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【直売所めぐり】3 固定ファンがつくお漬物 JA谷田部「野っ食べ」

【田中めぐみ】JAつくば市谷田部の農産物直売所「野っ食べ(やったべ)」を訪れた。5年ほど前にリフォームしたという新しくきれいな店舗だ。店長の埜口祐(のぐち・ゆう)さんのこの日のお勧めはおしゃれな赤ネギ。葉は緑、中間部は白、根元が鮮やかな赤色で、まるでイタリアの国旗のようでもある。普通のネギと同じように加熱すると甘く、生で薬味にもいいという。焼いた油揚げに刻んで乗せて食べるのが店長さんのお気に入り。この日は赤ネギだけでなく新鮮な長ネギもたくさん並んでいた。冬の時期鍋物には欠かせない売れ筋の一つだ。 品出しした瞬間からカートに入れられ、次々と買われているサツマイモがあった。「シルクスイート」という品種だ。品出しをしていたのは生産者の室町吉子さん。サツマイモに目がない記者は「安納芋」や「紅はるか」をケース買いすることもあるほどだが、この品種は見たことがない。室町さんによると外はしっとり、中はホクホクという今注目の品種だそうで、かなりの人気だという。焼き芋には最適とのこと。これは絶対買うしかない。値段も3本入って300円と格安だ。小ぶりの物や傷の付いたものだと100円のラベルが貼ってあるものまであった。「安いねえ」とお客さんも思わずにっこり。「あんまり傷は関係ないもんねえ」と室町さん。てらいのないやり取りが直売所の醍醐味(だいごみ)だ。 加工品のコーナーにはおいしそうな五目おこわが並べられた。作ったのはJA女性部の岡野たか子さんら6人。もち米を業務用のふかし器で高圧でふかして作るので、ふっくらもちもちになるそうだ。具は別で味付けし、ご飯と合わせるこだわりでおいしいと評判。火曜日と金曜日しか作っていない。ちょうど買うことができてラッキーだった。 谷田部直売所で人気を集めているものの一つがお漬物だという。中でも高野愛子さんと、「シルクスイート」の生産者でもある室町吉子さんの作るお漬物はそれぞれに固定ファンが付くほどだそう。お客さんたちはラベルの加工者名を見て買って行き、いつも売り切れてしまうという。白菜やからし菜のお漬物も作るそうだが、この日並んだのは大根の麹漬け。やはり並んだ先から売れていく。大根を塩漬けしてから麹漬けにするという手間がかかるため、漬かるのに15日かかるそうだ。高野さんと室町さんのお漬物をぜいたくにも食べ比べてみた。微妙に塩梅(あんばい)が異なり、これは確かに好みの分かれるところ。どちらも後を引き、いくらでも食べられてしまった。 ◆今月29日(土)と30日(日)には年末セールが開催され、大鍋で作ったけんちん汁を無料サービスするという。おせち料理の材料を買いに「野っ食べ」を訪れてみるのもよさそうだ。 JAつくば市谷田部 農産物直売所「野っ食べ」 住所▽つくば市谷田部2074-1 電話▽029-836-4101 営業時間▽午前9時30分~午後6時(4月~9月) 午前9時30分~午後5時半(10月~3月) 定休日▽1月1~3日

