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2022
もっと日常に音楽を つくばの若手2人がサロンコンサート企画
2022年11月23日
コロナ禍でコンサートやライブが少なくなった中、質の高い音楽をもっと身近で聞いてほしいと、つくば市在住の音楽家2人がオーボエとピアノの第1回サロンコンサート「樹の詩(きのうた)」を12月2日、アルスホール(つくば市吾妻)で開催する。 主催者のオーボエ奏者、川澄萌野さん(39)は「コンサートでは出演者との交流はもちろん、聞きに来てくれた人同士でも交流し、人のつながりの温かさを実感してほしい。音楽をきっかけにしたつながりの輪を大切にしたくて『サロンコンサート』とした。身近で良い音楽を聞いて、ほっとしたり元気になったりして帰ってもらいたい。いいものを聞いたなと思うような音楽を提供できたらうれしい」と話す。 ピアニストの吉田琢磨さん(38)は「それぞれの人の日常の中に少しでも音楽があるとうれしい。私たちの音楽がみなさんの日常の一つになれるともっとうれしい。近くに住む人にぜひ聞きに来ていただけたら」と来場を呼び掛ける。 川澄さんは14歳からオーボエをはじめ、東京芸術大学を卒業した。大学在学中には水戸芸術館主催「茨城の名手・名歌手たち第16回演奏会」に出演、プロオーケストラのエキストラ奏者として活動し、東邦音楽大学大学院、桐朋オーケストラ・アカデミーを修了した。現在は音楽の家庭教師を務めながらオーボエの演奏活動に注力している。 吉田さんは中学卒業後に渡仏。パリ・エコールノルマル音楽院在学中にパリ国立高等音楽院に入学。その後エコールノルマル音楽院で研さんを積んだ。2007年、第9回イル・ド・フランス国際ピアノコンクール2位、2010年、第6回テレザ・リャックーナ国際ピアノコンクール3位など国際ピアノコンクールで実績を残す。帰国後はリサイタルなど演奏活動を行いながら、現在はつくば市二の宮で「吉田ピアノ教室」を開き、講師としても活動している。 川澄さんと吉田さんの出会いは、コロナ禍の中、川澄さんの夫がピアノを習いたいと教室を探し、吉田さんの教室に通うようになったのがきっかけという。吉田さんの妻、紗代さんは絵画教室「アトリエ彩り」(同市二の宮)で講師を務める画家。芸術活動を通じて夫妻で交流を深めてきた。川澄さんと吉田さんは今年6月と10月にもユーチューブを使ったオンラインライブで共演し、好評を博したという。しかし、やはり生の音も聞いてほしいと、アルスホールでのコンサートを企画した。 コンサートのタイトル「樹の詩」は、オーボエもピアノも木でできている楽器であることや、つくばの街にそびえたつ樹々のように、街に根差した音楽を届けたいという思いから、川澄さんが考えた。 コンサートでは第1部と第2部で8つのプログラムを演奏する。「アヴェ・マリア」や「ジャズ・クリスマス・メドレー」のほか、オーボエの定番曲であるサン=サーンスの「オーボエ・ソナタ ニ長調 作品166」など3曲、また、ブラームスの「6つの小品作品118 第2番 間奏曲 イ長調」など2曲のピアノソロに、川澄さんの作った詩を朗読し吉田さんが即興で演奏する「ポエトリーリーディング」も披露する予定だ。 ◆第1回サロンコンサート「樹の詩」は、12月2日(金)午後7時半から、つくば市立中央図書館内アルスホールで開催。開場は午後7時。チケットは大人2000円、学生1000円、全席自由。問い合わせは電話080-3409-8417、メールmoeno_kawasumi@yahoo.co.jp(代表 川澄さん)
娘さんが始めた家庭菜園《菜園の輪》9
2022年11月23日
