大輪のヒマワリは、梅雨明けの青空がよく似合う。中根農園直売所(つくば市下広岡)がこの夏、初めて開設した「ひまわり迷路」で、黄色い花が一気の開花を迎えている。
「迷路」は直売所付近の農地約3000平方メートルに設置した。農園の中根剛代表によれば、耕作放棄地対策から景観植物として育てているそうで、5月ごろタネ10キロを蒔(ま)いた。全部が発芽するわけではないので「数万本」が植わっているという。
「密」に林立したヒマワリは、すでに人の背丈を越えており、1メートルほどの幅でルートが切り開かれている。
「駐車場を用意していないこともあり、宣伝もできずにいる」(中根さん)といい、人の姿は見かけないが、黄色い花が密度を増すほどに通りを行く人の目をひきそうだ。
入場は無料。迷路の中央に休憩スポットができていて、花を摘むためのハサミと料金箱が置かれている。熱中症には十分な注意をお忘れなく。(相澤冬樹)
関東甲信も梅雨明け
気象庁は16日、関東甲信と東北が梅雨明けしたと発表した。平年(7月19日ごろ)より少し早め。今年は梅雨入りが平年より遅かった(関東甲信は6月14日ごろ)こともあり、梅雨期間は約1カ月と短めとなった。
日本気象協会の調べで、16日はつくば、土浦とも正午の気温が31.0度の真夏日となった。