木曜日, 4月 2, 2026
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26項目でやりとり 洞峰公園改修で県・つくば市対立(上)

つくば市二の宮にある茨城県営の都市公園、洞峰公園(約20ヘクタール)をめぐって、県が民間事業者に委託してリニューアルする計画(洞峰公園整備運営事業)を立てているのに対し、つくば市が異議を唱えている問題(4月14日付)で、市と県のやりとりがNEWSつくばの情報開示請求で分かった。

市民の公園か 県民の公園か

洞峰公園の位置づけについて市は「開業当初から現在まで、つくば市民をはじめとした周辺住民に利用されている」などと利用実態を強調し、県の今回の事業コンセプトは「県外を含む広域から新規来園者を取り込むこと」だと指摘した上で、「長年にわたり周辺住民のための憩いの場であり、緑豊かで穏やかな住環境を支える役割を担ってきた公園の意義・形態を著しく損なう」「質疑事項や懸念点が改善されない限り、実現は難しいとの立場をとらざるを得ない」などとしている。

これに対し県は「研究学園都市建設で複数整備した公園を県と市が分担」してきた中、「洞峰公園は、広く県民に利用される広域的な公園として県が管理してきた」とし、「開園から40年以上が経過し、今後、老朽化施設の改修や巨木化した樹木の伐採など多額の費用がかかり、これまでと同様の維持管理の費用確保が困難」だとした上で、民間による公園リニューアルへの期待として、維持管理費の県負担の軽減、老朽化する公園の魅力創出と利便性向上をあげ、県全体で取り組む「コロナ禍での新たな観光・楽しみ方として、アウトドアを活かした観光誘致の取り組みの一環」であると述べる。

さらに五十嵐市長が4月の記者会見で問題だとしたグランピング施設とバーベキュー施設の「周辺に対する臭いやアルコールなどの懸念」に対して県は、臭いについて「ふた付きの高級ガスグリルを使用するため煙やにおいが周囲に拡散することはほとんどない」「炭を使用するレンガ造りのバーベキューコンロも併設する計画だが、煙や臭気が出にくい、ナラ炭、クヌギ炭、オガ炭を採用するなど対応を検討する」とした。アルコールについては「飲酒は所定の場所で楽しんでもらうことを促す」「飲酒マナーが悪い人にはスタッフが注意する」「夜9時以降は『サイレントタイム』として静かに過ごしてもらうよう案内する」などと回答している。

洞峰公園リニューアルをめぐるつくば市の質問(21年12月28日)と、茨城県都市整備課長の回答(22年2月7日)の概要は以下の通り。

Ⅰ. 周辺住民や既存利用者への対応について

1, 市 グランピング施設やBBQガーデンについて、既存の公園利用者や周辺に住む人たちが本当に求めている施設かどうかについてのアンケートや調査及び設置に当たっての住民説明などを行い、理解・合意を得る必要があるのではないでしょうか。
 アンケート調査については、年に数回、定期的に実施している中で、飲食施設を充実してほしいとの意見が毎年挙げられています。本公園は近隣の市町村をはじめ、県内外からの来園者が訪れる県営都市公園であることから、公園のホームページや新聞・広報誌などにより広域的に周知します。また、公園内に施設計画を掲示し利用者に周知すると共に、公園隣接者に対して説明を実施します。

2, 市 公園内での飲酒や喫煙等による風紀の乱れや交通の集中により、良好な住環境が害されるリスクをどう阻止するのでしょうか。
 飲酒については、飲酒施設の所定の場所で楽しんでいただくよう促します(後述18)。喫煙については、現在も保健所の指導に基づく園内指定の喫煙所以外は禁煙としており、喫煙者には引き続きマナーを守っていただきます(後述13)。交通の集中については、新規施設が集まる南側駐車場は拡張を予定しており、交通集中への対策を実施しております(後述22)。

3, 市 既存の公園施設が多用途に変更されることにより、長年利用されてきた公園本来の機能が削られ、公園本体の目的であるレクリエーションや健康増進活動の場が縮小することは問題ではないでしょうか。
 新規施設の配置場所については、既存の公園利用者の利用状況を勘案したうえで、影響を最小限に抑える計画としています。特に、多くの既存利用者でにぎわいを見せている多目的フィールドや水と緑の広場、園路、体育館、プール棟、テニスコート等については、一切改変しない計画としていることからも、既存のレクリエーションや健康増進活動の場は維持できているものと考えます。

