月曜日, 4月 6, 2026

ウェルビーイング社会を担う 創業115周年の関彰商事 つくばで記念式典

関彰商事(本社・筑西市、つくば市、関正樹社長)の創業115周年を祝う記念式典が6日、つくば市竹園のつくば国際会議場で開かれた。先端教育機構・事業構想大学院大学の田中里沙学長が「不確実な社会を生き抜くための学びとキャリアデザイン」と題して記念講演し、壇上で関正樹社長と対談した。 田中学長は講演で、SDGs(持続可能な開発目標)など安全・安心の希求や、デジタル化・リモート化の加速によるライフスタイルの変化、働き方の多様化などが進んでおり、その中で、一人ひとりの多様な幸せが実現できるウェルビーイング社会に向かっているとした。変化のスピードが速い時代には、過去の成功体験は通用しなくなり、未来を見据え、新たな価値を創出することが必要になる。社内の埋もれていた経営資源を掘り起こし、新規事業開発につなげる人材が求められており、それを可能にするのが、学び直しにより仕事に必要な能力を磨き続け、自己実現を図る「リカレント」や「リスキリング」だという。 対談でも、関彰商事は5~7年前からウェルビーイングやリカレントに取り組んでいることを評価した。これに対し関社長は「リカレントは人への投資。学ぶ機会を提供することは直接業績につながるわけではないが、会社の土台が強くなることは間違いない。ぜひ背中を押していただきたい」と応じた。 サッカー部と菅谷さんを特別表彰 式典には同社の執行部、各部門責任者、永年勤続受賞者ら計249人が参加。10年、20年、35年の永年勤続者計82人を表彰、昨年度の退職者17人に記念品が贈呈されるなどした。 特別表彰には、関彰商事サッカー部とビジネストランスフォーメーション部第2統括鹿行支店の菅谷萌衣さんが選ばれた。サッカー部は全国クラブチームサッカー選手権大会でベスト8の成績を挙げたほか、県社会人サッカーリーグ2部で優勝し、来季の1部昇格を決めた。菅谷さんは神栖市が高齢者の情報格差対策として行う「シニア向けスマホ講習会」の企画運営に携わり、地域の社会的課題解決に貢献した。 模範となる優良社員として、大木薫さん(アドバンスカーライフサービス)、佐藤智美さん(シュテルンつくば・メルセデスベンツつくば)、荒川淳子さん(セキショウライフサポート事業推進課)の3人が表彰された。 関彰商事は1908(明治41)年2月6日、燃料販売店「関彰商店」として創業。エネルギー事業を中心に生活環境設備、自動車、IT機器・システム開発など幅広い商品・サービスを手掛ける総合商社へと展開してきた。新たな取り組みとして、CO2排出削減を目指すカーボンニュートラルプロジェクト、AIを使った動作分析をスポーツや医療・福祉へ応用するスポーツアナリティクスプロジェクト、eスポーツを高齢者の機能向上に活用するウェルビーイングプロジェクトなどを、大学との共同研究により進めている。(池田充雄)

