月曜日, 12月 29, 2025
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納税怠り過去5年分121万円を納付 つくばマラソン実行委

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つくば市役所

つくば市は18日、市が事務局を務める「つくばマラソン実行委員会」(実行委員長・五十嵐立青つくば市長)が、消費税などを納めなければならない課税対象事業者であるにもかかわらず、納めてなかったことが分かったとして、過去5年間にさかのぼり、消費税と源泉所得税計121万8934円を税務署に納付したと発表した。

2017年から21年まで5年間の大会の消費税112万8600円と源泉所得税9万334円で、消費税は、協賛金や広告料など市が受け取った消費税から、物品購入など市が支払った消費税を差し引いた差額分など。源泉所得税は、過去5年間の大会スタッフ約300人の源泉所得税などという。約300人の源泉所得税については、今後スタッフに返還を求めるかどうか、これから実行委員会を開催して検討するとしている。

つくばマラソンは1981年から始まり、例年11月に開催している。2020年はコロナ禍により中止した。21年は参加者がそれぞれ好きなタイミングで好きな場所を走るオンライン大会を開催した。

同実行委の事務局を務める市スポーツ振興課によると、昨年オンライン大会を開催するに当たり、他大会の開催状況を確認する中、他大会の会計には消費税などの支払い項目があるのに、つくばマラソンには無いことに気付いた。

昨年12月8日、税務署に相談したところ、消費税と源泉所得税の課税対象事業者であることが分かり、今年4月8日に源泉所得税、同15日に消費税を納めた。延滞税や無申告加算税、不納付加算税などがさらにかかり、税額が確定後に追加納付するという。

一方、法人税については、同実行委は任意団体であっても「人格のない社団」としてみなし法人扱いとなるが、つくばマラソン大会自体が収益事業ではないため、税務署から法人税は課税対象外と通知があった。

今回、同実行委が新たに課税対象事業者であることが判明したことを受けて、市は、市役所内で同様の事例がないか現在、調査をしている。

さらに再発防止策として市は「税務署からの指摘事項について庁内で周知徹底を図り、税務法令を遵守すると共に、適正な事務処理と再発防止に努めます」としている。

原点「天久保」で音楽イベント 街を耕す30代 つくば

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書店 「PEOPLE BOOKSTORE」店主の植田浩平さん=つくば市天久保

書店主・植田浩平さん & ラッパー・SPRAさん

つくば市天久保で24日、書店「PEOPLE BOOKSTORE(ピープルブックストア)」の開店9周年企画の音楽イベント「PEOPLE’S PARK(ピープルズパーク)」が開かれる。ロックバンド「サニーデイ・サービス」の曽我部恵一さんらが出演する。企画したのは書店主で、イベントやライブを企画・運営する植田浩平さん(39)。会場は、天久保でクラブやレコード店を運営するラッパーのSPRA(エスプラ)さん(34)が提供する。コロナ禍での経験、大きく変化する街の姿に危機感を募らせてきた2人に、イベントに連なるこれまでを聞いた。

コロナ禍で立ち上がった企画

2020年、突然飲み込まれたコロナ禍。先の見えない中で植田さんは、SPRAさんらと「Our Rock Down Party(アワー・ロック・ダウン・パーティー)」と題するトークライブをオンラインで配信した。危機感を共有する音楽ライターやミュージシャンをゲストに招き、毎回テーマを変えて語り合う。初回は「天久保」。2人が拠点を置く街をテーマにした。「天久保1丁目は危機に瀕(ひん)してる。だからこそ、今、力をつけておかなければ」そんな思いがあったと植田さんが振り返る。

天久保地区は、筑波研究学園都市ができて間もない頃に、市街地中心付近につくられた。大学と隣り合わせなことから、学生向けのアパートや店舗が立ち並び、飲食店が集まる歓楽街(通称「食いだおれ」)が形成され、活気を放ってきた。

クラブ「OctBaSS」と「Good Near Records」のオーナーでラッパーのSPRAさん=同

2004年のTX開通と共に、開発が進む研究学園地区に都市機能が移り、街区の中核をなしていた公務員宿舎が役目を終えて廃止となるなど、市街地の変化が顕著になる。天久保で活動するSPRAさんはコロナ以前から、「天久保が、繁華街としてはもう用済みというか、あまりいい扱いを受けていない」と感じてきた。近隣のビルが壊され、住宅やマンションに変わっていく。間近に迫る変化はクラブを営むSPRAさんにとって「この街から出て行けという圧力」にも感じられた。

つくば市内は建設の始まりから変化し続ける街だ。最近では、大型商業施設「LALAガーデンつくば」(同市小野崎)の閉店が報道された。開業から18年で役目を終え、更地となる。SNSには「どんどん知ってるつくばじゃなくなっていく」と戸惑う声が流れていく。市民が憩う洞峰公園(同市二の宮)は「リニューアル」を迫られる。公園が持つ意味も変わろうとしている。そこに横たわるのが「経済性」の問題だ。

「それって金になるの?」。植田さんの活動に対してそんな言葉を投げかける人がいた。「いや、なってない。でも、そうじゃない」と言い植田さんは言葉をつなぐ。「つくばが金になる場所として目をつけられている。それはわかってる。でも、右肩上がりが良しとされる街のあり方には違和感があった。そこで語られる『街の魅力』は、ごめん被りたい」

意志を持つこと

「この街は誰のもの?」植田さんが、一枚の映画チラシに書かれた言葉を見せ、「物差しを他者にゆだねたくない」と話す。

コロナ禍の中で始めたことがある。「店日誌」というタイトルで、書籍の紹介と共にブログに日々の出来事を綴ること。2年前から日々更新し続ける。SNS全盛の時代でブログは、スピード感と拡散力では敵わない。しかし、それでいいという。「他者の速さを強制されない。意味あることを書いておけば必ず誰かが見ていてくれる。スモールパワー。ちっちゃな店の意思表示」。それは街の変化に象徴される「大きな流れ」に負けないためでもあるという。だからこそ、植田さんは「意志」にこだわる。(次ページにつづく)

つくば市長の迷訴訟をミニ紙が総括 《吾妻カガミ》131

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つくば市役所正面玄関サイド

【コラム・坂本栄】「つくば市民の声新聞」第6号が発行され、五十嵐市長が同紙を名誉毀損で訴えた裁判について「市長が取り下げ 本紙の完全勝利」との大見出しで特集。この迷訴訟を総括しました。未読の方は「4・1ページ」と「2・3ページ」をクリックしてください。発行人の亀山氏からPDFを提供してもらい、リンクを張りました。

「バタバタ」と「オウンゴール」

五十嵐氏の「完敗」に終わった訴訟について、ミニ紙最新号は「発端」「経緯」「終結」「本紙見解」「読者の声」に分けて総括しています。内容は多岐にわたりますが、市長が1市民を訴えた裁判は「…市長のバタバタに終わった…」(リード)と「…亀山提訴は『オウンゴール』…」(終結)という表現に集約できるでしょう。

というのは、名誉毀損提訴(原告・五十嵐氏)→ 条件付き取り下げを提案(原告)→ 同提案を拒否(被告・亀山氏)→ 別の訴え(虚偽事項公表罪)を追加(原告)→ 無条件取り下げを提案(原告)→ 同提案を容認(被告)と、五十嵐氏の腰が定まりませんでした。裁判に持ち込んだあと、勝てないと気付いたのか、「口外無用」の条件付きで取り下げを図ったり、訴訟の組み立てを強化したり―と、「バタバタ」が続いたからです。

