日曜日, 5月 5, 2024
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【震災9年】脱原発訴え つくばで市民集会

【崎山勝功】東日本大震災と福島第1原発事故から丸9年を迎えた11日、脱原発と護憲を訴える「3.11から9年 さよなら原発!守ろう憲法!昼休み集会」がつくば市吾妻のつくばセンター広場で開かれた。市民ら約50人が参加し、東海第2原発の再稼働反対などを訴えた。 市民団体「戦争をする国づくりNO@つくば」と「安倍9条改憲NO!市民アクションつくば連絡会」の共催で行われた。 集会では、東海第2原発の再稼働の是非について県民投票を実施するよう直接請求に取り組んでいる「いばらき原発県民投票の会」の徳田太郎共同代表(47)が発言し、署名集めの現状について「昨日(10日)の時点で(有権者の50分の1の約4万9000筆を超える)約8万筆の署名をいただいている。つくば市では(市内)有権者の5%を越える1万筆の署名をいただいた」と県南地域で関心が高いと話した。その上で「私たち一人ひとりが考え、悩み、選択していく。私たちの民主主義は始まっている」と県民投票の意義を説いた。 集会では「首都圏で唯一の東海第2原発は、稼働40年を超す古い原発で、周辺30キロメートル圏に94万人が住む危険な原発」だとして、再稼働反対などを訴えるアピールを採択した。 新型コロナ影響、デモ行進取り止め 同集会は震災後、毎年3月11日に行われている。例年は集会後、つくば駅周辺をデモ行進するが、今年は新型コロナウィルス感染拡大の影響でデモ行進を取り止め、屋外集会のみの実施となった。今年は感染拡大防止のためマスク姿で参加した市民が多く見られた。 集会後に取材に応じた徳田共同代表は「県南は総じて他の地域に比べ県民投票への関心が高い。何といっても高齢の方の関心が高かった。逆に言うと若い世代に関心を持ってもらうのが今後の課題」だと述べた。 ➡震災9年の関連記事はこちら

《映画探偵団》29 新型コロナ 宇宙人の地球侵略?

【コラム・冠木新市】中国の武漢で発生した新型コロナウイルスが猛威をふるっている。連日、TVニュースでは世界地図が映し出され、朱色で感染エリアの広がりと各国の感染者数の増加とを伝えている。それを見る度にウイルスの前では、国境、人種、性別、世代、職業、貧富、中央と地方、中心と周辺の区別は無意味だと教えられる。 また新型コロナの、丸い形にトゲトゲがついた写真も度々出てくるが、私には暗い宇宙空間に浮かぶUFOのように見えてしまう。そして、今回の大騒動もSF映画の宇宙人による地球侵略物を想像してしまうのだ。 H・G・ウエルズのSF小説を映画化した『宇宙戦争』(1958)では、ある日突然、火星から来た空飛ぶ円盤が光線を発し、都市と人類を襲撃する。人類には対抗する手段がなく、一方的にやられっぱなしである。 しかしラストシーン近くになって、これまた突然に、円盤が次々と地上に落下して自滅してしまう。火星人を倒したのは地球上にうごめくウイルスだった。後にスピルバーグ監督がリメイクした『宇宙戦争』(2005)でも、ラストの展開は同じだった。 ティム・バートン監督『マーズ・アタック!』 ティム・バートン監督の『マーズ・アタック!』(1996)に登場する火星人は、早々から姿を現わす。巨大な脳みそをむき出しにした頭。トンボの目を思わせる大きな目玉。骸骨みたいな鼻と口元。これを防御するヘルメット(きっとウエルズの小説から細菌対策をとったに違いない)。実に醜悪の極みである。 火星人は一見、平和の使者を装いつつ、善良な地球人(アメリカ人)を陰でせせら笑い、会議場内で侵略を宣言すると(火星語でグエッグエッとしか聞こえない)、いきなり光線銃で皆殺しにしてしまう。アメリカの防衛力では太刀打ちできない。 終盤になると、追いつめられた大統領は「お互い仲良くやれないか」と感動的なスピーチをし、火星人の涙を誘うが、すぐ様、大統領は抹殺されてしまうのだ。まったく油断のならない残酷な宇宙人である。そして人類は完全にお手上げかとなったとき、思わぬ方法で逆転する。 1人の青年が、老人ホームにいる認知症の祖母の身を案じ駆けつける。祖母はレコードプレーヤーでウエスタンソングをイヤホンで楽しんでいる。火星人が背後に近づき、焼き殺そうとした瞬間、孫が飛び込み、祖母がイヤホンを抜くと音楽が室内に響き渡る。すると、火星人は悶え苦しみ、脳みそが破裂し、緑色の液体がヘルメットに飛び散る。 何の説明もないが、どうやら火星人にとってはのんびりした音楽が命取りだったようだ。この設定は、ゴジラ映画『怪獣大戦争』(1965)のX星人を防犯電波で倒すアイデアをアレンジしたものである。 新型コロナ 特効薬は民謡? 火星人はなぜウエスタンソングに弱いのか考えてみた。きっと、侵略者の好むリズムとウエスタンソングのリズムは決定的に合わなかったのだ。ウエスタンソング、つまり民謡は、行け行けドンドンの侵略者にとっては神経を逆撫でする、死ぬほど退屈で嫌で嫌でたまらないものだった。 新型コロナウイルスは、自然界が生み出したものなのか。もし人間が作ったものだとするのならば、そういう火星人みたいな馬鹿には、無理やり民謡を聞かすべきである。きっと即死させることができるに違いない。 民謡は平和の音楽である。改めて桜川流域には、いや世界にも、のんびりした民謡が必要だと感じた次第である。サイコドン ハ トコヤンサノセ。(脚本家) ➡冠木新市さんの過去のコラムはこちら

【新型コロナ】筑波大、卒業式を大幅縮小 代表者のみ出席へ

【山口和紀】筑波大学は10日、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、卒業式の規模を大幅縮小すると発表した。大学の各学群・学類、大学院の研究科からの代表者のみが出席し挙行する。家族はもちろん、一般の卒業生・修了生も出席できない形だ。 卒業式は今月25日、同大の大学会館講堂で実施する。2月28日時点で同大は「出席者は卒業生・修了生のみとし、家族等の来場はご遠慮させていただく」と発表していた。しかし、感染拡大の影響で3月10日にこれを変更。感染の拡大状況から、多数の参加者が一堂に会して開催することは困難であるとし、各学群・学類、研究科の総代や副総代など、代表者のみ出席する形を取る。 式次第も大学は学群を2つに分けて別々に実施、大学院と合わせて計3回、卒業式を実施する。同大広報室によると昨年度は大学、大学院合わせて約7500人が卒業式に出席した。今年は計3回の式典を合わせ例年の50分の1の約150人になる見込みだという。 「晴れ着を着たかった」 出席できなくなった卒業生の1人は「晴れ着を着たかった。友達や仲間と集まる機会が無くなってしまったことは残念」と話した。 卒業式後のパーティー中止を既に決定している学群もある。大学側も「食事を取りながら懇談を行う祝賀会については、開催を控える」よう通知していた。以前から準備を続けてきた学生は「卒業パーティの中止は残念。皆で集まる最後の機会だった。参加予定者への返金が大変」と話す。 卒業式の会場では、後輩たちが『出待ち』をして卒業する先輩たちを祝うのがサークルの慣例だ。「今年は出来ないと思うと寂しい」と話したのは在校生。今年は「追い出しコンパ」なども大規模には行わないサークルが多いそうだ。 成人式に続きまたしても 晴れ着のレンタルなどをしている同大近くの着物店「明日櫻」(つくば市天久保)の担当者は「卒業式の規模縮小や式次第の変更で『着付けの時間を変更して欲しい』という要望がきている。対応できるかどうか検討しているところ。キャンセルは現時点ではきていない」と話した。同店では、晴れ着での写真撮影のみの依頼も対応しており、他店で着付けをして写真撮影のみ同店のスタジオで行うことも可能だという。 今年度卒業するのは「はれのひ」事件が起きた年に成人を迎えた学年だ。新型コロナの影響でまたしても「晴れ着」を着れないという状況になってしまった。 ➡新型コロナウイルスの関連記事はこちら