【コラム・古家晴美】和子さんから、開口一番、「9月は忙しくて畑になかなか来られなかったんですよ」という言葉が出る。 つくば市に住む娘さんが始めた家庭菜園を、妊娠時に手伝うようになった川島夫妻。車で片道30分かけて来る。そのこと自体は、とても励みになり、楽しい。しかし、用事が立て込んでいるときや悪天候が続いたときなど、来られないときもある。来れば草むしりに追われ、なかなか作付けに取り掛かれなかったという。 しかし、お彼岸には、秋冬野菜をまき終わり、畑には、青々と小松菜が茂っている。すでに1回間引いて食べている。この日の朝食のみそ汁にも入っていたらしい。また、長ネギ、キャベツやスティックセニョール(ブロッコリー)がすくすくと育っている。今年は娘さんからのリクエストで、イタリアンキャベツ(ちりめんキャベツ)にも挑戦した。ほかに伝統野菜の、のらぼう菜(アブラナ科の野菜)も仲間に加わった。 フルタイムで働いている娘さんは、家事以外に、息子の容太郎君の送迎などに忙しい。それでも仕事帰りや週末に、畑での収穫作業を分担し、それをご両親にも届けている。週1、2回、平日の昼間の野良仕事は、川島夫妻の担当だ。容太郎君が小学校から帰ってくる時間に、仕事を切り上げられるよう、その前の1、2時間を畑で過ごす。 共に食べることで活力を得る 最近のお孫さんの成長について、和子さんは半ばうれしそうに、半ば寂しそうに語る。「以前は、畑仕事以外に、虫を探したり、畑で過ごす時間がもっと長かったんですよ。無論、畑へ来れば、すぐにイチゴを摘んで食べることを楽しみにしていたり、芋掘りなどのイベントがあると聞きつけると、やって来ます。ただ、大きくなるにつれて、畑以外にも関心の幅が広がり、長時間、畑にいることが少なくなってきましたね」 子どもが様々なことに関心を持つことは、喜ばしいことだ。しかし、言葉にはされてはいなかったが、お孫さんと共に過ごす時間が短くなったことの寂しさは、本音かもしれない、と感じられた。 このように、菜園での共同作業は、子供の成長、家族のあり方とともに、変化している。しかし、たとえ、畑で共に過ごす時間が、それによって短くなったとしても、同じ畑で採れた収穫物を食べることによって、家族はつながっているのではないだろうか。日本の民俗は、「共食」と言うものをとても大切にしてきた。共に食べることにより、活力を得ることができる、という考え方だ。 また、子どもの頃に、家族と共に過ごした菜園での時間は、お孫さんにとって将来の大きな宝物となるかもしれない。(筑波学院大学教授)
五十嵐つくば市長が新型コロナ 欧州出張から帰国
2022年11月22日
つくば市は22日、五十嵐立青つくば市長が新型コロナウイルスに感染したと発表した。五十嵐市長は6日から20日まで15日間、フィンランド、ドイツ、スペイン、イタリアの4カ国を訪れ、20日帰国した。 秘書課によると、帰国した20日夕方、せきやのどの痛みがあり、翌21日、PCR検査を受けたところ陽性が判明した。熱はないという。 症状がない場合の療養期間は7日間であることから、27日まで自宅療養する予定。療養期間中はリモートで公務を行うとしている。 市職員3人が濃厚接触者 欧州出張には市職員4人が同行した。6日、市長と市職員3人の計4人で出発し、フィンランドでは科学技術都市のハイレベルフォーラム国際会議に出席して、つくば市のスーパーシティの取り組みを紹介した。続いてドイツを訪れ、つくば市と科学技術分野の連携合意書を締結しているボーフム市役所などを訪ねて同市長などと交流した。同行した市職員3人のうち2人はドイツから帰国した。 その後、別の市職員1人が合流し、市長と市職員2人の計3人が、労働者協同組合の先進地域であるスペイン・モンドラゴン市とイタリア・ボローニャ市を訪れ、地域住民が組合員となって地域を自ら経営する様子などを視察したという。 同行した市職員4人のうち濃厚接触者は、スペインとイタリアに同行した職員2人。ほかに帰国後、成田空港から五十嵐市長を自宅まで送迎した1人も加え、計3人が濃厚接触者になるという。3人はいずれも現在、自宅待機中で、症状がある職員は新型コロナの検査を受ける。 五十嵐市長は「このたびは市民の皆様を始め、市内事業者・団体関係者の皆様にご心配をお掛け致します。症状は軽症であり、リモートにより公務を行い、市政運営に支障をきたさぬよう対応していきます」とするコメントを発表した。
