月曜日, 4月 29, 2024
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筑波大生 -検索結果

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2039人でギネス達成 学園の森義務教育学校 つくば 

だるまさんが転んだ 日本一児童生徒数が多い、つくば市学園の森、市立学園の森義務教育学校(石黒正美校長、児童生徒数2229人)の1年生(小1)から9年生(中3)まで2039人が19日、鬼ごっこの一種「だるまさんが転んだ」でギネスの世界記録に挑み、見事、達成した。2015年に横浜市内で達成された740人の記録を大幅に塗り替えた。 児童生徒数の増加に伴い来年4月、学校が分離し、近くに研究学園小中学校が開校すること、コロナ禍で通常の学校行事がほとんど開催できなかったことなどから、ギネスに挑戦して、児童生徒同士の団結力を高めようと取り組んだ。 この日、児童生徒は、全員が番号が記されたゼッケンを付けて、午前8時30分から1時間半以上かけて校庭に放射線状に並んだ。生徒会長で9年生の横江晴満(はるま)さん(14)が鬼を務め、朝礼台からマイクを使って「だるまさんが転んだ」と大きな声で言うと、児童生徒たちは全員で一斉に鬼に向かって進むなどした。3回目で生徒が鬼にタッチし終了した。 記録達成に向け、ギネスワールドレコーズ公式認定員の藤渕文香さんが来校したほか、地域住民や筑波大生ら約50人が監視員や証人となり見守った。 審査後、公式認定員の藤渕さんから記録達成が伝えられると、校庭に集まった2039人の児童生徒から大きな歓声と拍手が沸き起こり、生徒会長の横江さんに認定証が手渡された。 横江さんは「本当にたくさんの人が記録達成を手伝ってくれたことにまず感謝したい。2000人の仲間とギネスをとれたことに価値を感じている。(学校が)分離する前に皆で一緒に遊ぶことができた。思い出として残したい。世界一の経験をすることができ、ギネスをとったことが自信となり、モチベーションの一つとなれば」などと話した。 今年4月、委員会活動の中で、9年の沓沢夏粋楽(くつさわ・かいら)さんが、ギネス世界記録を目指そうと発案したことが始まりという。その後、児童生徒約100人で実行委員会を立ち上げ、PTAの協力を得て費用をねん出した。1カ月ほど前からは昼休みなどに学年ごとに練習を重ね、15日に全校児童生徒が集まってリハーサルをして臨んだ。 公式認定員の藤渕さんは「生徒会長から話を聞いた時から、心打たれていた。しっかりと公平に審査し、認定員として立ち会えたことは光栄。世界に発信していきたい」と話した。(鈴木宏子)

