日曜日, 4月 5, 2026

愛犬とのダンスなど披露 わんわんランドで学園祭 つくば国際ペット専門学校

つくば国際ペット専門学校(つくば市沼田、東郷治久理事長)が26日、隣接する犬のテーマパーク「つくばわんわんランド」を1日貸し切りにして、学園祭「第15回犬友祭(けんゆうさい)」を開催した。犬の訓練士や美容師、動物看護師などを目指す学生たちがさまざまな企画を用意した。 ドッグトレーナーコースの2年生42人が、学生生活を一緒に過ごしてきた1人1頭のパートナードッグと、ダンスや曲芸を見せた。「オンリーワン(only wan)」と題したパフォーマンスで、それぞれのパートナードッグと1年半向き合った成果を披露し学園祭のフィナーレを飾った。成功すると観衆から大きな拍手が沸き起こった。 混雑を避けるため一般参加を取り止めて、卒業生や家族など関係者だけでの開催となり、2000人ほどが集まった。在校生は約500人おり、卒業生らの同窓会の要素もあるという。 犬の美容師を目指すドッグトリマーコースの2年生は、犬と一緒に写真を撮影したり、愛犬に付けるスタイ(よだれかけ)や自分に付けるアクセサリーを作る体験会を企画した。 愛玩動物看護師コースと動物衛生看護コースの2年生は「ワォーン!!びっくりハウス」と題し、付属の動物医療センターでお化け屋敷を催した。同コース3年生は、自宅の愛犬に合わせた大きさのおもちゃを作り、「犬と遊ぼう」という企画を開催した。 ペットケア総合コース2年生は、毎年来園者から好評を博しているドッグレースを企画。同校の学生らが毎日共に過ごしているパートナードッグの中から選ばれた愛犬が出場し、レースが催された。 園内では、ハンバーガーやおでん、ラーメンなど12チームがそれぞれの模擬店を出店するグルメコンテストなども開かれた。 愛犬を連れて家族と共に筑西市から参加した卒業生の本城亜瑚さん(22)は「3年前卒業して、とても懐かしい。当時はコロナ禍で大変だったが、トレーナーとして良い仕事ができるよう頑張っていきたい」と話した。(榎田智司)

親子で里山を楽しむ《宍塚の里山》 118

【コラム・西川菜緒】6年前の話になりますが、幼稚園児だった娘が持ち帰ってきた「宍塚大池のお知らせ」をきっかけに、親子で里山散策がはじまりました。初めて参加した月例テーマ観察会「きのこ」で見つけたのが、大きなアカヤマドリ(食用キノコ)。「これ食べたい」という娘の熱意に押されて持ち帰り、切るたびに出てくる白い虫と格闘しながら作った天ぷらを、目をキラキラさせながら食べていた娘を思い出します。 その後も、月例テーマ観察会と里山子ども探偵団に参加し、専門家やベテランスタッフとの交流を通して、娘はたくさんのことを学び、自然への興味を深めています。里山にはマムシやスズメバチなど危険な生き物もいます。逆に、毛虫でも毒のない種類もおり、触ってみるとフサフサと心地よい感触だったりします。 里山には、食べることのできる山菜もたくさんありますが、勝手に採取してはいけない場所もあります。会のイベントに参加することで、里山のルールを学ぶことができますので、初めは親子で参加することをお勧めします。 目で見て触って耳を澄まして 今の時期、娘の楽しみは、山芋のつるについたムカゴ取りです。角度を変えながらじっくり眺めて、無心で取っていきます。ムカゴはご飯と一緒に炊くと、ホクホクとした食感がおいしいです。 親子で里山を楽しむコツは、①汚れることを気にしない=ぬかるみも多いので長靴は必須、②時間を気にしない=道端に生えているノビルを見つけ、引っ張っては抜いて、イモムシのお食事タイムを観察、③持ち帰った山菜は子供と一緒に調理する=自分で採取して作った料理の味は格別―です。 里山を歩いていると、独特の匂いを放つスッポンタケの香りを感じて鼻をくんくんさせたり、コンコンと木をつつくコゲラを見つけたり、いろいろな楽しさを味わうことができます。 スマホでなんでも調べることのできる時代ですが、目で見て触って、耳を澄まして、深呼吸しながら匂いを感じて、里山の恵みを味わう。素敵な体験のできる宍塚の里山に親子で遊びにきてください。(宍塚の自然と歴史の会 会員)