専門店街運営の商業協同組合が破産 土浦「さん・あぴお」
2022年11月22日
エコス側は営業続ける 土浦市大畑にある新治ショッピングセンター「さん・あぴお」の専門店街を運営する新治商業協同組合(大槻利夫理事長)が破産し、専門店街に入居する店舗が順次閉店している。同協同組合と、土地などを管理する新治商業開発が水戸地裁土浦支部に破産を申し立て、17日に手続き開始決定を受けた。 負債総額は6億~7億円程度とみられる。専門店街の区画とは別に、建物を区分所有する核店舗のエコスなどの店舗は営業を続ける。 さん・あぴおは、長崎屋新治店を核店舗に1993年4月に開業。2階建てで店舗面積は1万1034平方メートル。地元主導型ショッピングセンターとして協同組合が建物の約半分を所有する形で運営されていたが、長崎屋の経営破たんから、2003年12月にスーパー「エコス」(本社・東京都昭島市)が長崎屋分を買い取って食品売場などを運営している。 開業時、専門店街の組合員は28店舗あったが、近年は空き床が目立つ状態となっていた。現在組合員は6事業所7店舗、ほかにテナントとして20店舗ほどが入る。 18日以降、組合事務所を含め順次閉鎖をしており、商業協同組合側にあるファーストフード店なども閉店となる見込み。「エコス」側の売場にある百円ショップやドラッグストアは営業を続ける。 組合員の飲食店は「17日夕方になって突然破産を告げられた。本当に寝耳に水。このまま廃業するしかない」と語る。組合員には債権者会議が持たれるなどの情報も伝えられておらず、不安な表情をのぞかせている。
信州の美術館「無言館」《続・平熱日記》122
2022年11月22日
【コラム・斉藤裕之】「信濃山景クラッシック」。信州の山をテーマにしたグループ展が長野県上田市で開かれた。会期中に当地を訪れるつもりはなかったのだけれども、上田に近い千曲市でギャラリーを開くという上沢さんのお誘いもあって高速に乗った。 2カ月前に訪れた信州はまだ夏の空気が感じられたが、晩秋の信濃路は絵に描いたような紅葉の真っただ中にあった。菅平辺りから、多分あれは北アルプスだと思うのだが、すでに雪をかぶった山々が遠くに見えてきた時には運転席で私の心も高揚していた。 その日は、会場である老舗有名パン屋「ルヴァン」で、この展覧会のコーディネートをしてくれた雨海さんと上沢さんを引き合わせ、酵母の香しいパンをいただきながら久しぶりに美術談義などを楽しんだ。 作家としてまたアートコーディネーターとして活躍されている雨海さん。上田に来る前は益子の役所で文化関係の仕事をしていて、その知識と経験から人望も厚く、幅広い世代の作家に慕われている。上沢さんも長い間東京で現代美術に関わるお仕事をされていて、このたび、ご実家を改装されてギャラリーを開かれるという。どうやら長野に拠点を構えるお2人の仲を取り持つことができたようだ。 ルヴァンのご主人とも再会できた。僭越(せんえつ)ながら、前回訪れた折、この2階の窓から見た烏帽子岳を描いた作品を贈らせていただいたのだが、ご主人、実は元々大学で美術を学んでいらしたと聞いて、いささか恐縮した。 さて、せっかく来たのだから、どこか訪ねてみようということになった。観光するには事欠かない信州だが、「無言館は?」という雨海さんのご提案に虚を突かれた。実は、何となく頭の隅にあったのだが、多分、一生行かないと思っていた場所。 無言の絵画が語るべきこと 無言館は上田市を一望できる小高い丘の上にあった。ケヤキやクヌギが真黄色に染まるなか、十字の形をした建物はあった。先日、テレビでこの無言館を舞台にしたドラマが放映されたとかで、扉を開けると、薄暗い館内には平日というのに、若い人のグループからご年配の方々まで予想外に多くの人がいて驚いた。 この無言館には、先の大戦に出征し若くして亡くなった画学生の絵が飾られている。私の母校の大先輩方々の絵もある。 