日曜日, 3月 15, 2026
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崎山勝功 -検索結果

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【夏の高校野球県大会】8日目 土浦日大もコールドで8強入り

2020年夏季県高校野球大会は8日目の2日、2球場で4試合を行い、5日の最終日に臨む8強が出そろった。3回戦で打線が停滞した土浦日大は、打線につながりが戻り、7回一気のコールド勝ち。5日はノーブルホームスタジアム水戸で土浦日大-土浦湖北が、ひたちなか市民で霞ケ浦-水城が、それぞれ行われる。 【崎山勝功】土浦日大は3回、中村陸翔の内野安打を皮切りに4連打するなど打線が爆発。その後は終始土浦日大ペースで試合が進み、4回には笠嶋大介の二塁打などで2点、5回には日立北のエラーなどから一気に5点を奪い、6回にも吉原蓮の安打で得点を2ケタに乗せ、勝負を決めた。 投手陣は、先発の関大空馬(せきたくま)が5回まで1失点。6回に交代した村上陽駿は2失点し、途中から滑川翔吾に交代。滑川は日立北打線を無失点で抑えた。 小菅勲監督は「1日のつくば秀英戦の延長戦として戦う形で、結果的に打線がつながった」と試合を振り返った。 大会初登板の関は「初めてのマウンドで、緊張し力が入ったが、マウンドで修正していくことができた」と喜びを口にした。3安打を放った2年生の芹澤優仁は「リラックスして自分のバッティングが出来たと思う。試合を重ねるたびに力を発揮できている。次の試合も相手のピッチャーに合わせて対応していきたい」と、5日の最終戦を見据えた。

【夏の高校野球県大会】湖北、霞ケ浦 コールド勝ちで8強入り 土浦日大は4回戦へ

2020年夏季県高校野球大会は7日目の1日、2球場で3回戦の残り2試合と4回戦4試合が行われた。J:COMスタジアム土浦では土浦日大がつくば秀英を4-0で下し4回戦進出。土浦湖北は茨城キリスト教学園に13-0の大差で7回コールド勝ち、準々決勝に進出した。ノーブルホームスタジアム水戸で4回戦の霞ケ浦は鹿島学園に11-1で6回コールド勝ちを収めた。今大会は雨の影響で順延が重なり8強決定で打ち切りとしていたが、4強決定まで実施する。 3回戦 土浦日大はつくば秀英を完封 【崎山勝功】土浦日大は、2回表に吉原蓮の安打を皮切りに、笠嶋大介の二塁打が続き2点を先制。つくば秀英は3回表に枩本匠に代えて次郎丸匡峻をリリーフに送るも、5回表に暴投や守備陣のエラーなどが重なったところへ、土浦日大が五十嵐明斗主将の適時打でさらに2点を追加し、4-0と引き離した。 土浦日大エースの中川竜哉は8奪三振で完投、守備陣も堅守でつくば秀英に得点を与えず、完封勝ちを収めた。小菅勲監督は「久々の試合だったので調子が図りかねたが、投手戦でピッチャーに抑えてもらうしかないと思った。完封は上出来だった」と中川を高く評価した。 中川は「ピッチング自体はあまり調子が良くなかったが、残り3試合と決められているので、自分の持てる力を悔いのないよう出しきろうと思い、最初から腕を振っていった」と試合を振り返った。 主将の五十嵐は「今日は相手のエラーやミスで2点もらったので、打線がつながったわけではない。チャンスの場面での凡退は、もう少し工夫しなくては」と、次戦への改善点を挙げた。 完封負けを喫したつくば秀英の森田健文監督は「点の取られ方が悪く、守備からリズムをつくるうちの持ち味が出せなかった。打線は相手のファーストストライクの甘い球を狙おうとしたが、それが打てなかった」と敗因を分析した。 若井太陽主将は「守備から入る意識だったが、ミスから失点し流れが悪くなった。序盤、相手投手が変化球を置きにきたのを振っていけば、流れを渡さずに済んだかもしれない」と悔やんだ。 3回から8回まで力投した次郎丸は「先制されて苦しい展開だったが、相手を気にせず自分の投球ができた。3、4回はゼロで抑えたが、5回の失点は安易に攻めてしまった。もっと緩急や高低など広く使い、じっくり攻めていればエラーもなく、次の回に良い展開ができたと思う」と敗戦の弁を語った。 土浦湖北 下位打線が躍動 【池田充雄】土浦湖北は2・3回の攻撃で計6点を挙げ、試合の大勢を決めた。「引き付けてすべてのボールに対応しようという意識だった。最初はタイミングが早くフライを打ち上げていたが、後のバッターが修正し、狙い通りのつなぐ野球ができた」と田中海斗主将。 特に下位打線が躍動し、7~9番の3人がいずれも3打点を挙げた。7番の稲葉悠太は、2回には1死三塁から右前へ先制タイムリー、3回には2死一・二塁から右越えの2点二塁打という活躍ぶり。「新チームになってすぐ7番に抜擢されたが、打てなくて迷惑をかけていた。今大会では一つもミスがなく、ヒットも打てて3年生に恩返しができた」と感慨深げ。 4回以降は相手の2人目投手に対しやや淡泊な攻撃になったが、「いままでやってきたことをもう一度しっかりやろう」との小川幸男監督の檄(げき)を受け、7回に再び大爆発。打者11人で長短打6本を放ち、5点を奪ってコールド勝ちを決めた。 投手は3人のリレーで、前の試合から間隔が空いた影響からか、それぞれ調子はいま一つだったという。先発の大坪誠之助は「ストレートで腕に力が入らず力んでしまった。後ろに2人いいピッチャーがいるので安心して任せられる」と2回でマウンドを降りたが、「次は自分がちゃんと投げないと勝てないと思う。3日間あるので球威は戻せる」と、最終戦に向けて調整に励む構えだ。 霞ケ浦 打ち勝つ野球で大量得点 【高橋浩一】霞ケ浦は、3回戦の総和工戦で延長タイブレークに持ち込まれた反省から、打ち勝つ野球を追求し、2ケタ安打で大量11点をものにした。 この日2番に入った小田倉啓介主将は、3回と4回に2打席連続の二塁打、2打点を挙げ、チームの大量得点の足がかりを作った。「今まで情け  ない試合ばかりだったので何とか打ちたかった。みんながつないでくれたのでチームを勝たせるバッティングができた」と振り返る。 6回には相手投手の乱れから1死満塁とし、瀬川悠人の左前適時打や伊澤誠の中越え3点三塁打などで一気に6点を奪った。「今まで出ていない選手が気持ちを出し、食らいついたプレーをしてくれた。それがいままで出ていた選手にも伝わって、もっとやらなきゃいけないと、全員がまとまった試合だった」と小田倉。 「代わった選手が持ち味を出してヒットを打ってくれてうれしい。出ていなかった3年生が11人いたので、全員出すつもりで組み合わせを考えた。点数が入ったので思い通りに使えた」と高橋祐二監督。 次の試合は5日の準々決勝だが、日程の都合により本大会の最終戦となる。「2連覇という目標を掲げて1年間やってきたので、甲子園はなくなっても最後に気持ちよく勝って終わりたい」(小田倉)、「最後の試合なので20人フルメンバーで下級生も入れて、いつもの試合と同じ気持ちで戦う」(高橋監督)と、あくまで前向きに戦う姿勢を見せる。

