日曜日, 3月 1, 2026
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開票始まる 土浦市長選

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開票作業の様子=土浦市大岩田、水郷体育館

任期満了に伴う土浦市長選は22日午後7時から同市大岩田、水郷体育館(霞ケ浦文化体育会館)で開票作業が始まった。当日有権者数は11万7034人、投票率は28.84%、2006年の市町村合併以降で最低だった2015年の28.42%に次いで過去2番目に低い投票率となった。

【土浦市長選】(選管午後7時30分発表)
8000安藤真理子氏(62)無所属現
1000小野勉氏(61)無所属新
(開票率26.66%)

久しぶりのベトナムで思ったこと《文京町便り》21

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土浦藩校・郁文館の門=同市文京町

【コラム・原田博夫】9月中旬、ハノイ市のベトナム社会科学院(VASS、国家機関)を訪れた。日越関係樹立50周年記念の会議・シンポジウムへの参加が主目的だった。この会議の主催は、ベトナム社会科学院、国際交流機構(JICA)、日本財団(JF)、専修大学だったが、駐ベトナム日本大使の山田滝雄氏や専修大の理事長・学長から祝辞が披露された。

40周年記念会議の際にも、当時私が主宰していた研究プロジェクト・専修大社会関係資本<ソーシャル・キャピタル>研究センター(2009年度~13年度)とVASSが研究交流協定を結んでいた関係で来訪しているので、10年越しの訪問になる。

会議以外にも現地事情の視察が組まれ、その一環でイオンモールを訪ねた。訪問先はハノイ中心部から南に車で15分程度の郊外で、周辺は田園地帯である。ここの基本的なレイアウトは日本各地のそれと同様で、横長3階建て・1階左右の一方に大型スーパーを配置し、中間部に衣料品などの各種テナント、2階にはレストラン・飲食店、3階にはエンタメ系店舗が入居している。

来店客はこの横長のモールを周回移動し、購買意欲のおもむくままに消費する仕掛けである。対象客層としては、この10年間で30%から70%に急増している同国の中間層、とりわけファミリー・若者・カップルに焦点を当てているようだ。

増えるイオンモール郊外店舗

店長(ベトナム人)・副店長(日本人)の話によると、地元コミュニティとの連携・意識改革を重視していて、ゴミは出し・捨てるもの(ベトナム人一般のこれまでの意識・行動)ではなく回収・処分の対象にし、清潔さを旨としたトイレなどに加えて、モール全体のグリーン化を促進する観点から、駐車・駐輪(バイク)場からモールへのルートには植栽を配置し、今後はEV設備も設置予定(充電時間がかかっても、その間、モール内に誘導できる)、屋上にはソーラーパネルも設置予定、とのこと。

同国でのイオンモールは、2013年1月にホーチミン市でスタートし現時点では6カ所だが、25年までには16に拡大する予定(30年までには30カ所も)とのこと。意欲的な取り組みに感心した上での私の懸念は、東南アジア各国での混雑した道路際に立ち並んでいる個人商店・飲食店と、こうしたイオンモールの集客力は両立するのか後者に席巻されるのか、という点だ。

かつての日本の中小都市でも、大型シッピングセンターが登場する前の地元商店街はそれなりににぎわいを見せていたが、規制を主眼にしていた大規模小売店舗法(1973年10月公布、74年3月施行)が廃止され、「まちづくり3法」の一環としての大規模小売店舗立地法(98年6月公布、2000年6月施行)以降は、さらなる来訪者の減少からシャッター街となり、さらには店舗それ自体が立ち退き・コインパーキングに変貌している。

今や日本の地方圏では、旧市街地内の伝統的な生活産業の店舗はほとんど姿を消し、代わって、郊外に大規模な駐車スペースを確保したショッピングセンター(イオンモールはその代表例)が立地して、人々の日常生活を支えている。

東南アジアの街の魅力は小規模な商店・飲食店の多様性と活力にあると私は感じるのだが、その馴染(なじ)みやすさ・逞(たくま)しさ・したたかさは、イオンモールの新規性・清潔さ・魅力を跳ね返すのだろうか、それに屈してしまうのだろうか。(専修大学名誉教授)

あす投開票 土浦市長選

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土浦市長選のポスター掲示板=同市川口、モール505

任期満了に伴う土浦市長選は22日午前7時から午後6時まで市内50カ所で投票が行われ、同日午後7時から同市大岩田、水郷体育館(霞ケ浦文化体育会館)で即日開票される。大勢判明は午後8時ごろの見込み。

立候補しているのは、現職で2期目を目指す安藤真理子氏(62)=無所属、自民・公明推薦=と、新人で家庭教師の小野勉氏(61)=無所属=の2人。期日前投票は16日から市内6カ所で行われ、20日までの投票率は8.22%。有権者数は11万8644人(14日現在)。

安藤氏は市内130団体以上の推薦を得て盤石の布陣で臨む。選挙期間中は片山さつき参院議員など自民党国会議員の応援を得て毎日市内2~4カ所で応援演説をする。小野氏は市内を車で回り、選挙ポスターを張りながら、人が集まるところで街頭演説をする。

安藤真理子氏

安藤真理子 62 市長 無現① 

【略歴】土浦出身、土浦二高、成城大学短期大学部卒。会社勤めの後、介護福祉会社を経営、市議2期、県議2期、市長1期。大町
【公約】①TX土浦駅延伸の早期実現②給食費無償化、産前産後の生活支援体制の充実など子育て支援の充実③土浦スマートインターチェンジ新設の早期実現

小野勉氏

小野勉 61 家庭教師 無新

【略歴】土浦出身、土浦一高、明治大学政治経済学部政治学科卒。俳優や会社員などを務めた。
【公約】①一律の給付金支給、減税、水道の基本料金ゼロなど、市民の経済的負担軽減②費用対効果を考えた実効性のある施策を実現するための役所改革③市長賞与・退職金の返上

柳の木の枝《くずかごの唄》132

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イラストは筆者

【コラム・奥井登美子】♪ むかし恋しい銀座の柳 ♪ ♪ 「東京行進曲」という歌があった。あの柳は銀座の、どのあたりだったのだろうか? どの町へ行っても、柳の並木があって、そこが、その町の、古い店のたまり場所で、町の名物などを売っていた。

今は、どの町にいっても「柳の並木」がなくなって、高層ビルばかりがひしめいてしまっている。

柳の樹皮の成分はアセチルサリチル酸。ブドウ糖と配糖体となって樹皮に含まれている。解熱鎮痛薬として、今でもたくさん処方されているのがアスピリン。バイエル薬品で出しているのが「バイアスピリン」

アスピリンは、酸性の胃の中で、痛みを起こす体内物質の、プロスタグランジンを作るのに必要な酵素の働きを抑えてしまう。そこで、錠剤は胃で溶けないで、腸へ行って初めて溶ける「腸溶錠」になっている。

製剤上も、何年か前、薬剤師の話題になった優れた薬品で、副作用も少ないから、今でもかなり人が飲んで痛みを抑えてもらっている。

歯痛には柳の爪楊枝

柳の枝の歴史は古い。ヨーロッパではローマ時代から鎮痛作用があることがいわれてきた。日本でも京都の三十三間堂は、棟木に柳の木を使って、「頭痛封じ」を祈ったという。

昔、歯科医、歯科医院などがなかった江戸、明治時代。歯や歯茎が痛い時、柳の枝で作った爪楊枝でつつけば、植物から自然のアスピリン成分が出てきて歯茎の痛みが取れたという。

