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2023
古民家活用のモデル模索中 6月10日つくばで邑マルシェ
2023年5月31日
行動制限のない夏、つくば市栗原の古民家で続く「邑(むら)マルシェ」が母から子へのバトンタッチを図りながら、古民家活用の新しいモデル構築に挑んでいる。6月10日には今年3回目のマルシェ開催も予定され、準備に余念がない。 マルシェが開かれるのは、県道土浦大曽根線沿いにある下村家の本宅「下邑家住宅」。代々の地主で、2軒の分家も長屋門を構えるなど、地域を代表する豪農だった。江戸時代後期に建てられたとされる住宅は約4200平方メートルの敷地に長屋門、3つの蔵、日本庭園、屋敷林などを構える。 マルシェには庭にキッチンカー、和洋菓子、カフェなど、屋敷内にマッサージ、ハンドメイド作品など、計23店舗が集まる。コロナ禍にもかかわらず毎回抽選で出店者を決定するほどの人気イベントになっている。 主催は、下村家の長女の郷晴美さん(61)が代表を務める邑マルシェ&ギャラリー。古民家を継承し、維持していくには負担が募ることから活用方策を模索し、6年前から月1回ペースでマルシェを開催するようになった。 昨年から晴美さんの長男である郷悠司さん(30)が7代目当主となり、古民家の運営を引き継ぐ形で、レンタルスペースとしての活用を始めた。さらに長女の郷瑞季さん(25)も加わり、イベント全体(マルシェ)を仕切ることになる。年4回の開催となったが、若い感覚でSNSなど、デザインなど変えてみるとすぐに効果が現れたという。 レンタルスペースとしては、ワーキングスペースよりも撮影会の利用が多く。古民家を使った動画「刀剣乱舞」(個人作品)などの撮影が行われたりした。NHK総合のテレビ番組「鶴瓶の家族で乾杯」で紹介され、6月17日放送のテレビ東京「出没!アド街ック天国」でも取り上げられる予定という。 悠司さんに話を聞くと、「一度実家を離れた時に、自分の生家の素晴らしさを改めて発見した。是非色々な人に見てもらいたいと思うようになった」そう。「自分の生家が稀有な古民家で、伝統的建築で作られたものであり、その価値を他の人にもわかってもらい、その思いをさらに広げていきたい」との思いが募る。 筑波大学などの調査ではつくば市内には現在、長屋門を持つ古民家が200以上あるとされる。しかし今風の居住スタイルには適さないこともあり、継承や維持には各戸とも頭を悩ませている。土蔵を改築するとなると約2000万円がかかるという。 悠司さんは「イベントなどを通じて知り合った人にファンになってもらい、クラウドファンディングなどの方法を用い資金を集めていきたい」と語る。(榎田智司) ◆邑マルシェ 6月10日(土)午前10時〜午後3時 下邑家住宅(つくば市栗原3470)連絡先電話080-5380-9321(郷悠司)ホームページはこちら
トレンド Well-being《令和楽学ラボ》23
2023年5月31日
【コラム・川上美智子】私が勤務する「みらいのもり保育園」の母体は、関彰商事です。現在、「Well-being(ウエルビーイング)カンパニー」を目指し、社内でも地域でも取組みを進めています。例えば、高齢者のWell-being向上のため、筑波大学と連携して運動指導(機能訓練)とe-スポーツを併用する実証実験を行っています。社内においては、社員のWell-being調査やWell-beingプログラムが始まりました。 また、先日、日立製作所の東原敏昭会長の講演を拝聴する機会がありました。グローバル社会で活躍する企業として、SDGs(持続可能な開発目標)などの社会課題を解決し、人々の幸せや「Quality of life(クオリティー・オブ・ライフ、生活の質)」の向上を目指し、人間中心とWell-beingの2つを掲げ、イノベーションを通じて世界中の人々が望む良いこと、「good(グッド)」の実現に挑戦しているということでした。 いずれの企業も、事業と社会貢献の目標にWell-beingを掲げていて、私にとっては実に懐かしい言葉との出会いでした。