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2021
人気の筑波山スタンプラリーアプリ 新コース、29日スタート
2021年4月27日
山のスタンプラリーアプリ「YAMASTA(ヤマスタ)」による「筑波山トリビアスタンプラリー」が29日からスタートする。アプリは月刊誌『山と溪谷』を発行する山と溪谷社(東京都千代田区、川崎深雪社長)が提供する。イベントは、つくばエクスプレス(TX)を運行する首都圏新都市鉄道が協賛、つくば市、つくば観光コンベンション協会などが協力して、10月31日まで行われる。 スタンプラリーは、筑波山の名所や観光スポットを巡りながら、筑波山の山麓から頂上までをぐるっと歩いて楽しめる趣向。TXとコラボするスタンプラリーとしては第7弾となる。好評だった第6弾の「筑波山八景スタンプラリー」を継続開催とし、2つのコース設定で登山客を迎える。 山頂や観光名所などの所定の場所でアプリ内のチェックインボタンを押すと、その場所ごとにデザインされたデジタルスタンプが発行される。スマホのGPS機能を利用し、携帯電波(通話)の通じないオフライン下でもチェックインの利用ができる仕組みだ。 設定された複数のチェックイン場所を回ってスタンプを全部集めると、認定証がもらえ、達成感が味わえる。山と溪谷社は現在、全国で55のスタンプラリーイベントを実施しており、参加ユーザーは16万アカウントを超えているそうだ。 筑波山スタンプラリーは、これまでに参加者数が1万を超える人気イベントになっている。新コースはチェックイン対象に旧筑波山郵便局、筑波山神社、白蛇弁天、弁慶茶屋跡、筑波山(女体山山頂・男体山山頂)など7つの場所を設定。普段何気なく通っている道や場所の、知られざる歴史や秘密を知ることができ、筑波山の魅力を新たな視点から再発見できるということだ。 もう1つの「筑波山八景」は筑波山大鳥居、筑波山神社、つつじヶ丘、女体山駅、筑波山(女体山山頂・男体山山頂)、ガマ石など8カ所を巡る。このいずれかのコースを達成し、獲得したトロフィーまたはスタンプを筑波山観光案内所(つくば市筑波)で提示すると、その場で缶バッジと認定がプレゼントされる。 「県境を越えないよう」周知 筑波山を歩いて登る人向けの企画のため、つくば駅を除くTX各駅で発売される「筑波山あるきっぷ」の利用が推奨されている。1枚の切符でTXのほか、直行筑波山シャトルバス、つくバスに2日間乗ることができる。山と溪谷社によれば、スタンプ押印のために窓口に並んだりスタッフと対面する必要もないため、混雑を避けソーシャルディスタンスを保ちながら楽しめるウィズコロナの企画だとしている。 ただし、緊急事態宣言の発せられた東京都では「県境を越えない」行動が求められているので、当面「行政の指示に従うよう」周知するという。「イベントは10月まで長めに設定してあるので時間の取れるときにのんびり楽しんでほしい」と呼び掛けている。(相澤冬樹) ➡詳細はこちら
島の赤いレンガの建物 《平熱日記》84
2021年4月27日
【コラム・斉藤裕之】レンガの建物は珍しい。地震が多く多湿な風土にも不向きなのだろう。ゆえに示準(しじゅん)化石のようでもあるし、その当時の経済や文化の状況を示す示相(しそう)化石のようでもある。横浜の赤レンガ倉庫や牛久シャトーのようにその時代の繁栄を象徴するかのように残っているものもあれば、忘れられたかのようにひっそりと佇(たたず)むものもある。 京都南禅寺で出会った水道橋や、引っ越してきた当時見つけた龍ケ崎のレンガの門がそうだった。 それにしても、幼少期から何度もこの島を訪れていたのに気が付かなかった。夏に展覧会を予定している、ホーランエー食堂のある郷里の粭島(すくもじま、山口県周南市)を訪れたのはまだ桜の残るころ。半分は釣り目的。打ち合わせが終わって、車窓からちょっとだけ見えた赤い建物。 言われなければわからないほどの、短く平たんな橋で半島とつながっている小さな島、粭島。ちなみに粭とは籾殻(もみがら)のことで、名前の通り籾殻の山のような形をしている。島の南側は険しい岩場で、なおかつ波や風がもろに当たるのだろう、民家は島の北側の海っぺりに集まっている。 