4, 市 十分な合意形成なく事業が遂行されれば、クレームの大半はつくば市に殺到し、市として対処を求められることになるが、県はこうした状況にどう対応するのでしょうか。
 本公園に関するクレームやご意見に関しては、公園管理者及び県が対応しますので、市に連絡があった際は、公園管理事務所または県の連絡先を伝えていただくようお願いします。

Ⅱ. グランピング施設について

5, 市 つくば市の施設では、土日・祝日の野球場等の予約が取りにくい状況となっています。洞峰公園においても、土日・祝日の野球場利用者は多い状況です。この施設を閉鎖してグランピング施設に改修することにより、既存利用者及び周辺住民から野球場を利用した活動機会を奪うことは問題があるのではないでしょうか。
 野球場については年間稼働率が1割程度で、このうち、つくば市内の方の利用が3割程度となっています。また、定期的に利用している団体がいないことから、よりニーズの高いドッグランなどに改変することで、この場所をより有効活用できるものと考えています。なお、つくば市が管理する公園の野球場でも、過去に多目的広場へ転用している事例もあることから、大きな問題はないものと考えております。

6, 市 グランピング施設について、既存の野球場フェンスや低木などでエリアを明確にするということですが、それでは、セキュリティー面について問題があるのではないでしょうか。セキュリティー面が脆弱(ぜいじゃく)な施設を安易に設けることにより、犯罪を誘発することが懸念されていますが、どう対処するのでしょうか。
 全国で展開されているグランピング施設の先行事例を参考にしながら、セキュリティー面への配慮として、グランピングエリアのフェンス・植栽による区画のほか、機械警備システムの導入を行う計画です。なお、夜間に不審者がグランピングエリアに侵入した場合には、直ちに警備会社に発報され、警備員が現地に急行することとしています。

7, 市 植栽エリア境界を設けた場合、園路の交差点等の見通しが悪化し、ランニング利用者や自転車、子供等が衝突事故を起こす危険性が高まるのではないでしょうか。
 グランピング施設のエリア境界は、現在野球場を囲むように連続設置されているフェンスの位置(園路から奥まった位置)を想定しているため、園路利用者の見通しが悪化し、衝突事故の危険性が高まることはないと考えています。

8, 市 グランピング施設の管理人が不在の時間帯があり、機械警備システムの導入などで対応するとのことですが、トラブルが発生した際には問題があるのではないでしょうか。管理人不在時のトラブルには、誰がどう対処するのでしょうか。
 不審者の侵入が確認された場合には機械警備システムが発報し、警備会社の警備員が直ちに現地に急行するとともに、運営スタッフに連絡が入り、必要に応じて運営スタッフが現地に急行する計画としています。先行事例においても同様の取り組みにより大きなトラブルが生じたことはありません。

9, 市 プライベートデッキのトイレ・風呂の排水はどのような計画となっていますか。
 グランピング施設の各宿泊棟には、新たに排水管等のインフラ設備を敷設する計画です。今後、施設計画の設計を行った上で、詳細については下水道管理者と協議します。

10, 市 宿泊施設である場合、つくば市ラブホテルの建築等規制条例が適用されます(質疑事項ではありません)
 条例に従って対応します。

Ⅲ. BBQガーデンについて

11, 市 BBQガーデンと遊具スペースが仕切られていないと、飲酒者と非飲酒者でトラブルが発生するのではないでしょうか。
 BBQガーデンの各サイトは建屋となっており、BBQ利用者と公園利用者が接触する機会はないものと考えております。今後、設計業務の中で、必要に応じてBBQエリアを区画するフェンスの設置や植栽等による目隠し等についても検討します。

12, 市 BBQガーデンからの臭いや煙の拡散は、植栽や樹木による吸着を図るだけでは防ぐことはできません。有効な防止策はあるのでしょうか。
 BBQガーデンは、高級ガスグリル(蓋つき)を使用することとしており、煙や臭いが周囲に拡散することはほとんどありません。また、レンガ作りのBBQコンロ(炭利用)も併設する計画ですが、煙や臭気が出にくい炭(なら炭、くぬぎ炭、オガ炭)を採用するなどの対応を検討します。

