火曜日, 10月 6, 2026
ホームスポーツ霞ケ浦、5失策も投打の軸が躍動【高校野球茨城’25】

霞ケ浦、5失策も投打の軸が躍動【高校野球茨城’25】

第107回全国高校野球選手権茨城大会は6日目の12日、4球場で2回戦8試合が行われた。J:COMスタジアム土浦の第2試合は昨年優勝校の霞ケ浦が登場、日立一を4-1で下し3回戦に進出した。

12日 2回戦 第2試合 J:COMスタジアム土浦
日立一 000000100 1
霞ケ浦 00010120X 4

「守る野球」を身上とする霞ケ浦が5失策(エラー)と慌てた。要因は初戦の緊張だけではないようだ。「春大会では公式戦の雰囲気を1試合しか味わえなかった。日立一はセーフティを多く仕掛けてくるので、内野陣が警戒して前に出たことでバウンドが変わった。緊張していても自分にばかり目を向けるのではなく、相手の出方や野球の中身のことを考えていれば固さはほぐれてくる」と高橋祐二監督。

霞ケ浦の先発、稲山

先発は2年生の稲山幸汰。打たせて取るピッチングで6回1/3を被安打3、失点1に抑えた。「初戦なのでチームに流れを持ってこようとていねいに投げ、特に先頭打者は塁に出さないよう心掛けた」とのコメント。直球は最速136キロだが今日は本調子でなく、球が浮いていたのでコントロール重視で投げたそうだ。

先制点は4回。先頭の3番・鹿又嵩翔主将が左翼線への三塁打、4番・大石健斗が死球で無死一・三塁、5番・花内晴紀が遊ゴロでダブルプレーの間に鹿又が生還した。

6回裏霞ケ浦2死三塁、西野が中堅へ適時打を放つ

6回には追加点。2死三塁から6番・西野結太の中堅への適時打で1点を加えた。「ベンチから相手投手の投球を見ながらタイミングを合わせ、まっすぐを待ちながら変化球を叩けた。真ん中へ来たスライダー系の球を、シャープにコンパクトに振り抜いた」との振り返り。西野はこの日3安打の活躍。

7回裏霞ケ浦1死、荒木がセーフティバントで一塁に駆けこむ

7回表にはエラーで出した走者を1ヒットで返され、2-1と詰め寄られたが、相手投手が2人目に交替した7回裏に突き放した。1番・荒木洸史朗がセーフティバントで出塁し、盗塁で二塁へ進む。2番・村上聖は四球で1死一・二塁とし、大石の右翼への三塁打で2点を加えた。「相手は変化球投手で、インコースは来ないと分かっていたのでアウトコースに絞り、真ん中に甘く入ったスライダーをコースに逆らわずに打ち返した」と大石。

7回裏霞ケ浦1死一・二塁、大石が右翼へ2点三塁打を放つ

霞ケ浦は7回途中からエース市村才樹がマウンドへ。8回は野手のエラー3つと四球で2死満塁とされるが次打者を三振で退け、9回は三者三振で締めくくった。「初戦の特別な雰囲気の中で、自分たちのプレーができてなく、野球を楽しめていない様子だったので、雰囲気を良くしようと、無駄な走者を出さずテンポ良くていねいに投げることを心掛けた」と市村。今年は経験を積んで落ち着いて投げられるようになり、体重も増えてストレートの球速やスライダーのキレが増しているという。

7回途中からリリーフした市村

チームには市村や荒木、大石ら昨夏の甲子園メンバーが5人残る。「中軸がチームを引っ張り、いい方向に向かわせたい」と大石。「厳しい山に入ったが、自分がいい投球をすればチームも乗ってくる」と市村。次戦は16日、3回戦で下妻一と対戦する。(池田充雄)

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