋間の工事の実施計画をJR東海に認可しています ここに至るまでには、1962年、東京―大阪間(約500キロ)を1時間で結ぶ目標に対して、レールとの摩擦がない超電導による浮上方式の提案がありました(つまり、リニア新幹線の技術的提案です)。 1974年、運輸大臣は国鉄に、甲府・名古屋付近の山岳トンネル部の地形・地質調査を指示し、1990年11月には、山梨リニア実験線の建設に着手しています(要するに、新幹線ルートの工事に関わる課題の抽出・解決策の実効性チェックです)。 併せて、1979年の9都府県による「中央新幹線建設促進期成同盟会」、1988年の「リニア中央エクスプレス建設促進期成同盟会」、2009年の「リニア新幹線建設促進期成同盟会」(地元経済界や当該自治体からの要請=我田引鉄)などを踏まえた、JR東海への工事認可です。 つまり、長期の調査を経て着工したにもかかわらず、肝心の工事が一部区間(現在は田代ダム<静岡市>の取水抑制問題)でストップしています。 現時点での静岡県の主張は、「南アルプストンネル工事に伴う湧水を、JR東海は全量、大井川に戻すべし」のようです。この発言は、川勝平太知事(初当選は2009年7月で現在は4期目)が、3期当選後の2017年10月の記者会見冒頭で、ありました。それからは、複数の関係自治体、東京電力も巻き込んで、議論は二転三転しています。
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コラム
人のせいにすると言う生き方《続・気軽にSOS》133
2023年5月20日
【コラム・浅井和幸】私たちは、出来事や物の一つ一つに対して「良い」「悪い」とラベル張りをする癖があります。そして、「悪い」ものがあるから悪いことが起こると勘違いして生きています。 例えば、塩や油は「悪い」、ゴマや発酵食品は「良い」と決めつけて生活しています。そして、それら「悪い」物を食べたら不健康になり、「良い」物を食べたら健康になると思い込んで生きている。 ここまで読めば、食べ物と健康の良し悪しは、そう単純ではないと考えられる人がほとんどではないかと思います。それでも振り返ると、誰もが(と言ってよいでしょう)、このように決めつけて過ごしていることに気づくでしょう。 なので、「人に優しくすることは良いことですよね?」「直観に頼ることは良いことですよね?」とか、「ゲームは良くないですよね?」とかと質問されても、「良いこともあるし悪いこともある。目的と程度問題と思いますよ」と答える浅井は、「優柔不断で、つまんない奴」と思われがちなのです。 特に人は、自分が認められていない、褒められていない状況が続くと、不安が大きくなり、「あなたは悪くない」と言ってくれる人を探し、確認を繰り返します。その段階では、現実問題の改善ではなく、心理的な落ち着きのためにカウンセラーや周りの人の共感が必要なのは事実です。 共感と同感は別物で、同感や是認を繰り返しすぎると、強迫性障害などへの悪影響がありますが、それはまた別の話です。
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つくば
つくばはじめ愛好家22軒参加 緑をつなぐオープンガーデン
2023年5月19日
バラやチドリソウの花々が見頃を迎える5月、ガーデニング愛好家が自宅の庭を公開するチャリティーイベント「つくばオープンガーデン2023」が20日と21日に開かれる。今年で22回目を迎えるイベントには、つくば市の11軒をはじめ、土浦、牛久、つくばみらい、常総、美浦など8市町村から22軒が参加する。期間中に集められた協力金や、苗や手作り品の売り上げは、例年通り、福島震災復興義援金として寄付する。 「立体的な庭になるよう工夫しました」と話すのは、つくば市春日の田澤貴子さん(58)。小ぶりで赤い「紅玉」というバラで作ったアーチが心地よい日陰を庭に作っている。隣に咲くベルフィニュームの鮮やかな青色も庭のアクセント。田澤さんがイベントに参加するのは今年が初めて。昨年、公開された園庭を訪ねた際に、主催者から声かけられたのがきっかけになった。一年前から丁寧に手を入れて準備を進めてきた。「優しい庭にしたいと思って手を入れてきました。見ていただけることで私自身の励みにもなります。皆さんに楽しんでいただければ嬉しいです」と明るく話す。 つくば市作谷の木村久美さん つくば市作谷の木村久美さん(65)も、初めてイベントに参加する。大谷石であしらった手製の花壇には白やピンクのバラ、赤く色づくハマナスの花などが、入り口付近にはカルフォルニアポピーやアグロステンマが鮮やかに咲き誇っている。「この地域は自然が豊かで静かなところ。庭も自然の景観を意識しました。風を感じたり、鳥の声を聞いたりしながら皆さんと交流できれば」と来場を呼びかける。 オープンガーデンの起源は20世紀初頭のイギリスで、看護師の育成と引退後の生活支援への寄付を募ったのが始まりだとされている。つくばでは2002年に、同市松代の田中公子さんがバラ好きの仲間らと3人で始めた。年々、愛好家の輪が広がり、来場者は昨年1000人を超えるまでになった。