2人の宇宙飛行士がつくばデビュー JAXA特別公開で

宇宙航空研究開発機構(JAXA)が26日、つくば市千現の筑波宇宙センターで開いた特別公開で、2人の宇宙飛行士がつくばデビューを飾った。21日に日本の新たな宇宙飛行士として認定されたばかりの米田あゆさん(29)と諏訪理さん(47)。月探査計画を含む将来の宇宙プロジェクトに向けて意気込みを語り、イベント参加者からの質問に答えた。この日約4800人を集めた特別公開には40を超すイベントが用意された。注目を集めたのは「宇宙飛行士候補者 基礎訓練報告会」。2人は昨年、宇宙飛行士の候補者に選ばれたあと、約1年半の基礎訓練を経て21日、JAXAから正式に宇宙飛行士として認定された。このため「候補者」の肩書が外れて、一般向けに初のお披露目となる晴れ舞台になった。 報告会では、4つの分野からなる基礎訓練の内容が紹介された。飛行機に乗って無重力に近い環境を体験したり、自衛隊のサバイバル訓練に参加するなどの経験を積んだ。そのうえで宇宙実験に必要な科学的な知識などを問う試験があり、合格の報に2人は「ワクワクしている」(米田さん)、「一歩一歩頑張ってやっていきたい」(諏訪さん)と決意を新たにした。2人は今後、渡米してNASA(アメリカ航空宇宙局)で宇宙飛行士としての訓練を受けることになる。アメリカが主導する国際月探査プロジェクト「アルテミス計画」など国際的な月探査計画に参加して、日本人として初めて月面に降り立つことも期待されている。 質疑応答で「月で何をしたいか」を問われた2人は「空気のない月では影が暗く映ると聞くので、かくれんぼをしたらどうなるか試してみたい」(米田さん)、「太陽系がどうやってできたか、地球がどうやってできたか、月がどうやってできたか分かるような石を探したい」(諏訪さん)などと答え、会場を沸かせた。JAXAでは13年ぶりの宇宙飛行士の誕生で、これで古川聡さん、星出彰彦さんら7人の陣容になる。報告会は事前予約制で参加者を募ったが、新たな飛行士誕生を知った多くの宇宙ファンが会場に詰め掛けた。千葉県柏市から来た中学2年と小学5年のきょうだいの兄、中村凌さんは「旅客機のパイロットを目指しているので飛行機での無重力訓練の話が興味深かった」、妹の葵さんは「米田さんはかっこよくて堂々としていて憧れの存在になった」という。(相澤冬樹)