【夏の高校野球県大会】6日目 常総学院届かず、土浦日大は初戦突破 

2020年夏季県高校野球大会は6日目の24日、4球場で2回戦の残り2試合と3回戦8試合が行われた。ノーブルホームスタジアム水戸で3回戦の常総学院は多賀の神永投手を打ちあぐね、序盤の失点を挽回できずに敗退、土浦湖北は常磐大高に打ち勝った。J:COMスタジアム土浦では、雨で順延が続いていた土浦日大がようやく初戦を迎え、東洋大牛久にコールド勝ちした。 常総打線に遠い3点目 【崎山勝功】常総学院は市村大翔が先発、3回から遠藤孔太に交代したが、2失点を喫して菊地竜雅に再度交代。しかしさらに1点を加えられ、試合の流れを持っていかれた。 4回以降は菊地と、9回に登板した一條力真の力投で多賀打線を抑え込んだが、打撃陣が振るわず。9安打したものの、多賀の打たせて取る守備の前に得点につなげられない。7回に辛うじて1点、8回裏には代打・三輪拓未の二塁打などで2点目を返したが、最後まで追い付くことはできなかった。 菊地と一條、超高校級投手2人を擁し優勝候補筆頭と見られていた常総学院だが、番狂わせの展開で姿を消した。3回から8回まで力投した菊地は「指先とかの感覚は戻っていたけど難しかった」と語った。 中山琉唯主将は「打ち切れなった自分たちの力不足」と答えたものの、「3年生をああいう形で…、返せなかったのが悔しい」と言葉を詰まらせた。 佐々木力監督は「投手はスタミナの心配をすればいいだけに戻ってきたが、打者の方は、つなぐべきところで淡泊なバッティングになるなどの場面が試合の前半から中盤にかけて見られた。回が進むにつれプレッシャーになったのでは」と振り返った。 9回再逆転で土浦湖北 【崎山勝功】土浦湖北は、追いつ追われつの打撃戦の末、逆転勝ちを収める波乱の展開だった。2回に2失点したものの、4回に川下大輝の二塁打で同点に追いつき、5回大坪誠之助の二塁打で、6回は大隈聖蓮の二塁打などで4-2とした。しかし7回裏に2ラン本塁打などを浴び4失点。先発投手の大坪から三浦克輝に交代した。 三浦が常磐大打線を抑えると、湖北の打撃陣が奮起を見せた。9回2年生の福田雄大の二塁打を皮切りに、荒木嶺臣の二塁打と佐藤武琉の三塁打などが続いて、一気に5点を奪い、試合の流れを最後でものにした。9回裏は大坪が再登板し、盗塁阻止と2三振で締め、勝利した。 小川幸男監督は9回の攻撃について「四球2つの後、福田がよく打ってくれた。この1週間付きっ切りで見ていた子。あの1本がものすごくラッキー」と手塩にかけた選手を称えた。 田中海斗主将は「自分が全然ダメで周りの選手に支えられた。逆転されてチームもテンションが下がったけど、気持ちを入れ直して、全員で声を出してチームが一つになった結果が、再度の逆転につながった」と振り返った。 大坪は「1番を背負っている以上、もっと点は防げたかな」と反省、9回裏の再登板の心境を「逆転して3点差だったので、しっかり3人で終わらせようと思った。四球でランナーを1人出してしまったので、その後は絶対に抑えるつもりで投げた」と語った。 打線がつながる土浦日大 【池田充雄】土浦日大は1回表、東洋大牛久・唯根賢人の本塁打などでいきなり2点を失うが、その裏、3安打と敵失で3点を奪い逆転。3回には重盗など足をからめた攻撃で3点を追加し、4回には無死満塁から押し出し四球と4安打で6点をもぎ取った。コールド負けを避けたい東洋大牛久は5回表、チャンスをつくるが、安打から二走の本塁突入がバックホームで阻止され試合終了となった。 土浦日大の勝因は打線のつながり。1・2番が出塁し、3・4番が確実に返す。特に3番の五十嵐明斗主将は2安打5打点、4番の菅野樹紀は3安打2打点の活躍だった。「1打席目は緊張してひっかけたがランナーは返せた。2打席目は外の変化球を逆方向へはじき返し、3打席目はインコースをしっかり払うことができた」と五十嵐。「つなぐ気持ちで、きれいな当たりじゃなくてもヒットゾーンに転がすことができ、結果的に満足」と菅野。 土浦日大にとっては雨で2度の順延の末、やっと迎えた初戦。特に投手陣には難しさがあったようだ。この日2番手で登板した中川竜哉は「マウンドに上がったとき、スタンドに観衆がいないのは初めて。いままで感じたことのない雰囲気で、緊張して思うような球が投げられなかった」と胸の内を語った。 小菅勲監督は「大会のピリピリした緊張感を久しぶりに味わえた。失点は想定の範囲内。先制されて選手たちが追い掛ける気持ちになってくれた」と開口一番。日程の都合による3連戦にも「目の前の1試合1試合をやるだけ。大会ができることがありがたい」と余裕の表情だ。

【夏の高校野球県大会】5日目 タイブレークで霞ケ浦辛勝

2020年夏季茨城県高等学校野球大会は23日、4地区大会を勝ち上がった32校による県大会に入り、4球場で10試合が行われた。優勝候補の一角、霞ケ浦は打線が湿り総和工の粘りに苦戦、10回タイブレークで1点をもぎ取り辛勝した。J:COMスタジアム土浦で予定されていた3試合のうち2試合は降雨のため中止となり、地区大会2回戦のゲームを残す土浦日大(対東洋大牛久)の初戦は、24日に順延された。 3年生打線が湿りがち 【崎山勝功】霞ケ浦は2回に斉藤拓生が二塁打を放つなど4点を先制したが、3回以降は沈黙が続き、6回には粘る総和工に同点とされた。霞ケ浦は先発の三浦彰浩から山本雄大に交代。山本は総和工打線をほぼ封じた。 3年生だけで打線を組んだ霞ケ浦は、9回に2年生の飯塚恒介を投入したものの得点には至らす、10回タイブレークに突入。斉藤のタイムリーに救われ、5-4で辛勝した。 山本は「打線の一本が出なくて苦しい試合だったけど負けずに勝ち切れた」と試合を振り返った。「自分が投げるからには雰囲気を変えて、ここからもう一回きちっとやって、最後点数を取って勝たないとと思った」と士気の鼓舞に苦心した様子。 高橋祐二監督は「タイブレークは何が起こるか分からない。十分負ける可能性があるので、その前に決着をつけないと思った。バッティングがあまりにもひどすぎて」と厳しい表情を見せた。 小田倉啓介主将は、今回の試合で2年生が出場したことについて「3年だけで(試合を)やりたいという気持ちもあったがしょうがない。そこが情けない部分の一つ」と心境を語った。