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コラム
友よ、一緒に社会を変えていこう 《電動車いすから見た景色》42
2023年5月19日
【コラム・川端舞】前回のコラムで書いたように、先日、故郷の群馬で開催されたプレゼンテーション大会で、重度身体障害がありながら、障害のない同級生と同じ学校に通った経験を話した。「ぜひ群馬で川端の経験を話してほしい」と、その大会に私を推薦してくれたのは高校時代の友人。友人は、生まれたときに割り当てられた性別は女性だが、今は男性として生きているトランスジェンダー当事者だ。 多くの建物の入り口には段差があり、車いすで入れない。言語障害のある者が話すと、多くの人は困った顔をし、本人と直接話すことを諦める。今の社会は障害者にとって生きづらい。しかし、それは障害者が悪いわけではなく、障害者の存在を前提につくられていない社会の問題だ。この考え方を「障害の社会モデル」と言い、国連の障害者権利条約もこの考え方を取り入れている。 一方、友人と話すうちに、就職面接など、人生において重要な場面ほど、性別を聞かれ、制服やトイレなど、あらゆるものが男女別に分けられる社会はトランスジェンダーにとっても過ごしづらい環境なのだと気づいた。それはトランスジェンダーが悪いわけではなく、トランスジェンダーがいることを前提に社会がつくられていないのが問題だ。 もちろん、男女別の制服や施設が心地よい人もいるだろう。その人たちの意見は決して否定しない。だから、トランスジェンダー当事者にとって、心地よい制服や施設のあり方はどのようなものかも直接聞いてほしい。それぞれが心地よくいられる、全く新しい制服や施設のあり方が見つかるかもしれない。そうすることで、多様な人が過ごしやすい社会に変えていける。 高校3年分の絆 1年ほど前から、頻繁に友人と連絡を取るようになり、互いの子ども時代のことも聞き合った。その過程で、「障害者もトランスジェンダーも生きづらいのは社会の問題である」という共通認識を持て、いつしか「一緒に社会を変えていこう」と話すようになった。全く初対面の障害者とトランスジェンダーが、ここまで仲間意識を持つのは難しいかもしれない。
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つくば
魔女のフェスタ、石岡へ里帰り 「岩戸開き」テーマに27日
2023年5月18日
つくば市国松の旧筑波小学校跡で開かれていた「魔女のフェスタ」が27日の第6回開催で、発祥の地、石岡市柴内の朝日里山学校に里帰りする。主催するいしざき緑子(魔女の学校主宰者)さんによれば、今回は「魔女の岩戸開き」がテーマで、心を閉ざした人々に、多くの人との関わり持ってもらいたいとの願いをこめたという。 魔女のフェスタは「魔女の学校」(2021年2月17日付)の生徒たちを中心に、小学校跡の教室にタロット、工芸品、占い、オーガニックなどの模擬店を設け、校庭にキッチンカーやテントの飲食ブースを展開するマルシェ。子供からお年寄りまでの一般参加者が加わり、ダンス、手作り太鼓のワークショップなどでにぎわい、近県からも広く参加者を集めるようになった。 今回は特別に「岩戸開き」のイベントが加わる。天の岩戸の神話は、弟スサノオの乱行に嘆き悲しんだアマテラスが岩屋の奥にひきこもってしまい、世は闇夜に包まれた。困った八百万(やおよろすの)神は岩戸の周囲に集い、大騒ぎし、女神アマノウズメが髪を振り乱しおどけて踊りだすと、アマテラスが「何事か」と岩戸を開き、覗き見たことにちなむ、再生の物語だ。 アマテラス、スサノオの両親であるイザナギ、イザナミこそは男女二柱の祖神を祀(まつ)る筑波山の神。こうした縁起にちなみ、今回は歌舞音曲の企画を充実させた。ミュージシャンの奈良大介は「魔女音頭」を披露するという。 「魔女の学校」主宰者、いしざき緑子さん=つくば市国松 いしざきさんは山麓地区のつくば市国松に2020年から住み始め、地元の人との交流の中で筑波山への信仰がいかに地域に溶け込んでいるかを知っていく中で、今回のテーマに至ったそう。「豊かさとは、お金、地位、名誉だと思っていた人が、心が邪魔になり、心を閉ざして生きるようになってきた。立場主義を否定することによって、心を開いていける、そのことが人とつながる。楽しにあふれているので是非とも仮装して遊びに来て欲しい」と語る。
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コラム
