日曜日, 4月 5, 2026

市議選43陣営が出席 つくば市で立候補届出書類の事前審査

任期満了に伴って20日告示、27日投開票で行われるつくば市長選・市議選(定数28)の立候補届け出書類の事前審査が2日と3日、同市役所で行われ、市長選は1陣営、市議選は定数15人超の43陣営が出席した。 市長選は新人で自民推薦の星田弘司陣営が出席した。現職の五十嵐立青陣営は後日、書類審査を受けるとみられる。 市議選の43陣営は現職18、新人25。8月の立候補予定者事前説明会(8月18日付)は38陣営が出席しており5人増えた。今後さらに現職1人が事前審査を受けるとみられるほか、立候補を検討中の新人が複数いるとみられる。43陣営の男女別は男性31、女性12。 4年前の2020年の市議選は13人超の41人が立候補した。

霞ケ浦にハワイを見っけ! フラダンス8教室 土浦に集結

土浦、つくば両市にあるフラダンスの教室が20日、土浦市大岩田の霞ケ浦総合公園に集結、「ハワイの風景にそっくり」という湖畔の芝生広場を会場に、日がなフラのパーティーに興じる。ALOHA PARTY(アロハパーティー)実行委員会による2回目の開催。ハワイ語でフラダンス教室の意味になる「ハラウ」8団体が集結する。実行委員会を束ねる桑名美千代代表によれば「フラダンスのイベントは公民館とか市民会館とかで行われていたけど、コロナ禍以来みんなで集まりにくくなった。やっぱりフラは太陽の下踊るもの。騒ぎが癒えたら、屋外で集まりたいね」とよく話していたという。そんなとき霞ケ浦総合公園にある国民宿舎水郷「霞浦の湯(かほのゆ)」の2階の窓から見える霞ケ浦の景色にびっくり。入り江の芝生広場が「ハワイの風景によく似ている」と昨年秋、土浦、つくば両市の各教室に呼び掛け、7団体の参加で1回目を開いた。これが好天にも恵まれ、好評。今回は8つのハラウに拡大した。Kapā Hula O Kulia ikeākea(カパー フラ オ クーリアイケーア)、LANIKEA HULA STUDIO(ラニケア フラ スタジオ)、Hālau Hula 'O Mino'aka(ハーラウ フラ オ ミノアカ)、Hālau Hula O Wailani(ハーラウ フラ オワイラニ)、Hoa...

何かになりたい《ことばのおはなし》74

【コラム・山口絹記】最近、ふと「今の仕事は、こどもの頃からの夢だったんですか?」と聞かれたことがあった。不意の質問だったので、「ええ、まぁ…はい」と答えてしまった。「よかったですね、やりがいがありますね」と言われ、なんとなく、もやもやとした気持ちになった。 私はこの「夢」ということばが好きではない。それが、なんらかの「職業」を指しているならなおさらだ。この「夢」ということばはカタチを変えて日常のそこかしこに潜んでいる。それは、「なりたい自分」とか、「自己実現」とか、「志望」とかいうことばであり、人生のそこかしこで、ふと目の前に現れては人の心をかき乱す。 一度ことばにして「夢」というものを自分の中で定義してしまえば、それはいとも簡単に自分の心の中に根をはり、場合によっては自らを縛る呪いのようなものになっていく。安直で雑な呪いだ。 実際のところ、ここで言う「夢」というのは、一時の状態でしかなく、その状態に行きつくまでは、頭の中のことばでしかない。そして、その「夢」がかなった状態になったとしても、当然のことながら続きがある。仕事であれば辞めるという選択肢があり、自分の意思とは関係なく辞めざるを得ないときがあり、そして、死ぬまで続けることができる仕事というのは限られているのだ。 どうなりたいか 一度「夢」という状態がかなったとして、その状態をやめるということは、「夢」を諦めるということにはなるまいか? かなった「夢」という状態が、いつかはしがみつく対象になることはないのだろうか? これはあまり健全な状態であるとは言えないだろう。 実のところ、これは「夢」と言うものの定義設定の問題であると、私は思うのだ。「夢」というものを一時の状態に設定しまうのは安易ではあるが、だからこそ何かがおかしくなってしまう。 大切なのは、何になりたいか、ではなく、「どうなりたいか」なのだから。「どうなりたいか」の途中に「何になりたいか」があり、何になるかについては、常に選択肢があり続けるのが健全だ。そして、どうなりたいか、という自分は、自ずとその時々の自分に寄り添って変わっていくだろう。 難しい話ではない。最初は、「優しくありたい」なんてことでよいのだ。いっそ単純なほうがよい。他人と同じでよい。小さい時は友達にやさしくあればよい。孤独な時は自分に優しくあればよい。大切な人ができたなら、その人に優しくあればよいではないか。単純だが、十分に難しいことでもある。 そして、一生をかけて、その優しさを自分なりに研ぎ澄ませていく。そうすれば、なぜ自分が「優しくありたい」と思ったのか、わかる日が来るかもしれない。私はそう考えている。(言語研究者)

