月曜日, 3月 2, 2026
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筑波大で6300人が受験 共通テスト始まる

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共通テストの会場の様子=つくば市天王台、筑波大学

大学入学共通テストが13日始まった。試験は14日までの2日間。初日に地理歴史・公民、国語、外国語、2日目は数学と理科が実施される。会場となる筑波大(つくば市天王台)では、昨年より154人少ない6303人が受験を予定している。

全国の志願者数は、前年度から2万667人少ない49万1914人。県内では昨年とほぼ横ばいの1万2327人となっている。新型コロナが5類になって以降、初めてとなり、会場では入り口に消毒液が置かれたものの、マスクの着用が求められないなどコロナ以前の環境での受験となる。

「気張らず、いつも通りに」

午前7時30分、つくば市で最低気温マイナス3度を記録し冷え込む中、快晴の筑波大本部南駐車場には、受験生を会場に送り届ける車が徐々に集まり始めていた。

土浦市の松本信明さん(18)は緊張の面持ちで「今日は特別な日だけど特別視はせず、気張らずにいつもの模試のような気持ちで臨みたい」と話し、小美玉市の武井美佳さん(18)さんは、同級生3人と会場に向かいながら、「自宅を出たのは6時。昨日はよく眠れた。頑張りたい」と笑顔を向けた。阿見町から車で娘を送り届けた50代の男性は「いつもと同じ時間に起きて、同じように朝食を食べてきた。普段通りの力を発揮できるように頑張ってほしい」と言葉を送った。

痴漢被害者は追試験の対象

今年の共通テストをめぐっては、1月1日に発生した能登半島地震を受けて、今回の本試験を被災した生徒が受けられない場合、27日と28日に予定している追試験を金沢大学角間キャンパス(石川県金沢市)でも受験できる特例措置がとられると発表している。

ほかに12日、加藤鮎子男女共同参画担当相は記者会見で、大学入学共通テストに遅刻できない受験生を狙った性暴力を扇動する投稿がSNSで拡散されていることを踏まえて、「痴漢は重大犯罪であり許されるものではない」とし、被害を受けた場合、追試験の対象になると述べた。また松村祥史国家公安委員長も12日の会見で「しっかりと対策を講じる」と、警察として列車内などでの性暴力加害への警戒を強化するとした。大学入試センターは、被害にあった際は受験票に記載されている問い合わせ大学に電話連絡し、追試験を申請するよう求めている。(柴田大輔)

幻の酒米を使った石岡の吟醸酒「渡舟」《日本一の湖のほとりにある街の話》19

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イラストは筆者

【コラム・若田部哲】年が明け、新酒の季節。今回は「関東の灘」とも称され、古くから酒造りの盛んな石岡市での取材です。向かった先は安政元年(1854)創業、幻の酒米「短稈渡船(たんかんわたりぶね)」を復活栽培し、吟醸酒「渡舟」を醸造する蔵元・府中誉。代表取締役の山内孝明さんにお話を伺いました。

山内さんは府中誉の7代目。大学卒業後に都内の酒卸問屋で3年間勤務した後、茨城の酒米でおいしい地酒を造ろうと青雲の志を抱き、平成元年に家業である酒蔵に入りました。

米国・香港・新加波などにも輸出

ところが、すぐに壁に突き当たります。当時、蔵で使用していた酒米の全てが他県産であり、茨城県産の酒米は一粒もなかったのです。そのころ茨城県内では酒米の栽培はゼロに等しく、地元の米でおいしい酒を造ろうと意気込んでいた山内さんは、その現状に大きなショックを受けました。

そこから山内さんの、地元での酒米栽培への挑戦が始まります。あるとき、偶然に出会った農業技術者の方から、現代では栽培が途絶えている明治・大正期の優秀な酒米の種もみが、つくば市のある研究所に保存されていることを聞きつけました。早速そこを訪れ熱意を伝え、数々の課題を乗り越えた末に、わずか14グラムの種もみを分けてもらうことに成功します。

それこそが「短稈渡船」。現代の「山田錦」の親系統にあたる品種で、明治・大正期には酒米として高い評価を受けていましたが、病虫害に弱く、倒伏しやすいなど栽培面の困難さから、約70年間作付けされることが無くなっていた幻の酒米でした。それから、分けてもらったわずかな種もみを大切に増やし、タンク1本仕込めるようになるまで3年の時を要したそうです。

こうして復活した幻の酒米「短稈渡船」。山内さんはこの酒米で醸した吟醸酒を「渡舟」と命名しました。「渡舟」は、今では同社の代表的銘柄として広く人気を集め、国内はもとより米国・香港・シンガポール(新加波)など海外にも輸出され、国際的な権威ある品評会IWCでもゴールドを受賞するなど、世界でも高い評価を受けるまでに成長しています。

高品質の日本酒愛飲家層は増える

ところで、一人の酒好きとして気になっていたことが、日本酒全体の消費量が近年、減少傾向にあるという点。このことについて蔵元としてどのようにお考えか、今回の取材でぜひ伺ってみたいと思っていました。この点について山内さんは、未来を見据え次のように語ってくださいました。

「生活スタイルが多様化した現代、日本酒の消費量全体の減少は残念ながら致し方ないこと。しかしその一方で、我々地酒蔵元が醸す吟醸酒・純米酒など高品質で芳醇(ほうじゅん)な日本酒に価値を感じてくださる愛飲家層は増え続けていると感じています。また、海外での日本酒人気の高まりは、我々蔵元の酒造りへの真摯(しんし)な姿勢と、日本酒にしか表現できない繊細で芳醇な味わいが評価されたものと思っています。今後もそうしたお客様の期待に沿うべく、一層高品質のおいしいお酒を醸し続けていきます」

そんな、日本酒愛飲家に大人気の吟醸酒「渡舟」。コラムの執筆にあたり、その味を知らずに書くわけにはまいりません。現在、体調面でお医者さんより禁酒を言い渡されておりますが、取材の夜、今日ぐらいはとその禁を破り、いそいそとアテを用意し「渡舟 純米吟醸五十五」をいただきました。

一口含むと、その口当たりの良さとまろやかなお米の味わいが口中にスっと広がり、お酒も肴もすすむ、すすむ。一晩で、ここ数年の禁酒分を取り戻すかのように呑(の)んでしまいました。新年のお祝いに、日々の癒しのひと時に。地元蔵元の情熱がよみがえらせた豊かな味わいを、ぜひお楽しみください。(土浦市職員)

<注> 本コラムは「周長」日本一の湖、霞ケ浦と筑波山周辺の様々な魅力を伝えるものです。

➡これまで紹介した場所はこちら

守谷の視点から県立高問題を考える《竹林亭日乗》12

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冬の筑波山(筆者撮影)

【コラム・片岡英明】1月6日に県立中学入試、1月9日には私立高校の推薦入試が始まった。今年も、受験生と保護者・教職員を応援する立場で、高校入試問題を考えたい。

進学志向が強い守谷市民

前回コラム(23年12月12日付)では、TX沿線から水海道一高への入学者が増え、地元常総市からの入学者が減っていることを紹介した。具体的には、2023年の水海道一高への入学者が常総市37人、守谷市78人だったことから、つくばエリアとTX沿線の県立高整備の必要性を指摘した。

23年の守谷市内中学卒業生642人の進学先は、水海道一高78、守谷高校69、伊奈高校55、竹園高校40、藤代高校35、取手一高30、牛久栄進高24、下妻一高19、竜ケ崎一高16、取手二高14、水海道二高13、土浦一高7ーとなっており、進学先が幅広いことが分かる。

市内守谷高への進学者は11%にとどまっており、県立高不足のために市内県立高入学が15%のつくば市よりも低い。

守谷の中学生の進学状況を見ると、常総線、TX、常磐線などを利用し、各方面の県立高を受験している。受験生、保護者、教師にとっては、対象地域が広く、学校数は多いことから、受験先選定の苦労が多いと推測される。受験県立高の偏差値分布は複雑に重なり合っており、「〇高に届かないから、〇高にするか」といった目標定めが大変そうだ。

こういった受験の不安を解消するには、TX沿線に県立高を新設して、選択肢を増やすとともに、受験高校を安心して選べる高校ランキングの「一本の太い筋」が必要である。

守谷高に進学コース2学級増設を

ところで、TX沿線の県立高問題を取り上げると、この地域は千葉や東京への視線が熱く、茨城は意識してないとの批判を受ける。そうだろうか?