G20 メディアアートイベントや総合商談会を企画

【鈴木宏子】G20茨城つくば貿易・デジタル経済大臣会合が来年6月8、9日、つくば国際会議場(つくば市竹園)で開かれる。開催に向けて、県やつくば市、県内経済団体などで構成する受け入れ団体の同推進協議会(会長・大井川和彦知事)は、茨城やつくばの魅力を発信する企画を明らかにした。来年5月に筑波大学とゆかりが深い芸術分野のメディアアートを素材にしたイベント、同6月には知事がトップセールスする総合商談会などの開催を検討しているという。 18日、同国際会議場で開かれた同推進協第3回総会で準備状況や取り組みについて報告があった。メディアアートを素材にした事業は、研究者とアーティストが協働して創作活動をするイベントで、子どもを含めた一般市民が参加する体験事業になるという。総合商談会は外資系企業の誘致、県産品の輸出拡大、外国人観光客の増加を目指した商談会になるという。 ほかに県内の最先端の科学技術やものづくり技術、伝統工芸、つくばの研究機関などを紹介する最先端科学技術・ものづくり技術の展示会なども企画している。 来年1、3、5月には計3回、在日海外メディア関係者を招いて1泊2日の日程で県内を巡ってもらい、つくばのテクノロジーや茨城の農業、食文化、企業の技術力や港湾などを見てもらうツアーを計画している。世界各国の富裕層をターゲットに、常陸牛や笠間焼、メロンなどの県産品や観光地をPRする動画や画像などの広告を、海外の現地メディアに掲載することなども検討しているという。 来日する各国大臣や随行者などへのおもてなしでは、粒の大きな県オリジナル米「ふくまる」や県内40の蔵元の日本酒など県産食材を使った料理を歓迎行事で提供するほか、会合の合い間に各国大臣に、つくば市内の研究機関やベンチャー企業、周辺観光施設などを見てもらう視察・見学ツアーなども提案していくという。 G20会合に向けて県は、危機管理、海外情報発信、おもてなし、エクスカーション(視察・見学)、展示・イベントの5つのプロジェクトチームを11月に立ち上げ、受け入れ準備を進めている。 12月4日には参加20カ国の大使館職員を対象に、会場のつくば国際会議場とつくば市内の宿泊施設を視察してもらう現地説明会を開催した。計29人が参加し「施設の具体的なイメージがわいた」など好意的な反応を得たという。宿泊施設については2016年にG7科学技術大臣会合が開かれた際は、県が補助金を出して市内のホテルなどにスイートルームを整備したが、今回は施設や設備が足りているとして補助金を出すなどの取り組みは実施しないという。 市民や団体の応援事業を公募 G20会合を盛り上げようと、同推進協は、同会合を応援する市民や団体、企業の自主的なイベントや事業を募集している。歓迎機運を盛り上げたり、同会合のテーマ「自由貿易の推進とIoT(モノのインターネット)、AI(人工知能)等の革新的技術」への関心を高めることができ、来年6月9日までに開催する事業が対象。サポート事業として認定されれば「G20茨城つくば貿易・デジタル経済大臣会合」サポート事業の冠を付けて開催することができるほか、同推進協のHPにも掲載される。 サポート事業の企画内容、実施時期・場所、実施体制、効果、提案者名などを書いて、同推進協議会(県営業戦略部G20貿易・デジタル経済大臣会合推進チーム内)に申し込む。募集期間は来年3月31日まで。問い合わせは同事務局(電話029-301-2855、同HP)

今度は陸上競技場を検討 つくば市

【鈴木宏子】つくば市が現在パブリックコメント(意見募集)を実施している市スポーツ推進計画中間年度見直し案に、住民投票で中止となった総合運動公園に代わって、陸上競技場の整備検討が盛り込まれている。市はすでに9月補正予算に陸上競技場が整備できるかどうかを調査する費用を計上し調査に着手している。一方、市が昨年3月にまとめたスポーツ環境に関する市民アンケート調査で陸上競技場の要望は4番目だった。 現在のスポーツ推進計画は2014年度に策定された10カ年計画で、「総合運動公園等の整備」が盛り込まれている。社会状況の変化などを踏まえ、10年間の中間に当たることから今回見直す。見直し案は市スポーツ推進審議会(委員長・阿江通良筑波大名誉教授)で審議された。市ホームページなどで公表されており、12月7日から来年1月7日までパブリックコメントが実施されている。 市民要望は4番目 一方、昨年3月にまとめられた市民アンケート調査の結果は、これからのスポーツ施設づくりに関して「既存施設の改修と気軽に利用できる施設を多数つくってほしい」(27.5%)が1位、「既存施設を改修し充実してほしい」(26.2%)が2位で、合わせると過半数の53.7%を占めていた。 さらに新たにつくるべき公共スポーツ施設をたずねたところ、1位は体育館(24.7%)、2位はウオーキング・ランニングコース(21.4%)、3位は多目的広場(20.9%)で、陸上競技場(17.3%)は4位。中高生に限っては7位だった。市はアンケート結果を受けて昨年3月、今後新たに必要・改修が必要なスポーツ施設として体育館を挙げていた。 11カ所対象に調査に着手 陸上競技場をめぐっては、今年9月補正予算に同施設が整備できるかどうかを調査する調査費757万円が計上された。候補地として調査対象となっているのは今年4月、市立秀峰筑波義務教育学校が開校したことなどに伴って廃校となった筑波地区の小中学校跡地10校と、旧県立上郷高校跡地の計11カ所。総合運動公園の予定地だった大穂地区の空き地は対象には入っていない。 調査で想定されている施設規模は、公式記録がとれる400㍍トラックがある規模だという。3㌶以上が必要なため、筑波地区の中学校跡地2カ所と上郷高校跡地の事実上3カ所に絞られている。地形や周辺の状況、概算コストなどを調査し、今後の検討資料にする。 調査に着手した理由は、市PTA連絡協議会から陸上競技場の整備要望が出されていること、五十嵐立青市長の公約にも掲げられていることだという。市スポーツ振興課によると現在約400万円で業者に調査を委託したばかりで、来年3月末までに調査結果をまとめる予定という。 一方、市は総合運動公園が住民投票で中止になったのを教訓に、弁護士らによる検証委員会の提言を受けて今年9月末、「大規模事業の進め方の基本方針」を策定したばかり。しかし今回の調査は、同基本方針の前段の段階だとしている。 【記者のつぶやき】陸上競技場の調査に着手した理由の一つは市長の公約だとされている。五十嵐市長の最大の公約は「総合運動公園問題の完全解決」だった。しかし同運動公園跡地について市は、今年2~3月、事業者から提案を受けるサウンディング(対話)型市場調査を実施し、7~8月に説明会を開いて以降、進展が見えない。片や66億円の用地購入費の利息を現在も年間約3400万円払い続けている。総合運動公園跡地問題の解決が先ではないだろうか。