あす投開票 衆院選、つくば市長・市議選

解散に伴う衆院選と、任期満了に伴うつくば市長・同市議選(定数28)は27日午前7時から午後7時まで、市内76カ所で投票が行われ、午後8時30分から同市流星台の市桜総合体育館で即日開票される。開票は衆院選小選挙区、同比例区、最高裁国民審査、市長選、市議選の順で行われ、すべての大勢が判明するのは翌28日未明ごろになりそうだ。有権者数は19万9711人(19日現在)で、4年前より約1万2000人増えた。25日までの期日前投票の投票率は15.94%だった。 衆院選小選挙区茨城6区(つくば、土浦、石岡市など)に立候補しているのは、立憲前職で3期目を目指す党副幹事長の青山大人氏(45)、共産新人で元つくばみらい市議の間宮美知子氏(77)、自民前職で3期目を目指す元総務政務官の国光文乃氏(45)の3氏。 つくば市長選に立候補しているのは、現職で3期目を目指す五十嵐立青氏(46)=無所属=と、新人で前県議の星田弘司(50)=無所属、自民推薦=の2氏。 同市議選には定員を18人上回る46人が立候補している。内訳は現職が19人、新人が27人。政党別は自民1人、公明3人、共産3人、市民ネット4人、無所属35人。 市長選に立候補している五十嵐氏は「ともに創る。誰一人取り残さない」をスローガンに掲げる。告示後は主に、応援を得る市議会最大会派の市議選立候補者らと連日、市内各所で街頭演説に立ち、市内TX線各駅でのあいさつを重ねてきた。26日は午後7時から、つくば駅前の商業施設BiViつくば前で最後の訴えをする。 星田氏は「市政を再起動」をスローガンに掲げる。大井川和彦知事、いばらき自民党の県議、片山さつき参院議員など自民党国会議員らの応援を得て、連日、市内各所で街頭演説と、市内TX線各駅でのあいさつを重ねてきた。26日は午後5時から、同市上横場のシティマーケットうおまつ本店駐車場で最後の訴えをする。 【つくば市長選立候補者】届け出順 五十嵐 立青(いがらし・たつお)46 市長 無現②【略歴】筑波大学大学院人文社会科学研究科修了。つくば市長。つくば観光コンベンション協会会長。いがらしコーチングオフィス代表。茨城パラスポーツ協会理事。元・NPO法人つくばアグリチャレンジ理事長。つくば市出身。梅園在住【公約】①市役所のデジタル化など徹底した行政改革②全天候型のこどもの遊び場整備など安心の子育て・教育③高齢者の生活支援事業推進など頼れる福祉 星田 こうじ(ほしだ・こうじ)50 自新【略歴】明治大公共政策大学院ガバナンス研究科修了。星田建設工業社員。茨城県パワーリフティング協会会長。茨城県行政書士会顧問。茨城県建設業協会顧問。元・つくば市議会議員。元・茨城県議会議員。つくば市出身。西大沼在住【公約】①地域産業支援と「つくばブランド」の発掘・確立・セールス②市民の命と生活、雇用を守り抜く③「教育日本一」の実現と徹底した「子育て・女性支援」 【つくば市議選立候補者】(定数28)届け出順篠内 幸代 46 公新 小野川川村 直子 52 市現 花園渡辺 峰子 55 公新 高見原田代  優 33 無新 学園の森薮下(鎌田)典子 49 無新 上横場齊藤 新吾 49 無新 吾妻飯岡 宏之 62 無現 上野小村 政文 30 無現 花畑広石 恒生 57 無新 牧園桜井 裕基 41 無新 玉取野崎 裕二 37 無新 竹園田島 由紀...