【夏の高校野球県大会】常総、霞ケ浦 ようやく始動

2020年夏季県高校野球大会は4日目の19日、4球場で2回戦11試合が行われた。J:COMスタジアム土浦では常総学院が取手二を6-0で2安打完封、霞ケ浦が土浦二を6-0で6回コールド勝ちと、いずれも優勝候補にふさわしい勝ち方。夏のエンジンがようやくかかり始めた。 3年生に配慮の起用も 【崎山勝功】常総学院は5回裏、吉成隼の左翼線への二塁打を皮切りに打線に火が付いた。続く陶山歩夢の適時二塁打などで2点を先制。6回裏には中山琉唯らが単打4本を重ね2点を獲得。7回裏にも飯田徹の二塁打などでダメ押しの2点を加え、6-0と大幅にリードした。 投手陣は、一條力真が7回途中まで1安打9奪三振と好投した後は、4投手に1アウトずつ取らせるなど「3年生の実績作り」も考慮した采配を展開。最後は菊地竜雅が自己最速を更新する152キロを出して締め、取手二に一切の得点を許さず完封勝ちを収めた。 主将の中山琉唯は「やっぱり5回からじゃなく、初回から打線がガンガン行かなくちゃいけない。今日の反省を生かして、次の試合ではしっかり準備して臨みたい」と振り返った。 先発の一條は最速148キロの直球のほか、「今日はカーブやスライダー、スプリットも決め球に使った」と多彩な球種を使い分け、「直球が抜けていたのでそこは修正したい」と次戦への改善点をあげた。 佐々木力監督は「コロナの影響でゲームから離れていたため、バッティングの仕上がりが今一つだった。相手投手の変化球が良く、なかなか得点が生まれなかった」と厳しい見方。その上で「大会をやらせていただける感謝でいっぱい。何もないまま卒業では、今後野球を続けたくても続けられない。1打席でも代走でも実績としてカウントされれば、推薦を受けられる子たちもいる」と3年生への配慮を明かした。 土浦二の松浦、好救援も 【崎山勝功】霞ケ浦は1回裏、先頭打者から4人が連続出塁し1点を先取。さらに伊澤誠の左中間三塁打が決定打となり、試合の流れをつかんだ。 その後は霞ケ浦の先発・米島健斗と、1回途中からリリーフした土浦二の松浦快大が共に好投し、両者無得点が続く。だが6回裏に霞ケ浦が土浦二の3人目・堀越岳の乱調に付け込み、米島ら4人の単打などで6点を追加。結果10-0で6回コールド勝ちを収めた。 霞ケ浦の高橋祐二監督は「ゲーム展開として、4-0のままでいくのは危うい。1点動いたら野球は分からなくなる。勢いに乗って10点取ってしまうような、そういう点の取り方をしてほしい」と不満を示した。 小田倉啓介主将は「5回まで全然バッティングになっていなかった。最初の4点は相手にもらったようなものだし、最後の6点も決して自分たちで取ったとは言えない。今日は自分たちで上手く野球をすることができていなかった」と、反省点を示した。 土浦二の坂本武司監督は「霞ケ浦は県トップレベルのチーム。胸を借りるつもりで試合に臨んだ」と話す。スタメンには1・2年生も積極的に起用し、「力の差がある中で自分のプレーができたことは、今後に向けて大きな財産になったと思う」と語った。 2番手投手の松浦も2年生ながら、霞ケ浦打線17人を3安打無失点に抑え、「球速が上がらず、少しでも甘いと持っていかれるので、コントロールを意識して投げた。打たれなかったのはキャッチャーがタイミングを外してくれたから」と捕手・堀越のリードを讃えた。

つくばFC、開幕戦を飾れず 関東サッカーリーグ1部

【崎山勝功】第54回関東サッカーリーグが11日開幕し、同リーグ1部所属のジョイフル本田つくばFCは、ブリオベッカ浦安(千葉県)に後半逆転を許し、2―3で開幕戦勝利を飾れなかった。 開幕戦はつくば市山木のセキショウチャレンジスタジアムで無観客試合により行われた。 つくばは前半13分にDF土遠修平がヘディングシュートを放ち先制。42分に浦安に得点を許し追いつかれたものの、同45分にDF山下宇一がヘディングシュートを決めて、前半を2―1で折り返した。 後半はつくばに疲れが見え、33分同点、40分に逆転を許し、浦安に2―3で敗れた。 小松祐己監督は試合後、「ゲームの結果は非常に残念なものだったが、戦う姿勢は見せてくれたと思う。けが人が多い中で今やれる力を出してくれたと思うので、次に生かしてくれればいいと思う」と語った。 今井渓太主将は「後半は体力的に落ちてきた。落ち着いてつくばのサッカーを展開できれは、もっとチャンスは広がった」と試合を振り返った。 次節は7月19日午後4時にラクスペリアフットボールパーク(栃木市)で、栃木シティFC(栃木県)との無観客試合が行われる。小松監督は「戦力的にも個人の能力も相当高い相手なので、また苦しいゲームになると思うが何とか勝ち点を取れるように頑張りたい」と意気込みを示した。 ホームゲームを動画配信 新型コロナウイルスの影響で、関東サッカーリーグ2020シーズンが「当面の間は無観客試合で実施」の方針を踏まえ、つくばFCでは同シーズン開幕戦を含めたホームゲーム4試合を動画投稿サイト「ユーチューブ」を使って動画配信を実施している。 同FCによると、動画配信は今年からクリーニングチェーン店「クリーニング専科」を運営するユーゴー(本社・小美玉市)がスポンサーとなり実施。無観客試合のためサポーターが「自宅でも応援できるように」とFCの認知度向上が狙い。 現時点では観客を入れての試合運営の見通しは立っていない。開幕戦開催に当たっては、報道関係者と記録カメラマンなど一部関係者しか入場できず、入場の際には検温が行われた。 コロナ禍で予定より大幅に遅れた開幕戦の開催について、小松監督は「こういう状況の中で開幕を迎えられたということに関して、いろんな方々に尽力していただいたので、感謝してゲームに臨んだ」、今井主将は「いろいろ厳しい状況の中、配信画面を通じ試合をお届けできる場を作っていただいたことは感謝します」とそれぞれ感謝の意を示した。 なお、つくばFCレディースが所属する「なでしこチャレンジリーグ」は8月22日から無観客試合で開幕し、つくばFCレディースは同日午前11時から磐田市竜洋スポーツ公園サッカー場で、静岡SSUアスレジーナ(静岡県)と対戦する。

苦境に打つ手も限られ 大型連休前の土浦・ラクスマリーナ

【崎山勝功】新型コロナウイルスの影響が厳しさを増している観光業界。遊覧船やキャンプ場などを運営するラクスマリーナ(土浦市川口)も例外ではなく、感染防止のため各施設を運休・閉鎖して、本来ならば書き入れ時の大型連休を迎えようとしている。苦境を乗りこえるための手立てを模索しているが、打てる手は限られている。 癒しにテイクアウトの温泉水 同社は霞ケ浦を遊覧する遊覧船「ホワイトアイリス号」を運航しているが、ウイルス感染が拡大して以降「利用者はほとんどいない」(坪田哲也船長)と厳しい状況だ。所有する船舶計13隻の維持費は、保険料も含めて年間数百万円以上に上るという。 遊覧船では「三密(密集、密閉、密接)」を避けるために、客席の間隔を空けたり、随時アルコール消毒を実施したりなどの対策を講じてきた。 しかし連休期間中のイベントは相次いて中止が決まり、観光需要は激減。毎年5月下旬に開かれる「潮来あやめ祭り」も中止となり、土浦ー潮来間を結ぶ「あやめ祭りクルーズ」も欠航した。「お客は欲しいけど感染拡大が怖い」(担当者)と、苦悩を垣間見せる。 事業として唯一動いているのは、自宅で温泉を楽しめるよう温泉水を汲みだして持ち帰れる「温泉スタンド」だけ。地下700メートルの岩盤層から湧き出る天然温泉がテイクアウトできる。「ステイホーム週間」の巣ごもり生活からの利用拡大に期待をかけている。 弱アルカリ、ナトリウム・カルシウ塩化物泉で、神経痛や筋肉痛、慢性婦人病、疲労回復などに効能あるそうだ。利用は20リットル100円(税込み)、持ち帰り容器の用意が必要だが、同社事務所でも温泉専用ポリ容器(税込み900円)を販売している。 「コロナに勝つ!」缶バッジ そんな同社では、「コロナに勝つ!頑張ろう!」と呼び掛ける缶バッジを製作し、約200個を土浦市観光課などを通じ関係各団体に配布した。マスコットキャラクター「まりりんちゃん」が両手を上げてコロナ対策を呼び掛ける直径約6センチの缶バッジ。 市販はしておらず、同社では病院職員など現場で働くエッセンシャルワーカーを念頭に「缶バッジを通じて感謝の気持ちを表すきっかけになれば」としている。 問い合わせ先はラクスマリーナ(電話029-822-2437)

