第78回春季関東地区高校野球茨城県大会は4日、土浦市川口のJ:COMスタジアム土浦で決勝戦が行われ、土浦日大が8-0で水城を破った。打っては15安打で圧倒し、守っては投手6人の起用で1安打に抑えた。土浦日大の春優勝は1997年以来29年ぶり4度目。
第78回春季関東地区高校野球茨城県大会 決勝(4日、J:COMスタジアム土浦)
水 城 000000000 0
土浦日大 01230101X 8
県大会4試合を全て1点差で勝ち上がってきた粘りの水城を、土浦日大が投打でねじ伏せた。「相手に先制点を取られると波に乗られてしまう。自分たちが先に点を取り、前半のうちに流れをつくれたことが大きい」と土浦日大の小菅勲監督。

先制は2回。無死満塁から7番・河津直登が中前打を放った。「打ったのは真ん中高めの直球。来るだろうと思って狙っていた。自分のバットで先制点を取れてうれしい。先手を取ったことで自分たちのペースで野球ができた」と河津。

土浦日大は3回にも無死満塁から5番・林悠哉の右前打と6番指名打者・桐山輝琉の右犠飛で2点を追加。4回表には無死一・二塁のピンチを招くが、捕手・吉田惺南の二塁牽制とダブルプレーで切り抜けた。

吉田は8回にも一塁牽制を決めており、この日2刺殺。「走者の気のはやりを見抜いてしっかり刺してくれた。冷静に状況を読む力があり、チーム全体も自分自身も俯瞰(ふかん)して見る目を持っている吉田の存在は大きい」と小菅監督。

その後も土浦日大は4回、6回、8回と順調に加点した。特に3番・吉田は5打数3安打1犠飛、4番・青木智潤は2打数2安打3四球の成績。また河津や2番・藤沢佑樹、代打・根津然斗らこの春から試合に出始めた選手も力を発揮、選手層に厚みを加えている。「彼らの活躍で、誰にでもメンバーに入るチャンスがあることを示せ、チーム全体に活気が生まれている。夏に向かって競い合い、みんなで力を合わせて頑張ってほしい」と小菅監督。
投手陣は、決勝戦の大舞台をなるべく多くの選手に経験させたいというチームの考えから6人全員が登板し、トータルで1安打5四死球7三振という成績。特にエース小池陽斗は7回からマウンドに上がり、最終回を3者連続三振で締めた。「少しはエースらしい投球ができたかと思う。自分の前の投手全員が無失点に抑え、監督や内野手全員が楽しく投げられる環境をつくってくれたおかげ。関東大会ではチームを勝たせられるような粘り強いピッチングをしたい」と小池の振り返り。

「県大会を1位通過するという、選手たちみんなと掲げた目標を達成できてうれしい。これを夏に結び付けなくては意味がない。強豪とぶつかって切磋琢磨(せっさたくま)し、練習試合と違う本番の厳しい野球で本気の勝利を目指している」と小菅監督は関東大会に向けて静かな闘志を燃やす。(池田充雄)







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