田舎暮らしのススメ《文京町便り》33

【コラム・原田博夫】大都市の生活は刺激的だ。若者はそれに魅力を感じる。何を隠そう私も若かった時代は、そうした利便さと刺激を求めて上京した。大学入学以来、東京を拠点とする生活が、定年退職時(70歳)の最近まで続いた。とはいえ勤務先が、勤務形態が四六時中拘束される一般企業・官庁ではなかったので、1年のうち数カ月はふるさと(茨城県)で過ごし、親戚や友人との人間関係を維持してきた。 そこに、退職した翌年(2020年)、新型コロナが出現した。すると、都内での会合が激減した。しかし、これをカバーすべく、インターネットを使ったウェブ会議・ミーティングが全国的に浸透した。そうすると、東京に居住している必然性が低下した。 東京都心部の生活費は相当な高さだ。そもそも利便性の高い高層マンションの購入費・賃貸料・住居費は高い。食材も高級・上質だが、値段は高い。生活の便利さや文化面での新奇さ・刺激・多様性を容易に享受できるのはいいが、心の平静さや自然との触れ合いに制約が生じる。以前からそれとなく想定していた「再度の田舎暮らし」を、コロナ禍を潮に本格化させた。 そもそも、パソコン画面上部のカメラやマイクについては、パソコン使用時の本人確認以外には、インターネットを使っていてもこれまで全く利用してこなかった。ところがウェブ会議が始まってみると、これらは見事かつ十分に使える。というか、ウェブ会議が始まった当初は、(やや高性能の)カメラとマイクを別途用意する必要があるのではないかと危惧したが、それは全くの杞憂(きゆう)だった。 ウェブ会議の有効性は甚大 こうした生活スタイルに馴染(なじ)んでみると、すでにある程度の社会関係・人間関係を確立している人間にとっては、インターネットやウェブ会議を活用すれば、田舎暮らしでもそれ以前に確立した社会生活を十分に維持できることが分かった。 とはいえ、田舎暮らしでの不便さは、利用できる公共交通体系が制約されていて、マイカー移動に全面的に依存せざるを得ないことである。したがって、運転免許証の返上には、現時点では躊躇(ちゅうちょ)せざるを得ない。バス運行の利便性も、東京などと比べると、遅延・頻度のいずれでもはるかに低レベルである。田舎こそ、こうした公共交通システム・運行のきめ細かさが求められている。そのための国・地方自治体の財政措置などは、相当に工夫の余地がある。 コロナ禍を契機にした以上の発見は、グローバルにも成立する。要するに、ウェブ会議の有効性は甚大で、それこそ日本に居ながら、世界中とグローバル・同時につながることができる。現に私も、海外のいくつかのメディア・研究機関・知人と定期的あるいは臨時にウェブ会議の機会がある。これまでであれば、わざわざ海外にお金と時間をかけて足を運ばなくてはならなかった会議も、軽いミーティング感覚で参加できる。この利便さとその効用は圧倒的・抜群である。 ただウェブ会議では、初対面の人柄やニュアンスを味わうのは困難であり、同時進行・体験に関してはとりわけ時差の制約を感じることが多い。また、情報発信に関しては、SNS(ユーチューブなど)のメディアに分がある。いずれにせよ、20世紀末以降のインターネット・ICTの革新・向上もあり、日本国内の都市と農村の格差解消だけでなく、世界各国とのグローバルな共存も同時進行している。(専修大学名誉教授)