つくば市の2大懸案 県が提示した解決策《吾妻カガミ》150

【コラム・坂本栄】つくば市の2つの問題に茨城県が解決案を示しています。市内の公立高不足問題では「県立高に頼らずに市立高をつくったら」と。県営洞峰公園問題では「県の改修案に反対なら公園を無償で譲る。市の考え方で維持管理したら」と。いずれも本コラムが提案したアイデアです。施策立案の参考になったのでしょうか? 市立高をつくるなら県も手伝う 公立高不足問題では、118「つくば学園都市は公立高過疎地」(2021年10月18日掲載)で、「…『市設・県営』はどうでしょう。ハード(校舎)は市が造り、ソフト(授業)は県が動かすという折衷案です。おカネの面では県立or市立よりも両者の負担が軽く、教育効果は県立と同じになります」と提案しました。 6町村が合併して生まれ、中央をTXが通る研究学園都市には、新興市特有の凸凹がいくつか生じています。県立高配置はその一つです。場所が周辺地域に偏り、TX沿線には、高レベルの県立高はあるものの、平均的な学生が通える県立高がありません。そこで、親たちは沿線地域に新しい県立高がほしいと県に求め、市も県に働きかけています。 ところが、県は少子化・人口減という全体の傾向を踏まえ、高校新設には消極的です。つくば市=人口増加市の学生は、▽周辺の人口減少市の高校に通ってもらう(広域圏での過不足調整)▽既存高の学級増で対応する(現施設内でのやりくり)―この2つが県の基本対処方針の柱です。 県に見えている景色(歴史ある旧市の人口減)とつくば市に現出している景色(新興市の人口増)が違う。これが県と市の対立の原因です。しかし、「県立高をつくるのは県の仕事」という市の主張に、上の2本柱だけでは説得力がないと思ったのか、県は「こちらも手伝うから市立高をつくったら」と言い出しました。本コラム案と考え方は同じです。 県と市の公立高論争については、記事「…押し付け合い? 知事『市立を』、つくば市長『県の仕事』」(1月6日掲載)をご覧ください。 市営公園にして維持管理したら 県営洞峰公園問題では、134「…洞峰公園、つくば市が買い取ったら?」(22年6月6日掲載)で、「公園管理費を減らしたい県の立場を考え(魅力度アップの方は勘弁してもらい)、同時に市民の疑問や反対に応えるためにも、洞峰公園を買い取って市営にするのも一案です」と提案しました。 「県の立場」とは、①洞峰公園の運営を民間に任せ(グランピング施設はその目玉)、その収益で維持管理費を捻出したい、②キャンプやBBQ施設を園内に設け、アウトドア活動を振興し、県の魅力度をアップさせたい―ということです。一方、「市民の疑問や反対」とは、③自然公園なのに、キャンプ者の騒音や酒、BBQの煙や臭いは迷惑―ということです。 コラム134の提案は、①と③をセットで解決するには、公園を市に譲ってもらい、公園の現状を維持することで、「市民の疑問や反対」に応えたら、という趣旨でした。この時点では、譲渡額=簿価+アルファと思っていましたから、「買い取ったら?」になりました。ところが、県は市との協議が面倒くさくなったのか、無償で譲ると言い出しました。こちらも本コラムが示したアイデアの対市超配慮案です。 県の提案に対する市の対応は、記事「…市管理も選択肢…市長」(22年12月8日掲載)、同「『無償譲渡を前向きに調整』…市長」(2月1日掲載)をご覧ください。つくば市は県が示した洞峰公園市営化案を受け入れざるを得ないでしょう。(経済ジャーナリスト)

合言葉は「限界突破」 茨城アストロプラネッツ2023新体制

プロ野球独立リーグ・ルートインBCリーグの茨城アストロプラネッツは5日、笠間市福田の球団事務所体育館で、2023シーズンの新体制発表イベントを行った。伊藤悠一新監督や新入団選手らが抱負などを語った。 「個性を高めてチーム力つける」 アストロプラネッツの今季スローガンは「限界突破」。伊藤監督は「個人個人が爆発的レベルアップを目指す。全員が次のステージを目指して個性を高めていけば、結果としてチームも強くなっていく」と話し、「他のチームとは目標設定が真逆。個人の育成が第一で、そのプロセスの中でチームを勝利に導く。これが決して矛盾ではないことを、地方から社会へ示していきたい」と解説した。 球団方針説明では、今季就任の河西智之副社長が登壇。独立リーグの「革命児」として、①グランドチャンピオンシップ優勝②NPBドラフト最多指名数③最多入場者数ーの3つの日本一を目標に掲げた。さらに、海外との連携強化としてタイプロジェクトの推進や台湾プロ野球との交流戦などを構想。2024年度からチーム数が拡大する見通しの日本プロ野球(NPB)2軍リーグ戦にも、参入を目指す意向を明かした。 目標は「甲斐キャノン」超え 日渡騰輝選手 今季の新入団選手は21人。会場にはそのうち17人が集まり、鏡開きイベントやファンとの交流などを楽しんだ。 日渡騰輝(ひわたり・とうき)選手は霞ケ浦高出身。強肩強打が持ち味で、高校時代の通算ホームラン数は30本。昨夏は主将兼4番打者として県大会ベスト4のチームを率いた。卒業後は大学進学という選択肢もあったが、最短でNPBを目指すため、地元の独立リーグであるアストロプラネッツを選んだ。 「高校では戦う姿勢や、社会で生きるためのルールやマナーなどを学んだが、NPBに行くには守備や打撃などトータル的に全て足りなかった。今年は自分の弱点や課題を見付けてコーチ陣に聞き、しっかり直していきたい」 昨秋のプロ野球ドラフト会議でソフトバンクに育成1位指名された赤羽蓮投手とは高校時代にバッテリーを組んだ仲。最近もキャンプ中の様子など話を聞いているそうだ。次はどちらが早く支配下に入れるかを競うことになる。「もし一緒のチームになれたら、またバッテリーを組みたい」 今年の目標はアストロプラネッツで4番を打ち、10本以上のホームランを放つこと、捕手として全ての盗塁を阻止すること。現在の二塁送球タイムは1.9秒だが、ソフトバンクの甲斐拓也選手を上回る1.7秒台まで高めたいという。(池田充雄)