【新型コロナ】消毒用品不足の不安 医療的ケア必要な人たち つくば

【川端舞】新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、マスクとともに消毒用品が品薄になっている。医療的ケアのために日常的に消毒用品を使っている人にとって、消毒用品が手に入りにくくなっている状態は深刻な問題だ。 つくば市内のアパートで、介助者のサポートを受けながら生活している川島映利奈さん(37)。川島さんは脊髄性筋萎縮症という進行性の神経難病をもっている。川島さんが生活する上でアルコール消毒液は不可欠という。 川島さんは5年ほど前、病気の進行により、痰(たん)を吐き出す力や食べ物を飲み込む力が弱くなったため、気管を切開した。痰が詰まったときや食べ物を誤嚥(ごえん)した時に、口から吸引するより、喉から直接気管にチューブを入れて吸引した方が、速く異物を取り除くことができ、肺炎を防ぐことができる。川島さんの場合、調子の良い時で1日17回、風邪を引いた時などは1日50回ほど、介助者に吸引してもらう。 また誤嚥により口から食べられる量が少なくなったため、気管切開と同時にお腹にも穴を開けた。その穴からチューブを入れることで、直接お腹に栄養を入れられるようになった。今は1日2回、合計600カロリーを直接お腹に入れている。痰吸引する時やお腹に栄養を入れる時、体にチューブを入れるため、介助者は細菌感染の防止のため、手洗いだけでは不十分で、手をアルコール消毒する必要がある。川島さんはいつも約1カ月間で400ccのアルコール消毒液を使用している。 痰吸引などに必要な消毒液は川島さん自身が購入しているが、2月初旬から消毒液が店頭からなくなり始めた。かかりつけの薬局も消毒液のことを気にしてくれていたが、薬局の在庫もなくなってしまった。介助者に車を運転してもらい、5件ほど薬局を回ったが見つからなかった。自分で行ける薬局には限りがあるため、2月後半には介助者たちに「消毒液を見かけたら買っておいてほしい」と頼み始めた。結果、2月の終わりに業務用の消毒液を購入することができたが、介助者の協力がなかったら、3月中旬に手持ちの消毒液はなくなっていたという。 ➡新型コロナウイルスの関連記事はこちら

《邑から日本を見る》59 これは新ファシズムではないのか

【コラム・先﨑千尋】従兄弟の家から1周忌の法事を中止するという電話があった。農協時代の仲間の久しぶりの懇親会も取り止めるという。5日に予定していた、夭折(ようせつ)の天才画家と言われた寺門彦壽の作品を那珂市に寄贈する贈呈式も延期という連絡。埼玉からは「むのたけじ地域・民衆ジャーナリスト賞」受賞の集いを延期するというはがきが届いた。 このほかに、私が参加、出席を予定していた研究会、講演会、集会などがすべて取り止めか延期になってしまっている。私が住んでいる那珂市では、図書館や公民館などの公共施設が6日から閉鎖された。市内のもろもろの団体の活動ができなくなってしまった。 この1カ月余り、テレビも新聞も新型コロナウイルスのことばかりだ。安倍首相の唐突な要請を受け、全国の公立小中高がほとんどすべて休校になった。その影響も伝えられているが、半端ではない。子供もその親も、先生方もとまどっている。学校給食が中止になり、牛乳、パン、おかずの食材納入業者は困り切っている。仕事を持つ母親は大変だ。北海道のある病院は170人もの看護師などが休まなければならず、運営に支障をきたしているそうだ。 県内では、偕楽園の行事が中止になり、鹿島神宮の重要な祭頭祭も延期される。東京では、歌舞伎座や帝国劇場の公演も中止だそうだ。学生の一生を左右する会社説明会も相次いで取り止めになり、大相撲、高校野球は無観客試合になるとか。各地のイベント、ジムなども自粛させられている。デパートや観光地の客足が減るなど経済活動は停滞し、世間全体が窒息状態になってしまっている。 「戦時体制」の再来? それだけではない。安倍首相は、今週中に新型コロナウイルスの感染を防ぐための特別措置法を制定しようとしている。誰も正面切って反対しにくい空気だ。この法案の目玉は、首相が「緊急事態宣言」を出せることだ。 この宣言で想定される措置の内容は、すでに行われている「住民への不要不急の外出自粛。学校や社会福祉施設の使用制限。映画、音楽、スポーツなどの興行場の使用制限要請、指示」のほか、「臨時医療施設のための土地や建物の強制使用、医療品や食品の収用」ができるというもの。「戦時体制」の再来ではないか。 今回の学校の一斉休校措置は、菅官房長官や萩生田文科大臣ら側近の声を聞かず、今井首相補佐官の提言で性急にことを進めた、と伝えられている。クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」号で、厚労省の医師や専門の職員が入船したのにどうして感染が広まったのか、止められなかったのかという検証はされず、一斉休校の科学的根拠も示されていない。さらに、学校だけでなく、社会全体が受け入れ態勢が整わないまま、首相の鶴の一声で権力を行使する。 憲法や法律の解釈を自分に都合のいいように変え、改元の一連の動きの時のように天皇ですら自分の下に置くという今の首相だから、自分が動かしやすい法律を作り、天下に号令をかけることなど簡単なことだと思っているようだ。これは新しい形のファシズムなのではないか。(元瓜連町長) ➡先崎千尋さんの過去のコラムはこちら