柳の枝で作った「爪楊枝」は、アスピリンが含まれているから歯茎の痛い時に、これを使って歯茎をほじると痛みが取れるとあって、少々高くても人気があったらしい、吉原の美人の花魁(おいらん)が、爪楊枝(ようじ)で自分の歯を手入れしている浮世絵があれば面白い。

「柳の枝のツマヨウジ、って、今、どこかで売っているかしら?」「歯医者さんへ行った方が早いよ」。土浦も柳の並木はなくなってしまったが、丁寧な歯医者さんが多い。私は胸を張って、土浦の名物は親切な歯医者さんだと思っている。(随筆家、薬剤師)

国連難民高等弁務官、筑波大で学生らと意見交換

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筑波大で約40人の学生や留学生を前に世界の難民情勢について話すフィリッポ・グランディ国連難民高等弁務官(中央)

来日中のフィリッポ・グランディ国連難民高等弁務官が20日、つくば市を訪れ、筑波大学(同市天王台)で学生らと意見交換した。

グランディ氏はまず、公募で集まった約40人の学生や留学生を前に講演し、「中東、ウクライナ、エチオピアなど世界の難民は大変厳しい状況に置かれている」とし、「難民問題の解決はさまざまなグループが共に手を携えて連携をとること」だなどと話した。日本については「大変重要な寄付国であり、ソフトパワーの重要な国だ」などと述べた。

学生からは、日本政府の難民受け入れ数の少なさについての質問も出た。グランディ氏は「日本は多数の難民を受け入れている国ではないが、状況は変わりつつある。ウクライナからの避難者を難民としてではなく避難民として受け入れるなど、少しずつ国を開いている」などと話した。

緊迫しているイスラム組織ハマスとイスラエルとの衝突については「中東で10日前から起きている暴力にショックを受けている」とし、「ガザでは薬、水、あらゆるものが足りない。まずは停戦を実現しなくてはならない」などと強調した。

グランディ氏は2016年に国連難民高等弁務官に就任した。就任前の05年から国連パレスチナ難民救済事業機関の事務局次長、10年から14年まで同事務局長を務めていた。

今回、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)を支援する日本国内の様々な機関へのお礼や今後の連携強化に向けた意見交換、日本が共同議長国を務め12月にジュネーブで開催される第2回グローバル難民フォーラムへの後押しを依頼するため来日した。

つくばでは20日午前、つくば市役所を訪問し五十嵐立青市長と懇談後、筑波大に移動。永田恭介学長や五十嵐市長らと昼食をとった後、学生と約50分間、意見交換した。

ウクライナの首都キーウから避難し昨年12月に来日した同大特別聴講学生のミコラ・ママンチュクさん(21)はグランディ氏との意見交換について「ユニークで魅力的だった。(グランディ氏は)筑波大学のすばらしさを覚えていてくれると思う」などと感想を話した。

お薦めの地元食品味わって 筑波銀行が「駅前マルシェ」初開催 22日

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つくば駅前マルシェのちらしの一部

筑波銀行(本店土浦市、生田雅彦頭取)お薦めの県内各地の加工食品や地元食材を一堂に紹介し販売する「つくば駅前マルシェ」が22日、つくば駅前の同市吾妻、つくばセンター広場で開催される。つくばや土浦市などの食品加工会社や飲食店など計20店が出店する。同行がマルシェを主催するのは初めて。

マルシェは、同行が11月8日につくばカピオ(同市竹園)で開催する商談会「2023ビジネス交流商談会+SDGs」のプレイベントとなる。商談会でブース出展する企業や、11月9日以降のオンライン商談会に参加する企業が、一般向けに様々な食品を販売する。

商談会の食部門に出展する企業などから「その場で調理した出来たての食品を提供したい」「地元の方々に自慢の商品を味わってほしい」という要望に応えて企画した。商談会を開催する銀行が一般向けのプレイベントを開催するのは珍しく、同行独自の取り組みだという。

つくば市からは5店が出店し、ハム、コーヒー、カレー、牛タンなどを販売する。土浦市からは2店が出店し、ラスクやレンコンなどを販売する。

筑波銀行の担当者は「地域の皆さま向けの一般物販会。お薦めする地元食材や食品が県内各地から集合する。ぜひご来場いただき、ご賞味ください」と呼び掛ける。

11月8日の交流商談会は、栃木銀行(黒木淳之介頭取)、東和銀行(江原洋頭取)との北関東広域連携での開催で、異業種交流によるビジネス機会の創出を目的としている。(田中めぐみ)

◆つくば駅前マルシェは22日(日)午前11時から午後5時まで、つくば市吾妻1-10-1、つくばセンター広場、ペデストリアンデッキで開催。

◆マルシェに出店するのは
▽らすく工房 美・Sekiyama(土浦/販売食品はラスク)
▽マーケット・フィールド・インターナショナル(常総/弁当、芋チップ、プリン)
▽湊屋味噌醸造所(桜川/こうじ味噌、ひしお)
▽筑波ハム(つくば/ハム、ベーコン、ソーセージ、乳製品)
▽就労支援施設ASHITAE-LAB(つくば/コーヒー、雑貨、野菜、花)
▽Ryu’s Kitchen MINT TREE(龍ケ崎/龍ケ崎コロッケ、タコライス)
▽アオイ(つくば/炭火焼だんご)
▽インドレストランガンズ(つくば/インドカレー)
▽サザン珈琲(常陸大宮/コーヒー)
▽モッツバー高の家つくば本店(つくば/牛タン焼、せせり焼ほか)
▽ヨネビシ醤油(常陸太田/二度仕込み木桶蔵醤油)
▽つかもと(龍ケ崎/甘納豆)
▽木内酒造(那珂/日本酒、クラフトビール、ウイスキー)
▽さしま茶の里 のぐち園本店(坂東/さしま茶、和紅茶、ほうじ茶)
▽斎藤商店(北茨城/柳タコ)
▽NIJC(栃木県鹿沼市/フリーズドライフルーツ、オイル)
▽牛久醸造場(牛久/クラフトビール、ワイン)
▽HAS-LAB(土浦/レンコン、レンコンパウダー)
▽高橋肉店(龍ケ崎/龍ケ崎コロッケ、プリン)
▽NPO歩実(筑西/アイスクリーム、食用花)

つくば自動車研用地に茗渓学園が移転へ TX研究学園駅南側、大和ハウスが開発

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TX研究学園駅南側の自動車研未利用地と茗渓学園の校名表示

日本自動車研究所(JARI)がTX研究学園駅南側に保有している未利用地(つくば市学園南2丁目、15.5ヘクタール)の売却先が決まった(4月19日付)。公募型プロポーザル(事業提案による入札)で選ばれたのは、つくば市内で多角的に事業展開する大和ハウス工業(本社大阪市)。同社はこの一等地に茗渓学園学校(つくば市稲荷前)を誘致するほか、マンション、商業施設、研究施設などを建設する。