今は廃校となっている2階建ての小学校も、学校にしては珍しく北向きの校舎だ。その建物も十分趣があるのだが、そのすぐ近くに1棟のレンガ造りの建物があるという。「これが売りに出ちょるんよ」と運転席の弟。 瀬戸内海は穏やかな海だ。埼玉育ちのカミさんなどは、初めてこの海を見たとき、「みずうみ?」とこぼしたほどだ。実はこの内海でシーカヤックを駆って釣りを楽しむ弟は、常々この島でのシーカヤックでのレジャーの可能性を考えていたという。その拠点としてこの赤いレンガの建物に目をつけたらしい。 また、最近はサイクリングの目的地として、この島までは市街地から程よい距離にあり、最高に気持ちのいいコースとのこと。実際、私たちがホーランエー食堂で名物の「ジャコ天そば」をごちそうになっていたとき、サイクリングのユニフォームを着た女性が入って来た。 いよいよ斉藤画伯の美術館か? そういえば今から30年ほど前。「赤レンガの東京駅を残す運動」というのがあって、当時有名な文化人に混じって大学の恩師がそこに名を連ねていた。その保存活動の一環として、赤レンガの東京駅の絵を描いた子供たちの絵を隣接する百貨店に展示する手伝いをしたことを思い出した。そうやって東京駅も今の姿を残した。 そこで急にイメージがわいてきた。あの建物に展示スペースも作ろう。シーカヤックは天候や季節の影響も受けるだろうし…。いよいよ斉藤画伯の美術館か? 弟の長女が最近描いているボールペンによる作品の展示もいいな。先立つものはないけど、夢想するのは絵描きの得意とするところだ。 まれに、考えていることが世の中の出来事とシンクロすることがある。今日も暗闇の中の散歩を終えて新聞を開くと、日立の高校生が「カラミ煉瓦で町おこし」なる記事を見つけた。やはりレンガの赤は人を引きつけるらしい。(画家)
土浦市などを感染拡大市町村に追加 県全体をステージ3に引き上げ
2021年4月26日
県内で新型コロナウイルスの感染がさらに拡大しているとして、大井川和彦知事は26日、土浦市など9市町を感染拡大市町村に追加指定すると発表した。併せて県全域の感染状況の判断指標を1段階引き上げ、感染が拡大している状態のステージ3とした。今後さらに悪化した場合は、国にまん延防止重点措置の適用申請を検討するという。 感染拡大市町村は、直近1週間の陽性者数が人口1万人当たり1.5人を超える自治体。土浦市は同1.89人、つくば市は同0.73人。22日にすでに6市町村が指定されており、今回の9市町に加えて計15市町になる。 19日指定の6市町は、水戸、かすみがうら市、阿見町など。今回の追加指定は土浦市のほか、常総、石岡、守谷市などで、期間は29日から5月12日までの2週間。 県は、指定された市町のすべての飲食店に対し、営業時間を夜8時までとし、酒類の提供を午後7時までとするよう要請している。協力店に対しては、1店舗当たり売上高の規模に応じて1日2万5000円から7万5000円の協力金を支給する。ただしテイクアウトは午後8時以降も可。 ほかに感染拡大市町村に対して、不要不急の外出自粛、イベントは参加人数を収容人数の50%以下にするーなどを呼び掛け散ている。 特に大型連休中は、他県との往来を極力控えるよう県全域に呼び掛けている。 県全体の現在の感染状況は、12~18日の週は新規感染者数が1日平均45.6人だったのに対し、19~25日の週は同65人と1.24倍に増えた。そのうち経路不明者は同20人から26人と1.1倍に増加しており、水戸市を中心にひじょうに大きな感染が広がっている状況だとした。 それに伴って病床稼働率も急速に増え、県全体で180床を超えた。大井川知事はコロナ専用病床を現在の410床体制から、順次、600床体制に切り替えたいとしている。
「気軽にクラシックを」つくばリサイタル10周年 5月22日、筑波大生主催
2021年4月26日