Ⅳ. グランピング施設・BBQ施設の共通課題について

13, 市 公共の場は喫煙を制限しているケースが多いですが、飲酒を伴うと喫煙を抑制することは難しくなるのではないでしょうか。飲酒を伴わなくても、長時間滞在するBBQやグランピング利用者に対して喫煙を禁止しても、実質的には遵守させることは不可能ではないでしょうか。公園利用者への副流煙の問題をどう解決するのでしょうか。
 現在も、保健所の指導に基づく園内指定の喫煙場所以外では禁煙としており、今後も同様のルールを徹底します。なお、新設するグランピング施設、BBQガーデンにおいては、施設内は原則禁煙とし、喫煙者を確認した場合には、スタッフが注意喚起します。

14, 市 屋外施設である以上、煙や臭気の拡散は不可避です。洞峰公園は幼児から高齢者まで幅広い年齢層の憩いの場であるとともに、ウオーキングやランニング等による健康増進を目的とした利用者が多く、緑の中で憩いのひと時を過ごす人にとって、また呼吸器に負荷のかかるランニング等の運動中の人にとって、臭い・煙は極めて不快なものです。タバコの副流煙やBBQの煙・臭気等が、公園利用者のレクリエーションや健康増進活動を阻害し、公園本来の設置目的が損なわれることは問題ないのでしょうか。
 たばこの副流煙については、前述(13)の通り、現在も、保健所の指導に基づく園内指定の喫煙所以外では禁煙としており、今後も同様のルールを徹底します。なお、新設するグランピング施設、BBQガーデンにおいては、施設内は原則禁煙とし、喫煙者を確認した場合には、スタッフが注意喚起します。BBQの煙や臭いについては、前述(12)の通り、BBQガーデンは、高級ガスグリル(蓋つき)を使用することとしており、煙や臭いが周囲に拡散することはほとんどありません。また、レンガ造りのBBQコンロ(炭利用)も併設する計画ですが、煙や臭気が出にくい炭(なら炭、くぬぎ炭、オガ炭)を採用するなどの対応を検討します。

15, 市 グランピング施設やBBQガーデンの利用に伴う費用は高額で、利用者は県外の人がメーンと想定されます。地域住民や既存利用者に親しまれている活動の場・憩いの場を削ってまで、県外を中心とする地域外の人のためのレジャーの場を新設することの意義は何でしょうか。
 グランピング施設やBBQ施設の利用は、県外の人をメーンとしている訳ではなく、県内・市内の方々にも広く利用いただきたいと考えています。また、カフェ施設やカフェスタンドなど、既存公園利用者にも気軽に利用いただける施設も計画しています。

16, 市 グランピング施設やBBQガーデンを整備することにより、にぎわいを創出するとありますが、洞峰公園及びその周辺は文教地区に指定されており、文教的環境の保護に相反するのではないでしょうか。過去15年間につくば市に寄せられた「市民の声」を見る限り、洞峰公園周辺の騒音対策や渋滞対策、近隣から漂う野焼き等への臭気への対策を求める要望は多数ありますが、この地域に新たな賑わいを創出する要望は皆無です。この地域における「賑わいの創出」を求めているのは誰なのでしょうか。
 文教地区(周辺住宅環境)への配慮については、野球場周辺エリアの位置であれば南側が気象研究所であり隣接する建物がないことや、西側・北側の住宅地までは200メートル以上離れていることから、騒音問題など住居の環境を害するおそれはないものと考えています。本公園は近隣市町村をはじめ県内外から来園者が訪れる広域的な公園であり、公園利用者アンケートなどでも飲食機能の充実など、にぎわい施設を求められています。また、県全体としてコロナ禍の新たな観光の楽しみ方として、アウトドアを生かした観光誘致に取り組んでいます。

17, 市 警官の保護、火災の延焼の防止の観点から、樹木の保護は重要であると考えますが、グランピング施設やBBQガーデンの整備、南側駐車場の拡張に伴い、樹木の伐採は行われるのでしょうか。
 樹木の保護については、開園から40年が経過し、巨木化している樹木があることから、専門家の意見を聞きながら、樹木が密集してうっそうとしている場所など計画的に伐採し、良好な樹林環境を維持していきます。南側駐車場の拡張は、現状及び将来の駐車場不足問題の解消と新規施設へのアクセス向上のため必要不可欠と考えており、計画と合わせて必要最小限の樹木を伐採します。

