日曜日, 4月 5, 2026

つくタク予約受付できず 開始20分間 休日設定のまま

つくば市は19日、市のデマンドタクシー「つくタク」の予約が、同日午前8時30分から20分間、受け付けできない状態が発生したと発表した。 市総合交通政策課によると、利用者が同日午前8時30分ごろ、予約・配車業務を行っている「つくタク予約センター」に電話したところ、オペレーターと電話がつながらず、業務時間外である旨の自動案内ガイダンスが流れた。 利用者からの問い合わせを受けて市が委託事業者に確認したところ、自動案内ガイダンスが休日設定の状態だったことが分かった。 海の日の19日はもともと休日だったが、今年は東京五輪の延期に合わせて祝日が移動し、平日扱いとなった。委託事業者が19日の設定を、休日から通常営業日に変更するのを失念したのが原因という。 再発防止策として市は委託事業者に対し、業務開始前に必ず予約システムの設定を確認するよう申し入れた。 システムは午前8時50分ごろに復旧したため、予約が取れなかった利用者はないという。

コメ、今世紀末80%に減収 農研機構が最新モデルで予測

地球規模の気候変動の中で、わが国の基幹作物である水稲(コメ)生産はどうなるかー。農業・食品産業技術総合研究機構(つくば市観音台)が最新のモデルで予測に取り組んだところ、温暖化でコメの収量は従来予測よりも多くの地域で低下する一方、高い二酸化炭素(CO₂)環境が白未熟米の発生を助長させ、品質面の影響も深刻になるという「未来予想図」を提示した。 農研機構の農業環境研究部門による成果として19日、オンライン発表された。屋外での栽培実験の結果に基づいて、高温と高CO₂の複合的な影響を考慮した水稲の生育収量予測モデルを構築し、気候変動による国内の水稲への影響を予測した。従来は、高温で収量減、高いCO₂環境は増収と見積もられ、そのバランスから将来予測モデルが組み立てられてきた。 CO₂濃度を現在よりも高めに制御した屋外栽培実験「開放系大気CO₂増加実験」を2016年まで、岩手県と茨城県つくばみらい市のほ場で実施した。すると、CO₂濃度の上昇により光合成が活発になる「増収効果」が栽培地の気温が高いほど小さくなること、高CO₂では外観品質が低下するなど新たな知見が得られた。 その上で、従来は別個に考慮していた「高温」と「高CO₂」の影響を複合的に考慮する最新の水稲生育収量予測モデルを構築し、これを使って気候変動による国内の水稲の収量および外観品質への影響を予測した。 温暖化傾向が「中庸」とされる気象予測モデル(RCP8.5)を用いてシミュレーションを行うと、20世紀半ばには西日本を中心に減収地域が出現。従来の予測モデルでは今世紀中頃までは増収傾向とされていたのが、早くに下方修正に転じ、今世紀末には約80%に減収すると予測された。 白未熟粒は影響顕著に 白未熟粒は、高温障害によりデンプンの蓄積が不十分で米粒が白く濁って見え、外観品質低下の主な指標になっている。近年では2010年、19年産米で多発し、コメの等級落ちなど農家に実害をもたらした。従来の推定モデルでは、気温のみを考慮しており、白未熟粒率は今世紀半ばでは約15%、今世紀末では約30%と予測したのに対し、気温とCO₂濃度を考慮した最新の推定モデルでは、白未熟粒率は、今世紀半ばでは約20%、今世紀末では約40%と予測した。この発生エリアは西日本から関東にも広がり、より影響が顕著になる。 農業環境研究部門の西森基貴主席研究員らによれば「今回の予測は、高温耐性があまり強くない2003年ごろの品種によって予測しており、この間手をこまねいていたわけではなく、耐性品種の作出などさまざまの適応策をとってきている」という。 農研機構は高温耐性品種である「にこまる」を開発、普及を図るなどしており、対策を加速させる。生産農家には田植え期を遅らせて(または早めて)夏の酷暑を避けるなど、適切な栽培管理を求めている。これからの出穂(しゅっすい)時期から20日程度の暑熱が品質低下リスクが増すことを指摘している。(相澤冬樹)