また、五十嵐氏は「(名誉毀損の)立証は困難だった」「(虚偽公表罪も)立証は困難だとの判断に至った」(フェイスブックでの声明)と言っているように、提訴そのものの間違いを認めました。自ら仕掛けたゲームで「オウンゴール」したようなものです。

五十嵐氏は「表現の自由」を侵害

本紙見解の箇所で、亀山氏は五十嵐市長の行為を批判しています。中見出しから引用すると、「(記事が)なぜ名誉毀損なのか!理解できない」、「(ミニ紙が展開した)市政批判を裁判に持ち込むのは異例」、「(追加訴えの)公選法の虚偽事項公表罪も立証できず」、「(市長の提訴は)民主主義の根幹『表現の自由』を侵害」―と。

共通するのは、ミニ紙の記事は虚偽だと決めつけ、発行人を提訴することで、市政批判封じを図った市長への怒りです。訴訟に萎縮したら、市政の点検もできなくなると、危機感を覚えたようです。

私も、コラム126「…市民提訴…を検証する」(2月7日掲載)、同127「…市政批判はウソだった?」(2月21日掲載)で、この訴訟を総括。①五十嵐氏は市長の適格性に問題がある、②組織を率いる大人の常識が足りない、③広報の理念に反する裏工作を行った、④政治家の常識ともいえる「言論の自由」が分かっていない―と指摘しました。

編集を訴訟の経緯に絞ったせいか、6号では「記事は虚偽だ」への反論はあまりされておりません。進行中の市施策への総点検も含め、次号に期待しています。(経済ジャーナリスト)

3年ぶり湖畔に健脚競う 8926人参加のかすみがうらマラソン

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密を避け、ウエーブ方式で行われたフルマラソンのスタート=土浦市川口の発着点(撮影/高橋浩一)

第32回かすみがうらマラソン兼国際ブラインドマラソン2022(土浦市など主催)は17日、土浦市川口のJ:COMフィールド土浦(川口運動公園)を発着点とするコースで行われ、視覚障害者、ウオーキングの各部門を含め計8926人が出場した。新型コロナウイルスの影響で2020年から2年連続で中止になり、3年ぶりの開催となった。

大会は、フルマラソン、10マイル(約16キロ)、5キロの各部門男女と、かすみがうらウオーキング(16キロ)が同時開催で行われた。

フルマラソン男子、元永好多朗のフィニッシュ=土浦市川口J:COMフィールド土浦(同)

男子フルマラソンは、元永好多朗(21=帝京大4年)が2時間17分6秒で優勝した。「フラットで走りやすいコースで、すごく楽しく走ることができた。太鼓を叩く人や家族での応援など、沿道の応援がとてもありがたかった」。茨城を訪れるのは初めてだったが、自然の豊かさと人の温かさを感じたという。

来年の箱根駅伝に向けて強化の一環として参加、「ロードでの実戦の貴重な機会となった」との手応え。出場を勧めた帝京大駅伝競走部の中野孝行監督は「マラソンも走れることを証明できた。箱根では復路の主要区間を任せたい」と太鼓判を押した。

女子は藤澤舞が3連覇 4度目のV

フルマラソン女子、藤澤舞のフィニッシュ=同

女子フルマラソンは藤澤舞(47=札幌エクセルAC)がコース自己ベストを更新する2時間43分57秒で制した。8回目のエントリーで3大会連続4度目の優勝。「オーバーペースで35キロ以降はフラフラになってしまった。課題が残ったものの最低限の目標は達成できた」と感想。この2年間はコロナ禍でロードの大会がなく、トラックの大会でスピードを強化してきた成果が出せたという。

5キロの部は男女とも県勢が制した。男子の伊藤遼佑(25=結城病院)の記録は15分38秒。7カ月前に生まれたばかりの迅隼ちゃんを抱いて表彰台に上った。下妻一高時代から5000メートルを主戦場としてきたが故障がちで記録を出せず、社会人になってから個人で頑張ってきた。「平日は夜にヘッドライトを付けて走ったり、土日は家の周りの田んぼ道などで、一人で淡々と練習してきた」。かすみがうらマラソンには昨年、一昨年もエントリーしたがいずれも中止で、今回が初挑戦。「優勝と大会新を目指してきたが、風があったので前半は抑え、後半勝負で独走に持ち込んだ。来年こそは新記録を狙いたい」という。

5キロ男子、伊藤遼佑(左)と同女子、永井真友美の表彰

女子の永井真友美(59=笠松走友会)は20分43秒で大会初優勝。「いつもはフルマラソンを走ってきたが、昨年9月に右半月板を負傷、やっと走れるようになってきた」と今年は5キロにエントリーした。マラソン歴は22年で、東京国際や大阪国際など過去50以上の大会に出走、2006年のかすみがうら大会フルマラソンの部で3位入賞の経歴を持つ。また、大会事務局が主催する教室「かすみがうらマラソン大学」で、筑波大学駅伝チームの弘山勉監督の指導を受けたことも、自分なりにベストを尽くせた理由の一つという。(池田充雄)

その他各部門の優勝者は次の通り
▽10マイル男子 四釜峻佑(21=順天堂大学)47分55秒
▽10マイル女子 陰山朋佳(19=城西国際大学)59分08秒
▽フルマラソン男子盲人 堀越信司(NTT西日本)2時間21分21秒
▽フルマラソン女子盲人 近藤寛子(滋賀銀行)3時間16分33秒

行ったり来たり 回ったり 《見上げてごらん!》1

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筆者近影

【コラム・小泉裕司】「ドンとなった花火だ きれいだな 空いっぱいに広がった」。童謡「花火」(作詞・井上赳、作曲・下総皖一、1941年発表)の歌い出し。打ち上げ花火の轟(ごう)音をオノマトペで、開いた大輪の豪快さや美しさを最短のフレーズで素直に伝えきっている。

この童謡から80年を経た今日、コロナ禍で花火大会の中止が相次ぐ中、煙火(花火の法律用語)業界は、事業そのものの継続性が危ぶまれる厳しい経営が続いている。

こうした状況を受け、土浦市は1月から2月の週末5日間、煙火業界の支援を目的とした日本花火史上初の花火イベント「土浦の花火 後世に伝える匠の技」を開催。全国18都道県から、煙火業者55社が市内の霞ヶ浦湖岸に集い、工夫を凝らした個性豊かな花火を披露した。

打ち上げ場所は非公開の中、会場に近いスーパーの駐車場で、わが子と見たという女性が後日、手振りを交えてそのときの感動を語ってくれた。中でも、周囲から「うおー」と歓声が上がる花火があったという。「最近の花火はすごい。ぐるぐる回るんですね」

「ははーん、あの花火のことか!」と合点した私は、したり顔で彼女に解説した。

時差式発光花火(2022年1月22日、土浦市)

「時差式発光花火のことですね。イルミネーションやスライド、ウエーブと名付ける花火師もいます。Time lag(タイムラグ)やGhost(ゴースト)の英語表記も見かけます。実のところ、花火が動いているわけではなく、あたかも回っているように錯覚しているだけなんです」

