火曜日, 4月 7, 2026

人権は「やさしさ」なのか 《電動車いすから見た景色》18

【コラム・川端舞】子どものころ、自分が普通学校に通い続けるためには、常に良い成績をとり、教員のご機嫌をとる必要があると思っていた。そんなことをしなくても、自分にも普通学校に通う権利がもともとあるとは考えもしなかった。 日本の学校教育では、「人権」と「思いやり」「やさしさ」は同じものとして教えられることが多い。私の小学校時代も、毎年12月の人権週間では「友だちにやさしくしよう」のようなスローガンが掲げられていた。もちろん人間にとって「思いやり」「やさしさ」が大切なのは言うまでもない。 しかし、例えば「障害者にやさしくする」と言った場合、「やさしくしよう」と決めるのは障害者の周りにいる人である。周りの人の気持ち次第で、「昨日は時間に余裕があってやさしくできたけど、今日は忙しいから難しい」と言ってしまうこともできる。 障害児が普通学校に通うのは権利 障害のない子どもは、原則、少なくとも中学校までは家の近くの学校に行ける。少子化による学校の統廃合はあるが、子どもの数が多いという理由で、特定の子どもを他の学校に転校させることはせず、教員や教室の数を調整するだろう。それは学校側が「やさしい」からではなく、子どもには、家の近くの学校に通う権利があるからだ。 しかし、障害児の場合、支援の手が足りないなどの理由で、家の近くの普通学校ではなく、市町村に数ヵ所しかない特別支援学校に通うことを簡単に提案されてしまう。障害児が普通学校に通うのは、障害のない子どもと同等の権利のはずなのに、「障害があるけど、普通学校に通わせてあげる」という「やさしさ」にされてしまい、学校側に「やさしくする」余裕がなければ、当然のように特別支援学校への転校を提案されてしまう。 障害のない子どもが当たり前に通う普通学校に、障害児も当たり前に通えるのが権利であり、周囲の気持ち次第で変わってしまう「やさしさ」に左右されるべきではない。障害がある子とない子がそれぞれ必要なサポートを受けながら、同じ教室で学べる環境が前提にあって、初めて「やさしくする・される」「やさしくしない・されない」という経験がお互いにできるのだろう。 人間関係を学ぶ上では、時に友達とけんかし、「やさしくされない」経験も必要だが、障害児は友達にやさしくしてもらわないと学校に通えない環境にいる場合、友達と本気でけんかする経験もできなくなる。(つくば自立生活センターほにゃらメンバー)

