日曜日, 4月 5, 2026

フリージア生産者ら 花屋のプロから「消費者好み」学ぶ 土浦

【斎藤茂】卒業や入学シーズンを控え、何かと花束を贈る機会が増える中で、県南地域のフリージア生産者らがこのほど、県土浦合同庁舎(土浦市真鍋)にフラワーショップの店員を講師に招き、フラワーアレンジメントの実演を通してフリージアの魅力を学んだ。一般消費者がフリージアにどのような印象を抱いているのかを探り、生産拡大につなげようというもの。 牛久市やつくば市、つくばみらい市などの生産者らで組織する県フリージア研究会(大山勝久会長、12人)と、稲敷地方農業改良普及センターが初めて開いた。会場には生産者の他、花き市場、種苗会社、県農業総合センターの職員ら20人が出席した。 講師に招かれたのはグランステージ山新の「創花」の大塚香菜子さんと美浦村のフラワーショップ「花りん」の仁井田圭子さん。2人は色とりどりのフリージアを使ってフラワーアレンジメントを実演。その過程で大塚さんはお客に人気のある花束を、仁井田さんは節分などの行事にちなみ、枡(ます)を使った花飾りやブーケなどを製作し、フリージアの特徴や扱い方を説明した。 製作の様子を興味深げに見守っていた生産者らは、花束を長持ちさせる工夫やその他の花の組み合わせ、消費者が好む色などについて矢継ぎ早に質問。大塚さんは房の形をしたフリージアの独特の姿に「小さくかれんな花は他の花にもなじむので、花束の定番として人気がある。お客さんは赤系を好むなど多様している」などと店頭での感想を話した。 景気低迷のあおりなどを受けてフリージアの生産者数は年々減少を続けているが、それでも東京市場への出荷量は関東エリアではトップを維持。東京中央卸売市場のデータでは、2016年出荷本数は216万本強で、2位の山形75万本を大きく引き離している。ちなみに3位は埼玉62万8000本、4位千葉62万7000本と続いている。 大山会長は「後継者を育てるにはもっと消費を拡大していかなければならない。そのためにはどうすればフリージアの魅力をより多くの消費者に知ってもらうか、お店の話を参考にして生産現場に活かしていきたい」と話している。

閉店まであと10日切る イオンつくば駅前店 31日午後8時営業終了

【大志万容子】つくば駅近くの大型商業施設、イオンつくば駅前店(つくば市吾妻)が31日午後8時に閉店する。同店2階の入り口付近にはカウントダウンの看板が設置され、22日は営業終了まであと10日を切り「あと9日」の文字が掲示された。 同店を運営するイオンリテール(本社・千葉市)によると、閉店セレモニーなどの予定はないという。 31日まで「閉店売り尽くし」セールが開催されている。22日現在、紅白幕を巡らせた衣料品の売り場では、婦人や紳士の衣料品が20%~半額オフ、肌着が40%オフなどで販売されている。22日は雪模様ということもあり、70%オフのビニール傘を買い求める人の姿も多く見られた。 同市春日在住の60代の女性は「20年前から利用していただけに残念。ほとんどの買い物を頼っていたので、これからどうしよう」と途方に暮れていた。 同店は1985年3月ジャスコつくば店としてオープン。筑波都市整備が運営するクレオ内の1、2階に入居、33年にわたり営業してきた。

つくば、土浦に大雪警報 最大15㎝の積雪

【谷島英里子】22日、つくば、土浦などは雪に見舞われ、水戸地方気象台は同日午後2時27分、県南地域に大雪警報を出した。23日未明までに最大で15㎝程度の降雪があるという。大雪警報の発令は昨年の2月9日以来。 前線を伴った低気圧が発達しながら伊豆諸島付近を東に進み、雪を降らせた。つくば市では22日午後5時、7㎝の積雪を観測した。 降雪により、つくば市教育委員会は22日、市立小中学校の下校時間を繰り上げ、給食後の午後1時30分に下校させた。土浦市は通常の月曜日と同じ午後3時までの下校となった。23日朝はつくば、土浦両市とも小中学校の登校時間を2時間ほど遅くし午前10時ごろとする。 首都圏の鉄道に一部運休や遅延が出ている中、22日午後5時現在、JR常磐線、つくばエクスプレスいずれも平常運転となっている。 22日午後3時過ぎ、つくば駅周辺では、下校する高校生らが駅に急ぐ姿が見られた。横から吹き付ける雪に傘を斜めにしたり、傘を差さずコートのフードを頭にかぶって肩をすぼめながら足早に急ぐ生徒らもいた。 23日は強い冬型の気圧配置となり、晴れ時々曇りの予報となっている。

