月曜日, 10月 18, 2021

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【読者発「マイ桜」】4 満開のひとときは時空を超えて

「読者発「マイ桜」最終回は、昭和2年の土浦の貴重な花見の写真などを紹介する。 ◆1927年頃のお花見(土浦市) 昭和2年4月東京電燈真鍋営業所、筑波営業所合併観桜会(於・真鍋大橋)とある写真。かぶりものをしている男たちが写っているが、戦前まで花見に仮装はつきものだったそう。ちなみに日本髪は仮装ではない。 ♯CROSS・相坊 総合科学研究機構(CROSS)は2006年に、「つくばアーカイブス」事業で古写真等の収集事業を行っている。そのなかから大塚輝一郎氏(つくば市)提供の写真を探しだした。 昭和2年(1927)といえば霞ヶ浦海軍航空隊の設置(1922)から昭和恐慌(1929)までの間に当たり、土浦がもっとも華やいだ時代だった。現在、土浦市立博物館で開催の「町の記憶―空都土浦とその時代」展でも数多く取り上げられている記憶だ。(この写真は出展されていない) 当時、土浦に6号国道はまだ整備されていないから、真鍋大橋は旧水戸街道の新川に掛かる橋と思しいが、大橋とは絶句。 ◆雪入山の山桜(かすみがうら市) 絢爛(けんらん)な雰囲気のソメイヨシノが咲く町なかと違い、清楚な山桜が点在する雪入はうららかな春に身を任せる心持ちになる。♯登山女子 筑波山系の東端に位置する雪入山(標高390メートル)周辺には約3000本もの山桜が自生している。ソメイヨシノは葉が開く前に咲くが、山桜の開花は紅色の葉の芽吹きと重なり、山全体がパッチワークのような風景を醸す。見頃は4月上旬~中旬頃。 毎年春の一大イベント「山桜ウォーク」が開催される。今年は4月6日(土)で山全体を里から眺める「里コース」(5キロ)と尾根から山桜を眺める「尾根コース」(10キロ)がある。 ▼問い合わせは雪入ふれあいの里公園(電話0299-59-7000) ◆つくばりんりんロード(つくば市) 筑波山麓を巡るつくばりんりんロードの桜は趣があります。田畑や住宅地を通り抜けたりと、周囲の風景が変わるのもおもしろい。♯桜最前線 かつて土浦駅と岩瀬駅とを結んでいた筑波鉄道の廃線跡は自転車・歩行者専用の「つくばりんりんロード」として整備された。廃線から10年後の1998年、地元住民による「りんりん道路さくらの会」が発足し、全線40キロの壮大な桜並木を目指して植樹を進めている。 ホームが残る旧駅を利用して休憩所が設けられ、ソメイヨシノの古木が枝を伸ばす。道路沿いにはか細い若木が多いが、八重桜やしだれ桜も点在する。桜鑑賞のスポットは北条の町なかの地点で、早くも花びらを散らしはじめた木もある。 近年は都心に近く、平坦なコースが自転車愛好者に人気で、桜を愛でながら走り抜ける人の姿が多く見られる。 ◆農林団地のさくら通り(つくば市) 通い10年。日常のわずらわしさを忘れて、ひたすら春の到来に浸る場所です。♯サクラ花子 農業関係の研究機関が並ぶ筑波農林研究団地の「さくら通り」は、つくば市の桜の名所。移転して間もない研究機関が市民との交流を図るため、花見の宴を開けるよう構内を夜間開放していた時代もあった。 約1.5キロにわたって桜並木が続く。植樹されているのはソメイヨシノや八重桜、山桜など500本。立ち並ぶ桜の姿は「華やか」の一語に尽きる。市内はもとより近隣の市町からの見物客でにぎわい、毎年交通渋滞が起こる。 29日現在、通り全体では8分咲きで見頃を迎えている。早朝の見物かコミュニティバスの利用がおすすめ(つくば駅バスターミナル2番乗り場から「つくバス南部シャトル」で約16分、「農林団地中央」下車)。 ▽つくば市観音台2 おわり【構成・橋立多美】 ➡「マイ桜」(3)名所よし、ひっそりと咲く桜もよし ➡「マイ桜」(2)思い出の桜や花見客でにぎわう名所 ➡「マイ桜」(1)開花間近な県南地域の桜たち

【読者発「マイ桜」】3 名所よし、ひっそりと咲く桜もよし

読者発「マイ桜」3回目は、つくば、土浦の3カ所を紹介する。 ◆小野崎の一本桜(つくば市) 小野崎の田畑の中に1本堂々と咲く美しい桜。桜の霊が宿っているかのような思いがします。そして、懐かしさも。♯冠木新市 農村地帯だった旧谷田部町小野崎の田畑にぽつんと立つ一本桜。たくさんの花弁を両手のひらに乗せた様相で、春爛漫(らんまん)を独り占めしているようだ。 これは農家に早苗をつくる準備の到来を告げる「種まき桜」だったに違いない。かつては桜の開花が農作業を進める目印で、花が咲けば田植えの始まりで紅葉すれば収穫の時期となった。 投稿者によれば、独立して立っているため満開の時には遠くからでもハッとする美しさがあるそうだ。 ▽つくば市小野崎(八坂神社近く) ◆桜川堤(土浦市) 土浦市内桜川の河川敷。土手の下にシートを拡げ食事する家族の幸福感。♯大岩田の豆柴散歩人 土手沿い約4キロにわたり500本のソメイヨシノが咲き競う桜川堤は、開放的なお花見の好適地。4月7日まで「土浦桜まつり」が開催され、ちょうちんの装飾やライトアップ(午後6時から匂橋~銭亀橋間)が行われて幻想的な夜桜も楽しめる。 まつり期間中、桜川お花見船が運航する(ラスクマリーナ 電話029-822-2437)。また土・日曜は河川敷の駐車場が無料開放される(午前10時~午後4時)。 ▽問い合わせは土浦市観光協会(電話029-824-2810) ◆洞峰公園(つくば市) 西大通りからの桜も、車越しからもなかなかのものである。つくばの住人となった頃はまだ苗木のようであった。♯冬木周一 1980年に開園した、洞峰沼を中心とした約20ヘクタールの県営の都市公園。サクラ、マツ、ケヤキ、イチョウなど四季折々の樹木に囲まれる。園内を散策しながらソメイヨシノや沼に生息する水鳥を観賞できる。沼を周回する1050メートルの遊歩道にウレタン舗装のウオーキング・ジョギングコースが整備され、市民ランナーたちがランニングに取り組む姿が見られる。 沼のほとりに建つレトロな筑波新都市記念館内にはカフェがあり、沼を一望しながらお茶を楽しむことができる。 ▽つくば市二の宮2-20 ◆ウシオライティングの夜桜(つくば市) 昨年見物した。七変化さながらに色が変わり、桜の表情が違って見えた。自然と科学が融合した、つくばらしい夜桜だ。駐車場には県外ナンバーの車もあったが、入れ替わるので大きな混雑はなかった。♯猫のしもべ 舞台やコンサート会場などで照明演出をしているウシオライティング(本社・東京)が、プロの技術を駆使してつくば事業所内の桜8本にライトアップをしている。同事業所開設時に植樹された若いソメイヨシノで枝ぶりもよく花の数も多い。 開花の時期限定で2014年から一般に無料開放している。敷地内の駐車場も開放される。今春は寒の戻りで桜はつぼみが多く、ライトアップの日時が定まっていない。同社のホームページで確認を。 ▽つくば市東光台5-2-4 【構成・橋立多美】 ➡「マイ桜」(2)思い出の桜や花見客でにぎわう名所 ➡「マイ桜」(1)開花間近な県南地域の桜たち