国際交流イベント「世界お茶のみ話」 つくばインターナショナルスクール生徒が発表

【田中めぐみ】つくば駅に隣接するBiviつくば内交流サロンで15日、市国際交流協会が主催する「世界お茶のみ話」が開催された。市民約40人が参加した。同イベントは毎回出身国の異なるゲストを講演者として招き、母国を紹介してもらい,新たな交流を創出することを目的に、毎月第3土曜に開催されている。今回で23回目。 この日のゲストはつくばインターナショナルスクール(同市上郷、シェイニー・クロフォード校長)の高校1、2年の生徒たち5人で、韓国、インド、フィリピン、パキスタン、ドイツの5カ国の文化や風習、観光名所などについて紹介した。 インド国籍でフィリピン人と日本人との間に生まれたというコシック・ニキータさんは「どこの国から来たの」という質問には答えづらかったが、今はインド、フィリピン、日本と3カ国の文化を知っていることを前向きに考えられるようになったと自身の経験を語った。また「ハーフとダブルどちらを使うか」という問題について「ハーフという表現は半分欠けているというネガティブな印象がある。ダブルだと両方持っているというポジティブなイメージがあるので、ダブルと呼んでほしい」と意見を発表した。 市内在住の50代男性は「ダブルかハーフかという問題は今まであまり考えたことがなかったので、本当にいい話を聞けたと思う。私は米国に4年間住んでいたことがあり、ミックスの方もたくさんいたが、何も考えずどこから来たのという質問をしていた。その質問に答えにくいという意見を聞いたのは今日が初めて」と感想を語った。 5人の発表後には参加者から次々に質問があり、会場はなごやかなムードに包まれた。 同イベントでつくばインターナショナルスクールの生徒が発表をするのは2回目。発表者で他の生徒の通訳も務めた沈水藍さんは、「練習がとても大変でした。発表者の日本語のレベルも様々なので、原稿の作成にはかなり時間がかかりましたが、苦労した分今日は楽しかったです。来てくれた方が皆さん優しく聞いてくれて嬉しかった。また来年もぜひ聞きに来てほしい」と語った。 同イベントでは毎回発表者の国のお茶が用意されており、今回は韓国のコーン茶、インドのチャイ、フィリピンのコーヒーと、ドイツのシュトーレンやパキスタンのラドゥといった甘いお菓子が参加者にふるまわれた。 ▼次回の開催は来年1月19日(土)午後3時45分~5時15分、Biviつくば2F交流サロン。ゲストは中国四川省出身の筑波大学留学生。参加費無料。問い合わせは同市国際交流協会(電話029-869-7675)