雑草の美学 デザイナーとしての牧野富太郎 《くずかごの唄》127
2023年5月18日
【コラム・奥井登美子】手元にある「薬用植物大事典」をぱらぱらと開けてみる。シとセの所だけでも、シャリンバイ、オオショーガ、ベニショーガ、センキュー、センダン…などの植物名の後ろに、MAKINOとある。皆、牧野富太郎先生が命名した薬用植物たちである。 植物名の判定は、国際的にも、学問的にも、いろいろな判定基準があって難しい。先生が最初に植物学の知識を学んだのは明治13年(1880)。「本草綱目啓蒙(ほんぞうこうもくけいもう)」(1803 - 1805年刊、小野蘭山著)という薬用植物の本であったらしい。 牧野冨太郎が大事典を発刊するまで、日本には植物図鑑に相当するような本がなかった。明治時代は、この本が植物名の検索に欠かせないものだったのであろう。 私の学生時代、牧野先生の家に行ったとき、どこが玄関か入口なのかわからないくらい、雑草と雑木が生い茂っていて、どこから入って行けばいいのか困ってしまった。 「雑草と言ってはいけません」。先生にとって、雑草こそが大事な大事な「恋人」の一部だったのだ。
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社会
「軍拡より生活を」女性ら30人が呼び掛け 20日つくばで設立集会
2023年5月17日
岸田政権の軍拡の動きに危機感を持ったつくば、土浦市など県内約30人の女性らが、「軍拡より生活 いのちを守ろう」と呼び掛け、20日つくば市内で「軍拡NO! 女たちの会・茨城」の設立集会を開催する。 法政大学前総長の田中優子さん、東京大学名誉教授の上野千鶴子さんらが今年1月、「平和を求め軍拡を許さない女たちの会」を結成。2月に都内で「軍事費GDP2%を撤回し、女性や子ども、若者や社会的弱者の目線に立った政策を進める」などを求める声明を出し、7万5000人の署名を添えて与野党などに要求した。併せて日本各地に女たちの会を設立するよう呼び掛けた。 新聞報道などで動きを知ったつくば市の長田満江筑波学院大学名誉教授(87)が友人らに声を掛け、3月に約10人の女性らで準備会をつくった。計7回の打ち合わせを重ね、設立する。大阪、鹿児島、北海道などでもすでに「女たちの会」が結成されているという。 長田さんは「女たちは、物価が上がって生活をどうするかや、子どもたちが戦争に巻き込まれてしまうのではないかと心配しビビットに反応している。今こそ生命を育み生活を守る女性目線の政治が必要。女たちの会をつくって広げていきたい」と話し、呼び掛け人の一人で土浦市の彫刻家、小張佐恵子さん(70)は「先の戦争では女性たちに投票権がなかった。今は投票権がある。前のような戦前にしないために女性たちが発言しなくてはいけないと思う」と述べ参加を呼び掛ける。 設立集会では「女たちの会・茨城」の決意表明を発表するほか、反貧困ネットワーク世話人で作家の雨宮処凛さんが「コロナ禍、困窮者支援の現場から『軍拡より生活』の重要性について語る」をテーマに講演などする、 今後は「県内各地で勉強会などを開いて、呼び掛け人らが中心となり、各市町村などで女たちの会をつくっていければ」と長田さんはいう。(鈴木宏子)
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コラム
子守唄が国境を超える日《映画探偵団》64
2023年5月17日
【コラム・冠木新市】「歌は国境を超える」とは分かっているつもりだったが、7月1日に開催する『第1回 世界のつくばで子守唄/海のシルクロード・ツアー 2023』の準備を進めるなかで、改めて再認識させられた。 ミャンマーの歌い手は、戦後2度ヒットした『この歌が終わる前に』が今回の企画まではミャンマーの歌だと信じていた。中国の歌い手は、大ヒットした『祈り』は中国の歌だと思っていたが、実は1970年代に台湾のTVドラマ『愛の旋風』の主題歌が海を渡り広がったものだと教えてくれた。 ところが、この2つの元歌は、なんと日本の『竹田の子守唄』なのである。日本では差別を意味する歌としてあまり歌われなくなったが、歌詞や意味が変わり、他国で歌われている。しかも、自国の歌のように。 『サウンド・オブ・ミュ一ジック』 昔、学校の映画鑑賞会で米国映画『サウンド・オブ・ミュ一ジック』(1965)を劇場に見に行った。3時間近い作品を夢中になった記憶がある。鑑賞会後の同級生の熱狂ぶりはすさまじかった。何度も劇場に通ったり、レコードを購入し、ジュリ一・アンドリュースの歌を披露していた姿を覚えている。
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スポーツ
観客動員数倍増、成長の1年を報告 ロボッツつくば市長表敬訪問
2023年5月16日