今から四半世紀前(1998年)、茨城キリスト教大学が、まだ文学部のみの単科大学であったときの話になります。 高学歴化が進み、女子の進学先が短期大学から4年制大学へとシフトする時代を迎え、学内では短期大学を4年制大学に改組するプロジェクトを立ち上げました。新学部の母体となったのが大学のキリスト教学科と短期大学の生活文化学科で、新学部設置のため奔走する3年間となりました。 その結果、創設者ローガン・ファックスの意思を継ぎ、福祉、心理、食物の専門分野が軸となる「人間福祉学科」と「食物健康科学科」の2学科構成の「生活科学部」を文部科学省(当時、文部省)に設置申請することになりました。 生涯使える資格の付与に重点を置き、人間福祉学科では社会福祉士受験資格、精神保健福祉士、社会福祉主事任用資格、認定心理士、中高教諭免許(社会・公民)、社会教育主事、学芸員、食物健康科学科では管理栄養士受験資格、栄養士、中高教諭免許(家庭、後に栄養教諭も)、食品衛生監視員、食品衛生管理者資格、社会福祉士受験資格の多岐にわたる資格が取得できる学科が2000年に誕生しました。 人間の生と環境を取り戻す その時の申請書のキーワードがWell-beingでした。設置の趣旨は以下のようになりました。長文ですが、引用しておきます。 「20世紀の科学技術の発展は、豊富な生活物資や快適、かつ便利な生活環境をもたらし、人間の生活様式を大きく変えました。他方において人間は繁栄の故に生じた環境破壊の危機、自ら生み出した化学物質による生命や健康の危機、精神や心の疲弊といった、健やかな生を脅かす今日的課題も抱え込みました。これらの問題群を冷静に見据え、その原因と結果を分析し、本来の豊かであるべき人間の生と環境を取り戻すこと、それが現在、人間にとって最優先の課題となっています。即ち、人間の「ウエルビーイング(良き生)」の回復が21世紀の人類の課題であり、そのための人材養成こそが急務なのです」 Society(ソサエティー)5.0が実現する2050年には、人間の仕事がAIやロボットに全て置き換えられると言われています。そのような危惧から、今、Well-beingが見直されているのかもしれません。せめて、Well-beingに関わる部分は人間主体であり続けてほしいと思います。(みらいのもり保育園長、茨城キリスト教大学名誉教授)
TX、3年ぶり黒字 22年度 乗客数は一定程度回復
2023年5月30日
つくばエクスプレス(TX)を運行する首都圏新都市鉄道(柚木浩一社長、東京都千代田区)は29日、2022年度(22年4月-23年3月)の営業実績を発表した。コロナ禍で落ち込んだ乗客人員は一定程度回復し、営業利益、経常利益、当期純利益いずれも黒字を計上した。黒字は19年度以来3年ぶり。ただしコロナ前の19年度のレベルまでは回復しなかった。 22年度の1日当たりの平均乗客人員は前年度比14.3%増の約34万9000人と一定程度回復した。一方、コロナ禍前の19年度の約39万5000人に比べ12%減にとどまった。 決算は、運賃収入など本業で稼いだ営業収益は前年度比17.3%増の約408億6800万円となった。ただし19年度と比べると12.6%減の水準にとどまった。本業にかかった経費である営業費は、燃料費単価の上昇により動力・水道光熱費が約11億2100万円増加したが、減価償却費が約10億4200万円減少し、同比1%減の約366億200万円となった。 この結果、本業で稼いだ営業利益は約42億6500万円の黒字、通常業務で得た経常利益は約19億5900万円の黒字、当期純利益は約21億4100万円といずれも黒字となった。前年の21年度はいずれも赤字で、営業利益が約21億7900万円の損失、経常利益は約43億2300万円の損失、当期純利益は約43億3100万円の損失だった。 コロナ禍で20年度と21年度は2年連続損失を計上し、22年度当初の残高は約5億9800万円の赤字だったのに対し、22年度は当期純利益が約21億4100万円になったことから、利益剰余金残高は約15億4300万円となった。
つくば駅前複合施設、6月1日着工 大和ハウス工業