つくば市長の名誉毀損提訴、取り下げ? 《吾妻カガミ》111

【コラム・坂本栄】元つくば市議を名誉毀損で訴えた市長の五十嵐さんが、提訴を取り下げるのではないかとの見方が識者の間に広がっています。昨秋の市長選挙の前に元市議が発行したミニ新聞の記事で名誉を傷付けられたと裁判に持ち込んだ、あの件です。裁判はまだ予備段階ですが、どうも勝ち目がないようだと読んでいるのでしょうか? ミニ新聞の記事は「市政チェック」 この提訴については、本サイトの記事「つくば市長の五十嵐氏 名誉棄損で元市議を提訴」(2月17日掲載)に詳しく出ています。簡単に言うと、市長選前(6~8月)、元市議の亀山大二郎さんが出したミニ紙「つくば市民の声新聞」の記事(22箇所)によって、市長としての名誉を毀損されたから、その損害(130万円)を賠償せよ―という内容です。 私はミニ新聞の市政監視スタンスに共鳴し、コラム「名誉毀損提訴を笑う」(3月1日掲載)、同「…提訴を検証する」(4月5日掲載)、同「…近く裁判開始」(5月3日掲載)で、五十嵐さんのアクションに疑問を呈しました。 ポイントは4つです。(1) 記事はフェイク(うそ)だとの論述には「はぐらかし」が目立つ、(2) 記事は「市政チェック」であって個人批判ではない、(3) 市長(政治家)たるもの市政批判には「対抗言論」で応ずるべきである、(4) 市長の動きは「言論の自由」を封じるものであり看過できない―。詳しくは青色のリンク先をご覧ください。 試合開始前にタオルを投げないで! 現時点で裁判は本格的なファイトにはなっておりません。私、最初はこの名誉毀損提訴に違和感を覚えていましたが、裁判の過程で五十嵐市政の実態、五十嵐市長の政治家としての資質が明らかになるのではないかと、今は原告と被告のファイトを楽しみにしています。五十嵐さんは試合前にタオルを投げるようなことをせず、リングに上がってください。 先の3コラムでは、前米大統領トランプさんのように記事を「フェイクだ、フェイクだ」と連呼した箇所のうち、重要度が高い4カ所について点検しました。 その結果、目玉公約の「総合運動公園用地返還」は「返還交渉」に過ぎなかったことが明らかになりました。また、その「返還交渉」も市長が出向いたのはたった2回だったことも分かりました。さらに、県の補助金がもらえなかった「給食センター建設」では市長の政治力不足が判明しました。もうひとつ、1期中に市職員が大幅に増え「行政改革」がお留守だったことも知れました。 ミニ新聞の記事はフェイクどころか、実に的を突いていたわけです。こういったことを考えると、裁判は名誉毀損を立証する場というより、五十嵐市政の出来栄え、市長の適性を浮かび上がらせる場になる可能性があります。「取り下げ?」との臆測は、「裁判はやらない方が賢いのではないか」との心遣いなのかもしれません。(経済ジャーナリスト)

