土曜日, 10月 24, 2026
ホームつくばリアリズムをとことん追求 60人の水彩画と色鉛筆画200点一堂に 県つくば美術館 

リアリズムをとことん追求 60人の水彩画と色鉛筆画200点一堂に 県つくば美術館 

「水彩画と色鉛筆画のアトリエ・ハートタイム展」が19日から、つくば市吾妻、県つくば美術館で開かれている。土浦一高OBで東京芸大出身の水彩画家、田中己永(みのり)さんが主宰する絵画教室のグループ展で、同教室で教える講師の作品と、教室の生徒60人の水彩画と色鉛筆画203点を展示している。TBSテレビの人気番組「プレバト」に出演している色鉛筆画講師の三上詩絵さんの作品も展示されている。24日(日)まで。

絵画教室「アトリエ・ハートタイム」は土浦や石岡に教室があり、水彩画を田中さん、色鉛筆画を三上詩絵さんが教える。コロナ禍で生徒が30人ぐらいまで減った時期もあったが、現在は60人を超えている。

出展作品は、風景画や人物画、リアリズムをとことん追求した作品など多彩だ。テーマは設けず自由だという。「ヤカン」を描いた、同教室生徒の南雅人さんは、ヤカンの金属光沢や立体感を見事に表現する。山本千さんの「静寂/しじま」は音を吸い込み張り詰めた静けさの雪景色と雲の合い間から現れる光を表現する。小野洋子さんの「クワガタの戦い」は主役のクワガタを引き立てるために背景をぼかした技術を使っている。

主宰者で水彩画講師の田中己永さんと、田中さんの展示作品

絵画教室主宰者で水彩画講師の田中さんは「作品を作るのに1カ月から3カ月という時間をかける人が多い。根気よく続ければ必ず納得できる作品になっていく」と話す。

講師の作品も展示している。田中さんが今回展示している水彩画「花・装束」は、みずみずしく繊細だ。「教室を開いているが、自分の絵は自己流」だとし「誰でも根気さえあれば描くことができる。誰よりもうまいとかいうことでなく、自分の表現を磨いてほしい」と語る。

色鉛筆画講師の三上さんは土浦市出身、つくば市在住。今回は色鉛筆画「スターダスト」1点を展示する。「長崎市で講演会があった縁で壱岐で展示会が決まり、作品200点が壱岐島に行っている」と語り「最初に描いたのは2011年で色鉛筆画はなかなか大変だったと気付いた。大変なものを克服して、大変だからこそはまっていったと思う」と話し、「作品はネットでも見ることは出来るが、原画を見てこそ本当の良さがわかるので、是非とも展示会に足を運んでもらいたい」と付け加えた。

色鉛筆画講師の三上詩絵さんと展示作品

◆「水彩画と色鉛筆画のアトリエ・ハートタイム展」は19日(火)~24日(日)、つくば市吾妻2-8 県つくば美術館で開催。開館時間は午前9時30分~午後5時(最終日は午後3時まで)。入場無料。問い合わせは電話029-823-3132(アトリエ・ハートタイム)へ。

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