第108回全国高等学校野球選手権茨城大会は最終日の25日、ノーブルホームスタジアム水戸で決勝戦が行われ、霞ケ浦が常総学院を9-7で破り、2年ぶり4回目の優勝を飾った。同校は8月5日から兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で開催される全国大会に出場する。
25日 決勝戦 ノーブルホームスタジアム水戸
霞 ケ 浦 001141110 9
常総学院 000020500 7
終盤、追い上げる常総学院を霞ケ浦が突き放した。「茨城の高校野球を牽引してきた常総学院を破って甲子園へ行くという願いを達成できてうれしい。常総は決勝では負けないという印象があったが、3度目の挑戦で勝てたのは感慨深い」と霞ケ浦の高橋祐二監督。

霞ケ浦の先制点は3回。先頭の7番・菊地勇一が常総学院の先発・高橋幸聖から中前打を放ち、8番・渡邉航太の犠打と9番・相田歩希の死球で1死一・二塁、1番・加藤龍の中前打で生還した。4回には5番・秋山櫻介、6番・野口空真、菊地の3連打で1点を追加した。

5回には常総学院の2番手・箕輪蒼を攻め立てた。先頭の村上が右中間へ二塁打を放ち、3番・佐藤大亜の犠打は箕輪が野選(フィルダースチョイス)、4番・西野結太は死球で無死満塁。2死後、菊地の右前打で2点を加え、渡邉の左翼線二塁打でさらに2点を加えた。


霞ケ浦の先発投手は準決勝に続き小林将大。1、2回は順調に抑えたが3回、2四球で1死一・二塁としたところで稲山幸汰に交代。「調子は悪くなかったのでもう少し引っ張りたかったが、安打ではなく四球で出した走者だったので替えた」と高橋監督。このピンチを稲山はたった1球で三ゴロ併殺に切り抜けた。
常総学院の反撃は5回。1番・水口煌太朗の中前打、2番・荒生結太の内野安打、3番・吉澤颯大の内野安打で1死満塁、4番・幸田元希の中前打で2点を返した。7回には4安打と1四球で2点を加えなおも2死満塁、ここで水口の三ゴロは一塁への悪送球を呼び一挙3点を追加した。


この時点でスコアは8-7とわずか1点差。次の得点が流れを大きく左右する。ここで大事な仕事を果たしたのが霞ケ浦の菊地だ。8回表2死二塁の場面、常総学院の4人目、坂本篤睦から中前打を放ち1点を追加。カウント2-2からの5球目、やや内寄りのカーブを捉えた。「まっすぐを狙っていたが、カウントを取りに来たのは2球ともカーブだったので、狙わずに来た球を打った。少し詰まったが飛んだコースが良かった。稲山がねばり強く投げていたので、楽にしてやろうと思った」と菊地の振り返り。菊地はこの日5打数4安打4打点の活躍。「もともとポテンシャルは高いが気持ちが前に出てこない選手だった。一度メンバーから外すことで奮起を促した。今日大活躍してくれてうれしい」と高橋監督。

次はいよいよ甲子園。霞ケ浦は一昨年の大会で初の1勝を挙げた。今年はそれを上回る成績を目標にしているという。「いままで通り、目の前の一つ一つの試合に集中し、守備からリズムをつくって全員野球でやっていく」と村上主将は意気込む。(池田充雄)







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