Ⅴ. 飲酒・アルコールの提供について

18, 市 酒気帯び者がスポーツ施設エリアを通過すること等により、公園利用者が不快に感じることのないよう、飲酒に関するルールを設けるべきではないでしょうか。また、具体的にどのようなルールが設けられるでしょうか。
 飲酒については、各飲食施設内や椅子・テーブルが置いてある所定の場所で楽しんでいただくことを促します。飲酒に関するルールとして、以下を徹底します。①公園内でのアルコールの販売時間は18時までの計画となっています。(レストラン、カフェ、カフェスタンド)②飲酒マナーが悪い方にはスタッフが注意します。飲酒マナーが改善されない場合、販売時間の短縮や販売数の縮小を検討します。

19, 市 飲酒マナーの悪い方への周囲が必要な際、管理人不在時は対応できないのでしょうか。その際、どのように対処するのでしょうか。
 BBQ施設は18時30分、レストランは20時で閉店します。グランピング施設は、早朝6時〜深夜23時頃までスタッフが管理棟に常駐する予定です。宿泊者に対してはチェックイン時に注意事項として、夜間21時以降は「サイレントタイム」として静かに過ごしていただけるよう案内します。選考事例においても同様の取り組みより大きなトラブルが生じたことはありません。

20, 市 酒類の提供方法については、事業者が変わった場合でも引き継がれるのでしょうか。
 本計画の事業期間は20年間であり、原則、事業者は変わりません。酒類の提供方法を含めた公園施設の管理運営については、事業者が変わる時点において、新しい事業者と県で施設継続の必要性や運営方法等を検討・協議し、継続しても問題ないと県が判断すれば引き継がれることになります。

Ⅵ. 駐車場その他

21, 市 駐車場127台増で周辺渋滞解消とした根拠は、どのように算出したものであるか、詳細をお示しください。
 現指定管理者から、行楽シーズンにおける本公園駐車場への待ち渋滞状況(多くても10台未満)をヒアリングしたうえで、127台の台数拡張を行えば、新規施設への新規来場者の車両台数を考慮しても、現状の駐車場不足問題の解消につながると考えています。なお、駐車場台数127台については、駐車場拡張範囲や新規施設へのアクセス向上なども考慮の上、最大限確保できる台数として設定したものです。参考までに、グランピング施設は宿泊棟18棟あり、定員は最大6名/棟の想定。1団体あたり2台の駐車場利用とした場合、最大で36台となります。また、BBQ施設は10サイトあり、定員は最大6名/サイトの想定。1団体あたり2台の駐車場利用とした場合、最大で20台となります。これらを合計すると、最大でも60台程度の駐車場利用となりますが、127台の駐車場拡張により、十分に余裕を持った駐車場台数となると考えています。

22, 市 駐車場127台増で周辺渋滞解消とした根拠は、どのように算出したものであるか、詳細をお示しください。
 県指定管理者から、行楽シーズンにおける本公園駐車場への待ち渋滞の状況(多くても10台未満)をヒアリングした上で、127台の台数拡張を行えば、新規施設への新規来場者の車両台数を考慮しても、現状の駐車場不足問題の解消につながると考えています。なお駐車場台数127台については、駐車場拡張範囲や新規施設へアクセス向上なども考慮の上、最大限確保できる台数として設定したものです。参考までに、グランピング施設は宿泊棟18棟あり、定員は最大6名/棟を想定。1団体当たり2台の駐車場利用とした場合、最大で36台となります。またBBQ施設は10サイトあり、定員は最大6名/サイトの想定。1団体当たり2台の駐車場利用とした場合、最大で20台となります。これらを合計すると、最大でも60台程度の駐車場利用となりますが、127台の駐車場拡張により、十分に余裕をもった駐車場台数となると考えています。

23, 市 市外・県外からのマイカー利用者が増えることにより、周辺の交通渋滞が悪化するのではないでしょうか。
 グランピングやBBQ施設などを新設することにより、マイカー利用者が増えることが想定されますが、南側駐車場を127台拡張することで、22で前述したように駐車場不足による周辺の交通渋滞が発生する可能性は低いものと考えております。