これを心理学では「仮現(かげん)運動」と呼び、たとえば夜瞬くネオンサインは、ランプが実際に動いているわけではなく、多くのランプを適当な時間間隔で点灯したり消したりの繰り返しによって、まるで動いているかのような印象を視覚的につくりだしているとのこと。

この現象を応用したのが「時差式発光花火」であり、花火玉に仕込まれた光を放つ「星」の燃焼時間や温度をわずかずつ変えることで生じる「ずれ」を応用して発光させるという。

花火の進化は温故知新

そのルーツとされるのは、昭和42年(1967)に登場した三遠煙火(静岡県)の「マジック牡丹(ぼたん)」。通常の火薬に火が見えなくなる特殊な火薬をまぶすことで一瞬消えて、再び夜空に浮かび上がるという花火で、当時、常識を破る革命的なアイデアであり技術であったとのこと。

半世紀も前に原型があったことが驚きだが、同時に、温故知新の精神と豊富な化学知識を融合させた現代の花火師の緻密(ちみつ)な技から編み出された逸品といえる。

理科系男子にもかかわらず、私は化学式が大の苦手。やはり花火は「見せる側」ではなく「見る側」で間違いなかったようだ。

実は、この花火はカメラマン泣かせ。花火を写真撮影しても音は写らないのと同様、肉眼で見た複雑な光の変化は静止画像では表現しきれないので、ご覧になっていない方は、一度、花火会場でサプライズを体感されてはいかが?

本日はこの辺で「打ち止めー」。「ドン ドーン!」。(花火鑑賞士、元土浦市副市長)

<花火の動画2つ>
▽土浦の花火:2022年1月22日 マルゴーのスターマイン4号玉(実行委員会提供)
▽常総きぬ川花火大会:2021年12月12日 マルゴーの10号玉(筆者撮影)

【こいずみ・ひろし】1954年、土浦市生まれ、県立土浦一高卒。工学院大学工学部卒。民間企業を経て土浦市役所に入庁。政策企画課長、市長公室長を歴任。2017年まで副市長1期。在職中、花火審査員係業務に13年従事。現在、日本花火鑑賞士会会員。ラジオやネットTVにも出演。茨城新聞に寄稿(19~22年)。花火セミナー開催や「花火通信」(Facebook)などで花火の魅力を発信中。「花火と土浦」(土浦市、2018年)も一部執筆。同市在住。

「これ普通ですよね?」 《続・気軽にSOS》107

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【コラム・浅井和幸】「私が悪いのですか?」「こう考えるのが常識ですよね?」など、ちょっとしたバリエーションはありますが、多くの人が簡単に答えられる「自分がこう考えるのは、これ普通ですよね?」という質問への回答が、私はこの上なく苦手です。まぁ、苦手というか、これらの質問に対する私の回答は回りくどく、面倒くさがられるというのが正確な表現ですが…。

例えば、「朝は時間がないから、パンを食べるのが普通ですよね?」と質問されたら、「普通、普通。パンの方が手軽だよね~」とか、「いや~~、普通じゃないよ。朝はご飯とみそ汁がないとだめだね」と軽く答えればよいわけです。まぁ、この程度でも、けんかに発展する場面にも出くわすものですけれど。

ですが、私は「う~ん、統計を見たことがないからわからないけど、このところ、パンの需要が伸びているから、半々ぐらいになってるんじゃないかなぁ。だから、どっちもどっちじゃないのかな。ちなみに、自分は朝は食べないことが多い」なんて答えちゃうので、面倒くさがられるわけです。

ま、これぐらいは日常のおしゃべり程度ですからよいですが、もっと深刻な話だと、慎重に答えないと深刻なことになります。気を付けなければいけません。

例えば、「こんなひどい職場では、うつ病になるのが普通だよ」とか「年金よりも生活保護の方が額が多いのは普通ではない」とか「政府に対して怒りを感じて行動しないことはおかしい」とか「女は(男は)〇〇するのが当たり前」とか。

「男」「Aさんの彼氏」「浅井」

Aさん「付き合っている彼が、私に何も話をしてくれず、自分で決断してしまう。相談してくれればよいのに、答えが決まってから答えだけ言ってくる。どうして途中で教えてくれないのか、浅井先生は男だから、女の私よりも彼の気持ちがわかると思うのですが、どうして男は相談してくれないのですか? 普通の男性は相談をしないのですか?」

このような質問には、とても慎重に返します。主語を、「男」「Aさんの彼氏」「浅井」で別々に答えます。まず「男」です。男性の方が女性よりも脳の使う場所が少ないそうです。なので、言葉数が少なくなるといえるでしょう。

そして「Aさんの彼氏」は、途中経過をAさんに話をすると否定されるとか、馬鹿にされる経験をしていると聞いているので、なかなか言い出しにくいのかもしれません。それで普通の人間じゃない「浅井」だったら、嫌われようがお構いなしに自分の意見を相手に押し付けてしまうでしょう。

結局、普通でない変な浅井に、「常識」とか「普通」とか「誰でも当たり前だと思うような話」を聞くことが、土台無理な話だということですね。しかも変な浅井は、「ものの善悪」や「本物の愛」をジャッジする能力も有していないので注意が必要です。(精神保健福祉士)

「誰でも通れる通路」現る 《映画探偵団》54

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【コラム・冠木新市】3月下旬、つくばセンタービル内でA4チラシを手にし、これはすごいと思わずうなった。下半分に「2022.4 OPEN! つくば駅徒歩3分 つくばセンタービル内オフィス入居者募集  問合せ・つくばまちなかデザイン株式会社」とあった。

上半分には、ビル内の図面が載っていて、AからFまでの入居スペースが全体の3分の1強。残りが「会議室亅「コワーキング兼イベントスペース」「カフェシェアキッチン」「子連れワーキングスペース」「つくばまちなかデザイン(株)オフィス」。

感心したのは、それらをつなぐ通路を「誰でも通れる通路」「誰でも通れる出入口」と書いてあったからだ。「アイアイモール」と呼ばれた通路は元々誰でも通れる通路で、出入口だった。それをあえて「誰でも通れる…」と記述したのがすごい。こう表現すると、普通の通路が特別なものに見えてくる。

これこそ、現代アートの世界と言ってよい。ネー厶プレイトを付ければ、アートの名所として話題になるに違いない。

4月1日、早速出かけて見たが、まだ半分しか完成していなかった。通路の左右に灰色のカーブしたベンチみたいなものがあり、対面に人が座れば車イス1台分通れる幅。改修前より随分と狭くなっていた。

それよりも、広場にあったアイアイモールのサインと飾りが取りはずされていたのが、シン・旧住民にはショックだった。今度は「co/en」と呼ばれることが決まっている。公園でBBQやテントをやる世代には受けそうだ。しかし、20代の若者たちに「昭和レトロブー厶」が起きている現在、通路の愛称を市民募集したほうがよかったのではないだろうか。

つくばセンタービル1階の「誰でも通れる通路」

S・キューブリック監督『シャイニング』

それはともかく、旧アイアイモールはスタンリー・キューブリック監督の『シャイニング』(1980)を思い出させてくれる。

コロラド山中の「展望ホテル」。雪に閉ざされた休業期間中に、管理人となったジャック(ジャック・ニコルスン)が妻子を連れやって来る。時が流れ、ジャックは誰もいない廊下を歩き、ゴールドルー厶という大広間に入る。するとパーティーが開かれていて、客でにぎわっている。