オンラインで自由研究を支援 臨時休校でつくばの研究者ら

【鈴木宏子】新型コロナウイルスへの対応で臨時休校となる子供たちの自主学習を支援しようと、つくば市は、同市で臨時休校が始まる6日から、児童・生徒の自由研究を研究者がインターネットでサポートする「つくばこどもクエスチョンオンライン」を実施する。 市内には約150の研究機関があり約2万人の研究者が働いていることから、臨時休校と春休みの6日から31日までの期間中、つくばの研究者が子供たちの自由研究をサポートする。 インターネットサイト「つくばSTEAM(スチーム)コンパス」のこどもクエスチョンオンライン上で研究者と対話しながら、子供たちが「なんでだろう」と考えたり「これをつくりたい」と思ったりなど、空想して問いや仮説を立て、探究するプロセスをサポートする。 同サイトから、研究者たちが作成した科学の面白さを分かりやすく伝える動画を、動画サイトYouTubeで見てもらう。「見えないものを見る」「原子は何からできている?」「アサガオの花色変化実験」などさまざまなテーマで最先端の科学が分かりやすく紹介されている。 メールで質問、研究者から回答 子供たちには動画を見て研究テーマを考え、自由研究の研究計画を立ててもらうという試み。同サイトから研究テーマシートをダウンロードして、研究を通して何を実現したいか、どうしてその研究をしたいと思ったのか、最初にやる研究は何か、研究をどの順番でどうやって進めるか、研究を進めるために読む本、研究のために行きたい場所などを書き込み、研究計画書をつくる。 さらに、自由研究を進める中で研究者に聞いみたいと思ったことを、同サイトの質問フォームに書いてメールしてもらう。質問に対しては研究者本人がメールで回答する予定だ。 ほかに子供たちから寄せられた質問を、研究者がリアルタイムで回答したり解説するオンライン相談会を計3回、YouTubeで配信する。質問への回答やオンライン相談会には現時点でつくばの研究者約20人と司書らが協力予定で、協力者はもっと増える見込みだという。 作成した研究計画書はメールや郵送でつくば市役所に送ってもらう。研究結果に対してではなく、研究の道筋をどのように作ったかを審査し、優れた研究計画書に「つくば研究者賞」を授与する。 研究者への質問や研究計画書の応募はつくば市内の小中学生でないとできないが、同サイトから科学の面白さを伝える動画を見たり、研究テーマシートをダウンロードして書き込むなどはだれでもできる。 同市では今年2月、子供たちが研究者のサポートを受けながら研究プランを作る科学教育体験イベント「つくばこどもクエスチョン2020」を市役所で開催した。同イベントでの体験を生かし、臨時休校中に子供たちの自由研究をオンラインで支援する。

【新型コロナ】「一律にいかない」 休校に戸惑うつくばの学校現場

【橋立多美】新型コロナウイルス感染症対策から小中学校の休校が6日に始まるつくば市で、最後の登校日となった5日、市立茎崎第三小学校(同市小茎)の鮏川誠校長に休校に向けた取り組みを聞いた。 低学年の保護者ほど登校希望多い 政府が3月2日から全国すべての小中高校などを臨時休校するよう要請したのに対し、つくば市は5日まで通常登校による準備期間を設けた。鮏川校長は「限られた4日間で休校に対処し、どう6年生を送り出すかと苦労した」と話す。突然の臨時休校の決定に戸惑いつつ、全学年で授業の終わっていない教科に時間を割くなど、授業の穴埋めを新年度に持ち越さないよう対応したという。 その一方で教師らは休校中の宿題のプリント作りに追われた。校長は「長期の休校が児童にとってプラスになるよう、一律ではなく児童のレベルに応じた宿題になるよう配慮した」とも。 休校中、保護者の仕事の都合などで児童の面倒を見ることが困難な場合は学校が受け入れる。授業は行わないが自主学習となる。保護者に登校の有無を問う「調査票」を配布した結果、同校は全校児童215人中、67人が登校を希望した(31%)。6年生4人に対し、1年生は12人で低学年ほど登校を希望する保護者が多いという結果だった。 「核家族で働いている保護者が多い。低学年の子どもほど保護者は心配する。その表れでしょう」と校長は推測する。市教育局教育指導課まとめで、同市の公立小学校で登校を希望した児童数は7,034人(47.3%)、中学校は740人(12.5%)だった。 地区ごとに臨時登校班を編成 自主学習は朝8時過ぎから午後3時まで。教師は休校中も通常通り勤務し、自主学習を支援する。学年ごとのクラスとし、感染防止のために机の間隔を広くとって手洗い対策を徹底する。また図書室での読書や外で体を動かすなど、息抜きに心配りをするそうだ。 通常、登校は8時前後の25分間だが自主学習の登校は8時からの10分間に絞った。通学路を1人で歩いて事件に遭遇しないよう集団で登校する登校班が機能しないためで、地区ごとに臨時登校班を編成してボランティアに登下校時の見守りを依頼した。下校は午後3時から速やかに行われる。 6年生の最後の授業が終わり、教室に入った校長は「卒業式は簡素化されてゆっくり話す時間がない」とした上で、「学校生活が急変したが困難を乗り越える経験はプラスになる」とエールを送った。 小4と中2の子どものいるが休校中の登校を希望しなかった会社員の女性(43)は「休めば同僚に迷惑をかける。家に子どもがいれば食費も暖房代もかかるし火事などの心配もあるが、感染リスクを考えて家にいさせることを選んだ」と複雑な思いを話した。 給食費の扱いも細大漏らさず 混乱は学校現場だけではない。給食に関わる事務を担当する市健康教育課も、前例のない事態に直面している。 給食費は6日以降の登校を希望した場合は月額とされ、希望しない場合は2日から5日までの日額で徴収される。が、3月の給食費は2月分と一緒に金融機関から引き落とされており、登校しない場合は返金される。 児童の年齢によって摂取量が違うため学年で給食費は異なる(小1、2年は月額4100円、1食単価240円)。またアレルギーや宗教に配慮した給食費にも違いがある。同課の職員は「ミスは許されない」と気を引き締める。 同市教委によると、市内の小学校は18日、中学校は12日に卒業式を行い、小中学校とも修了式は24日に行う予定。卒業式は飛沫感染が心配される合唱などは行わず、在校生は出席しない。修了式は各教室で全校放送で実施され、担任から修了証(通知票)を受けとる。 関連記事 https://newstsukuba.jp/?p=22157

【新型コロナ】土浦で臨時休校始まる 高校入試も緊張高め

新型コロナウイルスの全国的な感染拡大を防ぐため、土浦市の公立小中学校で4日、臨時休校が始まった。同日、県立高校入試が予定通り行われ、マスク着用の受験生が試験に臨んだ。 登校は8%、真鍋小 【鈴木宏子】市立真鍋小学校(土浦市真鍋、小林知永校長、児童数838人)では1~4年生69人が登校し自主学習をした。 初日に登校したのは全校児童の約8%。保護者が共働きなどで日ごろ放課後児童クラブを利用している175人のうち4割で、5、6年生の登校は無かった。 自主登校する児童は、朝、体温を測定し熱がないことを確認する、保護者が送迎する、弁当を持参するなどが必要になる。同校では「(児童クラブ利用者のうち登校しなかった児童は)子どもの面倒を見てくれる祖父母や親戚などが見つかったのかもしれない」と話す。 登校した子供たちは全員がマスクをして、学年ごとに十数人が特別教室などに集まり、友達と間隔を空けて席にすわり、持ってきた漢字ドリルや計算ドリルなどを広げて自主学習した。 子供たちが飽きないようにと、クラスごとにローテーションを組み、図書館を利用したり、校庭で遊んだりする時間も設けられた。 休み時間の10分間は窓を開けて教室を換気、図書館に行ったり、校庭で遊んで教室に戻ってきたときは必ず手洗いをするなどの対策も徹底された。品薄のため店頭でマスクが購入できなかった児童にはマスクが用意された。 小林校長は「休校の間、子供たちには健康に十分に気を付けて、卒業式や修了式で元気な姿を見せてもらえたら」と話していた。 9日からは放課後児童クラブを利用してない希望者も受け入れるため、自主登校する児童は増えるとみられる。 マスクし約450人が受験 【相澤冬樹】県立高校入試の4日、土浦一高(土浦市真鍋、植木邦夫校長)では全日制、定時制合わせ約450人が受験した。 試験に先立ち受験生全員が体育館に集められ、注意事項の説明を受けた。マスクを持参できなかった受験生も少数いたが、改めて支給され全員が着用して話を聞いた。携帯電話の持ち込みなどをチェックする手続きだが、例年と異なり椅子席が用意され着席で行った。受験生同士が近づき過ぎるのを避けるための配慮という。 同高は21年度から中高一貫校になるため、これだけの人数を集める最後の受験機会となった。