地区別人数割や農地法違反めぐり紛糾 つくば市農業委員会

任期満了に伴う改選後初のつくば市農業委員会総会が19日、同市役所で開かれた。農業委員の地区別人数割をめぐって委員の一人が市長に問いただす一幕があったほか、会長選で農地法違反を指摘する発言が出るなど紛糾した。 地区別人数割をめぐっては、改選後の新農業委員の辞令交付式を終えて退席しようとした五十嵐立青市長に、委員の一人が待ったをかけ「(地区ごとの)適正配置に合わせて(農業委員を)選んでほしいと(市農業委員会委員候補者選考会が)答申したのに、(市長が)適正配置に関係なく選ぶとなれば、ゼロという地区も出てしまう」などと問いただした。 一方、農地法違反については新会長選出をめぐり「(3月議会で同意をとる際)議員数人から異議があった。(会長選の候補者は)1月に(農地法違反状態を)訂正しているが、農業委員会の目的から逸脱し、会長としてふさわしくない」などの発言が出た。 理想的な地区別人数を答申 農業委員の選出方法は、2015年の農業委員会法改正により、選挙で選ぶ公選制が廃止され、議会の同意を得て市長が任命する方式に変更になった。 同市では、2018年から市長の任命制が始まった。任期は3年。今年5月の任期満了を前に同市では、任命過程の公正性、透明性を確保するため、昨年12月に同選考会(会長・飯野哲雄副市長)を設置した。15項目の評価基準や配点を決め、35人の候補者の中から定数の24人を選ぶための選考を実施し、同月、市長に答申した。 19日の総会で出された地区別人数については、同選考会で「農業委員会の活動は各地区ごとに、農地の所有権移転や農地転用などの許認可を行っているため、各地区の選出人数は、各地区での活動に支障をきたさないよう、農地面積及び農家戸数に許可申請件数を加味した人数が望ましい」などとされ、昨年12月の市長答申に申し添えられた。 答申を受けて、今年3月議会最終日に五十嵐市長は、任命予定の農業委員24人の同意を求める議案を議会に提案した。ふたを開けてみると地区別の人数は、同選考会が理想的とした人数と比べて、谷田部地区が2~3人少なくなったのに対して、桜地区は1~2人多く、豊里は1人多いという結果になった。今年5月18日までが任期の前農業委員の就任時と比べても谷田部の委員が2人減ったのに対し、大穂と豊里が1人増えた。 こうした経緯を受けて19日の総会では、谷田部地区の委員から五十嵐市長に質問が出された。 五十嵐市長はこれに対し「よく確認したい。適正配置は大事だと思う。私は、この人がいいとか、あの人がいいとか、一切関わっていない。皆さんのご意見を伺いながらやっていきたい」と述べるにとどまった。 市農業委員会事務局は、24人は選考委員の採点の結果、選ばれたとしている。 候補者5人が農地法に抵触 一方、農地法違反をめぐっては、今回の選考から農地法違反が評価基準の一つになったことを受けて、昨年初めて、候補者を対象に農地転用の調査が実施された。 候補者のうち5人が農地法に抵触している可能性があるとされ、選考会では減点による評価が実施されたが、農業委員の欠格事項にはあたらないとされた。 19日の会長選は、2人の候補者による選挙が行われ、13対11で、農地法違反があったと指摘された委員が新会長に就任した。取材に対し新会長は「農地に砂利を敷き、妹が駐車場として使っていたが、昨年12月、農業委員会に農地転用を申請し、今年1月許可をとった」とし、現在は農地法違反ではないとしている。 総会での紛糾について、市内に住む元農業委員の男性は「農業委員会は農地法違反を調査するのが仕事。会長が農地法違反をしていたのであれば、これから農地法違反を指導しようとしても『会長も違反をしていた』と言い返されてしまう。地区別の委員の数を変更し、ルールを変えることもおかしい」と話している。(鈴木宏子)

自然死に近い理想の死に方 《くずかごの唄》86

【コラム・奧井登美子】犬のミミちゃんの自然死を体験して(5月8日掲載)、私たち夫婦も「どうしたら人間らしく死ねるか」という大問題に突き当たってしまった。 「僕も、寿命がきたら、無理に生かさないでくれよ。自分の部屋で、自然に死んで行きたい。家で、安らかに死んだミミちゃんがうらやましいよ」 「松尾芭蕉の奥の細道は、彼なりの理想の自然死を求めて出発したという説があるけれど、江戸時代ならともかく、今の医療の中で、家で死ぬ自由があるのかないのかわからない」 「入院したら、いろいろな管につながれて管だらけ、犬の鎖と同じだ」 「ミミちゃんも、鎖を外して開放してあげたとき、とてもうれしそうだった」 高齢者に課せられた難しい課題 今、コロナの流行中で、クラスターをふせぐために家族が病院に面会に行っても、直接会わせてもらえないことが多い。臨終という、家族にとっても、本人にとっても、人生で一番大事な最後の時が、なくなってしまっている。 知り合いで、「絶対死なないぞ」と言っていたご主人が、救急車で入院し、がんで亡くなってしまった。最愛の人が骨になって帰ってきたあと、奥さんは、臨終に立ち会えなかった寂しさとむなしさでノイローゼみたいになってしまった。 パルスオキシメーターという医療器機がある。指を入れるだけで血液中の酸素が計測できる。私たち世代の人にとっては夢のようなものだ。うちの薬局へ、これを買いに来た人は「医療用の、高価で、いい機械が欲しい」と言う。 コロナ対策として使ったあと、この機械で自分の寿命のあるなしを想定して、善後策を考えるのに使うのだと言う。すごい人だ。 どうしたら人間らしく、その人らしい個性を維持しながら、平和に、あまり人に迷惑をかけないで死ぬことができるか。私たち高齢者に課せられた難しい課題である。(随筆家、薬剤師) 