2023年5月30日
TXつくば地下駅(つくば市吾妻20街区)上の社有地に商業ビルなどを建てる準備をしてきた大和ハウス工業(本社・大阪市)は、建設準備が整ったことから、6月1日から工事に着手する。30日午前には、五十嵐立青つくば市長、高吉忠広大和ハウス執行役員、八友明彦同社茨城支社長らが出席し、同街区の建設現場で地鎮祭が行われた。 商業ビル:16店とオフィスが入居 5階建ての商業ビル(名称は「ディールつくば」、延床面積1万188平方メートル)、4階建ての新茨城支社ビル(同3337平方メートル)、5階建ての駐車場(同7403平方メートル、353台収容可)から成る駅前複合施設が建設されるのは、中央通りと市立吾妻小に挟まれた場所。これまで駐車場だった用地は7639平方メートル(2315坪)あり、つくば駅周辺では超一等地。 八友支社長によると、商業ビル(南棟)の1~2階には、飲食店、クリニック、フィトネスクラブなど16店が入り、3~5階はオフィス用スペースになる。このビルには、つくば駅の地下コンコースから雨に濡れずに中に入れるよう、地下階~地上2階をつなぐエレベーターが設置される。 支社ビル:グループ従業員が勤務 現在の茨城支社(つくば市東新井)は西大通りと南大通りがぶつかる角にあるが、新支社ビルが完成した後、つくば駅前に引っ越す。茨城支社が入る北棟には、大和ハウスのほか、大和リビング、大和ハウスリフォームなどグループの5社も入居する予定で、約240人の従業員が勤務する場所になるという。 商業ビルと新支社ビルは2024年9月末までに完成させ、同年10月にオープンする予定。駐車場棟はすでに着工しており、今年11月末に完成する。商業ビル、新支社ビルが完成するまでは工事用車両の駐車場所に使うという。一般車両が使えるようになるのは、2つのビルがオープンする24年10月からになる。 大和ハウスグループは、戸建てやマンションなどの住宅、ショッピングセンターやビジネスホテルなどの商業施設、工場や物流施設などの事業施設を手掛けている。つくば市内では、研究学園駅前のショッピングモール「イーアスつくば」を運営するなど存在感が大きい。つくば駅周辺では、トナリエクレオ前の商業ビル「BiVi」や中央通り沿いの「ダイワロイネットホテルつくば」を運営している。
異星人と犬 《短いおはなし》15
2023年5月30日
【ノベル・伊東葎花】若い女が、ベンチで水を飲んでいる。傍らには、やや大きめの犬がいる。「犬の散歩」という行為の途中で、のどを潤しているのだ。なかなかの美人だ。身なりもいい。服もシューズも高級品だ。彼女に決めるか。いやしかし、犬が気になる。動物は敏感だ。余計なことを感じ取ってしまうかもしれない。 私は、遠い星から来た。今はまだ体を持たない。水のような流体だ。ターゲットを探している。性別はどちらでもいいが、女の方に興味がある。すっと入り込み脳を支配して、地球人に成りすますのだ。そして我々の星にとって有益なデータを持ち帰ることが目的だ。誰でもいいわけではない。容姿は重要。生活水準も高い方がいい。あの女は、大企業に勤めている。申し分ない。犬さえいなければ。 私には時間がない。地球時間で5時間以内に入り込まないと、気体になって宇宙に戻ってしまうのだ。意を決して、女に近づいた。耳の穴から入り込む。一瞬で終わる。一気に飛び込もうとジャンプした私の前に、犬が突然現れて大きくほえた。 しまった。犬の中に入ってしまった。 「ジョン、急にほえてどうしたの?」女が、私の頭をなでている。どうしたものか。地球人については学習してきたが、犬についてはまったくの無知だ。逃げようと思ったが、首からひも状のものでつながれている。とりあえず、犬になりきって様子を見よう。そしてチャンスを狙って女の方に移るのだ。立ち上がって歩き出した私を見て、女が目を丸くした。「ジョン、2足歩行が出来るの? すごいわ。ちょっと待って、動画撮るから」しまった。犬は4本足だった。 それから私は「人間みたいな犬」として、ユーチューバー犬になった。ソファーでテレビを見たり、フォークを使って食事をするところをネットでさらされた。