守谷の中学生の県内県立高への進学率は65%で、残りは私学や県外に進学している。これは、同じつくばエリアの常総市(74%)、つくばみらい市(72%)よりは低いが、つくば市(58%)、土浦市(61%)、取手市(64%)、牛久市(64%)より高い。

つまり、守谷の中学生は、TXを利用し千葉や都内への進学も考えるが、全体としては県内県立高への期待が高いことがわかる。そうなると、TX沿線の県立高への期待と現在の高校不足のズレが問題になる。そこで、TX沿線の魅力をさらに向上させ、県の発展にもつながる提案を3つ示したい。

1.TX沿線に県立高を新設して入学枠を増やし、上位校から中堅校までの流れを太くする。

2.守谷の高い進学志向を踏まえ、守谷高(現在6学級)に2学級の進学コースを増設する。

3.県と守谷市が協力して、守谷高の通学利便性を高める。(元高校教師、つくば市の小中学生の高校進学を考える会代表)

「人口増加率 全国一」口々に つくばで4年ぶり賀詞交歓会

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鑑開きの後、乾杯の発声をする市商工会の桜井姚会長(壇上前列)=つくば市吾妻、ホテル日航つくば

つくば市新春賀詞交歓会(同実行委員会主催)が10日、4年ぶりに市内のホテルで開催された。壇上であいさつに立った市長や国会議員などからは、元日に起こった能登半島地震の被災者に対するお見舞いや募金の呼び掛けに続いて、つくば市が昨年、人口増加率全国1位になった(23年7月26日付)ことを強調するあいさつが相次いだ。

市、市商工会、研究機関などでつくる筑波研究学園都市交流協議会、筑波大、市工業団地企業連絡協議会、JA、市金融団の7団体が実行委員会をつくり主催した。国会議員、県議、市議、商工関係者など約430人が参加した。コロナ禍により2020年以来、4年ぶりの開催となった。

同実行委員長を務める五十嵐立青市長は「総じて昨年1年間、つくばは前向きなニュースが多かった」とし、人口増加率が日本で1位、転入超過2年連続で1位になったことについて「具体的な数字としてつくば市が今、選ばれていることを示している」などと強調した。

続いて、年末に病院での当直明けに自転車に衝突され、おでこにばんそうこうを貼ってあいさつに立った国光あやの衆院議員は「つくば市は全国で一番人口が増えた、これはすばらしいこと。つくばからワンチームで、茨城、日本を変えるんだという意気込みで国政の立場からサポートしたい」と述べ、青山大人衆院議員は「たくさんの方がつくば市の魅力にひかれて移り住んでいる。つくば市の姿が本来、日本のあるべき姿ではないか」などと応じた。

乾杯をする参加者ら

市商工会の桜井姚会長は「つくば市で起業した人がコロナ禍でも1000人増えた。人材が豊富で、蓄積した研究成果への期待が大きいからだと思う。つくば市はますます発展しなきゃいけない」などと話し、乾杯の発声をして、歓談に移った。

この日、会場に用意された料理は、フードロスをなくすため前回に引き続き提供量を減らし、満足度の高まる内容にしたという。(鈴木宏子)

テレビは終わらない 角栄が描いたユートピア 《遊民通信》80

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【コラム・田口哲郎】

前略

目白御殿と呼ばれた旧田中角栄邸が全焼したというショッキングなニュースが飛び込んできました。線香の火の不始末らしいのですが、ケガ人がなくて不幸中の幸いでした。

焼けてしまった家の主人だった田中角栄のドキュメンタリーが先日、放映されていました。「映像の世紀バタフライエフェクト」です。角栄の生涯については皆さんご存知だと思います。大変な苦労人で戦後すぐに商売で成功し、政治家になり、東京と地方の格差是正を政治テーマとして自民党で頭角を現し、ついに総理大臣になり、有名な列島改造論を実行していきます。

角栄は東京と地方の格差是正のために、日本中に道路を通しました。その財源はガソリン税でした。資金分配の権限を握った角栄のところには全国から陳情する人びとがやってきて、目白御殿には陳情団の行列ができました。

その角栄がもうひとつ目をつけたのがテレビ放送です。郵政大臣時代には多くのテレビ局開局の認可を与え、テレビ全盛時代の礎をつくりました。その後の大蔵大臣時代には自らの番組を持っていたというから驚きです。角栄は道路で、東京と地方の物理的格差を解消し、テレビを普及させることで情報の格差もなくそうとしました。

道路と同じように必要なTV情報網

先日の能登半島地震では道路が崩れ、救護活動が妨げられて損害を大きくしています。道路は国民生活にとって大切なことが改めてわかりました。そうなると、テレビ放送網も同じく国家には必要不可欠なものなのだと思います。

テレビ業界は斜陽産業と言われて久しいです。たしかに、テレビ以外に映像情報を提供するツールが出てきて、競争が激化しました。でも、映像情報を提供すること自体が重要なことは変わりません。テレビジョンはかつてのように独占的な地位を保てるわけではないけれども、なくなることはないでしょう。

コンテンツの良し悪しは関係なく、情報網が大切です。なぜなら、近代国家は国土の平均的な発展を基礎として成り立っているので、道路とテレビ放送網がなければ成り立たない仕組みになっているからです。

テレビはつけておけば勝手に番組が映って、次から次へと情報が入ってきます。そしてその情報にはある程度の信頼性がある。こんなに見る側にとって楽なツールはありません。道路がなくならないように、テレビはこれからも存続し、われわれに新たな情報を提供し続けるでしょう。

田中角栄が描いたユートピアをわれわれが今も生きているのというのはなんだか不思議な気がします。テレビの今後をどうするのか。ニーズが角栄のときとは変わっている今こそ、考えるべきなのかもしれません。ごきげんよう。

草々

(散歩好きの文明批評家)

「障害ってなに?」を考える障害平等研修 土浦で開催 

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DETいばらき代表の高橋成典さん(右)とファシリテーターたち

障害者自身が進行役(ファシリテーター)となり参加者と対話を重ねながら、障害や差別について理解を深める「障害平等研修(DET)」が18日、土浦市で開催される。一般を対象とする研修は同市で初めて。主催団体は「茨城県に障害のある人の権利条例をつくる会」。同研修は、東京2020オリンピック・パラリンピック大会でも採用され、約8万人の大会ボランティアや組織委員を対象に実施されるなど、企業や自治体職員、教育現場などで広がりつつある。ファシリテーターとして自身も今回の研修に参加する土浦市在住の「DETいばらき」代表の高橋成典さん(58)は「自分の街を、誰もが暮らしやすい街にしていきたい」と、初めての地元開催への意気込みを語る。

少数者になって気づく差別

過去に数回、記者も研修に参加したことがある。そこで最も印象に残ったのが、障害者が多数で健常者が少数という仮想社会をドラマ化した動画だ。健常者がタクシーや公共バスに乗車拒否をされる、レストランでは車椅子でないことから他の客と別の場所に通されたり、「迷惑なんだよね」などと陰口を言われたりするー。「健常」であることを理由に次々と差別に遭う場面が映し出されるのだ。日々、多数派として何気なく過ごしている日常に、こんなにも差別的な場面が散りばめられているのかとショックを受けた。こうした動画やイラストなどを元に、参加者が「差別される側」の視点で社会を見つめ直し、進行役の障害者と共に障害とは何かを研修を通じて考えていく。

研修ではグループに分かれてディスカッションが行われる

障害平等研修は、1990年代後半にイギリスで障害者差別禁止法を推進するための研修として開始され、日本では、2005年に発足した「障害平等研修フォーラム」が国内唯一の専門組織としてファシリテーターの養成を行っている。高橋さんが代表を務める「DETいばらき」の発足は2018年。現在は障害平等研修フォーラムの研修を受けた7人の障害者がファシリテーターとして県内での研修にあたっている。

幼少期から障害者と接点を

「DETいばらき」はこれまで、県内の小・中・義務教育学校などで子どもを対象にした研修にもファシリテーターとして参加してきた。高橋さんがそこで感じたのが、幼い頃から障害者との接点を持つ大切さだ。障害平等研修では、障害者本人と直接対話を重ねることが大きな特徴になる。

高橋さんは「障害平等研修を受けた子どもたちから、障害者も同じ人間、普通の人と感じたと言うのを何度も聞きました。それまで接したことがなかったのだと思う」と話す。

47歳、下半身全体にまひ

高橋さんは以前、配送業に従事し、若手の先頭に立ちバリバリ働いた。下半身にしびれが出始めたのは2013年ごろ、47歳の時だった。脊髄ヘルニアと診断され2度の手術を経たものの、下半身全体にまひが広がり歩くことができなくなった。

「障害者」となった自分を受け入れられず「引きこもった」と言い、「車椅子になってから、外に出るとジロジロ見られている気がした。中には『近寄っちゃダメ』と子どもに話す親がいたり、『かわいそうだね』とささやく声も聞こえたりした。悲しくなった」。

3年がたち偶然出会ったのが、群馬で開催された障害平等研修だった。思い切って参加してみると世界が開ける思いがした。

「それまで障害のある方と接したことがなかった。障害平等研修では講師の方が電動車椅子に乗っていた。接してみると『普通』の人だった。私と何も違いがない。自分も障害者なのに、障害のある人を『かわいそう』だとか、偏見の目で見ていた。それは間違いだと気づいた」

それらの出会いがきっかけとなり、養成講座を受講しファシリテーターとしての活動を開始する。「自分の体がこうなっても活躍できる居場所を探していたんでしょうね」と当時を振り返る。

「子ども達の変化は大きい。その世代が大人になって社会を担う時に力を発揮してくれるはず。子どもの頃から障害者と触れ合っていくことで、偏見なく、障害者の立場に立ってものを考えられるようになってほしい」

一緒に住みよい街をつくる

高橋さんはこうも話す。「土浦の街なか、お祭り、花火大会など、まだ障害者にとって行きにくいと思う」。車椅子では、歩道の傾きや補修されないままのアスファルトの切れ目、店舗や施設の内外にある段差など、解消されていないバリアは各所にあるという。

また、障害者が外出の際に問題となるのがトイレだと指摘する。「トイレがないことで行きたいところに行けない障害者は多い。イベントで設置される仮設トイレに、車椅子で入れる広いものを作るというのは無理かもしれないが、普段から、障害者が入れるトイレがどこにあるかわかるよう、地図などで視覚化されているだけでも違うはず」だとし、「車椅子を使う高齢者もいる。バリアフリートイレは子連れの人にとってもいい。フラットな歩道は、足の悪い高齢者やベビーカーを押す人にとってもいいはず」だとし、「街の活性化という意味でも、障害者だけでなく、お年寄りや子育て世代など、誰もがより生きやすい街の形にすることができれば。これは、お願いというより、私たち当事者と一緒にやっていきましょうということだと思っている」。