茎崎地区、市政満足度 際立って低く 地域格差【アングルつくば市長選’24】下

つくば市政に対する満足度について、市民の意見を把握するため市が2年に一度実施している「市民意識調査」がある。目立つのは、茎崎地区住民の市政に対する満足度が他地区と比べて際立って低いことだ。 調査は市の現状やまちづくりについて42項目を質問している。18歳以上の3000人を対象に、地区や年齢の偏りを無くし無作為抽出で行っている調査で、今後の施策形成と市政運営の基礎資料となる。昨年8月に実施した最新の調査では48.2%が回答した。 つくば市の住み心地を訪ねた設問では「住みやすい」「どちらかといえば住みやすい」と合わせた回答が市全体で83.3%と8割を超えているのに対し、地区別の集計で茎崎地区は63.2%と、市平均より20ポイント低く、地区別では最も低い。住みにくい理由としては、「交通の便が悪い」「日常生活が不便」「公共施設が不足」などが挙げられている。 「つくば市は自分らしく自分のやりたいことができるまちであるか」と設問に対しては、市全体で「そう思う」「どちらかといえばそう思う」を合わせた回答が56.6%なのに対し、茎崎地区は最も低い42.8%。ほかに豊里、筑波地区も50%を下回っている。つくば駅周辺の研究学園地区が66%、TX沿線開発地区が55.4%であるのと比べると、茎崎地区は12~23%満足度が低い。 「市政に市民の声が生かされているか」の設問に対するしては、市全体で「そう思う」「どちらかといえばそう思う」を合わせた回答が26.9%。「そう思わない」「どちらかといえばそう思わない」を合わせた回答は市全体で31.2%あり、「わからない」が39%ある。地区別では、こちらも茎崎地区の満足度が最も低く「そう思う」「どちらかといえばそう思う」は17.3%と市全体と比べ9.6ポイント低く、「そう思わない」「どちらかといえばそう思わない」が39.1%と4割を占める。 「つくば市には子供を安心して生み育てられる環境が整っているか」に対する回答も茎崎地区が際立って低いのが目立つなど、市政に対する市民の満足度には、地域格差が歴然とあることが分かる。 茎崎地区は、首都圏に通勤する主に団塊世代のサラリーマン世帯が、1970年代から80年代に一戸建て住宅を購入し、移り住んだベッドタウンで、今、高齢化が進んでいる。今年3月策定の第9期市高齢者福祉計画によると、茎崎地区の高齢化率は38.07%で、筑波地区の38.13%に次いで高い。TX沿線地区への人口増加が進む谷田部地区の高齢化率12.48%と比べ、高齢化率は3倍になる。 市民意識調査で際立つ茎崎地区住民の市政満足度の低さについて、同地区の一戸建て住宅団地、桜が丘に住み、地域の通学路の草刈りやごみ拾い、防犯パトロールなどに取り組むNPO桜が丘おはな会の小原利治さんは「茎崎地区は高齢化が進み、外に出ない人が増えている。交通の便も悪く、陸の孤島にいるように感じている人もいるのではないか。空き家対策に取り組み、企業を誘致し、若い人たちが入ってくるようなまちにしてほしい」と話す。 同地区に約60年前に転居し、住民運動などを通して長年まちづくりに取り組んできたてきた女性(90)は「合併前の茎崎町だったころと比べて、ものを言うリーダーが少なくなったように感じる」と話し「茎崎地区は6号牛久土浦バイパスの工事が進み、常磐線とつくばエクスプレスの両方の駅、常磐道と圏央道の両方のインターチェンジが近く交通の便がいい。まちに企業を誘致し、若い人が住みやすい市営住宅を用意するなど、若い人が希望をもてるまちづくりを構想することが必要」と話す。 茎崎地区について▽市長選に立候補している五十嵐立青氏は、給食レストラン整備、茎崎保健センターの市民利用施設への改修、牛久沼の生態系を生かした活性化などを掲げる▽星田弘司氏は、龍ケ崎、牛久、つくばみらいなどとの連携を強化した牛久沼周辺の活用などを掲げている。(鈴木宏子) 終わり

天気予報《遊民通信》99

【コラム・田口哲郎】 前略 最近、スマホで雨雲レーダーというもの使っています。現在地に雨雲が近づくとアラームで知らせてくれるというアプリです。10分刻みで予測をするのでとても精度の高い予報を受け取ることができます。私はいつも出かけるときに、このスマホの雨雲レーダーを見るようになりました。 このごろ天気予報の精度が上がっていますが、ふと昔の天気予報はどうだったのかと思います。雨雲レーダーにしろ、精度の高い例えば線状降水帯などの予報は気象衛星があるから可能なのでしょう。昔は衛星などなかったのですから、予測が大変だったと思いますし、精度もそれほど高くなかったと思われます。 空模様を見て、あるいは気圧を感じて、風向きや気温で、天気予報をする人、猫の毛の感じを見て予報する人もいましたね。いずれにしても、地上にいる人が五感を駆使して空を見るよりも、宇宙を飛んでいる衛星画像を見て俯瞰(ふかん)したほうがよりよく天気を予測できるというのは、当たり前と言えば当たり前なのですが、やはり天気は天の領域のものなのだなあという気がします。 予報が進化しても天気は変えられない ここまで予測ができるようになったとしても、人間が天気を瞬時に変えることはできません。地球温暖化など長期的な変動の原因が人間の活動であることはあっても、今から2時間は晴れて欲しいので晴れに、とか日照り続きなので雨が降を降らせる、なんてことは不可能です。ここにもやはり天気は天の領域のことなのだなあと思わせられます。 茨城県南は筑波山が突出して高いですが、山がちな土地はあまりなく、平坦な地域だと思います。比較的災害は少ない印象ですが、線状降水帯などが発生し、短時間に大雨が降ると、河川の氾濫や土地の浸水が起こりますし、低くても崖崩れなどがある場合があります。 天の気によって地上が変えられてしまうことからしても、天気は天の領域のことなのだなあと思わされます。ごきげんよう。 草々 (散歩好きの文明批評家)