24, 市 BBQ場やグランピング施設は、チェックイン・チェックアウトの時間帯に車両の出入りが集中する特性があるため、駐車場台数を増やしても同時刻に多数の車両が集中して渋滞が発生することは避けられず、周辺渋滞悪化は必然的であると考えられますが、どのような対策を行うのでしょうか。
 チェックイン時における車両の集中については、他のグランピング・BBQ施設の先行事例からも、利用者ごとに来場時刻は異なるため、すべての利用者がチェックイン時刻に同時に来ることは考えにくいと思われます。

25, 市 BBQ場で飲酒した利用者が、駐車場の車内で長時間休憩してスペースを占拠することで、他の利用者の駐車場利用に支障が生じたり、混雑が発生したりするのではないでしょうか。
 駐車場台数は十分確保してあるので、他の公園利用者の駐車スペースに影響を与えるものではないと考えます。また、他の駐車場利用者に迷惑をかける行為を確認した場合などは、スタッフにより注意喚起することとします。

26, 市 24時間営業のトレーニングジムの管理体制はどのように考えているのでしょうか。
 警備体制については、警備会社と連携し入退館の管理や、室内に非常ボタンを設置することで非常時は駆けつける体制になります。日中の洞峰公園の体育棟が開いている時間帯は、スタッフが管理します。夜間のスタッフ不在時間帯は警備会社が管理します。入退場に利用者登録されたIDカードを使用するため、利用者・時間を特定できるようになっています。

これ以降の県・市対立の動向については(下)で報じる。(柴田大輔)

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eスポーツ機器導入 設備の老朽化で風呂を沸かすボイラーが故障し2023年1月から利用を停止していたつくば市下岩崎、茎崎老人福祉センターの入浴施設が1日、全面リニューアルされ、名称を高齢者支援センターくきざき「ゆるり庵」に改め、3年ぶりにオープンした。施設内の活動スペースにはコンピューターゲームが楽しめるeスポーツ機器が市内の高齢者施設で初めて導入された。 同センターは高齢者の健康増進や生きがいづくりを目的とする施設で、入浴のほか、くつろいだり、食べ物を持参し飲食などができる。市内に住む60歳以上の高齢者と障害者などは利用料が無料になる。 市町村合併前の旧茎崎町が1988年に建築。鉄筋コンクリート造平屋建て、建築面積約1070平方メートル、敷地面積は1.5ヘクタールで、敷地内には他の施設も立地する。リニューアル前は浴室が1カ所しかなく、午前と午後で男女入替制とし、1日5人程度の利用者しかなかった。 23年の利用停止後、24年度に全面修繕のための設計を実施、25年度に改修工事を実施し、浴室や大広場の改修、ボイラーや排水管の交換などを実施した。改修費用は総額約1億2650万円。 リニューアル後は、浴室を男女別で2カ所に増やした。お湯は井戸水を毎日沸かす。大広場も改修し、畳24畳のくつろぎスペースと、eスポーツ機器が3台設置された活動スペースを設けた。1日150人の利用を目標にしている。 茎崎地区では、牛久沼のほとりの同市泊崎にあった入浴施設、茎崎憩いの家が耐震基準を満たしてなかったことから2021年3月末で廃止、茎崎老人福祉センターも23年から利用停止になり、市の入浴施設がなかった。一方、茎崎老人福祉センターが立地する地区は土砂災害警戒区域に指定されており、議会などでも指摘があったが、市によると既存建物の改修は可能だとしている。(鈴木宏子) ◆入浴施設の利用時間は午前9時~午後7時。利用料金は市内に住む60歳以上の高齢者と障害者、小学生以下は無料。市外の高齢者などは210円。中学生以上、60歳未満は510円。年齢確認のため初回は身分証を持参し登録が必要になる。