事業化を技術、金融双方から支援 サイバーダインと筑波銀行が包括連携協定

【相澤冬樹】ロボットスーツ「HAL(ハル)」開発を手がけるサイバーダイン(つくば市、山海嘉之社長)と筑波銀行(土浦市、藤川雅海頭取)は28日、つくば市をはじめとする地域のベンチャー企業の事業立ち上げを支援するための包括連携協定に調印した。同日付で、支援第1号への共同出資も発表した。 協定は、つくば市など両社が関わる地域において、スタートアップ企業に対する経営、技術、金融面での事業支援を行う枠組み。両社はこれまでに、それぞれCEJ(サイバニクス・エクセレンス・ジャパン)ファンド、つくば地域活性化ファンドを設けて、新産業創出への支援を行ってきたが、今回は双方が互いの得意分野の経営資源を持ち寄り、社会課題の解決や地域の発展方策で連携することに特色がある。 調印式で、山海社長が「つくばの研究室にとどまっているモノや情報を、人の手を介して社会に実装する仕組みを作っていきたい」と抱負を述べると、藤川頭取は「直接金融で企業の創造の機運を支援してきた当行の姿勢とサイバーダインのベクトルは完全に一致する」と応じた。 支援第1号はNIMS発ベンチャー 協定締結後、支援第1号として、物質・材料研究機構(NIMS)発ベンチャーであるマテリアルイノベーションつくば(つくば市、松村宗順CEO)への出資も発表された。NIMS先進低次元ナノ材料グループ(グループリーダー・唐捷同社CTO)の研究成果であるグラフェンを利用した蓄電デバイスの事業化を推進する。製品の超小型化・超軽量化を実現して、新たな市場の獲得をめざすもので、2年をメドに量産体制を構築する。 金額は明らかにされていないが、筑波銀行は地域活性化ファンドからの出資、サイバーダインはCEJを使わず、独自の出資で賄う。山海社長は「超小型化しての市場開拓は有望だが、一気の量産化には思い切りがいる。次の一歩を踏み出す支援という今回の枠組みにぴったりの案件だった」と語っている。

1.3キロつながる 真鍋神林線延伸道路が全線開通 土浦

【谷島英里子】国道125号線と県道小野土浦線を結ぶ都市計画道路、真鍋神林線延伸道路(1.32キロ)が28日、全線開通した。土浦市中心市街地の交通渋滞緩和や消防庁舎への緊急車両の到着時間短縮が期待される。 午後3時の開通を前に安全祈願式典が開かれ、関係者らを前に中川清市長は「消防庁舎や市営斎場へのアクセスが向上するとともに、国道6号バイパスへの円滑な移動が可能となり広域的な地域間連携ができる」などとあいさつ。テープカットや通り初めをして完成を祝った。 道路は国道125号線の市民会館入口交差点から、田中2丁目の県道小野土浦線までを結ぶ。2012年度に着手し、16年2月の消防庁舎移転に合わせ、中間地点となる殿里地区の市道1級15号線から田中2丁目まで660メートルが一部開通していた。全線開通により、旧6号(現125号)と6号バイパスが真鍋地区でも道路一本でつながる。旧新治村の藤沢地区から真鍋地区へのアクセス向上、都市計画道路川口田中線・土浦駅東学園線の補完が図られ、緊急車両の到着時間短縮や渋滞緩和が期待されるという。

【読者発「マイ桜」】2 思い出の桜や花見客でにぎわう名所

読者発「マイ桜」2回目は、つくば市内の樹齢250年ともいわれるしだれ桜など、思い出の桜や名所計4カ所を紹介する。 ◆慶龍寺のしだれ桜(つくば市) 境内で樹齢250年とも言われる見事なしだれ桜が3本楽しめます。♯ISSYRIDER 真言宗慶龍寺の境内には長寿のしだれ桜と、ソメイヨシノなどが植栽され、開花時期には花見の名所として参拝者が絶えない。 寺は江戸時代に建立された古刹で、本尊である観音菩薩は807年、弘法大師が子どもたちの成長と安全を祈願して手ずから彫ったと伝えられる秘仏。そのため安産祈願やお宮参り、虫封じなど、子どもの健やかな成長を願う参拝者が多く、「泉の子育て観音」と慕われる。 4月1日~10日まで「桜まつり」が開かれ、期間中の8日にはお釈迦さまの誕生日を祝う「釈尊降誕花まつり」が行われる。 ▽つくば市泉2348 電話029-867-0323 ◆福岡堰(つくばみらい市)県南で一押しです。3年前に友人と初めて見に行き、近くにこんなところがあったのかとびっくり。桜の下で飲食できるスポットは近隣に少ないですが、公園も整備されゆっくりお弁当も食べられます。♯つくば市・団体職員 女性 利根川に合流する小貝川をせき止めて造られた福岡堰は「茨城観光100選」に選定されている桜の名所。遊歩道沿い1.8キロに約600本のソメイヨシノが連なる開放的なロケーションで、県外からも多くの見物客が訪れる。 毎年4月上旬には、桜の開花時期にあわせて「福岡堰さくらまつり」が開催される。今年の開催期間は3月29日(金)~4月2日(火)。期間中の土・日曜日には桜並木の中心部で催し物や地元物産販売、模擬店ができてにぎわう。交通渋滞が予想されるため、TXみらい平駅からの無料シャトルバスか近隣小学校への駐車を呼びかけている。問い合わせ:つくばみらい市観光協会(電話0297-58-2111) ▽つくばみらい市北山2633-7(福岡堰さくら公園) ◆新川(土浦市) 昔勤めていた職場が近くにあったので、当時の思い出と共にあるマイ桜です。♯つくば市・女性 土浦市内を東西に流れて霞ケ浦に流れ込む新川の両岸には約200本のソメイヨシノが植えられ、枝を大きく広げて水面に覆いかぶさるため約2キロの桜のトンネルができる。川に架かる橋と桜のコントラストの美しさから撮影スポットとして人気が高く、見物客は春の到来に酔う。 同市は亀城公園や桜川の堤道など桜の名所が点在するが、新川の桜と水辺との距離感の近さを好む市民が多い。 毎年市をあげて「土浦桜まつり」が開催され、今春の会期は4月7日(日)まで。新川堤沿いの立田町と真鍋2丁目はちょうちんが飾られ、城北町地区ではライトアップされて町は一気に華やぐ。※天候や開花状況により変更や中止することがある。 ▽問い合わせ:土浦市観光協会(電話029-824-2810) ◆筑波大桜通り(つくば市) 1980年代初め「桜村にも桜の名所を」と旧桜村時代の松見公園-筑波大学の松見通り西側に「桜の広場」が設けられた。京都・哲学の道に範をとったが、通りの左右は通称「くいだおれ」の飲食店街と筑波大学の学生宿舎。春ともなれば「花見公園」と化し、早々にバーベキュー禁止となった。♯つくば・我察 筑波大キャンパスの南に位置する追越、平砂学生宿舎脇の遊歩道に植樹された約1キロの桜通り。遊歩道の両サイドに植えられ、桜のトンネルになる。咲き競う桜の下の広場は学生たちの開放区で花見を楽しむ姿が見られる。 投稿者は学園都市建設に当たった住宅・都市整備公団(現・UR都市機構)と交流があった。1973年に開学した同大も既存のアカマツ林や池を利用して公園のように造られた。 大学は公共性を考慮して「開かれた大学」として発足し、部外者を拒む門やフェンスはない。開学前後に植樹されたと思われる樹勢旺盛な若い桜がキャンパスに点在し、自由に散策できる。自転車で往来するものも多い。 【構成・橋立多美】  

クレオを日本エスコンに売却 西武棟は複合施設、イオン棟はマンションに

【鈴木宏子】百貨店やスーパーなどが撤退後、閉鎖されたままになっているつくば市吾妻、TXつくば駅前の商業施設クレオについて、所有者の筑波都市整備(同市竹園、石原孝社長)は27日、不動産会社の日本エスコン(東京都千代田区、伊藤貴俊社長)に同日付けで売却したと発表した。 日本エスコンは全国各地で地域密着型の商業施設開発やマンション、ホテル建設などを手掛けるデベロッパー。昨年12月に売却された隣接のキュート(Q't)、モグ(MOG)=2018年12月22日付=に続いて、同駅前商業施設つくばクレオスクエア全体を日本エスコンが取得したことになる。同社は「これまでの多面的な不動産開発のノウハウを生かし、3施設一体でのつくば駅前の開発を推進していく」としている。 クレオの再生問題は、施設閉鎖から約1年2カ月でようやく方向性が定まった。 日本エスコンによると、旧西武棟部分は改修して、商業施設のほか、県・市や、周辺の教育機関、先端技術研究開発系企業などと連携した複合施設にするという。同社は「駅直結のペデストリアンデッキでつながる立地を活用し、キュート、モグを含め、マーケットニーズに合う業種業態・店舗を構成して魅力的な施設を設計し、駅前街区全体の新たなにぎわいを創出する」などとしている。 旧イオン棟部分は解体して先進的なマンションを建設するという。同社は中部電力と提携していることから、省エネルギーのスマートハウスなどを計画しているという。マンションは14階建て程度を検討しているが、戸数などの規模は未定という。 再オープンに向けたスケジュールは現時点で未定だが、旧イオン棟部分の解体工事は年内に着手するとしている。 一方、筑波都市整備は、日本エスコンに売却した理由について「つくば市のまちづくり方針に共鳴し、施設運営やまちづくりにノウハウがあり、中心市街地の活性化の実現に寄与できる」などと説明する。日本エスコンとは、つくば市が取得を断念した昨年10月以降、協議してきたという。売却価格は公表しないとしている。 つくば市長「再びにぎわいを期待」 クレオは敷地面積約1万5600平方メートル、建物は鉄筋コンクリート造り地下2階・地上8階建て、延床面積は約5万7000平方メートル。科学万博が開催された1985年3月に開業した。 その後、つくばエクスプレス開業により郊外に大型店が立地したことやライフスタイルの変化などから売り上げが減少し、2017年2月に西武筑波店が撤退、18年1月にはイオンつくば駅前店が撤退し、全館が閉鎖となった。 筑波都市整備は西武が撤退を発表した16年8月から、新たなテナントの誘致を続けたが再開の見通しが立たず=17年12月25日付=、売却方針に転換した=18年9月4日付。 こうした中、つくば市の五十嵐立青市長は昨年9月、クレオの土地と建物を38億円で取得し、子どもたちが遊びながら科学を学べる体験型商業施設=18年9月28日付=をつくる計画を発表した。市内4カ所で説明会を開き=18年10月10日付、同12日付、同14日付、同15日付=、市民の意見を募集するなどした=同18日付=が、議会の理解を得られないと判断し、昨年10月、議会に諮らないまま計画を断念=同25日付=した経緯がある。 五十嵐市長は「取得が決定したことで再び中心市街地のにぎわいに資する施設になることを期待している。つくば市が目指す中心市街地のビジョンの実現に向けた取り組みについても協力いただきながら進めていきたい」などとするコメントを発表した。