バーカウンターに座ったジャックはバーテンと会話を交わす。幻想にしてはあまりにリアルな表現のため、観客はきっと戸惑うことだろう。

この作品は、その後常軌を逸したジャックが斧で妻子を襲うというホラー映画なのだが、怖いわけではない。それよりも、先住民の墓の上に建ったホテルには、米国の歴史が詰まっているようなのだ。ジャックが妻を襲うシーンなど、騎兵隊がインディアンを襲う感じである。

ラストシーンは、ホテルの壁に飾られた写真へズームアップ。大勢の客のど真ん中にタキシードを着たジャックと瓜二つの男が映り、1921年独立記念日の文字で終わる。ジャックはこの男の生まれ変わりなのだ。『シャイニング』は、5人の研究家が分析したドキュメンタリー映画『ROOM237』(2012)が作られたくらい、謎に満ちた作品である。

まだオープンになっていないため、よく分からないのだが、どうやら広場につながる出入口は「施設利用者のみ通れる出入口亅になっていて、誰でも通れなくなるみたいだ。われわれが通れる出入口は、カフェを通らなければならないのだ。

そしてふと思い至った。本当はもともと「施設利用者のみ通れる通路」だったのを「誰でも通れる通路」に変更したのではないのかと。サイコドン ハ トコヤンサノセ。(脚本家)

LALAガーデンつくば 年内に閉店へ

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LALAガーデンつくば=つくば市小野崎

つくば市小野崎の大型商業施設「LALA(ララ)ガーデンつくば」が年内に閉店することが分かった。施設を所有する三井不動産(東京都中央区)広報部によると、20年間の土地の定期借地契約期間が来年春で満了となるため。閉店後は建物を取り壊して更地にし地権者に返還するという。

閉店が今年の何月になるかについて同広報部は、現在、公表できる段階にないとしている。LALAガーデンは全国に4施設あるが、撤退はつくばが初めて。

同施設で飲食店を経営する男性店長は14日、「オーナーから10月にこの店を閉店すると聞いている。土日はお客さんがたくさん来ているが、コロナでお客さんが減った面もある。今、移転先を探しているところ」と話した。

買い物に来た、近くに住む50代主婦は「家が近いので何かにつけちょくちょく来ている。この地域はLALAガーデンができて住宅が広がった」とし「土日はお客さんが結構来ていると思う。この規模のスーパーは近くにないので、無くなると近所の人は困ると思う」と話した。別の50代主婦は「閉店の噂は聞いていた。壊すのはもったいない」と語った。

LALAガーデンつくばは、つくばエクスプレス(TX)開業前年の2004年3月、他の郊外型大型商業施設に先駆けて、市中心部から約1キロの土浦学園線沿いにオープンした。敷地面積は約5.7ヘクタール。

TX開業後は、08年10月にイーアスつくば、09年5月にイオンモール土浦、13年3月にイオンモールつくばなどが相次いで開業し、競争が激化していた。三井不動産広報部は、売上額や来店客数の推移などは非公表としている。(鈴木宏子)

五十嵐つくば市長、洞峰公園リニューアルに異議 県は困惑

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グランピング施設などが計画されている洞峰公園野球場=つくば市二の宮

用途変更認めない

つくば市にある県営の都市公園、洞峰公園(同市二の宮、約20ヘクタール)を茨城県が、民間事業者に委託してリニューアルする計画(2021年11月30日付)を立てていることに対し、地元の五十嵐立青つくば市長が異議を表明し、公園所有者の茨城県と地元のつくば市との間に対立が生じている。

五十嵐市長は13日の定例会見で、計画されているグランピング施設とバーベキュー施設について「周辺に対し臭いやアルコールなど懸念がある」などと表明した。さらにグランピング施設の整備に対し、用途地域の変更を認めないとの考えを表明した。これに対し県は「2020年からつくば市と情報を共有してきた。つくば市から『これを止めてほしい』という指摘はなかった」とし困惑を隠さない。

現在県は、パークPFI制度(Park-PFI、公募設置管理制度)を活用し、「洞峰わくわく創造グループ」(代表・長大)に委託して、1980年の開園から40年以上が過ぎた洞峰公園をリニューアルする計画を立てている。

計画によると、既存の野球場部分に、グランピング施設やドックランなどを整備する。ほかにバーベキュー施設、遊具の新調、駐車場の拡大など公園内の一部をリニューアルする。運営を民間事業者に担わせることで、県の公園管理業務に関わる費用負担軽減が期待されている。

自身のSNSで懸念表明

洞峰公園のリニューアルをめぐっては、五十嵐市長が3月24日、「洞峰公園はすでに完成された環境で、ゆっくり過ごす空間や静かな散歩やランニングコースとして定着している」などとして「(県に)現状を維持するよう(懸念を)伝えた」とする内容を、自身のツイッターなどSNSで公表した。

さらに4月13日の定例記者会見で記者らの質問に対し五十嵐市長は、グランピング施設とバーベキュー施設に対する懸念を改めて表明した。静かなゆったりした環境を変えてほしくないという意見が市民から寄せられていることを強調した上で、グランピング施設などの建設は「環境を大きく変更させうる」ものであり、建設する「合理的な理由が見つからない」と説明し、昨年12月、文書で県に懸念を伝えたと説明した。

13日の定例記者会見で洞峰公園について懸念を表明する五十嵐立青つくば市長

洞峰公園は現在、都市計画法による用途地域の一つである第一種中高層住居専用地域に指定されており、ホテルや旅館など宿泊施設の建築はできない。宿泊施設であるグランピング施設を整備するには用途地域の変更が必要となる。五十嵐市長は現段階で「(用途地域の変更を)認める十分な材料がそろっていない」とし、許可することに否定的な立場を明らかにした。

県「情報共有してきたのに」

これに対し県都市整備課は「2020年より、つくば市の公園施設課を通じて、市とコンスタントに情報を共有してきた。その間、つくば市から(同計画に対して)『これをやめてほしい』という指摘はなかった」と困惑する。

その上で県は、洞峰公園の良好な緑地等、大半の部分に手を加えることはないとし、グランピングに対する市民の不安の声は承知しているとした上で、「運営の中で解決できるものは解決したい」と説明した。

また今回の計画については、老朽化する公園の維持・管理は全国的な課題であるとし、「洞峰公園の今後を考える中で、新しい何かを始めなければならないという意見があった。パークPFIを利用し、民間にも使用してもらい、維持管理に還元させてもらいたい」とする。現在の計画については「このまま突き進もうとは考えていない」とし、「市民への説明を含めて、つくば市担当課とのやりとりを継続していきたい」との認識を示した。(柴田大輔)

【訂正(29日)】第7段落「五十嵐市長は現段階で『(用地変更を)認める十分な材料がそろっていない』」の部分で、「用地変更」を「用途地域の変更」に訂正しました。誤記載でした。