土浦三 接戦制す 土浦日大、霞ケ浦は完封【高校野球’21】

第103回全国高校野球選手権茨城大会は18日、3回戦8試合が4球場で行われた。土浦・つくば勢は、2回戦でシード校を破った土浦三が勢いに乗り、取手一を2ー1で下した。シード校の土浦日大は水戸葵陵を3ー0、霞ケ浦は藤代紫水を8ー0といずれも完封し、4回戦に進んだ。 笠間市民球場の第2試合、土浦三と取手一は2-1で土浦三が接戦をものにした。強打を誇る取手一に対し、先発の佐藤春汰が5回まで無失点という粘りの投球。リリーフの前田隼利も2回戦の境戦に続く好救援を見せた。 「先発の佐藤が5回まで頑張ってくれたことが勝因。今日の相手には彼のボールが有効とにらんだ。チームは2、3回戦とも120点の出来。選手が勢いに乗ってくれ、いい試合をしながら成長している」と坂本佑真監督。 捕手の田口雄大主将は「佐藤は球速よりも投げ分けで勝負するタイプ。ボール1個分2個分の出し入れができる。緊張していたので、ストライクを入れて打たせていこうと声を掛け、リラックスさせた」。 佐藤は5回まで2安打1死球で取手一打線を抑えたが、6回、先頭の橋本にソロ本塁打を打たれ、その後無死一・二塁とされたところで交代。救援の前田は続く3人を打ち取り火消しに成功。7回には3連打を浴びるが、左翼手・前沢隆史や二塁手・藤田寛大の好守にも助けられ、得点を許さなかった。 「前田はシンカーのキレが良かった。後半は疲れてきて腕が上がらなくなったが、ストレートに切り替えながら打ち取ることができた」と田口主将。 打線は取手一のエース塩入に4回まで1安打に抑えられていたが、5回に攻略。6番 高城魁斗が中前打で出塁し、8番 田口の中前打にエンドランをかけ1死一・三塁、1番 藤田の中前打で待望の先制点を奪った。 6回には追加点。4番 渡辺優斗、5番 中村翔太がともにピッチャー返しで2死一・二塁、7番 前沢の打球が三遊間を抜き、1点を追加した。「足をからめた攻撃は練習の成果が出せた。6回の攻撃ではライナーで野手の間を抜くバッティングをみんなが徹底してくれた」と田口主将。 これで古豪復活を印象付ける4回戦進出。坂本監督は今春の就任以来「もともと打撃は良かったが、守備のミスから失点していた」と、守備の強化に力を入れてきた。特に注意したのがランナーを出した後のプレーや、2死から失点せず、切り替えてあと1個アウトを取ることなど。その成果が形となって表れ始めているという。(池田充雄) ノーブルホームスタジアム水戸の第1試合は、土浦日大が水戸葵陵を3ー0で下した。 J:COMスタジアム土浦の第1試合は、霞ケ浦が藤代紫水を8ー0で完封した。

「DPATカー」完成 被災地に駆け付け心のケア 筑波大付属病院

被災地にいち早く駆け付け、心のケアをする筑波大学付属病院(つくば市天久保、原晃病院長)災害派遣精神医療チームの特殊緊急車両「DPAT(ディーパット)カー」がこのほど完成し、18日、同病院の春日プラザで完成披露会が催された。県内第1号のDPATカーとなる。 被災者の心のケアは新しい取り組みで、国の予算がまだ十分にないことから、同大医学医療系災害・地域精神医学の太刀川弘和教授を中心にプロジェクトを立ち上げ、2019年にクラウドファンディングで車両購入の支援を募った。目標額750万円に対し、3カ月間で255人から915万円が集まった。一方、新型コロナ感染拡大への対応などで車両の製造や車内の改造などが遅れ、昨年12月に車が完成した。 DPATカーは6人乗りの白いワゴン車で、車体の前方と側面などに青いアルファベットで「DPAT」と書かれている。後部座席を撤去し、被災者の相談に乗ったり、診察や薬の処方などをするスペースに改造した。車内はLED電球を取り付けて明るくした。通信手段の遮断や長時間の停電に備え、衛星電話やサブバッテリーなども備えている。隊員が宿泊しながら活動する基地にもなる。 太刀川教授は「これまで車両がなくレンタカーなどで被災地に行っていた。クラウドファンディングを始めて、当初は支援が集まるだろうかと懸念していたが、被災地で活動を展開しホームページでどんどん報告したところ、温かいメッセージと共に255人から目標額を超える支援が集まった。車両の製造や改造もコロナ対応で遅れ、2020年末に完成したが、感染拡大でお披露目もなかなかできなかった。この日を迎えられて感無量」と話し「今後はDPATカーを使って被災地に出掛けて、被災者の心のケアの支援をしていきたい」などと語った。 DPATは、国や都道府県の要請で被災地に48時間以内に駆け付け、1~2週間滞在して被災者の心のケアをするチーム。精神科医師、看護師、薬剤師、ソーシャルワーカーなど5~6人で構成され、避難所などで被災者の診察をしたり、被災した精神科病院の患者の対応などをする。2011年の東日本大震災をきっかけに誕生した。 同大附属病院では2015年にDPATチームが発足し、鬼怒川が決壊した同年の常総水害、16年の熊本地震などの被災地に赴き活動した。新型コロナウイルスの感染が拡大した昨年は横浜港で大型客船ダイヤモンド・プリンセス号の乗客の心のケアなどにも取り組んだ。(鈴木宏子)