今回の研修には、普段から障害者と関わる行政や企業、当事者の家族などをはじめ、高齢者介護に携わる人たちにも参加してもらいたいとし、「どんな街になる必要があるのか考え続けることが大切だと思う。この研修が、障害に関心を持つきっかけになれば」と高橋さんは呼び掛ける。(柴田大輔)

◆「障害ってなに?障害平等研修(DET)から学んでみよう!」は18日(木)午後1時から4時まで。県県南生涯学習センター6階中講座室2で開催。定員20人、参加費無料。事前予約制。申し込みは12日まで。問い合わせ、申し込みはイベントページへ。

年初には我が家の資産たな卸し《ハチドリ暮らし》33

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筑波神社に行ってきました

【コラム・山口京子】我が家では、年末には大掃除、年明けには資産のたな卸しが恒例になっています。

毎年年末は、家の大掃除をします。連れ合いが「今回の大掃除はとても疲れる。来年は無理かもしれない。そのときは業者に頼むか」と言うのです。確かに、病気をして体力の低下が目立ちます。疲れやすい、歩くのがゆっくりとなり、遠くまで歩けない、握力がなくなる、重いものが持てなくなる、物忘れが目立つようになる…。老化が進行しているのでしょう。

そういう自分も他人事ではありません。家じゅうのカーテンを洗うのに、けっこう時間がかかりました。年に一度の大掃除ができなくなるのは、何歳ごろからでしょうか。個人差が大きいでしょうし、どこまでを大掃除と言うのかもそれぞれでしょう。それを踏まえても、連れ合いの言葉に老いの道行を感じました。

年明けには、2023年の資産のたな卸しをしました。昨年までは、我が家全体の表をつくるだけでしたが、今年はまず名義別に作成しました。夫名義の財産一覧。妻名義の財産一覧。金融以外の不動産なども記載しました。市役所から通知される固定資産税評価額を書き出し、相続税評価額の概算を知っておくこと。価格が変動する金融商品は、購入時の価格と時価を出します。それらを合わせて、資産の見える化ができました。

イベントにかける費用は見直し

それらを踏まえて、今後30年の家計キャッシュフロー(収支予想表)をざっくり出してみました。未来は不確実で何が起きるかはわかりません。ですが、だからこそ足元を確認し、今の段階で予想できることを入れ込んだ予想表の作成が大事になるのだと思います。

これからも多少の仕事をしたいと願うものの、メインは公的年金となる想定で収入を設定します。大きな買い物や孫への支援のほか、介護や病気、住まなくなった家の処分も算段します。それで分かったことは、毎月の生活は年金だけでは足りず、少し取り崩すことになりそうです。また大きなイベントにかかる費用の見積りがバカにならないことを改めて気づかされました。イベントにかける費用は見直しをしていくつもりです。

モノのお片付けやお金のお片付けを、できるところから一つ一つしていかなくてはと感じています。若いときのようにはできませんので、できるところから進めてまいりましょう。(消費生活アドバイザー)

国保の保険料を過大徴収 11人から計約22万円 つくば市

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つくば市役所

つくば市は5日、国民健康保険に加入している被保険者11人から、保険料計22万4200円を過大徴収していたことが分かったと発表した。所得税や住民税の修正申告に伴い、国保の保険料をさかのぼって変更する事務処理に誤りがあったのが原因。市は11人に対し返還手続きを進めるとしている。

市国民健康保険課によると11人は、市が国保税を年金などから天引きしている人のうち、2012年度から20年度までの保険料について、変更があった人など。

同市では、国保の保険料を年金などから天引きする「特別徴収」の納付期限が5月10日、口座振替などで納付する「普通徴収」の期限が7月末となっている。一方、国保の保険料は地方税法の定めにより、納付期限の翌日から最大で過去3年間までしか、さかのぼって金額を変更することができない。

市は、対象年度の3年後の15年4月から23年7月までの間、特別徴収の納付期限を普通徴収と同じ7月末として一律に処理したため、本来、特別徴収の保険料を変更できる期間は5月10日までとなるが、納付期限翌日の5月11日から7月までの分も増額変更し過大徴収してしまったとしている。

同様の過大徴収は全国各地の市町村で発生している。昨年11月、県から市に情報提供があり、確認したところ同市でも過大徴収があることが分かった。

再発防止策として市は、国保税に関する国や県からの通知を改めて見直すと共に、さかのぼって保険料の変更がある場合は国保の事務処理システムに注意喚起を表示するなどの機能を付加するとしている。

「独立系書店」土浦に開業 書店文化を次世代に

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「生存書房」店主の藤田康元さん

活字離れやネット購買の浸透などから全国的に書店が減少する中、専門性の高い選書やイベントの企画を通じて店主の個性を打ち出す個人経営による「独立系書店」がつくば・土浦地域にも広がっている。昨年8月、土浦市にオープンした古書店「生存書房」もその一つ。障害者福祉の仕事に就きながら、科学史を専門とする大学非常勤講師で同書店店主の藤田康元さん(57)は「みんなで助け合い、今の困難な時代を生き延びるため」と書店への思いに力を込める。

社会問題、社会思想が2000冊

土浦駅から徒歩5分。霞ケ浦を望む築50年以上の民家の1階に「生存書房」の看板が立てかけられる。2021年に物件を見つけ、2年かけてDIYで手を入れてきた室内には、真新しい手製の木製棚に国内外の社会問題や社会思想に関する書籍が約2000冊並んでいる。

藤田さん自身がDIYで室内をリフォームし書棚も手がけた

お薦めを聞くと藤田さんが取り出してくれたのが、「図説17都県 放射能測定マップ 読み解き集」というA4判232ページの書籍。2011年の東日本大震災後に起きた原発事故による各地の放射能汚染状況を、草の根でつながる有志が6年かけて調査し、そのデータを分析・解説したものだ。自費出版ながら全国紙が取り上げるなどして注目を集め、発行部数は2万部を超えた。

震災後、放射能測定所を開設

藤田さんは震災後につくば市の自宅で友人らと資金を集めて「つくば市民放射能測定所」を開設し、依頼を受けた食品や土壌の調査を繰り返した。その知見を生かして同書籍の作成に調査・執筆陣として参加した。より正確な情報を多くの市民と共有することで、危機的状況を共に生き延びるという使命感からだった。

神奈川県出身の藤田さんが仕事の都合でつくば市に転居したのは、2003年。研究所や大学に勤務しながら、自分で書店を持ちたい思いを抱いていく。そのきっかけの一つが2011年の震災だったという。当時の心境をこう振り返る。

「震災後、地震や津波、放射能に関する本が多数出版された。中には復刊、増刷された重要な古典もあった。でもネットで販売される関連書籍を見ると品切れだったり、プレミアがついて高額で取引されたりして手に入りにくくなっていた。お金がある人だけが情報を手にできる状況に、それっておかしいんじゃないかと思った」

同時期に関わった、20代前半の女性との出会いにも心が動かされた。労働運動に携わるある知人と、困窮する人たちの生活相談にあたっていたときのことだ。県内在住のその女性は、ある事情から生活保護を受給し生活を立て直そうとしていた。その渦中で震災に遭った。

「3.11の後、つくばにも放射性プルームが飛んできた。ある層の人たちの中には、海外に逃げた人もいた。でも、生活に困窮していた彼女は、原発事故があったのは知っていたけど、それがどういう意味を持つかは全く知らなかった。弱い立場にいる人ほど情報を得られず、何かが起きた時に被害に遭いやすく、リスクを負う可能性が高い。さらに被害に遭っても、立場の弱さ故になかなか目立たず、忘れられやすい。情報強者と弱者がいる。そこにも格差があると実感した」

その後、コロナ禍でも同様の場面を目にしたことも書店開設への後押しになった。

「震災やコロナ禍に限らず、危機的な状況の中で多くの人が、今、何が起きているのか情報を求める。世の中で必要とされる専門的な知識や学問は、みんなで今を生き抜くためにシェアしなければいけないと思った。だからこそ、それぞれの街に、適切な値段で必要な書籍を手にできるところがあるべき。それが自分の関心領域であれば、何が良い本か分かっているわけですから、僕にもそれができると思った。『生存書房』は新刊も扱う古本屋ではあるが、同時に図書室としての意味も持たせたかった」

必要な知識を共有する場に

生存書房は、土浦駅の東西出口、どちらからも徒歩5分ほどの場所にある。この立地にもこだわりがある。「現代は車社会だが、車を運転できる人ばかりじゃない。駅から近ければ県内外からバスと電車で来てもらえる。徒歩や自転車でも、誰もが来やすい場所にしたかった。周囲には有料駐車場もあるので、もちろん車でもきていただける」

今後はテーマを決めての読書会や、著者を招いてのイベントも企画していくと言い、市民運動の情報が集まる場にもしていきたいと話す。「古い街並みが残り歴史と文化が根付く街であることも土浦を選んだ理由。霞ケ浦が見える『ウォーターフロント』であることもポイント。僕は水辺が好きなんです」と笑みを浮かべる。