遠くなった東京 《電動車いすから見た景色》29

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【コラム・川端舞】今月末、どうしても東京に用事があり、どうやって行こうかしばらく悩んだ。感染予防を徹底して電車で行くべきか、お金はかかってもタクシーで行くべきか。結局、「東京まで運転できる」と言ってくれる介助者がいたので、福祉車両を借りて、介助者の運転で行くことにした。

思い返せば、コロナ前は講演会など様々な活動のために、月に1回は介助者と一緒に電車で東京に出かけていた。冬はインフルエンザの予防のため、こまめに消毒はしていたが、普通に駅のトイレを使い、何も考えずに、混雑したレストランで食事をしていた。今は外出時にどこのトイレに寄れば、比較的安全か考えてしまう。自分でもやりすぎではと思うくらい、潔癖症になってしまった。

コロナをそれほど恐れる必要はないという意見を聞くことも前より多くなった。私自身も、自分には内科的な基礎疾患はないから、かかっても重症化はしないだろうと思っている。

私がコロナになった場合、一番怖いのは、毎日家に来る介助者や、同じ介助者から介助を受けている他の障害者にうつしてしまうことだ。障害者の中には、基礎疾患を持つ人も多い。私の不用意な行動で、そのような仲間が重症化してしまったらと思うと、遠出をしたくても、無意識に躊躇(ちゅうちょ)してしまう。

障害者が街中に出ていく重要性

一方、本当に今の生活のままでいいのだろうかと思うこともある。昨年秋、感染者数が落ち着いていたころ、本当に久しぶりに都内に行くために電車に乗ったが、駅員がスロープを準備してくれるまでに、以前より手間取っているように感じた。

おそらく、コロナ禍で車いす利用者が電車に乗る機会が減り、駅員がスロープを出す頻度も減ったのだろう。障害者が日常的に駅を使うからこそ、駅員も障害者の対応に慣れていく。障害があっても暮らしやすい社会にするために、障害者が積極的に街中に出ていく重要性を改めて感じた。

しかし、街中に出ていくことには必ず感染リスクが伴う。障害者としてどう行動するべきか、答えの出ない問いが続く。(障害当事者)

校舎に応援メッセージ ウクライナ支援へ募金呼び掛け 日本つくば国際語学院

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日本つくば国際語学院校舎壁面に掲げられた応援メッセージとウクライナ国旗=つくば市松代

学校法人つくば文化学園(東郷治久理事長)が運営する日本語学校「日本つくば国際語学院」(つくば市松代)が、校舎の壁面にウクライナ国旗と応援メッセージを掲げ、避難民への募金を呼び掛けるなど支援活動に取り組んでいる。

今月6日、土浦学園線に面する校舎壁面に、英語と日本語で「STAND WITH UKRAINE」「私たちはウクライナを応援します」というメッセージと、青と黄色のウクライナ国旗を掲げた。

同校の受付にも応援メッセージを掲げ、手作りの募金箱を設置している。募金は6月末まで受け付け、日本語学校を管轄する法務省東京出入国管理局を通してウクライナ避難民に届ける。

受付に設置した応援メッセージと募金箱について説明する森山英熙本部長=同

応援メッセージと募金箱は、グループ企業のサンスイグループ(東郷理事長)が運営するつくば市内の計8カ所に設置し、6月末まで募金を受け付ける。8カ所は同校のほか、「つくばグランドホテル」(同市筑波)、「つくばわんわんランド」(同市沼田)、「つくば国際ペット専門学校」(同市沼田)、「つくば山水亭」(同市松代)とホテル日航つくば2階の「つくば山水亭別亭」(同市吾妻)、商業施設ララガーデンつくば1階の「KEY’S CAFE(キーズカフェ)」(同市小野崎)、イーアスつくば1階の「ミスタードーナッツ イーアスつくばショップ」(同市研究学園)。

さらに、つくば市内在住のウクライナ人留学生が日本つくば国際語学院を訪ねてきた場合、相談の上、金銭支援をしたいと同校の森山英熙本部長は話す。「ウクライナの留学生は母国からの仕送りが止まってしまっていると思うので支援ができれば」と語る。つくば市によると市内在住のウクライナ人は現在29人という。

同校は2018年4月に開校、これまで3期にわたり25カ国80人の卒業生を送り出してきた。コロナ禍の現在は、留学生のほか、つくば市近郊に滞在する外国人家族を含め25カ国の48人が日本語を学んでいる。

今回の支援活動は「ウクライナのために何かできることはないだろうか」という東郷理事長の言葉がきっかけとなり、まずできることとして募金活動をスタートさせた。森山本部長は「心温かいご支援をお願いします」と呼び掛けている。

成年年齢が18歳に引き下げられました《ハチドリ暮らし》12

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カタクリの花

【コラム・山口京子】この4月1日から成年年齢が18歳に引き下げられました。これは民法の改正によるものです。普段は民法なんて意識しないですが、民法のルールが生活に大きな影響力を持っていることを改めて、感じさせる機会となりました。高校などでは、18歳成年で何が変わるのかを授業で周知しているようです。

18歳になると成人として扱われ、1人で有効な契約をすることができ、親の親権に服さなくなります。具体的には、親の同意がなくても契約を交わすことができます。単なる小遣いの範囲を超えて、携帯電話や車の購入などの契約、クレジットカード作成などが、親の同意なくできるようになります。

行為の自由度が広がる一方で、その責任が重くのしかかります。経済的に自立していないのに、負債を抱えるリスクが生じるのです。

消費者庁や消費生活センターでは、悪質な事業者による18~19歳をターゲットにした契約トラブルを警戒しています。例えば、ネットの世界では「簡単にもうかる」「これを使えばキレイになる」「こんなにお得になる」といった情報があふれ、本当らしいコメントが付いて、見る人の気持ちをくすぐります。簡単にもうかるなら、貧困なんて日本に存在しないでしょうに。

トラブルは消費生活センターに相談

身を守る手立てとしては、ネットを含め広告情報をうのみにしない。知り合いからであっても、もうけ話は断る。関心があるなら、十分に調べる。あるいは、比較検討をする。事業者と話すときは1人ではなく、家族や知人に同伴してもらう。契約や商品・サービスの利用で、トラブルになった場合やおかしいと思ったときは、地元の消費生活センターに早めに相談をしてほしいと思います。

消費者と事業者間の契約については、民法のルールとは別に、消費者契約法や特定商取引法が適用され、救済されるケースがあります。何か困ったら、その問題はどこに問い合わせればいいのかを知っておくことが大事です。行政でも、様々な無料の法律相談を開設しています。ぜひ、お住まいの自治体の広報誌に目を通してください。

結婚に関しては、女性の結婚可能年齢が16歳から18歳に引き上げられました。今後は男女とも18歳から親の同意がなく結婚できるようになります。法律でそうなったとしても、現実的ではないのではと感じるのですが、どうなのでしょう。ちなみに、飲酒や喫煙は20歳まで禁止です。

自分自身、成人して40年以上がたちますが、結局、大人になれないまま、おばあちゃんになってしまった気がします。大人になるって難しいですね。(消費生活アドバイザー)

「混沌を吹き飛ばしたい」第38回茨城現展 12日開幕

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第38回茨城現展の会場の様子=12日、県つくば美術館

何ごとにもとらわれず自由に制作活動を行う現代美術家協会茨城支部(佐野幸子支部長)の「第38回茨城現展」が12日、県つくば美術館(同市吾妻)で開幕した。約40人の作家による絵画、デザイン、立体造形、工芸、写真など約150点が展示されている。

