火曜日, 5月 26, 2026
ホームスポーツ土浦で国内最高峰レース 11、12日 シクロクロス全日本大会

土浦で国内最高峰レース 11、12日 シクロクロス全日本大会

自転車のまち土浦で11、12日、荒れ地を走る自転車競技、シクロクロスの国内最高峰レース「第27回全日本自転車競技選手権大会シクロクロス」(日本自転車競技連盟主催)が開催される。会場はりんりんポート土浦および川口運動公園周辺特設コース。ハイレベルな戦いを目の前で観戦できるまたとない機会だ。

全日本選手権はその年の王者を決める大会。特に男子エリート部門はランキング100位までの選手しか参加できない、選りすぐりの強者たちによる祭典だ。優勝者には日本一の称号およびナショナルチャンピオンジャージが贈られ、競技者なら誰もが袖を通すことを夢見る。今大会の優勝者(男女エリート・U23)は来年1月、米国アーカンサス州で開催される世界選手権大会出場への道が開け、世界への登竜門にもなっている。

シクロクロスはオフロードのコースを走るヨーロッパ発祥のスポーツ。周回コースを使い、1レースが30~60分と短いためテレビ中継にも適しており、欧米では人気が高い。

茨城では過去9季連続でシクロクロス大会が開かれてきたが、全日本選手権の誘致は今回が初めて。「特に土浦はつくば霞ケ浦りんりんロードを擁し、自転車をキーワードに地域情報を全国に発信しているなどの素地があり、地域のバックアップ体制も充実している。コロナ禍で不安もあったが、選手は活躍の場を求めているし、未来を目指す若者のためにも必要な大会。困難な時代だからこそ、僕たちで受け入れようと決心した」と、大会を主管する茨城シクロクロスつくば事務局長の影山善明さん。

「全日本が首都圏で開催されること自体初めて。地方でも大都市でもない、東京への玄関口である土浦だからこそ、みんなが来やすく見やすい大会ができる。駅から徒歩5分という好立地も素晴らしい」とも話す。

今大会の見どころとして、男子エリート部門は織田聖(埼玉、弱虫ペダルサイクリングチーム)、沢田時(滋賀、チームブリヂストンサイクリング)、小坂光(栃木、宇都宮ブリッツェン)の各選手による三つどもえの戦いが予想されている。沢田は前年度チャンピオン、小坂も過去の優勝経験者。織田は昨季までU23カテゴリーで活躍、夏はスイスのロードレース大会に出場しながら国内でも多くのレースで優勝を果たしてきた。ステップアップのためにも今季はぜひタイトルが欲しいところだ。

女子エリート部門は渡部春雅(神奈川、明治大学)、福田咲絵(東京、AXシクロクロスチーム)の2強激突で、どちらが勝っても初優勝。今後このカテゴリーを担っていくのが誰になるのか、注目される一戦だ。

観戦はコース内以外ならどこでも可。舗装道路あり、芝エリアありの国内では珍しいハイブリッドコースが造られた。スタートの迫力やスピード感を味わうなら川口運動公園東側のロングストレート、アップダウンなど多彩なコースレイアウトを楽しむなら芝エリアがお薦めだ。大会本部が置かれるりんりんポートの駐車場には、飲食ブース「土浦の恵みマーケット」が設けられ、地域の人気グルメなどが多数出店する。

影山さんは「国内ではまだ認知度が低いが、一度見ると楽しいとよく言われる。スタジアムスポーツに近い感覚で楽しんでいただけると思う。ぜひ会場で応援を」と呼び掛ける。(池田充雄)

◆大会の詳細は専用サイトへ。

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