未利用地の取得価格は142億円

JARIが20日、公募に応じた3企業グループから提案された事業計画の審査結果を公表した。それによると、取得価格や提案計画などを総合的に審査した結果、大和ハウス・グループが1位だった。JARIが提示していた最低価格92億4000万円に対し、同社は142億円の取得価格を提示した。11月に売買契約が結ばれ、未利用地は12月に引き渡される。

JARIはTX研究学園駅の南側に80ヘクタールの土地を保有している。今回売却されるのは、敷地のほぼ中央を縦断する市道5-1711号線の右側にある未利用地。TX鉄道とエキスポ大通りに挟まれた場所にあり、どこがどう開発するか注目されていた。

自動車研未利用地図(JARI提供)

中高学校+マンション+商業施設…

大和ハウスによると、開発のコンセプトは「活発」「学術」「加速」。具体的には、マンションで構成される居住区画、スーパーマーケットなどで構成される商業区画、中高一貫高などで構成される学術区画、先端研究施設などで構成される産業区画を設ける。総投資額は明らかにしていないが、用地取得代も含めると300~400億円になりそうだ。

土地の造成などを経て、2024年秋に建物の建設に入り、スーパーや運動ジムなどが入る商業施設は26年夏、中高層マンションは28年初の完成を目指す。用地の北・左側から南・右側に走る道路も計画されている。

TX駅前は便利で魅力的=茗渓学園

開発では「中高一貫校」が目玉になる。計画書に学校名は明記されていないが、中高一貫校の茗渓学園(現在の生徒数は1526人)を誘致する方向で話が進んでいる。

大和ハウスは、全体用地15.5ヘクタールの28%に相当する4.3ヘクタールを茗渓学園用に確保している。茗渓学園側も、TX駅側に移れば東京都や千葉県からの通学が容易になり、駅から徒歩で通えるのも魅力的と判断している。大和ハウスが用地を確保したことを踏まえ、近く、移転の可否を理事会と評議員会に諮る。

現在の茗渓学園は赤塚公園の西側、気象研究所の南側に位置し、開校は1979年4月。事務局によると、開校から45年ということもあり、建て替えも検討していたところ、大和ハウスからこの話が舞い込んだ。移転すると敷地は少し狭くなるが、学校棟の高層化により、寄宿舎やラグビー場などから成る施設は十分確保できそうだ。(岩田大志)

自分のことは自分で決める《電動車いすから見た景色》47

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イラストは筆者

【コラム・川端舞】前回のコラム(9月14日掲載)で、1970年代、旧・優生保護法の改正案に経済的理由による人工妊娠中絶の禁止が含まれたとき、フェミニズムの運動に関わる女性たちが主張した「産む・産まないは女が決める」という言葉を紹介した。この言葉は、「胎児に障害があれば中絶する」という障害者にとって恐ろしいメッセージにもなり、障害者と女性の対立を生んだ。

しかし、この言葉の根底にある「自分の体のことは自分で決める」という考えは、障害者運動にも通じるもののように思う。

前回も引用した荻野美穂の「女のからだ―フェミニズム以降」(岩波新書)によると、明治以降、中絶は犯罪とされてきたが、戦後の食糧難の中で、優生保護法が成立し、中絶を認める条件が大幅に緩和された。結果、中絶件数は急増し、出生率は低下した。しかし、高度経済成長期に入り、労働力不足が問題視され始めると、今度は国会で中絶を規制しようとする動きが出てくる。

人口政策のため、母胎に負担をかける妊娠・出産や、女性に負担が偏りがちな育児を、国が管理することに抵抗し、自分の体に対する女性の自己決定を尊重したものが、「産む・産まないは女が決める」という主張だった。

これは障害者運動が大切にしている「自分のことは自分で決める」ことにも通じるのではないか。長年、入所施設の中で生活リズムや外出機会などを他者に管理されてきた重度障害者が、施設を出て、必要な支援を受けながら、どこで誰とどんなふうに生きていくかを自分で決められるよう、介助者などの社会制度を整えてきたのが障害者運動だ。

自己決定が尊重され、誰もが自分らしく生きられる社会にしたいという原点に立てば、障害者運動と女性運動はもっと連携できるのではと、最近考える。

トランスジェンダーも同じ

「自分のことは自分で決めたい」のは、出生時に割り当てられた性別と性自認が一致しないトランスジェンダー当事者も同じだろう。

現行の法律では、戸籍上の性別を変更するためには生殖腺を取り除く手術をする必要がある。これは、自分らしい性で生きたいと願うトランスジェンダーに手術を事実上強制するもので、国連も日本に手術要件の撤廃を勧告している。手術を受けることで、自分らしく生きられると感じる当事者には、公的医療保険の中で受けられるようにすべきだが、本人が望まないのに、健康な身体を傷つけるよう求めるなど、絶対にあってはならない。

全ての人が、必要な情報提供や支援を受けつつ、自分のことは自分で決められる社会を、多様な人たちとともにつくっていきたい。(障害当事者)

つながる機会を 不登校支援団体が第2回合同相談会 21日つくば

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昨年つくば市で開催された第1回不登校・多様な学び つながる”縁”日の様子(不登校・多様な学びネットワーク提供)

2カ所で、2倍の約60団体参加

不登校など学校に悩みを抱える子どもや保護者と、フリースクールや市教育相談センターなど公・民の支援団体をつなぐイベント「不登校・多様な学び つながる“縁”日」が21日につくば市立桜総合体育館と、11月12日に筑西市県政生涯学習センターで開かれる。主催は、県内を中心とした121の支援団体などによる「不登校・多様な学びネットワーク茨城」。昨年に続く2回目の開催で、今年は2会場で昨年の2倍に当たる計約60団体が参加し、問題の背景にあるより多様な課題に向き合う合同相談会となる。

主催団体の代表世話人を務める石田佳織さんは目的について「不登校などの問題を抱えることで、学校を生活の中心にしていた子どもや親がそこから遠ざからざるを得なくなると孤独になってしまう。学校に行けないことへの罪悪感などから外に出にくくなる子どもも多い。先が見えない不安の中で孤立する人たちに『味方になってくれる人はたくさんいる』と伝えたい」と語る。

参加団体は、フリースクールなどの支援団体、通信制学校など教育機関、つくばや土浦市など県南・県西8市の教育相談センター、教育委員会と、ほかに発達障害、学習障害、性の問題に関わる臨床心理士など専門分野に特化した多様な団体が相談ブースを構える。

石田さんは「不登校の背景には、単に人間関係だけではない様々な問題がある。書くこと、読むことが苦手、大勢の人がいるところや大きな音が辛い、性の問題を抱えている子どもなど、様々な特性がある。今の学校や社会は多数派のためにつくられているので、特性によってその周縁にいる子どもにはとても辛い環境」だと指摘する。一方で「環境が整えさえすれば、子どもたちは安定した日々を過ごすことができる」とし、「それぞれにとって適切なサポートを得ながら学び育てる社会が大切。なんらかの影響で学校にいることが苦しいと感じる子どもやその保護者に対して、広く対応できる団体がイベントに参加する。各団体の良さが伝われば」と話す。

つくば会場では、過去に不登校を経験した30代、40代の大人らによる座談会を開催する。当時、それぞれが直面していた生きにくさや、どんな声掛けを周囲にしてほしかったかなど、当事者の体験を参加者と共有する。