「先輩方の絵に対する真摯(しんし)な態度、物を見る素直な眼差(まなざ)しに感動しました。どなたも絵が達者でした。私の頃は絵画そのものが表現方法として危うい時代でしたから、入学と同時に違う表現に向かう者も少なからずいたりして。私ももう少し真面目に画面に向かえばよかったと…。いや、これからちゃんと絵を描こうと思います…」 無言館は、飾ってある絵とそれを見る人が無言であることから名前が付けられたというが、饒舌(じょうぜつ)な時代にこそ、無言の絵画が語るべきことがあるような気がした。初めて訪れたという上沢さんも感慨深げだった。来てよかったと思った。 次の日も快晴。上沢さんに千曲市から長野市を一望できる姨捨(おばすて)の棚田を案内してもらって、昼にはクルミだれの新ソバも堪能して、ますます信州のファンになった。来年の春に、上沢さんのギャラリー「アートコクーン」で個展を開くことになっている。半年後、今度は春色に染まる信州に来るのが今から楽しみである。(画家)
つくば市有地売却 おかしな行政手順《吾妻カガミ》145
2022年11月21日
【コラム・坂本栄】つくば市の運動公園用地売却については、その手順のおかしさを何度も指摘してきました。市の財産処分なのに議会の決を取らなかった、公募意見では売却賛成が少数なのに無視した、売却の是非を市民に聞く無作為抽出調査をやらなかった―などです。これらに、行政手続きを終える前に売却契約を結ぶという、おかしな手順も加えておきます。 議会無視(取得するときは議決)、公募意見無視(売却賛成はたった3%)、無作為調査不採用(市政運営の定番を無視)の3点については、137「つくば市長の宿痾 総合運動公園問題」(7月18日掲載)をご覧ください。 市は用途変更ダメの事態も想定 前市長時代、市がUR都市機構から買った運動公園用地は「住宅地域」「文教地区」です。市は8月、この用途を「準工業地域」に変更するとともに、「文教地区」を外すと約束をして、用地を売却する契約を倉庫業者と結びました。この業者は、ここに電子情報倉庫や物流倉庫を建てるそうですから、用途変更が土地取得の前提になります。 そこで、市は10月から、都市計画審議会で用途変更が妥当かどうか審査しています。県とも相談して、来年2月に結論を出すそうです。 用地変更がOKになる前に売却契約を結ぶというこの手順、おかしくないでしょうか? 購入者の使途を確認→用途変更を決定→売買契約を締結というのが、正しい手順ではないでしょうか? 担当部に手順逆転の理由をただしたところ、ウヤムヤな説明でした。市は、この用地をできるだけ早く処分したいと焦っているようです。 売買契約書には、都市計画審の結論がNOとなった場合に備え、解約条項が入っているそうです。手順が正しい流れであれば、そのような条項は必要ないのに、です。市は、各方面への根回しを済ませ、NOはないと判断しているようですが、その可能性がゼロではないとも思っているのでしょう。ちなみに、土地を元の状態に戻す「解約リスク」は、原則として業者が負うそうです。 元研究者は反対、前市長は慨嘆 先の都市計画変更・公聴会では、元研究者から、用地売却=用途変更に反対する意見が述べられました。その主張については「2人が反対意見を公述…都市計画変更で…公聴会」(11月11日掲載)をご覧ください。 反対意見は、▽未利用地だからと言って、売却してしまうのはデベロッパー(開発業者)の発想だ、▽研究学園都市としては、将来、研究機関用地が必要になる事態を想定し、公有地として残しておくべきだ、▽売却は市の決定だが、学園都市つくばの特殊性を考え、県や国と一緒になって、公有地の扱いを判断すべきだ―と、整理できます。 市は研究学園都市を「経営」する構想力に欠け、その「視野」も遠くが見えていない、ということです。つくば市は困った市執行部を抱えてしまったものです。 元県議・首長の視点から、前市長は「あの土地を売らないで、市有地として確保しておけば、いつでも体育館や陸上競技場を建てられたのに、それを売り払ってしまうとは…。つくば市だけでなく、県南地域にも悔いが残る」と、慨嘆しています。詳細は「今、何をしているのですか? 前つくば市長の市原さん」(11月15日掲載)をご覧ください。(経済ジャーナリスト)