投票に行って割引サービスを 「センキョ割」11日スタート つくばなど約20店で

10~20代対象に学生団体 投票すると対象店舗で割引サービスを受けることができる「センキョ割」を、学生団体、NPO法人ドットジェイピーつくば・水戸支部が、つくば、水戸、日立市周辺の約20店舗で11日から25日まで実施する。同日投開票の県議選に合わせて、10〜20代を対象に実施される。 同法人は、若者の政治への関心を高めるため議員インターンシップなどに取り組んでいる。センキョ割は若年層の投票率向上を目指す活動の一環。 対象店舗に、投票所でもらえる投票済証明書、または投票所看板前で撮影した自撮り写真を提示すると割引サービスが受けられる。住民票をまだ異動してなかったり18歳未満で投票に行けない人は、センキョ割模擬投票フォームに回答すると、サービスを受けることができる。 同法人つくば支部代表の大金咲由莉さん(21)は、若年層が選挙や政治に興味を持ち、若者の社会参画のきっかけになればと話す。センキョ割実施に向けて、ラヂオつくば出演や同支部のSNSでの広報に力を入れてきた。 割引サービスの対象店舗の一つで、筑波大生が運営する飲食店、カフェ&バー トリガー(つくば市天久保)代表の加賀屋隼さん(20)は、7月の参院選から引き続きセンキョ割に参加する。センキョ割を通して、若年投票率の向上や若者が政治に関心を持ってもらうことを期待する。そして、来店客の95%以上を占める学生が、新しい輪を広げてほしいと話す。 同じく筑波大生が運営する古着店、リリバレ(つくば市天久保)の店長、岡本萌実さん(21)は、同年代が選挙を盛り上げようとする取り組みに共感し、参加を決めた。センキョ割を通して、選挙に行くきっかけづくりになればうれしいと話す。(上田侑子) ◆センキョ割は12月11日(日)~25日(日)、対象は10~20代のみ。サービスは1店舗に付き1人1回限り。 つくば市内のセンキョ割協力店は以下の通り(10日時点)・百香亭 天久保3-15-1 ソフトドリンク1杯無料・とも整骨院 桜3-8-4 酸素カプセル1000円に割引・煮込み食堂まるしば 下広岡1040-6 ご飯大盛りor煮卵サービス・古着屋リリバレ 天久保3-15-4 10%割引クーポン・赤からつくば研究学園店 研究学園5-15-6 1組1000円割引・博多拉麺一休 桜2-1-7 100円割引・テーブルカフェ&ダイニング 千現2-1-6 リクエストラテアート・カフェ&バー トリガー 天久保2-6-1 ナッツ無料・金の馬結 天久保2-15-7 麻婆豆腐トッピング1種無料・つくば良い品 吾妻12-128 つくばオススメ対象商品8%割引・N'sカフェ 天久保3-13-3 料理orパンケーキ注文でアイスサービス・サザコーヒー筑波大アイアンサ店、つくば駅前店 本日のコーヒーMサイズ1杯無料

桐朋学園オーケストラ招き「つくばリサイタル」 来年1月、初のインカレ企画

筑波大生有志が主催するコンサート「桐朋学園オーケストラ×つくばリサイタルシリーズ~共に描く未来の音楽~」が来年1月21日、同市竹園、つくばカピオホールで開催される。今回は桐朋学園大学の桐朋学園オーケストラを招く初のインカレ企画で、コロナ禍により入学時から大きな制約を受けてきた学生同士、励まし合い、力を合わせ、共に乗り越えていきたいという願いが込められているという。 同コンサートは、筑波大生有志でつくる「つくばリサイタルシリーズ実行委員会」が、学生や市民に手ごろな価格で気軽にクラシックを楽しんでもらいたいと、毎年トップクラスの演奏家をつくばに招いて開催している。2012年にスタートし、今回が12回目となる。 桐朋学園大学(東京都調布市)は、日本を代表する音楽大学の一つで、指揮者の小澤征爾さんを始め、世界的な音楽家を輩出してきた。同オーケストラは、桐朋学園音楽部門の学生らで構成される。 桐朋学園の名前にある「桐」は、東京文理科大学・東京高等師範学校に由来する。筑波大学の紋章である「桐」紋も東京高等師範学校に由来するなど繋がりがあり、かつて戦後の混乱期を共に協力して乗り越えた歴史があるという。 公演には、桐朋学園大学の学生の中から総勢17人の弦楽オーケストラが出演し、世界的に活躍する気鋭の指揮者でバイオリニストとしても知られる清水醍輝さんが指揮する。清水さんは、第57回日本音楽コンクール第1位、1998年から2001年まで新日本フィルハーモニー交響楽団のコンサートマスターを務めたことでも知られる。 実行委員で筑波大学人間学群障害科学類2年の加藤千尋さん(20)は、学生オーケストラを公演に招く背景にあるのはコロナ禍だと話す。実行委員会の多くのメンバーが新型コロナが始まった後に大学に入学している。以前はあったイベントがなくなり、自粛を強いられる大学生活を送ってきた。 「学生オーケストラを呼ぼうとしたのは、学生同士で活力のあるイベントがしたいという思いがあった。コロナに打ち勝つではないが、家に閉じこもらないで、エネルギッシュな活動をしていきたいというメッセージがある」と加藤さん。 加藤さんもコロナ禍で「自身も周りの友達も家に閉じこもっている時間が続いていた。高校生のころに放送部で活動していたこともあって、舞台を裏側から支える活動がしたいと思っていた」と話し、偶然に実行委員会を知り、2年生になった今年度から実行委員会に入った。 同実行委員会の活動も原則としてオンラインで行われてきた。「ミーティングはこれまで全面的にオンラインだった。最近は図書館の部屋を使って、オンライン併用ではあるが、感染対策をしながらミーティングをすることもできるようになってきた。うれしい変化」と加藤さんは話す。 同実行委員会では現在、7万円を目標にグラウドファンディングを実施している。(山口和紀) ◆「桐朋学園オーケストラ × つくばリサイタルシリーズ ~共に描く未来の音楽~」は2023年1月21日(土)、つくば市竹園、つくばカピオホールで開催。開演は午後2時。プログラムは、モーツァルト作曲、ディヴェルティメントK.136ニ長調、江藤光紀作曲、アドレッセンス(初演)、グリーグ作曲、ホルベルク組曲。入場料は一般1000円、学生無料(いずれも事前申し込みが必要)。チケット申し込みはは同実行委員会HPへ。