未確認飛行物体と遭遇 《食う寝る宇宙》89

【コラム・玉置晋】「ブブブブブーン」。犬のべんぞうさんと一緒に散歩していると、レンコン畑から奇妙な音を発する未確認飛行物体と遭遇しました。僕が住む茨城県土浦市はレンコンの出荷が日本一。家の近所にも広いレンコン畑があって、初夏にはハスの葉っぱが水面から出て、白やピンクのハスの花が咲き始めています。 そんな中から聞こえてくる異様な音に、べんぞうさんは怖がって、アスファルトにお尻をペタンとつけて、歩いてくれません。すると、遠くから「歩行者あり!」と、手を挙げて注意を喚起する方がいました。その方から数十メートル離れたレンコン畑の対面には、リモコンをもって何かを操作する人がいました。 そう、「ドローン」です。大きさはおよそ1.5メートル×1.5メートルと大型機です。ドローンのお腹には肥料が搭載されていて、広大なレンコン畑に散布していたのです。 ドローンとGPSと宇宙天気 実は、僕は少し前にドローンの操縦を習いました。それでわかったことは、風があるときにドローンが流されてしまうので、安定した操縦をするのは簡単ではないということです。そこで活躍するのが、GPS(グローバル・ポジショニング・システム)です。 複数の人工衛星から発せられた測位信号をドローンが受信して、自分の位置を把握します。ドローンが自分の位置を保持するように、自律的に制御してくれます。通常はこの機能をオンして作業を行います。 よって、ドローンは完全にGPSに依存した道具であるといえます。そして、GPSを脅かすのが宇宙天気の嵐の一つ、電離層の嵐です。電離層は、高度50キロ~500キロに広がる電子密度の高い領域です。ラジオで声が聞こえるのは、遠くの放送局から発せられた電波が電離層で反射して届くからです。 一方で、人工衛星から発せられたGPSの電波は、電離層で反射せずに、突き抜けて宇宙から地上に到達する特性を持っています。しかし、地球の大気循環や太陽活動により電離層の電子密度が増減することがあって、GPS電波の通りを悪くすることがあります。 そうしますと、地上のドローンは正確な位置情報がわからなくなっていまい、操縦に支障をきたす恐れがあります。ドローンの普及により、宇宙天気の重要性はより大きくなっています。(宇宙天気防災研究者)