つくば秀英が夏の雪辱果たす 霞ケ浦を破り初優勝【秋季高校野球茨城】

第77回秋季関東地区高校野球茨城県大会は2日、ひたちなか市民球場で決勝が行われた。夏の決勝と同じ対戦となった今回は、つくば秀英が霞ケ浦を5−2で破り、見事に夏の雪辱を果たし悲願の大会初優勝を勝ち取った。 第77回秋季関東地区高校野球茨城県大会決勝(10月2日、ひたちなか市民球場)つくば秀英 013 000 100 5霞 ケ 浦 000 002 000 2 試合前、つくば秀英の桜井健監督は「夏のリベンジを果たす考えは持つな。新しい代になり新チームで新たに勝ちに行く」と選手を送り出した。 つくば秀英先発の中郷泰臣は初回、霞ケ浦打線を3者凡退に抑えると、2回に先頭の知久耀がセンターにヒットを放ち出塁。さらに稲葉煌亮が送ってバントを決め2塁へ進んだ。2死後、沢畑悠斗がまっすぐを振り抜き打球はライトへのタイムリーヒットに。知久がホームインし先制した。 つくば秀英は3回に1点を追加、なお2、3塁のチャンスに、稲葉がセンターへ2点タイムリーを放って4−0とリードを広げた。 一方、5回まで中郷に2安打に抑えられていた霞ケ浦は、6回にヒットと四球、送りバントで2塁、3塁のチャンスをつくり、鹿又嵩翔のライトへのタイムリーで1点を返し、さらに満塁とする。西野結太が、代わったつくば秀英の2番手斎藤柾希から押し出しの四球を選び1点追加、2点差に追い上げた。 つくば秀英は、7回に稲葉が2本目となるタイムリーを放ち突き放すと、7回、斎藤が霞ケ浦打線を3者凡退に抑えた。8回、9回は羽富玲央が抑え、つくば秀英が3人の継投で霞ケ浦打線を5安打2失点に抑えた。霞ケ浦は9年ぶり5度目の優勝は果たせなかった。  優勝したつくば秀英の桜井監督は「夏の決勝を経験し、落ち着いて強い気持ちでプレーが出来た。関東大会までにワンランク強くしてレベルアップし、関東の強豪校相手にくらいついていきたい」と話した。チームに勢いをつける先制のタイムリーを放った沢畑は「関東大会ではチーム一丸となりベスト4以上を狙う」と意気込んだ。 霞ケ浦の大橋泰祥主将は「必ず優勝して関東大会に行く気持ちで試合に挑んだが、練習でやってきたことが出来ずミスが出た。関東大会では2回勝ってセンバツに行く」と誓った。 来春のセンバツ(春の甲子園)出場の選考基準となる秋季関東大会は、26日に神奈川県で開幕する。つくば秀英は初出場、霞ケ浦は2019年以来5年ぶりの出場となる。(高橋浩一)

夏から秋にシフト 国環研の一般公開 事前申込受付中

「夏が年々暑くなっている」判断から 今年創立50周年を迎えた国立環境研究所(国環研、つくば市小野川、木本昌秀理事長)の地域向け一般公開は今年、初めての秋開催に切り替えられ、10月19日午前10時から開かれる。入場は自由だが、「これからの50年」を見据えて、児童生徒向けのイベントを充実させ、事前参加申し込みを受け付けている。今年の開催テーマは「環境をまもりはぐくむ。国環研の50年と、これからの君へ」。国環研は1974年に国立公害研究所として開設され、90年に国立環境研究所に名称を変更。2004年から昨年まで「夏の大公開」として開かれていたが、「気候変動によって夏が年々暑くなっている」判断から秋の開催に切り替えた。施設公開をはじめ、体験・展示コーナー、講演会の開催を予定している。講演では、つくば科学教育マイスターの一ノ瀬俊明さんによるトーク「空から地面の温度を見てみよう」が4回予定されている。温度が見えるカメラ(赤外線サーモカメラ)をドローンに装着して、いろいろな場所の動画を空から撮影した。同市の洞峰公園や土浦花火大会、長野の山や茨城の海などの動画を上映しながら、クイズをまじえて各地の温度の特徴などの解説を聞くことができる。対象は小学5年生以上対象、各回先着順最大10人。体験コーナーで事前申し込みが必要なのは、▽すごろく「気候変動適応への道」=遊びながら気候変動への適応行動を学べるすごろくゲーム。対象は小学生以上、会場は大山記念ホール▽研究者と話そう!「ココが知りたい地球温暖化」=小学5年生以上、同▽ エコチル調査を体験しよう!「体組成測定&食事習慣質問票」=測定体験により自分の身体や食事のバランスを知ることができる。小学5年~中学3年、環境保健研究棟など。それぞれ3回の開催が予定されている。展示では、「田んぼダム」の仕組みを見てみよう=田んぼダムの仕組みを再現した模型に水を実際に流す実験を行う。4回、各回抽選で6人受付ーなどがある。(相澤冬樹)◆事前申し込みの詳細はこちらから各申し込みフォームに。同ホームページでは当日整理券を配布するイベントの紹介もされている。当日は自動車での入構はできない。つくば駅、ひたち野うしく駅から「環境研究所」行きの路線バスがあるほか、当日は「無料バス」を運行予定。