グランプリは審査員長絶賛のコメディー作品 つくばショートムービーコンペ

【池田充雄】つくばからの文化発信と次世代の才能発掘を目指す短編映画祭「つくばショートムービーコンペティション2020」(つくば市、筑波学院大など主催)の審査結果が3日に発表された。応募総数165作品の中から「ストレスフルスイング」(監督/制作・山村もみ夫。)がグランプリに輝き、賞金10万円を獲得した。 グランプリ作の「ストレスフルスイング」は、ストレス解消のためバッティングセンターに来た男のストレスがどんどんたまっていく話。山村監督は「キャスト、スタッフ全員の力で取った賞だと思います。今後も見てくれた方の娯楽になれるような作品を作っていけたらと思います」とコメントした。同作品はつくば市の姉妹都市であるフランス・グルノーブルで開催の「第43回グルノーブル屋外短編映画祭」に出品され、渡航費が補助される。 つくば市長特別賞を受賞したのは「おもいでの町」(監督・日原進太郎、制作・おだのこ)。旧小田小学校で開かれたワークショップ「こども映像教室~小田のまちを撮ってみよう!」から生まれた。同作品は市施設の大型ビジョンで定期上映される。当初は賞金5万円が予定されていたが、制作者の4人が小学生のため映画鑑賞券に変更された。副賞はつくば市名産品。 筑波学院大学長賞は「適度なふたり」(監督/制作・柴田有麿)。遠距離で暮らしていた新婚夫婦の初めての共同生活を通じて、夫婦になるとはどういうことかを描いた。アニメーション作品が対象のウィットスタジオアニメーション賞は「PIANOMAN」(監督・児玉徹郎、制作・ECHOES)。ショートショート部門賞は「惣菜」(監督/制作・野村穂貴)。高校生対象のワコムスチューデント賞は「蝉の声、風のてざわり」(監督/制作・﨑村宙央)。 佳作は、▽「Share the Warmth」(監督・村田朋泰)▽「LIFE」(監督・設楽馴)▽「Stability Place」(監督・福井優太)▽「裸の男」(監督・井上喜介)▽「つくばランタンアート」(監督・長浜貴男)の5作品(制作者名は省略)。市民審査員賞は今回、上映会の中止により該当なしとなった。 同コンペは10分以内の短編映像作品が対象で、映像ジャンルは自由。つくば市で撮影したカットを含む「つくば部門」、自由なテーマでオリジナリティある作品を作る「自由部門」、3分以内の作品を対象とする「ショートショート部門」からなる。一次審査を経て、2月29日に上映会と表彰式を含む最終審査会を開く予定だったが、新型コロナウイルス感染症予防対策のため中止され、審査会のみ非公開で実施された。 審査員は映画「奇跡のリンゴ」「殿、利息でござる!」などで知られるつくば市小田出身の中村義洋監督、アニメ「進撃の巨人」などで知られつくば市内に制作拠点を持つウィットスタジオ、五十嵐立青つくば市長、望月義人筑波学院大学長、つくば観光大使が務めた。 至福の時間を過ごせた 中村義洋審査員長の話 どの作品も愛にあふれ、そこに「創る意味」を見出すことができ、至福の時間を過ごさせていただいた。グランプリの「ストレスフルスイング」は脚本良し、芝居良し、編集(テンポ)良し、大いに笑わされ、第1回から個人的にこだわってきた「映画が好き! 楽しませるのが好き!」という選出基準を存分に感じさせてくれた。「惣菜」と「蝉の声、風のてざわり」は、これが高校生の作品かと驚かされた。 日原進太郎監督の話 子どもたちと一緒に制作した作品が、ワークショップ内の上映会に留まらず、賞を頂けたことが大変うれしい。子どもたちが作文に書いた思い出も、切り取った風景も、彼らの私的なものに過ぎません。しかし、人々の些細な思い出が詰まった町だからこそ、守り、残して行かなければならない。その想いを踏まえ「おもいでの町」を制作しました。このテーマはどの町にだってある普遍的なもの。小田を越えて、ぜひ多くの人に見てもらいたい。

【新型コロナ】土浦の小中学校で学年最後の授業

【鈴木宏子】新型コロナウイルスの全国的な感染拡大を防ぐため、土浦市の公立小中学校が4日から臨時休校となるのを前に、市内の小中学校で3日、学年最後の授業が行われた。同市では全国より2日長く準備期間を設けた。 「子供たちに委ねることになってしまった」 市立土浦小学校(同市大手町、児童数626人)では3日朝、小島勝則校長が放送で全校児童にメッセージを送り「生活のパターンを決め、時間を有効に使ってほしい」と呼び掛け、「特に不特定多数が集まる場所、換気の悪い場所、人が密集する場所には行かないで」などと話した。 小島校長は「本来なら3月はこれまでの学習と生活を振り返り、次への準備をするはずだったが、中途半端になってしまい、この部分を子供たちに委ねることになってしまった」と語った。 この日は学年ごとにそれぞれ、授業をしたり、学級活動をしたり、レクリエーションを実施した。6年生は、時間短縮や規模縮小のため例年とはスケジュールが大きく変わる19日の卒業式に向けて練習した。子供たちには、授業で実施することができなかった課題やテストなど、たくさんのプリントが配られた。 「信じられないような3日間過ごした」 6年生の学級活動では担任の高田淳平教諭が「本来ならきょうは最後の校外学習に行っていた日。(政府による臨時休校が発表されから)信じられないような3日間を過ごした」と子供たちに語り掛け、「これから家で過ごす時間が長いので、1日の中で学習時間を決め計画的に学習してほしい。中学生になる準備期間としてしっかり過ごしてほしい」と呼び掛けた。その上で、臨時休校中にどのような学習をすべきかを教科ごとに説明し、毎日、学習した内容や学習時間を書き込むことを促した。 さらに「(臨時休校は)君たちのせいじゃないが君たちも社会の一員。新型コロナウイルスがこれ以上、社会に広がらないようにしっかり過ごしてください。家族の一員として、家族を助けてください」などと話した。 4日からは原則、自宅学習となるが、親が仕事などで面倒を見られない場合は午後2時までは学校で、2時からは学校敷地内の放課後児童クラブで受け入れる。自宅で過ごす子どもたちについては、臨時休校中、担任が家庭を訪問するという。 「学校にいたかった」 臨時休校について6年生の女子児童は「もっと学校にいたかった」と話し、男子児童は「中途半端な感じて終わってしまった」などと述べた。 小学3年生の子どもをもつ母親は「パートを休もうかどうしようか、今まだ悩んでいる。今週は隣町に住む母親が子どもの面倒を見に来てくれるが、父親に持病があるので感染させてしまわないか心配がある。放課後児童クラブに入ってない子も学校で預かってくれるということなので、こちらも考えたい」などと話した。別の母親は「感染を防ぐために(臨時休校は)仕方ないと思うが、共働きの家庭は大変だと思う」などと語っていた。 ➡【新型コロナ】既報はこちら