常総学院2本柱、つくば秀英を零封 【高校野球’21】

第103回全国高校野球選手権茨城大会は17日、3回戦に入り、4球場で8試合が行われた。土浦・つくば勢同士の対戦となったJ:COMスタジアム土浦では、常総学院がとつくば秀英が息詰まる投手戦を展開。常総が2本柱の秋本璃空と大川慈英が零封リレーを演じれば、秀英は先発・山本素暖が6回まで常総学院打線を抑えたが7回に四球から崩れた。 常総は秋本が先発。センバツではエースを務めたものの春以降調子を落とし、まだ6~7割の出来だそうだが、4回を投げて3三振2安打1四球とまずまずの結果だった。「秋大会では1-0で勝った相手だが、それを自信と思わず、挑戦者の気持ちで臨んだ」という。島田直也監督は「秋本は今日の時点ではよく投げた」と評価しながらも、「久々の公式戦で緊張もあっただろうし、暑さの影響もあったと思う。その疲れが見えてきたのでスパッと替えた」と早めの継投を決断した。 5回からマウンドに上がったのは現エースの大川慈英。「夏の初戦で緊張したが、秋本が粘り強く投げてくれたので、その気持ちを背負って絶対抑えてやろうと思った。マウンドに立ったら緊張が解け、自分のピッチングができた」と最速147キロの速球を武器に、8三振1安打無四球の危なげないピッチングだった。 一方、秀英の山本は「ブルペンでは良くなかったが、マウンドに立ったら向かっていくしかない。マウンドではいちばん良く、どんどん成長していけた」と、4回まで毎回3人で切ってとる好投を見せた。5、6回はスコアリングポジションにランナーを背負うが、テンポ良い投球で打者を追い込み、いずれも最後は三振で仕留めている。 だが7回に疲れが見えた。常総の中軸、田邊広大、柴田将太郎に連続四球、6番・秋本には左前打を許し無死満塁。代打・青木良弘への初球はカットボールだったが、足の踏ん張りがきかずワンバウンドになり(記録上は捕逸)、これで決勝点を与えてしまった。 秀英に痛い3回の逸機 つくば秀英の森田健文監督は、3回表の先制機を生かせなかったことを悔やんだ。四球と犠打に佐藤慈恩主将の左前打で1死一・三塁、ここで3番の野川唯斗がセーフティースクイズを仕掛けるが、常総の一塁手・柴田の好返球で、三走が本塁タッチアウトになった。「スクイズは日頃から練習し、打者はしっかりバントを決めてくれたが、少しタイミングが遅れてしまった。何とか先制点を取り、追い風の中で野球をさせてあげたかったが、それができなかったことに監督としての責任を感じている」 応援席への挨拶後、目頭を押さえグラウンドに崩れ落ちた佐藤主将は「自信を持ってやってきたが、最後、あと一歩が届かなかった。自分たちは全力を出しきったが、それでも相手の方が一歩上だった」と、試合後に述懐した。(池田充雄・高橋浩一)

難しいという表現 《続・気軽にSOS》89

【コラム・浅井和幸】私は、様々な悩みを持ち相談に来られる方に日々対応しています。その来談者に対し、あまりに難しい顔をしていたり、解決が難しい悩みですねと軽々しく言ったりはできません。必要以上に苦しめてしまうかもしれませんからね。もちろん、軽々しく扱うものではありませんから、どれぐらい難しい問題なのか、こちらが感じ取ることは大切です。 簡単な問題であれば、来談者は労力を割いて相談には来ません。持ち込まれる問題は全て難しいものです。少なくても来談者にとっては難しい問題であり、何かしらの支障が出ているわけです。 それに対し、相談を受ける側―カウンセラーとか支援者―も、日々、来談者と一緒に悩んで、どうにか解決できないかと考えています。私は、この支援を行っている側からの相談を受けることもあります。そして、支援者とのコミュニケーションの中で違和感があり、「難しい」という言葉を使わなくなりました。 大げさに表現すると、このような会話になってしまうのです。支援者「…という問題に対応しているのですが、何か対処法はありますか? 難しいですか?」。浅井「難しいですね。だから、いろいろ対処法を考えて…」。支援者「ですよね。浅井さんでも、やっぱり何も出来ないですよね」。 このような会話になってしまうのは、私が使っている「難しい」と、一般社会やこの支援者が使っている「難しい」という概念に大きな開きがあるためです。私は「簡単ではない」とか「すぐには答えが出ない」事柄を表現するときに、「難しい」という言葉を使います。(「難しい」「簡単」などの評価は、次の対処のためにするものだという意識が強いです。さらに工夫を考えて対処が必要だという意味と捉えてもよいでしょう) シビアな場面で曖昧な表現は誤解を生む しかし、違和感を覚えるときは、「難しい」とはできないこと、不可能なことを指すことが多いのです。その方たちは意識していないでしょうが、「簡単」はできること、「難しい」はできないことという使い方をしているのです。そして、「難しい」ことは永遠に「難しい」ことで、この先も対処不可能だという思い込みがあるのかもしれません。 普段の会話では、「できない」というと角が立つので、「難しい」と表現して、お互いが傷つかない知恵なのかもしれません。しかし、シビアな場面では、曖昧な表現は誤解を生みやすいものです。うまくいっているときは、曖昧にぼかして、違いはむしろ感じないようにしたほうが、仲間意識を損なわずに済むというメリットがあります。しかし、問題に対処するときは、すれ違っているところをより詳細に明確に感じ、考える必要があるわけです。 うまくいっていないときは、より具体的に、より丁寧に言葉を使う必要があります。それは伝えるときも、聞くときも、どちらも必要です。伝える側と聞く側は、すぐに入れ替わるのですから。(精神保健福祉士)