国も地方も政治劣化が止まらない 《地方創生を考える》27

【コラム・中尾隆友】日銀の異次元緩和が始まってもうすぐ10年になる。異次元緩和の最大の問題は、いくら政府が借金を増やしても日銀が国債を引き受けてくれるので、放漫財政が常態化してしまうということだ。 政府債務は恐ろしく膨らんだ 実際に、一般会計の総額は10年連続で過去最高を更新し、近年は補正予算の規模が数十兆円に膨らむ事態となっている。 その結果、過去10年間で政府債務は恐ろしく膨張した。税収で返す必要がある普通国債の発行残高は、2023年度末に1068兆円になる見通しだ。政府債務はGDPの2.5倍超にまで拡大し、持続的な金利上昇に脆弱(ぜいじゃく)な財政になってしまったといえるだろう。 日本の成長率は大幅に低下した それに加えて、異次元緩和は経済効率を高める金利本来の機能を損ない続けてきた。その典型的な事例は、金融機関の融資に占める不採算企業の割合が一貫して増加基調で推移してきたということだ。その帰結として、2022年末までの10年で実質GDPは4%程度しか増えず、その前の10年とほぼ変わらない低成長から抜け出せなかったのだ。 この間の日本の潜在成長率は0.8%から0.2%まで大幅に低下した。この点においても、日本は金利上昇への耐久力が著しく弱まったといえる。金利が上がっても成長率が高まっていれば、債務が膨らんでも何とかやりくりもできるだろう。しかし、逆に低くなってしまったのでは、金利が上がると利払い費に窮する局面が訪れるかもしれない。 問題は日銀よりも政治の劣化 この重大な責任は、日銀だけが負うものではない。選挙向けの安易なばらまきに終始し、構造改革を実行してこなかった政府にも大きな問題があるからだ。日銀が大規模緩和をする間、政府は構造改革を進めて経済成長率を高めていくという約束をしたはずだ。その約束を果たさなかった政府の怠慢には、非常に残念でならない。 特に2010年代以降の日本を見ていて不安に思うのは、政治の劣化が深刻だということだ。「政府がいくら赤字国債を出しても、日銀が無制限に引き受ければ問題ない」というジョークを本気で信じる政治家が意外に多いことを、皆さんはご存知だろうか。 これは国政に限らず、地方でもよく見られる現象だ。構造改革を伴わない財政拡大では、その甚大なツケを支払うのは市井の人々だということを忘れないでほしい。(経営アドバイザー)

筑波大学開学50周年イヤー 室伏広治さん開幕告げる

筑波大学(つくば市天王台、永田恭介学長)の開学50周年イヤーが4日、金メダリストの講演で幕を開けた。記念事業シンポジウム「芸術×体育で未来を拓く」が同日、つくば国際会議場(同市竹園)で開催され、これを皮きりに10月1日の記念式典まで各種イベントが展開される。 シンポジウムで講演したのは、2004年アテネオリンピックのハンマー投げで金メダルの室伏広治さん(48)。日本記録保持者で日本選手権20連覇を遂げ、16年に引退、2年前からスポーツ庁長官に就任した。4日は「スポーツで未来を創る」のテーマで基調講演を行った。 室伏長官指揮下の同庁が昨年まとめた第3期スポーツ基本計画(2022-26年度)では、少子高齢化や地域間格差の広がりの中で、学校教育を中心にしたスポーツ振興からの脱却を意図した。性別や年齢、障害、経済事情などの違いによって、取り組みに差が生じない社会を実現し、機運を醸成するとしている。「健康増進の意味からも自治体や企業へ横展開していく地域の取り組みが重要になり、つくばでぜひ率先してほしい」とアピールした。 父親(重信さん)にはハンマー投げに進むこと、練習に励むことを一度も強制されたことがないと言い、それが充実した競技生活につながった。アスリートには幅広いスポーツ体験を積むこと、指導者には勝利至上主義からの転換を求めるなどした。 筑波大学は、国内初の官立高等教育機関として1872(明治5)年、創立された師範学校を礎としており、今年、創基151年となり開学50周年と合わせて記念事業を展開する。1872年は学制公布の年であることに触れた室伏さんは「当時、夏目漱石は日本の哲学は周囲にあるもの全て動かすべからず、心の修養を積んだ挙げ句の消極の極みに達する哲理と書いている。動的な西洋のスポーツ観とは違った見方があった」と紹介、未来を創るヒントがこの辺にありそうだと説いた。 講演を熱心に聴いていた体育学群4年、岸本洋汰さん(23)は英国プレミアリーグで今季大活躍の三苫薫さんの後輩にあたるサッカー部員。「競技生活を送る上での体づくりについて体験的に話してくれて、特に心の問題に触れてくれたことに感慨を覚えた。2年生のとき心理的問題を抱えた経験があるだけに聞き入ってしまった」と感激を語る。 筑波大には開学した73年に体育専門学群が、翌74年に芸術専門学群が設置され、教室のある学群棟は向かい合って配置されているが、「これまで積極的な交流はあまりなかった」と今回のシンポジウムを企画した水野裕史芸術系助教。「学際、国際化が言われる中で、いろんな組み合わせが試されるべきで、50周年記念のスタートにふさわしい内容になったと思う」という。 記念事業は4月から、つくばセンター周辺で「筑波芸術アート&デザイン・ストリート」の開催などが計画されている。(相澤冬樹)