31日で営業に幕 JRに精通の旅行窓口、びゅうプラザ土浦駅

【橋立多美】JR土浦駅の改札口そばにあるJR東日本の旅行センター「びゅうプラザ土浦駅」が31日、閉店する。オープンしたのは1992年10月1日。27年間の営業に幕を下ろす。 水戸支社総務課広報室は「旅行商品のインターネット予約・販売が主流になるなどのお客様のご利用実態などを総合的に勘案し、閉店を決定した」とする。 同駅には、主にJR東日本の鉄道を利用したパック旅行を取り扱う「びゅうプラザ」、JRの乗車券類を販売している「みどりの窓口」、みどりの窓口とほぼ同じJR券を販売している指定席券売機と近距離の乗車券類を販売する自動券売機が設置されている。「びゅうプラザ」と「みどりの窓口」は一体化した施設で、「びゅうプラザ」は閉鎖されるが「みどりの窓口」は従来通り存続する。 びゅうプラザは最大で180店を数えたが、現在は約3分の1の65店舗まで減少しているという。水戸支社管内の常磐線(藤代駅~福島県の新地駅)ではかつて牛久駅と友部駅に存在した。2010年代に店舗縮小が加速し、15年に日立駅と原ノ町駅、18年にいわき駅から姿を消した。土浦駅のびゅうプラザが閉店し、水戸支社管内では水戸駅のみとなる。 今後は、インターネットやスマホで指定席券を予約する「えきねっと」(www.eki-net.com/travel/)と、電話による申し込み「びゅう予約センター」(0570-04-8928)の対応となる。 「びゅうプラザ」はJR主催の旅行商品を取り扱うだけでなく、旅の相談窓口として旅行愛好者らに親しまれてきた。特にJRについては一番精通して取り扱っている窓口だけに閉店を残念がる人は多い。窓口跡の利活用について同広報室は「駅の状況を見ながら有効活用を検討したい」と話している。

【読者発「マイ桜」】1 開花間近な県南地域の桜たち

NEWSつくばは、初の試みとして読者から一押しの桜をSNS投稿いただきました。一斉に開花し、すぐ散るからこそ思い入れが強くなるのか、満開の桜を撮った写真に心湧きたつ思いが込められているようです。投稿をもとに編集部がそれぞれの桜を紹介しています。今春は読者推薦の桜を巡ってみませんか。【構成・橋立多美】 ◆北条大池(つくば市) 桜と北条大池、そして桜の間から見える筑波山や宝篋山が見事です。これら全てを同時に見ることができるので、とても贅沢なロケーションだと思います。♯まんぞく 筑波山麓の北条にある桜の名所。農業用水として用いられている大池と小池、新池を中心に大池公園として整備され、池の周囲に250本以上のソメイヨシノが植えられている。 広い敷地で花見見物のための場所取りの必要はないし、池越しの筑波山や水面に映る「逆さ筑波山」を見ることができる。 公園のすぐ近くに奈良・平安時代の役所跡と想定される平沢官衙(かんが)遺跡がある。実物大に復元された高床式の正倉3棟が立ち並ぶ広場は、常時見学可能で古代空間が体感できる。1980年に国の史跡指定を受けている。入場無料。 ▽つくば市北条1477-1 ◆真鍋小学校(土浦市) 新入生歓迎のお花見会が有名だが、近年はライトアップに近隣の住民が集まる。夜桜を校庭から見上げ、校舎の窓から見下ろす。♯相坊 土浦市立真鍋小学校の校庭の中央に堂々たる桜の巨木が5本ある。県の天然記念物に指定された樹齢112年のソメイヨシノで樹勢に衰えは見えない。 学校に植樹されることの多い桜だが、通常は校庭の端に位置する。同校は校庭の拡張や校舎の建て替えで桜が校庭の真ん中に位置するようになったが、卒業生を含む関係者から移植や伐採を望む声はなかったという。 毎年4月上旬に「お花見集会」が開かれる。6年生が新1年生を背負って桜の周囲を回り、ほかの児童はそれを見守る新入生歓迎会で、校庭の真ん中に桜があるからこそ開催できる行事だ。 「真鍋のサクラを楽しむ集い」が同校で4月6日(土)午後2時~同4時に開催されるほか、5、6、7日の午後6時~同8時に桜をライトアップ。集いを含めて一般の人も校庭で桜を鑑賞できる。 ▽土浦市真鍋4-3-1 問い合わせは土浦市観光協会(電話029-824-2810) ◆松見公園のしだれ桜(つくば市) 公園のシンボルであるタワーと見事なしだれ桜が楽しめます。♯ISSYRIDER 筑波研究学園都市の基盤づくりが行われていた1976年、元々あった樹木と地形を生かして開園した都市公園。毎年見事に花を咲かせる桜を愛でる市民でにぎわう。 広さ3.8ヘクタールの回遊式の園内には滝やコイが群れる池があり、遊具や東屋、ベンチ、芝生広場もあって年齢を問わず安らげる場となっている。公園のシンボルになっている高さ45メートルの展望塔に上ると、市内はもとより筑波山まで360度のパノラマが楽しめる。展望塔へはチケットが必要(中学生~大人100円、小学生50円)。営業は午前9時~午後5時、第2・4月曜休み。 ▽つくば市天久保1-4 ◆科学万博記念公園(つくば市) 公園の池のほとりにたくさんのソメイヨシノが咲き誇り、桜の花を目線の高さと下から楽しめます。♯ISSYRIDER  公園の名称通り、1985年に開催された科学万博跡地の一部を整備した都市公園。広々とした芝生広場を囲むように樹勢のよいソメイヨシノが咲きほこり、家族連れの花見客が詰めかける。 万博会場跡地のほとんどが筑波西部工業団地となり、大手企業の研究団地になっている。公園は研究団地に隣接し、当時をしのばせるのが調整池として現存しているぽっちゃん池。また園内には88年に建てられた科学の門がある。たくさんの球体がぶら下がるステンレス製のモニュメントで、4方向から科学者の顔が浮かび上がる。 イチョウ並木も整備され、四季を通じて市民の憩いの場になっている。 ▽つくば市御幸が丘6 (つづく)