水戸市を中心に茨城県をホームタウンとする、プロバスケットボールBリーグ1部(B1)の茨城ロボッツが16日、五十嵐立青つくば市長を表敬訪問した。西村大介社長と多嶋朝飛選手が訪れ、2022-23シーズン終了のあいさつと、観客動員などへの協力に対する謝意を述べた。 ロボッツの今季最終成績は27勝37敗、B1リーグ24チーム中17位。ホームゲームの平均入場者数は3480人で、昨季の1580人から倍増した。「勝ち星は昨季の16勝と比べてしっかりステップアップできた。観客数については、新B1参入(※メモ参照)のためにはどうしても4000人が必要。できるだけその数字に近付けていきたい」と西村社長。成績について多嶋選手は「ゲーム内容、勝敗とも良くなった部分があり、チームとして成長している。一方、接戦で勝ちきれない部分が目立ち、来季への課題だと思っている」と答えた。 多嶋選手個人としては、茨城へ移籍2年目で今季はスターターに定着、59試合出場で401得点など全盛期に並ぶ好成績を挙げ、特に3ポイントシュートの成功率では44.9%とキャリアハイを更新した。「同じシーズンは2度とない。プロとして12年やってきた中で、今年は生活でも練習でも、やろうと決めたことをやり続けることができたシーズンだった。それだけタフではあったが、チームにとってプラスとなる動きができ、今の年齢でステップアップできたことは自信につながる」と振り返った。 コート外での貢献もあった。「多嶋シートプロジェクト」では、自らがプロデュースしたグッズの利益全額により、県内の特別支援学校や児童養護施設の子どもたちを試合に招待。4試合で約150人が恩恵を受けた。西村社長も「施設の子どもたちは試合観戦どころか外へ出る機会も少ない。シーズン中で連戦が続く中、多嶋選手自ら発案、準備してくれてこの企画が実現した。スポーツの力を通して地域や社会の活力となる、Bリーグの理念を体現できた」と評価する。 つくばでゲームのない寂しいシーズン 一方、今季は初めて、つくばでホームゲームが開催されない寂しいシーズンとなった。「今季と来季の2年間は新B1への審査期間なので、観客動員数にはこだわらなくてはいけない。つくばカピオアリーナは収容人員が1500人程度なので申し訳ないが辞退させてもらった。審査期間が終わったら必ずつくばで試合ができるようにしたい」と西村社長。審査期間が続くため、来期以降もつくば開催のないシーズンになりそうだ。
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つくば
「日本で夢を追いかける」 日本つくば国際語学院で入学式
2023年5月16日
つくば文化学園による日本語学校「日本つくば国際語学院」(つくば市松代、東郷治久理事長兼校長)の入学式が16日、同市小野崎のつくば山水亭で開かれた。現地でのビザ発給の遅れなどから新入生の到着がずれ込み、約1カ月遅れての開催となった。新入生は、ベトナム、中国、タイ、スリランカ、マレーシア、ネパール、モンゴル、ナイジェリアの8カ国からの18人で、それぞれ出身地域の民族衣装やスーツに身を包み、日本での新生活への一歩を踏み出した。コロナ禍の影響で2020年、21年は入学式を開けず、昨年は3年ぶりの開催となっていた。 新入生一人一人に学生証が渡された 式典で挨拶に立った東郷理事長は「本校の教育理念は日本語を楽しく学び、日本を好きになってもらうこと。困ったことがあれば先輩や職員を頼ってください」と呼びかけ、「さまざまな国籍の人の中で語学力を身につけ、皆さんが国際人となって世界へ羽ばたくことを期待しています」と新入生へメッセージを送った。 「将来は日本語を生かして車の開発に携わりたい」と夢を語るマレーシア出身のチュアン・ヨン・フォンさん(23)は、新入生代表挨拶の中で「皆さんもきっと、自分の夢を追いかけていると思う。一緒に明るい未来へ向けてがんばりましょう」と力を込めた。 新入生代表挨拶に立つマレーシア出身のチュアンヨンフォンさん
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コラム
茨城県フラワーパークのバラ 《ご近所スケッチ》4
2023年5月16日
【コラム・川浪せつ子】バラの時期がやってきました。毎年、ウキウキ気分。でも今年は様子が違うのです。4月中旬になると「早く咲いてほしいなぁ」と思うのですが、今年は4月半ばに咲いた我が家のバラ。今までと比べると、1カ月も開花が早いのです。 以前は5月半ばでしたが、昨年は連休中に。そして今年は4月中旬に! このようなところにも、温暖化の影響があるのかもしれません。うれしいですが、ちょっと微妙な気持ち。 今回の茨城県フラワーパークは、我が家より少し北の方に位置するので、見ごろはこれからでしょう。ここには何度もスケッチに行っています。このお気に入りの場所を描くのも、4枚目くらい。初めてスケッチに行ったのは、東日本大地震があった2011年3月11日でした。 スケッチを終え、筑波山を越えて帰宅する途中。車がユラユラするので、見晴らし台のパーキングで休憩。そうしたら、知らない男性が車のドアをたたいて、「たいへん! たいへん! 地震だ~!」。それを聞いて、「まぁ、大げさな」。山を下る途中、道路中央に大きな岩、道路のあちこちにヒビ。