「みんなと仲良く」を諦められない《土浦一高哲学部「放課後の哲学」》9

【コラム・2年 アトモスフィア】「みんなと仲良く」ということは、私達の大半がそうするに越したことはないと理解していて、それでも心のどこかで諦めてしまっていることなのだと私は思います。そして、それは実際に試みた結果として理想とのギャップに打ちのめされてしまうというより、平穏な暮らしの中ですら、自分でも意識しないうちに、自然と無力感を植え付けられているという方が近いのかも知れません。学校での集団いじめから国家間の戦争に至るまで、気が滅入るニュースは日々探すまでもなく転がり込んできますし、暮らしの中で出会う誰かの、ひどく鼻持ちならない言動を見たり、されたりして、人と関わること自体が億劫(おっくう)になることもあるでしょう。 普通の人間である私には、好きな人間と嫌いな人間がいて、それはきっとあなたも他の皆もそうであり、その時点で「みんなと仲良く」なんてことは空想でしかないのかも知れません。知れません、などと曖昧な語尾を繰り返すのは、断言がはばかられるというより、そういう現実に生きていながら、他でもない私が、心のどこかで「みんなと仲良く」を諦められないからです。 小学校の高学年頃、私は当時同級生の中では成績がとてもよく、それを鼻に掛けて心の中で周囲を見下しているようなすごい嫌な奴でした。隠していたつもりでも態度ににじみ出ていたのか、一部の子に意地悪をされることもありました。あるいはその意地悪が先にあって、それにかこつけて壁をつくっていたのかも知れません。いずれにせよ今となっては分からないことです。思い出にふたをするように市外の中学校に進学してからは人間関係にも恵まれ、小学校の思い出もおぼろげになりつつあり、今やすっかりその辺の高校生となりました。しかし、ふとした瞬間にかつての記憶が首をもたげて、私はどうするべきだったのだろうと疑問に思わされるのです。 私が「みんなと仲良く」をどうしても諦めきれないのは、ひょっとしたらあの経験の後ろ暗さへの埋め合わせが理由なのかも知れません。過去を変えることはできませんが、それを糧に未来をより良くすることは誰もが許された権利であり、私は今、身の回りにいる、あるいはこれから出会う人々に誠実に向き合うために、そのことを考えてみたいと思いました。それがこのコラムを執筆するに至った主な動機です。 誠実さの在りか 私達は皆、自分一人の力だけで生きていくことはかないません。誰かに養われる人もいれば、誰かを養うために仕事に従事する人もおり、それら全て一人の力では果たすことのできない営みです。お金に食事に住み家に服にと、必要なものは基本的に自分でない誰かの手から渡ってきます。そのために人は人と関係性を築くことを避けられません。裏を返せば、人間関係は相手から何かを得るためにあるのだ、ということになるでしょう。友人関係でさえその理屈は同じではないでしょうか。「何かを得る」というのは、決して実質的なメリットに限った話でなく、一緒にいて楽しいとか、安心できるだとか、目に見えない実感をも含みます。それらは生命や生活の維持に関わらずとも、私達の人生に幸福を与えるものだからです。誰だって、自分に何も与えてくれない、一緒にいた所で自分がすり減るだけの相手とは付き合いたくないものです。 しかし、そんなふうに言われてしまうと、まるで損得感情を抜きにした人間関係、すなわち「真実の友情」みたいなものが存在しないかのようで、反発を覚える方もいるかもしれません。ここで考えるべきなのは、打算的であることと、人間関係において誠実であることの関係性です。私はむしろ、人間関係が損得勘定抜きに成立しない以上、私達が「誠実さ」と呼んでいるものの鍵はそこに存在するのではないか、と思うのです。 前述の通り、私達は日常生活において、周囲の人間から多くの助けを得て暮らしています。生活を支えたり彩ったりする何かを日々受け取っているのです。そして、何かをしてもらった相手には感謝をするべきだということは、私達の中に当たり前のこととして浸透している認識だと思います。私は、恐らくこの認識こそが、人間関係において誠実であるために重要なことではないかと思います。特に友人関係においては。 友人関係よりも家族関係などの方が、生活、言わば生存における比重が重い分、感謝の重要性も高いのではないかと思うかもしれません。しかし、むしろここにおいて重要なのは、友人関係が「最悪、無くてもいい」ものであるという事実です。 旅行に行ったらお土産を買ったり、プレゼントをもらったらお返しをしたり、友人関係には無駄や面倒が多いものです(家族関係も似たようなものですが、そちらは血縁である分、多少の失礼は看過されるはずです)。