4月から屋内全面禁煙へ 県が改正法周知を徹底

【山崎実】受動喫煙防止を柱とする改正健康増進法が4月1日から全面施行されるのに伴い、飲食店などが原則、屋内禁煙になるため、茨城県は法改正の周知徹底に取り組んでいる。 同法では昨年7月、学校、病院、保育所・子ども園など児童福祉施設、行政機関の庁舎などでの敷地内禁煙が実施された。 4月からはオフィスや事業所、ホテル・旅館、理・美容室、公衆浴場、百貨店、飲食店、娯楽施設など、昨年7月に実施された以外のすべての施設で原則、屋内禁煙となる。 受動喫煙防止対策が法律で義務化されるわけだが、一方で一定の条件を満たせば、「喫煙専用室」「加熱式たばこ専用喫煙室」、経過措置として「喫煙可能室(店)」などを設置することができる。さらに「喫煙室」には標識掲示が義務付けられる。 これは▽望まない受動喫煙を無くす▽受動喫煙の影響が大きい子供や患者などに特に配慮する▽施設の類型・場所ごとに対策を実施するーことが目的。 一方、改正法の全面施行を前に、不況感や人手不足、新型コロナウイルスなど課題は山積している。隣の福島県では県議会最大会派の自民党議員会が、受動喫煙防止を目的とする条例策定の検討に着手した。改正法施行をめぐる動きは茨城県もこれからが本番だが、各業界関係者からは「経営的に厳しくなる」という声が強い。 支援策として国が、喫煙室の設置など技術的な相談窓口や、財政・税制上の支援制度を設けている。問い合わせは次の通り。 ▽受動喫煙防止対策助成金の問い合わせ=厚労省茨城労働局・労働基準部健康安全課(電話029-224-6215) ▽受動喫煙防止対策に関わる相談支援=日本労働安全衛生コンサルタント会(電話050-3537-0777) 県関係では、県保健福祉部健康・地域ケア推進課、県内保健所・健康増進課が改正法の啓発、周知活動を行っている。

【土浦市長会見】希望者を各学校で受け入れ 新型コロナ臨時休校

【鈴木宏子】土浦市、安藤真理子市長の3月定例会見が2日同市役所で開かれた。新型コロナウイルスの全国的な感染拡大を受けて4日から実施する公立小中学校の臨時休校=2月28日付=について、希望する児童を4日から春休み前の24日までの午前8時から午後2時間まで、各学校で受け入れる方向で調整していることを明らかにした。 午後2時からは各学校の敷地内にある児童クラブに移動してもらう。25日からの春休み期間中は午前8時から午後6時30分まで各児童クラブで受け入れる。 一方、臨時休校中は給食は出さず弁当を持参してもらう。通学方法については検討中。各学校では自主学習となる。感染対策として、まめな手洗いやマスク着用などを促す。 受け入れ対象は、現時点で放課後児童クラブを利用している小学1~6年生のうちの希望者。保護者が午前中だけ働いている家庭などもあることから、対応を検討中という。 同市では公立小学校17校の敷地内に市が設置した放課後児童クラブがあり、市直営または民間に委託して運営している。市全体では小学生約6700人のうち約2割の約1590人が利用しており、定員が満杯のところや定員に余裕があるクラブなどさまざまという。 ゴルフ場従業員の健康観察中 土浦市沖宿町のゴルフ場「ワンウェイゴルフクラブ」を2月19日、新型コロナウイルスに感染していた都内在住者が利用していたことが3月1日付で新聞報道された問題については、土浦保健所が従業員の健康観察を行っているところだとした。県やゴルフ場から市に対し連絡などはなかったという。 新型コロナウイルスによるイベントの中止については、21日から4月5日まで亀城公園や桜川堤、新川堤など市内の桜の名所で開催する「土浦桜まつり2020」に関して、期間中の桜めぐりバスの運行を中止、4月5日亀城公園で開催予定の「桜~ライブ」「うまいもん祭り」「フリーマーケット」を中止するという。一方、4月4日と5日の2日間、桜川左岸堤の千束町から生田町と、新川右岸堤の城北町で歩行者天国を実施し、市の桜を広く紹介し土浦の魅力を発信する。 3月議会に33議案を提案 3日開会の市議会3月定例会には、来年3月末で閉園する市立新治幼稚園を廃止する条例案、学校給食センターが新治庁舎跡に新設されるのに伴って現在の第一、第二給食センターを廃止する条例案のほか、約924億円の2020年度当初予算案=2月21日付=など33件を提案する。 高齢者宅の火災報知器を消防が無償設置 ほかに、煙を感知する住宅用火災警報器と、大規模地震直後の通電火災を防止する感震ブレーカーについて、高齢者や障害者は取り付けが困難であることから、取り付けや電池交換が困難な高齢者や障害者世帯を対象に4月1日から、市消防職員が申請があった各家庭を訪問して無償で取り付け作業をすると発表した。感震ブレーカーの設置などを自治体が無償で実施するのは県内で初めてという。 全国的に消防団員の減少が続く中、消防団を地域ぐるみで応援しようと、趣旨に賛同する「消防団応援の店」で団員や家族が割引などのサービスを受けることができる市消防団応援の店促進事業が4月1日からスタートすることの説明もあった。