土浦のひなまつり開幕 3年ぶり華やかに

立春の4日、第18回土浦の雛まつり(市観光協会主催)が、土浦駅前通りの観光拠点の一つ、土浦まちかど蔵(同市中央)などで始まった。新型コロナの影響で3年ぶりの開催となる。3月3日まで。 江戸時代や明治初期の蔵などが並ぶ旧水戸街道の中城通りを中心に、周辺の商店などが代々商家に伝わる江⼾から平成のひな人形やつるしびなを店頭に飾っている。市内108カ所の店や公共施設が参加している。 会場の一つ、土浦まちかど蔵大徳では、江戸末期から明治の名工、3代目仲秀英(なか・しゅうえい)が作ったひな人形を展示している。店蔵2階では浦島太郎や干支のうさぎをモチーフにしたひな人形などが飾り付けられた。中城通りの街並みと調和した和の雰囲気と、人形たちの個性豊かな表情を楽しむことができる。手作りのつるしびなは花や⿃や⼈形などちりめんの縁起物をひもにくくりつけて作る立体的な飾り付けで、空間を華やかに彩っている。 福祉の店ポプラ中央店(同市中央)は1階に、市内の収集家が集めたという大正時代の「八女(やめ)の箱雛」や明治末期から昭和初期の「見栄っ張り雛」など貴重なひな人形を飾った。2階には市内外の社会福祉施設などで障害者が手作りしたひな人形を展示した。 前野呉服店(同市中央)ではショーウィンドウに23年前に購入したという三段飾りのひな人形と色鮮やかな着物を飾った。店の前を通る人は歩みを止め、あでやかな飾りつけに見入っていた。 同市観光協会主任の浅川善信さんは「去年もひなまつりをやらないんですかという問い合わせがあった。親子3代で来てくれる方もいる。小さいお子さんからご年配の方までご家族でぜひ見に来て、ひな人形で元気を出してほしい」と呼び掛けた。 「和」マークの付いている店に和服で来店するとサービスやプレゼントなどの特典を受けることができる。指定されている店を回り、スタンプを4つ集めて「土浦まちかど蔵大徳」の応募箱に入れると抽選で賞品をもらえるスタンプラリーも開催する。(田中めぐみ) ◆見学は無料。期間中の土日には臨時駐車場4カ所を無料開放する。問い合わせは土浦市観光協会(電話029-824-2810)