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つくば
校内フリースクールの可能性考える 21日にトークイベント つくば
2023年5月15日
不登校の子どもたちのフリースクールを運営する認定NPO法人リヴォルヴ学校教育研究所(つくば市二の宮、小野村哲理事長)が21日、同市館野、小野川交流センターでトークイベントを開く。地域ぐるみで子どもたちの学びと育ちを支えるために何が大切かを考える「校内サードプレイス(フリースクール)の可能性」がテーマ。 校内フリースクールは、教室に行けない子どもたちが、学校内の別の場所で学んだり過ごしたりする居場所で、つくば市は今年度、全公立中学校と不登校児童が多い6つの小学校に校内フリースクールを設置する。24年度は市内すべての小中学校に整備する方針だ。学習指導要領などに縛られず、子どもたちが主体的に学びに参加することをサポートする立場をとっている。 市の校内フリースクールに今年度から常駐の教員からの申し出で、教員6人が参加し4月下旬、むすびつくばライズ学園で見学説明会が開催された。参加した教員からは「子どもたちにどのように向き合っていけばいいのか、自分たち自身が相談できる場が大切」「同じ立場の先生たちと情報交換できてよかった」などの感想が寄せられたことが、トークイベント開催のきっかけになった。 ゲストトークで話す石井正宏さん(NPO法人パノラマ提供) イベントではゲストトークとして、神奈川県の県立高校2カ所に居場所カフェをつくった横浜市のNPO法人パノラマの石井正宏理事長が「校内居場所カフェの成果と課題」と題して話す。石井さんは14年12月、田奈高校の図書館に「ぴっかりカフェ」、17年6月に大和東高校の多目的ホールに「ボーダーカフェ」をオープンさせた。それぞれ週1日、無料でドリンクを提供し、昼休みや放課後に地域のボランティアが協力して運営している。いずれも毎回平均100人近い生徒が利用し、高校中退、進路未決定を防ぐ効果も期待されている。 続いてパネルディスカッションでは、20年からつくば市茎崎中で始まった別室登校にスタッフを派遣していた認定NPOのLearning...
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コラム
連休中にNEWSつくばの総会を開催 《吾妻カガミ》157
2023年5月15日
【コラム・坂本栄】本サイトの会員総会を5月7日に開き、昨年度の運営実績と今年度の計画を報告しました。要点は、①アクセス数(ページビュー)は2017年秋のスタート以来毎年順調に伸びている、②しかし記事の配信本数は当初目標の1日平均3本に達していない―です。そこで、今年度は何とか1日3本台に乗せ、読者の地域情報ニーズに応えていくことを再確認しました。 記者18人、コラムニスト25人 実質初年度の2018年度に比べると、2022年度のアクセス数は4倍、ユーザー数は6倍に増えました。この間の配信数は1日平均2.4~2.7本ですから、地域の行政やイベントなどの記事1本1本、幅広い分野のコラム1本1本へのアクセス数が増えたことになります。 5年半前、本サイト設立の記者会見の際、1日何本ぐらいの記事・コラムをアップするのかと質問され、私は「朝昼晩各1本、1日3本を目標にしたい」と答えました。選挙で言えば公約ですが、まだ2本台で推移している理由は2つあります。1つは、コロナ禍でイベント類が軒並み中止され、取材対象が激減したこと。もう1つは、本サイトは商業ベースでなく非営利(NPO)ベースで運営されていることもあり、記者活動がどうしても自主的になることです。 現在登録されている記者は18人、コラムニストは25人です。今年度は記者1人1人の活動範囲を広げるとともに、引き続き記者を募る方針です。地域のネットメディアに関心がある方は声をかけてください。
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スポーツ
霞ケ浦、男子が初優勝 関東高校サッカー県予選
2023年5月15日