生活福祉資金の貸付申込急増 「仕事なくなった」 つくば、土浦市社協

【崎山勝功】新型コロナウイルス感染拡大の影響で生活に困った世帯を対象に、生活費などを無利子で貸し付ける生活福祉資金貸付制度の申し込みがつくば、土浦両市でも急増している。 休業などで収入が減った世帯に20万円以内の少額費用を貸し付ける「緊急小口資金」と、失業した人などに月額20万円以内の生活費用を貸し付ける「総合支援資金」の2種類がある。3月25日から全国の社会福祉協議会(社協)で受け付けが始まった。 つくば市社協によると、3月25日のスタートから4月10日までに両資金併せて計207件の相談(電話含む)があった。「勤務先から休んでくださいと言われ仕事がなくなった」などの相談で、多い日は1日30件以上の相談があるという。昨年4月の緊急小口資金の利用は0件だったから皆増だ。 10日時点でつくば市社協が申請を受理し、実際に貸し付け手続きをする県社協に書類を送ったのが48件。県社協から1~2週間で振り込まれる予定だ。申請書類が不備などで保留となっているのが101件という。 一方、土浦市社協は取材に「相談件数などは集計できていない。(申し込み相談)電話が殺到している」と答えた。 同制度はこれまで低所得世帯などに限定して実施していたが、新型コロナウイルスの感染拡大による影響を受けて厚労省が対象者を拡大した。これまで利用条件が厳しかったが、ある社協職員は「申し込み基準を簡素化したことが、今回の急増につながった」と見る。 ◆緊急小口資金の利用方法 利用できるのは、新型コロナウイルス感染症の影響で収入が減少した世帯など。所得制限は設けていない。 貸付金額の上限は原則10万円だが、上限20万円まで借りられる。無利子。保証人は不要。貸付日から1年以内は返済を据え置き、据置期間が過ぎてから2年以内に分割で返済する。 申し込みは、各市町村の社会福祉協議会。収入減少が確認できる資料(給与支給明細書、自営業などは売上高を記載した書類など)が必要。 利用は1世帯あたり1回のみ。県社協で貸付審査を実施し、申込受付から約1週間程度で審査結果が出る。 ◆総合支援資金の利用方法 利用対象者は、新型コロナウイルス感染症の影響で失業などした世帯で、所得制限は設けず「店を閉めて会社務めを希望する自営業者」なども含まれる。 貸付上限額は2人以上世帯が月20万円、単身世帯が月15万円で、必要最小限の金額となる。貸付期間は原則3カ月以内。ただし、失業給付金などの支給が開始されたら、貸付は終了する。 利子は無利子で保証人は不要。据置期間・延滞利子は緊急小口資金と同じだが、償還期限は据置期間経過後10年以内と長い。 ただし、事前に自立相談支援事業等による支援を受ける必要があるため、併せて住所地の自立相談支援機関(つくば市在住者は市社会福祉課、土浦市在住者は土浦市暮らし自立サポートセンター)に相談する必要がある。 必要書類は、失業したことが確認できる資料(離職票など)▼世帯の収支状況表▼求職申込み・雇用施策利用状況確認票▼自立相談支援事業等により作成される計画書など。 つくば・土浦両市社協で申し込みを受け付け、県社協で貸付審査を実施し、約2週間程度で審査結果がでる。審査の結果では貸付できない場合もある。 ◆全国で問い合わせが急増しているのに伴い、厚労省は11日から「個人向け緊急小口資金・総合支援資金相談コールセンター」専用フリーダイヤルを開設している。電話0120-46-1999。受付時間は午前9時~午後9時、土日祝日含む。 ◆県社会福祉協議会生活支援部 029-244-4559◆つくば市社会福祉協議会 029-879-5500◆土浦市社会福祉協議会 029-822-7610

つくば・土浦 公共料金や税金などの支払い猶予窓口まとめ 新型コロナ

【崎山勝功】新型コロナウイルスの感染拡大に伴い政府が緊急事態宣言を発令し、茨城県も県内10市町に5月6日まで不要不急の外出自粛などを要請した。これに組み入れられたつくば・土浦両市でも、事業や勤務先などの休業が拡大、収入減少の影響は家計支出の停滞などに色濃く出始めている。 経済産業省からの通達を受けたインフラ事業各社などは、月々の利用料金を期限内に支払うのが困難な市民に向けて、利用料金支払い猶予の措置を取っている。また市民税や国民健康保険税などが期限内に納税が困難な場合についても、両市はじめ各官公庁が猶予措置などを取っている。 NEWSつくばは、利用料金支払い猶予の措置を取っている主要インフラ事業者の連絡先などをまとめた。利用者からの申し出を受けて支払い猶予の対応をするため、早めの連絡が必要になる。 [おことわり]各事業所の受付時間は、特別の表記が無い限り、いずれも平日午前9時~午後5時まで。官公庁は平日午前8時30分~午後5時15分まで。 【上下水道・農業集落排水使用料】◆つくば・つくば市水道お客様センター 029-851-2811(下水道料金も受け付け)◆土浦・土浦市水道課業務係 029-821-6237・土浦市下水道課管理係 029-826-1111・第一環境土浦営業所(土浦市上下水道使用料徴収受託者) 029-822-3040 土浦市水道課「事情を伺った上で総合的に判断する」 【市営・県営住宅使用料(家賃)】◆県営住宅・つくば市営住宅・茨城県住宅管理センターつくばセンター 029-853-1369 同センター本部(水戸市)のコメント「県住宅課から具体的な指示が来ていないので(減免措置や猶予期間などは)未定」◆土浦市営住宅・土浦市住宅営繕課住宅係 029-826-1111 同課「離職された人には家賃額の見直しをできる場合がある」 【携帯電話料金】・NTTファイナンス料金センター(NTTドコモ利用者) 0800-333-0500 [固定電話は同センター(NTT東日本利用者) 0800-333-0111]・auお客さまセンター 0077-7-111 (au利用者は局番なし157)※受付時間は年中無休、午前9時~午後8時・ソフトバンク 0800-170-4535 ※受付時間は平日のみ、午前10時~午後6時 【インターネット回線料金】・NTTファイナンス料金センター(NTT東日本利用者) 0800-333-0111・auお客さまセンター 0077-7-111 (au携帯電話利用者は、同社携帯電話から局番なし157) ※受付時間は年中無休、午前9時~午後8時・ソフトバンク 0800-170-4540 ※受付時間は平日のみ、午前10時~午後6時 【電気料金】・東京電力エナジーパートナー 0120-993-052(自由化後の新しい電気料金プラン・ガス料金プラン利用者 0120・995・113) 同社広報担当「原則として緊急小口資金特例貸付を受けている人からの申し出があった場合対象。(同制度の)貸付を受けていない人から申し出があった場合、内容を確認してケースバイケースで対応する」 【ガス料金】・東京ガスお客様センター 0570-002211(ナビダイヤル)03-3344-9100(IP電話からの利用など)・日東エネルギー茨城支店 0120-483-210 日東エネルギー本社(東京都)広報担当者のコメント「基本的に緊急小口資金特例貸付を受けている人が対象。それ以外の人も当社に相談してもらえればケースバイケースで対応する」 【税金】◆国税・土浦税務署 029-822-1100◆県民税・土浦県税事務所収税第一課 029-822-7205◆市民税・つくば市納税課 029-883-1111・土浦市納税課 029-826-1111 【国民健康保険税】・つくば市国民健康保険課 029-883-1111・土浦市国保年金課 029-826-1111 【国民年金保険料】・つくば市医療年金課 029-883-1111・土浦市国保年金課 029-826-1111・日本年金機構土浦年金事務所 029-825-1170 【後期高齢者医療保険料】・茨城県後期高齢者医療広域連合 029-309-1212・つくば市医療年金課 029-883-1111・土浦市国保年金課 029-826-1111 【介護保険料】・つくば市介護保険課 029-883-1111・土浦市高齢福祉課 029-826-1111