牛久市の佐々木元彦さんは造花や人形、写真を飾り木に模した立体造形「あすなろの樹」を作った。空間全体を作品として体験してもらうインスタレーションというジャンルの作品だという。「黒い雨と蝶々」は被爆地ヒロシマをテーマにした、手で触れて動かすこともできる体験型の作品だ。

佐野幸子支部長の「華々・春」と「想・葛藤」(左)と、佐々木元彦さんの「黒い雨と蝶々」(右)

佐野支部長はコロナ禍の心象を表した絵画「想・葛藤」と、見通しの立った明るい気持ちを表現した「華々・春」を描いた。「暗い混沌を吹き飛ばそうという気持ちや、明るい世界を見てみたいという気持ちを表現した」と話す。

牛久市の福田三恵子さんは、乗馬を通じて出会い駆け落ちした若い男女が都会で翻弄(ほんろう)される姿を描いた映画「その人は昔」から着想を得て、やさしいタッチで絵画「白馬のルンナ」を描いた。

中根和香子さんは、着物や着物の帯の布を素材にした色鮮やかなパッチワーク「輝」を緻密な構成で縫い上げている。

福田三恵子さんの「白馬のルンナ」と「おきんのかんざし」(左)と、中根和香子さんの「輝」(右)

ほかに「光」をテーマにし出展者が自由に描いた絵画を一列に展示した共同作品や、馬蹄(ばてい)を使った立体造形、花器などの陶芸も展示されている。

土浦市在住の後明(ごみょう)廣志さん(73)は「水彩画をやっていて絵画に興味があって見に来た。自分は写実的な作風だが、幻想的な水彩画もあっておもしろいと思った。いろんな表現の仕方があると感じる」と感想を話していた。

佐野支部長は「何にもこだわらない現代美術で、いろいろな作品があるのでおもしろい。昨年はコロナ禍でやむを得ず入場制限をしたほど来場者が多い日もあった。お子さん連れが多く、子どもが見ても楽しいのでは」と来場を呼び掛ける。(田中めぐみ)

◆「茨城現展」は17日まで。開館時間は午前9時30分~午後5時(最終日は午後3時まで)。入場無料。

3万本のチューリップが見頃 霞ケ浦総合公園 土浦

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オランダ風車前の満開のチューリップ=土浦市大岩田、霞ケ浦総合公園

霞ケ浦湖岸の土浦市大岩田、霞ケ浦総合公園のオランダ型風車前で、約3万本のチューリップが見頃を迎えている。

同公園は、面積46ヘクタール、ネイチャーセンター、水生植物園などがある。4月上旬、平日にも関わらず多くの人が訪れ、高さ25メートルの風車を背景に、チューリップの花をカメラに収める人の姿が見られた。

風車前の花壇は6段になっており、段ごとにそれぞれ異なる品種のチューリップが植えられている。隣接の土浦ネイチャーセンターによると、一番下の段に植えられた赤色の品種、バンエイクの開花が他の品種に先んじて3月29日から始まり、4月中旬には6種全てが咲きそろうとのことだ。

霞ケ浦総合公園は数多くの映画やドラマの舞台になっている。市広報広聴課シティプロモーション室の山口淳一さん(38)によると、オランダ型風車と満開のチューリップの姿は、昨年のテレビ番組で茨城県を代表する名所の一つとして紹介された。山口さんは「多種類のチューリップが順次咲くので、20日過ぎごろまで花を楽しめると思う。春の風景を堪能しにお越しください」と話す。

ネイチャーセンターに隣接する日帰り入浴施設、霞浦(かほ)の湯でカルチャー教室に通っているという土浦市の50代女性は「教室の後に、チューリップを見よう、と友達と誘い合って来た。毎年見に来ているが、今年は特にきれい。花に微妙なニュアンスが加わっていてとても美しく感じる」とにこやかに語った。(門脇七緒)

◆チューリップ開花に関する問い合わせは霞ケ浦総合公園 土浦ネイチャーセンター(電話029-826-4829)へ。

「ウッドショック」でぎっくり腰 《続・平熱日記》107

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【コラム・斉藤裕之】ちょうど1年前に看板製作を頼まれた友人が経営する打ちっぱなしゴルフ場。今回の依頼は打席を仕切っている板の新調。打席数分40枚の板にトリマーという工具で数字を掘って色を塗る。まずはホームセンターへ材料の調達に。使うのは俗にツーバイ材という輸入材で、厚さ4センチ、幅25センチ、長さは3.6メートル。これが都合30枚ほど要る。

ところが、そこで見たものは目を疑うような値札。以前の倍ほどの値段かと思うほど。これがうわさの「ウッドショック」か! コロナ禍の影響、中国の買い占め、円安などが原因と聞いているが…。自分の腹が痛むわけではないので多少割高でもいいのだが、生まれ持っての貧乏性。結局、その日は買わずじまい。

次の日、別のホームセンターに。すると、昨日見たものよりも大分安い値段が付いている。やれやれと思って材料に手をかけた瞬間、いやな予感が。久しぶりの腰痛黄色信号だ。これはヤバいぞ。

結局、積み込みは手伝ってもらって、何とかなったものの、家に着いたころには赤信号が点滅し始め、軽トラから材料を降ろすころには完全に赤信号。ウッドショックで「及び腰」になったのがいけなかったのか、このタイミングで「ぎっくり腰」のダブルショック!

若いころの背負い投げの鍛錬がたたって始まった、腰痛と付き合う人生。症状が出るたびに、レントゲン写真で「第五腰椎剥離(ようついはくり)」「すべり症」と診断されて、日ごろから気を付けていたのだが…。今回は前触れなしに突然やられた。

西洋で「魔女の一撃」と言われていることもわかる気がした。しかしながら、そうそう寝ているわけにもいかない。いや寝ていても痛いので、時々グキッと激痛が走るのを我慢して作業に取り掛かることにした。

タラの木の「ウッドチェック」!

ところで、文字通りウッドショックは業界に相当な打撃を与えているらしい。それなら国産材を使えばいいかというと、これがまたいろいろと根深い問題があるという。ただ、大工の弟が嘆くのは、現在使われる国産材のほとんどが人工乾燥によるスカスカの「腰抜け材」で、細工に耐えうる粘りが全くないということだ。

「どうせ金物でつなぎ留めるし、石膏ボードと壁紙で覆うから、関係ないけどね」と、やや投げやり気味に木造文化の行く末を案じる。

しかし、今回の腰痛もなかなかしつこい。それでもなんとか無事に作業を終えた。ついでに友人の言葉に甘えて、敷地内のナラやクヌギを何本か切ってまきを作ることにした。しかし、チェンソーで木を切り倒す時にはいつもドキドキする。危険な作業であることはもちろんだが、何十年か生きていた木を切るのだから。大げさに言えば「命」を感じる瞬間。

倒れ始めるときの木のきしむ音や、ドドーンという地響きは神聖にさえ感じる。ホームセンターのツーバイ材も、元は生きた1本の木だったことに改めて気づく。その時ふと、私の目に留まったのは…。立派なタラの芽! こういうときは腰が軽い。いざタラの木のウッドチェック!(画家)