つくばFCレディース、リーグ残留決定 延長戦とPK戦の末勝利

【崎山勝功】女子サッカー・なでしこチャレンジリーグ(3部相当)のリーグ入れ替え戦第2節が15日、つくば市山木のセキショウチャレンジスタジアムで行われ、つくばFCレディース(つくば市)は、関東女子サッカー2部リーグに所属の群馬FCホワイトスター(群馬県前橋市)と対戦。延長戦とPK戦の末につくばFCレディースが勝利を収め、同リーグの残留を決めた。 つくばFCレディースが同リーグ入れ替え戦の対象になるのは2015年から今年も含め4年連続で、今後は「リーグ入れ替え戦の対象にならないチーム体制作り」が急務となる。 つくばFCレディースは、前半はこう着状態が続いたものの、前半37分にMF亀井祐美がペナルティーキック(PK)で先制点を決めた。亀井の先制点で勢いづいたつくばFCは、後半33分にMF中山慶子が2点目を決め2-0とリードした。群馬が巻き返しを図るが、GK中橋まりなが中心となって粘り強い守備でゴール前を守りきり試合終了。9日に行われたリーグ入れ替え戦第1節で群馬が1勝したため、双方とも1勝1敗により前半10分、後半10分の計20分の延長戦を行った。 延長戦では前後半ともに双方とも得点を得られないこう着状態が続いたため、PK戦に突入。PK戦では5本のシュートのうち、先攻の群馬が2本しか成功しなかったが、後攻のつくばFCが3本成功したため、つくばFCが3-2で勝利し、リーグ残留を決めた。 先制点を決めた亀井は「全部試合の流れをこっちに持ってきた」と試合を振り返りつつ、4年連続でリーグ入れ替え戦の対象になった点に関しては「気持ち的には今回の入れ替え戦4回目が一番きつかったけど、リーグに残留できたのは良かった。来年はリーグ2部昇格争いに行けるよう頑張りたい」と語った。 試合を無失点に抑えた中橋は「無失点で終われる試合が少なかったので、無失点で終われて良かった」と感慨深げに話した。その上で中橋は「今シーズンは失点数が多かったので、来年は失点を半分以下にしたい」と来年シーズンに向けた抱負を述べた。 PK戦でシュートに成功したDF川原布紗子は「『最後に気持ちが強いほうが勝つ』というのを3年間の経験で学んだので、第2節での勝利を取り返せたと思う。来年もまたチャレンジリーグの舞台で戦えるので、一戦一戦を頑張りたい」と語った。 試合会場には観客606人(主催者発表)が駆け付け、観客らはつくばFCレディースのリーグ残留が決まったのを見届けると、選手たちとハイタッチして喜びを分かち合った。つくばFCの石川慎之助代表は「最後まで一緒に戦っていただいたサポーターの皆さまに感謝の気持ちで一杯」と述べた。その上で「シーズン入りする前にチーム作りをきちんとやるべきかなと思う。何年も連続して入れ替え戦の対象になっているのはフロントの責任もある」との考えを示し、来季は入れ替え戦の対象にならないようにチーム体制を強化する方針を明らかにした。

つくばセンター地区冬の風物詩 ランタンアート 16日も7000個点灯

【谷島英里子】約7000個の明かりがまちを彩るつくばの冬の風物詩「ランタンアート2018」が15日、TXつくば駅周辺の遊歩道で始まった。ランタンには花火や動物などがデザインされ、訪れた人たちは写真に収めて楽しんでいた。 つくばセンター広場やクレオ前広場、エキスポセンターからデイズタウンまでのペデストリアンデッキに飾られている。つくばセンター地区活性化協議会が主催し、今年で10回目を迎えた。 市内の23校の小中学生、同協議会会員らが作った障子紙に絵を描く「絵付きランタン」や赤、緑、青色の画用紙を切り抜いた「切り抜きランタン」がずらりと並ぶ。 ランタンは16日(日)の午後4時45分から7時30分まで点灯される。開催中は初企画として、インスタグラムへの写真投稿で当たるプレゼント企画や、クイズラリー、オリジナルランタンコンテストへの投票、その場でランタンを作って飾れるコーナーがある。問い合わせは同協議会事務局(電話029・883・0251)まで。

日本とウズベキスタンの架け橋に 絵本「アミノフと兵隊さん」出版

【池田充雄】ウズベキスタン出身で日本在住のノディラ・アミノヴァさんと、つくば市在住のグラフィックデザイナー山田径子さんが、絵本「アミノフと兵隊さん」をこのほど自費出版した。第2次世界大戦後、ソ連の一部だったウズベキスタンで劇場建設に従事していた抑留日本兵の1人と、ノディラさんの祖父アミノフさんとの間に生まれた友情を描いた物語だ。 ノディラさんは祖父から「日本人はどんな過酷な状況でも、心を込めて笑顔で最後まで頑張る民族だよ」と聞いて育ったという。「祖父が大けがを負ったとき、1人の日本兵の必死の看病のおかげで命をとりとめました。その人は帰国の夢を果たせないまま亡くなってしまい、祖父は私に感謝の気持ちを日本へ伝えてほしいと託したのです」 来日後は筑波大学大学院などで学ぶ一方、講演などで祖父のエピソードを語り、両国の架け橋となるべく活動。2013年には夏目漱石の小説『こゝろ』をウズベク語に翻訳して出版し、これは現地で紹介された初の日本文学となった。 日本で就職し、また日本で知り合ったウズベキスタンの男性と結婚したノディラさんは出産を契機に、祖父の話を絵本にして日本の子どもたちに伝えたいとの思いが強まり、『こゝろ』の挿画も手掛けてくれた山田さんに相談。彼女の考えに共感した山田さんは、日本兵が造った現地のナボイ劇場を訪ね、彼らが抑留の身にありながら丹誠を込めた仕事をしたことを実感した。「日本人の勤勉さや生真面目で正直な人柄は、今でも現地の人の心に深く残っている。だがこのことを日本人はほとんど知らない。1人でも多くの人に知ってほしい」と話す。 絵本は2000部を作成。対象年齢は小学校低学年以上だが、まずは大人に手に取ってもらい、子どもたちへの読み聞かせに使ってもらおうと、1冊売れるごとに1冊を公立図書館などに寄贈するようにした。「日本とウズベキスタンの交流を初めて知って感動した」「子どもが読んで泣いていた」などの感想もすでに届いているそうだ。 詳細はホームページで。つくば市吾妻の友朋堂書店では、店頭で実際に本を見て購入することもできる。

