第79回秋季関東地区高校野球茨城県大会は2日、ひたちなか市民球場(同市新光町)で準決勝2試合が行われ、第2試合では常総学院が水城に2-5で敗れた。これで決勝の組み合わせは霞ケ浦対水城に決定した。
水 城 000000050 5
常総学院 100001000 2
「新チームの難しさを勉強させられた。攻撃ではチャンスがつくれず、守備ではエラーやミスだらけ。これでは関東大会に行けたとしても通用しない。雨で練習が不足した部分はあるが言い訳にはならない。一から鍛え直す必要がある」と常総学院の島田直也監督はおかんむりだ。

先発投手の箕輪蒼は7回まで被安打1、無四死球、5奪三振と万全のピッチングをした。1回裏には、1年生ながら4番に座った坂本篤睦が左前への適時打で1点を挙げている。「前の試合ではチャンスで打てなかった変化球に狙いを絞り、今回は対応できた。いままで先輩に助けられてきたので、自分が助けたい気持ちで挑んだ」と坂本篤睦のコメント。


だがその後は、走者は出せてもなかなか点につながらない。2回には吉村颯人と加藤晴己の連打に、向原拓哉の四球で1死満塁とするが、続く坂本晃太郎が見逃し三振、佐藤泉里が右飛に倒れた。3回は望月星冴が内野安打で出塁し、宮原悠守の二ゴロでダブルプレー。4回は下山幹太が内野安打で出塁、ボークで二塁に進むが、向原の見逃し三振で終わった。
6回は宮原が四球で出塁し、下山と吉村がともに左前打で1死満塁。ここで加藤の投ゴロが敵失を誘って1点を追加。なおも満塁のチャンスは続くが、向原がスクイズを失敗し、ヒッティングに行っても投ゴロでこの回を終えた。「試合になると、何とかしてやろうという気持ちが裏目に出て、視野が狭くなってしまう。みんなの代表として出ているのだから、もう少し選ばれた責任感を持ってほしい」と島田直也監督の向原評。
そして8回表、箕輪は先頭打者を四球で歩かせ、次打者には右前打を浴びて無死一・二塁。ここで高橋幸聖が救援のマウンドに向かった。「箕輪は突然崩れることがある。今日も7回までは完璧だったが、残りのアウトを取りきる体力が足りない。行けるだけ行こうとしたが難しさが出た」と島田監督。

高橋は、最初の打者をスリーバント失敗に打ち取ったが、次打者の三ゴロがエラーとなって1死満塁。四球押し出しで1点を失った後、遊ゴロのエラーで2失点、さらに左前への適時打で2点を追加された。「勝って関東の切符をつかむつもりだったが、決勝点にからんでしまい申し訳ない。味方のミスをカバーするのが自分の仕事なのに、それもできず情けない。適時打を打たれたのは、自分の球が甘いところへ行った。1球の怖さを感じた」と振り返る。

三塁手の佐藤は「ゲッツー狙いの場面で、気持ちが先走ってジャックル(お手玉)してしまった。チームを引っ張る立場なのに、自分のせいで負けてしまい、スタンドの仲間や応援の人たちにも申し訳ない」と反省し、「次の甲子園のチャンスは夏だけ。もう一度見つめ直してチームを作り上げていきたい」と誓う。高橋も「今の自分に足りないのは、最後まで自分の球をコースに投げきる力。フィジカルもレベルアップして、一回り成長した姿で戻ってきたい」と気合いを入れる。(池田充雄)