クレオ3年ぶり再オープン 1階ロピアに長蛇の列

つくば駅前の商業施設「トナリエ クレオ」(つくば市吾妻、日本エスコン運営)1階が19日午前10時、リニューアルオープンした。商業施設のオープンは2018年1月のイオンつくば駅前店撤退以来。1階入り口には長蛇の列ができ、低価格で知られる県内初出店の食品スーパー「ロピア」は大勢の来店客でごった返した。開店直後、隣接のキュート1階通路には1000人を超える行列ができた。 来店した近くに住む30代主婦は「ロピアは安いという話をママ友から聞いて友達と2人で来た。たくさん買った」などと話した。市内に住むパートの30代女性は「人混みに圧倒されてロピアまで行けず、わくわく広場で買い物を済ませた。活気があっていい。頑張ってほしい」などと語った。 事業規模250億円 オープンに先立って同店2階でオープニングセレモニーが催された。記者会見した日本エスコンの伊藤貴俊社長は「つくば駅前はとても整備されているにもかかわらず、西武、イオンの撤退で人の流れが止まってしまっていた。商・職・住一体で地域の人が集まる場所をもう一度つくり直すことができる、駅前の再生が可能であると考えた」と経緯を話した。 商業施設としてどう再生させるかについては「大型百貨店などのGMS(ゼネラル・マーチャンダイズ・ストア)を核とする構成から、地域住民の生活に欠かせない食品スーパーを核としたNSC(ネイバーフッドショッピングセンター)に構成を変えていく」とし「地域に密着し、回遊性の高いまちをつくり、その後の地域コミュニティーもサポートできるまちをつくることで、時間が経つごとに魅力が高まるまちをづくりたい」と強調した。 つくば駅前のクレオ、キュート、モグ3施設の取得、マンション建設、商業施設とオフィスの複合施設のオープンなど事業規模250億円の開発となり、同社としても最大規模の開発であることを明らかにした。 2階、3階の商業施設は6月から夏にオープンする予定で、2階には家電量販店のケーズデンキが入るという。 式典には来賓として五十嵐立青市長、小久保貴史市議会議長が出席し、五十嵐市長は「オープンを心待ちにしていた。特にクレオは市民にとって象徴的な場所で多くの人が様々な思い出をもっている。何としてもこの場所をにぎわいのある場所にしていきたいと多くの人が思っている。クレオという名前を残していただいた。新しいエッセンスを加えて今まで以上に魅力的な施設になれば」などとあいさつした。 オープンに合わせて同日、クレオと建設中のマンションの間につくば駅に直結する歩行者通路が開通した。(鈴木宏子) クレオオープンの関連記事はこちら

土浦とつくばの福祉事業者に「渋沢栄一翁論語と算盤賞」

土浦市で精神障害者の訪問看護ステーションを運営するハル・スタイル(haru style)代表の栗山武さん(40)と、つくば市で障害者就労支援施設などを運営するハピネス合同会社代表の荒山千秋さん(51)がこのほど、「渋沢栄一翁論語と算盤大賞」(渋澤栄一翁報奨委員会=田中直隆会長=主催)を受賞した。 日本資本主義の父といわれる渋沢栄一の著書「論語と算盤(そろばん)」を冠した賞で、経済と道徳を調和させながら経営をする起業家を称える。渋沢栄一の生涯を描いた大河ドラマがNHKで放送されている影響で、全国から自薦他薦を含め月30件ぐらい応募があり、年4回ほど各10件程度を表彰しているという。 看護師の栗山さんは、土浦、つくば市などで在宅生活をする精神障害者約60人の健康管理をしたり、薬の管理をしたり、通院に付き添ったり、24時間対応で悩みを聞いたりする訪問看護ステーションを運営する。 総合病院勤務を経て、不動産会社で働いた経験から、病院を退院した精神障害者が地域で自立生活を送ろうとする際、住まいを探すこと自体が困難であることを知った。看護師と宅地建物取引士の両方の経験を生かしたいと、2019年、訪問看護ステーションを設立し、地域で自立生活を送りたいと願う精神障害者の住まい探しを手伝うことなどもしている。 保育士の荒山さんは、土浦市内で児童の発達を支援する放課後デイサービス施設、つくば市内で障害者就労支援施設を運営する。つくば市内で2003年に認可外保育園を運営、次男が発達障害と分かったことをきっかけに子供の発達支援に関心をもち、14年、放課後デイサービス施設、18年に障害者就労支援事業を立ち上げた。 放課後デイサービス施設は、子供の集中力を高めるため運動や遊びを積極的に取り入れている。就労支援支援は、利用者に合わせて作業の種類を多くしているのが特徴だという。 荒山さんは「利用者の要望を聞いて、地道にやってきた。受賞でき光栄に思う」などと喜びを話した。(鈴木宏子)