地域おこしをみんなの力で【北条宿でコーヒーブレイク】4

つくば市北条の街道沿いにある「北条ふれあい館」は大正末期に建てられた店蔵。2000年まで田村呉服店として現役で商売を営んでいた。現在は北条街づくり振興会が観光案内と無料休憩所をこの場に開設し週末に運営されている。 それは喫茶店なのか?と思うかもしれない。しかし訪れた人々へのもてなしでお茶やコーヒーを振る舞ってくれる。さらに北条米を練り込んだアイス「北条米スクリーム」を買い求めることができる。ここはもう番外でもかまわないので加えてしまおう。 「街道筋に発展した町は、江戸時代から続く商業の集積地で、昭和30年代がにぎわいのピークでしたね。確かに、喫茶店というものはここには無かったように記憶しています。なぜと問われたこともなかったけれど、なぜでしょうねえ」 振興会の会長を務める坂入英幸さんは、ふれあい館の近所で眼鏡・時計店を営む北条っ子だ。筑波研究学園都市の概成と市町村合併に伴う地域格差の顕在化、地元の少子高齢化など、地域を取り巻く問題は喫緊と言われながらドラスティックな解決策を見出せないまま現在に至る。 手をこまねいてはいられないと、市商工会の枠組みを超えて地元有志が集まり、町おこし活動を始めた。2007年度に始まり、茨城県のがんばる商店街支援事業にも採択され、北条の商店主だけでなく地域住民や筑波大生にも協力を求め、120人の会員で振興会が立ち上げられた。 震災、竜巻、コロナに折れることなく 人材集結や企画立案は少しずつ形になっていったが、2011年の東日本大震災、12年の竜巻災害で、町は甚大な被害を受け続けた。振興会は折れることなく復興に携わり、観光資源としての町の活用も形になってきたが、2019年から新型コロナウイルスという新たな局面に足を止められた。 震災以前に鉄道が廃線となり、筑波地区は市が唱えるように学園都市の周辺地域として取り残されるポジションとなっていた。公共機関の集積と商業が両立していただけに、元々は飲食業には目のある地域だったが、学園都市中心部とは比較にはならない。坂入会長はこう述べる。 「市にも進言しています。地域格差是正のためのR8(リージョン・エイト、市による周辺市街地活性化事業)にも期待はするけれど、余所の周辺地域はまだスタート地点に立ったばかり。先行してスタートした北条を地域振興のサンプルとして、もっと目を向けてもらいたい」 パン屋、うどん屋、ラーメン店も 北条米スクリームは、地域おこしのシンボルの一つ。北条米を使ったアイスクリームづくりを進めたのは、筑波大生だったそうだが、常識を越えた粘性が災いして「攪拌(かくはん)機が壊れるから製造できない」とも言われた。この粘性の改良の末、北条米の風味を生かした独特の粘りを持つ一品が誕生した。 ふれあい館のいろり端(正しくは集会テーブル)でこれをいただき振興会の人々と談話していると、ちょっとした古民家カフェの雰囲気を味わえる。 「地震と竜巻で、いくつかの歴史ある建築物が解体の憂き目に遭い、空き家問題なども起こっていますが、北条で喫茶店を営むというチャレンジに続いて、町なかに欲しいねと話題にしていたパン屋が2軒、うどん屋も2軒、洋食屋や行列のできるラーメン店が林立しています」と坂入会長は言う。(鴨志田隆之) 終わり