来館者10万人達成 開館45日目、土浦市立図書館

【鈴木宏子】土浦市立図書館(同市大和町)の来館者数が21日、10万人になった。昨年11月27日、JR土浦駅前、アルカス土浦内にオープンし45日目(開館日)の達成となる。同館は年間40万人の来館者を目標としており、開館2カ月弱での10万人達成は、目標より1.5倍速いペースとなる。 21日午後、10万人目の来館者となった市立土浦第2小学校1年、板羽美帆ちゃん(7)に、入沢弘子館長から、市のイメージキャラクター「つちまる」のぬいぐるみと、同市出身の力士、高安関の切手シートなどの記念品が贈呈された。美帆ちゃんは「びっくりした。(10万人目になって)うれしい」などと話していた。 絵本を返却するため、父親の会社員、浩之さん(55)とやって来た。5回目の来館という。浩之さんは「(移転前の旧館と比べ)本も増えたし、ジャンルも分かりやすく、居心地のいい場所になった。面白い本を探して、子どもにいろいろな本に親しんでもらえるようにしていきたい」などと語っていた。 同館のこれまでの1日平均来場者数は約2200人で旧館の3.5倍。貸出冊数は1日平均2228冊で同2.25倍。1階市民ギャラリーの来館者数と合わせるとアルカス土浦全体の来館者数は計約11万5000人になる。 入沢館長は「駅前立地になり、気軽に立ち寄る方が増え、利用の仕方にも変化を感じている」とし「10万人達成は一つの節目になる。これからも多くの方が本に親しみ利用しやすい図書館づくりを目指し、駅前活性化に寄与できる施設として地域と連携を図り貢献していきたい」などとしている。

第70回土浦市美術展開幕 市民ギャラリーで初 力作374点一堂に

【鈴木宏子】県内で最も歴史がある市民公募型の美術展「第70回土浦市美術展覧会(市展)」が19日、JR土浦駅前、アルカス土浦1階の市民ギャラリーで開幕した。日本画、洋画、彫刻、美術工芸、書、写真など市民の力作374点が一堂に展示されている。 昨年11月末オープンした同ギャラリー第2弾のオープニング展として開催された。市展が同ギャラリーで開催されるのは初めてとあって、昨年度より約2割(55点)多い作品の出展があった。市内のほか県南の高校生から80代まで365人の作品が展示された。主催は同市美術展委員会(平田洋香委員長)など。 書家の平田委員長は「今年はそれぞれの部門で大きな作品が増えるなど、力の入った作品が増え、意気込みが感じられる。書の部門では(掛け軸などの)表具の仕方にも工夫が感じられ、(巻物にした)巻子(かんす)のかな作品も初めて登場した」と今年の特徴を話した。彫刻家の磯山芳男委員は彫刻作品について「等身大の作品や、木で魚を彫った木彫、漆を使った乾漆の技法、難しい技術がいる鋳造ブロンズ、テラコッタ(素焼きの塑像)など、いろいろな技法を使ったバラエティーに富んだ特徴ある作品が出てきている」と語っていた。 同展は戦後直後の1947年に始まった。市展を目指して日ごろの制作活動に励む市民も多いという。 友人と訪れたつくば市の無職、唐沢聰さん(70)は「個性を出した、いろいろな表現、技法、技術、描き方があると感じた」などと感想を話していた。 ◆入場無料。会期は28日(日)までの10日間。開館時間は午前10時~午後6時(最終日は午後3時まで)。会期中の土日曜(20~21日、27~28日)はギャラリートークが催され、市展委員を務めるプロの作家が会場で鑑賞のポイントなどを解説する。