想定外だが、女と同じベッドで寝られることだけは、まあよかった。女は優しくて、いつも私をなでてくれた。「いい子ね」と褒めてくれた。女が眠っている間に、犬の体から女の体に移動することは易しい。しかし女の無防備な寝顔を見ると、なぜか躊躇(ちゅうちょ)してしまうのだ。 ある日、散歩中に女子高生と目が合った。彼女は「かわいい」と言いながら近づいて、私の耳元でささやいた。「地球時間0:25に集合よ。帰還命令がきたわ」仲間だった。 女が眠るのを待って、犬の体からそっと抜け出した。最後に女の顔を見る。美しい。天使のようだ。ありがとう。有益なデータは手に入らなかったが、地球の女の美しさを十分に伝えよう。 そのとき、急に犬がほえた。女がぱちりと目を開けて、私を見た。しまった。正体を見られたか。 「ジョン、こんなところでオシッコしないでよ。バカ犬!」 あっ、私、液体だった…。(作家)
11カ国の出演者決まり制作発表 「世界のつくばで子守唄」コンサート
2023年5月29日
歌のコンサート「世界のつくばで子守唄 海のシルクロードツアー2023制作発表会」が28日、ホテル日航つくば(つくば市吾妻)ロビーで行われた。同市在住の脚本家、冠木新市さんの企画・プロデュースで、7月1日に開かれる。11カ国、15曲の子守歌をそれぞれの国や地域の出身者、約40人が歌や舞踊で披露し、コンサート後は各地域の交流会を行うという。 制作発表会はコンサート会場となる同ホテルの「ジュピターの間」前で行われた。大川晴加さんのピアノ伴奏に合わせ、中国出身の劉暁紅(リュウ・ギョウコウ)さんが中国の歌「祈り」を歌い、披露した。「祈り」は日本の「竹田の子守歌」と同じ曲調で、中国だけでなくミャンマーでもよく知られる曲だという。演奏後はバングラデシュ出身のアナミカ・スルタナさんや台湾出身の潘頤萱(ハン・イガン)さんら出演者たちがそれぞれ自己紹介し、挨拶した。 つくば市在住で外国人サポートの仕事をしているアナミカさんは、コンサートで「アイアイチャンドママ」(日本語訳「来て、来て、ムーンおじさん」)という歌を披露する。この歌はアナミカさんが子どもの頃に母親から聞いた歌で、アナミカさんの母親も子どもの頃に聞き、代々伝わってきたという。「どのくらい古くから歌われているか分からない。子どもがよく眠ることを願う歌。バングラ語(ベンガル語)で歌います」と話す。 出演者の中で最年少の潘頤萱(ハン・イガン)さんは台湾出身の竹園高校1年生。披露するのは「ヨウ・インア・グワ」(日本語訳「揺りかごの子守歌」)という歌。「自分はこの歌をあまり聞いたことがないが、母はこの歌を聞いて育った。たくさん練習しているが緊張している」そう。 冠木さんは、「子守歌は平和な時に流れる調べだと思う。戦争が起こり不安な状況の中、国際都市つくばで心癒す子守歌を歌い聴くことで、平和について発信したい」と制作への意気込みを語る。(田中めぐみ) ◆「世界のつくばで子守唄/海のシルクロードツアー2023」 7月1日(土)午後1時から、ホテル日航つくば(同市吾妻)本館3階ジュピターの間。入場は無料だが、予約制で全席指定。予約・問い合わせは電話090-5579-5726(冠木さん)
川遊び創出に海洋クラブ助け船 【桜川と共に】4
2023年5月29日
「最近の子どもたちは川に入ってはいけないと教わる。もっと川で遊んで、桜川の環境に興味を持ってほしい。そして澄んだ桜川を取り戻したい」。桜川漁協の組合員らは、大人が安全を重視するあまりに子どもたちが川から遠ざかっている現状を憂う。そんな中、子どもたちが川で遊ぶ機会を創出しようと、桜川に新しい風が吹き込んできた。 地元NPO、7月から本格的な活動へ 桜川での自然体験活動を先導するのはNPO法人Next One.(ネクストワン、つくば市研究学園)。筑波大学大学院で体育科学を修めた井上真理子さん(39)が代表を務める。桜川漁協の協力を得て今年から「B&G Next One.海洋クラブ」を発足させた。本格的な活動を7月から開始する。月1回、桜川での自然体験を行い、地域の人と交流しながら、環境問題についても学びを深めていく予定だ。 