茗渓が11連覇 高校ラグビー県予選決勝 清真に競り勝つ
2022年11月20日
2022年度全国高校総体兼第102回全国高校ラグビー県予選会は20日、水戸市小吹町のケーズデンキスタジアム水戸で決勝戦が行われ、茗渓学園(つくば市)が24-6で清真学園(鹿嶋市)に勝利した。茗渓は11大会連続28回目の優勝を飾り、12月27日から東大阪市花園ラグビー場で開催される全国大会への出場権を獲得した。 茗渓学園 24-6 清真学園前半 16-3後半 8-3 競ったプレーでの精度高めたい 茗渓は、5月の関東大会県予選では74-0と圧倒した相手に、思わぬ接戦を強いられた。前後半を通して、トライとペナルティーゴールを3つずつ決めたのみで、トライ後のコンバージョンキックはいずれも失敗。守備では、相手にトライを許すことはなかったが、2つのペナルティーゴールを奪われた。 要因は相手のプレッシャーにより、小さなミスが続出したこと。「パスミスやキャッチミスなどで攻撃のテンポが上がらず、練習でやったことが出しきれなかった」と高橋健監督。「相手のプレッシャーをどう散らすかがポイントだったが、その意識を試合の中でチーム全員に植え付けられず、後半もメンバーが替わった中で修正できなかった」と松永樹門主将。 全国大会に向けて、この課題をどう修正していくか。高橋監督は「ちょっとした心の問題」と見ており、練習試合などでは成果は出ているという。松永主将は「競ったプレーでの精度が足りない。日ごろの練習から緊張感を高め、ハードワークを心掛けていきたい」と弱点克服を誓う。 南アから帰国、期待の超重量FW この試合で、1年生ながらスクラムで最もハードなポジションと言われる右プロップを務めたのが和田翔太。身長183センチ体重125キロの恵まれた体格によるパワフルなプレーを持ち味とする。全国大会では相手スクラムの重さに苦しめられてきた茗渓にとって待望の超重量級FWの一人だ。 「今日は緊張して思うような動きができなかったが、ボールをもらったら相手を弾き飛ばしてゲインをかせぎ、ハイパントには体を張ってボールを守るなど、局面での役割は果たせた」と振り返る。 幼いころから父の転勤に伴い、中国やカナダなど海外経験が豊富。ラグビーを始めたのは南アフリカにいた小5のとき。父も中・高とラグビー部だったことがきっかけとなった。中3で帰国し谷田部東中(つくば市)に転入、現在に至る。 世界有数の強豪国である南アのラグビーと、日本のラグビーの比較については「南アフリカではパワープレーでの突破など個人技が中心。日本では体のぶつかり合いに加え、サインプレーなど戦略性が高く、自分の役割を意識しながらチームが一つになって戦う。より面白さを感じるようになった」 全国大会では自分の武器をさらに磨き、安定させ、チームに貢献したいと意気込む。(池田充雄)
「パークPFIを維持」洞峰公園問題で大井川知事 代替案の利用料値上げを否定
2022年11月20日
知事定例会見が18日行われ、つくば市にある県営の都市公園、洞峰公園問題について、つくば市の五十嵐立青市長が2日の市長定例会見で、パークPFI事業を撤回し利用料値上げを県に要望していく考えを示したことに対し(11月2日付)、大井川和彦知事は「今は県民のための公園なので、パークPFIを使った利用料収入などで公園の費用をまかないながら、公園を魅力的にするという、当初の予定を維持していこうと考えている」などと述べ、県としてパークPFI事業を維持していく考えを改めて示した。 8月の説明会で県自身が示した代替案をもとに、五十嵐市長が示したプールやテニスコートなどの利用料を6割値上げするという代替案について大井川知事は「利用料値上げは、利用をしている方々に負担をしわ寄せさせる」などとし、利用料値上げ案を否定した。