また、現在フリースクールに通う子どもたちによる手作り雑貨を販売したり、射的などの模擬店も出され、屋外にはタコスやドーナツなどのキッチンカーが出店する。「不登校に関心のある人だけでなく、子どもたちの企画に参加するだけでも楽しめると思うので、それ目当てでも来てほしい。教育環境は今、過渡期にあると感じている。一つの生き方でもある『多様な学び』について知ってもらえたら」とイベントへの思いを込める。(柴田大輔)

◆「第2回不登校・多様な学び つながる“縁”日」は、10月21日(土)につくば市流星台63、桜総合体育館と隣接の流星台プレイパークで、11月12日(日)に筑西市野殿1371、県県西生涯学習センターで開催。時間はそれぞれ午前10時30分~午後4時。入場無料。詳細は公式サイトへ。

創業39年、筑波大近くの「フライパン」《ご飯は世界を救う》58

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イラストは筆者

【コラム・川浪せつ子】お店の前をよく通り、気になっているけど、行ったことのないお店ってありませんか? 筑波大学の北側、西大通りを曲がってすぐのお店。私にとって、ここ「フライパン」さん(つくば市春日)がそんな所でした。

我が家からだと、西大通りから東大通り方面に行くときの狭い抜け道。ずっとずっと前からあるなぁ~と。入店してみて驚いたのは、創業39年という、長く地域に愛されてきたお店でした。

東京教育大学が、筑波山がある地域に移転して筑波大学となったのが1973年。つまり50年前。そのころから、新規のお店がたくさん出来たのでしょうね。でも、そんなに長く続いているお店は、ほとんどないと思います。

私がつくばに来てから、この秋で42年に突入です。運転免許証を持っていなかった私は、来てまず一番に自動車教習所に通いました。週に数回、渋谷まで仕事で通わなくてはいけないのに、荒川沖駅まで行くのだけでも大変でした。

建築パースの仕事を続けて、こちらでも受注したくて、電話帳で探した建築設計事務所にDM(ダイレクトメール)を100枚出しました。そのときに知り合った設計事務所の方々とのご縁は、今でも続いています。

ささみを上手にいろいろ工夫

「フライパン」さんは、ささみを上手にいろいろ工夫して、提供してくれます。大学の近くのお店ですから、学生さんでもお手頃価格で食べられるよう、工夫なさっているのでしょうね。

昨今の物価高で、飲食店も大変と思います。我が家から歩いて行ける居酒屋さんのランチが、大のお気に入りでしたが、今年に入って閉店されました。居酒屋さんは、特にコロナで打撃が大きかったのだと…。また円安もあり、どんな業界も生き抜いていくのが大変ですね。消費者はどうしても、お財布のひもが堅くなります。

でも、お店には通いたいので、上手に節約しながらうかがうことで、応援させて頂きたいと思います。(イラストレーター)

音を浴びる別次元の映画祭 県内初 26日からイーアスつくばで

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MOVIXつくばのスクリーン。期間中は両側、中央にスピーカーが運び込まれる(丸与工芸提供)

ライブコンサートのような迫力ある音で楽しむ映画祭「“音”で楽しむ!MOVIXつくば映画祭〈ライブ音響上映〉」が26~31日、つくば市研究学園の商業施設、イーアスつくば内の映画館「MOVIXつくば」で開催される。県内初開催となる。

映画館にライブコンサート用の大規模で高品質な音響機器を設置し、迫力ある音や振動で臨場感を感じることができる期間限定の映画祭だ。スピーカーはスクリーンの左右と中央に配置され、立体的な音響効果をもたらすサラウンドスピーカーは劇場のものを使う。

主催は丸与工芸(東京都渋谷区)と松竹マルチプレックスシアター(中央区)。丸与工芸は2020年に設立され、全国各地で映画祭を企画、主催し、映画作品の配給も行っている。「音で楽しむ映画祭」は20年12月からこれまで8都府県で24回開催された。好きな映画を大音量で楽しむことができたと、観客の評判も良かったという。

丸与工芸の米澤朋子代表は「音に特化するという新たな試みをすることで差別化を図りたい」と語る。さらに「ハリウッド映画、アニメ、インド映画など音にこだわる映画が増えたので今回の企画をした」と話す。

また「今回いろいろなタイプの映画を用意する。自分の好きな映画を大音量で浴びるという別次元の世界を多くの人にぜひとも体験してほしい。今まで各地で開催してきて、ネットから情報を得た観客が全国から、遠方でもこのイベントを見にやって来る。せっかくの機会なので、つくばの人にもぜひとも見にきて楽しんでほしい」と来場を呼び掛ける。

経産省が発表している映画館指数の推移によると、映画館の入場者数は2004年以降減少を続け、11年代に大きく低下、その後は少しずつ上向きに推移するが18年に再び低下している。原因として特に若い世代の映画鑑賞時間が減少していることが挙げられている。(榎田智司)

◆同映画祭の上映作品は、映画、アニメ、ミュージカルなど多様なジャンルの13作品で、▽ボヘミアン・ラプソディ▽RRR▽ONE PIECE FILM RED▽グランツーリスモ▽ヴァチカンのエクソシスト▽グレイテスト・ショーマン▽劇場版シティーハンター 天使の涙(エンジェルダスト)▽特別編 響け!ユーフォニアム~アンサンブルコンテスト~▽劇場版マクロスΔ絶対LIVE!!!!!!▽劇場版 少女☆歌劇 レヴュースタァライト▽犬王▽ガールズ&パンツァー劇場版(Blu-ray版〉▽劇場版 うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVEスターリッシュツアーズーを上映する。

◆MOVIXつくばはつくば市研究学園5-19、イーアスつくば3階。料金は2500円(税込)、V8J絶叫上映企画チーム登壇による“応援上映”の回は3000円(同)。詳しくは同館公式サイトへ。

金色姫伝説 謎解きツアー《映画探偵団》69

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イラストは筆者

【コラム・冠木新市】「同級生3人でつくばへ遊びに行きたいので案内してくれますか?」と、今は40歳となった女子大生の教え子から突然電話が来た。つくばがテレビで話題になっているらしい。ちょうど『世界のつくばで子守唄』の準備で忙しい時だったけれど、母親になった彼女たちが、つくばでどんな反応を見せるか興味があり、引き受けた。

3人は「サザコ一ヒ一をつくばで飲みたい」「フ一フ一スパゲッティを食べたい」「おいしいパンを買いたい」と、特に食べ物への関心が強かった。つくばを1日で回るのは無理なため、①つくばセンター地区とその周辺、②研究学園と筑波山、③つくば古道と金色姫伝説めぐり―の3コ一スを作成し、選ばせた。すると、うれしいことに③を選んできた。

6月11日(日) 9時、つくばセンターのサザに集合し、モ一ニングコ一ヒ一を飲んだあと、ホテル日航つくばの「つくたび」開発者2人を加えて計7名、車2台で「金色姫伝説モニターツアー」に出発した。

つくば古道に向かう車中、緑の木々を見て3人が「癒やされるう〜」と同時に声を上げた。シン・旧住民の私には見慣れた景色だが、外から来た彼女たちにとっては新鮮な光景に映ったようだ。緑の木々も観光資源になるのだと改めて感じさせられた。