ジャズ、ロックなど51バンド集結 26、27日 つくば駅前で音楽祭

まちかど音楽市場20周年 ジャズやロック、ブルースなど51バンド300人以上のミュージシャンが集結する音楽祭「キラバイ フェット・ド・ラ・ミュージック(Fēte de la musique)」が26、27日の2日間、つくば駅前の同市吾妻、つくばセンター広場で開催される。 まちかどに音楽が聞こえる街をつくろうと、2004年から同市内でボランティアによるライブイベントなどを開催してきた市民グループ「まちかど音楽市場」代表の三浦一憲さん(72)らが、20周年の意味合いを込め、音楽の素晴らしさを知ってもらおうとこれまでにない規模の音楽祭を開催する。 三浦さんが呼び掛けて14人で組織する実行委員会をつくり、入場無料で開催する。会場には同時に5つのステージを設ける。 魅力度最下位を逆さに 「キラバイ」は、イバラキを逆さに読んだ言葉。茨城は2023年の魅力度ランキングで最下位の47位(24年は45位)だったが、逆さにすればナンバー1になるという意味で名付けたと三浦さん。茨城県の地図を逆さまにして、目と口を書いた妖怪「キラバイ」というキャラクターも作り、商標登録申請中だ。 5つのステージのうちメーンステージは、石のステージと呼ばれるモニュメントプラザになる。26日はロック&ジャズの6バンド、27日はジャズのビッグ・バンド6バンドが出演する。アメージングボイスとして国内のみならず海外からも歌唱力が賞賛されるaya Saekiや、2007年日本ジャズヴォーカル賞特別編奨励賞を受賞した星野由美子などが27日のメーンステージにビッグ・バンドのボーカルとして登場する。 ほかに市民参加型の地域ステージとして4つのテントにステージが設置される。つくば地域などの演奏者らによる「吉沼ステージ」、県西桜川地域による一般参加ジャズセッションなどが催される「桜川ビレッジステージ」、県南土浦地域による弾き語り系の「サケクラすのっぶ」とジャズ&ブルースと弾き語りの「土浦音レンコンステージ」の4ステージで、多くのミュージシャンが集結する。 特別参加として産業技術総合研究所人工知能研究センター・人間情報インタラクション研究部門が「リアル音楽と音楽AIの融合」をテーマに特別展示を行う。 三浦さんは「大人の音楽祭だが、子供たちにも音楽を聞いてもらうことで未来の音楽家や音楽ファンを育てたい」と話し、子供たちのためにぬり絵を用意するほか、チラシを当日持参すればキラバイシールをプレゼントする。 一方、企画が大きくなった分、資金が必要となる。クラウドファンディングも利用したが期待通り集まらず、現在もスポンサー集めに苦慮している。当日会場で活動資金の募集も呼び掛ける予定だ。 三浦さんは「茨城に音楽文化を根付かせ元気にしたいと音楽祭を始めた。今回初めての大きな音楽イベントなので、まずは楽しんでもらいたい」と話す。 第1回つくば中華フェスを同時開催 26、27日はつくばセンタービルで「第1回つくば中華フェス2024」を同時開催する。つくばの中華料理の名店など15店が一堂に会し屋台で中華グルメを提供する。本格獅子舞や変面ショーなどの中華文化も楽しめる。主催はつくば中華フェス実行委員会。(榎田智司) ◆音楽祭「キラバイ フェット・ド・ラ・ミュージック」は26日(土)、27日(日)いずれも午前11時~午後5時、つくば市吾妻1-10-1 つくばセンター広場で開催。問い合わせはメール(Miura.kuro1245@gmail.com=三浦さん)へ。 ◆つくば中華フェスは26日(土)は午前11時~午後8時、27日は午前10時~午後7時、つくばセンター広場で開催。