運と感謝 《続・気軽にSOS》126

【コラム・浅井和幸】気分が落ち込んでくると感謝することなどなくなってきます。感謝するどころか、すべてが悪循環で、良いことが起こらないし、今までも良いことなんてなかったと感じるようになります。こんなに頑張っているのに、どうして自分ばっかり運が悪いのだろうかと考えるようになるものです。 過去に嫌なことばかり起こっているのだから、これからも悪いことばかり起こるだろうと予測をしてしまうのは仕方のないことでしょう。0か100かの考えを持つと、過去に嫌なことが一つでもあれば、今まですべての経験・人間関係は嫌なことばかりだったと自分に言い聞かせるように愚痴をこぼし、良いことなど一つもなかったと思い込むことでしょう。 物事は卵が先か、鳥が先かの判断が難しいことがあります。楽しいから笑うのか、笑うから楽しいのか。実際に笑顔をつくると気持ちが軽くなったり、けげんな表情をつくると集中力が上がったりということもあるようです。 さて、運が良いから感謝するのか、感謝するから運が良いのかも難しい問題ですね。運というものはよく分からないものなので、人力で変化させることは出来るものではないのでしょう。ですが、感謝するのは自分自身の考え方とか捉え方なので、繰り返し練習をすれば自然と感謝できるようになっていきます。 感謝とはありがたいと思うことやそう思ったことを相手に伝えたりすることです。うれしい、美しい、楽しい、おいしい、良い香り、良い手触り、好きな音楽―などを感じて喜ぶことです。そのものに感謝してもよいし、それをもたらしてくれたものや人に感謝を伝えてもよいでしょう。 歯が痛いと歯医者の看板が見つかりやすいように、運が良いと思っていると、ポジティブな物事を見つけやすくなるものです。運が悪いと思っていると悪いことに敏感になり、運が良いと思っていると良いことに敏感になります。 そして、感謝の気持ちを表してくれる人に、人はもっと協力をして喜んでもらえるようなことをしたくなるものです。ネガティブな気持ちをぶつけてくる人には、ネガティブな気持ちを返したくなります。 感謝の気持ちを伝えよう 人を傷つけたり攻撃したりすると、攻撃が返ってきやすい状況をつくり出します。感謝や優しさを伝えることで、自分にも感謝や優しさが返されやすくなります。攻撃も感謝も、巡り巡って忘れたときに、返ってくることもあるでしょう。それが良い運、悪い運の正体なのかもしれません。 自分が好きな人に、尊敬できる人に、出来るだけ感謝の気持ちを伝えるようにしてください。自分を楽しませてくれるものに、感謝の気持ちを向けるようにしてみてください。きっと良い運が巡ってくるようになります。そして、その運に気づきやすくなり、その運を生かせる人間になれるでしょう。(精神保健福祉士)

5年連続で過去最大を更新 つくば市23年度当初予算案

中根・金田台で小学校建設に着手 五十嵐立青つくば市長は3日、新年度予算案を発表した。一般会計は前年度当初比6.9%増の約1085億1000万円、特別会計などを含めた総額は同比5.1%増の約1705億1000万円で、5年連続で過去最大を更新する。14日開会予定の3月議会に提案され審議される。 児童生徒数の増加に伴い学校施設の建設が続いているのが増加の主な要因。▽新たに、住宅開発が進む中根・金田台地区で小学校建設に着手し2026年4月開校を目指して用地取得と設計などを実施する(約14億8000万円)。前年度からの継続事業としては、▽TXみどりの地区に24年4月開校予定のみどりの南小中学校建設費に約51億2000万円▽主にTX沿線の小中学校などが利用する24年度オープン予定のみどりの学校プール建設費に約17億円▽25年4月稼働開始予定の新桜学校給食センター(供給能力7000食)建設に約19億円を計上する。 高齢者に電動自転車や芸術鑑賞チケットを補助 高齢者を対象にした新規事業として、▽免許返納などによる代替移動手段の確保や介護予防、社会参加の促進のため、70歳以上の高齢者が電動アシスト自転車を購入する場合、2輪自転車は最大5万円、3輪や4輪自転車は最大12万円を新たに補助したり(予算総額約3700万円)、▽70歳以上の高齢者が市と市文化振興財団が共同主催する演劇や音楽などの文化芸術公演を鑑賞する場合、1回当たり1000円を助成したり(約200万円)、▽高齢者や障害者を自家用車で移送する福祉有償運送サービスを実施しているボランティア団体を支援するため、運転者に必要な講習会を市が新規に実施(66万円)などする。 交流センターを地域コミュニティ拠点に 市民に最も身近な施設である地域交流センターの機能拡充として、17館ある交流センターを地域コミュニティの拠点とすることを目指し、全交流センターに無料Wi-Fiを整備するほか、ソファやテーブルを置いて用事がなくても居場所としてだれでも利用できるようにしたり、全館で相談業務を行えるようにする(約2750円)。 ほかに、つくばセンタービル南側を改修し、市民活動拠点(約9760万円)や国際交流拠点(約5100万円)を整備したり、つくば駅前の商業施設BiViつくば2階のつくば総合インフォメーションセンター交流サロンを改修し今年12月の開設を目指して、住民票などの交付を受けることができる市民窓口を新たに開設などする(約2700万円)。 五十嵐市長は「新型コロナの影響でこれまで内向きになっていたが、新年度は市民の活動や地域の交流を後押しし、静から動への転換を図りたい」などと話した。 市税収入6.8%増 一方、歳入は、全体のほぼ半分を占める市税収入が、前年度当初と比べ6.8%増えると見込む。内訳は人口増により納税者がさらに増え、個人市民税が同比7.9%増、立地企業の収益の伸びが続き法人市民税が同28.2%増、新築の戸建て住宅や分譲マンションの建設が続き固定資産税が同2.9%増えると見込む。 当初予算により、市の借金である市債残高は総額で22年度末と比べ約71億円増え、23年度末は約1176億3000万円になるとみられている。市の貯金である基金残高は、全体で約4億6000万円積み立てる一方、約41億6000万円取り崩し、22年度末の約224億4000万円から23年度末は約187億4000万円に減る見込み。(鈴木宏子)