まんじゅう販売したら売れる

始めに訪れたのは、「つくば古道」入口の北条にある国登録有形文化財・宮清大蔵だ。店主の宮本清さんが、元醤油醸造所の仕組みを説明、蔵で記録映画を上映してくれた。終了後、子宝に恵まれる妊婦の形をした「はら宿りの木」を皆でなでる。3人の子持ちの1人は触らなかったが…。

次に平沢官衙遺跡に移動し、散策した後、すぐ近くにあるつくばワイナリーで担当者からブドウ畑の説明を受け、ワインの試飲。早速、3人はワインを購入した。

それから神郡・蚕影山(こかげさん)神社に向かい、ここで、私が金色姫伝説の由来を語った。200段はある階段を登リ下ったあと、1人が「ここでまんじゅう販売したら売れますよね」と言った。階段を登ったあとには甘い物が欲しくなる、確かにそうだなと思った。

続いて知り合いの屋敷を訪ね、離れにある茶室で額に入った山岡鉄舟の書を見せていただき、神郡の話をうかがった。かなり高齢化が進み、あちこち跡継ぎ問題があるとのこと。皆、神妙な面持ちで聞いていた。

そして中心拠点、神秘的な雰囲気が漂う場所、石蔵Shitenを見学した。ここで、11月3日(金)、4日(土)、5日(日)に、『金色姫伝説旅行記』のイベントをやると説明したら、元アイドルグループの1人は「私も出演したい! 」言ってきた。そのとき、私はある作品を思い出した。

ソフィア・ロ一レン主演『アラベスク』

アラビア風の唐草模様を意味するタイトル、スタンリー・ド一ネン監督、グレゴリー・ペック、ソフィア・ロ一レン主演の『アラベスク』(1966)。この作品は、人間関係と話が複雑でわかりにくいのだが、それでいて面白く見られる仕上がりなのだ。

大学教授ポロックが、謎の男から、古代アラビアの象形文字の解読を強引に依頼される。手のひらに収まる紙片に描かれた象形文字。この紙片をめぐり争奪戦が繰り広げられる。だから観客は、象形文字の謎解きが重要なのだと思い込む。ところが、実はそうではないドンデン返しがラスト近くで判明するのである。

今度のイベントも、「金色姫伝説」と「うつろ舟事件」の謎解きが目的と思わせておいて、ドンデン返しを仕掛けたいと思った。

夕方、彼女たちは目的を達し大満足で帰っていった。どうやら、つくばと「金色姫伝説」はダシで、実はただ小旅行と買い物と食事を楽しみたかっただけなのかもしれない。サイコドン ハ トコヤン サノセ。(脚本家)

サッカーで研究者同士の交流を 21日、筑波大でサイエンティスト杯

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イベントポスターを持つ(左から)筑波大学体育スポーツ局の海老原加恵さん、ワールドフットつくばの山内健太郎さんと佐俣友彬さん

サッカーを通して研究者同士の交流を促進しようと、筑波大学(つくば市天王台)の学生団体「ワールドフットつくば(World Fut TSUKUBA)」と同大体育スポーツ局が21日、スポーツイベント「つくばサイエンティストカップ(TSUKUBA SCIENTISTS CUP)」を同大のサッカー場、セキショウフィールドで開催する。

参加者は当日、5人制のチームを組み、8チーム程度に分かれて予選試合を行い、勝ち上がったチームで決勝トーナメントを行う。参加者の研究分野がそれぞれ異なるよう、同大体育スポーツ局と同団体によりチーム編成が行われる。

参加対象は研究に携わっている男女で、市内外、文系、理系など大学や研究機関、企業などの所属を問わない。大学生や大学院生、サッカー未経験者でも参加可能だ。サッカーを通して研究者同士や研究者と学生の横のつながりを生み出し、新たなコミュニティを提供する。

同団体はこれまで、国内でチャリティーフットサルイベントを開催、また国外活動の一環として、カンボジアを拠点にサッカー教室を開催し、現地小学校にサッカーグラウンドを建設してきた。昨年11月には、同大サッカー場でサッカーワールドカップ(W杯)のパブリックビューイングを企画し、開催している。

今回学生団体が、つくば市に集まっている研究者に着目し、「サッカーを通して世界中の人々に笑顔を」という同団体の理念と重ね、昨年11月に企画が始動した。

その後、大学組織の同大体育スポーツ局に企画提案を行い、今回のイベントが具体化した。体育スポーツ局が主催、同団体が協力という形で初めてタッグを組んだ。

イベントの開催にあたり体育スポーツ局は、市内各研究所にイベントに関するメール案内の送付や大学内で宣伝のためのチラシ配り、同団体はSNSを利用して参加を呼び掛けてきた。

同団体プロジェクトリーダーで、理工学群・応用理工学類3年の山内健太郎さん(21)は「父は研究者で憧れの存在。サッカーは幼い頃から親しみがある。二つはまさに自分の人生そのもの。今回、ご縁のあるすべての人に感謝し、やってよかったと思えるようなイベントにしたい」と話した。同団体の広報で、社会国際学群・国際総合学類1年の佐俣友彬さん(19)は「このイベントの開催は、研究学園都市であるつくばにとってもプラスになること、成功させたい」と話した。

体育スポーツ局の海老原加恵さん(27)は「文理問わず、研究に関わる様々な方に気軽に来場してもらい、筑波大学をより身近な存在にしてもらえれば」と話した。

当日は会場のサッカー場の半分を予選や決勝トーナメント戦に使用し、残りの半分は「PK体験」や、シュートの速度を測る「シュートスピード」、片栗粉と水を用い力をかけると固くなる「ダイラタンシー現象」を体験できる場など、家族連れの来場者も楽しむことができるブースを企画中だ。イベント終了後には同大第一サッカー場で開催される筑波大学蹴球部による関東大学サッカーリーグのホームゲーム公式試合(対東海大学)を観戦できる。(上田侑子)

◆つくばサイエンティストカップは10月21日(土)午前9時〜午後1時30分まで、つくば市天久保3-1、同大キャンパス内のセキショウフィールドで開催。参加申し込みには事前予約が必要、申込締切は20日(金)午後5時。体験ブースは事前予約なしで入場可能。サイエンティストカップの参加申し込みフォームはこちら。イベントに関する情報はワールドフットつくばのX(旧ツイッター)公式ホームページへ。

懸案に苦慮する市議会 土浦とつくばの事例《吾妻カガミ》169

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土浦市役所(左)とつくば市役所

【コラム・坂本栄】本サイトが報じた案件で土浦市とつくば市の議会が苦慮しています。土浦のケースは、車いすの中学生がいじめを受け続けたのに市の対応が不十分だったという話。つくばのケースは、県から譲渡される洞峰公園に関する市の予算説明が不正確で議会が判断に迷っているという話。いずれも市側の「逃げの姿勢」に問題があるようです。

いじめ問題をどう調査するか

前回コラム「土浦市のいじめ回答拒否 個人情報保護が盾」(10月2日掲載)では、市立中学校で起きたいじめ問題を取り上げ、市議会はプライバシー保護を理由に調査を見送ったと書きました。ところが、いじめに遭った本人が市議会の議長と文教厚生委員長に調査要望書を提出したことで、議会はこの問題を放置できなくなったようです。

私が入手した要望書「共生社会の実現への協力を要望します」(保護者連名、10月1日付、A4版5枚)には、2019年春から22年春にかけて受けたいじめの実態と学校・教育委員会の不手際の数々が報告されています。加害生徒に対する学校・教育委の調査の仕方がいい加減だったという件(くだり)はなかなかリアルです。