「弱虫ペダルチーム」の入部正太朗選手 つくば市を表敬訪問

つくば市に活動拠点を置くプロの自転車チーム「弱虫ペダルサイクリングチーム」に所属する全日本チャンピオンの入部正太朗選手(31)と、佐藤成彦ゼネラルマネジャーが18日、同市役所を訪れ、五十嵐立青市長を表敬訪問した。今後、つくば市と力を合わせて自転車のまちを盛り上げる。 人気漫画「弱虫ペダル」の作者、渡辺航さんが立ち上げたチームで、2019年の第88回全日本選手権自転車競技ロードレース大会で優勝した入部選手が今年1月から所属している。 同市要にクラブハウス、春日に合宿所がある。入部選手は1カ月ほど前に市内に転居し、現在、6月に広島で開催予定の全日本選手権連覇を目指し、筑波山や霞ケ浦などで練習を重ねている。 一方つくば市は今年4月、自転車施策を推進するサイクルコミュニティ推進室を立ち上げ、シェアサイクル事業や旧筑波東中のサイクリング拠点整備に向け準備を進めている。 こうした中、市とチームが力を合わせて何か活動できないかと、表敬訪問が実現した。 入部選手は、全日本チャンピオンだけが着ることができる、胸に日の丸が付いたジャージを着用して来庁した。つくばについて「サイクリング環境の良さにびっくりした。関東でも人気のサイクリングスポットなので、もっと盛り上げて、自転車のまちをアピールすることに貢献したい」と話した。 五十嵐市長は「何かご一緒にできる機会があればいいと常に思っていた。市民が自転車に親しむ機会をつくり、チームを応援する流れになっていけば」とした。 具体的には、弱虫ペダルチームの選手が指導する、小中学生を対象とした自転車交通安全教室の開催などを検討しているという。(鈴木宏子)