高校サッカー関東大会県予選の決勝が14日、ひたちなか市新光町の市総合運動公園陸上競技場で開かれた。男子は霞ケ浦が水戸啓明を3-0で破り初優勝。女子は霞ケ浦が鹿島学園に0-2で敗れ準優勝。男子の霞ケ浦と水戸啓明、女子の鹿島学園は、27日から東京都内で開催の関東大会に出場する。 無失点で勝ち上がる 霞ケ浦は前半、風上に立つ水戸啓明の攻撃をことごとく抑え、後半の3得点で一気に試合を決めた。前半はサイドから切り込んでくる相手に対し、中を切って縦をカバーリング。後半は相手が多用してきたロングボールを、ディフェンスラインがはね返し、中盤が回収、前がかりになった相手の裏をFWが狙うという戦い方で進めた。 先制は後半6分。コーナーキックでMF青野嘉寿紀が蹴ったボールを、FW吉沢友慶が頭で合わせた。2点目は21分。FW谷本一翔のスローインを青野が受け、再び谷本へ。右足のクロスが吉沢の頭にぴたりと合った。このとき相手守備陣は谷本のロングスローを警戒してゴール前に密集。スローインの周りにマークが付いていないのを突いた頭脳プレーだった。
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文化
筑波大・東京芸大若手による20作品 スタジオ’Sで「絵画の筑波賞」展
2023年5月14日
若手作家の創作活動を支援しようと創設された「絵画の筑波賞」2023(主催・筑波銀行、関友商事)のつくば展が14日、つくば市二の宮、関彰商事つくば本社内のギャラリースタジオ'Sで始まった。大賞を受賞した東京芸大大学院生、伊藤藍さんの油絵「白斑」など20人の若手作家による洋画と日本画が展示されている。 創作活動の拠点を共に県内に置く筑波大と東京芸大の洋画(油画)、日本画の両研究室から寄せられた作品を一堂に展示する。在学生や卒業生など35歳以下を対象に、各研究室に作品20点を推薦してもらい、5人の審査員が大賞、準大賞、優秀賞などを選考する。2020年に始まり今年で4回目。受賞作品9点は協賛企業が買い上げて若手を支援するほか、つくばと都内で展覧会を開催し作品を発信する。 大賞を受賞した東京芸大大学院生、伊藤藍さんの油絵「白斑」 大賞の「白斑」は、前屈し丸まった裸の男性を描いた作品。作者の伊藤さんは、知的障害がある兄をモデルにした作品を描き続けている。同展に協力する筑波大芸術系の仏山輝美教授は「ふわっとした丸い塊が浮遊しているように見え、見る人は遅れて人体だと認識する。造形上の効果を計算して描いている」と評価する。 準大賞は東京芸大大学院生の川田龍さんの油絵「untiiled(Bacchus4)=無題(バッカス4)=」。キリストの受難をイメージさせるイバラの冠を付け、顔を白く塗った男性が描かれている。仏山教授は「他の作品とは一味違った大胆なタッチで、絵をまとめようとせず力強さがある」と評す。
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オダギ秀
写真のウソ・ホント 《写真だいすき》20
2023年5月14日
【コラム・オダギ秀】写真という言葉がいけないよ。写真は、真実を写すものだと思ってしまう。でも、今ほど写真がウソをつけるようになったのは、いいことか悪いことか。 それほど昔ではないが、霞ケ浦の水が汚れていると騒いだ時代。自然保護活動をしていた叔母から、アオコにまみれた霞ケ浦の写真を撮ってほしい、と頼まれた。でも、グリーンを強調した写真もグリーンがない写真も簡単だよ、と説明して、そんなことやれるかよと断ったが、一般の人々は、写真は真実を写すものだと思っているのだな、と写真についての非常識を少し納得した。世間の人々は、写真は真実を写していると思っているのだ。 少し言うと、特定の色彩を強調したり弱めたりすることは、現在のデジタル画像万能の時代でない初期の時代であっても、それほど苦労せずに出来た。秋の雰囲気の木立が欲しければ、木立の葉を秋の色にする程度のことは、しばしばやっていた。仕事の範囲で、当然のように、こなしていた。 もっと以前のフィルム写真の時代には、苦労はした。それでも何とかこなすこともあった。だが、写真を変えるということは、なかなか難しいことだった。写真は真実を変えられないというのが、一般的な常識だった。 水ようかんを撮っていて、現像が済んだフィルムを見たら、皿の手前に、毛髪が1本落ちている。今なら、すぐに消せるのだが、そのころは、手作業で毛髪を消し、消した後は、畳だったが、消したのが分からないように埋めなければならなかった。大変な職人芸だし、時間もかかったのだ。 そんなことするより、撮り直しをした方が、よほど楽だった。撮り直しするにも2日ほどかかったが、そのほうが楽なのだった。髪の毛一本にも、大変な苦労があったのだ。今なら、毛髪がバサッと落ちていても消せるし、バサッと置くことも簡単にやれる。
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コラム
草刈りの休憩に草刈り《続・気軽にSOS》132
2023年5月6日