父が施設で亡くなった 《ハチドリ暮らし》22

【コラム・山口京子】1月15日の明け方、電話がありました。父の入所している施設の職員さんからです。「お父さんの意識がありません。救急搬送しますか? このままこちらで様子を見ますか?」と聞かれました。「救急搬送は希望しないので、そちらでお願いします」と答えると、「それでは施設の担当医に来てもらいます。また連絡します」。しばらくして再び電話が鳴り、「息を引き取りました」と言われました。 父がいる施設にデイサービスで通っている母からは「父ちゃんは食欲もあって、内臓はどこも悪くないから長生きするよ。この数日少し熱があるけれど、心配するほどではないよ」と聞いていました。亡くなる前日の夕食も普段通りに食べて就寝したそうです。 突然のことでした。私と妹たちは、両親は百歳まで生きるだろうと話していましたし、それをふまえた心積もりをしていました。こんなに突然、あっけなく、亡くなりましたという連絡が来るなんて…。年齢的には十分だと思います。ましてや苦しまずに逝ったのだから、幸せなことだ、と。89歳10カ月でした。 父は「死にたい、死にたい」とよく言っていましたが、自分の死に際して、子どもに伝えておきたいことはなかったのか? エンディングノートも、思いを記したメモもありませんでした。家計のことはすべて母にまかせて、好きにしてきた父らしいのかもしれません。 生きるという意味と価値と秩序 父の死の前に、私はだれの死の姿を見たかと記憶をたどると、母方の祖父と父方の祖父母の死でした。40年以上前のことです。「死ぬこと」が暮らしから見えなくなって久しい時代です。「死ぬこと」がめったにないことだから、かえって怖がったり恐れたりするのでしょうか。 父の遺体と向かい合い、父が自分を見ることはないんだ、自分の死はだれか他者の目によって見つめられるものだ、死は怖いことではなく、だれにでもやってくるものなのだ―と、教えられた気持ちでした。 人間が生きることにはそもそも意味も価値もないのかもしれません。ですが、社会をつくって人間が生きるとは、否応なく意味と価値と秩序がいることです。そう思います。だとしたら、どんな意味と価値と秩序で構成された社会を望むのか。 「どんな文化が、社会を存続可能にするのかに注目する」ことが求められていると指摘する社会学者がいます。私たちの時代は、どんな文化をつくってきてしまったのでしょうか。私たちを取り巻く文化は、果たして社会を存続させられるものでしょうか。(消費生活アドバイザー)

3年ぶり豆まき 高安ら豪快に 土浦市宝積寺

節分の日を前に、土浦市木田余の宝積寺(飯山泰孝住職)で2日、節分会が催され、同市出身の関脇、高安(田子ノ浦部屋)と田子ノ浦親方らが豪快に豆まきをした。新型コロナの影響で一昨年と昨年は見送り、3年ぶりの開催となった。 高安は白地の着物姿で本堂の舞台に上がり、「福は内」の掛け声とともに勢いよく、福豆や福銭、菓子、おひねりなどをまいた。 本堂前には約200人の市民や相撲ファンらが集まり、歓声を挙げ、手を伸ばした。 節分会は伝統文化を子どもたちや地域住民に体験してもらおうと、木田余地区区長会、同地区こども育成会、資源保存会が開催している。 同寺の飯山住職(48)は「やはり子供たちが一番大事。(コロナ禍で中止になり)今まで寂しい思いをしていたと思うけれど、今年3年ぶりに行事が開催できて大変良かった」と話した。(榎田智司)

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