《吾妻カガミ》76 わたしたちのテレワーク

【コラム・坂本栄】新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、ネットを使ってできる仕事は自宅でやってくださいと、テレワークが推奨されています。当サイトは作業の多くを以前からテレワークに依存していますので、今回はこの辺りの話を取り上げます。 新聞など活字メディアの編集作業は、取材→執筆→点検→表示といった流れになります。昔はこの過程に人的な接触が介在していましたが、現在は、執筆=パソコン、原稿送り=メール、デスクとのやり取り=携帯電話―と、ネット機能をフルに使っています。こういった作業はテレワークそのものといえます。 しかし、人的な接触をゼロにはできません。取材には人とのコンタクトが必要ですし、編集作業にはツバが飛ぶ議論も必要になるからです。こういった接触は、1対1であれば携帯、複数であればLINEのグループ機能で代替できないことはありません。でも、人的な接触があった方が、意思疎通は円滑になります。 わたしたちは週1回、筑波学院大内の編集制作室で会議を開いています。議論はLINEでも可能ですが、各記者が意見を書き込むこの機能を使うと、自己主張が前面に出てしまい、議論が暴走する傾向があります。この種の議論は相手の顔が見ながらの方が生産的です。リアルな会議→LINEで議論は避けたいのですが…。 わたしのテレワーク この会議を除くと、私の作業も基本テレワークです。このコラムの執筆、23人のコラムニストからメールで送られてくる原稿のチェック、担当デスクへの完成原稿のメール送りなど、すべて自宅の書斎でやっています。ちなみに、デスクは自宅からサーバーにアクセスして、記事と写真をこのサイトにアップしています! こういった私の作業に、半年前から、動画の編集が加わりました。「コラムニスト昼食会を開きました」(2019年4月1日掲載)で触れましたように、NEWSつくばは、ケーブルテレビ局「J:COM茨城」にデイリーニュースのVTRを提供するようになったからです。その作業は以下のようなものです。 通常の取材の際、記者には動画も撮ってもらい、必要な音声と一緒に大容量ファイル転送サービスでメール送りしてもらいます。これらの記事、映像、音声を素材にして、動画と音声をチェックしながら、局のアナウンサーが読む原稿を作成します。ここまでは自宅での作業です。この先は、編集制作室に出掛け、制作担当に映像制作ソフトを操作してもらい、ニュース用VTRを完成させます。 半月前から、この仕上げ作業もテレワークに切り替えました。整理した映像素材と指示文書を制作担当にメールで送り、数度の往復を経てVTRを完成させるという手順です。ネットさまさまの73歳テレワーカーの話でした。(NEWSつくば理事長) ➡坂本栄の過去のコラムはこちら

3月5日まで通常登校 新型コロナでつくば市小中学校 土浦市は3日まで

新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、政府が3月2日から全国すべての小中高校などを臨時休校するよう要請したのに対し、つくば市は28日、準備期間として3月5日まで通常登校とすることを決めた。6日以降は臨時休校とするが希望者は登校できるようにし、さらに希望者には給食を出す。一方土浦市は3日まで通常登校とし、4日から臨時休校とする。 つくば市 6日以降も登校可能、希望者に給食用意 つくば市教育局教育指導課によると、仕事を休めない保護者の対応を考慮して準備期間を設け、公立小中学校は3月5日まで通常登校とする。この間、学校では、こまめな手洗いなど感染防止対策を十分に講じる。出席に不安がある児童・生徒は登校しなくても欠席扱いにはしない。給食は通常通り提供する。 その後の6日から春休み前の24日までは臨時休校とするが登校可能とする。登校時間は午前8時から午後3時まで。授業は実施せず自主学習をしてもらう。どのような形式で自主学習をするかや、教員の出勤体制については2日に希望をとってから決める。さらに6日以降の給食は、2日に希望を調査し希望者に用意する。 中学校の部活動は6日以降は実施しない。5日までの部活動をどうするかは現在、検討中という。卒業式は日程は変更しないが、時間を短縮したり、出席者を減らすなど規模縮小の対応を検討している。 一方、市立保育所、児童館、幼稚園、学童保育については通常通り行うとしている。 「とりあえずほっとした」 つくば市の対応について、子どもが市内の小学校と中学校に通う40代の母親は「とりあえず月曜から休校にならずにほっとしているが、仕事とどう折り合いをつけようか悩む。学校に行かなければ子ども2人は感染から守れるかもしれないが、親がウイルスを持ち帰るかもしれない」と複雑な思いを話す。 土浦市 4日以降は自宅学習 一方土浦市の公立小中学校は、3月3日まで通常登校とし、給食も提供する。4日からは臨時休校とし、児童・生徒には、不要不急の外出を控えて自宅で学習するよう求める。保護者が仕事を休めず子供だけで自宅に置いておけない家庭への対応については現在、検討中という。教員は臨時休校中も通常通り出勤するが、子供の面倒を見なくてはならない教員がいる場合は家庭の事情を考慮する。 中学校の部活動は、3日までは自粛をお願いし4日からは実施しない。卒業式は予定通りの日程で実施するが出席者を減らすなどの対応を検討中としている。 ➡新型コロナウイルスの過去記事はこちら

「家に帰ってもご飯ない」 無料塾の子ども食堂 当面中止 新型コロナでつくば市

【山口和紀】新型コロナウイルスの全国的な感染拡大を受けて、つくば市は27日から、生活困窮世帯の子供を対象とする無料塾「青い羽根学習会」での食事提供を当面の間、中止することを決定した。利用している子供からは「家に帰ってもご飯はないと思う」という声が出ている。 市は生活困窮者自立支援法に基づき地域のNPOなどと協働で、青い羽根学習会を市内13カ所で実施しており、そのうち3カ所で食事の無料提供が行われている。しばらくの間、これら無料塾での「子ども食堂」は中止となる。市子ども未来室は「食事はウイルス感染のリスクが大きいため」だと説明する。ただし無料塾そのものは中止せず、マスクの着用や手洗いの徹底で対応してもらう方針だ。 ライフラインの児童・生徒少なくない 「『子ども食堂』がなければ今日の夜ご飯が無くなる子供もいる」と、無料塾を運営するNPO法人「居場所サポートクラブ ロベ」(つくば市島名)代表の森美智子さんは話す。無料塾に通う子供の1人は「子ども食堂が無くなると聞いてがっかり。今日は勉強する気が起きない。感染を防ぐためには仕方が無いとは思うが、お腹が減ったし、家に帰ってもご飯はないと思う」と話した。 ロべは運営する3カ所の無料塾のうち2カ所で塾の子供たちを対象に「子ども食堂」を行っている。小学生から高校生まで70人近くの児童・生徒が利用し、カレーライスやみそ汁、おにぎりなどのメニューを毎回提供していた。市の決定を受け、週に3日間実施していた「子ども食堂」を当面中止する。 ロべに対しては「感染リスクに配慮し、家でも食べられる既製品のパンを無償提供する」という企業からの声掛けも既にあったという。 森代表は「感染拡大を防ぐため中止の対応は妥当だと思うが、中止によって食べるものが無くなる子供がいることもまた事実」だと語る。子ども食堂がライフラインになっている児童・生徒の数は少なくないのが現状だ。 現場は難しい選択 無料塾「青い羽根学習会」の子ども食堂とは別に、市は民間団体が実施する子ども食堂「みんなの食堂」に対しても補助金を出している。みんなの食堂は昨年末時点で市内に6カ所あり、子供から高齢者までだれでも利用できる。みんなの食堂の新型コロナウイルスへの対応は各団体の判断に任されている。感染リスクと福祉的必要性を天秤にかけて、どちらを取るべきなのだろうか。現場は難しい選択を迫られている。 ◆居場所サポートクラブ ロベは日頃から食べ物の寄付を募っている。コメや日持ちのする野菜などが必要。生鮮品は要相談。連絡先はafterschool.robe@gmail。 ➡新型コロナウイルスの過去記事はこちら