2種類の演算加速装置で性能アップ 筑波大学10代目のスパコンCygnus登場

【相澤冬樹】性格の異なる演算加速装置を2種類組み合わせた、世界で初めてのスーパーコンピューターが26日、筑波大学計算科学研究センター(つくば市天王台、梅村雅之センター長)で報道陣にお披露目された。4月から運用を開始するCygnus(シグナス)は、同センターにとって10代目のスパコン。会見で梅村センター長は「世界最速でも純国産でもないけれど、限界の見え始めたスパコンの開発競争に新たな方向性を提案するものだ」と胸を張った。 スパコンは、多くのコンピューターをつなげて、並列処理により高速の演算を実行するシステムで、1台1台をノードという。Cygnusは各計算ノードに、CPU(中央処理装置)に加え、計算処理を行う半導体チップのGPUを搭載、さらに一部のノードにはプログラマーが現場で論理回路を再構成できる集積回路FPGAを組み込んだ。いずれも市販品だが、2種の演算加速装置を合体させた例は世界初という。 一般にスパコンは、GPUの集積度を上げることで処理性能の高速さを競ってきた。巨大データの処理は得意だが、計算を進める際に分岐条件が出現するケースなどで性能が十分に発揮できず、実効スピードが落ちる弱点があった。FPGAはプログラムを書くのが大変だが柔軟性があり、接続すると装置内の高速通信も可能になる。GPUとFPGA、それぞれの特徴を組み合わて、性能の最適化が図るのが開発の狙いだった。 医療や気象研究に4月から運用開始 同研究センターは2016年度から3カ年、本体に約8億4000万円を投じてCygnusを完成させた。合わせて160基のCPU、320基のGPU、64基のFPGAで構成される。運用期間は6年の予定。「処理スピードだけなら他に早いものはいくらでもあるが、柔軟性を生かして高い演算性能と効率的な並列処理を持たせた。今後に新たな方向性を提供するものだ」(梅村センター長)という。 Cygnusのネーミングは、星座のはくちょう座に由来する。本体2台のノードは、それぞれはくちょう座のアルファ星デネブとベータ星アルビレオになぞらえられ、2種の演算加速装置を合体したノードは二重星アルビレオにちなんでいる。 スパコンを使った計算科学は、数値シミュレーションによるイメージング(可視化・映像化)に用いられることが多い。宇宙進化の謎に迫るなど、基礎物理での利用が盛んだが、近年は睡眠診断や手術ナビなど医療分野での応用に期待が広がっている。4月から約1カ月の試験期間を経て、5月に全国共同利用プログラムとして本格稼働する。すでに公募による19年度分の利用受付は終わっており、70件が採択された。気象やAIなどの研究テーマが決まっている。

土浦協同病院へのアクセス向上に期待 田村沖宿線延伸道路一部開通

【谷島英里子】土浦協同病院がある土浦市おおつ野から同市神立中央の神立駅東部を結ぶ都市計画道路、田村沖宿線の延伸道路が25日、一部開通した。2016年に移転した土浦協同病院へのアクセス時間の短縮や通学路の安全確保が期待される。午後3時からの開通に先立ち、中川清市長や益子正寛土浦警察署長らが参加して安全祈願式典やテープカットがあり、関係者や地元住民が完成を祝った。 今回開通したのは市道I級13号線交差点から県道戸崎上稲吉線交差点までの区間1.4キロで、白鳥町、神立東1、2丁目の地域。13年度に着手し、16年には同病院移転に合わせて国道354号交差点(おおつ野団地入口)から市道I級13号線交差点までの区間約500メートルを開通した。合わせると、延長1.9キロの整備を終えたことになる。残り1000メートルは部分開通をしながら、20年度までに全線開通を目指す。 道路は、菅谷小学校、土浦第五中学校の児童生徒の通学路ともなるため、安全が確保できるよう、歩道とは別に自転車専用の通行帯が設置された。カラー塗装で車道との区別がある。 式典で中川市長は「土浦協同病院へのアクセスが格段に向上し、この地域の南北方向の道路網が強化されることを大いに期待している」と述べた。

平成を貫く県「銘柄産地」指定 かすみがうら市のレンコン

【相澤冬樹】かすみがうら市の仲戸禎雄農林水産課長は25日、JA水郷つくばの池田正組合長、同蓮根本部霞ケ浦支部の江後田稔部会長らと土浦市真鍋の県県南農林事務所を訪れ、佐藤明彦同所長から県の銘柄産地指定証の再交付を受けた。同市霞ケ浦地区で広く栽培されるレンコンは1989年に初指定を受けており、今回の再指定で平成の30年間にわたって市場からの評価を積み重ねてきたことになる。 県の銘柄産地は、農産物の市場流通に品質面での“お墨付き”を与える制度で、1982年の江戸崎(現稲敷市)カボチャを皮切りにスタートした。現在までに青果物が37品目95産地(うち銘柄推進産地35)、花きが7品目20産地(同3)で指定されている。 レンコンについては、かすみがうら市、小美玉市、河内町、土浦市、稲敷市、阿見町の順に指定されてきた。いずれも霞ケ浦沿岸にあって、全国きってのレンコン産地を形成する。全国の作付面積(2017年)3970ヘクタールのうち、茨城県は最多の1630ヘクタールを占め、かすみがうら市は259ヘクタールに及ぶ。同市の銘柄産地指定申請書等によれば、生産者は18年度実績で160戸、出荷数量は3734トン、販売金額は16億1900万円に達した。 産地指定はこれらの実績をベースに、品質面で農産物の信頼性・安全性が市場で評価されていることなどを審査して3年ごとに更新される。25日の交付式で、指定証は県からかすみがうら市へ渡され、出荷組織のJA水郷つくば蓮根本部霞ケ浦支部に伝達された。出荷のレンコンには県銘柄推進協議会の推奨マークが貼られ、全国に流通する。 佐藤所長は「検査体制整備による品質管理の徹底や新たな販売先の開拓などの流通販売対策、県GAP(農業生産工程管理)第三者確認制度などにも積極的に取り組んでおり、今後も更なる発展が見込まれる」と再交付の事由を述べた。池田組合長は「2月1日にJA水郷つくばが発足して最初の銘柄産地指定となったのを喜びたい。今やおいしいのは当たり前、安心と安全の取り組みを支部ともどもいっそう推進していきたい」と今後の意欲を語った。