一方で知事が10月に示した(10月25日付)、市が洞峰公園を買い取る案については「(一つの選択肢として)残っている」とも述べた。 五十嵐市長は2日の会見で、記述式だとして県が集計しなかった7-8月実施のアンケートの一部を市独自で集計し、集計結果を元に、パークPFI事業の撤回と代替策としての利用料値上げを県に要望していくなどとしていた。 県が一部を集計しなかったことについて大井川知事は18日の会見で「そもそもアンケートに参加されている方々がひじょうに偏っていたと判断した。そもそも反対の人がアンケートに参加され、ひじょうにバイアスが高いと感じた。本当の声はどうなのかと無作為抽出の調査を、県、つくば市の両方で行い、つくば市でも賛成が多数だった。どっちが本当に全体の市民あるいは県民の声を正確に反映しているかというと、無作為抽出の方が正確な姿を反映していると理解している」とした。 さらに代替案としての利用料値上げについて「利用をしている方々に負担をしわ寄せさせ、非常にバランスの悪い解決法だ」と話した。 その上で「現在の(県の)提案は、県の公園であり、県民すべての税金を財源として維持している公園であるということから生まれているので、市の公園になるのであれば別な考えが出てくる」とも述べた。
「土浦の花火」~未来へ~《見上げてごらん!》8
2022年11月20日
【コラム・小泉裕司】天気、風力、風向き良好。佐藤亨・土浦市産業経済部長が参拝した日本で唯一の「気象神社」の御利益なのか(10月16日掲載)、近来まれにみる好条件に恵まれた第91回土浦全国花火競技大会は、「無事」終了した。今回の「無事」は、Safe(安全)に加えて、No problem(問題なし)、All good(すべてよし)、Complete(完璧)、Success(達成)と英訳したいほど、見事な大会だった。 とりわけ、18都道県から出品された89作品すべての打上げが完了し、コロナ禍を含め4年間途絶えていた歴代入賞者一覧に、新たに業者名が追記されたことがうれしいし、未来につなぐ第1歩を刻むにふさわしい大会になったと思う。 出品作品については、全般的に斬新性や話題性というよりも、今年1年の集大成的な作品が多かったように思う。むしろ、そうした秀作・力作の数々が土浦の夜空に集結し、披露されたことそのものが、贅沢(ぜいたく)の極みなのだ。 部門別では、10号玉の部における茨城県勢の安定した完成度が際立った。特に、優勝した山﨑煙火製造所の作品「昇曲付五重芯銀点滅(のぼりきょくつき いつえしんぎんてんめつ)」は、色のコントラストもさることながら、5つの芯と一番外側の輪を加えた6層の同心円が見事に真円を描いた。聞けば30代の花火師の手によるとのこと。 コンダクター役の山﨑智弘社長は「昨年から、競技大会は若手で作り上げようと取り掛かった。諸先輩から継承した技術を若手がどこまでできるのか試してみたかった」と、「攻め」を強調した。「この業界は次の世代にどう伝承させていくかがとても重要」と続けた。 期せずして、最近の若手花火師の活躍に触れた佐々木繁治前大曲商工会議所会頭の言葉が重なる。「若手は勝手には育たない。素晴らしい実績を残した先輩がいて、初めて若手が育つ」。まさに言い得て妙。 創造花火の部では、女性花火師の感性豊かな作品が高評価を得た。特に、私のお気に入りの花火師、芳賀火工の石村佳恵さん(5月14日掲載)の作品「アマビエに願いを込めて☆」が準優勝。表彰式の集合写真では、最前列に安藤真理子土浦市長と横並びに着座。この土浦で石村さんの笑顔を拝見できたことが、とてもうれしい。 3年後は「土浦の花火100年」 山﨑社長は「コロナ禍、たくさんの方々の支えがあり、大曲や土浦で多くの方に応援をいただき感謝の気持ちでいっぱい。来年は挑戦者として謙虚な気持ちで挑みたい」と、てらいのない言葉で結んだ。