受験競争さらに激化も県「定員増必要ない」 県立高校不足【アングルつくば市長選’24】中

今つくば市の最大の課題の一つが、県立高校が不足している問題だ。人口が増え、子育て世帯が増加し、義務教育の小中学校などは市内のTX沿線地区に新たに7校が開校したにもかかわらず、市内の全日制県立高校の定員は中学卒業者数の6人に1人の枠しかない。市民団体「つくば市の小中学生の高校進学を考える会」(片岡英明代表)の調査によると、つくばの募集枠は水戸市の3分の1だ。 つくばに県立高校が不足している問題は、市民団体が2021年の市議会9月議会に出した請願をきっかけに顕在化した。以来3年間、市民団体と市選出県議、市などが一丸となって県に対し要望活動を続けてきた。にもかかわらず高校受験を控える中学3年生の受験環境は、3年前よりますます激化している。 これまでの県に対する要望活動の成果として、つくばサイエンス高校の定員が2学級80人増加、牛久栄進高校が1学級40人増加した。一方で、旧制一高に付属中が新設されたことで土浦一高の定員が2学級80人減、水海道一高が1学級40人減、下妻一高が1学級40人減となった。片や県の試算によると、つくば市の中学生は2024年から28年までに254人増え、24年から30年までに380人増える。 前提の算定方法を変更 来年度の県立高校募集定員の発表を前に、県教育庁は今月17日「県立高校の今後の募集学級数・募集定員の見込みを試算」と題する資料を明らかにした。その中で「中学校卒業者数の増加がみられるつくばエリアの状況」という項目を設け、「現時点では定員増が必要との判断には至ってない」とする方針を示した。 同資料によると、つくば市からの主な通学圏は、つくば市内の県立高校のほか、概ね片道1時間未満で通学ができる周辺市の県立高校となっている。このためつくば市の中学校卒業者数増加については、県内を12エリアに分けた「つくばTX沿線エリア」(つくば、つくばみらい、守谷、常総市、牛久市の一部など)とは別に、隣接している土浦市などの「県南北部エリア」の一部、下妻市などの「県西北東部エリア」の一部、牛久市などの「県南南部エリア」の一部を含めた7市17校(筑波、竹園、つくばサイエンス、並木中等、石下紫峰、水海道一、水海道二、伊奈、守谷、土浦一、土浦二、土浦三、土浦工業、牛久、牛久栄進、下妻一、下妻二)の入学状況を踏まえて検討するとした、 さらに、現在の推計では7市の中学校卒業者数が最大7043人となるのは2028年で、24年から180人増加する見込みだが。今年度の筑波高校、つくばサイエンス高校の欠員数の合計は194人で、中学校卒業者数だけで比較すれば現行の募集定員で足りる。魅力づくりにより筑波高とつくばサイエンス高の欠員が解消していくことを前提として28年の対象17校の入学見込みを推計したところ、2024年の募集定員の4120人に収まっている、その後は7市の中学卒業者数は減少が見込まれていることから、現時点では定員増が必要ではないーとの判断だ。背景には県全体で中学生が減少し続けていることがある。 県立高校の適正配置を考える前提として県は、県内を12エリアに分け、エリアごとに検討してきた。今回示された判断は、これまで前提としてきた県内12エリアとは別に、隣接市を含めた7市という新たなエリアを設けており、前提条件を変えるものだ。 これについて県教育庁高校教育改革推進室は「(今回示した判断は)12エリアを原則としベースとするが、エリアの実情を踏まえたもの」だとする。 校舎増築費負担提案に「費用の問題ではない」 つくば市が毎年行っている県に対する来年度予算編成要望が今年は9月5日に行われた。つくば市長は自身のSNSで、9月の予算要望の際「つくば市が既存の県立高校の校舎増築分の費用を市で負担することを提案した。例えば竹園高校を1学年2学級80名分増やすと、3学年で6学級分の建設費をつくば市で持つ」などと発信した。 市の新たな提案に対して県は「提案はあったが、そもそも費用の問題ではなく、現時点で実質的に定員増は必要ないという判断」だと、市の提案を一蹴する。 「事態は深刻に」 市民団体の片岡代表は「(県立高校が不足していることから)つくばでは県立中学を受験するために小学3、4年から塾に行くという状況になっており、その状況が今、土浦市などにも広がっている。事態は深刻になっている」と数字を示して指摘する。「この状況は社会的につくられたもの。個人の努力の問題ではない。社会が、県が、対応しなくてはならない」と話す。 県立高校が不足している問題をどうすべきなのか。▽市長選に立候補している五十嵐立青氏は「既存校の定員増を県に要望し、増設分の校舎の建設費は市で負担する提案をした。県立・私立高の誘致と県立高の定員増に向けた働き掛けをしていく」とする。▽星田弘司氏は「短期的には県立高校の募集定員増を県と交渉し、公立高校の誘致、県立高校の新設、市立高校の設置検討などあらゆる可能性を排除せずしっかり取り組む」とする。(鈴木宏子) 県立高校不足問題をめぐる最近の動き2021年4月 県立土浦一高に付属中併設、定員減2021年10月 市民団体「つくば市の小中学生の高校進学を考える会」が市議会に出した県立高校新設や既存校の定員増などを求める意見書採択を求める請願が全会一致で採択2022年4月 水海道一高、下妻一高に付属中新設、定員減2022年12月 大井川和彦知事が県総合教育会議で「つくば市立高校をつくってはどうか」と発言2022年12月 つくば市などへの県立高校の新設や既存校の定員増などを求める県議会請願が継続審査に2023年4月 つくばサイエンス高を2学級増2024年4月 牛久栄進高を1学級増、筑波高校に進学対応コースを1学級新設2024年4月 つくば市が高校生に通学費補助など開始2025年4月 つくばサイエンス高に普通科を3学級新設