【震災9年】双葉町からの避難者 つくばの宿舎で最後の慰霊祭

【崎山勝功】東日本大震災から丸9年を迎えた11日、つくば市周辺で避難生活を送っている福島県双葉町からの避難者が、同市並木3丁目の国家公務員宿舎前で慰霊祭を執り行った。避難者の間では茨城県内各地に転居する動きが進んでいる。今回が同宿舎で開く最後の慰霊祭になるという。 慰霊祭は双葉町出身の中村希雄さん(78)方の宿舎の庭先に祭壇を設け、参列者約20人が1人ずつ線香をあげ、祭壇前で犠牲者の冥福を祈った。 地震発生時刻の午後2時46分ごろには、双葉町の方向に向かい犠牲者に黙とうを捧げた。黙とう後、時代劇「水戸黄門」の主題歌「ああ人生に涙あり」を合唱した。 慰霊祭を主催した中村さんは、11年10月から同市並木の公務員宿舎で避難生活を送り、震災から1年後の12年3月から毎月11日の月命日に宿舎の庭先で慰霊祭を開いてきた。17年3月までは毎月行っていたが、18年からは年1回前後の開催となっていた。今年は中村さん一家が3月中に転居し同宿舎を退去するのに伴い、同宿舎での最後の慰霊祭になる。 中村さんは取材に対し「晴れ晴れして、何か一区切りしたような感じ。こんなにたくさんの方に来ていただいて良かった」と語った。つくばでの日々を中村さんは「いいことづくめ。いじめに遭ったことは無く、みんなで楽しく日々を送ることができた」と振り返った。 慰霊祭には、筑波大体育系の長谷川聖修(きよなお)教授(62)と学生たちも一緒に参列した。長谷川教授らは、体操教室とグラウンドゴルフを通して避難者たちと交流を深めてきた。 長谷川教授は「慰霊祭に参加することで、メディアでは知ることのできない福島の実情、特に原発のことについて知ることができた。原発は自分、皆の未来のために考えなければならない」と語った。その上で「中村さんたちは辛い経験をされているはずだが、いつも明るく、逆に自分が元気をもらっている」と話した。国家公務員宿舎での慰霊祭は今回で最後となるが、体操教室やグランドゴルフへの参加により今後も交流は続くという。 転機を迎える避難者たち 並木の国家公務員宿舎にはピーク時で48世帯が住んでいたが、応急仮設住宅の供与期間が限られていることから、入居者たちの多くがつくば市や周辺市町村などに転居しているという。双葉町からつくば市内に移住した上原滋さん(75)は「あちこち回って、転居が8回目。(つくば市が)最後の住み家になると思う」と語った。 現在、土浦市に住む双葉町出身の新川義隆さん(73)は「土浦に永住する。土浦での生活も慣れてきた。地域の人が受け入れてくれたから」と新天地での生活を語った。新川さんの息子2人は仙台市に、3男は土浦市に住んでいるという。 ➡震災9年の関連記事はこちら

【震災9年】脱原発訴え つくばで市民集会

【崎山勝功】東日本大震災と福島第1原発事故から丸9年を迎えた11日、脱原発と護憲を訴える「3.11から9年 さよなら原発!守ろう憲法!昼休み集会」がつくば市吾妻のつくばセンター広場で開かれた。市民ら約50人が参加し、東海第2原発の再稼働反対などを訴えた。 市民団体「戦争をする国づくりNO@つくば」と「安倍9条改憲NO!市民アクションつくば連絡会」の共催で行われた。 集会では、東海第2原発の再稼働の是非について県民投票を実施するよう直接請求に取り組んでいる「いばらき原発県民投票の会」の徳田太郎共同代表(47)が発言し、署名集めの現状について「昨日(10日)の時点で(有権者の50分の1の約4万9000筆を超える)約8万筆の署名をいただいている。つくば市では(市内)有権者の5%を越える1万筆の署名をいただいた」と県南地域で関心が高いと話した。その上で「私たち一人ひとりが考え、悩み、選択していく。私たちの民主主義は始まっている」と県民投票の意義を説いた。 集会では「首都圏で唯一の東海第2原発は、稼働40年を超す古い原発で、周辺30キロメートル圏に94万人が住む危険な原発」だとして、再稼働反対などを訴えるアピールを採択した。 新型コロナ影響、デモ行進取り止め 同集会は震災後、毎年3月11日に行われている。例年は集会後、つくば駅周辺をデモ行進するが、今年は新型コロナウィルス感染拡大の影響でデモ行進を取り止め、屋外集会のみの実施となった。今年は感染拡大防止のためマスク姿で参加した市民が多く見られた。 集会後に取材に応じた徳田共同代表は「県南は総じて他の地域に比べ県民投票への関心が高い。何といっても高齢の方の関心が高かった。逆に言うと若い世代に関心を持ってもらうのが今後の課題」だと述べた。 ➡震災9年の関連記事はこちら

「常陽新聞がなくなり市民が失ったもの」 茨城大生が土浦シンポで問いかけ 

【崎山勝功】メディア論の村上信夫茨城大学人文社会学部教授が指導するゼミ主催のシンポジウムが25日、土浦市の亀城プラザで開かれた。土浦・つくばを本拠に活動した地域紙「常陽新聞」が2017年3月に事実上の廃刊をしてから3年を迎えるのを前に、「新聞廃刊のインパクト―常陽新聞がなくなり市民が失ったもの」を掲げての開催で、市民や報道関係者ら約40人が参加した。 集会の第1部では、学生たちが紙面を読み、読者らへの聞き取りを通じ行った調査研究が発表された。地域紙が廃刊することで報道の監視が及ばないエリアが生じることを「取材空白カテゴリー」と定義した上で、同紙が手厚く報じていた土浦など県南地域の①市政②事件事故③街ネタ-の3分野を中心に検証した。 市政では、地域紙の機能の一つに、全国紙や県紙があまり取り上げない市政の問題を取り上げる「報道機能補完」があるが、同紙廃刊で「市政の問題を市民が知る機会が減ったと考えられる」と言及した。 事件事故では、同紙では窃盗事件などの軽微な事件事故の記事が多い特徴を踏まえ「市民への注意喚起や犯罪の抑制効果につながると考えられる」と指摘した。 街ネタでは、土浦市立真鍋小のお花見集会や土浦駅前ハロウィンイベントなどを例に挙げ「地域のコミュニティー形成の要だった」と結論づけた。 「取材空白域」の出現を危惧 第2部のパネル討論では、朝日新聞東京本社編集局の伊藤宏地域報道部長代理が、水戸総局長時代に発生した八千代町での選挙違反事件に触れ、同社記者の取材に八千代町議経験者が「警察に呼ばれることは無かった。マスコミも取材に来ることも無く怖くなかった」と話し、茨城県内にも報道機関の監視の目が届かない「取材空白域」が出現している現状を明かした。 集会後取材に応じた村上教授は、常陽新聞廃刊をテーマに取り上げた理由を、地元の新聞廃刊を学問的に取り上げる必要を感じていたところに、昨年のゼミ生が「常陽新聞廃刊をテーマに卒業論文を書きたい」と申し出たのがきっかけに始まった。村上教授は、複数の常陽新聞関係者から「論文にしてもらえないか」という申し入れがあったと言い、今後も研究を続ける可能性を示唆した。 同ゼミ所属の3年生、久保葵さん(21)によると、19年5月ごろからテーマを決めて、同年6月から今年1月まで常陽新聞関係者5人を含む計32人にヒアリングを実施したという。久保さんは、常陽新聞廃刊により行政監視機能や防犯機能、地域コミュニティー形成機能が失われる危機感を研究発表で提示した上で、「新聞が無くなって本当に困らなかったのか、訴えたくて土浦でシンポジウムをした」と語った。 ➡常陽新聞廃刊に関わる過去記事はこちら