新入行員がアジサイを植樹 筑波銀行あゆみの森

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植樹に臨んだ生田雅彦頭取(中央)と、新入行員の小泉瞳さん(右)、神代宏明さん(左) 

筑波銀行(土浦市・生田雅彦頭取)の2022年度新入行員46人が11日、つくば市六斗、筑波銀行あゆみの森でアジサイの記念植樹をした。

桜の花びらが舞う中で行われた式典の冒頭、生田頭取は、植樹するアジサイの花言葉を引用しながら「アジサイのように成長し、筑波銀行の行員として、社会人1年生として、自分の中の変革に取り組んでほしい」と新入行員に呼び掛けた。

筑波銀行では、東日本大震災以降、震災復興支援計画「あゆみ」を策定し、地域社会・経済の復興に取り組んできた。その後、地域を持続的に発展させる取り組みを強化するため、国連が定めたSDGs(持続可能な開発目標)の趣旨に賛同し、「筑波銀行SDGs宣言」を新たに制定した。今回の植樹はこれらの取り組みの一環として実施された。

会場となったあゆみの森は、東日本大震災を機に、ボランティア活動を組織的に支援しようと立ち上げた「筑波ボランティアクラブ」の活動の一環としてつくられた。つくば市内に約1万3530平方メートルの広さの森がある。

アジサイの植樹は2012年から始まり、今年で11回目を迎えた。2020年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止となった。

記念写真撮影に臨む新入行員と生田雅彦頭取(前列中央)

新入行員として事前に同行のSDGsセミナーを受けて臨んだ石岡市出身の新入行員・神代宏明さん(22)は「SDGsについて事前研修で理解を深めることができ、いい経験になった。これからは同期のみんなと協力して頑張っていきたい」と意気込みを語った。

古河市出身の小泉瞳(22)さんは「不安はあるが、今日植えたアジサイの成長とともに、信頼される行員になれるよう頑張りたい。将来は、後輩に目標とされるよう頑張りたい」と語った。(柴田大輔)

古本回収しネット販売 つくばの障害者施設 売上の一部を工賃に

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回収した古本を本棚から取り出すスタッフの鈴木真美さん=幸和義肢研究所ワーク・イノベーションセンター

つくば市の福祉機器製造会社、幸和義肢研究所(同市大白硲、横張巧社長)が運営する障害者就労支援事業所ワーク・イノベーションセンターで、障害のある通所者が、不要になった古本を回収、クリーニングしてネット出品し、購入者に発送する活動を行っている。本の売上金の一部は通所者の工賃になる。

古本は、つくば市内や近隣市の企業10数カ所に回収ボックスを設置して回収しているほか、つくば市内の小中学校にも協力を依頼している。古本は無料で提供を受ける。竹園東中学校ではPTAの活動の一環として、回収ボックスを設置し、約150冊の寄付があった。

古本の回収用ボックス

古本の回収・ネット出品は、障害者の雇用創出などに取り組むワーキングバリアフリー(東京都千代田区)が運営する「ジョブボン(job+本)プロジェクト」によるもので、業務を通じて障害者の就労支援や自立支援を行うことを目的としている。全国で22の施設や団体がプロジェクトに提携しており、同研究所のワーク・イノベーションセンターも提携施設の一つだ。

同センターでは、昨年6月から同プロジェクトの活動を始め、これまでに約3200冊の古本を集めた。集めた本は、通所者が書き込みの有無など本の状態を調べて査定し、商品として販売できるものは表紙をアルコール消毒したり本の間のほこりをはけで払ったりしてクリーニングし、本にビニールをかける。さらに本のバーコードを利用した出品システムを用いてこれまで2500冊を出品、インターネット通販大手、アマゾンのネットショップ「早稲田ブックス」で販売している。

これまで売れた本は約340冊、売り上げは合わせて十数万ほど。通所者の工賃は現在、他の仕事も含めて月数万円程度という。今後は本の回収を積極的に進めてジョブボン事業の拡大を図る。

宛名の貼り付けや梱包作業を担当している通所者は「お客様の情報を扱って発送するので間違いがないよう注意を払っている。その日に何件注文があり、発送するのかを確認し、必要な道具を準備してから作業を始める。本の重さや大きさによって発送方法が変わるが、梱包作業は好きな方なのでやりがいがある」と話す。

本の発送作業について説明する志賀智史さん

同研究所就労支援部の志賀智史さんは「黙々と作業ができ、パソコンを使った作業やクリーニング、梱包や重い本の持ち運びなど様々な工程があるので、障害の種類に応じて分業しやすい。メーンで作業している通所者は本が好きなので、やりがいもあると思う。ただ、本がなければ作業もできないので、活動を知ってもらい、もっと本を集めたい」と話す。「全国ナンバーワンの工賃を払える事業所を目指したい」と語る。(田中めぐみ)

◆問い合わせは同ワーク・イノベーションセンター(電話029-875-3351)へ。

50年ぶりに「出稼ぎの村」へ 《邑から日本を見る》109

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リーフレタスの水耕栽培

【コラム・先﨑千尋】『出稼ぎ—農村はどこへ行く』『出稼ぎの村』『出稼ぎのうた』『お父をかえせ』『村の女は眠れない』『出稼ぎとハタ織り』。久しぶりに出稼ぎ関連の本を書棚から取り出した。中でも草野比佐男の『村の女は眠れない』という詩にある「村の女は眠れない。どんなに腕をのばしても夫に届かない。どんなに乳房が熱くみのっても夫に示せない。どんなに腰を悶えさせても夫は応じない」などのフレーズは、今読んでも衝撃的だ。

江戸時代から、富山の薬売りや、新潟、岩手の杜氏(とじ)など冬場の出稼ぎは全国各地にあった。私の住む那珂市にも、江戸時代末期に越後から来て行き倒れになった人の墓がある。

それが社会問題となったのは、最初の東京オリンピックが開かれた1960年代の頃だ。雪の多い水田単作地帯では冬場の仕事がない。戦後の高度経済成長は農村の生活を一変させ、農業面でも暮らしでもカネがかかるようになった。米価は相対的に安く、コメを作るだけでは暮らしていけない。耕作は牛馬からトラクターなどの機械に代わっていって、カネが足りない。ではどうするか。東京などの大都市周辺では建設ラッシュ。多くの人手が必要だった。両者がうまくかみ合ったのが出稼ぎだった。

しかし、村社会根こそぎの出稼ぎは家庭生活を壊し、集落の人間関係も変えていった。

私は学生時代、農村問題研究会というサークルで山形県最上町に入り、2年間、出稼ぎの調査を行ったことがある。私たちは公民館に寝泊まりし、手分けして農家を回り、農業経営や出稼ぎの実態などを聞き歩いた。子供たちを集めて遊んだり勉強をみたりした。婦人会や若妻会の人たちから話を聞き、青年団の人たちと酒を酌み交わしながら、村の将来を語ったりもした。

雪の最上町

「年寄りばかりの家が増えた」

今年3月のある日、50年ぶりに雪深い最上町を訪れた。同町は県の北東部にあり、隣は宮城県鳴子町。町の人口は、50年前には1万8000人くらいいたが、今は8000人と半分以下にまで減っている。林野が町の面積の8割を超え、県平均よりも高い。最近はクマが人家近くに出没するという。今はもう出稼ぎはなく、農家の人たちは町内や近くの新庄に勤めに出ている。町の農業は、コメのほか、和牛を飼う人があり、リンドウやトルコギキョウ、アスパラガス、ニラ、しいたけ、タラの芽など、新規の農作物の栽培も盛んになっている。