藤田さんは現在、県外の大学で授業をもちながら、週に数日、夜間介助に就いている。書店を開けるのは主に週末だ。お店の様子は日々、SNSで活発に発信している。その中で、各地で同様の書店を営む人同士の繋がりも生まれているという。

出版科学研究所によると、1998年の約2万2000軒だった全国の書店は、2020年には約1万1000件と約22年間で半減したとされる。書店のない自治体も増加し続け、「書店」という文化は消失の危機に直面している。

「必要な知識を共有する場にしたい」と始めた「生存書房」。自分ならではの暮らしを築きながら、藤田さんは、書店が担うべき文化を守っていきたいという。(柴田大輔)

◆生存書房は土浦市川口2-2-12。問い合わせは電話(050-1808-8525)またはメールへ。営業日等はホームページへ。

➡独立系書店の過去記事はこちら

この日記も今夏で10年《続・平熱日記》149

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絵は筆者

【コラム・斉藤裕之】朝起きてすぐに薪ストーブに火を入れる。と、その前に必ずすることがあって、それはストーブのガラス窓をきれいにすること。小さく切ったスポンジに水を少しつけて、ストーブの中の灰をちょちょっと着ける。そのスポンジで煤(すす)はきれいに落ちる。きれいになったガラス越しの炎は何とも美しい。

まだ外は暗いが、パクの散歩に出かける。帰って来ると、ストーブの火が程よく部屋を暖めてくれている。コーヒーを2杯分淹(い)れて、新聞を開く。9割の記事は読んでいないと思うのだけれど、それでもページをめくっていると、何となく世の中のことが目に入る。

元旦といえども、このルーティーンが変わることはない。ただ、いつもは閉めているアトリエの扉のカーテンを開けておく。するとその扉の真正面に陽が昇って、アトリエの一番奥の壁に真新しい光を放つ。

今年は子供たちもそれぞれの正月を楽しんでいるようで、私ひとりのひっそりとした正月だ。ここのところは新たな決意などのすることもなくなったが、実は私にはこの正月にやっておきたいことがある。年の暮れから柄にもなく絵を描こうと思っているのだ。

というのも、3月と5月に個展がある。だから、この年末年始になんとか目鼻を付けておきたいと思ったのだ。つまり、このひとりきりの正月は、まさに絶好のお絵かきタイムなのだ。

しかし、なにせ平熱日記というぐらいなものだから、急いでたくさん描けるものでもない。描いているのはほんのわずかな時間で、気が付くと、1日のほとんどがぼーっと過ぎてしまう。

1年の始まりはイリコ描き

ところで、この「平熱日記」の連載を始めて、今年の8月で10年が過ぎようとしていることに気付いた。たまたま別の取材に来られていた旧常陽新聞の記者の方との出会いから始まった平熱日記。

ちなみに第1話は、イリコの絵とそれにまつわる逸話。当時は毎週1話と絵を描いていたので、隔週WEB版の「続・平熱日記」になってからのものを合わせると、これまでにざっと400話のコラムと400点の小さな絵を描いてきたことになる。

今では、すっかり私の生活の一部ともなっている平熱日記。取るに足らない日常のできごとやおじさんのボヤキと、毎朝描く小さな絵。さして目新しいこともなく、毎日毎年、同じところをぐるぐると回っているような気がしないでもないが、「平熱(継続)は力なり」。

さて、相変わらず夜中に起きてしまうことがある(今がそう)。そんなときも、まずはストーブのガラスをきれいにして火を入れる。家の中には私しかいないので、誰憚(はばか)ることもなく、やや?早めの1日を始める。

机の上には年を越した描きかけの絵が幾枚もあって、とりあえずその続きを…。「そうだ!」1年の始まりはイリコだった。思い出したように、冷凍庫からイリコを取り出して描き始める。確か1年前も同じようなことをしたのを思い出した。いい感じに温まってきたストーブのそばにパクが来て寝転がった。(画家)

対話閉ざし、伝家の宝刀-沖縄・辺野古で代執行《邑から日本を見る》151

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初日の出に光る麦畑(那珂市静地内)

【コラム・先﨑千尋】米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古移設をめぐり、政府は昨年12月28日、工事の設計変更を沖縄県に代わって承認する「代執行」を行った。これは地方自治法に基づき国が代執行する初の事例。国交省が防衛相沖縄防衛局に承認書を渡す、即ち国が国の行為を認めるという異例の処置だ。

同局は今月12日にも軟弱地盤がある海域の工事に着手するが、工事が完了するのは早くても12年後。これに対して沖縄県は、代執行を認めた福岡高裁沖縄支部の判決を不服として最高裁に上告した。

この問題は、1996年に日米が、市街地にあり、「世界一危険な」普天間飛行場を返還し、辺野古沖に新たな飛行場を建設すると合意したことが起点だ。建設事業は2014年から始められ、予定地の南側は埋立てがほぼ完了した。しかし、北側の大浦湾の埋立て予定地が軟弱地盤であることが分かり、防衛相は沖縄県に工事の設計変更を求めてきた。

政府はこれまで、普天間飛行場の返還のためには「辺野古移設が唯一の解決」との姿勢を示し続け、実質上、県との対話を拒否し続けてきた。一方、同県では、この問題をめぐって建設阻止の声が強く、知事選では、阻止派の翁長、玉城を選び、県民投票でも「辺野古移設に反対」が7割を超えている。

代執行後の記者会見で、玉城知事は「代執行は、沖縄県の自主性および自立性を侵害し、多くの沖縄県民の民意に反する。民意こそ公益だ」と、反対の姿勢を続けることを表明した。

小指の痛みは身体全体の痛み

一般には「代執行」は耳慣れない言葉だ。代執行とは、自治体の仕事のうち、旅券発行や選挙管理など国から委ねられた法定受託事務の執行を怠ったり、法令に違反したりした場合に、国が代わって行うというもの。他に解決手段がなく、そのままにすると著しく公益を害するケースが対象になる。

今回の代執行は、2000年の地方自治法改正により「国と地方の関係は、上下・主従から対等・協力」になって、初めてのケースだ。「辺野古移設は国益」という政府と「建設阻止」という民意が、正面からぶつかっている。

見出しに使ったタイトルは、昨年12月29日の『茨城新聞』のもの。「国と自治体の関係は『対等・協力』とする地方分権の理念を揺るがす異例の事態」と書いている。『沖縄タイムス』は、同月26日の社説で「パンドラの箱があいた」と、代執行により対立と混迷が深まることを憂いている。

『毎日新聞』は「代執行という制度は、権利救済を求める一般私人が使うためのもので、国の機関が使うのはおかしい」と沖縄県の訴えを紹介したあと、「地方自治体がやることについて国が気に入らない時には代執行の手続を進め、裁判所は追認する。国と地方が対等という地方分権改革の意義はなくなってしまう」と、早稲田大の岡田正則教授の話を載せている(12月29日)。

「小指の痛みは身体全体の痛み」という言葉がある。今回の代執行は、沖縄だけのことではなく、私たちの身の回りのことにも影響が出るかもしれないことを示している。東京電力福島第1原発の汚染水の海洋放出でも、政府が被害を受ける漁民の反対を押し切って実施していることは、その一つだ。(元瓜連町長)

つくば、土浦で成人式 マスク無し、笑顔で再会

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式典を終えて会場を離れる参加者たち(=つくばカピオ)

つくば、土浦市で7日、20歳の門出を祝う「二十歳のつどい」が開かれた。コロナが5類になって初の成人式に、参加する多くの若者がマスク無しの笑顔で再会を喜び合っていた。つくば市では、式典を出身中学ごとに分け、昨年に引き続き午前、午後の2部制で開催された。今年度に20歳を迎えた同市の参加対象者は2792人だった。土浦市では1355人が20歳を迎え、式典では、コロナ禍で行われてこなかったアトラクションなどが再開され、市内のダンススクールの生徒によるジャズダンスが披露された。

困難な状況にある人に心を向けて

快晴となったこの日、式典会場となったつくばカピオ(つくば市竹園)前には開場の1時間以上前から晴れ着やスーツに身を包んだ参加者たちが集まった。

一緒に会場に来た大﨑ゆなさん(20)さんと間宮楓さん(20)さんは中学の同級生で、この日は美容室を営む大崎さんの祖母に、朝4時から着物を着付けてもらった。現在、美容学校に通う大崎さんは「将来は美容師として、おばあちゃんの後を継げるよう頑張りたい」と明るく話し、大学で文学を学んでいるという間宮さんは「いい旦那さんと出会いたい」と笑顔を浮かべた。

会場に入っていく晴れ着の女性に視線を送っていたのは、娘を送り届けにきたと話すブラジル出身の野口ヘルベルトさんと、妻でフィリピン出身の野口サリースアレスさんだ。2005年に来日したというサリースアレスさんは「娘は保育士になるとがんばっている。大変なこともあったけど、立派に成長してくれて本当にハッピーです」と言い、日本在住25年のヘルベルトさんは「誰にも優しくできる先生になってほしい」と娘に温かい言葉を贈った。

会場では、思い出の映像が流された=つくばカピオ

式典では20歳を迎えた参加者を代表して中島碧音さんが、コロナ禍での過去を念頭に「今までのスタンダードがそうでなくなる瞬間に何度も立ち合ってきた」としながら「しかし、その軌跡も貴重な経験」と力を込めると、「当たり前が当たり前でないことを意識し、今の自分があることに感謝しながら、これまでの経験を活かし、しっかり芯を持ちながら柔軟な人間になる」と誓いを述べた。