筑波大生有志が主催するコンサート「つくばリサイタルシリーズ 一流奏者が贈る 色とりどりの世界」が5月22日、同市竹園、つくばカピオ ホールで開催される。同リサイタルは、同大の学生有志でつくる、つくばリサイタルシリーズ実行委員会が「学生に気軽にクラシックを楽しんでもらいたい」と毎年行っている公演会で、今年で10周年を迎える。 10周年の節目となる今公演では、若い演奏家の発掘を目的とする「ヤングコンサートアーティスト国際オーディション」で2019年度第1位を獲得するなど国内外で評価の高い弦楽四重奏団「カルテット・アマービレ」と、都内のオーケストラで活躍するメンバーらが2012年に結成した木管五重奏団「アミューズ・クインテット」の2組が出演する。 これまでの公演では1回の公演につき1組が出演していたが「今回は10周年記念ということで、過去に出演したアーティストから2組に出演を依頼した。10周年に相応しい2組」と実行委員会で同大3年の岩永彩花さんは話す。 公演では5曲が披露される。いずれも企画の創設者である同大人文社会系、江藤光紀准教授(主たる研究テーマは芸術を巡る公共性)が作曲した。江藤准教授は学生時代に独学で作曲の勉強を始め、これまで多数の室内楽曲を作曲してきた。過去のリサイタルでも江藤准教授が書き下ろした曲が毎回演奏されており、10周年となる今公演ではその中から4曲と新作1曲の計5曲が披露される。 江藤准教授は「回を重ねるごとに、実行委員の皆が演奏会運営の能力を向上させ、経験を蓄積し、後輩たちに引き継いできた。その姿勢が評価されて、著名な、あるいは将来を嘱望されたアーティストの方々がスケジュールを調整して出演してくださるようになった。それとともに、多くのお客様に足を運んでいただけるようになった」とこれまでを振り返る。 昨年12月には新型コロナウイルスが感染拡大を続ける中、感染対策を入念に行ったうえで第9回(20年12月2日付)を開催した。当日のアンケートには「久々にコンサートを聞いた。大変だけど来てよかった」という声が多数寄せられた。岩永さんは「アンケートを見て、大変な状況だったが、来てくださった方に楽しんでいただけたことが実感できた」と話す。 コロナ禍での開催について江藤准教授は「パフォーミングアーツ(実演芸術)は、演者と観客が同じ場所・時間で感動を共有する点に、最大の魅力がある。コロナはそこに深刻なダメージを与えた。困難な状況を積極的に乗り越えることで、実行委員会も大きく成長していると思う」と話した。(山口和紀) ◆開場は5月22日(土)午後1時15分、開演は2時。入場料は学生無料、一般1000円(消費税込み)。チケットの詳細は公式ホームページまで。
福島第1の汚染水、海洋放出へ-問題点は 《邑から日本を見る》86
2021年4月26日
【コラム・先﨑千尋】政府は今月13日、東京電力福島第1原発で増え続ける放射性物質を含んだ処理水を海洋に放出する方針を決め、18日にいわき市で「廃炉・汚染水・処理水対策福島協議会」を開き、地元市町村長、漁連、農協など関係者にその方針を伝えた。県内の首長や団体代表から意見を直接聞いたのは初めて。 それに対して、「放出には反対。政府の方針は関係者の理解を得ておらず、国、東電への信頼性に疑問がある」(野崎哲県漁連会長)という声をはじめ、「方針を決めた後で説明するということは、結論ありきではないか。海洋放出は、漁民だけでなく県民全体にも影響を及ぼす。正確な、透明性のある情報を出してほしい。海洋放出による損害は、風評ではなく実害だ」など、政府の方針に批判的な意見が多く出された。 しかし、政府や東電の答弁は「今回の意見は今後の検討に反映させたい」などというもので、具体策には触れなかった。今回の経過を取材したが、そのなかで私にはいくつか疑問が湧いた。 東電は2015年に県漁連に「関係者の理解なしにはいかなる処分も行わない」と文書で約束している。今回の政府の決定では、このことには触れていない。地元との約束を守らず、「丁寧な説明をする」と言われても、誰が信用するのだろうか。「国が決めたのだからそれに従って放出する」と、東電は主役のはずなのに脇役に回って、他人事のようだ。 第一番に、被害を受ける漁業関係者らが反対しても、国と東電はそれを無視して海洋放出する。沖縄・辺野古への新基地建設と同じ構図ではないか。 もう一つは、風評被害(実害)に対する賠償問題だ。東電は16日に公表した賠償方針で「期間や地域、業種を限定せずに賠償する」と明記した。