今回訪れた中嶋富雄さんの家に私は新婚旅行のとき泊めてもらうという、今思い返してみれば図々しいことまでした。富雄さんの息子の聡さんは農協に勤めていたが、10年ほど前から、水田にビニールハウスを建て、1年通してリーフレタスを栽培している。スーパーやレストラン、農協などに出荷しており、近くの母さんたちも手伝っている。その中に合宿で一緒だった人が2人もいて、びっくりした。

悩みは冬場の雪。地下水を利用し、ハウスの周囲に絶えず水を張る消雪システムを導入し、冬場の農業を可能にした。富雄さんに村の悩みを聞いた。「若い人が家を出て、年寄りばかりの家が増えた。空き家もある。50歳代で結婚できない人が集落の2割くらいいる。これからどうなっちゃうのか、心配だ」。50年前とは違う難題に頭を抱える彼。50年の時空が一気に狭まった。(元瓜連町長)

つくばのスリランカ人、一斉抗議行動 日本各地で母国に呼応

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プラカードや国旗を掲げて抗議行動をするつくば市在住のスリランカ人ら=10日、つくば駅前

深刻な経済危機に見舞われているスリランカで、大統領退任を求める抗議行動が行われているのに呼応して、つくば市在住のスリランカ人約30人が10日午後、つくば駅前に集まり、プラカードや国旗を掲げて大統領退任を求める抗議行動を行った。この日は東京都渋谷区など日本各地で、在日スリランカ人が一斉に抗議行動を行った。つくばもその一つという。

10日午後、つくば駅前に集まった市内在住のスリランカ人らは、現職のゴタバヤ・ラジャパクサ大統領を名指しし、「大統領は辞任せよ」「大統領は憲法を守れ」「腐敗を止めろ」など、日本語と英語、シンハラ語で書かれたプラカードを掲げ、声を上げて抗議した。

集まったスリランカ人によると、現在スリランカは、中国から巨額の借金をしたことやウクライナ情勢の影響で、物資不足や物価高騰、長時間の停電などが起こっている。ゴタバヤ大統領は家族や親戚を閣僚に据えた政治を行っていたが、今月4日、閣僚ら26人と中央銀行総裁が経済危機の責任を取って一斉辞任した。しかし、ゴタバヤ大統領とその実兄であるマヒンダ首相は現職にとどまっており、スリランカ国内で抗議デモが過熱しているという。

筑波大学で農学の博士号を取得し、現在、市内の会社で農業コンサルティング業務に携わるアルナ・プラバートさん(42)は、市内在住の家族と共に抗議行動に参加した。「(スリランカでは)生活に必要なものがなく、物価が高い。ガソリンや子どものミルク、薬も不足している。エネルギー不足で1日に14時間停電することもある」と話し「自分はつくばに住んでいて不自由なく暮らしているが、父と母、親戚もスリランカにいるので心配でつらい。大統領には責任を取って辞めてほしい。私たちが日本でできることは抗議活動しかないが、この声が大使館などに伝わって、大統領に、国民のことをよく考えてくださいと言ってほしい」と訴える。

市内在住で下妻市内に勤務しているピカル・ハプワラーナさん(33)も家族と共に参加した。「スリランカは外貨不足になっていて海外から輸入ができず、国内に物資がなくなっている。2カ月ぐらい前から状況がかなり悪くなった。2、3カ月前に比べて物価が50パーセントも上がったと聞く。多くの会社が倒産し、みんなの仕事も大変なことになっている。スリランカに父と母がいるが、高齢なので心配している」と話す。

同日は、つくばから、東京都内で行われた抗議活動に向かった人たちもいるという。(田中めぐみ)

つくばのファッションアイコン目指す 筑波大生の古着店、再オープン

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1日限定で開店したリリバレのポップアップストア店頭でポーズをとる岡本萌実さん=3月28日、つくば市天久保

11日、キュート1階

筑波大生が運営する古着店「リリー・オブ・ザ・バレイ(Lily of the valley)」が11日、つくば駅前の商業施設キュート1階に再オープンする。昨年12月から今年2月、同市のチャレンジショップ事業(21年12月3日付)で出店したのに続き2度目の出店となる。

筑波大学理工学群社会工学類3年の岡本萌実さん(20)が代表を務める。「昨日より、ちょっぴりおしゃれに」をビジョンに掲げる。

再オープンに向けて「リリバレのブランド価値を高めたい」と岡本さんは語る。SNSでの宣伝方法、特に写真投稿アプリ、インスタグラムの活用を図る。週に1回、洋服アイテムのトレンド情報を特集し投稿する。「スタッフがお薦めの古着アイテムでコーディネートを組み、短い動画に収めて発信を行う」とし、「リリバレがつくばのファッションアイコンとして成長できるように取り組んでいきたい」と意気込みを話す。

新たな店舗は、前回の出店時よりも「リリバレスタッフ一人ひとりの個性をもっと大切にし、お客さまとスタッフとの信頼できる人間関係をつくりたい」という。接客の際、スタッフが来店客の好みの色やアイテム、髪色に合わせたコーディネートを提案できるように心がける。「スタッフのことも好きになってもらえたら」と語る。

さらに、店舗とSNSの投稿に一貫性を持たせる。例えば、週ごとにアイテムに関するテーマを決め、ジーンズをテーマにする際は、店内広告、装飾はもちろん、SNS投稿でもジーンズを前面に押し出す。

前回の出店では、約90平方メートルの店舗に、ジーンズやジャケット、シャツ、スカート、ワンピースなど1着3000円から6000円の普段着約300点を並べ、3カ月間で約400人が購入した。再出店する店舗は約66平方メートルの面積に250点ほどの商品を並べ、1日あたり30人の来店者を見込む。

カフェで1日限定店

11日の再開店に先駆けて3月28日、つくば市天久保のカフェ「ひととつむぐカフェ縁counter(カウンター)」で、1日限定で開店するリリバレのポップアップストアがオープンした。今回のポップアップでは同店スタッフ8人で運営を行なった。春らしいジャケット、スウェット、シャツ、デニム、スカート、ワンピース、ハットやスカーフといった幅広いアイテムを取りそろえた。

来店客に商品をわかりやすく伝えるために、マネキンに洋服を着させてイメージをわかせる、古着を来た着用画像を店内の壁に貼るなど、写真をより多く用意することを心がけたという。そして、前回の出店からのこだわりとして、引き続き、商品名や用途、価格などを手書きしたポップ広告を多く使用し、来店客に大きく文字で伝える工夫を行った。

11日の再オープンに向けて、岡本さんは、わくわくしている気持ちが大きいと語る。(ドットジェイピー茨城エリアつくば支部インターン生 筑波大学1年 上田侑子)

◆古着店「リリー・オブ・ザ・バレイ」は11日、つくば市吾妻1-6-1、つくば駅前、トナリエキュート1階フードコート近くに再オープン。公式インスタグラムやTwitterで随時、情報発信している。