3月のイベント相次ぎ中止決定 新型コロナでつくば、土浦市

【鈴木宏子】新型コロナウイルスの全国的な広がりを受けて、つくば、土浦市は27日までに、2、3月のイベントを相次いで中止する決定を出した。 つくば市は26日、今後3週間(3月18日まで)の市主催・共催イベントについて、対応方針を決め、屋内での大規模なものは原則中止とする、食事を提供するイベントは提供方法の変更などを検討した上で可否を判断する、屋外開催などその他のイベントは対策を十分に講じ、できない場合は中止する―などとした。その上で中止や延期するイベントや会議などを発表した。 土浦市は21日に対応方針を決定=2月22日付。不特定多数が出席・来場し、感染者が出た場合には市民の安全確保や行政・企業経営上、多大な影響が予測されるものは原則中止することを決めている。 つくば市で26日に中止・延期が決定された市主催・共催イベントや会議は次の通り。 対応 日程 イベント名 会場 中止 2/27 男性の料理教室 東京ガスつくば支社 中止 2/28 自立支援型個別ケア会議 中止 2/28 多世代出前交流教室 中止 2/28 乳児家庭教育学級 中止 2/28、29 チャンレンジアートフェスティバルinつくば舞台発表(リハーサル、本番) つくばカピオ 上映会中止(審査会のみ実施) 2/29 つくばショートムービーコンペティション アルスホール 中止 2/29 児童クラブ保護者説明会 松代児童館 中止 2/29 おはなし会 中央図書館 延期 2/29 日本語講師ボランティア入門講座 中止 2/29、3/1 ミニバス指導者講習会兼県内B新人大会 中止 3/1 市文化協会 芸能祭 市民ホールくきざき 延期 3/1 つくばR8ロゲイイニングin栄 桜交流センター等 中止 3/1 つくばウォークの日 洞峰公園、竹園公園、赤塚公園等 中止 3/1,4,15 ラート教室 中止 3/5 2020年度保健予防事業全体会議 中止 3/6 とよさと落語 市民ホールとよさと 中止 3/7 筑波大テ二ピン体験 中止 3/8 人形劇「河の童」 つくばカピオホール 中止 3/10 とよさと長寿大学閉級式 豊里交流センター 延期 3/12 つくばスタートアップデーイン東京 中止 3/12 小倉良のAll That Music つくばカピオホール 中止 3/14、15 第9回ふるさとつくばゆいまつり つくばセンター広場 中止 3/19 2020年度予防接種協力医療機関説明会 中止 3/20 つくばね落語 市民ホールつくばね 中止 3/20~22 市子どものスキー教室   土浦市で中止が決定された市主催・共催イベントは次の通り。27日時点 中止 2/27 ぶらり★つちまる健康ひろば イオンモール土浦 中止 2/28 認知症カフェ「ふれあい茶屋笑み気分」 三中地区公民館 中止 2/28 ふれあいSOSネットワーク声かけ訓練事前説明会 コープ土浦 中止 2/29 ウオーキング大会(湖畔サイクリングコース) りんりんポート土浦 中止 2/29 散走:ロードバイクグルメ散走 つくば霞ケ浦りんりんロード等 中止 3/1 散走:ひなまつり散走 つくば霞ケ浦りんりんロード等 中止 3/4 認知症カフェ「ふれあい茶屋おらが里」 新治総合福祉センター 中止 3/4 ぶらり★つちまる健康ひろば ピアタウン 中止 3/7 新治総合福祉センター「春まつり」 新治総合福祉センター 中止 3/7 散走:ロードバイクグルメ散走 つくば霞ケ浦りんりんロード等 中止 3/12 ふれあいSOSネットワーク声かけ訓練 コープ土浦 中止 3/12 ぶらり★つちまる健康ひろば イオンモール土浦 中止 3/15 ウオーキング大会(霞ケ浦の風景堪能尾コース) 霞ケ浦環境科学センター 中止 3/15 博物館館長講座 博物館 中止 3/15 散走:ジオパーク散走 つくば霞ケ浦りんりんロード等 中止 3/16 認知症カフェ「ふれあい茶屋さくら」 市役所 中止 3/18 ぶらり★つちまる健康ひろば ピアタウン 中止 3/20 テーマ展 展示解説会 上高津貝塚ふるさと歴史の広場 中止 3/20~21 プレイアトレ土浦グランドオープン記念BEB5宿泊サイクリングツアー つくば霞ケ浦りんりんロード等 中止 3/22 第41回特別展記念講演会「土浦城と山本菅助」 博物館 中止 3/26 ぶらり★つちまる健康ひろば イオンモール土浦 中止 3/27 認知症カフェ「ふれあい茶屋笑み気分」 三中地区公民館 中止 3/28 第41回特別展 学芸員による展示解説会 博物館 ➡新型コロナウイルスに関する過去記事はこちら 関連記事 https://newstsukuba.jp/?p=22054

《邑から日本を見る》58 本当は怖いダイヤモンド・プリンセス

【コラム・先﨑千尋】中国・武漢が発生地とされる新型コロナウイルスによる肺炎の情報は、毎日の新聞・テレビにいっぱいだ。中国だけでなく、日本政府も拡大の防止に躍起となっている。思わぬところから感染者が出ており、旅行や買い物にも影響が出ている。中国からの客も激減し、観光地では頭を抱えているようだ。 そんな折、長野県で医者をしている友人から驚きのメールが入ってきた。「本当は怖いダイヤモンド・プリンセス(事実上の監禁船)」という見出しで、コロナウイルスよりももっと怖い話だ。 「一流のディーラーがエスコートするテーブルゲーム。多彩な種類のスロットマシンをそろえ、バーも併設した、プリンセス・クルーズ自慢の本格的なカジノ。テーブルゲームは5USドルから、スロットマシンは1セントからと気軽に楽しむことができます。カジノが初めてという方、新しいゲームにチャレンジしたい方はレッスンを受けることもできます。専門のスタッフが親切丁寧にルールやマナーをご案内します」 これはクルーズ船のホームページからの引用である。海外クルーズ旅行中の「暇な時間をカジノで遊ぶ」という、賭博初心者のハードルを下げる悪魔の誘惑ではないのか。 日本船籍であれば、日本国内と同じで、船内で現金を賭ければ賭博罪になる。しかし日本から発着する外国船籍(アメリカのカーニバル社)のダイヤモンド・プリンセスでは、日本の領海を出れば外国と同じ。日本の刑法に違反していても金を賭けたカジノで遊ぶことができる。それだけではなく、日本の領海外の船内なら、賭博だけでなく、禁止薬物も売春も合法的に遊べる仕組み、と友人は伝える。 クルーズ船の正体を挙国一致で隠す わが国では、船内で今回のようなコロナウイルスの感染者が大量に発生すれば、会社の社長や重役が記者会見を開き、頭を下げるのが当たり前だ。しかし、今回はダイヤモンド・プリンセスを所有するカーニバル・ピーエルシー社の関係者は誰もメディアに出てこない。日本政府も何も言わない。 カジノを含む統合型リゾートを作るIR法を通した自民党や誘致に熱心な横浜市の林文子市長が何も言わないのは当然だが、カジノ法案に反対した野党もマスコミも沈黙している。クルーズ船のホームページを見れば、カジノで遊べることがすぐにわかる。クルーズ船の正体を挙国一致で隠すというのは、異様な光景ではないか。 友人のメールによれば、カーニバル社はアメリカのカジノの胴元だという。カジノ賭博に免疫がない我が国の小金持ちは、プロのばくち打ちにとって赤子の手をひねるようなもの。クルーズ船の母港が横浜だというのも、IR法と裏でつながっているのでは、と勘繰りたくなる。 今回の新型肺炎で厚労省の防疫体制を仕切る官僚トップが、ノーベル賞受賞者の山中伸弥教授のiPS細胞の政府助成金の打ち切りや、安倍首相補佐官との豪華不倫出張騒動などで問題を起こしているのには絶句。忖度と隠蔽だけに特化しているこの国は確実に滅びる、というのが友人からのメールの締め。いやだねえ、この国に住んでいるのは。他の国だって似たりよったりではないか、という声が聞こえるが。(元瓜連町長) ➡先崎千尋さんの過去のコラムはこちら