【成人式’20】つくばは今年も厳戒態勢 土浦は会場変更に拍手

【崎山勝功】つくば・土浦両市で12日、成人式が執り行われた。両市とも式典は約40分と短く、会場内外には警察官などが多数配置された。つくば市は今年も厳戒態勢を敷いた。新成人の声を受け会場を市内8カ所開催から1カ所開催に改めた土浦市は出席率が上がった。つくば中央署と土浦署によると、今年は両市とも逮捕者は出なかった。 つくば 厳重警備に苦言も つくば市の式典は、五十嵐立青市長の新成人向けスピーチと、筑波大学サークル「斬桐舞(きりきりまい)」のよさこいソーラン演舞などを含めて約40分で終了した。会場のつくばカピオ(同市竹園)周辺では、制服・私服警察官をはじめ、市消防団員や民間警備員も多数動員して警戒に当たった。 2017年の式典で壇上に上がろうとした新成人が逮捕された同市では、18年から手荷物検査をはじめ警察官を大量動員した厳戒態勢を敷いた。19年からは会場前の道路を封鎖して車両侵入を防ぐなど警備体制を強化した。 今年は暴走族対策としてビデオカメラを導入したり、「新成人が式典終了後に会場前で滞留して混雑するのを防止するため」(市職員)として、式典終了後に出口付近をロープで規制して会場隣の大清水公園まで誘導する措置を取った。 捜査関係者の一人は「なあなあにはしない」と厳しい姿勢を見せた。私服警察官たちは「茨城県警」「捜査」などの腕章を付け、折り畳み式警棒など装備品を見えるようにして「見せる警備」を実施し、「騒ぎを起こさせない」抑止効果を狙った。 大学で歴史を学ぶ新成人の松崎未有さん(20)=大学2年=は、会場での厳戒態勢ぶりに「ツイッターで(つくば市の)成人式を見ていると『本当なのかな』と思ったけど、実際に会場に来たら警察の人がたくさんいてビックリした」と話した。 手荷物検査を受けた新成人の女性(20)=大学2年=は、コンサート会場での手荷物検査が一般化していることを挙げ「何とも思っていない」と答えた。 一方、会場付近に居合わせた60代女性は「成田空港より(警備が)厳しい。警備が物々しすぎる」と苦言を呈した。近隣住民の一人は「もっとソフトな警備ができないのか。余計に(新成人の)反感を買ってしまう」と不安げな表情を見せた。「たった40分のためにこの警備か」とあきれる声もあった。 会場周辺の道路では、新成人の名前入りののぼり旗を掲げた乗用車が4台程度走行したが、大きな混乱は無かった。 五十嵐市長は式典終了後の取材に対し「基本的には新成人の実行委員会が話し合いをしながらやっている」と述べ「分散(開催)のメリットもあるけど、デメリットもある。新成人が考えて『今年も合同(開催)でやる』と選んでいるので我々としては当然バックアップをしていく」と答えた。市民から成人式の内容見直しなどの意見が出た場合には「彼らが大人になる節目なので、いろんな意見を聞きながら考えていくことはいいことだと思うので、私が『こうするべきだ』と言うつもりは一切ない」として、新成人たちの判断を尊重する考えを示した。 土浦 「みんなが市役所動かした」 「今日は一堂に会して成人式を迎えられて良かったですね」。昨年11月に土浦市長に就任した安藤真理子市長は、あいさつ冒頭で約1000人の新成人たちを前に、成人式会場が霞ケ浦文化体育会館(同市大岩田)1カ所に変更されたことに触れた。会場の新成人からは拍手が起きた。 安藤市長は、市長就任当日に成人式実行委員会の新成人たちから面会を求められた件に触れ、2日後に集まった実行委メンバーの新成人全員から「(全員が)一緒にやりたい。でも市民会館は工事中。何とかできないか」との要望が寄せられたことを明かし「みんなが市役所を動かしました。これはすごいことです。皆さんが市役所に電話して『市長に会いたい』。これは中々言えません。皆さんの勇気に『うれしい』という思いを伝えたい」と述べた。 あいさつ途中で、同市出身の女優で新成人の宮崎さやさん(20)が登壇し、楽曲「未来へ」を熱唱した。宮崎さんは取材に対し「12月後半に、(安藤)市長が伝えたい言葉が『未来へ』に詰まっているというのをお聞きしたので、1人の女優として(安藤市長の)思いを伝えられたらいいなと思い頑張った」と語った。 会場入り口では、隣のつくば市と異なり手荷物検査や鉄柵による規制は行われず、警察官や市職員たちが警戒に当たったものの大きな混乱はなく、式典は約40分で閉幕した。「大学で観光の勉強をしている」という新成人の草野孔明さん(20)=大学2年=は「中学校単位での開催だと過去の友だちに会えなくなるので、ここ(霞ケ浦文化体育会館)で一堂に会えてよかった」と喜びの表情を見せた。昨年に男児(4カ月)を出産した、新成人の三井優奈さん(20)=主婦=は「あっという間だった。これから子育てを頑張りたい」と抱負を述べた。夫の三井伸之さん(24)=運送会社勤務=は「責任感が増えて、何事も頑張らなければと思う」と、父親になった重みをかみしめていた。 会場周辺では、不測の事態に備えて土浦警察署員らが、暴走車両の侵入を阻止するために交差点などで警戒に当たった。昨年の会場の市民会館前では暴走行為や、会館前の広場に一斗樽などの酒類を持ち込んだ例があったが、今年は式典開始前の正午過ぎに雨が降ったこともあり、体育館前広場に酒類を持ち込んで騒ぐ行為はほとんど無かったという。 式典終了後、安藤市長は取材に対し、元々は別の団体が使う予定が入っていたのを譲ってもらったことを明かした上で「みんなが『ここ(霞ケ浦文化体育会館)でやりたい』と思ったので、トラブルもなく出席率も良かったと思う」と述べた。その上で「子どもたちが望んだ成人式なので、子どもたち同士で『いい成人式にしようよ』となったのではないか」と、会場内外での迷惑行為が昨年より沈静化した理由を解説した。 捜査関係者の一人は、県警が昨年の稲敷市での成人式後に集団暴走行為をした新成人ら34人を水戸地検に送検(3人は逮捕後に送検、31人は書類送検)した件に触れ「今年の成人式前に(送検の)新聞報道が出たことも抑止につながったのではないか」と話した。 ➡成人式の過去記事はこちら

15日に「牛久の会」年間活動報告会 入管施設収容の外国人

【崎山勝功】牛久入管センター(牛久市久野町、法務省出入国在留管理庁東日本入国管理センター)に収容されている外国人の処遇改善に取り組んでいる市民団体「牛久入管収容所問題を考える会」(つくば市)の年間活動報告会が15日午後1時30分から、つくば市吾妻のつくばイノベーションプラザホールで催される。 同会の田中喜美子代表は「外国人の人権を守ることが、日本人を含む全ての人たちの人権の保障につながる」と訴える。 同会では、昨年から今年にかけて同センターの被収容者がどれくらいの期間収容されているか調べたところ、収容者全体の約90%が6カ月以上の長期間収容されており、被収容の外国人たちは肉体的にも精神的にも疲弊しているという。 田中代表によると、今年の5月10日から1人のイラン人被収容者が長期収容に抗議してハンガーストライキ(ハンスト)を始めたのを皮切りに、同センターではハンストを行う外国人が続出した。大村入国管理センター(長崎県大村市)で6月24日にナイジェリア人の被収容者が拒食症になり餓死した事件が発生。牛久でも同様の事件が起きることを危惧した出入国在留管理庁側は7月上旬ごろから「ハンストを始めて約10日以上、体重が約10キロ以上減少」のハンストを行う被収容者に対して「仮放免を認めるからハンストを止めてほしい」と持ち掛け、仮放免を認めるようになった。 しかし、仮放免の期間が通常は1カ月で更新のところを2週間に短縮して、東京入管に仮放免の更新に訪れた仮放免中の外国人を次々と収容したことから事態は悪化。ハンストを行う被収容者が増えた上に、2週間の仮放免後に再度同センターに収容された外国人の中には、精神を病んで排尿コントロールができなくなったり、居室を大便で塗る行為をするなど、精神崩壊を起こしたケースが出てきたという。 田中代表は「雰囲気は最悪。今までに経験したことがない。誰にとっても厳しい状況」と明かした。 集会では、同センターでの1年間の面会活動報告をはじめ、難民申請者に対する処遇の違いを英国、韓国を例に挙げて報告する。著書「となりの難民」出版記念として、著者の織田朝日さんが、品川入管での面会活動やクルド人難民の子どもたちとの交流を含めた講演を行うほか、クルド人の子どもたちによる寸劇も披露される。会場では、同センター内で被収容者が描いた絵画や風刺画も展示される。 ◆資料代500円。問い合わせ先は、牛久の会公式サイトで。