農業法人みずほ、訪日外国人狙い新たな展開 成田空港に直営店、つくば周辺で民泊・収穫体験も

【斎藤茂】訪日外国人の増加が年々見込まれる中、つくば市の農業法人「みずほ」(長谷川久夫社長)が日本航空(JAL)と業務提携して新年からさまざまな取り組みを始めている。日本の農産物を外国人にもっと知ってもらい、消費拡大につなげようというのが狙い。 成田国際空港(千葉県成田市)では15日から主に東南アジアからの旅行客が往来する第2国際線ターミナルのJAL直営店で、みずほが用意した茨城産トチオトメや栃木産スカイベリーなどイチゴの販売を始めた。JALによると農産物の常設販売コーナーの設置は初めて。お土産を買い求めるインバウンド(訪日)旅客らに試食としてふるまったところ「甘い」と大好評。朝穫どりの新鮮なイチゴは1パック(10粒前後)1500円と高めだが、用意した60ケース(2パック入り)はあっという間に完売した。 バンコク(タイ)に直営店を持つみずほは、1月下旬から成田空港のJAL貨物便を使って果物の輸出を新たに始める。JAL専用の貨物便屋上に直接搬入することで迅速な輸送が可能となり、収穫した翌日にはバンコクの店頭に並べられるという。これまで他社の旅客便を使っていたが、店に届くまでに日数がかかり、輸送コストも高くついたという。 さらにJALと手を組んで、訪日外国人を対象につくば周辺の農場で果物の収穫体験をしてもらうグリーンツーリズムも企画している。日程は具体的ではないが、関連農場でイチゴをはじめ、メロンやブドウ、ナシなど旬の果物を民泊を兼ねて収穫体験をしてもらい、日本産果物のファン層拡大につなげていきたいとしている。 長谷川社長は「日本の農産物は迅速な空輸ができず、現地で新鮮なまま食べてもらうのが難しかった。訪日客だけでなく、海外でも可能になれば消費は伸び、輸出拡大につながる。ひいては農家の後継者育成にもつながる」と、今回のJALとの提携に夢を膨らませている。(終)

新たな5品認証 つくばコレクション

【橋立多美】つくばエクスプレス(TX)つくば駅自由通路にある「つくば市物産館」と「つくばの良い品」に、新たな「つくばコレクション」が加わる。両店には、市内の物産品の中でも特に優れた物産品として市が認証した「つくばコレクション」が主に陳列されている。 つくばコレクションは、地域経済の活性化と同市のイメージアップにつなげることを目的に、2011年から始まった取り組み。材料や製造などの産地や安全性、品質に応じた買いやすい価格、オリジナリティ、パッケージデザインといった基準に適合した商品が認証される。 2017年度、新たに5品が認証されて合計26品目の食料加工品が「つくばコレクション」として認証を受けている。学識経験者やスーパーマーケットの商業者、観光業者などで構成される選定委員会が審査を行うが、今年度は消費者である市民たちが一部の審査を担い、その結果を前提に5品目が認証された。 「つくばコレクション」はTXつくば駅構内の2店の他、カスミの市内各店舗でも販売されている。 新たに加わった5品は以下の通り(写真はつくば市提供)。 ○男女川 TSUKUBA100プレミアム(製造・稲葉酒造) 米は筑波農場産の五百万石を用い、筑波山の湧き水で製造。圧力をかけずに一滴一滴自然の重みで落とす袋吊り製法で生まれた「雫酒」。4320円(税込み)。 ○七福来ギフトBOX(エコファーム飯島) 福来みかんを使った「七味とうがらし」と「筑波八ツ房とうがらし」、瀬戸内海で精製された厳選塩と七味とうがらしを調合した「塩七味」を詰め合せたギフトボックス。1280円(同)。 ○元祖つくば餃子(龍神) 材料から調味料まで、地元の農産物にこだわった手作りギョーザ。1080円(同)。 ○つくば豚無添加ボンレスハム(筑波ハム) 研究者の指導を受けて誕生した「つくば豚」を高い技術力で無添加で提供。無添加ハムは美味しくないという概念を覆す。4500~5500円(同)。 ○つくば大吟醸バターカステラ(コート・ダジュール) つくばの名酒「霧筑波」の大吟醸酒粕を練り込み、酒粕の香りが残るカステラ(アルコールは飛ばしている)。2160円(同)。        

画家と彫刻家「二人展」開幕 牛久のギャラリー

【鈴木萬里子】水戸市在住の画家、横須賀幸男さん(63)と城里町在住の彫刻家、槙野匠(48)さんによる「二人展―Asyl(アジール)」が16日、牛久市ひたち野東のギャラリー「ART SPACE ある・る」で始まった。 アジールはドイツ語。ギリシャ語を語源とし、聖域、自由領域など特殊なエリアのことを意味する。横須賀さんは二人展のコンセプトについて「美術は、囲まれた幸せな領域ではなくなった。さまざまな制約を取り払って自分たちの自由な生活を作り出したい」と語った。 横須賀さんはアクリル画11点を展示。うち大作3点は昨年10月に描いた連作。「雲、風、霧が感じられる作品に仕上げ、上から見たエリア(聖域)を感じさせる画にしたかった」と話した。30年前からアクリルで製作しているのは、水を流したキャンバスに何層も絵の具を入れ、日本的な墨絵に近い表現にするためだという。 槙野さんの作品は8点のうち大作の「小さな川を渡る」が会場中央に置かれている。この橋を渡り横須賀さんの3連作の1番目「門をたたく」に至るよう工夫された展示となっている。 ◆開館時間は午前11時~午後6時、入場無料。20日(土)午後3時から同会場で「ギャラリートーク&ドリンクパーティ」が開かれる。会期は28日(日)まで。22日(月)休廊。問い合わせは電話029・871・7007(同ギャラリー)