AIが問い合わせに回答 筑波銀行が導入

【鈴木宏子】「届出印を変更したい」「インターネットバンキングを申し込みたい」ーなど銀行への問い合わせに、AI(人工知能)が答える対話型自動応答システム「チャットボット」を筑波銀行が3日から導入している。 パソコンやスマートフォンからの音声や文字入力での質問に、24時間365日対応する。 利用者の利便性を高めようと、昨年から全国の地方銀行7行が、人工知能やデータ解析などのシステム開発企業と共同で実証実験を実施し、今回そのうち4行が同時導入した。 同じ内容の問い合わせでも、人によって聞き方の表現が異なるが、しゃべり言葉や書き言葉などさまざまな表現に対応できるのが特徴という。まだ十分に回答できない項目もあるが、利用者からたくさんの質問を受けることで、AIが学習しながら回答の精度を上げていくという。 利用方法は筑波銀行ホームページ右側の「お問い合わせはガマ吉君に聞いてみよう!」というバナーをクリックし、質問内容をマイク機能を使って話し掛けるか、文字入力する。または質問項目を選択する方法でも問い合わせできる。 例えば「インターネットバンキングを申し込みたい」と質問した場合、①インターネットでの申し込み②郵送での申し込み③店頭での申し込みの3つの方法が示され、選択するなどして回答を受ける。利用者個人の名前や住所、電話番号など個人情報の入力は必要なく、だれでも利用できる。

桜川芸者学校出演者らが撮影会 つくば山水亭しあわせ橋で

【鈴木宏子】つくば、土浦地域の歴史や文化を掘り起こし、まちおこしをする演劇公演「桜川芸者学校」の出演者らが10日、つくば市小野崎の料亭「つくば山水亭」の日本庭園に完成した朱色の太鼓橋で、撮影会を開いた。 同芸者学校は、つくば市の脚本家、冠木新市さん(67)が主宰する芸者を主人公にした劇団で、土浦、つくば両市で2016年から5回の公演を開催してきた。 両市を流れる桜川沿いに眠る文化を掘り起こして、来年、第6作を開催するのを前に、ポスターやちらし作成のため撮影会を開催した。 全日本写真連盟うしく支部(伊藤治雄支部長)のメンバー11人が、毎月1回、県内外に出向いて実施している撮影会の一環として腕を競った。 枯山水と並ぶスポットに 朱色の太鼓橋は、同料亭のほかホテルやレジャー施設などを経営するサンスイグループ(同市小野崎、東郷治久代表)が、来年、創業100周年を迎えるのを記念して11月に新設した。皆さんが幸せになりますようにという願いを込めて「しあわせ橋」と名付けられている。朱色の欄干のアーチ橋で長さ5㍍、幅1.5㍍。 山水亭によると、設置直後から撮影スポットとして人気となり、結婚式や七五三などで記念写真を撮るのに利用されているという。2年ほど前から急増している外国人客には特に人気があり、枯山水の庭園と並ぶ2大撮影スポットになっているという。 「つくば市内で一番の日本庭園で撮りたい」と、冠木さんがポスターの撮影場所に選んだ。 撮影会では、演劇に出演している国際美学院の恩田鳳昇学院長、元筑波大講師の安達修子さん、元つくば市職員の田中まき子さんと、民謡歌手の比気由美子さんが芸者役などで登場。しあわせ橋を背景に、音楽に合わせて日本舞踊を踊ったりポーズをとったりする姿を、写真連盟のメンバーがカメラに収めていた。 冠木さんは「桜川が流れる土浦、つくば、桜川市には能の演目となっている『謡曲桜川』や、インドから伝来したといわれる蚕影(こかげ)神社の金色姫伝説など、世界にアピールできる文化が残っている。来年は桜川文化とアジアを結ぶ架け橋となる公演をつくりたいと思っているので、しあわせ橋での撮影会が、桜川文化圏とアジアをつなぐしあわせの架け橋になれば」と話している。