そうと分かっていてなぜ続けるかと言えば、「やらないと申し訳ない」という感情がそこについて回っているからです。もう少し踏み込めば、「そうしないことで、相手やみんなから白い目で見られないように」という思惑です。それらの自然な習性は、人間の寄せ集まった社会で共有されることで、ある種の強制力を持った習慣となります。「最悪無くてもいい」関係性のためにそんな心労を払わなければならないだなんて、とても厄介なことです。だからこそ、そういう「お約束」をきちんと守ってくれる相手に、私達は「きちんとした人」「礼儀正しい人」という印象を抱きます。それゆえに粗末な扱いをしてはいけない、自分も同じくらい礼儀正しくしなければいけない、とも。これは、相手から何かをもらった、その事実が相手への誠意へとつながる例です。 友人なんて要らないと言えば言い過ぎかもしれませんが、他にも友人はいるだろうに、他でもない自分のために何かをしてくれたという事実。これはとてもかけがえのないことなのです。私達は私達の友人に対して誠実であるために、彼らから受け取ったものに対して、もっと眼差しを向けるべきではないでしょうか。受け取った恩を正しく認識しないことには、正しい恩返しは出来ません。私は学校で頻繁に忘れ物をしては友達に泣きついているので、「友達関係に損得はない」なんて口が裂けても言えません。私が一方的に助ける側ならともかく、人の助けを借りておいてそんなことを言うのは全くもって恩知らずであり、私の目指すべき誠実さとは程遠い態度であるからです。 分かりあうために さて、人間関係が助け合い、あるいは利害の受け渡しで成り立ってるのなら、人間関係を乱す人というのは、それを拒否する人のことです。相手の反応もお構いなしに自分の話題ばかりを続けたり、袋詰めのお菓子を一人で食べ尽くしたり、相手の些細(ささい)な気遣いへの感謝を忘れたりします。関わらない方が正解だと言いたくなる気持ちもわかるのですが、前述の通り私の目指すことは「みんなと仲良く」なので、そこでくじけるわけにはいきません。そもそも日々の生活において、誰かと関わらないようにすることは、結構な場合困難なことです。私の場合は学生ゆえに特にそれを実感します(嫌いなクラスメートからはクラスメートである限り逃れられませんし、住んでいる家や街を勝手に出て行くことはできません)。「分かり合えない」と思う相手との付き合い方を考えるのは、ただの願望やきれい事ではなく、割と有用なことなのです。 前提として大切なのは、分かり合い、仲良くするということは決して、相手の内面性の全てを好きになることではないということです。私達は、関わる人々の全てを把握できるわけではありません。見せたくない一面や言えない秘密は誰にでもあります。仲の良い友達の良いところばかりが見えるのは、良好な関係性を保つために、よき友達としての側面を彼ら自身が作り上げているからです。時には、友達の思いがけない嫌な側面を目にしショックを受けることもあるでしょう。そういう時、それまでに積み重ねた信頼があれば「まあいいか」と思えるかもしれません。 でも、中にはそんなふうに「まあいいか」とは思えない、十分な信頼を積み重ねていない相手もいます。或いは積み重ねた信頼ゆえに余計ショックを受けてしまうこともあるでしょう。そのような事態には、一体どうやって向き合うべきなのでしょうか。 重要なことですが、人が人に傷つけられたと思う時、その相手の振る舞いが必ずしも意図的とは限らないということです(悪意に駆られることもあるでしょうが、もとが理性のある人間ならば自分自身で反省することができますし、そうでなかったとしても、コミュニティの規範などによって自然と淘汰(とうた)されるものです)。それを踏まえて、私が今大切にしたいのは、あらゆる人間に対して判断を急がない忍耐を持つことです。 忍耐という言葉を聞いて、つい身構えてしまう方もいるでしょう。しかしそれは「我慢して善人になろう!」みたいな押し付けがましい根性論ではなくて、むしろ貴方や私の息苦しさを軽減するための技術なのです。良い人、悪い人といったきっぱりとした分類は、私達の認識する世界を単純明快なものにしてくれますが、ふとした瞬間にそれを裏切られた際、整合性を取るために自らの認識を修正する必要が生じてしまいます。好きだった人を嫌いになるのは、まるでそれまでにプラス100好きだった分、マイナス200嫌いになったようで寂しいことです。そこに何か認識のワンクッション(あの言動は本当に悪意があったのか? 何か事情があったのか?)