商品やサービスの取引量の減少、価格の下落などに基づき、損害額を算定する。しかし、その基準はまだ決まっていない。風評と損害の因果関係を厳しく審査され、被害があっても救済されないこともあり得る。 事故賠償と同じことの繰り返し? 東京電力福島第1原発の事故に伴う賠償を求める方法は、東電への直接請求と、国の原子力賠償紛争解決センター(ADR)への提訴、訴訟の3つがある。 このうちADRへの申立件数は、2020年末現在で約2万2000件。このうち約6000件は和解に至っていない。私と交流のある飯舘村の菅野哲さんらは、ADRが示した和解案を東電が拒否したため、訴訟に持ち込んだ。この10年の経過を見ていると、賠償するかどうか、またその金額は、東電が決めること、としか思えない。 今度の汚染処理水の海洋放出がなされれば、原発本体の事故の際の賠償と同じことが繰り返されるのではないか。 朝日新聞は19日の紙面で「処理水を放出しても、雨や地下水の流入で増える汚染水が処分量を上回るので、(処理水をためる)タンクの増設は避けられない」と報じている。そうだとすれば、「廃炉作業のスペースを確保するために処理水を放出する」という政府の方針とは食い違うことになる。国、東電はどうするのだろうか。(元瓜連町長)
90回目の奉納選書会 土浦・中城天満宮で始まる
2021年4月25日
90回目を迎える土浦市中央の中城天満宮奉納選書会(天満宮奉賛会主催)が25日始まり、市内15の小学校から集まった書道作品の入選作が天満宮境内に掲示された。26日からはメーン会場を中城通りのまちかど蔵「野村」袖蔵に移し、商店街店頭への展示と合わせ来月5日まで行われる。 学問の神、菅原道真公をまつる中城天満宮では、毎年4月25日の天神例祭に合わせて書道展を開いている。今回は市内17小学校のうち15校から合わせて1046点の応募があった。市内在住の書家、平田洋香さんらが審査して、市長賞、土浦商工会議所会頭賞、土浦市議会議長賞などを選んだ。 市長賞には、小笠原衣桜里さん(下高津小6年)、宮本こうえいさん(土浦小3年)、大せきこうたろうさん(都和小2年)の3作品が選ばれた。 上位入選すると、例年は地区の老舗割烹、霞月楼を会場に行われる表彰式に招かれるが、コロナ禍で昨年に続き、2年続けて休止となった。奉賛会では中城通りから天満宮に入る天神通り側に受付を設け、賞状と副賞の引き換えを行った。折からの好天で、商店街には珍しく家族連れが目立った。 90回目を迎え、奉賛会の佐藤陽一会長は「毎回1000点を超す応募があって熱意を感じている。選書会を巣立った人たちによるシニア会を作ろうかという話も出た」との話題を紹介する。 霞月楼には書の大家、中村不折(1866~1943)の扁額が収められており(2020年9月6日付)、書画の収集がさかんに行われた。中城通りではこの春から、週3日ペースで書道教室も開かれるようになった。沼尻墨僊(1775~1856)ゆかりの琴平神社に隣接して開設された「寺子屋亀楽(きらく)」の教室で、児童向けばかりでなく、成人向けにも熱心な参加者が集まっているといい、機運が高まっている。(相澤冬樹)
宇宙が観光地に 《食う寝る宇宙》84
2021年4月25日
【コラム・玉置晋】先日、映画館に行きました。どうしても、映画「シン・エヴァンゲリオン」を見たくて。ウチの奥様はエヴァには全く興味なくて、休日朝イチの回にオッサン1人で行きましたとも。僕はオッサンだけれども学生証を持っていますので、映画は学生料金で見ることができます。 ところが、今回、映画館のアルバイトスタッフの方に「学生ですか?」と、けげんそうに止められてしまいました。「学生証を見せてください」と言われたので、「はいはい、どうぞ。オッサンだけど社会人学生なのです!」と、学生証を確認してもらいました。すると、このスタッフさん、「おお、すごい、私も将来、社会人学生をやってみたいです」と言ってくれました。 社会人学生というステータスも悪くないね、とニコニコしつつ、自分がオッサンと認知されて止められたことに、ちょっぴりセンチになりました。 「シン・エヴァンゲリオン」の宇宙描写 新世紀エヴァンゲリオンが最初にテレビで放映されたのは、1995~96年でした。