あいさつに立ったつくば市の五十嵐立青市長は、今が「当たり前が当たり前じゃなくなっている時代」であると中島さんの言葉を引きながら、元日に起きた能登半島での地震、ウクライナやパレスチナで続く紛争の中で、「20歳を迎えることができずに命を落とす人たちがいる」とし、「困難な状況にある人に心を向けて、皆さんが、その尊い命をそんな人のために使っていただけたらそれ以上のことはありません。一生懸命これから先も、皆さんの命を燃やして生きていってほしい」と思いを語った。

困難を乗り越える力を

土浦では午後1時30分からクラフトシビックホール土浦(同市東真鍋)で「二十歳のつどい」が開催された。

市内在住で現在、半導体の関連企業に勤務する小林大樹さん(20)は「今の仕事に就いて間もなく1年がたつ。これから、より高い技術を身につけて、長く働いていきたい」と目標を語った。小林さんの同級生で、久しぶりの再会を喜んだ川村公優さん(20)は現在、看護学校に通っているとし「卒業後は大学に入り直し、人を育てる仕事をしていきたい」と思いを語った。

クラフトシビックホール土浦に集まる参加者たち

式典に先立ち、土浦と石岡が拠点のダンススクール「マリ・ジャズダンス・カンパニー(Mari Jazzdance Company)」の生徒らによる躍動感あふれるダンスが披露された。同スクールのメンバーで今年20歳を迎えた中村咲也香さんは、レッスンを通じて「とにかく笑顔でいる」「気持ち次第で自分の見る世界は変わる」「どんなに辛くても楽しんだもの勝ち」だと学び、それを心の支えに自立した社会に貢献できる大人に成長したいと語った。

式典では参加者を代表して、運営委員長の梶山優月さんが謝辞を述べた。中学、高校と陸上に打ち込んできたという梶山さんは、当時、部活で感じた達成感や喜びを振り返りながら、「新たなことに挑戦することや継続して努力をすることに楽しさを覚え、主体性や忍耐力が高まり、自分に自信が持てるようになった」とし、自身を支えてくれた周囲への感謝を述べると、現在通う大学でも「今しかできないたくさんの経験を積み、社会に貢献できる人になるために残りの学生生活を有意義なものにしたい」と力を込め、「大人としての自覚と責任を持ち、一歩一歩、歩んでいく」と誓いを述べた。

土浦市の安藤真理子市長は、前年に新型コロナウィルスが5類になったことに触れ、「皆さんが高校生のとき、外に出るな、学校に来るな、人と会うなと制限され、本当に大変だったと思います。だからこそ、今日、この様に、皆さんが一堂に会することができ、本当にうれしく思います。みなさん、本当に良かったですね」と参加者たちをねぎらい、「皆さんは困難を乗り越える力を、ピンチをチャンスに変える力をどの世代よりも持っている。自分を信じて未来を築き上げていってください」と、参加者に言葉を贈った。(柴田大輔)

姥捨て楢山節考《ひょうたんの眼》64

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アシビの紅葉

【コラム・高橋恵一】映画「楢山節考(ならやまぶしこう)」を再生してみた。山深い貧しい村の因習に従い、年老いた母親を背負って真冬の山奥に捨てに行く物語だ。映画では、白骨の散らばる山奥の岩陰に運ばれた老婆が、置き去りを躊躇(ちゅうちょ)する息子に早く行けと促す悲惨さが描かれる。

長野県の冠着山(かむりきやま)が俗称「姥捨(うばすて)山」と言われているのだが、実際には、そんな因習は無かったという。

姥捨て伝説は、各地にあるようだが、背中に負われた母親が、山道途中の枝を折ったり、白い灰を撒(ま)いたりして、息子の帰路の目印を残し、息子は親の愛の深さに堪(たま)らず、親捨てを止める。

あるいは、姥捨ては領主の命令だが、親を納屋に匿(かくま)っていたところ、領主に難題が持ち上がり、隠れていた老人の知識で解決し、領主が反省して姥捨て命令を廃止した―などと、姥捨て物語では、姥捨てを留(とど)まり、因習を否定しているようだ。

姥捨てや間引きはタブー

戦争中の集団疎開を扱ったドラマに、こんな話があった。疎開児童が増えたので村に食糧不足が起こり、老人たちが村はずれのお堂で自給自足の集団生活をする。それを子ども達が気付き、自分の食事を残して、おにぎりをお堂に届け、大人が反省して老人達を家に戻す。

口減らしは、その恩恵を受ける側にとっても残酷な行為なのだ。現実には、悲惨な状況もあったのかも知れないが、我が国の伝説や規範としては、姥捨てや間引きといった口減らしをタブーとしているのだ。

江戸時代、常陸国(現在の茨城県)南部に岡田寒泉という代官が就任した。彼は領内をくまなく見回ったところ、村々が疲弊していたので、貧困による幼児の間引きを防止するために「産児養育料」を支給し、凶作に備えて稗(ひえ)などの備蓄をさせるとともに、開墾事業の奨励、風紀の粛清など民生の安定に努め、小貝川の氾濫の際には素早く「お救い小屋」を建てて対応したという。

岡田寒泉は、松平定信の寛政の改革に関わった旗本であり、儒学者でもあったのだが、貧困の根幹を是正する統治政策を実践した人でもあった。

岸田政権の悪知恵政策

ところで、岸田政権の「異次元の少子化対策」では、財源の3分の1を、医療保険の掛け金から「支援」させるという。医療・介護保険は、必要な医療介護費用を算出し、保険制度の組合加入者が負担するわけだから、保険金に余裕はない。余裕があるとすれば、保険料を減額するのが筋だ。

その保険金を別の用途に回すとすれば、必要な医療・介護サービスを減らすことになる。学校給食費の納入金の一部を人気取り行事に流用して、給食の回数を減らすか食材の品質を落とすのと同じだ。要するに、「口減らし」だ。日本の老人は、子どものためと言われれば、少ない年金からでも、ひねり出すことは厭(いと)わない。

しかし、そのような、日本の老人の心情に付け込むような悪知恵政策は余りにも卑怯(ひきょう)だ。肝心の日本の子ども達は、子育て政策が老人の命を削る支援金で行われることを聞いたとき、喜ぶのだろうか?(地歴好きの土浦人)

今季開幕7連敗 つくばサンガイア

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第2セット、架谷がミドルからスパイクを決める

バレーボールVリーグ2部(V2)男子のつくばユナイテッドサンガイア(SunGAIA、本拠地つくば市)は6日、土浦市大岩田の霞ケ浦文化体育会館で北海道イエロースターズ(本拠地札幌市)と対戦し、セットカウント1-3で敗れた。これでつくばは通算成績0勝7敗、10チーム中最下位。7日は同会場でクボタスピアーズと対戦する。

2023-24 Vリーグ2部男子(1月6日、霞ケ浦文化体育会館)
つくば 1-3 北海道YS
16-25
25-17
21-25
20-25

第1セット、鎌田敏弥がスパイクを決める

つくばは今季開幕直後の昨年11月を6連敗。その後約1カ月のインターバルを経てこの日を迎えた。「新年最初の試合でしかもホームゲーム。必ず今日勝つとチーム全員で誓っていた。悔しいの一言」と加藤俊介監督。

開幕時はけが人がかさんで6対6の練習もできず、コンディションが整わないままシーズンイン。その頃に比べれば選手層も厚みを増し、練習も充実してチーム力も格段に上がっているという。しかし勝利に向けて気持ちを高めてきた中で、ショックな出来事もあった。元日の能登半島地震だ。

つくばのエース、架谷也斗は石川県かほく市の出身。「年明けから震災のことが心のどこかに引っかかって、試合に向かう気持ちがつくれなかった」と明かす。

それがチームにも波及してか、立ち上がりから消極的なプレーが多く、リズムをつかめないまま第1セットを落とす。

第2セット、(左から)于垚辰と松林哲平のブロック

第2セットで架谷は「このままではいけない、こんなプレーをしていては地元で応援してくれている人たちに顔向けできない」と気持ちを入れ替える。チームにも思い切りの良いプレーが出始め、セットを取り戻した。「開き直って自分たちのやってきたことを貫ければ、いい戦いができる」と加藤監督。

対戦相手の北海道YSは、サフィルヴァ北海道から今季改名。選手はV1経験者も多く、高さとパワー、緻密さが武器。課題だった守備は昨季までつくばを率いた浜崎勇矢監督を指揮官に招き、底上げを図っている。

第2セットはそんな両者の持ち味も出た。互いにブロックやアタックレシーブを得意とするため長いラリーが続き、裏をかこうとするテクニカルなプレーも多く見られた。第3セットはそこから一転、相手の守備を弾き飛ばそうとする強いスパイクが両チームとも増えた。

第3セット、松林のスパイクが決まる

ここで差がついたのが攻撃の精度。競り合いの中で出たサーブミスやスパイクミスで相手に流れを渡し、つくばは残り2セットを失う。また攻撃のバリエーションの少なさも相手に対応される一因となった。「今は戦術のオプションを増やしている最中。練習で磨いたものを試合で使えるよう精度を上げていきたい」と加藤監督。

濱田英寿主将は「いつも応援していただいているファンの皆さんには、良い結果をご報告できず申し訳ない。ひとつ勝てばリズムがつかめると思うので、明日も頑張って目の前の1勝をつかみ取りたい」と前を向いた。(池田充雄)