正しい自分を分かってほしい《続・気軽にSOS》154

【コラム・浅井和幸】人は争うものです。小さなことから大きなことまで。個人対個人から国対国まで。時には前向きに捉えられる争いもありますが、ほとんどの場合、誰も得をしないのではないかなと思う争いが多いものです。 私が国の争いに首を突っ込むことはできませんが、個人間や団体内であったり、団体同士の仲裁や整理に立ち会うことはあります。全く意見が対立していることもありますが、意外に多いのは、目的が一緒であるのにちょっとした順番や言葉の行き違いです。みんな不安でおびえているのかもしれません。 そして、相手の言動が意味することに対する推測が大きく間違っているのです。自分に対してこのような言動をするのは自分をつぶしたいからだと推測をしているが、実は相手は褒めてほしいだけ―など。 残念なことに、私たちは戦略的によく考えてコミュニケーションをとっていると錯覚しているだけで、単に感情的であったり、目的に即した言動よりも思い付きでの言動で生活していることがほとんどです。特にささいなことでの争いは、自分を分かってほしい、そうしてもらわないと怖いという、不安に振り回されているものです。 私は間に入るときに、争わずに仲良く生きることがよいという価値観を伝えるつもりはなく、単純に各々の目的や感情などを整理したり通訳をしたりしているイメージで対応しています。それは、それぞれの事実と推測を分けて考えること。推測は確実ではないので、3つぐらい別の可能性を考えられるとよいですね。 共通の言語や相手の言葉で伝えること、例えば、出来るだけ頑張ると言ってもどれぐらいが「頑張っている」を指すのか分からないので、頑張って3日以内に回答するなど、数字で伝えられるとよいですね。 いくつかの可能性、筋道を考える 自分の目的に気づくこと大切です。もし自分を分かってほしいというのであれば、安全な状態で相手を分かってあげることですし、何かを達成したいのであれば、それに即した方法を考えるべきです。そして、自分の目的を達成するのに、たった一つしか方法に限定せずに、いくつかの可能性、筋道を考えてみることです。 争いになっている状況で、相手のことは理解しようとせず、自分の意見だけを通そうとする。自分が普通であることだけを主張しても、争いは大きくなり溝は深まるばかりですから。(精神保健福祉士)