県議選開票 つくばは現職4氏と塚本氏 土浦は現職3氏確定

任期満了に伴う県議選の投開票が9日行われた。人口増に伴って定数が1増えたつくば市区(定数5)は現職4氏と塚本氏の当選が確定した。土浦市区(3)は現職3氏の当選が決まった。つくば市区の投票率は41.80%、土浦市区は34.93%だった。開票結果は以下の通り。 ◆つくば市区 確定 午後10時10分 星田弘司  1万5412票 当選 田村けい子 1万1620票 当選 鈴木 将  1万0217票 当選 山中 たい子 8160票 当選 塚本 一也 7730票 当選 野口修 7659票 飯岡 英之 6803票 後藤吾郎  6221票 八代克彦  435票 (当日有権者数 18万2151人) ◆土浦市区 確定 午後9時5分 八島功男  1万1306票 当選 伊沢勝徳  1万1039票 当選 安藤真理子  1万0658票 当選 柏村忠志  7373票 (当日有権者数 11万7487人)

エコノミクス甲子園茨城大会 並木中等「三倍満」が優勝

【崎山勝功】高校生がクイズを通して経済の知識を学ぶ、第13回全国高校生金融経済クイズ選手権「エコノミクス甲子園」茨城大会(筑波銀行主催)が9日、つくば市竹園の筑波銀行本部ビルで開かれ、激戦の末に県立並木中等教育学校(つくば市)「三倍満」チームが優勝し、東京で開かれる全国大会(2019年2月16・17日開催)への出場権を手にした。 同大会には県内10校から40組がエントリーして39組が参加。高校生たちは、予選として筆記試験(40分)と早押しクイズ(3問正解で勝ち抜け)に臨み、上位6チームが決勝戦に進出した。 決勝進出チームは、並木中等はじめ、土浦一、竹園、江戸川学園取手とすべて県南勢。「県南の進学校」のプライドを賭けた決勝戦となった。予選で獲得した合計得点を「○○万円」と金銭に見立て、計10問の問題に挑戦した。相手チームと「所持金」(得点)をやり取りしながら自分の得点を増やしていく方式で競った。 相手チームから得点をもらう方法として「弱肉強食」(不正解の全てのチームから13万円ずつもらう)と「格差是正」(問題開始時の1位チームから10万円もらう)の2種類のルールがあり、解答を出す際にどちらの方法で得点をもらうかを表示しなければならない。高校生たちは、経済分野の問題を解くと同時に「弱肉強食」と「格差是正」のどちらの方法で得点を受け取るかの意思表示を迫られ、問題を解くたびに各チームの得点が大きく変動し、観戦する高校生や保護者らは固唾を飲んで見守った。 並木中等チームの優勝が決まると、ステージ下で控えていた運営スタッフらがクラッカーを鳴らして祝福した。同チームの小松恵大さん(17)=高校2年=は「すごくホッとしている。観戦してくれた学校の先生、両親、先輩たちに感謝している」。阿部祥太郎さん(17)=同=は「優勝目指して勉強を重ね、優勝という形で実った。顧問の先生を始めとした人たちにお世話になったのでとても感謝している」とそれぞれ感謝の意を示した。 一方、予選で首位に立ち決勝戦に臨んだ、県立竹園高校(つくば市)の「OTTY(笑)」(オッティ―・わらい)は、決勝戦では5位だった。メンバー2人は「結構問題が難しかった。負けちゃって悔しい」「勉強不足だった。来年が(大学)受験で今年が最後。なおさら悔しい」と述べた。 ◆上位入賞者たちのコメントは次の通り ▽2位・江戸川学園取手高校(取手市)「パンプ&ダンプ」中井健介さん(16)=2年=「まず大塚くんと2人で勉強した。去年の(大会の)リベンジで準優勝の結果が残せた」、大塚悠祐さん(17)=同=「中井くんが物知りで力になった」 ▽3位・県立土浦一高(土浦市)「全日本運任せ連盟」小池優希さん(16)=2年=「全国大会を目指していたので悔しい。単純な知識だけでなく思考力を問われた。歯ごたえのある問題だった。来年は受験なので彼(北島さん)には頑張ってほしい」、北島慶士さん(16)=1年=「来年は(優勝を)取り返す」