市長公室長、再任用で続投 つくば市人事

【鈴木宏子】つくば市は4月1日付け人事異動を内示した。31日付けで退職する部長級4人のうち、松本玲子市長公室長は再任用で同公室長を続投する。新任の都市計画部長に中根祐一農業委員会事務部局長、生活環境部長に風見昌幸選挙管理委員会事務部局長、議会事務局長に川崎誠同次長がそれぞれ就任する。 異動総数は258人(全職員の19.7%)で、継続性を重視し必要最低限の人事配置とするという。3月末の定年退職者は78人、2019年度の新規採用職員は85人で、職員数は前年度よりさらに33人増え1843人になる。 女性管理職の割合は前年度より0.8ポイントあがって22%になる。再任用職員数は前年度比23人増の128人。再任用は原則、退職時の2級下の職での任用になるという。医療・介護データを分析し必要な施策を実施するための任期付職員1人を保健福祉部に配置する。 組織改編は、業務改善や職員の働き方改革を積極的に推進するため総務部ワークライフバランス推進室を課に格上げする。持続可能なまちづくりを推進するため政策イノベーション部企画経営課に持続可能都市戦略室を新設する。 ごみ清掃工場のクリーンセンター、リサイクルセンターと、し尿処理施設などを包含し管理するサステナスクエア管理課を生活環境部に設置する。廃棄物対策課を環境衛生課に変更する。メモリアルホールの担当部署を市民部から生活環境部に移管する。 公共施設の整備を一元的に行うため建設部営繕課を公共施設整備課に変更する。4月以降、指定管理者から市直営に移行する茎崎こもれび六斗の森の運営は経済部観光推進課に出先機関を置く。 ◇人事異動(4月1日付)、カッコ内は現職、敬称略 【部長級】 ▽市長公室長・再任用(同)松本玲子 ▽都市計画部長(農業委員会事務部局長)中根祐一 ▽生活環境部長(総務部主任参事兼選挙管理委員会事務部局長)風見昌幸 ▽議会事務局長(同次長)川崎誠 【次長級】 ▽市長公室次長兼広報監兼秘書課長(同次長兼広報監)杉山晃 ▽市民部次長・市民活動課、市民窓口課担当(同次長)山田憲男 ▽市民部次長兼地区相談課長・地区相談課、スポーツ振興課、国体推進課、文化芸術課担当(文化芸術課長)星野雄司 ▽市民部地区担当監(教育局大穂学校給食センター所長)松崎若美 ▽市民部地区担当監兼大穂相談センター所長(建設部防犯交通安全課長)白井稔 ▽市民部地区担当監兼桜相談センター所長(同担当監・桜地区担当)松浦裕之 ▽市民部地区担当監兼筑波相談センター所長(同担当監・谷田部区担当)木村徳一 ▽市民部地区担当監兼茎崎相談センター所長(経済部土地改良課長)秋葉義美 ▽保健福祉部次長・社会福祉課、障害福祉課担当(同次長・社会福祉課、障害福祉課、高齢福祉課担当)津野義章 ▽保健福祉部次長・高齢福祉課、介護保険課、医療年金課、地域包括支援課担当(同次長・国民健康保険課、医療年金課、介護保険課、地域包括支援課、健康増進課担当)小室伸一 ▽保健福祉部次長兼健康増進課長・国民健康保険課、健康増進課担当(健康増進課長)吉原衛 ▽保健福祉部社会福祉推進監・社会福祉法人つくば市社会福祉協議会派遣(同主任参事・同派遣)稲葉光正 ▽こども部次長兼幼児保育課長(同次長)松本茂 ▽こども部こども政策監・再任用(同)飯泉省三 ▽経済部次長・産業振興課、観光推進課担当(同次長・農業政策課、産業振興課担当)永田悦男 ▽経済部次長・農業政策課、土地改良課担当(観光推進課長)大橋一彦 ▽都市計画部次長・公有地利活用推進課、建築指導課、開発指導課担当(同次長兼公有地利活用推進課長)稲葉清隆 ▽都市計画部次長・総合交通政策課担当(同次長兼同課長)中澤正登 ▽建設部建設政策監・再任用(同)栗原正治 ▽生活環境部次長・環境政策課、環境保全課、環境衛生課、サステナスクエア管理課担当(同次長・環境政策課、環境保全課、廃棄物対策課担当)谷内俊昭 ▽中央図書館長(同副館長)柴原徹 ▽議会事務局次長(生活環境部水道業務課長)中泉治 ▽選挙管理委員会事務局長(監査委員事務部局長)石田慎二 ▽監査委員事務局長(同副局長)北島浩成 ▽農業委員会事務局長(市民部地区相談課長)野澤政章 ▽消防本部消防次長・消防監、消防署担当(同予防広報課長・消防司令長)五月女謙次 ▽消防本部主任参事兼南消防署長・消防監(消防総務課長・消防司令長)東郷道明 ▽消防本部主任参事兼北消防署長・消防監(中央消防署参事兼桜分署長・消防司令長)沼尻博 【課長級】 ▽市長公室広報戦略課長兼副広報監(政策イノベーション部企画経営課長補佐)勝村英樹 ▽総務部ワークライフバランス推進課長(財務部納税課長兼徴税管理監)飯島正志 ▽財務部管財課長(管財課公共施設マネジメント推進室長)新関清美 ▽財務部納税課長兼徴税管理監(総務部総務課長補佐)奥沢篤 ▽市民部副地区担当監・筑波地区担当・再任用(都市計画部長)長島芳行 ▽市民部副地区担当監兼谷田部相談センター所長・再任用(議会事務局長)新井隆男 ▽市民部副地区担当監・谷田部地区担当(市民窓口課長)日下由美子 ▽市民部副地区担当監・桜地区担当(生活環境部下水道整備課長)小神野真 ▽市民部市民活動課長(同課地域改善対策室長)大木茂樹 ▽市民部市民窓口課長(市長公室広報戦略課長兼副広報監)中川伸一 ▽市民部スポーツ振興課長(総務部人事課ワークライフバランス推進室長)伊藤智治 ▽市民部文化芸術課長(総務部総務課長補佐)荒澤浩俊 ▽保健福祉部参事、医療・介護連携推進担当(任期付短時間)黒田直明 ▽経済部産業振興課長(市長公室秘書課長)久保田靖彦 ▽経済部土地改良課長(産業振興課長)小川英男 ▽経済部観光推進課長(教育委員会事務部局)一瀬剛 ▽都市計画部公有地利活用推進課長(都市計画課沿線開発整備室長)岡田克己 ▽都市計画部市街地振興課都市政策調整監・一般財団法人つくば都市交通センター派遣研修・再任用(生活環境部長)長卓良 ▽都市計画部総合交通政策課長(議会事務部局)伊藤和浩 ▽建設部道路整備課長(同課長補佐)塚田孝 ▽建設部公共施設整備課長(財務部管財課長)坂田博之 ▽建設部住宅政策課長(都市計画部市街地振興課長補佐)田中聖史 ▽建設部防犯交通安全課長(消防本部地域消防課長)杉山一彦 ▽生活環境部環境衛生課長(廃棄物対策課長補佐)植木亨 ▽生活環境部サステナスクエア管理課長(廃棄物対策課長)星野和也 ▽生活環境部水道業務課長(同課長補佐)坂入善晴 ▽生活環境部下水道整備課長(建設部道路整備課長)野原浩司 ▽教育局教育施設課長(建設部営繕課長)飯泉法男 ▽教育局健康教育課長(市民部スポーツ振興課長)池畑浩 ▽教育局大穂学校給食センター所長(健康教育課長兼茎崎学校給食センター所長)山口康弘 ▽教育局茎崎学校給食センター所長(生活環境部クリーンセンター所長)石塚英樹 ▽教育局文化財課長(生涯学習推進課長補佐兼係長)美野本玲子 ▽教育局中央図書館副館長(こども部幼児保育課長)松浦智恵子 ▽議会事務局議会総務課長(同課長補佐)渡辺寛明 ▽消防本部消防指令課長(同課長補佐)竹内信之 ▽消防本部警防課長(同課長補佐兼救急係長)古山正則 ▽消防本部消防総務課長(警防課長補佐兼係長)山田勝 ▽消防本部地域消防課長(教育局教育施設課長)秋葉芳行 ▽消防本部予防広報課長(消防指令課長補佐兼指令第三係長)大山徳男 ▽中央消防署参事兼副署長(同参事兼筑波分署長)堀江道夫 ▽中央消防署参事兼桜分署長(同参事兼茎崎分署長)野口勝 ◇退職(31日付け) 【部長級】 ▽市長公室長・松本玲子 ▽都市計画部長・長島芳行 ▽生活環境部長・長卓良 ▽議会事務局長・新井隆男 【次長級】 ▽市民部地区担当監兼筑波相談センター所長・澤邉義光 ▽市民部地区担当監兼大穂相談センター所長・中野実 ▽市民部地区担当監兼桜相談センター所長・國府田修 ▽市民部地区担当監兼谷田部相談センター所長・小神野洋一 ▽市民部地区担当監兼茎崎相談センター所長・宮本任 ▽市民部主任参事兼市民活動課長・東郷公咲 ▽経済部次長・柴原利継 ▽教育局主任参事兼文化財課長兼桜歴史民俗資料館長・山本賢一郎 ▽教育局中央図書館長・椙山久美子 ▽消防本部消防次長・宇津野公夫 ▽消防本部主任参事兼消防指令課長・吉場道雄 ▽消防本部主任参事兼南消防署長・北澤光二 ▽消防本部主任参事兼北消防署長・神立孝一 【課長級】 ▽市民部市民窓口課参事兼谷田部窓口センター所長・池辺洋一 ▽市民部市民窓口課参事兼桜窓口センター所長・中野賢一 ▽市民部市民窓口課参事兼茎崎窓口センター所長・森田隆男 ▽市民部つくばメモリアルホール斎場長・大野泰宏 ▽経済部観光推進課参事兼筑波ふれあいの里所長・菊地秀之 ▽建設部住宅政策課長・猪野泰弘 ▽教育局中央図書館副館長・小野村薫 ▽消防本部警防課長・土田仁一 ▽中央消防署参事兼副署長・染谷隆 ▽中央消防署参事兼豊里分署長・野口守 ➡前年度のつくば市人事異動はこちら

県のGAP第三者確認 県内第4号、江戸崎総合高が取得

【相澤冬樹】県立江戸崎総合高校(稲敷市江戸崎、大和田淳校長)グリーンテクノ系列で農業を学んできた生徒3人が14日、県南農林事務所稲敷地域農業改良普及センター(同所)で、横田国夫センター長から県のGAP第三者確認(※メモ参照)の証書を授与された。県内第4号、高校では初めての登録リスト入り、グループの3年生は1日に卒業証書を手にしたばかりで、充実の高校生活の記録がもう1枚加わることになった。 同高では11年から、農研機構果樹茶業研究部門(つくば市)が開発したブドウ品種シャインマスカットの栽培に取り組み、昨年は校内農場のハウスで約600房を収穫した。大粒で糖度の高い人気銘柄だ。この実習課程のなかから山崎海人君(18)を代表とする2、3年生の4人が昨年6月、GAP取得プロジェクトを編成、「茨城県GAP第三者確認制度」の登録をめざした。 GAPは個人的な取り組みによる宣言も可能だが、取引上は第三者による確認が有効な手立てとなる。しかし国際的なグローバルGAP認証ともなると、チェック項目が広範囲で経費の負担も大きいため、県は取得費のかからない第三者確認制度を設けた。2020年東京オリンピック・パラリンピック時の食材納入をめざし、同年9月30日までの時限制度とした。本格的なGAP認証のための入門的位置づけだが東京オリ・パラの食材調達基準は満たしており、18年末までに県内2団体・個人が登録された。 山崎君らは、圃場の管理状況や肥料・農薬の投入量などを厳密にデータ管理し、事細かに記録に残した。チェック対象は全部で55項目に及んだ。多くはこれまで経験則に頼ってきた管理項目で、定量化することで一定の収量・品質を維持して、収穫物を市場に出せるよう取り組んだ。「掃除の記録から資材や器具の入手経路などを明確にするなど全部やった。9年前から使っているため素性の分からない土があって、リンの値が高いために入れ替えもした」という。 同改良普及センター管内では、産地銘柄である江戸崎カボチャや浮島レンコンもGAP取得に取り組んでいるが、これらに先着。今月8日付けで登録リストに載った4つの団体・個人のなかに同校の名があった。指導に当たった同校の農場長、石崎理有教諭は「学業とは別の書類作成で、追いつくのが大変だったが頑張った。記録を残せたことで生徒が卒業しても後に引き継いでいけるのが大きい」と喜んだ。 今回の登録品目、シャインマスカットの収穫時期は毎年9月に入ってからで、東京オリ・パラの開催時期に間に合わない。それでも、GAP取得の経験は、今後農業分野に携わっていくなかで大いに役立つはずという。3年生の山崎君は4月から県立農業大学校園芸部(坂東市)へ進学、同じく根本君は河内町内の農園への就職が決まっている。 ※メモ GAP(Good Agricultural Practice:農業生産工程管理)第三者確認 農業生産における食品安全、環境保全、労働安全などの持続可能性を確保するための工程管理の取り組み。生産物を流通に乗せる際の国際標準になりつつある。指定機関等による認証とは別に、県は17年12月から、時限措置で確認制度の運用を開始した。これまでに6団体・個人が登録されている。