制度化なるか? 重度障害者の就労時の介助 つくば市議会で議論

重度障害者が働くと受けられなくなる公的介助サービスについて、つくば市議会で市民団体からの提案をもとに、実施に向けた議論が進んでいる。厚生労働省は「地域生活支援事業」の対象に、通勤・就労時の身体的な介護を加え、昨年10月から市町村の任意事業として提供できるようにした。 厚労省によると、昨年8月時点で全国13市町村が実施予定とした。市民団体「茨城に障害のある人の権利条例をつくる会」(事務局・水戸市)の調査によると、今年4月時点で、県内で「利用希望に応じて検討したい」とした市町村は数カ所あったものの、「実施予定」とした市町村はひとつもなかった。 「働いている」のに賃金もらえず 従来の制度では、公的介助サービスは通勤時や就労時は利用できないため、介助が必要な障害者は、働く能力があっても就労が難しかった。昨年から国の地域生活支援事業の中で始まった「雇用政策との連携による重度障害者等就労支援特別事業」で、国と県から補助を受けて、市町村が職場等における介助や通勤の支援を行えるようになった。 重度身体障害を持つ川島映利奈さん(38)は、障害者団体「つくば自立生活センターほにゃら」代表として活動する。自立生活センターでは、地域で生活する障害者に介助者を派遣する事業を行っていて、川島さんは介助者の採用面接や研修、勤務シフト表作成に関わる。また、障害者や家族からの相談に応じたり、障害のある人とない人が交流できるイベントの企画もしている。平均週20時間、活動している。 しかし、ほとんどの活動に賃金は発生しない。川島さんは障害のために痰(たん)を吐き出す力が弱く、多い時で30分に1回、介助者に痰吸引をしてもらう必要がある。また全身の筋力が弱く、会議の資料を作成するためのパソコン入力や、初対面の人との名刺交換など、活動するために必要な動作のほとんどを介助者にサポートしてもらう必要があるため、常に介助者がそばにいる。公的介助サービスを使っている時間は就労できないため、どんなに活動しても賃金はもらえない。 唯一、月に一度の役員会議の時間だけは役員報酬を受け取っている。その時間は公的介助サービスを利用できないので、痰吸引など必要な介助は自立生活センター事務所が負担している。しかし、川島さんが活動しているすべての時間、介助を自立生活センター事務所が負担することは難しい。つくば市で就労中も公的介助サービスを受けられるようになったら、活動している時間は賃金をもらいたいと川島さんは話す。 川島さんはつくば自立生活センターで活動する以前、筑波大学大学院に在籍していたころ、一般企業に就職したいと思い、障害者向け合同企業説明会に参加したこともあった。しかし、興味のある大手企業の説明を聞きにいったところ、介助者同伴で来た川島さんを見て企業側は驚いた様子だった。生活に介助が必要な重度障害者が参加することは想定されていなかった。 企業の概要説明はしてくれたが、「トイレ介助や食事介助、パソコン入力など、仕事中に必要な介助を企業側で提供するのは難しい。介助者が必要なら、自分で用意してほしい」と言われた。つまり、介助者を雇うお金がなければ働けない。「大手企業でもそのようなことを言われてしまう。こんなに勉強しても働けないと分かり、悲しかった」と川島さんは振り返る。 公開質問状でつくば市にも動き 昨年10月のつくば市長・市議会議員選挙で、市民団体「障害×提案=住みよいつくばの会」は各立候補予定者に、政策提案型の公開質問状を渡したが、その中に「就労中の重度障害者への公的介助サービスの実現」も含まれていた。昨年の12月議会一般質問で、川村直子議員がこの政策提案の実現に向けての具体的な予定を聞いたところ、つくば市は「先行して実施している自治体の事例等を参考に調査を進めていく」と回答した。 5月13日現在、市障害福祉課によると、「昨年度の他市町村における実施状況を、県や国に問い合わせ、国からの報告を待っているところ。県内で実施している市町村はなかったが、再度、国に照会し、調査を進める予定」だそうだ。今後の動向が注目される。(川端舞)

草刈り作業中また石跳ね 民家の窓ガラス破損 つくば市

つくば市は17日、市有地の同市小田、国指定史跡小田城跡で、市の委託業者が草刈り機3台で草刈り作業中、小石が跳ね、近くの民家の窓ガラスを破損する事故が発生したと発表した。 同市では12日にも、同市平沢、平沢官衙(かんが)遺跡歴史ひろばで、業者が芝刈り機で作業中、小石が跳ね、散策していた女性が頭部にけがを負う事故が発生したばかり。五十嵐立青市長が安全対策を徹底すると表明した矢先だった。 市文化財課によると、小田城跡で、15日午前8時から午後5時まで、委託業者の作業員5人がハンドガイド式草刈り機1台と肩掛け式草刈り機2台を使用して草刈りをした際、小石が跳ね、民家1階の窓ガラスに当たった。ガラスは表面が破損し、直径2センチくらいくぼんだ状態になった。 5人の作業員のうち3人が機械で草刈りをし、1人が周囲を監視、1人が刈った草を集める作業をしたが、石跳ね事故を防止する衝立(ついたて)やフェンスなどは使用していなかった。小田城跡で作業をした業者は、平沢官衙遺跡とは別の業者だという。 17日、民家の住民から連絡があり分かった。同日、業者が現地確認し、住民に謝罪、破損した窓ガラスを補償することを伝えた。 五十嵐市長は「先日の事故を受け、全委託事業者に注意喚起及び飛び石防止等の安全対策を徹底していたところ、再びこのような事故が発生したことを深くお詫びします。再度このような事故を起こすことのないよう指導を徹底し再発防止に努めます」とするコメントを発表した。 石跳ね事故が相次いで発生したことを受けて市は、草刈り作業の仕様書を全庁的に見直したいとしている。