ナノスケールが魅せるアートな世界 20日からつくばセンタービルで展示イベント

つくば市は20日から、つくばセンター地区活性化協議会(茂木貴志会長)、つくばまちなかデザイン(内山博文社長)と共に、つくばセンタービル(同市吾妻)で「つくまちアート」を開催する。まちなかの公共空間を活用して、アートやサイエンスを感じてもらうための取り組みで、第1弾として物質・材料研究機構(NIMS)の国際ナノアーキテクトニクス研究拠点(WPI-MANA、つくば市並木)によるマテリアルズナノアートの展示とイベントを行う。 会期は8月19日まで。展示会場はつくばセンタービル1階通路に設けられる。 マテリアルズナノアート(MA-NanoArt、マナノアート)は、電子顕微鏡などでしか見えないナノスケール(髪の毛の太さの10万分の1の大きさ)の物質が織りなす形象をとらえアート作品としたもの。WPI-MANAの研究者が普段見ている世界を切り取った。 電子顕微鏡は構造上、単色でしか観察できない装置だが、画像処理技術を駆使してカラー表示を実現している。そのビジュアルがおもしろく、作品として目にする機会が増えているそうだ。 深田直樹さん(MANA主任研究者)の作品はシリコン基板上に成長したゲルマニウムナノワイヤの走査型電子顕微鏡像で、タイトルは「花ひらく Efflorescence」。ナノワイヤと呼ばれる構造を基板垂直方向に一面に形成した際、試料を観察していて撮影できたという。 共に研究グループリーダーを務める川上亘作さん、ヒル・ジョナサンさんは、大豆成分からできた粒子の走査型電子顕微鏡像から「ナノ手毬(てまり)」、「ナノ花」を作品化した。 アートをきっかけにまちなかを回遊してもらうため、アートポストカードラリーも同時に行う。つくば駅周辺の各施設に16種類のアートポストカードを1種類ずつ設置。ポストカード10種類以上を集めると、MANAオリジナルグッズなどがプレゼントされる企画だ。 NIMS国際ナノアーキテクトニクス研究拠点は、ナノテクノロジーの新概念「ナノアーキテクトニクス」に基づいて、世界トップレベルの新材料開発の研究を進める国際研究拠点。半導体加工などに用いられるマイクロテクノロジーとは一線を画し、理論やシステム分野における材料開発の新しいパラダイム変換を目指している。(相澤冬樹) マナノアート詳細ページはこちら 

待ってました! 青空 つくばにデビューの「ひまわり迷路」

大輪のヒマワリは、梅雨明けの青空がよく似合う。中根農園直売所(つくば市下広岡)がこの夏、初めて開設した「ひまわり迷路」で、黄色い花が一気の開花を迎えている。 「迷路」は直売所付近の農地約3000平方メートルに設置した。農園の中根剛代表によれば、耕作放棄地対策から景観植物として育てているそうで、5月ごろタネ10キロを蒔(ま)いた。全部が発芽するわけではないので「数万本」が植わっているという。 「密」に林立したヒマワリは、すでに人の背丈を越えており、1メートルほどの幅でルートが切り開かれている。 「駐車場を用意していないこともあり、宣伝もできずにいる」(中根さん)といい、人の姿は見かけないが、黄色い花が密度を増すほどに通りを行く人の目をひきそうだ。 入場は無料。迷路の中央に休憩スポットができていて、花を摘むためのハサミと料金箱が置かれている。熱中症には十分な注意をお忘れなく。(相澤冬樹) 関東甲信も梅雨明け 気象庁は16日、関東甲信と東北が梅雨明けしたと発表した。平年(7月19日ごろ)より少し早め。今年は梅雨入りが平年より遅かった(関東甲信は6月14日ごろ)こともあり、梅雨期間は約1カ月と短めとなった。 日本気象協会の調べで、16日はつくば、土浦とも正午の気温が31.0度の真夏日となった。

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