ある有力市議は「要望書が出たことで状況は変わった。議会としてどうするかまだ決まっていないが、何らかの対応は必要になる」と言っています。関係者のプライバシーを保護できるか、当時の加害生徒からヒアリングできるか―といった問題もあり、どういった調査が可能か苦慮しているようですが、この問題の表面化を恐れていた教育委はもう逃げられないでしょう。

洞峰公園の予算をどうするか

つくば市のケースは、県から無償で譲渡される洞峰公園の維持管理+補修+更新に必要な予算についての説明が不正確だった、という話です。

6月議会で執行部は、洞峰公園予算は年間1億8600万円(維持管理費1億5100万円+施設補修費3500万円)と説明しました。ところが、本サイトの記事「施設の補修・更新費34億円超 洞峰公園 つくば市、議会に示さず」(9月23日掲載)によって、毎年の1億8600万円のほか、31億円(市長のツイッター)の更新費(20年で順次更新するとすれば年平均1億5500万円)が必要であることが明らかになりました。

維持管理費+施設補修費+施設更新費=関連予算総額を隠したのは、金額を少なめに見せて、関連予算を渋る議員をなだめたかったからでしょう。これは情報操作でないかとの私の指摘に対し、市長は感情的に抗弁しています。要約すると、体育館などの設備・器機は更新せず、修理・修繕で済ませれば、県が数年前に算出した更新費31億円は必要ない―と。

議会がチェックすべき選択肢

どう計算するか議会は苦慮しているようですが、①更新軽視で施設や諸設備・器機が老朽化するのを承知で譲り受ける(市案可決)、②つくば市自慢の都市公園だから更新費用はケチらない(同増額修正)、③新規支出を避けるために洞峰公園を譲り受けない(同否決)―の3案を審議し、決を採ったらどうでしょう。

①ないし②で決まった場合でも、公園関係予算はもっと増えるかもしれません。というのは、洞峰公園問題のほとぼりが冷めたころ、県は洞峰公園とセットで造った赤塚公園の無償譲渡も仕掛けてくると予想されるからです。その維持管理費も、①ないし②に上乗せされると覚悟しておいた方がよいでしょう。(経済ジャーナリスト)

【参考】

いじめ関連記事とコラム>

▽「いじめをなぜ止められなかったのか… 」(9月3日掲載

▽コラム166「…車いす生徒に冷たい土浦市」(9月4日掲載

<洞峰公園問題の関連記事>

▽「つくば市への無償譲渡は妥当 県議会…」(9月25日掲載

▽「全員協開き説明を つくば市議16人が…」(10月11日掲載

スケートボードの新星、草木ひなのさん つくば市長を表敬

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五十嵐市長と共に撮影に応じる草木ひなのさん(左)。胸にはアジア大会の金メダルと世界選手権の銀メダル、手にはアジア大会のトロフィー

つくば市出身で2024年パリ五輪での活躍が期待されるスケートボード選手、草木ひなのさん(15、市立大穂中3年)が16日、五十嵐立青つくば市長を表敬訪問した。草木さんは今年9月のアジア大会(中国・杭州)で金メダル、10月の世界選手権(イタリア・ローマ)で銀メダルを獲得したばかり。会見にも2つのメダルを携え、五十嵐市長がその重さに驚くという一場面もあった。

アジア大会と世界選手権の報告として「杭州では2本目で優勝が決まったが、最後の3本目もフルメイク(ノーミス)で終わろうと、出したい技を決めまくった。ローマではやりたい技を考えすぎて、技を落としたりしてしまった。全部を見越した滑りができるようにしたい」と話した。

草木さんの専門はパーク種目。コンクリート製のくぼ地のような複雑な形状のコースを走りながらさまざまな技を繰り出し、その難易度や完成度などを競う。草木さんがいま決め技にしているのが、バックサイド540(ファイブフォーティー)という、ジャンプして空中で1回転半する大技だ。杭州でもローマでもこの技で得点を大きく積み上げた。

8歳のときお母さんに連れられてコースデビュー。9歳からはつくば市大舟戸のアクシススケートボードパークに通って技を磨いてきた。「負けん気が強く、はつらつしており、世代を問わずコミュニケーションがとれ、みんなを巻き込んでスケートするオープンな性格」と、同パークの宮崎将幸店長の評。

大人顔負けの滑走スピードから「鬼姫」の異名を持ち、ジャンプの高さにも自信がある。一方、けがが多いことが悩みで「1回1回集中し、けがを少なくしてうまくなっていければ」とも話す。

母のゆりさん(47)は「親としては、スポンサーとして支えてくれる企業への責任感なども教えたいが、プレッシャーになるので言わないようにしている。本人がやりたいことを楽しくやっているのが一番」との考えだ。

世界選手権の結果を受けて、現在のランキングは世界2位。パリ五輪のスケートボード各種目の出場枠は22人(1カ国最大3人)なので、出場の見込みは大きいが、まだ確定ではない。来年6月まで続く予選シリーズの中で、ポイントを積み上げていく必要がある。「ライバルは自分自身。来年3月からのシーズンも勝ち進んで、優勝してパリにつなげたい」と意気込む。(池田充雄)

つくばにツタヤが帰ってくる 17日、デイズタウンに開店

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店長の小松崎隆浩さん=17日オープンするつくば市竹園、TSUTAYAデイズタウンつくば店内

つくばの新しい文化拠点にー。そんな思いを込めて、つくば市竹園の複合商業施設デイズタウン1階西友跡に「TSUTAYA(ツタヤ)デイズタウンつくば」が17日オープンする。ちょうど1年前の昨年10月16日に閉店したLALA(ララ)ガーデン内のTSUTAYA LALAガーデンつくばの後継店で、約2300平方メートルの売り場に約18万7000冊の書籍と10万本以上の映像作品が並ぶ。

店のテーマは「つくばカルチャーベース」。「この店が、本、映画、音楽、それぞれの文化を発信できる場所でありたいという意味で掲げたテーマ。多様な趣味嗜好を持つ人たちが、それぞれ心に響く作品と出合う場になれば」と、同店店長の小松崎隆浩さんは来店を呼び掛ける。

このご時世にあえてレンタル

小松崎さんが「力を入れた」というのが、過去の名作から、世界各地の映画賞受賞作品など幅広い作品を取りそろえたレンタルDVDコーナー。オンラインでの動画配信が主流になりつつある中で、「ネットでは、自分の履歴を元に出てくる『オススメ』が中心になる。お店で新しい映画と出合って欲しいという思いでたくさんの作品をそろえた。棚を見るだけでも圧倒的に選ぶ幅が広がるはず。知らない作品でも、カバーを見て気になった作品を手に取ることも実店舗だからこその楽しみ方。映画の魅力を感じて欲しい」。

隣接のコミックコーナーでは新刊の販売とともに、市場では流通していない過去の作品をレンタル作品として多数取りそろえ、新しい試みとしてレコードのレンタル、販売も音響機器販売とともにスタートさせる。「このご時世にあえてレンタルに力を入れるのは、なんとしても映画、音楽、本も含めて文化を発信していきたいから。絶対に継続させたいと思っている」と小松崎さんは強調する。