僕が高校生のころです。巨大ロボット兵器エヴァンゲリオンに少年少女が乗り込み、使徒と呼ばれる謎の敵から人類を救うという、シンプルなお話では済まず、大変に難解なストーリ展開をしていきまして、実に25年にわたり僕の心をわしづかみにしてくれました。 95~96年の作中では、エヴァンゲリオンが「ロンギヌスの槍」を投てきし、衛星軌道上の使徒をせん滅しました。しかし、槍は地球の重力圏を脱して、月の周回軌道に移行し、現代の技術では回収不能であるというくだりがありました。 しかし、2009~21年にリビルドされて公開された「シン・エヴァンゲリオン」では、普通に衛星軌道上での作戦行動が描写されています。今や衛星軌道上の活動はSFでも何でもなくて、ひと昔前までの「宇宙開発」のブランドは「月軌道および月面開発」になるのかしら。 じゃあ、ひと昔前の「月面探査」ブランドは「火星探査」になるのか。今は宇宙開発のフィールドが変わる過渡期にあるのでしょう。 じゃあ、「衛星軌道」の立ち位置はどうなるかというと、南極が探検の地から観光地になったのと同様の運命をたどるでしょう。10年以内に高度400キロぐらいまでは、観光地になるに違いない!と思っていたら、旅行雑誌で「宇宙旅行」が特集されたり、ワクワクする時代です。(宇宙天気防災研究者)
教育も医療も役立たない「時代の変化」 《くずかごの唄》84
2021年4月24日
【コラム・奥井登美子】今の中学1年の時、疎開先で敗戦を体験した私は、3年生の時に都立校の転校試験を受けるために、母、妹、弟よりも一足早く東京に帰ることになってしまった。 父と兄と3人の生活は精神的に大変だった。慶応大生の時、学徒動員で土浦海軍航空隊(阿見町)に入隊し、軍隊の訓練を受け、敗戦で家に帰って来た兄は、どういうわけか昔の兄ではない。まったく別の人間になってしまっていた。航空隊で何か重大な事件があったらしいが、何も言わないので皆目見当がつかない。「死にたい」とだけ言って、家を出てしまう。 航空隊に入る前、彼には結婚を約束した恋人、明子さんがいた。しかし、戦争に駆り出されて死ぬ覚悟なので、彼女を一生しばりつける結果になってしまうと、婚約を解消してしまった。夏休みには、安房大原にあった彼女の家の別荘に連れて行ってもらった。明子さんは、私が集団疎開する時も、少女向けの本を10冊送ってくれた。この本にどれだけ慰められたかわからない。私も大好きな人だった 「死にたい」と墓地を歩き回る兄 兄自身、死を覚悟して、婚約も解消し、入った軍隊。友達がたくさん死んだのに、自分だけおめおめと帰って来て、どうしていいかわからない。焦り、いら立ち、「死にたい、死にたい」と言って、墓地を放浪する。 「お兄ちゃん、お兄ちゃん、出てきてください」。兄の名を叫びながら、真夜中の多摩墓地を歩きまわって兄を探したこともあった。多摩墓地がこんなに広いとは思わなかった。喉がカラカラになり、怖かったが、怖いとも言えない切迫感があって、兄の死をくい止めるために、何とかするしかない。15歳の私には歩き回るしか知恵がなかった。 父もほとほと困りはて、父の尊敬する先輩・小泉信三氏に相談。彼の形だけの私設秘書として採用してもらい、話し合ってもらう作戦に出た。教育も医療も役立たない時代の、大きな変化の中の若者の心理。「性格の合う人、歴史の変化を読める人、そういう人を見つけて、少しずつ歩み寄ってもらうしかない」と、考えたのだろう。(随筆家、薬剤師)
日本の子どもは可哀そう 《ひょうたんの眼》36
2021年4月23日
【コラム・高橋恵一】青年海外協力隊員として東南アジアに派遣された青年の経験談である。優れた日本農業技術で作物を育てたところ、高温多湿の気候の効果もあって、半年でそれまでの1年分の収穫ができた。現地農民は、大喜びをした。次に、協力隊員は、後半の作付けに取り掛かろうとしたところ、農民は動かない。1年分の収穫ができたのだから、もう働く必要がないというのだった。30年前のことだ。 青年海外協力隊員は、苦笑しながら、現地農民の経済感覚を伝えてくれたが、今なら、ゆとりのできた時間や資金をどう使うかを考えたかも知れない。 