公共ライドシェア 来年1月運行 つくば、土浦など4市 ドライバー募集開始

バスやタクシーなどの移動手段を確保することが困難な交通空白地で、自治体が運送主体となり、一般ドライバーが自家用車を使って有償で乗客を運ぶ「公共ライドシェア」(5月29日付)について、つくば、土浦、下妻、牛久の4市長は9月30日、共同で記者会見し、10月1日からドライバーを募集し、来年1月から運行を開始すると発表した。 それぞれ公共交通の利用が困難な4市の4つのエリアで、時間帯や利用対象者を限定するなどして運行する。初年度の来年1月から3月までについては4エリア合わせて利用者600人、ドライバー登録者80人を目標にしている。運行期間は2027年3月末までの3年3カ月間。その後継続するかどうかは、結果を見ながら4市で協議する。 4市共同で、ドライバーの募集や管理、育成をするインターネット上のドライバーバンクと、AI(人工知能)を使って配車を手配するアプリを導入し、利用者の予約に合わせ、登録ドライバーによる送迎を手配する。 ドライバーバンクと配車システムはコミュニティ・モビリティ(東京都中央区、村瀬茂高社長)が開発し、同社が運営する。運行時のドライバーの点呼やアルコールチェックなどは、地元の交通事業者がリモートで実施する。2024年度の事業費はシステム開発費を含めて、国の交付金約2億5000万円と4市の負担金計約8000万円を合わせた約3億3500万円。 運行する4エリアの地域と運行時間、利用対象は①つくば市桜ニュータウンと隣接の土浦市天川団地周辺の「つくば・土浦エリア」は、平日と土曜日が午前6~8時と午後5~9時、日曜・祝日が午前6時~午後9時に実施する。エリア内出発ならだれでも利用でき、エリア外のつくばセンター、学園並木、県南病院、ジョイフル本田荒川沖店の4カ所に行くことが出来る。 ②筑波山中腹のつつじケ丘、筑波山神社からふもとの筑波山口までの「筑波山エリア」は、平日、土日いずれも午後5~8時に実施する。エリア内での行き来のみ、観光客を含め誰でも利用できる。筑波山口からつくば駅方面などへはバスを利用する。 ➂下妻市の国道125号から南側の「下妻エリア」は、エリア内で平日、土日いずれも午前10時~午後4時に実施する。 ④牛久市の「牛久市エリア」は市全域で平日、土日いずれも午前8時~午後3時に実施する。利用対象者を、常磐線沿線などを除く市街化調整区域の住民に限定する。市内ならどこでも自由に行き来できる。 乗車料金は、距離にかかわらず①「つくば・土浦エリア」が大人1回600円②「筑波山エリア」が同1000円➂「下妻エリア」が同700円④「牛久エリア」が同700円。エリアにより子供料金や高齢者・障害者料金、直前予約料金などが設定される。支払い方法はクレジットカードによる事前決済のほか、現金でも利用できるようにする。料金設定は、タクシー料金の8割までという国が示す目安と、各地域の交通事情を加味したという。 歩合+報奨 一方、ドライバーの報酬は4エリア同額で、利用者1人当たり1回1200円の歩合に、月3回以上運行すれば1カ月当たりプラス3000円、5回以上はプラス5000円、10回以上はプラス1万円などの報奨(インセンティブ)を付ける。月3回運行すれば6600円、月5回なら1万1000円、10回なら2万2000円になり、時給2000円程度を想定したという。さらに一つの予約で利用者が複数の場合は、2人目から1人当たり半額の600円の報酬が加算される。ただし車のガソリン代、車両点検や整備費とスマートフォンの通信費などはドライバーの負担となる。 ドライバーの報酬は全エリアで利用者の利用料金を上回ることから、差額は各市が負担する。 募集条件は、普通自動車免許を取得して3年以上の21~69歳までで、過去2年以内に免許停止などの処分を受けていないことなど。エリア外からも応募できる。募集ページから、運行できるエリアと曜日、時間などを記入して登録してもらい、書類選考とオンライン面接をして選考する。 運行する自家用車にはドライブレコーターを搭載してもらい、無い場合は無償で貸し出す。車両表示ステッカーやアルコール検知器なども貸し出す。さらに登録者には講習を受講してもらい、タクシーなどが運転できる普通2種免許の取得を促すなどする。 来年1月の運行開始に向けた募集期間は10月1日から11月半ばまで。 つくば市の五十嵐市長は「2024年問題といわれるドライバー不足でコミュニティバスや路線バスが減便となっている。交通空白地の解消のため4市が連携して取り組みたい」などと話した。 ◆ドライバー募集ページはこちら