があれば、人に失望しすぎることがなくなる一方で、善意に対してはただの善意以上に喜べるようになります。また、相手を「間違っている」側に追い込む必要がなくなれば、自分が正しいと信じる価値観も過信することもなくなります。結果として私達の見る世界はきっと善悪のこんがらがったよくわからないものに成り果てるでしょうが、それはきっと、楽しい時間をより多くの人間と分かち合える素敵なものでもあると思うのです。なぜなら、善悪や好悪の物差しの上では排除や拒絶の対象となる人々も、その物差しを外せば、ただ価値観が異なるだけの友人になり得るからです。 もちろん、このような忍耐も万能ではありません。それは一つの心構えであって、他者の人格それ自体に影響を及ぼすものではないからです。相手の無自覚な言動に傷つけられ続ける状況を甘んじて受け入れてまで、関係性を保つ必要はありません。むしろ、そういう時こそ、相手から距離を取ることが一つの選択肢となります。人は環境が変わったり、時間が経ったりすれば、自然と考え方や価値観も変化していきます。だからこそ、相手と自分とを分断するのではなく、頃合いを見て関係性を築き直すのを期待して、距離を置くことが大切になります。大切なのは、相手の人間性や相手との人間関係を一つに定義しないことです。好きな人がたまに見せる嫌なところに寛容になって、嫌いな人がたまに見せる良いところに敏感になることです。その心構えを捨てない限り、どんな人間に対しても、本当に分かたれるということはないと思うのです。 「そうありたい」と思うこと 今になって思うに、小学生の私が人間関係に失敗したのは、漠然とした「分かり合えなさ」にかこつけて歩み寄らないことを正当化しただけでなく、「人と関わることは逃げずに向き合うことだ」という思い込みを捨てられなかったことにあるのかも知れません。見下している相手のために傷ついたり、心を悩ませたりすることがひどく馬鹿らしく思われ、それでも逃げることはもっと恥ずかしかったために、自分を正しい側に、相手を間違った側に固定し、観客席から劇の批評をするような人間関係しか築けなかったのです。しかし、人間関係は元より悩ましいものであり、悩みから解放されたいのであれば、人間関係の方を捨てるしかありません。しかし、人が人と関わらず、誰の支えも得ずに生きていくのはとても難しいということは、これまでに説明したとおりです。 あの頃の私は未熟であり、きっと今もそうなのかも知れません。それでも、ただ周囲との隔絶に何の手も打てなかったあの頃に比べれば、単純な人間ではなくなったと思います。忍耐は自分を犠牲にして相手を許し続けることではなく、未来の可能性を閉じず、その曖昧さに根気よく付き合い続ける能動的な姿勢です。そういう地道な行動を積み重ねれば、「みんなと仲良く」という言葉もそう現実離れしたものには聞こえないように思えます。 そうは言ってもやはり、人には必ず好き嫌いや相性があり、たとえどちらも間違っていなかったとしても両立できない価値観が存在します。全員と同じくらい親密で、誰とも争わないという意味での「みんなと仲良く」はどうしても難しいことです。それでも私は、同じ人間として生まれてきた誰かを簡単に切り捨ててしまうことを、どうしても受け入れたくないと思います。 判断を急がず、善悪を単純化せず、自分の心をも守り、未来の関係性に期待を抱く。そうした態度を選び続けることは、他人や世界の形を変えることはできなくとも、自分に見える世界を平和に保ち続ける力にはなります。その理想はきっと未熟な点も多く、私は数えきれない挫折を経験するでしょうが、それでもなお「そうありたい」と願い続けること自体に、私は何かの意味を見出したいと思うのです。 終わり ◆土浦一高哲学部主催 哲学カフェ「第5回 語るカフェ」のお誘い私たち高校生は、社会人の皆様との対話を通じて、学校生活の中では得られない経験や発想に触れさせていただきたいと考えています。私たちと一緒に哲学を楽しんでみませんか? 年代や職業を問わず、多くの方々の参加をお待ちしています。▽日時 4月26日(日) ▽内容・第1部「ロジカフェ」 午前9時30分開場・受付/午前10時~午後0時10分 ロジカフェ/午後0時20分解散・第2部「エモカフェ」 午後1時開場・受付/午後1時20分~午後4時 エモカフェ/午後4時10分解散▽場所 がばんクリエイティブルーム2階 土浦市中央1丁目13-52▽参加申込方法 参加申込フォームよりお申し込みください▽申込締切 4月20日(月)▽問い合わせ先 電話 029-822-0137(平日午前10時~午後3時30分、土浦一高哲学部顧問 飯島)▽詳細は告知ページへ。