土浦消防は5位 県民駅伝 雨の中 選手ら力走

【崎山勝功】第36回県民駅伝競走大会(県体育協会主催)が7日、ひたちなか市佐和の笠松運動公園陸上競技場の周回コースで開かれた。職域対抗の部(50組エントリー、48組参加)で一昨年まで3年連続優勝し、昨年は3位に甘んじた土浦消防Aチーム(土浦市)は今年、首位返り咲きを狙ったが、総合タイム51分57秒で5位入賞となった。優勝は日立水戸A(水戸市)で48分52秒。 レースは、同公園の周回コース1周約3㎞を、走者5人がタスキをつなぎ、合計タイムを競った。雨天で路面状態が悪い中での競技となった。 土浦消防Aは、序盤の混戦状態から、2区走者の中泉英行が5位に躍り出た。その後もチームは上位をキープしつつ力走を見せるも、首位チームを追い抜くには至らず5位にとどまった。 市町村対抗の部は表彰逃す 市町村対抗の部(22組、各チーム走者7人)には、県南から土浦、牛久、龍ケ崎市の3チームが出場した。土浦市は健闘及ばず総合タイム1時間14分13秒で9位と表彰対象外だった。龍ケ崎市は総合タイム1時間13分50秒で8位入賞。優勝は日立市Aの1時間08分30秒だった。 土浦市は、レース序盤に出遅れたものの、3区走者の宮代和騎(竜ケ崎一高)の力走で6位に浮上。その後も抜きつ抜かれつの展開を見せたが、表彰対象の8位までに入ることはできなかった。 ➡県民駅伝の過去記事はこちら

筑波大、流経大に敗れる 関東大学サッカー茨城ダービー

【崎山勝功】第93回関東大学サッカーリーグ1部後期第19節の筑波大―流通経済大戦(通称「茨城ダービー」)が3日、龍ケ崎市中里、市陸上競技場たつのこフィールドで行われ、筑波大が0-1で流経大に敗れた。筑波大は3日時点でリーグ4位で、残り3試合を前に全日本大学サッカー選手権(インカレ)出場圏内の上位5チーム入り(リーグ優勝の明治大を除く)を維持できるか、微妙な情勢となった。 筑波大は、前半13分に流経大FW山口大輝(4年)にシュートを決められ失点を許した。同点に追いつこうとMF高嶺朋樹(4年)らがシュートを計3本放ち流経大ゴールを攻めるも得点にはつながらず、前半を折り返した。 後半も流経大優勢の流れは変わらず、筑波大ゴール前をGK大川圭為(4年)ら守備陣の健闘で辛うじて点差が広がるのを阻止していた。筑波大は後半12分にFW森海渡(1年)、同30分にFW和田育(1年)、同44分にMF加藤匠人(2年)を相次いで投入したが、試合の流れを変えるには至らず、同点に追いつけないまま試合は終了した。 5月に行われた前期第9節の茨城ダービーでは、筑波大が流経大に1-0で勝利していた。しかし流経大は茨城国体の県チームに選手14人が出場して、茨城県の優勝に貢献。国体が終了しメンバーが復帰してからは、流経大はこれまでの関東大学リーグ最下位(12位)の不調を取り戻すかのように快進撃を続ける。3日時点で11位ながらも10位の早稲田大とは勝ち点差を1まで縮めて、2部降格圏脱出を図っている。 筑波大は2日のインディペンデンスリーグ(Iリーグ)=大学トップチーム以外の選手対象=でも流経大と対戦し、筑波大U-22Aチームが1-2で流経大U-22Aチームに敗れた。 「完敗と言っていい」筑波大の小井土正亮監督 流経大が隙無く戦って、我々のミスを確実にものにした。我々は一度も相手の隙を見つけることができなかった。完敗と言っていい。(流経大は)国体も戦って、リーグ戦も戦って、というハードな日程をこなしていることにリスペクトしている。茨城国体で優勝したことが少なからず(流経大)選手の自信になっていると思う。まだ(インカレ)出場権は確定した訳ではないし、出られるために勝ち点を1ポイントずつ稼いでいくしかない。残り3試合をいい準備をして勝ち点を取る戦いをしていきたい。 「国体の経験生きた」流経大の中野雄二監督 ウチ(流経大)は今の順位が良くないので勝つしかない、という気持ちがゲームのいろんな場面に出ていた。筑波大とは昨日(2日)もIリーグでもいい試合をやらせてもらって、今日(3日)もまた2日連続でこういう試合になったけど、筑波大という素晴らしいチームがそばにあるので、切磋琢磨して頑張ろうという気持ちになれる。国体は47年に一度。僕らの今年の一番の目標は「国体優勝」だった。リーグ戦に影響があったのは事実だが、ここに来て国体の経験が生きて4連勝している。 ➡筑波大サッカーの過去記事はこちら

たすきリレー土浦駅前から出発 児童虐待防止啓発の「オレンジリボン」

【崎山勝功】児童虐待防止の啓発活動、オレンジリボン運動=※メモ参照=を広める「子どもを守ろう!オレンジリボンたすきリレー2019」の出発式が1日、土浦市大和町のアルカス土浦屋外広場で開かれ、県内の児童施設職員ら22人がゴールの茨城県庁(水戸市笠原町)に向かって出発した。 出発式で児童養護施設「窓愛園」(土浦市殿里)の上方仁理事長は「大切な子どもたちを守っていかなきゃいけない」と述べ、児童虐待防止を訴えた。上方理事長と中川清土浦市長からオレンジ色のたすきを手渡された走者たちは、午前8時30分ごろに中川市長の競技用ピストルの合図に合わせ、晴天の下、県庁まで約50キロの道のりを駆け出した。 たすきリレーは、児童虐待防止を広く市民に知ってもらうために、県児童福祉施設協議会、県要保護児童対策地域協議会が主催して開かれ、2013年から今年で7回目の開催。 取材に上方理事長は「虐待だけでなく、いじめも増えていて子どもが大切にされなくなっている。もう一度子どもの大切さを再認識してもらいたい」と訴えた。 ◆増える一方の児童虐待通報 県こども家庭課の統計によると、県内の虐待相談対応件数は、直近の2018年度で2687件(全相談件数5995件中44・82%)で、虐待相談対応件数が急増し始めた16年度の2038件よりも約600件も増加している。県では、土浦など県内3カ所の児童相談所(児相)で対応した全ての児童虐待案件の概要を県警に情報提供する取り組みを18年1月から実施しているが、児童虐待は増加の一途だ。 同課によると、18年度での児童虐待2687件の内訳は▽心理的虐待56・6%▽身体的虐待26・6%▽ネグレクト(育児放棄)15・3%▽性的虐待1・5%。児童虐待の加害者別では、▽実母46・6%▽実父44・8%▽実父以外の父6・3%と、実母と実父で約8割以上を占めている。 被害児童の年齢別では▽小学生34・6%▽3歳~就学前24・7%▽0~2歳児18・0%▽中学生14・8%▽高校生ほか7・9%と、自力で抵抗できない小学生と未就学児だけで被害児童の約7割強を占めている。 児童相談所や市町村間での適切な引き継ぎの実施や警察との連携強化、児童福祉司などの専門職員の増加を盛り込んだ議員提案条例「茨城県子どもを虐待から守る条例」が、昨年12月県議会で成立し、4月1日から施行された。 だが、相次ぐ児童虐待に対して上方理事長は、児相に一時保護要請が毎日のように来ている現状に触れて、児童養護施設は「どこも定員いっぱい。虐待児童を受け入れたくても受け入れられない。本当は(親元に)お返ししないで、少しお預かりしたほうがいいけど」と苦しい事情を明かした。 ※メモ・オレンジリボン運動 2004年、栃木県小山市で当時3歳と4歳の兄弟が、同居していた父親の友人から暴行を受けた末に川に投げ込まれて死亡した事件を受けて、05年に同市の市民グループ「カンガルーOYAMA」が事件の再発防止と児童虐待防止を目指して始まった。