愛国学園高のリンゴ型コロッケが優勝 龍ケ崎でコンテスト

【崎山勝功】コロッケによるまちおこしに取り組んでいる龍ケ崎市で、おいしくて、見た目もユニークなコロッケを競い合う「第5回コロッケコンテスト コロリンピックin龍ケ崎」(同市商工会主催)がこのほど、同市上町のにぎわい広場で開かれた。具にリンゴを練り合わせたリンゴ型コロッケを考案した愛国学園大学付属龍ケ崎高校チームの「AIRYUコロッケ」が優勝した。 同市は県内で最初に、ご当地グルメによるまちおこしに取り組み始めた。コンテストには市内外から計16組がエントリーし、書類審査を通過した10組が出場した。審査員や会場の市民らが「見た目」と「試食」の2点から審査を行った。 優勝したリンゴ型コロッケを考案した愛国学園高1年の和田奈津希さんは「たくさん練習して、みんなで頑張って、優勝できて本当に良かった」と笑顔で答え、同1年の高橋園花さんは「味付けが大変だった」と、納得のいく味を出すまでの苦労を語った。 惜しくも2位となったのは市立城南中学校チームの「ぎょうざコロッケ」。同中2年の菅原千聖さんは「味の審査で高い評価をいただけてうれしかった。入賞も難しいと思ったけど、2位になれてよかった」と述べた。同2年の信田レイナさんは「準優勝したことはうれしい。できれば優勝したかった」と悔しさを見せた。 3位は、調理師を目指す若者らが学ぶつくば栄養医療調理専門学校(牛久市ひたち野)1年の松田黎奈さん(19)=常総市=。同市のマスコットキャラクター「まいりゅう」をかたどったコロッケを出品した。松田さんは「もう一度チャレンジしてみたい」と再戦への意欲を見せた。   第5回コロッケコンテスト審査結果 順位 参加者・コロッケ名 優勝 愛国学園大付属龍ケ崎高チーム「AIRYUコロッケ」 2位 龍ケ崎市立城南中チーム「ドンと伝わる城南魂!うますぎぎょうざコロッケ」 3位 つくば栄養医療調理専門学校・松田黎奈さん「ギョウザコロッケ」 4位 一般・牧野朋子さん「いがくりコロッケ」 5位 一般・北島文男さん「ジィジィコロッケ」 6位 県立竜ケ崎二高・伊藤萌音さん「さつマロンチーコロッケ」 7位 県立竜ケ崎二高・山崎優衣さん「とろ~りとまらんトマトライスコロッケ」 8位 つくば栄養医療調理専門学校・平野理花さん「おでんコロッケ」 9位 つくば栄養医療調理専門学校・木村瑞紀さん「ミルフィーユコロッケ」 10位 一般・佐々木浩子さん「佐々木さんちのキャベツコロッケ」

「落ちない、滑らない」 マンホールカードで合格祈願を つくば市

【大志万容子】受験シーズン本番を迎え、つくば市は、合格祈願のお守りとして「マンホールカードと缶バッチ」300セットを、市役所(同市研究学園)1階水道お客様センターで無料配布している。 マンホールはふたが丸くて構造上穴に「落ちない」、しかも表面が凸凹していて「滑らない」ことことから、マンホールカードは全国的に合格祈願のお守りとして人気を集めている。 セットには、マンホールカードと直径38㎜の缶バッチ、市職員が合格祈願の願いを込めて作ったカードが入る。12日に市のホームページに告知し、新聞に掲載されたこともあり、16日午前までにすでに約50人がもらいに訪れたという。 同課では「受験生のお守りにしていただくと共に、少しでも下水道に興味を持ってもらえれば」と話している。 マンホールカードは、各地のデザイン性の高いマンホールのふたを全国統一規格のカードで紹介し、下水道事業のPRを図るもの。筑波山や宇宙船を配したつくば市のカードは2016年8月から配布をスタート、17年4月に開始した英語版も含め、これまで約5000枚を配っている。 ◆配布期間は3月31日(土)まで。午前8時30分~午後5時15分。先着順。問い合わせは、つくば市下水道管理課:029・883・1111(代表)

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