【コラム・浅井和幸】つまるところ疲労とは、作業、行為の継続です。重労働や難しいことを考えると疲れると捉えられがちですが、違います。ゴールデンウイーク中に車の運転を長時間すると、目も疲れますし、腰や膝が痛くなりますよね。これは、同じ距離を見続けるとか、同じ姿勢を取り続けることで疲れるのです。 寝過ぎても腰が痛くなったり、褥瘡(じょくそう)が出来たりします。なので、寝返りをうてない方の解除をヘルパーさんがする必要があります。これと同じように、嫌なことを考え続けても疲れます。 何もせずに横になっていようが、リラックスできる椅子に座っていようが、嫌な仕事を続けたり、嫌な人のことを考え続けると疲れがたまります。そんなときは、ゆっくり寝ているよりも、嫌な考えを無理やりなくそうとはせずに放っておきます。そして、凝った料理を作るとか、掃除をするとか、おしゃべりをするとか、おいしいスイーツを味わうとか、別のことをするとよいでしょう。 また、嫌なことを考え続けても、疲れて飽きたり眠くなったりして、止まりやすいですが、好きなことややりがいのある事は続けられてしまいます。これは、疲れを感じることに対する感度が鈍くなって、余計に疲れがたまってしまう「マスキング効果」といって、危険なことにつながることがあります。 好きなゲームをしていたら、食事やトイレも忘れていたという経験をしたことはないでしょうか。嫌な仕事や勉強を続けるとよくないことは理解しやすいですが、好きであったりやりがいがあったりして疲労がたまり、それに気づかず心の病に至ることもありますし、最悪のケースに至ることもある事実は見落とされがちです。 ヘンテコな踊り、結構おすすめ
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スポーツ
常総、タイブレーク制し2年ぶりV 春季高校野球
2023年5月5日
第75回春季関東地区高校野球茨城県大会は5日、土浦市川口のJ:COMスタジアム土浦で決勝が行われ、常総学院が延長10回タイブレークの末に5対3で土浦日大を破って、2年ぶりの優勝を決めた。 決勝は土浦市勢同士の対戦。常総学院が9回二死から追いつき、延長の10回タイブレークを制し、逆転勝利を果たした。 先手を取ったのは土浦日大。1回2死三塁から松田陽斗の左前打で先制。さらに2連打で満塁にし、投手の牽制悪送球で1点を追加した。 1回裏2死三塁、松田の左前打で日大が先制
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川遊び創出に海洋クラブ助け船 【桜川と共に】4
つくば
2023年5月29日
「最近の子どもたちは川に入ってはいけないと教わる。もっと川で遊んで、桜川の環境に興味を持ってほしい。そして澄んだ桜川を取り戻したい」。桜川漁協の組合員らは、大人が安全を重視するあまりに子どもたちが川から遠ざかっている現状を憂う。そんな中、子どもたちが川で遊ぶ機会を創出しようと、桜川に新しい風が吹き込んできた。 地元NPO、7月から本格的な活動へ 桜川での自然体験活動を先導するのはNPO法人Next One.(ネクストワン、つくば市研究学園)。筑波大学大学院で体育科学を修めた井上真理子さん(39)が代表を務める。桜川漁協の協力を得て今年から「B&G Next One.海洋クラブ」を発足させた。本格的な活動を7月から開始する。月1回、桜川での自然体験を行い、地域の人と交流しながら、環境問題についても学びを深めていく予定だ。 式で挨拶する山本杏さん=桜川漁協(つくば市松塚) 28日には、同クラブの活動拠点となる桜川漁業協同組合(つくば市松塚)でカヌーやライフジャケットなどの舟艇器材配備式が行われた。式では井上さんや器材を提供した公益財団法人B&G財団(東京都港区)の理事長である菅原悟志さんらが挨拶。市内外から訪れたクラブ員の児童ら16人とその保護者ら、つくば市環境保全課や観光推進課の職員も出席し、児童と漁協組合員らがクラブ発足を記念して桜の木2本の植樹を行った。式後は児童らが組合員やネクストワンのスタッフらから手ほどきを受けて釣りやカヌーの体験を行い、桜川の自然を満喫した。
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土浦市立博物館が郷土史論争を拒絶!《吾妻カガミ》158
コラム
2023年5月29日