業者ごみやら粗大ごみまで 土浦花火大会明けて、市民ら清掃活動

【崎山勝功】2年連続で事故が起きた第88回土浦全国花火競技大会から一夜明けた27日早朝、土浦市佐野子の桜川河川敷周辺では、小中学生や地元住民などの市民ボランティアが手分けして放置ごみの回収に当たった。例年臨時ごみ置き場には、見物客の置いていったごみだけでなく、露天商が出した産業廃棄物や、花火大会と関係ない家庭の粗大ごみが出されており、市商工観光課は露天商らで組織する外商組合に廃棄物の持ち帰り協力を口頭で依頼しているほか、粗大ごみ不法投棄対策として「家庭ごみを出さないように、との看板を出すことを含めて検討する」としている。 27日午前7時ごろの桜川河川敷の無料観覧場所には、ビニールシートやテーブルなどが散乱していた。現場は25日に降った大雨で地面がぬかるんでおり、一部の清掃ボランティアは長靴を履いてビニールシートの撤去に当たっていた。清掃ボランティアの男性は「今年は大雨でぬかるんでいるの片づけは大変そうだ。ビニールシートとか持ち帰ってくれればいいのに」と話した。 JR土浦駅西口の歓楽街・桜町では、清掃ボランティアたちが吸い殻や空き缶などを回収していた。同町内の飲料水自動販売機横のごみ箱には、見物客らが捨てたごみであふれていた。 相変わらずの「便乗不法投棄」 花火大会の複数の臨時ごみ置き場には、可燃ごみの他に、段ボール紙や廃食用油、野菜くず、売れ残りの焼きそばなどの産業廃棄物や、家具や廃家電などの粗大ごみが捨てられていた。 このうち、同市生田町の臨時ごみ置き場には、可燃ごみに混じって廃食用油などの産廃をはじめ、テレビや空気清浄機などの廃家電製品が見られた。 同市田中のごみ置き場には、露店の売れ残り商品や段ボール箱などが捨てられており、近くを通りかかった住民は「ここの住民は(花火大会の)前日にごみを出している。段ボールは指定の日に出している。ごみの半分以上が業者のごみではないか」と、不快感を示した。清掃ボランティアの女性は「毎年のように業者が捨てていく。売れ残りのベビーカステラもある」と明かした。 市商工観光課の担当者に臨時ごみ置き場の写真を見せたところ、担当者は「花火大会前に外商組合と打ち合わせをしているが、その中で『ごみは持ち帰りいただきたい』と協力依頼を口頭でしている」と述べた上で、「今後も外商組合に協力をお願いしていく」と引き続き露天商に向けて協力要請する方針を示した。 ➡土浦花火大会の過去記事はこちら

土浦花火大会でまた事故 不発の花火が落下し破裂 男性1人が軽いやけど

【崎山勝功】26日午後6時35分ごろ、第88回土浦全国花火競技大会が開かれていた土浦市佐野子、打ち上げ会場の桜川河川敷付近の側道に、不発の花火1発が落下して破裂する事故が発生した。土浦警察署や市消防本部によると、破裂の際に近くにいた男性(43)が、花火の火の粉で右小指と首の右側に軽度のやけどを負ったほか、女性(44)が耳鳴りや吐き気などの症状を訴えた。2人は会場の救護所で手当てを受けたが、医療機関への搬送は無かった。 市消防本部によると、さらに事故現場近くにいた女性(43)と男児(6)の衣服が焦げたが、けがは無かった。 事故現場は、会場近くの学園大橋から約100メートル北側の路上で、一般の立ち入りが制限されていた保安区域の外だった。事故当時は複数の花火見物客がいたという。 花火大会実行委員会がある市商工観光課によると、事故発生を受けて打ち上げを一時中断し、安全確認をした上で次の打ち上げを再開した。交通機関への影響から、予定通り午後8時30分には打ち上げを終了した。打ち上げたのは、予定されていた89作品のうち3分の2の58作品だけだった。 事故から一夜明けた27日午前9時ごろ、花火打ち上げ場所の一誠商事市民運動広場(同市佐野子)には、県警の捜査員ら約10人が、花火の打ち上げ筒を調べたり、関係者から事故当時の状況を聞き取るなどしていた。 同市では昨年10月の大会でも、不発の花火が地上付近で破裂して見物客ら10人が軽傷を負う事故が起き、途中で大会が中止となった。このため、事故再発防止策として、現場に風速計を設置して、風速が打ち上げ場所で毎秒10メートルを超えるやや強い風が10分間平均で吹くときは大会を中断するほか、スターマイン花火の打ち上げ筒を観客席より離したり、打ち上げ筒が水平を保ち傾かないように水準器でチェックするなどの対応を取っていた。 市商工観光課は「事故原因は警察と協力して調査している」という。 ➡土浦花火大会の過去記事はこちら

99回目の「あしなが学生募金」 つくばで19、20日開催

【崎山勝功】病気や災害、自殺などで保護者を亡くした日本国内とアフリカ諸国の遺児の進学支援を訴える「第99回あしなが学生募金」が19、20日と26、27日の計4日間、全国各地で行われる。県内では3カ所で実施が予定されており、19、20日につくば市吾妻のペデストリアンデッキが会場となる。 大学生にボランティア参加を呼び掛け 毎回、つくばでの募金活動には、あしなが奨学生をはじめ、つくば、土浦、取手などの県立・私立高校の青少年赤十字(JRC)部員、社会人らが参加し、道行く市民に募金を訴えている。しかし、募金活動での取りまとめ役となる大学生ボランティアが不足しているため、募金活動拠点や活動日数を増やせないのが現状だ。 あしなが学生募金の担当者は「同じ大学生として、募金活動を通して交流できればと思う。同じ大学生なんだと思ってくれれば」と大学生の積極的な参加を呼び掛けている。 2020年度からは「大学無償化」として、主に授業料等減免制度の創設と給付型奨学金の支給の拡充が行われるが、支援対象となる学生は「住民税非課税世帯」と「それに準ずる世帯」で、支援対象の大学や専門学校も限られるなど制約が多い。それでも進学を望む遺児たちは「国の制度で進学できる人もいるので(あしなが奨学金と)併用していく」(同募金担当者)という。 募金活動ボランティアは募金活動日の直前、または当日に会場でも受け付けている。あしなが学生募金事務局(電話: 03-3221-7788) ➡あしなが学生募金の過去記事はこちら

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