節分の日を前に、土浦市木田余の宝積寺(飯山泰孝住職)で2日、節分会が催され、同市出身の関脇、高安(田子ノ浦部屋)と田子ノ浦親方らが豪快に豆まきをした。新型コロナの影響で一昨年と昨年は見送り、3年ぶりの開催となった。
高安は白地の着物姿で本堂の舞台に上がり、「福は内」の掛け声とともに勢いよく、福豆や福銭、菓子、おひねりなどをまいた。
本堂前には約200人の市民や相撲ファンらが集まり、歓声を挙げ、手を伸ばした。
節分会は伝統文化を子どもたちや地域住民に体験してもらおうと、木田余地区区長会、同地区こども育成会、資源保存会が開催している。
同寺の飯山住職(48)は「やはり子供たちが一番大事。(コロナ禍で中止になり)今まで寂しい思いをしていたと思うけれど、今年3年ぶりに行事が開催できて大変良かった」と話した。(榎田智司)