第4セット、(左から)曽田一也とハイタッチを交わす鎌田、濱田

話題は能登地震と羽田事故 土浦で新年賀詞交歓会

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土浦鳶職組合メンバー

土浦市の経済3団体(商工会議所、観光協会、商店街連合会)主催による新年賀詞交歓会が5日夜、市内のホテルマロウド筑波で開かれ、地域の経済人を中心に約300人が参加した。あいさつに立った市長、国会議員、県会議員は、冒頭、年初に起きた能登半島地震と羽田空港航空機衝突事故に触れ、地震被災者にお見舞いを述べ、航空安全の必要性を強調した。

TX延伸、花火大会…

あいさつする中川喜久治会頭

大型新年会は、恒例の土浦鳶職(とびしょく)組合の祝木遣(きやり)唄でスタートした。

3団体を代表して中川喜久治土浦商工会議所会頭があいさつし、地域の交通インフラ充実について「県の活性化や防災対策にも寄与するとして、昨年、TXの土浦方面延伸が決定した。また、常磐高速スマートICの市内設置も、国が調査することになった。これらは、市の20~30年先を見据えて、私たちが要望してきたものであり、大きな喜びだ」と述べた。

また、市長2期目に入った安藤真理子土浦市長も「オール土浦で取り組んだTX土浦延伸の夢が実現に向け一歩踏み出した」と述べたあと、「昨年の全国花火大会はヒヤッとするところもあったが、多くの方に感動を与えた。これからも、先人が培った土浦の文化や宝に磨きをかけ、全国に発信していきたい」と、観光事業の活性化に意欲を示した。

2人の女性議員に注目

議員からは、国光あやの、青山大人衆院議員、上月良祐、加藤明良、小沼巧参院議員、伊沢勝徳、八島功男、高橋直子県議があいさつに立った。

この中で注目されたのは、額に大きな絆創膏(ばんそうこう)を貼った国光議員と、大きなお腹をかかえた高橋県議。医師でもある国光議員は、筑波メディカルセンター病院での夜勤明け、自転車にぶつけられて額にケガをし、同病院に運び込まれたという。また、高橋県議は2月が出産予定で、現役の茨城県議が出産するのは自分が初めてになると話した。

賀詞交歓会は午後8時過ぎまで開かれ、参加者にはお土産に「れんこん焼酎『土浦恋婚』」が配られた。土浦産のレンコンを使い、明利酒類(水戸市)が製造した焼酎は昨年11月に発売された。企画した市は「ほんのり甘く、すっきりした飲み口」とPRしている。(岩田大志)

➡れんこん焼酎の過去記事はこちら

伝統的な街とは?「ゲニウスロキ」《看取り医者は見た!》10

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土浦の花火(菊地和輝さん提供)

【コラム・平野国美】前回(12月15日掲載)、私の故郷、龍ケ崎市の祭りから「関係人口」を考えました。関係人口とは、定住者とは異なり、地域づくりに流動的に関わる人たちを意味します。さらに分類すると、「行き来する者」「地域内にルーツがある者」「何らかの関わりがある者」などになります。

街づくりの正攻法として「関係人口」を増やすのであれば、2番目の「地域内にルーツがある者」を、いかに引きつけて「関係人口」にするか―うまくいくならば定住者もしくは将来的にUターンさせるか―を考えなくてはなりません。元々無縁の方々を引き込むには、既に何か魅力的な仕掛けが存在するか、あるいは、これから作らなくてはなりません。

昔、公団住宅やニュータウンには文化が生まれないと、何かで読んだ記憶があります。今、調べても見つからないのですが、私は以下のように考えています。

城下町のような伝統的な街並みと昭和30年代以降にできたニュウータウンの街を比較すると、どちらも、人口減少ではありますが、事情が異なるような気がするのです。昔、輝いていた多摩ニュータウンや千里ニュータウン、どちらも、高齢化や過疎化が深刻になっています。

都心部の人口爆発に対応して、その時代のトレンドを取り入れた住宅であったと思うのですが、時代の変化に置き去りにされた感があります。そこに、文化が全く芽生えなかったわけではないのですが、一過性のものとなってしまったのでしょう。

土浦の花火は市民1年のケジメ

これに対し、伝統的な街は歴史的な文化や行事が蓄積されています。人口減少問題はありますが、そこで生まれ、そこから離れられない人も多く見かけます。それが文化というものが引力になっているような気もするのです。

その引力的な文化として、今、二つ考えています。一つが「お祭り」、もう一つがソウルフードです。これは私の考えですが、このコラムのコメント欄で、私が鬱(うつ)にならない程度の緩やかなご意見がいただければ、私は修正しますし、あるいは新たな気づきがあると思いますので、よろしくお願いします。

土浦の花火大会を初めて見に行ったとき、ある土浦の旧家に集合してから、桜川の会場に向かいました。この家で胡坐(あぐら)をかいて待っていると、家主が現れた場面を覚えています。当主の言葉は「土浦の花火は土浦市民の1年のケジメであります」と短いものでしたが、その瞬間、我々は正座し、時代劇のように、一同、ひれ伏したのです。土浦市民にとって、花火は夜空だけでなく、心根に響くものなのです。(訪問診療医師)

調査・収集・再発見した宝物60点を披露 土浦市立博物館 6日再オープン

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展示される「黒漆塗紺糸威胴丸具足」

初公開も6点

2022年7月から大規模改修工事により休館していた土浦市立博物館(土浦市中央)が、6日再オープンする。空調施設の更新、照明のLED化のほか、災害時への対応として屋上に非常用発電機が、浸水対策として建物東側の開口部に止水板が取り付けられた。また多目的トイレを車椅子やオストメイト対応に改修し、ワイファイ設備の新設により県のフリーワイファイに接続できるようになった。

6日からは、記念企画として第44回特別展「土浦のたからもの―守り伝える、未来へ―」が開催される。展示されるのは江戸時代に土浦藩主を務めた土屋家伝来の絵画や刀剣をはじめ、初公開の収蔵資料6点を含む地域に由来のある約60点。開館以来、同館が36年間にわたり収集してきた宝物を披露する。

展示は3部で構成される。第1部「名品をあつめる」では、同館が調査・収集してきた土屋家ゆかりの品々を展示する。その中には水戸藩の9代藩主、主徳川斉昭の17男で、土屋家11代挙直が水戸から持参したと伝わる具足(甲冑)、土浦城の櫓(やぐら)に収められていた刀剣や茶器、絵画、幕末に大坂城代を務めた10代寅直が所要した獅子をあしらった印章がある。

第2部「光をあてる」では、同博物館がこれまで調査し展示公開する中で再発見することになった土浦に関する資料にスポットを当てる。県指定文化財の仏像彫刻や東城寺(市内東城寺)の経塚から出土した壺、武田信玄から小田氏に送られた朱印状、現在の牛久市に暮らした画家・小川芋銭の作品が展示される。

第3部「未来へつなぐ」では、収蔵品を次世代へ繋ぐために修復、修理を施した資料を展示するとともに、その技術を知らせる。江戸末期に土浦市内で塾を営んでいた地理学者の沼尻墨僊による、現存する国内最古の木版印刷した地球儀や、昭和初期に土浦幼稚園で所有されていたリードオルガンが展示される。

市立博物館再開館の式典でのテープカット。中央が安藤真理子市長。右端が糸賀茂男館長

5日に同館で行われた再開館式典で挨拶に立った土浦市の安藤真理子市長は「郷土の歴史を守ることは先人を敬い地域を思うこと。私たちの宝を次世代に受け継いでいくことは私たちの使命。今後も貴重な資料の展示、収集を通じて土浦の宝を伝えていきたい」と述べた。同館の糸賀茂男館長は「土浦市立博物館は、国宝を展示できる県内3カ所ある『公開承認施設』の一つ。大きな時代の流れを実感できる市民の座標となりつつ、地域の特色を出していきたい」と今後の活動へ力を込めた。(柴田大輔)

8日まで入場無料

◆同特別展の会期は1月6日から3月17日まで。8日までの3日間は入場無料。通常の入館料は一般200円、障害者手帳所持者と介助者1人、高校生以下は無料。関連イベントとして▽1月8日(月・祝)正午から、江戸時代に土浦城櫓門で刻を告げるために打たれていた、修復された太鼓が実演される▽2月10日(土)午後1時30分と午後3時から、土浦幼稚園旧蔵リードオルガンが演奏される▽2月24日と3月17日の午前11時・午後2時からは学芸員による展示案内会が行われる。詳細は同館のホームページへ。

当事者学生はどう見るか【LGBT法、つくば市議アンケート】下

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市議アンケートについて話す当事者ら

NEWSつくばがつくば市議に行ったLGBT理解増進法関連施策に関するアンケート調査の結果を当事者はどう見るのか。筑波大生の木原里沙さん、同大学院生の澤田彬良さん、黒原澪さん(活動名)に話を聞いた。木原さんは、自分を男女の枠では認識しない「ノンバイナリー」かつ、性的にひかれることに相手の性のあり方は関係ない「パンセクシュアル(全性愛者)」、澤田さんはゲイである。2人とも、大学内のサークルや所属組織で、LGBT当事者学生や友人が集まる居場所をつくっている。黒原さんもLGBT当事者だ。

ー全議員の回答を見た率直な感想は?