新型コロナに判断揺れる つくば・土浦のイベント関係者 

【橋立多美】国内で新型コロナウイルスの感染が相次ぎ、感染者数は日々更新されている。22日現在、県別の感染者に茨城県はないが、都内への通勤や国際交流の機会が多いつくばでは、モヤモヤした不安を抱える人が少なくない。感染の拡大を受け、不特定多数の人が集まるスポーツイベントや会議、集会を中止する動きが広がっている。 ノーベル賞受賞者も来日回避? 農研機構は18日、一般公開施設「食と農の科学館」(つくば市観音台)を当分の間休館すると発表した。19日つくば開催の4つの研究会やサイエンスカフェに加え、21日につくば国際会議場(同市竹園)で予定していた気象環境研究会「近年の猛暑によるイネ高温不稔の顕在化とその対策」を中止とした。 同会議場では3月12日に予定されていた日本学術振興会主催の「第12回HOPEミーティング―ノーベル賞受賞者との5日間」も中止となった。ノーベル賞受賞者3人と著名研究者によるパネルディスカッションが一般に公開される予定だった。パネリストとして招へいの海外のノーベル賞受賞者の1人が直前になって出席を辞退、主催者も「コロナウイルスの影響を考慮」して中止を決めた。 敢行にも中止にも決断力 国が不要不急の集まりを控えるよう呼びかけつつも具体策が示されないなかで、多くの人が集まる会合を開催した例も。つくば市社会福祉協議会は20日、コロナウイルス予防策を練って「地域の絆フォーラム2020」をホテルグランド東雲(同市小野崎)で開催した。230人が参加した。 会場入り口にアルコール消毒液を置き、開演前にマスクを着けていない人にマスクを用意していることをアナウンスして飛沫感染を防ぎ、休憩時間に扉を開けて換気を行った。花粉症の時期と重なってマスクが入手できない現状だが、食事サービスや災害支援向けにストックしているマスクを運び込んだ。 同フォーラムは互いに支えあい、安心して暮らせる地域づくりを目指して8年前から開催。「(開催を)楽しみにしている人がいる」と中止の検討はされなかった。フォーラムを運営した担当者は「できるだけのことをした」と話す。 一方、元開業医の室生勝さんが主宰する、高齢者の居場所づくりを目指す「サロンゆうゆう」(毎週月曜)は、今月初めから活動を中止している。 政府が水際作戦をとったが、室生さんは1月下旬にはすでに国内に無症状患者がいると考えた。周囲からは「そこまでしなくても」という声があったが、医療に携わった者として対策を徹底させた。感染すると重症化する可能性が高い後期高齢者が多いことも背中を押しての決断という。 どうなる?かすみがうらマラソン 土浦市は21日、市が主催するイベント開催の方針を示し、方針に基づいて実施の判断と対応を行うと発表した。 実施するのは出席者や来場者が限定的で特定することができ、イベント会場でのアルコール消毒や手洗い、咳エチケット、換気など、一般的な感染症対策をすることが可能なもの。他方、参加者が不特定多数で感染拡大のリスクが大きく、出席者への感染により、市民の安全確保や行政、企業経営上、多大な影響が予測されるイベントは原則中止とする。 同日、霞ケ浦の湖畔をめぐるウオーキング大会(29日と3月29日)の中止が告げられた。今後は4月19日開催の「かすみがうらマラソン兼国際ブラインドマラソン」の催行に注目が集まる。エントリー者数2万4000人をこえる。 近隣ではつくばみらい市の「みらいマラソン」(3月1日)の中止が決まった。実行委員会では、大会スタッフ用のマスクや消毒液が確保できないことを中止の要因に挙げている。 関連記事 https://newstsukuba.jp/?p=22054

《地域包括ケア》54 地域に常設の「通いの場」を

【コラム・室生勝】タイトル絵「生活支援・介護予防サービスの提供イメージ」の「自治会単位の圏域」のところの「交流サロン」や「コミュニティカフェ」が「通いの場」の一つである。そこで、つくば市の常設「通いの場」の確保を考えてみた。 空き家、空き店舗や倉庫、空き教室、集会所、大店舗や福祉・医療施設の開放スペースなどを借りる方法である。空き家は市の住宅政策課に、空き教室は教育委員会に相談するわけだが、積極的な支援がほしい。廃校の教室利用も同様である。 空き店舗・倉庫や集会場は地域の情報から得られる。集会場は定期的に利用されている場合もあるし、たまに使われるところもある。大店舗や福祉・医療施設の開放スペースも、週1回~毎日オープンの条件や音漏れについては貸主と協議することになる。高齢者世帯が自宅の一部を提供する場合もあるだろう。 通い場の設備は、出入口も含め段差がないかあっても少ないこと、土足のまま利用できるフロア(コンクリートは避けたい)、洋式トイレ、洗面所―などが必要である。備品はテーブルとイス、ホワイトボード、電気ポット―など。紙コップ(マイカップ持参もあり)、お茶類は参加費で用意するが、これらを入れる戸棚も必要となる。 「通いの場」は多世代が利用すべき 常設の通いの場を地域づくりの拠点にするには、コピー機が欠かせない。区会(自治会)、ボランティアグループ、子ども会などの役員や世話人の話し合いには、その場での資料づくりもあるからだ。それらの団体の事務局を置くとなると、戸棚も必要となってくる。 備品や運営資金は、行政の補助金のほか使用料に頼ることになるが、借り賃はできるだけ低料金が望ましい。常設の通いの場を区会(自治会)が地域づくりの拠点とし、利用団体と共同して運営に当たってほしい。特に、新しく開発された地域では区会活動の拠点がないので、市に斡旋の新設を要請すべきと思う。 通いの場は多世代が利用すべきである。午前~午後前半は高齢者、午後後半~夕方までは子どもたち、夜は青壮年世代―と、基本的な割り振りをする。午後後半の子どもたちに母親世代や前期高齢者が加わる場合や、夜の青壮年世代に高齢者が参加する場合もあっていい。 大勢の人が集まる通いの場は、伝染性感染症が流行ったときに一時閉じなければならない。新型コロナウイルス感染症のことで、私の主宰する高齢者サロンを2月から中止している。周りから決断が早すぎると言われたが、80歳以上が20名と参加者の半数を占めるので、これでよかったと思っている。(高齢者サロン主宰) ➡室生勝さんの過去のコラムはこちら

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