【コラム・坂本栄】土浦市立博物館と市内の郷土史研究者の間で論争が起きています。争点は筑波山系にある市北部(旧新治村の一角)が中世どう呼ばれていたかなどですが、博物館は自説を曲げない相手の主張に閉口し、この研究者に論争拒絶を通告しました。アカデミックディスピュート(学術論争)を挑む市民をクレーマー(苦情を言う人)と混同するかのような対応ではないでしょうか。 「山の荘」の呼称はいつから? 博物館(糸賀茂男館長)と論争しているのは、藤沢(旧新治村)に住む本堂清さん(元土浦市職員)。社会教育センターの所長などを務め、退職後は市文化財審議委員、茨城県郷土文化振興財団理事も歴任した歴史通です。「山の荘物語」(私家版)、「土浦町内ものがたり」(常陽新聞社)、「にいはり物語」(にいはりの昔を知り今に活かす会)などの著作もあります。 争点はいくつかありますが、主なものは現在東城寺や日枝神社がある地域の呼び方についてです。本堂さんは、同地域は古くから「山の荘」と呼ばれていたと主張。博物館は、同地域は「方穂荘(かたほのしょう=現つくば市玉取・大曽根辺りが中心部)」に含まれ、中世室町時代以前の古文書に「山の荘」の記載はないと主張。この論争が2020年12月から続いています。 博物館によると、この間、本堂さんは博物館を11回も訪れ、館長や学芸員に自分の主張を展開したそうです。そして、文書による回答を要求されたため、博物館は「これ以上の説明は同じことの繰り返しになる」と判断。これまでの見解をA4判3枚の回答書(2023年1月30日付)にまとめ、最後のパラグラフで論争の打ち切りを伝えました。 その末尾には「以上の内容をもちまして、博物館としての最終的な回答とさせていただきます。本件に関して、これ以上のご質問はご容赦ください。本件につきまして、今後は口頭・文書などのいかなる形式においても、博物館は一切回答致しませんので予めご承知おきください」と書かれています。博物館は市民との論争に疲れ果てたようです。
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「リニア中央新幹線」論の不思議 《文京町便り》16
コラム
2023年5月28日
【コラム・原田博夫】リニア中央新幹線の工事をめぐる静岡県とJR東海の協議が、膠着(こうちゃく)しています。そもそもリニア中央新幹線とは、品川駅から名古屋駅までの286キロを所要時間40分で結ぶ21世紀の「夢の超特急」です。2027年開通に向けて、国は2014年10月、品川~名古屋間の工事の実施計画をJR東海に認可しています ここに至るまでには、1962年、東京―大阪間(約500キロ)を1時間で結ぶ目標に対して、レールとの摩擦がない超電導による浮上方式の提案がありました(つまり、リニア新幹線の技術的提案です)。 1974年、運輸大臣は国鉄に、甲府・名古屋付近の山岳トンネル部の地形・地質調査を指示し、1990年11月には、山梨リニア実験線の建設に着手しています(要するに、新幹線ルートの工事に関わる課題の抽出・解決策の実効性チェックです)。 併せて、1979年の9都府県による「中央新幹線建設促進期成同盟会」、1988年の「リニア中央エクスプレス建設促進期成同盟会」、2009年の「リニア新幹線建設促進期成同盟会」(地元経済界や当該自治体からの要請=我田引鉄)などを踏まえた、JR東海への工事認可です。 つまり、長期の調査を経て着工したにもかかわらず、肝心の工事が一部区間(現在は田代ダム<静岡市>の取水抑制問題)でストップしています。 現時点での静岡県の主張は、「南アルプストンネル工事に伴う湧水を、JR東海は全量、大井川に戻すべし」のようです。この発言は、川勝平太知事(初当選は2009年7月で現在は4期目)が、3期当選後の2017年10月の記者会見冒頭で、ありました。それからは、複数の関係自治体、東京電力も巻き込んで、議論は二転三転しています。
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ハクレンが大量死 桜川の田土部堰
つくば
2023年5月27日
死魚 つくば、土浦に流下 つくば市玉取、桜川の田土部堰(たどべぜき)で24日午後4時ごろ、ハクレンが大量死しているのを桜川漁業協同組合理事の松田七郎さんが発見した。ハクレンの死魚は2日後の26日午後時点で、下流のつくば市上野と土浦市田土部に架かるさくら大橋を過ぎた地点まで流れ着いている。桜川を管理する県土浦土木事務所河川整備課(土浦市中高津)によると、死んだのは推定で数千匹。県は、流れ下って河川に点在する死魚全てを回収することは困難だが、死魚が集中している箇所を中心に26日から回収を始めているとしている。 24日、大量死を発見した松田理事は、鈴木清次組合長に連絡した。つくば市松塚の漁協事務所にいた鈴木組合長はすぐに堰に向かい、ハクレンの大量死を確認。午後4時30分ごろに県霞ケ浦北浦水産事務所(土浦市真鍋)に連絡した。 24日、川の水がほとんど無くなった田土部堰下流側で大量死したハクレン(同) 県土浦土木事務所によると、大量死の原因は河川の水位低下によるものと推察するが、詳細は不明としている。
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