決勝はつくば秀英、霞ケ浦との再戦へ【秋季高校野球茨城】

第72回秋季関東地区高校野球茨城大会は9月30日、ひたちなか市民球場(同市新光町)で準決勝2試合が行われた。第2試合のつくば秀英対東洋大牛久は、東洋大牛久が15安打、つくば秀英が10安打という打撃戦になったが、8-5でつくば秀英がシーソーゲームを制した。 第72回秋季関東地区高等学校野球茨城大会(9月30日、ひたちなか市民球場)東洋大牛久 100210100 5つくば秀英 20030030X 8 勝利したつくば秀英の櫻井健監督は「前半でミスをしたが、粘り強く後半勝負だと想定していた。追い掛ける展開で気持ちの強さを出してくれた選手たちに感謝している」と語った。敗れた東洋大牛久の長堀肇監督は「投手3人の継投で戦ってきたが、打たれるのがちょっと早かった。打線は粘り強く打ってくれたが、15安打で5得点は監督の采配ミスと言うしかない」と振り返った。つくば秀英は7残塁、東洋大牛久は12残塁を記録している。 先発はつくば秀英が中郷泰臣、東洋大牛久が佃大地。中郷は1回に1四球と2安打で1点を奪われ、4回に暴投と3安打で2点を失った。佃は1回に2安打2四球と暴投で2失点の後、4回に安打と四球、野選で満塁とされ、つくば秀英3番石塚大志の走者一掃の三塁打で3点を追加された。石塚は「打ったのは外のまっすぐ。ここまで調子が上がってなかったが、『思い切り楽しむことが大事』という監督の言葉に、甘いボールに積極的に行けた」とコメント。 5回から、つくば秀英は羽富玲央、東洋大牛久は坪田然がマウンドへ。羽富は5回に3安打で1点を取られ、7回にも盗塁と捕逸、暴投で1点を失った。「替わってすぐ取られたのは反省。2点目は力みやサインミスがあった。途中からはカットボールを有効に使い空振りさせた」と羽富。 つくば秀英の2番手・羽富 これに対し坪田は5・6回を無失点に抑えたものの、7回に3連打で2点を許し降板。続く3人目の片根悠哉も羽富の左越え三塁打で1点を追加された。勝ち越し打を放った松崎勇吾についてつくば秀英の櫻井監督は「夏までは投手メーンできたが、秋から野手に専念し、どんどん力をつけてきた。人が変わったように努力するようになった」と評している。 霞ケ浦とつくば秀英による決勝戦は2日午前10時から同球場で開催される。霞ケ浦には甲子園を賭けた夏の決勝で敗れている。櫻井監督は「当然、意識している。いちばん悔しい負けだった。『あの日を忘れるな』を合言葉に、しっかり粘れる野球をやりたい」とリベンジを誓う。(池田充雄)

常総学院8回に暗転、霞ケ浦が決勝へ【秋季高校野球茨城】

第72回秋季関東地区高校野球茨城大会は30日、ひたちなか市民球場(同市新光町)で準決勝2試合が行われた。第1試合は常総学院と霞ケ浦が対戦、8-5で霞ケ浦が逆転勝利を収め、決勝へ駒を進めた。 第72回秋季関東地区高等学校野球茨城大会(9月30日、ひたちなか市民球場)常総学院 201000110 5霞 ケ 浦  00010106X 8 常総学院が8回に一挙6点を失って敗れた。「7回まではチーム一丸となってよく守り、いい流れだった。だが8回は3点のリードがあったのに、1つのミスをきっかけにエースの小澤頼人が突然乱れだし、普通の投手になってしまった。それまで良かっただけに替えるタイミングが難しかった」と島田直也監督。勝ちを拾った格好になった霞ケ浦の高橋祐二監督は「うちは逆転負けはよくあるが、このように逆転で勝った経験はない。一つの自信にしたい」と神妙なコメント。 詳細はこうだ。8回裏霞ケ浦の攻撃、先頭の代打・羽生伯が左前打で出塁。次打者の四番・大石健斗は二ゴロでゲッツーコースだったが、悪送球でアウトをまぬがれ、暴投と2連続四球で押し出しの1点を手にする。ここで小澤はマウンドを降りるが、負の連鎖が起こった。2番手の大木投哉も1四球と代打・羽賀龍生の左前打で2失点。3番手の広瀬龍太郎も四球で1失点の後、2番・鹿又嵩翔の右越え適時打でさらに2点を失う。「まっすぐを狙って打ちに行ったらチェンジアップだったが、右手一本でなんとか抜けてくれた。チームのためにつなぐ思いで打った」と鹿又のコメント。 序盤は常総が試合進める 序盤は常総学院が優位に試合を進めていた。初回、霞ケ浦の先発・市村才樹の変化球の制球が定まらないところへ直球に狙いを絞り、4番・柳本璃青の左前打で2得点。3回にも5番・佐藤剛希の中前打で1点を追加した。 その後は市村が「仲間の『絶対勝つぞ』という気持ちに応えなければエースじゃない」と奮起。直球とスライダーを効果的に使って4~6回を無失点に抑えた。「スライダーは秋からキレが増してきた。相手は甲子園で使ったカーブのイメージが残っているので、裏をかくことができた」と話す。 霞ケ浦は4回と6回、いずれも5番・西野結太のバットで1点ずつ返している。「第1打席は凡退したが、ベンチから観察して第2打席はタイミングが合うよう修正できた。第3打席は『変化球を右中間へ』という監督の指示で、打ったのはまっすぐだったが狙い通り右中間へ完璧にとらえることができた」と西野の振り返り。この2点を奪ったことが、終盤の逆襲につながったといえそうだ。(池田充雄)

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