コミックコーナー脇の壁面には、作画を楽しむ人向けの専門書籍が並ぶ

研究機関と選書で連携、社会課題と向き合う児童書充実

「つくばを意識した店舗づくり」だというのがサイエンスコーナーだ。宇宙航空研究開発機構(JAXA)や国立科学博物館 筑波実験植物園など、市内にある各研究機関と選書などで連携し、専門書籍を取りそろえるだけでなく、一般的では流通していないJAXAのタブロイド広報誌などのバックナンバーも含めて取りそろえる。

市内で行った街頭アンケートを元に選書したという児童書も充実させた。「近隣の子育て世代から、今の社会問題について子どもたちにどうやって伝えればいいのかわからないという、戸惑いの声を聞いた。絵本の面白さとともに、子どもたちがきちんと学べるコーナーとして、戦争、ジェンダー、障害、SDGsなどの児童書を充実させた」

社会問題に向き合うための児童書コーナー

その他に店内では、トレーディングカードの販売コーナーを設けており、子どもたちが自由に交流できるスペースも用意され、そこで毎週トレーディングカードのゲーム大会が開催される。

LALAガーデン閉店時に店長を務めていたという小松崎さん。「再びつくばに戻って来られて、率直にうれしい。つくばには様々な個性ある方たちがいて、これまでも一緒にイベントなどを開いてきた。お客様、お世話になった方もたくさんいる街でまた一緒に楽しい企画をつくっていきたい。お客様にも喜んでいただき、私たちも楽しくお店を続けていけたら」とし、「つくばにはたくさんの研究所がある。世界の最前線で何を研究しているのかを、地元の子どもたちに知ってもらえるイベントも企画していきたい」と力を込める。(柴田大輔)

◆同店はつくば市竹園1-9-2、デイズタウン1階。営業時間は午前10時~午後10時。定休日無し。地元を応援する企画として来年3月末まで、書籍、雑誌、コミックの売り上げ1冊に付き10円を、市内小学校の図書室の蔵書充実のため市に寄付する。

今季最終戦を白星で飾る つくばFCレディース 

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前半13分、つくばFCレディース、内藤のゴールでつくばが先制(撮影/高橋浩一)

プレナスなでしこリーグ(日本女子サッカーリーグ)2部のつくばFCレディースは15日、つくば市山木のセキショウチャレンジスタジアムでリーグ最終戦を行い、ディアヴォロッソ広島(本拠地・広島県熊野町)に1-0で勝利した。今季の最終成績は5勝3分10敗、順位は昨季と同じく10チーム中8位。

プレナスなでしこリーグ2部・第18節(10月15日、セキショウチャレンジスタジアム)
つくばFCレディース 1-0 ディアヴォロッソ広島
前半 1-0
後半 0-0

今節のつくばのフォーメーションは中盤がダイヤモンド型の4-4-2。通常はボランチを務めるMF内藤夏鈴がトップ下へ上がり、しかも初めてキャプテンマークを巻いた。「突然指名されたが、1年を通してチームを引っ張らなくてはいけない役目かなと思う。今日のポジションは、守備では一つ下がってゲームをつくるが、攻撃ではよりいっそうゴールに向かわないといけない。ファーストシュートで決めることができて良かった」と感想。

内藤の得点は前半13分。自陣から左サイドへつないだボールが相手との競り合いの中でこぼれ、それを拾った内藤がペナルティエリア手前からミドルシュートを決めた。これで内藤はチームトップの6得点目。なでしこ2部リーグの得点ランキングでも5位タイに浮上した。

幸先の良い得点となったが、試合状況は良いとは言い難かった。強い風雨が叩きつけ、ボールが止まるピッチコンディション。つくばは足元の技術を生かし、対面する相手をはがしてゴールへ向かおうとする。広島はフィジカルの強さを生かし、速い展開でパスをつないで前線の選手を走らせる。だが両者とも、シュートチャンスは数えるほどしかつくれなかった。

前半27分、敵陣を突破するMF工藤古都子(同)

「目の前の局面は良くても、その先でパスがずれるとか、パスを出しても人が入らないなど、1つ先へつながるところで甘さとか技術に劣る場面があり、ゴールに届かなかった」と白馬聡監督。

後半14分にはFW小西由利恵とMF岸川りなを前線に投入、右サイドを務めていたMF赤嶺美月をトップ下へ配し、より走れる布陣に変更した。「ボールがつながらないコンディションだったので、前半はクロスや突破で攻撃の起点となり、後半は2列目からの飛び出しなどで相手のラインを下げさせることを意識した」と赤嶺。ゴールセンスに優れる選手で、今季チーム2位の4得点を挙げている。

後半26分、コーナーキックからDF石井有紗がヘディングシュートを放つがボールはバーを越す(同)

30分にはDF佐藤歩夢とMF藤井志保を入れて左サイドを活性化するも、追加点は生まれずそのまま試合終了。「風雨による選手の消耗が大きく、後半は天候が回復したものの、コンディションの変化でやりたいことがずれた」と白馬監督。

今季は開幕3連勝と絶好のスタートを切ったが、その後は勝ちきれない試合が多く、7連敗を喫したこともあった。「課題を修正する力が足りず、監督の指示をピッチで表現しきれなかった」と内藤の見解。赤嶺は「苦しいシーズンだったが最後に勝ち切ったことをプラスに考え、来季に向かっていきたい」と気持ちをまとめた。(池田充雄)

今季を終えた選手たち(同)

現職と新人が立候補 土浦市長選告示

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雨の中、出陣式に集まった支持者ら

任期満了に伴う土浦市長選が15日告示され、現職で2期目を目指す安藤真理子氏(62)=無所属、自民・公明推薦=と、新人で家庭教師の小野勉氏(61)=無所属=の2氏が立候補を届け出た。14日現在の有権者数は11万8644人。投票は22日、市内50カ所で行われ、同日午後7時から同市大岩田、水郷体育館(霞ケ浦文化体育会館)で即日開票される。

安藤氏は商工、農業団体など130団体以上の推薦を得る。選挙期間中、片山さつき、進藤金日子参院議員らが街頭演説の応援に駆け付ける予定だ。小野氏は、市内を車で回り、選挙掲示板にポスターを張りながら、人が集まっているところで街頭演説したいとしている。

土浦に誇りがもてるまちをつくる

出陣式で支持を訴える安藤真理子氏=新治ショッピングセンターさん・あぴお駐車場

安藤真理子 62 市長 無現①

【略歴】土浦出身、土浦二高、成城大学短期大学部卒。会社勤めの後、介護福祉会社を経営、市議2期、県議2期。同市大町
【公約】①TX土浦駅延伸の早期実現②給食費無償化、産前産後の生活支援体制の充実など子育て支援の充実③土浦スマートインターチェンジ新設の早期実現

【安藤氏出陣式】午前10時から同市大畑の新治ショッピングセンターさん・あぴお駐車場で出陣式。雨が降る中、後援会によると支持者ら約1000人が足を運んだ。冒頭の挨拶に立った島岡宏明市議会議長は「今日は全市議24人が応援に来た」とし、「TX延伸など、土浦は百年に一度のチャンスにある。百年先の土浦のために、党派、会派を超えて土浦が一体となり、圧倒的な勝利をもって安藤氏を土浦市にお迎えしよう」と訴えた。安藤氏は「コロナがあり、命を守り抜くために闘ってきた3年間だった。ピンチをチャンスに変えるため様々なことに着手してきた。土浦に誇りをもち、みなさんに素晴らしいところだと思ってもらえるまちづくりをしていきたい」と述べた。出陣式には市議らのほか、地元選出の国光あやの、青山大人ら国会議員、同市区選出の伊沢勝徳、八島功男県議ら、「満場一致で安藤氏を支持する」とした県市長会から、会長の高橋靖水戸市長ら市長村長約30人ら多数が駆け付けた。