19歳消防士を停職処分 職場で現金盗む つくば市消防本部

つくば市消防本部は15日、職場で現金を盗んだとして、主事の男性消防士(19)を停職4カ月の懲戒処分にしたと発表した。男性からは退職願が出され、同日付けで退職したという。 同消防総務課によると、男性は昨年7月から9月ごろにかけて、同市研究学園、市消防本部内で、他の複数の職員の机の引き出しやロッカーの中に入れてあった現金を盗んだとされる。現金は個人の所持金で総額で数万円という。 昨年9月ごろ、職員から相談があり発覚した。本人は盗んだことを認めているという。 植木利男消防長は「消防本部内において窃盗事件が発生したことは市民の信頼を損ない、深くお詫びします。事態を重大に受け止め、今後は再発防止に向け職員の指導を徹底します」などとするコメントを発表した。

町の記憶からめ特別展「空都土浦とその時代」 16日から土浦市立博物館

【相澤冬樹】土浦市立博物館(土浦市中央、茂木雅博館長)の第40回特別展「町の記憶―空都土浦とその時代」が16日から始まる。関係者向けの内覧会が15日開かれ、同館が15年度から行ってきた「市民の記憶」収集事業に協力した学識者や市民らが集まって、展示品や写真を前に昔話に花を咲かせた。 同展は、大正11年(1922)設立の霞ヶ浦海軍航空隊と、昭和14年(1939)の予科練設置から土浦海軍航空隊に至る、大正末から昭和にかけての「空都」土浦がテーマ。2つの航空隊設置によって土浦の町は大いににぎわい、そして戦争の影におびえた。その様相と歩みをたどる。 展示は、①ふたつの航空隊と土浦②土浦と戦争の記憶③復興への道―の3部構成。重要文化財の「筑波鉄道敷設に関する調書」(群馬県立博物館所蔵)をはじめ、今年飛来90年を迎える飛行船ツェッペリン伯号関連などの航空資料、双六や広告、千人針などの民俗資料が各方面から収集された。 「市民の記憶」収集事業の成果も反映され、記憶に基づき市内外から集めた収蔵品も初展示される。「戦争関連ということで戦後多くが破棄されており、そのなかで残ったのは大変貴重だ」と展示をまとめた野田礼子学芸員はいう。 記憶を元に自ら手づくりした戦後の引揚者住宅の模型、同市文化財愛護の会写真部会撮影の「写真でたどる町の記憶」展などもあって、内覧会参加者の目を引いていた。 会期は5月6日まで。会期中、筑波大学教授、伊藤純郎氏による講演「ふたつの航空隊と空都土浦」(3月24日)をはじめ記念講演会(4月20日)や史跡めぐり(3月30日、4月6日)、映像上映会(4月28日)などの行事が組まれている。 ◆土浦市立博物館(土浦市中央1-15-18)電話:029-824-2928 ▽入館料:一般105円 ▽休館日:3月22日と毎週月曜日(4月22日除く)▽無料開館日:4月7日

G20へ、つくば国際会議場が設備を一新 内覧会とパーティー試食会を開催

【橋立多美】今年6月のG20サミット(大阪)の関係閣僚会合の一つ、貿易・デジタル経済大臣会合の会場となるつくば国際会議場(つくば市竹園)で行われていた館内の改装や一部機器の更新が整い、このほど内覧会を催して関係者に披露された。 サミット議長国として日本が開催する同会合は、6月8、9の両日、20カ国の経済産業大臣らが集まる。同会議場の内覧会には研究機関や大学、企業から約110人が参加し、営業スタッフの案内で1258人を収容する大ホールや会議室などを見学した。参加者からはブース設置やインターネット環境、営業目的の場合の利用料金などの質問があった。 同国際会議場が開館したのは1999年6月。20年を経て、大・中3つのホールに設置された400インチプロジェクターと6カ国語対応同時通訳設備を最新鋭の機器に替えた。画面が明るくなり、同時通訳は音質が改善された。 また、館内の壁紙の張り替えと傷みの激しい会議室テーブルの交換、大・中ホールを除く椅子の交換が行われた。ちなみに大・中ホールの椅子は飛行機のビジネスクラスに匹敵する幅48センチの特注品という。加藤善成総務企画課長は「開館したころは最先端の設備を備えた施設だったが、20年経って衰えが見え始めた。催事の合間に作業を進めて先月末に完了した。これで質の高いコンベンション環境を提供できる」とした。 参加者の中には東京大田区のイベント企画運営会社の社員がいた。東京オリンピック・パラリンピックの開催時、東京ビッグサイトはバスターミナルとなり大型催事ができなくなる。そのため内覧会を利用して見学に訪れた。「当社はイベントの会場選びからサポートしている。ここは東京からTXを利用して1時間で到着できる。社内で検討していきたい」という。 ハラール食やベジタリアン対応も 内覧会に続いて会議場1階にあるレストラン「エスポワール」(本社同市、サンスイグループ経営)によるパーティー料理の試食会と交流会が開かれ、参加者たちがこぞって詰めかけた。 同店は地産地消にこだわり、山海の幸に恵まれた茨城の食材を使った料理を提供している。試食会では新鮮な旬の野菜や果物、農畜産物を用いた多彩なメニューが提供され、茨城が誇る常陸牛のローストビーフの試食コーナーには行列ができた。 同店の岩堀進支配人は「イスラム圏からの訪日に備えてハラールや動物性食材を使わないベジタリアンに対応している。特にハラールは調理師が研修に参加して知識を習得している。つくば在住のイスラム教徒の皆様にもご利用いただきたい」と話した。

焼酎、サブレなど新たに3品が認証 つくばコレクション

【鈴木宏子】贈り物にもなるつくばの優れた加工食品を市が認証する「つくばコレクション」に、今年度新たに3品が加わった。米焼酎、サブレ、シフォンケーキの3品で、いずれも筑波山麓で栽培されたコシヒカリ「常陸小田米」が使われている。再認証された7品と併せて2018年度の認証は8事業者の計10品となる。 3品は、常陸小田米と清酒用の花酵母を使用し減圧蒸留で仕上げたフルーティーな香りの米焼酎「筑波喜右衛門」(720ミリリットル入り1620円)▽米粉と、筑波山周辺で古くから栽培されてきた小型の柑橘類、福来みかんを使用して作ったサブレを、筑波山の形に成型して、さらに筑波山固有の野草ホシザキユキノシタのデザインを型押しした「筑の花サブレ」(8枚入り650円)▽米粉と、海藻をえさに与えた鶏卵、黒蜜を使ったシフォンケーキ「つくば米シフォンケーキ黒蜜」(カット270円、ホール1620円)=価格はいずれも消費税込み。 19品の応募の中から、新規3品、再認証7品が選ばれた。有識者と公募市民計16人で構成する同評価懇話会(座長・市川一隆ホテルグランド東雲社長)が審査した。 4度目の挑戦で初めて「筑の花サブレ」が認証を受けた洋菓子製造販売会社「fortune(フォーチュン)」の桜井有希子社長(51)は「筑波山の形と福来みかんの香をお客さんに届けられれば」と話し、五十嵐立青市長は「あらゆる場面で宣伝したい。今年はG20や国体があるので機会をとらえてPRしたい」と話した。 認証期間は3年間。18年度の10品のほか、16、17年度の17品の計27品が認証されている。認証品は、認証マークを貼って販売できるほか、つくば駅構内の売店「つくば市物産館」などで販売される。