28日には、同クラブの活動拠点となる桜川漁業協同組合(つくば市松塚)でカヌーやライフジャケットなどの舟艇器材配備式が行われた。式では井上さんや器材を提供した公益財団法人B&G財団(東京都港区)の理事長である菅原悟志さんらが挨拶。市内外から訪れたクラブ員の児童ら16人とその保護者ら、つくば市環境保全課や観光推進課の職員も出席し、児童と漁協組合員らがクラブ発足を記念して桜の木2本の植樹を行った。式後は児童らが組合員やネクストワンのスタッフらから手ほどきを受けて釣りやカヌーの体験を行い、桜川の自然を満喫した。 同クラブ員で松代小学校5年の山本杏さん(10)は、舟艇器材配備式で「時間、空間、仲間、3つの『間』を大事にして桜川で活動していきたい」と話し、器材の配備への感謝を述べた。山本さんはこれまでにも霞ケ浦でカヌーに乗った経験があり、「特に2人乗りのカヌーで息を合わせて漕ぐのが好き。ここでの活動も楽しみ」と桜川での活動に期待を寄せる。 井上さんは、「桜川での活動はASOBICLUB(あそびクラブ)として、幼児から大人まで参加可能な部活動として、遊びを通していろんなことが学べる場となればと考えている」と話す。毎月第1日曜日を活動日とし、ネクストワンのホームページで参加の募集を呼びかけていくという。 「B&G海洋クラブ」は海や川などでの環境学習を通し、地域の子どもたちの育成や地域貢献活動を行う組織で、全国で281カ所が海洋クラブとして登録し活動を行っている。ネクストワンはスポーツでの健康増進を図るイベント活動を行う団体で、今年から海洋クラブに登録した。県内では8番目の登録となるという。海洋クラブへの登録は年間活動日数10日以上、活動人数800人以上などが条件。今回、B&G財団からカヌー5艘、SUP2枚、ライフジャケット35着など総額約100万円の器材が無償貸与された。これらの器材は今後の活動実績などに応じて無償譲渡するという。(田中めぐみ) 「桜川と共に」過去記事はこちら
土浦市立博物館が郷土史論争を拒絶!《吾妻カガミ》158
2023年5月29日
【コラム・坂本栄】土浦市立博物館と市内の郷土史研究者の間で論争が起きています。争点は筑波山系にある市北部(旧新治村の一角)が中世どう呼ばれていたかなどですが、博物館は自説を曲げない相手の主張に閉口し、この研究者に論争拒絶を通告しました。アカデミックディスピュート(学術論争)を挑む市民をクレーマー(苦情を言う人)と混同するかのような対応ではないでしょうか。 「山の荘」の呼称はいつから? 博物館(糸賀茂男館長)と論争しているのは、藤沢(旧新治村)に住む本堂清さん(元土浦市職員)。社会教育センターの所長などを務め、退職後は市文化財審議委員、茨城県郷土文化振興財団理事も歴任した歴史通です。「山の荘物語」(私家版)、「土浦町内ものがたり」(常陽新聞社)、「にいはり物語」(にいはりの昔を知り今に活かす会)などの著作もあります。 争点はいくつかありますが、主なものは現在東城寺や日枝神社がある地域の呼び方についてです。本堂さんは、同地域は古くから「山の荘」と呼ばれていたと主張。博物館は、同地域は「方穂荘(かたほのしょう=現つくば市玉取・大曽根辺りが中心部)」に含まれ、中世室町時代以前の古文書に「山の荘」の記載はないと主張。この論争が2020年12月から続いています。 博物館によると、この間、本堂さんは博物館を11回も訪れ、館長や学芸員に自分の主張を展開したそうです。そして、文書による回答を要求されたため、博物館は「これ以上の説明は同じことの繰り返しになる」と判断。これまでの見解をA4判3枚の回答書(2023年1月30日付)にまとめ、最後のパラグラフで論争の打ち切りを伝えました。 その末尾には「以上の内容をもちまして、博物館としての最終的な回答とさせていただきます。本件に関して、これ以上のご質問はご容赦ください。本件につきまして、今後は口頭・文書などのいかなる形式においても、博物館は一切回答致しませんので予めご承知おきください」と書かれています。博物館は市民との論争に疲れ果てたようです。 博物館=権威vs.