木原 SNSではLGBTに対するヘイトが広がっているけれど、今回、ほとんどの議員が新たな法整備や学校での取り組みが「必要」「どちらかといえば必要」と回答し、何人かの議員は、具体的な施策や取り組みまで書いていて、うれしい。

黒原 パートナーシップ制度と婚姻制度の差を埋める施策について書いている議員は、当事者の具体的な困難に寄り添おうとしてくれていると感じる。今回の調査に書いたことを全部やったら、つくば市が変わると思う。

澤田 川久保皆実議員が「理解増進法をもとに、取り組んでいく」と書いている。理解増進法を、何もできない言い訳にするのではなく、具体的な取り組みをするための根拠として使おうとしてくれている。

ー反対に残念な回答は?

木原 「専門家の意見を聞く」との意見があるけれど、現実に困っている当事者の声は聞こうとは思わないのかな。

澤田 専門家の中でも意見が異なるから、誰を専門家として呼ぶかに既に政治性が強く出ると思う。当事者からも意見を聞かないと、偏った意見になりかねない。

黒原 高校の探求学習の授業に参加したとき、毎回、ジェンダーをテーマに選ぶグループがいくつかあり、子どもたちは大人が思う以上に考えている。今の子どもたちの現状を捉えきれているのか疑問。特に、数人の議員が制服の選択制について触れているが、スカートかスラックスを制度的に選べるからいいのではなく、本来やるべきは、スカートを履きたい生徒が、何の葛藤もなく、自由に選べる状況をつくることだろう。

ー今回、10人の議員が無回答でした。

木原 無回答の人は、議員としての責任を果たしているのだろうか。

黒原 理解しようとしてくれている議員は、深い部分まで考えている一方、最初から回答しない議員がいるのは残念。今は地域によっても、市民や議員の意識に差があるが、国として理解を進める法律ができたので、今後、足並みはそろうと期待したい。

澤田 議員として市民の生活をよくするなら、つくばに住むLGBT当事者の市民のことも考えないといけないはず。「難しいから」と何も回答しないのは、LGBTを市民として見ていないのかと思い、悲しい。

無回答の議員は、ほとんど自民党だ。無回答の議員の中には、本当は個人の意見として書けることがあるのに、政党の方針だからと回答しない人もいるのではないか。どの党派にいても、人権は保障すべきもの。市議会は市民の生活に直接影響するのだから、政党としての意見ではなく、1人の議員として回答してほしい。

ー今回の意識調査は五頭泰誠議長のSNSへの投稿が契機になった。アンケート調査の中で五頭議長は「自分のSNSを読んでほしい」と書いている。五頭議長は昨年2月、自身のX(旧ツイッター)に「LGBTを声高に主張する人。胡散(うさん)臭い」と投稿し、数日後に削除した。5月には、ツイッター投稿に関する釈明文を自身のフェイスブックで公開。五頭議長が読んでほしいと書いたのは、そのフェイスブック上の投稿だと思われる。

黒原 大学院進学を機に引っ越してきたつくばで、様々な国の出身者が自分らしく暮らす様子を見て、今まで自分の何気ない発言で、無自覚に傷つけてしまった人もいるかもしれないと反省した。五頭議長は自分の見たいようにしかLGBTを見ておらず、もっと様々な視点を持ってほしい。

澤田 大学の授業や研究では、今まで自分が持ってきた思い込みを捨てて、新しい考え方を既存の考え方に融合する作業を日常的に行う。自分の主張を持つことは大切なことだが、その主張に検討の余地があるかもしれないと気づいたときは、自分と異なる意見も取り入れて、新しい考え方を自分の中でつくっていく覚悟を、市議の人たちにも持ってほしい。

「声高に主張する人」という表現

澤田 五頭議長は(Xで『胡散臭い』と言及したことに対する)釈明文の中で「『声高に主張する人』は、LGBTの皆さんを利用している人」としている。しかし、LGBT当事者の中にも、自分たちの権利を社会に強く訴える人もいれば、そうでない人もいる。議長は権利主張をしない当事者の存在は認めるけれど、権利主張をする当事者は認めない、としているように思える。実際、釈明文で、法整備に肯定的な当事者の声は執拗なまでに書かれていない。

またX投稿後、当事者から「あまり騒がないでほしい」などの声が寄せられたことを、議長は釈明文の中で、自分への支持として紹介している。しかし、LGBTに対する差別がまだ根強い社会の中で、自分の性を隠さないと生きていけない当事者もいる。LGBTが社会で注目されることで、自分の性が暴かれ、今の立場が脅かされると思っている当事者が「そっとしてほしい」と言っているのだとしたら、その意見は、つくば市が当事者にとって安全ではないことの裏返しであり、議長への支持ではない。

木原 「マイノリティーは声高に主張する」とよく言うけれど、マジョリティーは特に声を上げなくても、比較的安全に暮らせる。マイノリティーは声を上げないと、存在が可視化されないから、声が大きくなるのは当たり前。声高に主張しなければならない当事者の背景を想像してほしい。

性犯罪に結びつけられるトランスジェンダー

澤田 議長は、性自認を女性とする人が女性更衣室で性犯罪等を起こした海外の事件を参照し、法整備により女性や子どもまでが危険にさらされると主張するが、五頭議長も指摘するとおり、トランス女性にもいろいろな人がいる。具体的な海外の事例を挙げるなら、膨大にある事例のうち、どの事例を引用し、その事件の犯人が本当にトランス女性だったのか、トランス女性と偽って犯行に及んだのかまで明記してほしい。

木原 多くのトランス当事者は周囲の人を驚かせないかを気にしながら、トイレを使っている。その中で、疑われるような性別のトイレに堂々と入る当事者がそんなにいるのだろうか。

澤田 性犯罪はトランスジェンダーだけの問題ではなく、多数派とされるシスジェンダー、異性愛者を含む犯罪者の問題。トランスジェンダーの権利を保障しないことで、性犯罪がなくなるわけではない。トランスジェンダーと女性を対峙させるのではなく、トランスジェンダーの権利を保障するのと同時に、性犯罪の取り締まりを強化する議論が必要だろう。社会的な弱者同士を対立させ、どちらかの権利を奪うのではなく、どちらの権利も守るための議論をしてほしい。

黒原 これまでも、女性たちは性犯罪に悩まされてきて、声を上げてきた。その人たちの立場は忘れてはいけないと思う。

澤田 性犯罪はトランスジェンダーだけの問題ではないけれど、LGBTを含めた社会に生きる全ての人の問題だから、LGBT当事者も性犯罪の問題に無関心でいてはいけないと一方で思う。

LGBTを含めた全ての人が生きやすい社会とは

木原 五頭議長は意識調査の中で、「トイレなどは今のまままでよいかと」と回答しているが、トイレは毎日使うので、ストレスが蓄積される。私は男女の枠に当てはまらないノンバイナリーなので、多目的トイレを使う場合もあるが、多目的トイレしか使えない人の迷惑にならないか、心配になる。性別に関係なく使えるトイレが増えれば、生きやすくなる人も増えるし、その変化で悪影響を被る人はいないのでは。

黒原 公衆トイレ以外でも、仕組みを変えることで、当事者の負担を減らせることがあるはず。例えば、今はほとんどの公的書類に性別欄があるが、性別を聞かれることがしんどい人もいる。統計調査など性別の情報が必須の時以外は、性別表記をなくしても誰も困らないと思う。

ー五頭議長の投稿以外でも、現在、SNSではLGBTに対する批判的な発言が飛び交っている。どう感じる?

黒原 SNSでどんな情報が流れてくるかは、人によって変わる。私はSNSでLGBTに肯定的な投稿ばかりに反応するから、似たような投稿しか出てこない。反対に、批判的な投稿ばかり見る人は「みんな、LGBTを批判している」と思ってしまうだろう。

木原 議長の釈明文は、「LGBTを声高に主張する人は胡散臭い」ことを主張するために、X上のいろんな人の投稿をまとめたと感じる。議長の投稿が、攻撃的なことを発信する人たちの後ろ盾になってしまうのは怖い。

澤田 ここ数年、今までLGBTに興味のなかった人たちが、ニュースやSNSで批判的な情報やデマに触れることで、LGBTに批判的な発言をする学生が自分の周囲でも増えた。当事者学生として、大学を含む身近な社会が安全でなくなってきたと感じている。だからこそ、批判的な情報を流してきた人たちも、今度は当事者の生きづらさを解消するための議論をしてほしい。

(川端舞)

終わり

「ガチ中華」と中国ワインはいかが? 《医療通訳のつぶやき》4

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写真1:羊の丸焼き

【コラム・松永悠】日本で中華料理というと、皆さんはまず何が思い浮かびますか? 麻婆(マーボー)豆腐? それとも青椒肉絲(チンジャオロース)に焼き餃子(ギョーザ)? そして中国のお酒というと、やっぱり紹興酒(しょうこうしゅ)でしょうか?