「ペニーレインつくば店」 《ご飯は世界を救う》35

【コラム・川浪せつ子】コロナウイルスがちょっと落ち着いたころ、イオンモールつくば(つくば市稲岡)内の「ペニーレインつくば店」のレストランに。このお店が10年ほど前にできたとき、友人と行ったのを思い出し、行ってみました。 「ペニーレイン」という名前が不思議だったのですが、今回判明。レストランの中は、ビートルズがいっぱい。「ペニーレイン」とは、イギリスのリバプールにある道路の名前。ビートルズは、その道路名の曲を作ったのだそうです。 そして建物正面左には、ビートルズゆかりの地「アビイ・ロード」をレコードジャケットにしたもののリメイク壁。そこには、フォルクスワーゲンが半分壁に突っ込んでいました。どこまでビートルズがお好きな経営者なんなのでしょうね! おいしいって幸せな時間 でも建物はとてもスタイリッシュ。前庭から正面入り口の導入までお花が一杯です。ちょっとしたミニ公園風。そして、建物右側には、ワンちゃんと一緒に食事ができるコーナー、ドッグランもあります。 新しいお店に行く場合、ネットで事前にいろいろ調べます。場所はもちろん、「何を食べようか」「何が人気あるか」。そして、注文。今回は連れ合いと一緒で、チーズフォンデュとハンバーグ。この注文だと、パンが食べ放題。 お店の方が、カゴにいろいろな種類のパンを持って、お店の中を回っています。おいしいので、つい追加を頼んだら、お腹がいっぱいに。 帰りには、レストラン隣のパン屋さんで、人気のブルーベリーブレッドのハーフを購入。パン屋さんは大人気で、レジまで長蛇の列。リタイアしようかと一瞬迷いましたが、根気だして並びました。お腹いっぱいのはずなのに、オウチでパクパク。おいしいって幸せな時間です。(イラストレーター)

初日9000人以上が予約 つくば市でワクチン予約始まる

65歳以上の高齢者を対象にした新型コロナウイルスワクチンの接種予約が17日、つくば市で始まった。電話で予約を受け付ける市コロナワクチン接種対策コールセンターには予約が集中し、インターネットでの予約も合わせると、初日の1日だけで9000人以上が接種の予約をした。 同市の65歳以上の高齢者は約4万7000人。接種会場となる市内約100のクリニックのうち、半数は市コールセンターで予約を受け付け、半数は各クリニックで直接予約を受け付ける。ほかにインターネットでの予約受け付けもある。初日の予約者数は、市コールセンターとインターネット予約を合わせて9000件弱で、クリニックに直接予約した人も含めるとかなりの高齢者が初日に接種日程の予約をしたとみられる。 市役所コミュニティ棟1階に設けられた市コールセンターでは18人のオペレーターが対応したが、予約開始の午前9時前から電話が鳴り続け、終日、電話がつながりにくい状態が続いた。 市コールセンターでは5月いっぱいまで20人体制で電話予約を受け付ける。6月以降も状況を見ながら、予約が落ち着くまで、20人体制を維持するとしている。現時点で予約できる日程は7月末まで。 5月末までに約7万回接種分を確保 一方、ワクチンの確保については、5月末までに同市で計6万9420回分確保される見通しだという。すでに4月17日に1950回接種分、5月2日に7800回分、16日に2万8080回分が届いた。31日にも3万1590回分が届く予定だ。 同市は7月末までに65歳以上の全員が2回接種できる量のワクチンが確保できる見通しだとし、市新型コロナウイルス接種対策室の板倉邦明室長は「ワクチンは十分にあり、接種を受けられないことはないので、安心して、急がず、予約してください」と呼び掛けている。 接種は24日から市内約100カ所のクリニックや病院で実施される。当日キャンセルが出るなどしてワクチンが余った場合の対応については、各クリニックごとにキャンセル待ちリストを作成し、リストの順番で連絡する。それでもワクチンが余った場合は、保育士や学校の教職員に接種できるとする県の通知があることから、市は保育士や教職員に接種をお願いすることになるとしている。(鈴木宏子) ◆18日以降の市コールセンター(電話029-883-1391)の接種予約は午前8時30分から午後5時15分まで。インターネットの市新型コロナワクチン予約サイトからは24時間予約できる。現時点で市内で接種できるワクチンはファイザー社製のみ。接種費用は無料。

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