市井の研究者 本堂さんはこの対応に怒り、「博物館は間違ったことを言っており、茨城県史を歪めている。市町村史も執筆している館長の糸賀さんは中世史の先生(常磐大名誉教授)だが、歴史学者の故網野善彦氏(元名古屋大教授)の間違った説をそのまま展開している。しかも、それを単に肯定するだけでなく、誤りを補強している」と言っています。 さらに、「糸賀さんが館長に就任した後、『山の荘が方穂荘に含まれていたという説はおかしい』と面談で指摘したら、『その話は止めましょう』と言われた。それなら文字でと書面による回答を求めた。相手がどう出ようと論争は続ける」と諦めていません。 中世史家を館長に擁する市立博物館vs.その権威に挑む市井の研究者。似たような構図は隣の市にもありました。つくば市の施策をミニ新聞で批判した元市議vs.それを名誉毀損だと裁判所に訴えた市長―です。土浦のケース(権威vs.市民)はつくばのケース(権力vs.市民)ほど深刻ではありませんが…。(経済ジャーナリスト) <参考> つくばのケースは、126「…市長の市民提訴 その顛末を検証する」(2022年2月7日掲載)に出ています。 <予告> 本堂清さんと土浦市立博物館の論争のポイントについては、次回のコラム159で取り上げる予定です。
「リニア中央新幹線」論の不思議 《文京町便り》16
2023年5月28日
【コラム・原田博夫】リニア中央新幹線の工事をめぐる静岡県とJR東海の協議が、膠着(こうちゃく)しています。そもそもリニア中央新幹線とは、品川駅から名古屋駅までの286キロを所要時間40分で結ぶ21世紀の「夢の超特急」です。2027年開通に向けて、国は2014年10月、品川~名古屋間の工事の実施計画をJR東海に認可しています ここに至るまでには、1962年、東京―大阪間(約500キロ)を1時間で結ぶ目標に対して、レールとの摩擦がない超電導による浮上方式の提案がありました(つまり、リニア新幹線の技術的提案です)。 1974年、運輸大臣は国鉄に、甲府・名古屋付近の山岳トンネル部の地形・地質調査を指示し、1990年11月には、山梨リニア実験線の建設に着手しています(要するに、新幹線ルートの工事に関わる課題の抽出・解決策の実効性チェックです)。 併せて、1979年の9都府県による「中央新幹線建設促進期成同盟会」、1988年の「リニア中央エクスプレス建設促進期成同盟会」、2009年の「リニア新幹線建設促進期成同盟会」(地元経済界や当該自治体からの要請=我田引鉄)などを踏まえた、JR東海への工事認可です。 つまり、長期の調査を経て着工したにもかかわらず、肝心の工事が一部区間(現在は田代ダム<静岡市>の取水抑制問題)でストップしています。 現時点での静岡県の主張は、「南アルプストンネル工事に伴う湧水を、JR東海は全量、大井川に戻すべし」のようです。この発言は、川勝平太知事(初当選は2009年7月で現在は4期目)が、3期当選後の2017年10月の記者会見冒頭で、ありました。それからは、複数の関係自治体、東京電力も巻き込んで、議論は二転三転しています。 元東大全共闘・山本義隆氏の指摘 この加熱した議論とは異なった視点からの書籍を、私に教えてくれた友人がいました。それは、山本義隆『リニア中央新幹線をめぐって~原発事故とコロナ・パンデミックから見直す~』(みすず書房、2021年4月)です。東大全共闘代表・山本義隆は、われわれ全共闘世代にとっては(ノンポリにしても)インパクトがあり、彼のその後の生々流転も気になっていました。 早速手にすると、目から鱗(うろこ)でした。リニア線は、そもそも、二重に電力を過剰消費する、というのです。まず浮体式、加えて推進力、そのいずれにも膨大な電力が必要なのです。この電源としては浜岡原発2基分が相当する、とのこと。ところが浜岡原発自体は、1号機・2号機は廃止措置中(2009年度以降)で、残りの3号機(2010年11月以降)・4号機(2012年1月以降)・5号機(2012年3月以降)はいずれも点検停止中です。 この浜岡原発相当のベースロード電源を2個分も必要とするリニア中央新幹線とは、人口減少社会の21世紀日本で、一体どのような交通システムなのか。大いに首をひねります。 ところが冒頭の、リニア中央新幹線の工事に関するここ数年来の議論には、こうした論点が全く登場しません。これは意図的なのかどうか不思議です。きわめて近視眼的・局所的に問題設定している気配すらあります。これでは、リニア中央新幹線は国家百年の計などとは、言明できないでしょう。(専修大学名誉教授)