【震災8年】4 「変容」撮り続ける齋藤さだむさん 19日から写真展「その後」

【相澤冬樹】今年も3.11は被災地に赴いた。「3月11日と8月15日は現場に入ると決めている。それが僕なりの慰霊の仕方」というのは、つくば市在住の写真家、齋藤さだむさん(70)。足を運ぶ先の1つが北茨城市磯原で、夜、沖にライトアップされた岩礁が浮かびあがる。茨城百景の1つに数えられる二ツ島、今はひとつの島影しか見えない。19日から水戸市の画廊で始まる写真展に備えて、今年も夜の海にカメラを向けた。 島が1つになったのは、地震と津波で崩落し、消失したため。齋藤さんは震災の半年後に訪れ、あまりの変わりようにショックを受けた。二ツ島はまだフィルムカメラの時代だった1998年にも撮っていた。岩に張り付くように緑の木々が写っている。それらが岩の一部もろとも津波に持っていかれて、鉱物標本のような姿になってしまった。 1980年代を筑波大学の技官として過ごした齋藤さんは、建設段階にあった筑波研究学園都市の風景や建築物を撮り続け、内外で評判になった。自らのテーマを「場所の変容」と定めて90年に退職、写真家として独立した。 震災直後、同大学の芸術学系で交流のあった装丁家の守先正さんに誘われて、福島県南相馬市に入った。同市の詩人、若松丈太郎さんの詩集『ひとのあかし』(アーサー・ビナート英訳、清流出版刊)に載せる写真撮影のためだった。チェルノブイリの現実を福島の未来に重ね合わせるように書いた1994年の作「神隠しされた街」などで、危険性をいち早く唱えていたと話題になった詩集だ。 齋藤さんは「背中を押されるように」、東北に足繁く通っては、青森から茨城までの海岸線沿いの被災地に立ち入ることになる。津波に襲われた土地には、住宅や工場の基礎だけが残っていた。 「草が少し生えただけ」 まさに「変容」の場所、生業である建築写真を撮るスタイルのままカメラを向けることができた。それらを集め、2012年4月には、いわき市で写真展「不在の光景」を開いている。しかし、福島第1原発の被災地だけは「まったく違う現れ方だった」という。線量計を携行して双葉町、浪江町などの帰還困難、居住制限区域にも入った。「被災者にお願いして、同行者として入れてもらった。何も戻ってきていないのを痛感する」ばかりだった。 齋藤さんは、この後も各地で何回かの写真展を開いているが、被災地を撮った写真はすべて額装せずに展示した。カメラアングルの外側にも被害が広がり、変容があることを伝えたかったのだ。そんななか、1998年に撮った二ツ島の写真は額縁に収めていたため、2011年の写真も額装し組写真にして発表した。残酷な時間の変容が伝わってくる。 そしてことし3月、齋藤さんは三たび夜の二ツ島を訪ねた。19日から水戸市のギャラリーしえるで始まる写真展「その後」に向けての撮影行だった。「ほとんど変わっていない。草が少し生えただけだった」という二ツ島を撮ってきた。それらを含め、今回約30点を6日間展示する。 会期が短かめなのは、できるだけ会場に詰めて、来場者と「その後」を語り合いたいためという。それぞれの目にはどんな「変容」が映るだろうか。 ▼齋藤さだむ写真展「その後」 3月19日から24日、ギャラリーしえる(水戸市見川2434-1)。会場の電話:029-241-5696

【震災8年】3 商売再開した福島避難者を紹介 筑波大生ら取材

【鈴木宏子】原発事故により福島県から茨城県内に避難し、つくばや土浦市などで商売や事業を再開した避難者13組を紹介した小冊子「いってみっか―いばらきで歩みはじめた私たちの想い 3.11から」(B5判、31ページ)がこのほど発行された。筑波大学学生による復興支援団体「Tsukuba for(ツクバ・フォー)3.11」のメンバーが制作に加わった。 福島県からの避難者を支援している市民団体「ふうあいねっと」(原口弥生代表、事務局・茨城大学内)による。長く付き合った馴染み客や取引先を失い、新しい土地でマイナスから再スタートした避難者を応援したいと制作した。 つくば市二の宮で日本料理店を再開したいわき市出身の安藤公一さん、同市松代に整体院を開いた浪江町出身の石川美穂子さん、土浦市中高津で塗装工事会社を再開した双葉町出身の新川正文さんなど、つくば、土浦、水戸、日立市などで事業を再開した避難者の、原発事故後の避難体験や事業再開までの道のり、仕事への思いなどがつづられている。 「Tsukuba for 3.11」のメンバーで、筑波大人文文化学群1年の上原あやかさん(19)はこのうち3人を取材した。 「何かを始めるのに年齢は関係ない。何歳になってもできる」という言葉が特に印象に残ったという。「避難し、出身地を離れて事業を再開したチャレンジ精神がすごい。仕事に強い対する思いを感じた」と振り返る。 上原さんは沖縄県出身。8年前の東日本大震災時は小学5年生だった。震災の被災当事者からじっくり話を聞いたのは今回が初めてだったという。 「驚きの連続だった。言葉の重みが違っていて、直接聞くことで情景が目に浮かんだ」と話す。再開してもお客さんがなかなか来てくれないなど厳しい状況を抱えている避難者もあったが「仕事が好きだから頑張れる」とか「お客さんの笑顔にやりがいを感じる」という言葉に強さを感じたという。 紹介されているつくば、土浦市内の事業所は以下の通り。 つくば市 ▽障害者就労支援施設「遊愛コーポレーション 就労継続支援A型事業所アリス」(島名榎内3621-2、電話029-896-3833)=皆川勝さん(南相馬市出身) ▽日本料理店「お料理 わ可ば」(二の宮3-2-11、電話029-896-8155)=安藤公一さん(いわき市出身) ▽眼鏡店「GRAN GLASSES(グラングラス)」(学園の森3-10-2、電話029-828-5539)=原田功二さん(浪江町出身) ▽すし店「二代目 寿し松」(研究学園4-2-14)=松本清治さん(浪江町出身) ▽整体院「つくば松代むつう整体院」(松代1-16-31、電話029-852-7567)=石川美穂子さん(浪江町出身) ▽美肌エステサロン「メナードフェイシャルサロンつくば高崎店」(高崎郷中塚41-1)=木幡サチ子さん(浪江町出身) 土浦市 ▽書道塾「おおつ野書道教室」(おおつ野8-16-15、電話029-846-2101)=椀台俊夫さん(浪江町出身) ▽塗装工事会社「建装メンテナンス」(中高津2-4-3、電話029-879-5611)=新川正文さん(双葉町出身) 同誌は2500部作成。無料。問い合わせは電話029-233-1370(ふうあいねっと)、メールfuai.sta@gmail.com

【震災8年】2 ふるさと福島に向かい黙とう つくばへの避難者らが慰霊祭

【崎山勝功】東日本大震災から丸8年を迎えた11日、つくば市周辺で避難生活を送っている福島県双葉町からの被災者が、同市並木3丁目の国家公務員宿舎前で慰霊祭を開いた。被災者に加え筑波大生らが参列、約20人が双葉町の方向に向かい犠牲者への黙とうを捧げた。 双葉町出身の中村希雄さん(77)方の庭先には祭壇が設けられ、参列者たちが一人ずつ線香を上げ、祭壇前で犠牲者の冥福を祈った。黙とうを終えた参列者たちは、時代劇「水戸黄門」の主題歌「ああ人生に涙あり」を合唱した。 慰霊祭で、中村さんは今までお世話になった人たちに感謝を述べた上で、「私たちのモットーは一日一日を楽しく明るく、ケガをしないで病気にならないで生きていこうということ」と語った。中村さんは11年10月から同市並木の公務員宿舎で避難生活を送り、震災から1年後の12年3月から毎月11日の月命日に宿舎の庭先で慰霊祭を開いた。17年3月までは毎月行われていたが、18年からは年1回開催となり、今回が63回目の慰霊祭だった。 当初は双葉町出身者のみで開く予定だったが、市内で避難者向けの体操教室を開く筑波大の長谷川聖修(きよなお)教授の勧めで、同大の学生たちも参列。長谷川教授は「学生たちは全国から来るので、震災のことをほとんど知らない。またはメディアを通じてしか知らない。直接に避難している人から話を聞くのは大事」という。 学生たちは、避難者たちと体操教室とグラウンドゴルフで交流を深めており、同大大学院1年の松浦稜さん(23)=福岡県出身=は「名前で呼んでくれて家族みたいに接してもらっている」と話した。つくば市東岡の竹前久江さん(74)は「福島の人たちと体操教室を通じて友だちになった。最初はおとなしいと思ったけど、いろいろと話をしてくれる」という。 中村さんの妻の富美子さん(77)は「ここ(つくば)はみんないい人ばかりで助けられてきた。福島県内の避難先では嫌がらせがあったと聞くけど、つくばではなかった。とてもありがたい」と市民に感謝した。富美子さんの今の気がかりは、公務員宿舎に住める期限が19年度末までとなっていること。「できれば期限を延ばしてほしい。今まで交流している人とのつながりがなくなるし、双葉町には帰れない」と訴えた。 並木の公務員住宅にはピーク時で48世帯が住んでいたが、2020年3月末で応急仮設住宅の供与期間が切れることから、入居者たちの多くがつくば市や周辺地域など各地に転居しており、現在は十数世帯程度が生活しているという。 ◆避難者の厳しい現状 慰霊祭では、双葉町出身者たちから厳しい現状が聞かれた。同町出身でつくば市内在住の主婦(62)は「隣近所とはお付き合いがあるけど『双葉町』とは言っていない。水戸市に引っ越した人で『双葉町』を隠して住んでいる人もいる」と明かした。主婦は震災前はホテル関係の仕事をしていたが「仕事は見つからない。どこも若い人を採用する」と嘆く。その上で「津波とかのテレビ(映像)を見るたびに心が揺れるというか、めまいがする。経験したものでないと分からない」という。 現在も公務員宿舎で生活する同町出身の主婦(60)は夫(61)と2人暮らし。「つくばはいいところ。病院とかバスが充実している。バスで駅まで行けるし電車もある」としながらも、主婦は「両方とも60歳を過ぎているので仕事がない」と明かす。取手市内には娘夫婦と2人の孫がいて、孫との暮らしに惹かれてはいるが、娘夫婦の生活との兼ね合いもあり、引っ越しを決めかねているという。