まゆの花《写真だいすき》33

【コラム・オダギ秀】写真を撮る仕事をしていると、さまざまなことを知ることができた。えっ、こんなことがあるのか、こんなものがあるのか、と。 まゆで作る花があり、美しいものだと知ったのも、そんな仕事を通じてだった。「まゆ」とは、かつて絹布を作っていた蚕(カイコ)という小さな生き物が作る生糸の材料となる小指の先ほどのもので、人間はそれをほどいて糸にし、絹布を織った。かつての日本は、その大産地であったが、現在はゼロに近い。 ある日、ボクはその蚕のまゆで作った「まゆの花」を目にし、その作者に取材を申し込んだ。その自宅にしばらく通い、たくさんの作品を見て、養蚕業のことや桑の木のこと、蚕のことを知った。現在は全国にも数えるほどとなった養蚕農家だが、かつては茨城にもそこここに桑畑があった。 一面の桑畑風景は珍しくなかった。桑の木は10数メートル高に育つそうだが、手の届く範囲に育てるのが当然だったから、現在、畑の隅などで高々と伸びている桑の木は、桑畑の名残なのかも知れない。かつては、土浦や茨城にも、養蚕を研究する公的機関があったが、その存在を覚えている人も少なくなった。 桑畑は一面に広がっていて、桑の木の畑とはそんなものだと思っていた。美しい農村の風景だった。 気が抜けないの 初めて訪ねた日、農家の主婦の彼女は自宅に見当たらない。しばらく待つと、やがて彼女は、桑の木を山のように背負って帰ってきた。柔らかい葉が茂った桑の木の枝先を、蚕の餌に採ってきたのだった。「毎日、2、3度ぐらい桑の葉をあげないと、間に合わないんです」と、案内された蚕室で彼女は笑った。 蚕室には、一面が白く見えるほど、芋虫のような蚕がうごめいていて、ザワザワという音が聞こえるほど桑の葉を食べていた。 ボクは、まゆの花を撮ることで蚕の生態や、桑の木のこと、養蚕業がいかに厳しいか、その現状も知った。いずれも、それでどうということもなかったが、人間が、生き物の命から多くのものを得、多くのことを学んできたことを自分に取り込むことができた。「生き物を育てているから、少しも気が抜けないの。子育てと同じね」と彼女は笑っていた。(写真家、日本写真家協会会員、土浦写真家協会会長)

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