主催側の大会実行委員会本部長を兼ねる佐藤部長も山﨑社長と同様、「成功体験を大切にしながら、慢心することなく、反省すべきは検証し、未来につなげたい」と、緊褌一番(きんこんいちばん)の決意を語った。 煙火業者や実行委員会の面々のこれまでの様々な努力や苦労は、部外者には計り知れないものがあったと思う。あらためて、「無事」の開催を成し遂げた皆さんに、慰労と祝福の拍手を送りたい。そして、過去に懲りずに、再訪いただいた観客の皆さんには、心からの感謝の念を伝えたい。「これからも、よろしくお願いします」と。 一方、競技部門ごとのあり方や、スタッフの入れ替えに伴う運営の不慣れなど、確かに気になる点もあった。「土浦の花火100年」に向けて、次回以降、本稿でも再確認してみたい。 これも3年ぶり。翌日早朝の清掃活動は、いまだかつてないぐらい、観客の行儀の良さを実感しながら、拍子抜けするほどの短時間で終了。大会から10日が過ぎて、安全対策の看板類も撤去され、桜川沿いの自宅周辺は、晩秋の静寂な情景を取り戻した。本日はこの辺で「打ち止めー」。「ドン ドーン!」。(花火鑑賞士、元土浦市副市長)
児童3人に最優秀賞 つくばの2研究所「ボール紙で作る橋コンテスト」
2022年11月19日
国土技術政策総合研究所(つくば市旭)と土木研究所(同市南原)による第29回「ボール紙で作る橋コンテスト」の表彰式と作品展示が19日、「土木の日」一般公開中の両研究所で行われた。 コンテストは、工作用ボール紙を使って、幅30センチの川を渡れるような橋を作る。構造の強さやデザインが審査の対象になる。ものづくりを通じて生活を支えている橋などの土木インフラの大切さを知ってもらおうと1994年に始まり、コロナ禍でも途切れることなく続いている。 つくば市内の小学校4・5年生に応募を呼び掛けており、今回は413作品が集まった。大学や研究所の専門家らが審査し、最優秀賞に、渡壁太智さん(学園の森義務教育学校4年)の「守り橋」、髙橋涼さん(島名小5年)の「ゆかいなあおむしアーチ」、髙橋佑季さん(同)「左右あげあげ橋」の3作品を選んだ。 審査委員長の蓮見孝筑波大学名誉教授は、「渡壁さんの作品は飼っているイモリを素材にしているが、愛情極まってその体内に入り込むという概念転換をして奇想天外。高橋涼さんは一見アーチ橋だがひっくり返すと吊り橋にもなる逆転の発想を見せている。高橋佑季さんの作品は手品を見ているような美しさがあり変形の時間軸をもっている」と講評。それぞれの細部にまでこだわった手際に感心していた。 渡壁さんは「アカハライモリは大好きな動物で、家で4匹飼っている。お腹の赤い色が外からの光でちゃんと見えるようにするため、花紙を使ったり工夫して、夏休みをかけて作り上げた」という。 作品にはSDGsを意識したり、ドローンが組み込まれたり、近年のトレンドが随所に織り込まれてもいる。第2回から審査員を務めるデザイナーの佐山剛勇さんは「今回はもうネタ枯れかもと審査に臨むのだが、まだこんな発見があると毎回驚かされる」と語った。 両研究所はこの日、「土木の日」(11月18日)にちなむ一般公開が行われ、事前登録で申し込んだ約700人が試験走路や建設DX実験フィールドなどの公開施設を見て回った。その会場に、コンテストに集まった413作品全部が表彰式後に公開された。入賞作については21日から12月5日まで、イーアスつくば(同市研究学園)の特設コーナーに展示される。(相澤冬樹) 最優秀賞以外の入賞者は次のとおり。(敬称略)【構造デザイン賞】千葉宏志郎(手代木南小)、渋谷健吾(手代木南小)、小島壮一郎(大曽根小)、小笠原悠(春日学園義務教育校)、坂本海(吾妻小)【美術デザイン賞】飯岡崇真(吉沼小)、飯村李恩(要小)、岡部稜央(竹園東小)、西川緒美(竹園東小) 、新井那奈(並木小)【努力賞】下瀬航一(大曽根小)、宮原啓(九重小)、七澤龍明(竹園東小)、久保田彩雪(学園の森義務教育校)、常陸克行(春日学園義務教育校)
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