土浦を大改革し自由で楽しいまちを

第一声で公約などを話す小野勉氏=市役所大屋根広場

小野勉 61 家庭教師 無新

【略歴】土浦出身、土浦一高、明治大学政治経済学部政治学科卒。演劇プロダクション所属俳優や会社員などを務めた。同市小岩田。
【公約】①一律の給付金支給、減税、水道の基本料金ゼロなど市民の経済的負担軽減②費用対効果を考えた実効性のある施策を実現するための役所改革③市長賞与・退職金の返上

【小野氏第一声】午前10時から、同市大和町、市役所前で第一声。小野氏は「4年に1度の土浦を変えるチャンスが来た。現市長の市政が4年間続いていいのか。今の市長になってから本当に何か良くなったことがあるのか、私にはちっとも伝わってこない」と批判した。さらに「私の公約は、土浦大改革と、自由で楽しいまちをつくる」ことだとし、公約について「困っている人がたくさんいる。給付金、減税、水道基本料金をゼロにし、助けが必要な人に助けを届ける」と述べた。市役所改革については「今の市役所に公平さがあるのか、一部の人ばかりが得している」などと批判。市長の賞与・退職金ゼロについて「市長は公務員特別職、ボーナスもらうとか、退職金もらうとか、おかしい」と話した。その上で「夢を互いに応援しながら、自由で楽しいまちをつくろう」などと訴え支持を求めた。(鈴木宏子、柴田大輔)

料理はデザインである《デザインについて考える》1

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イラストは筆者
三橋俊雄さん

【コラム・三橋俊雄】みなさん、はじめまして! 私がデザインの道を歩み出してから、はや半世紀が過ぎました。幼い頃から“絵を描くこと”と“ものづくり”が好きだった私にとって、高校3年時に知った「工業デザイン」の世界は、思ってもみなかった出会いでした。大学は工業意匠学科に進学し、卒業研究では「障害児のためのデザイン」を行いました。

その後、デザイン事務所に入り「プロダクトデザイン」に従事。36歳でもう一度学生に戻り、「地域づくりとデザイン」について学びました。その後、大学教員となってからは、主に「障害者の福祉用具デザイン」や「過疎地域の活性化デザイン」を学生たちと進めてきました。大学で最後に関わったテーマは、「遊び仕事(マイナー・サブシステンス)」という、人間の「生き方のデザイン」でした。

こうして私が歩んできたデザインの道を振り返りながら、みなさんと「デザインの世界」について楽しく語り合えることができればと思っております。

中華の青椒肉絲を作る

今回は、「料理はデザインである」というお話からいたしましょう。

人は、お腹がすくと「今日は何を作ろうか」と思案します。冷蔵庫をのぞくと、豚肉、ピーマン、タケノコなどの食材があります。そこで、「チンジャオロースー(青椒肉絲)を作ろう」と思い立ちます。もちろん、「青椒肉絲」の具材が台所になければ、必要なものを買いに行くことから始めます。酒、醬油(しょうゆ)、それにオイスターソースなども確認して、料理に取りかかります。

このように、「料理をする」とは、「お腹がすいた」という課題(問題)に対して、食べたい料理をイメージし、食材や調理道具など、台所の限られた条件の中でやりくりしながら料理を行い、最後は食べる(課題を解決する)という一連の行為であり、それは「デザイン」をすることに他なりません。

自分をすてきに見せる

また、あなたが、外出する前に鏡の前で、帽子からドレス、靴下、バッグなど、あれこれと悩み、選ぶという行為も、「自分をすてきに見せたい」という目標に向けた課題解決型の創造的行為であり、それも「デザイン」と言えるでしょう。

そのように考えたら、自転車を直すのもデザインですし、お母さんが赤ちゃんの将来を考えながら育てていくこともデザインです。

このように、わたしたちは、「目標(課題)を抱き」「いろいろ考えて」「それを実行し」「目標に到達する(解決する)」というデザインの行為を、無意識のうちに、日々、行っているわけです。すなわち、みなさん一人ひとりが「デザイナー」であると言っても過言ではないのです。(ソーシャルデザイナー)

【みつはし・としお】1973:千葉大学工業意匠学科卒業/1973〜6年間:GKインダストリアルデザイン研究所/1979〜6年間:二番目のデザイン事務所/1985〜6年間:筑波大学(デザイン専攻)・千葉大学(環境科学専攻)にて学生/1991〜6年間:筑波技術短期大学・千葉大学にて教官/1997〜18年間:京都府立大学にて教員。6年単位で「居場所」を替えながら、さまざまな人と出会い、さまざまなデザインを行ってきました。退職後つくばに戻り、「竹園ぷらっと」「ふれあいサロン」「おやじのキッチン」など、地域の「居場所づくり」「まちづくり」のデザインを行っています。

あす告示 土浦市長選

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土浦市長選のポスター掲示板=土浦市中央、亀城公園前

任期満了に伴う土浦市長選が15日告示される。立候補を表明しているのは現職で2期目を目指す安藤真理子氏(62)=無所属、自民・公明推薦=。ほかに新人で家庭教師の小野勉氏(61)=無所属=が立候補の意向を示している。

4年前は市を二分する選挙戦が繰り広げられたが、今回は現職の安藤氏が市内各団体の支持を固めている。投票は22日行われ、即日開票される。9月1日現在の有権者数は11万8572人で4年前より約1700人増えている。

安藤真理子氏

安藤氏は「土浦で生まれ、土浦で育った若い人たちが、地元土浦を誇りに思ってもらえるということが私の大きな原点。1期目の公約はすべて着手し、できたものもあるし、これから続けていくものもある。種をまいたものが実を付けて、市民の皆さんが1日も早くその実を食べられるようにしたい」と話す。

公約として①TX土浦駅延伸の早期実現②給食費無償化、産前産後の生活支援体制の充実、1人親世帯の自立支援など子育て支援の充実③土浦スマートインターチェンジ新設の早期実現などを掲げる。

安藤氏は土浦出身、土浦二高、成城大学短期大学部を卒業。会社員などを務めた後、介護福祉会社を創業。市議2期、県議2期を務めた。

小野勉氏

小野氏は「4年間の成果が市民に見えない。現職の市政がこのまま続くのであれば納得できない」と現職を批判、「自由で楽しい土浦をつくりたい」と話す。

公約として①一律の給付金支給、減税、水道の基本料金ゼロなど、市民の経済的負担軽減②費用対効果を考えた実効性のある施策を実現するための役所改革③市長賞与・退職金の返上などを掲げる。

小野氏は土浦出身、土浦一高、明治大学政治経済学部政治学科卒。演劇プロダクションに所属し俳優となった後、会社員などを務めた。2019年と今年4月の同市議選と、20年の守谷市長選に出馬したがいずれも及ばなかった。