ハクレンが大量死 桜川の田土部堰
2023年5月27日
死魚 つくば、土浦に流下 つくば市玉取、桜川の田土部堰(たどべぜき)で24日午後4時ごろ、ハクレンが大量死しているのを桜川漁業協同組合理事の松田七郎さんが発見した。ハクレンの死魚は2日後の26日午後時点で、下流のつくば市上野と土浦市田土部に架かるさくら大橋を過ぎた地点まで流れ着いている。桜川を管理する県土浦土木事務所河川整備課(土浦市中高津)によると、死んだのは推定で数千匹。県は、流れ下って河川に点在する死魚全てを回収することは困難だが、死魚が集中している箇所を中心に26日から回収を始めているとしている。 24日、大量死を発見した松田理事は、鈴木清次組合長に連絡した。つくば市松塚の漁協事務所にいた鈴木組合長はすぐに堰に向かい、ハクレンの大量死を確認。午後4時30分ごろに県霞ケ浦北浦水産事務所(土浦市真鍋)に連絡した。 県土浦土木事務所によると、大量死の原因は河川の水位低下によるものと推察するが、詳細は不明としている。 田土部堰は新治土地改良区(土浦市永井本郷入会地)が管理している。水門を開けるのは自動で、閉めるのは手動操作となっている。23日は雨で水門を開けており、雨が止んだ翌24日の朝に閉めていた。 同土地改良区は「雨が降って水位が上がると水門を開け、雨が止むと閉めている。閉める時は取り残される魚がいないよう、順に堰の水門を閉める。それからハクレンが上がってきて、普通ハクレンは堰を超えるが、堰を超えられるだけの水量が流れてこなくて行き場を失ったと聞いている」と説明する。 流れ下る死魚を回収するため、下流のつくば市栗原と土浦市田土部に架かる桜橋付近では26日、県土木事務所が川にオイルフェンスを張ったり、オイルフェンスをくぐって流下し岸辺に流れ着いた死魚を網ですくって1匹1匹回収する様子が見られた。回収した死魚は河川敷の河川管理地内で埋設して処分する予定だいう。 漁協ら、慎重に開閉行うよう要請 桜川漁協によると、田土部堰はこれまでも水門の開閉による急激な水位の変化が確認されており、漁協はつくば市と連名で毎年、釣り人などの安全確保のために開閉を慎重に行うよう同土地改良区に要請してきたという。 漁協の鈴木組合長は「ハクレンがこんなに死んだのを見たのは80年生きてきて初めて。以前も水位が急激に下がって、溺れかかったコイを何匹も手作業で助けたことがあった。今回も水が無くなったことによる酸欠死だと思う。毎年夏に小学生が稚魚の放流体験をしているので、水位の急な上がり下がりで事故につながったら大変なこと。土地改良区にはこれまで何度も申し入れをしているが改善がない」と憤る。 一方、再発防止策について県土浦土木事務所は、川の水がほとんど無くなるまで水をせき止めたりしないよう同土地改良区に要請する等は「考えていない」としている。 26日午後、土浦市田土部の桜橋上流側では流れ付いた死魚が、中洲や岸に滞留している様子が見られた。河川敷に犬の散歩に来た、つくば市の会社役員、藤井信吉さん(51)は「臭いがひどくて、気分が良いとは言えない。この河川敷広場には、土日はバーベキューをする人がたくさん来る。皆びっくりすると思う」と話していた。 ハクレンは体長が1メートルほどまで成長する中国原産の外来魚。明治時代に日本に持ち込まれた。特定外来生物に指定されてはないが、桜川漁協によると近年、桜川で増えてきているという。4月30日には松塚にある漁協拠点で「ハクレンジャンプ」と言われる産卵期の集団跳躍行動が確認されていた。(田中めぐみ) https://youtube.com/shorts/_XM4Bgdt7dk
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