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つくば学園都市は公立高過疎地 《吾妻カガミ》118

【コラム・坂本栄】困った数字がこのサイトで紹介されています。教育環境が自慢の学園都市には県立の全日制高校が少なく、つくばは公立高の過疎市だというのです。平均的な学力の中学生を私立よりも学費が安い公立に入れたいと思っている親にとって、つくば市は「住みにくいまち」のようです。 詳しくは「つくば市に県立高校新設を 市民団体が市議会に請願」(9月29日掲載)と「付属中併設は泣きっ面にハチ」(9月30日掲載)をご覧ください。 ▼市内の県立高に進んだ中学生は18%に過ぎず、46%が市外の県立高に、36%が市内外の私立高に行った、▼以前は6つあった全日制高が、近隣市の県立高への併合、定時制への移行、中高一貫への衣替えによって半減した、▼この20年間に減った全日制学級数は、水戸が2%、日立が21%、土浦が20%だったのに、つくばは61%も減った―などがポイントです。 つくば市は県全体の流れとは逆に住民が増えているのに、県は少子化に伴う学校・学級の整理整頓という方針の下、実におかしな対応をしています。大井川知事の経歴(経産省キャリア→IT企業役員)も影響しているのか、県はエリート教育には熱心ですが、平均的な学生を抱えた平均的な家庭の事情に鈍感ではないでしょうか。 優秀な学生を育てることには賛成です。私は、今春に中高一貫を併設した県立土浦一高の評議員を10数年やっています。その議論の中で、中高一貫を導入するよう歴代の校長に進言、現知事の1期目にやっと実現しました。競争環境を整え、突出した学生を鍛えることが日本はもちろん世界に必要と思うからです。

子どものころ 土浦の遊び ① 《夢実行人》1

【コラム・秋元昭臣】下高津小学校への通学は、「あきおみちゃん、学校へイーきましょ」の声で始まりました。今のように親が出ることもなく、田んぼや畑の中を仲間同士で登下校するのは楽しいものでした。菜の花を摘んだり、チョウチョを追いかけたり。麦の穂を友だちの袖に奥に入れてしまうイタズラはしましたが、イジメではなく遊びでした。 このころ、大人はハーモニカを吹いてましたが、子供は麦笛を吹いていました。花見は親に連れられて桜川に行き、土手に座ってたくさんの貸しボートを眺め、お弁当を食べました。これがボートとの出会いです。 エビガニの穴を掘ったり、農作業する牛を見たり、散った桜の花びらで首飾りを作ったり。毒があると知らず、学校裏のお寺に青梅を盗みに行き見つかり、廊下に立たされたり。しかし、花祭りにはお寺さんに甘茶を振る舞ってもらい、秋はイチョウの大木から落ちた実を土に埋め、冬にたき火で焼いて食べました。 夏になると、田んぼにはホタルが飛び交い、捕まえて蚊帳の中に入れて楽しみました。大人と一緒に夜の田んぼに行き、カーバイトランプを灯した「ドジョウぶち」では、眠っているドジョウを串刺にし、カーバイトの匂いと、くねるドジョウに興奮しました。エビガニ、ドジョウ、釣った魚、食用ガエルが、たんぱく源として食された時代です。 泳ぎと言ってもプールなどなく、ガキ大将に連れられ、ため池「高津池」に行き、親にばれないようにパンツを脱いで水遊びをしました。雑木林の「ターザンごっこ」では、木から木へ渡り歩き、ロープにぶら下がって遊びました。転落やケガもありましたが、今と違い、「落ちたほうがドジ」の一言。問題にはならない時代でした。

ロボッツ、ホーム初戦も B1開幕5連敗

男子プロバスケットボールBリーグ1部(B1)に昇格した茨城ロボッツは16日、今季のホーム初戦として、水戸市緑町のアダストリアみとアリーナに宇都宮ブレックスを迎えた。茨城は66-88で宇都宮に敗れ、いまだ白星なしの5連敗。 2021-22 B1リーグ戦(10月16日、アダストリアみとアリーナ)茨城ロボッツ 66-88 宇都宮ブレックス茨 城|11|15|17|23|=66宇都宮|21|22|28|17|=88 昨季準優勝の宇都宮は、B1リーグではトップ中のトップといえる強豪チーム。初昇格の茨城が挑むことで、上位とのレベル差を測る良い機会になると見られていた。結果としては大差での敗戦で、リチャード・クレスマンヘッドコーチは「自分たちの道のりはまだまだ長いと感じた。これまでの4試合もタフなゲームだったが、宇都宮は個々のプレーや、ハイレベルな守備、次々に交替できる選手層の厚さなど素晴らしいチーム。こういう相手に対し日々成長しながら前向きに戦っていきたい」と振り返った。 試合開始直後は茨城のアップテンポな攻撃が機能、平尾充庸やエリック・ジェイコブセンが3点シュートを決め、宇都宮と互角の戦いを進めていく。だが第1クオーター半ば、11-10のスコアから茨城の得点がぴたりと止まり、宇都宮に点差を広げられる展開になる。 今季新加入のエリック・ジェイコブセン(右)。この日は17得点のほか、ディフェンスリバウンドなどでも活躍した=同

「資金調達 現在進めている」改修工事費用でまちづくり会社 つくばセンタービル

つくば市が出資するまちづくり会社「つくばまちなかデザイン」(同市吾妻、内山博文社長)が18日から工事を実施すると告知しているつくばセンタービル1階アイアイモールの解体と改修工事のうち、貸しオフィスなどにするための改修工事資金について、同社が現在も、資金調達を進めている最中であることが15日分かった。 同日開催された市議会全員協議会で、まちなかデザインの小林遼平専務が「資金調達を現在進めている」と答弁した。改修工事費がいくらになるかや資金調達の見通しなどについて複数の議員から質問が出たが、小林専務は「この場ではお答えを控えさせていただきたい。細かいデータがないのでお答えできない」「金融機関と守秘義務契約を結んでいる」などと繰り返した。 同社の工事スケジュールによると、アイアイモールの解体工事を18日から12月半ばまで実施し、貸しオフィスなどに改修する工事を12月初めから来年3月末まで続けて実施するとしている。解体工事の費用については「(元の借り主の)筑波都市整備からいただく」という。 小林専務は「(18日から)解体工事に着手する。新設(改修)工事は着手してない」とし、改修工事は「資金調達ができない限り着手しない」「資金調達が決定したらつくば市と協議しながら報告したい」などと答弁した。 同社の現在の資本金は当初の想定より2900万円少ない1億2100円。一方、市は昨年12月と今年3月に市議会に示した資料で、初期投資として改修費などに約2億7300円かかるとする見通しを示している。同じ資料の事業収支見通しでは、資本金を2億万円とし7000万円を借り入れる収支計画を示している。新たな収支見通しに対する質問も出たが、小林専務の答弁はなかった。 議会や市民に説明なしに工事を拙速に進めないよう求める決議を臨時議会に提案する山中真弓市議(壇上)=同