人生半分以上の歳月を日本で過ごし、全く違和感なくおいしく和食をいただく私ですが、一方で、小さい頃から慣れ親しんだ中華の味も記憶に刻まれているので、食べることが里帰りの楽しみと言えます。これまで毎年のように北京に帰っていたところ、コロナ禍によってこの楽しみが奪われてしまいました。

しかし実を言うと、今、懐かしい味は日本でも味わえるのです。首都圏をはじめとする多くの都市で「ガチ中華」と呼ばれる本格中国料理が増えていることをご存知でしょうか? 「町中華」と違って、そのイメージを一言で言うと、店主もシェフも客もほとんど中国人で、「中国人による中国人のための中国料理」です。

代表的なものとして、日本人になじみの薄い羊料理や麻辣(マーラー)四川料理、さらに、今中国本土ではやっているスタイルや料理をそのまま逆輸入してくる店まで出現しています。食材、調理法、店内の内装など、全面的に「中国色」を出しています。

最初は確か、ほとんどの客は在日の中国人でしたけれど、気がつけば、中国とご縁のある日本人、中国に留学や駐在した経験のある日本人、さらに好奇心あふれる日本人など、日本人客もじわじわと増えています。

写真2:中国ワイン

東京ディープチャイナ研究会

実は私、2年ほど前から、プライベートで「東京ディープチャイナ研究会」というグループに参加しており、ライターとして店の取材をして記事にしたり、食事会を企画したりしています。この活動を通して、多くのガチ中華好きな日本人とお友達になって、みんなで一緒に飲食する楽しみが増えました。

写真1は秋葉原にある「香福味坊」という店で食べた「羊の丸焼き」です。羊肉料理がだいぶ増えたと言っても、丸焼きが食べられる店はほとんどありません。このようなイベントの参加者のほとんどは日本人で、インパクトのある料理に店内のあちこちから歓声が聞こえてきます。

また、ご存じない方も多いと思いますが、最近、中国ワインがかなり話題になっています。中国には、広大な国土にブドウの栽培に適している地域がある上、近代ドイツ植民地時代からワインの製造が始まった歴史があります。

今、世界の一流ワイン生産者が中国各地にワイナリーを設立して、世界に向けて中国ワインを輸出し、その品質の良さが高く評価され、コンテスト受賞も相次いでいます。写真2は、昨夏、東京・恵比寿にあるワイン専門店で中国ワインの勉強会に参加したときのものです。産地と品種が違えば、こんなにもテイストが変わると、驚きの連続でした。

ガチ中華に中国ワイン。もし機会があれば、一度お試ししてみてはいかがでしょうか?(医療通訳)

<参考> 医療通訳の相談は松永rencongkuan@icloud.comまで。

学校に必要な環境整備は【LGBT法、つくば市議アンケート】中

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小学校の校庭(本文と関係ありません)

つくば市議26人へのLGBTに関するアンケート調査。後半は教育環境の整備について、各議員の考えを聞いた。

昨年6月に施行されたLGBT理解増進法では、学校は児童生徒に対し、性の多様性に関する理解を深めるため、啓発や相談体制の整備などに努めるものとされた。アンケート調査では「公立学校などで、性の多様性に関する啓発や相談、教育環境の整備をおこなうことは必要だと思いますか」と質問した。「必要、どちらかといえば必要、どちらかといえば必要でない、必要でない」のいずれかを選んでもらい、その理由と、必要だと思う場合は、その具体的な学校での取り組みの内容を、それぞれ50字程度で書いてもらった。

回答のあった16人のうち、15人が「必要」または「どちらかといえば必要」と回答した。具体的な取り組みについては多岐にわたったが、児童生徒・教員・保護者への「理解啓発」、当事者の児童生徒への「相談体制の整備」、性別に関係なく使えるトイレの設置などの「物理的環境の整備」、制服の選択制や、男女別名簿の廃止など「性別で分ける仕組みの変更」に大きく分けられる。

市学び推進課によると、現在、市内ほとんどの中学校・義務教育学校で、性自認に応じた制服を着用できるほか、必要な場合は多目的トイレや職員用トイレの使用を認めている。また、宿泊を伴う行事の際、部屋割りや入浴をどうするかは、児童生徒本人と話し合いながら決めているという。また、昨年度から4年間かけて、市内の学校の全教員に対しLGBTに関する研修を行うなど、悩みを抱える生徒が担任教員だけでなく、どんな教員にでも相談しやすい環境づくりを進めている。

各議員の回答は以下の通り(敬称略、議席番号順)。

小村政文 必要
(理由)家族になかなか打ち明けにくいことでもある。しかし、理解者や相談できる人がいないと、周囲を気にして本当の自分の素直な生き方を押し殺してしまう可能性があるため、教育現場で多少でも支えになる必要がある。
(具体策)性別に関係なく、様々な服装が選べるようにする。性別よりも、一人ひとりを個人として尊重した教育ができるように、教職員の負担を減らし、余裕をもって教育に励める環境整備。

川久保皆実 必要
(理由)性的少数者の児童生徒が安心して学校に通えるようにするため、及び性的少数者に対する差別の無い社会を実現するために学校教育は重要であるため。なお、LGBT 理解増進法においても努力義務として明記されている。
(具体策)性的少数者への理解増進に繋がる授業。教職員に対する研修。性的少数者に関する書籍、レインボーフラッグ、誰でもトイレの設置。制服の選択制または廃止。男女混合名簿。呼称を「さん」で統一。トイレや保健室などでの更衣、プールではラッシュガード(肌の保護)の着用、宿泊学習では個室の利用及び個室内シャワーの利用を認める。健康診断では他の児童生徒から見えないようパーテーションを設置する。学用品や掲示物の性別による色分けの廃止。各種書類の不要な性別欄の削除。

川村直子 必要
(理由)SOGI(性的指向や性自認)に起因するいじめ、その他の生きづらさが、不登校や、子どもの自殺にも繋がり、子どもの命に関わる大問題であるため。
(具体策)保護者にも打ち明けられない子が多いため、教職員のLGBTQへの理解は、子どもたちの命に直結する。そのため、教職員への研修が必要(現在進行中)。

中村重雄 どちらかといえば必要
(理由)LGBTは認知されつつあるが、まだ不十分な所もあると思うので、教育環境の整備も進めると良い。
(具体策)性別に関係なくスカートかスラックスを選べるようにする(つくばでも始まっている)。トイレ・更衣室の整備を進める。

あさのえくこ 必要
(理由)現在ほとんど保障された環境になく、苦しんでいる生徒が少なからずいると思われるから。
(具体策)いつでも相談できる体制の存在を児童生徒に周知する取り組み。当事者の希望を学校に表明できる機会の保障。保護者への啓発活動。

山中真弓 必要
(理由)子どもの時からの性の認識、性自認の教育は必要不可欠。相談窓口も各学校につくるべき。
(具体策)制服の選択制は、すでに市内で実施している中学校がある。ただし、セーラー服にはスラックスは合わず、履きにくいという意見がある。制服のデザインの見直しも必要。

小森谷さやか 必要
(理由)早い子では就学前から自らの性に強く違和感を持つことがあることから、なるべく早いうちに性の多様性について学ぶことが必要。
(具体策)授業で扱い、アウティングなど禁止事項も伝える。書類等の性別記入欄、男女別名簿をなくす。だれでもトイレ、更衣室を用意する。中学校で女子はスラックスを選べるが、男子がスカートを選べるようにはなっていないので、選べるようにする。

高野文男   どちらかといえば必要
(理由)多感な時期の小中高校生については、いつ頃から多様性に関しての啓発や相談を始めるべきなのかは個人差もあり繊細に対応すべきことだと考える。専門家からの意見等を参考にしていく。
(具体策)専門家からの意見等を参考にしていきます。

黒田健祐 どちらかといえば必要でない
(理由)つくば市では、教職員への啓発、また県からの通知を受け、各中学校において対応チームを作り個別対応している。まずは教職員が理解を深め、様々個別具体に慎重な対応が求められる。

皆川幸枝 必要
(理由)性自認が確立される小中高校生の段階で、当事者は自分のアイデンティティに深く悩む。その段階で、当事者も周りもLGBTQについて学び、理解を進めるべき。
(具体策)LGBTQについての授業。カウンセラーの配置。教員へ研修し、子ども達が相談しやすい体制作り。性別に関係なく使えるトイレを設置。制服の選択制。私服で通学可能にする。

五頭泰誠 どちらかといえば必要
(理由)上記質問と同じです(私のSNSにて、表記しています。ご一読ください)。         
(具体策)トイレなどは今まででよいかと。

木村清隆 必要
(理由)LGBTを理解しえある児童生徒の成長過程を創る事が大切。LGBTを思い込みや一部の報道・噂などで得た情報・知識で、児童生徒が成長し良し悪しを判断するのは問題が起きる。
(具体策)児童生徒に対して取り組む前に、教職員の研修と保護者への啓発が大切。LGBTに対して、教職員と保護者がバランスの良い判断基準を持たなければ、児童生徒に対する言動(良し悪しの判断)で問題が起きる。児童生徒に対しては、様々な先進事例等を参考に取り組めば良いかと考える。

浜中勝美 どちらかといえば必要
(理由)H27年の「性同一性障害に係る児童生徒に対するきめ細やかな対応の実施等について」を確実に実施。
(具体策)PTA等での研修会や話し合いの機会を設ける。

橋本佳子 必要
(理由)固定観念を持たず、すべての人を認め受け止めるという視点を育てる事は子どもたちのその後の生き方につながっていくから。
(具体策)性別に関係なく使えるトイレ。男女分けする教育内容の見直し。

小野泰宏 必要
(理由)性の多様性に悩む児童生徒への不安や差別をなくし、有意義な学校生活を送れるようにするため。
(具体策)自認する性別の制服・衣服や、体操着の着用を認める等、従来のルールや扱いについて、「性の多様性」に基づく扱いに改める。

金子和雄 必要
(理由)一人ひとりの人権の尊重を守る取り組みの推進。つくば市の男女協働参画推進基本計画でも多く触れられているが、協働の対応で進めたい。
(具体策)学校教育を通じて今と将来を一人の人として生きていく教育として必要だから。

(川端舞)

続く