日本では、高度成長期から、成果をひたすら企業資金力の強化に回し、労働時間の短縮やセーフティーネットの構築、地球環境の改善・保護に回すことはほとんどなかった。 それから30年。日本の幸福度ランキングは、世界で56位。韓国とピッタリ寄り添って、ロシア、中国の少し上位に位置しているが、OECD(経済協力開発機構)37カ国のうち最下位レベルだ。 我々の生活レベルを考える時、「昔」と比べると、格段に忙しさが変わって来ている。拘束された忙しさ、義務的な忙しさである。 日本の幸福度を改善するためには、就業時間を短縮し、最低賃金を思い切り上げればよい。毎日の労働時間を7時間、週35時間以内にすれば、全く違う世界が見えてくる。当然、フレックスタイムが導入され、満員電車も解消する。生産力を維持するためには、雇用を拡大しなくてはならない。女性の役割が大きくなり、より多様性が拡大する。変化への原動力は、格差社会の解消である。 授業の内容は詰め込み過ぎ ところで、日本では、子どもも忙しい。授業時間中の学習内容は、詰め込み過ぎであろう。高校や大学の入試の時まで覚えておけばよい「知識・学力」を、詰め込まれるのだ。児童生徒の学力は、小学5年生までと中学2年生までをしっかり押さえておけば、その後の進学や社会生活に対応して行けるといわれている。 それ以上、宿題や学習塾で忍耐力を養う意味があるのだろうか。一時「ゆとり教育」の取り組みもあったが、結果の評価もされないうちに、また逆戻りしてしまった。親たちが子どもの自立能力を信じられなかったことと、教師の側に「ゆとり教育」を遂行する力量がなかったということだろう。 学校の授業が終了すると部活である。部活は、児童生徒の個人的趣向というより、スポーツや合唱・管弦楽など、競争的成果を求められる分野が多い。学校対抗の各種大会が行われ、必然的に過度の練習と勝利への忠誠が求められる。 スポーツ部門をはじめ、多くの部活の集団活動、団体行動の端々に、旧日本陸軍の行動規律を見てしまうのは私だけだろうか。楽しむより、勝つこと。勝つことより、指導に従うことになってはいないか。 近年は、皆勤賞もなくなりつつあるというが、例えば、ゴールデンウイークや夏休み以外の時に、家族旅行などの欠席を認めたらどうか。欠席時間の補習体制を整えれば、真の体験学習ができるだろう。(地図好きの土浦人)
高齢者施設にワクチン配送 65歳以上4万7000人に接種券郵送も つくば市
2021年4月22日
高齢者を対象にした新型コロナウイルスワクチンの配送が22日、つくば市で始まった。同日午前、第1便となるファイザー社製のワクチンが、市内の介護老人保健施設に1カ所に届けられた。併せて同日、市内の65歳以上の高齢者約4万7000人にワクチン接種券が郵送された。23日以降、各家庭に届く。 配送されたワクチンは、17日に国から届いた2箱(1950回接種分)のうちの一部で、市役所内に設置された超低温冷凍庫でマイナス75度で保管されていた。 4月26日から5月3日の週には5箱(4875回接種分)が国から届く予定で、医療機関のほか、特別養護老人ホーム10カ所とグループホーム18カ所にも届けられる予定だ。 接種開始は5月24日 一般の65歳以上の高齢者に同日発送された接種券には、予診票、接種できる約100カ所の医療機関の一覧表、接種の流れの説明資料などが同封されている。 市では、新型コロナ協力医療機関の医療従事者に次いで、高齢者施設の入所者と職員の接種を優先することにしており、介護老人福祉施設8カ所のうち、接種体制が整った施設から順次、ワクチンを届ける。 接種するには市のコールセンターまたは各医療機関に予約することが必要で、5月17日から、市ホームーページまたは市コールセンター(電話029-883-1391)、各医療機関で予約受け付けを開始する。 実際の接種は5月24日から市内約100の医療機関で開始する予定だ。市新型コロナウイルスワクチン接種対策室によると、5月24日の週にかなりの量のワクチンが国から届く予定だが、現時点で、何人分のワクチンが確保できるかは未定という。(鈴木宏子)
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