「童心に返って空見上げて」 16日、紙飛行機EXPO杯 つくばの同好会主催

【田中めぐみ】つくば模型飛行機同好会(秋元靖史代表)が主催する「第20回つくば紙飛行機フェスティバルEXPO杯」が16日、小美玉市のタスパジャパンミートパーク(玉里運動公園)で開催される。自作や市販の紙飛行機を飛ばして滞空時間を競う大会で、初心者も当日参加可能。参加費は1家族300円。昨年は延べ43人が競技に参加した。 同好会は、つくば市在住の愛好家がグループを作ったのがきっかけで1992年に発足した。さまざまな種類の紙飛行機や模型飛行機を作成し飛ばしたり、技術を教え合ったりしてメンバーの交流を深めている。つくばのほか土浦、牛久など主に県南地区の会員がおよそ80人在籍している。 主な活動場所は、新治トレーニングセンター(土浦市)や牛久運動公園体育館などの屋内体育館、また上高津貝塚ふるさと歴史の広場(土浦市)で月4回ほど「飛ばし会」を行っている。つくば市内や市近郊で紙飛行機教室も行っており、小学校やコミュニティセンターなどに出張して製作方法を教えている。今年6月と8月には第24回となる全日本紙飛行機選手権・土浦つくば予選会を主催した。 秋元代表は魅力について「日常生活の中で目線を水平より上に上げることはあまりない。模型飛行機を飛ばすと目線が上に向く。空を見るという行為によって日常生活では味わえない感覚を味わうことができる」と話す。また「模型飛行機はスポーツでもあるが、年齢を重ねてからでも若いころの記録を更新できる。材料費が安くて、ほとんどお金がかからないのも魅力」と話す。 日本では戦中から戦後にかけて模型飛行機教育が国策として行われ、盛んに製作された背景があるという。戦後にいったん廃れ、その後再び娯楽として復活したが、1970年代以降はテレビゲームの登場など娯楽の多様化により、次第に模型飛行機を作る人が少なくなっていった。メンバーの中には戦中、戦後を生きてきた70代、80代もおり、童心に返って模型飛行機を楽しんでいるという。 ◆同EXPO杯は16日(日)午前10時受け付け、競技は午前11時~午後1時。雨天・強風時は中止。機体を用意できない人を対象に先着10人でその場で模型飛行機を作成できるキットを用意する。事前申し込みなしで当日参加できるが、同会ホームページからの事前の登録を呼び掛けている。問い合わせ先は同会代表の秋元さん(メールGBF00735@nifty.com、携帯電話090-8109-1289、TEL&FAX 029-836-2514)

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保育ボランティア89人の個人情報 つくば市が誤送信

つくば市は27日、幼児を対象にした家庭教育学級の保育ボランティア89人の氏名、性別などの個人情報を、誤って国等の18研究機関に電子メールで送信し、個人情報を漏えいしてしまったと発表した。 同市教育局生涯学習推進課によると、研究者が小中学校などで出前授業をする「科学出前レクチャー」について、市内18の研究機関に対し4月10日午後3時ごろ、講師となる研究者がボランティア保険などに加入するための書式を、電子メールで送信したところ、過去に使用した別の事業である家庭教育学級保育ボランティアの情報が、非表示状態で残っていた。 5月26日午前10時ごろ、1研究機関の担当者から「個人情報のデータが入っていた」と電話連絡があり、漏えいが分かった。発覚後、18機関に連絡し削除を依頼した。17機関は個人情報が含まれていたことに気付かなかったという。 漏洩したのは、保育ボランティアを2019年度に実施したうちの89人の氏名と性別。一部についてはメールアドレス、生年月日、郵便番号も記載されていた。同市は27日までに89人に電話連絡し謝罪した。 再発防止対策として市は、今後は、データを送付する際は新規に作成した書式を使用し余分なデータが含まれないようにする、データを送信する際は職員2人以上がチェックするとしている。

《ひょうたんの眼》27 三密を避ける新しい生活とは

【コラム・高橋恵一】新型コロナウイルス感染症の拡大対策のため、小池都知事が隣接県の知事に呼び掛けた。東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、山梨県による首都圏知事の対策会議である。このニュースに違和感を覚えた。茨城、栃木、群馬が入らないで、山梨が首都圏か? 問題の本質から外れるが、茨城県人としては心穏やかではない。ちなみに、東京駅あるいは皇居を中心に同心円を描くと、一番遠いのが山梨県である。 話を感染対策に戻すと、大都市の隣接県で危険なのは、通勤電車の混雑である。東京一極集中の象徴で、三密の極みであろう。大体、ウイルス感染以前に、ラッシュ時の密着度はもともと異常なのだ。座ることも出来ず、下手すると痴漢のえん罪も受けかねない。輸送態勢の強化・改善、時差出勤の徹底、職場の郊外移転、勤務時間の短縮―。日本人の年間労働時間をヨーロッパ並みにすることだ。 次は、学校だ。1学級の定数を減らす。小学校だと、15人ぐらいが最良だと聞いた。さらに、児童生徒を、過重な受験勉強から解放してあげられないか。小学生がなぜ満員電車やバスで通学しなくてはならないのか。義務教育期間に、児童生徒が身につけなくてはならない学力はどれだけなのか。 受験のためだけの知識・技術は、その後の社会人として必要な知識なのか。絵画や音楽を楽しむことが主体の部活ではいけないのか。スポーツも楽しむ程度ではいけないのか。日本語の豊かさは、スポーツで「勝負」と言わずに「試合」という。金メダルだけが価値があるような風潮は疑問だ。 医療介護体制整備が喫緊の課題 それにしても、三密を避けるのが感染症対策の基本なのだろうか。親子・家族の関係は、会話と接触抜きに成り立たないだろう。友人関係だってある意味三密が無ければ、空々しいものになる。

使いこなしへ踏み出そう 孤立する在宅高齢者の情報化支援 つくば

【池田充雄】新型コロナウイルスの感染拡大で、社会全体がリモートワークに移行する中、取り残されつつあるのが情報弱者である高齢者たちだ。高齢者の社会活動を支援する市民活動団体「UDワーク」(つくば市大角豆)は、シニア支援型オンラインサロンの開設プロジェクトにクラウドファンディングを立ち上げ、26日までに第一目標金額の100万円を達成した。 オンラインサロン体験会を開催 外出自粛が求められ、地域活動などが軒並み中止に追い込まれるなか、特に独居高齢者を取り巻く環境は厳しさを増した。感染リスクを恐れて介護保険サービスなどの利用を控え、家族との行き来も極力減らし、孤立した生活が続いている。このままでは体力や認知機能の低下など、健康を損ねる懸念が大きい。UDワーク代表の前田亮一さん(43)は、スマートォンやタブレットなどの情報端末こそが、孤立しがちな独居高齢者の新しい命綱になると訴える。 「操作が難しい」「費用が高額では」という思い込みから、高齢者はこれらの機器を遠ざけがちだが、はじめの一歩を踏み出さない限り、情報弱者の状況は改善されないと考えている。 一番の難点が初期設定の大変さだ。販売店によるサービスもあるが、見ず知らずの人に教えてもらうのは高齢者にはストレスが大きく、やはり家族や身近な人の手助けが必要になる。家族が遠方にいるとか感染防止のため来られない場合は、普段から交流のあるデイサービス、ホームヘルパー、訪問リハビリ等のスタッフがサポートしたい。「今は災害時と同じ。制限ある中でやれることを考え、動ける人が動くことが重要」と前田さんは提言する。 アプリの設定まで済ませて高齢者に渡し、利用する手軽さや楽しさを味わってもらえれば、後は自然に操作にも親しめるようになるという。

解雇や雇い止め深刻化 連合茨城 緊急労働相談第3弾

【山崎実】新型コロナウイルスに伴う緊急労働相談を3月から実施している連合茨城は、4月13日からGW期間中の5月1日までの第3弾相談の開催結果をまとめた。 相談件数は143件(稼働日14日、1日平均10.21件)で、年齢別では50歳代が18件、60歳代が14件を占め、男女別では男性61件に対し、女性は82件と21件も多かった。業種別ではサービス業の19件をトップに、医療福祉11件、飲食宿泊9件、製造、卸小売り7件と続く。 ハードル高い雇用調整助成金 相談内容の特徴は、解雇や休業などが日ごとに増えてきているが、国の各種助成制度を利用しない企業があり、大学生などはアルバイト先を失い、親も援助ができなくなっている現実が浮き彫りにされたという。 具体的には「学校給食関係に勤めているが、休校で仕事が激減した。会社からは正社員には補償があって、パートにはないと言われた。このままでは生活できない」「運転代行業をしている。仕事がない。このままでは生活できない。国や県の制度を利用できないか」「会社から、5月以降は仕事がないので辞めてほしいというようなことを言われた。雇用調整助成金の話をしたら、考えていないと言われた。自宅待機、賃金未払いとなる。諦めるしかないのか」など、生活に直結した相談が相次いだ。 相談内容も、休業補償に関するものが33件で最多。次いで、解雇・退職強要・契約打ち切り・内定取り消しが25件、労働・雇用契約・就業規則10件、賃金9件、有給休暇5件などとなっている。