染色家の協力で洋服アップサイクルに挑む 古着好きの筑波大1年生

たんすに眠っているTシャツなどの洋服を集めて、地元の染色家が地元産の農産物で染め、新しい服に生まれ変わらせて販売する洋服のアップサイクルを、つくばで実現しようと筑波大生が奔走している。筑波大学総合学域群第一類1年、大本裕陶さん(18)は、昨年NEWSつくばに掲載された記事をきっかけに、染織に興味を持ち、自分らしいイベントを開催しようと奔走する。 アップサイクルは、本来は捨てられるはずだったものに新たな価値を与えて使う取り組みをいう。「リユース(再使用)とリサイクル(再利用)のちょうど中間のような概念。リユースはもう一度使うこと。リサイクルは一度、細かく分解してから使うこと。アップサイクルは、ものを分解せず、そのままの形を活かしてさらに価値を加えることを指す」と大本さん。 古着と出会う 進学した千葉県の県立高校時代に古着と出会い、魅力に取りつかれた。「よく東京に行って、好きなアーティストが開いている古着の店に通った。映画に出てくる服とかも見て回った」2022年に筑波大学に入ってから、今ある仕組みやシステムにただ参加するのではなくて、自分で新しいことがしたいという気持ちを強く感じた。そこで自分が好きな古着で何かできないかと思うようになった。 現在の洋服の生産・流通・販売の仕組みは環境に大きな負荷をかけてしまっているとの問題意識からだ。大量の服がごみとして捨てられている問題などを知って、環境に負荷をかけずにファッションを楽しめる仕組みをどうにかしてつくれないか、もどかしさを抱えていた。 染織のことはよく知らなかったが、NEWSつくばの連載を読み、身近なつくばや土浦にも染織家がいることを知った。2021年10月27日~30日に4回連載の「染織人を訪ねて」は、つくばにゆかりのある染織家を追った記事だったた。 大本さんはアップサイクルの協力を依頼するため、土浦市板谷の染織工房「futashiba248(フタシバ)」(21年10月29日付)を訪れた。草木染を行う工房で、剪定された木枝や規格外で市場に出ない野菜・果物などを県内各地の農家から提供してもらい、農業廃棄物から取り出した染料を用いる草木染を特徴にしている。 「絶対断られるだろうな」と思いながら、自転車で1時間かけて染織工房に行った。「反応は予想外のもので、自分の話をとてもよく聞いてくれて、協力してくださることになった」 顔の見える関係 来年春、つくば市内で集めたTシャツなど衣服約30着を染めて売り出すイベントを開催する予定だ。資金はクラウドファンディングで集め、10月末までに12万円に達した。販売会場などの詳細は検討中だ。「今、友達に呼びかけて服を集めている。つくばで集めて、つくばで染めて、つくばで売る。自分が住んでいるこのつくばで完結することも大事なことだと思う」と話す。 大本さんにとって、顔の見える関係の中でアップサイクルを行うことが重要だという。「元々の洋服の持ち主、それを染めて加工する染色家、染め上げた洋服を販売する人、その人たちがアップサイクルを通じてつながるきっかけをつくりたい」という。「友人のなかには古着を汚いと思い、避けている人もいるけれど、アップサイクルには好印象を持っていたりする。アップサイクルに興味を持ってもらうことで、捨てられてしまう衣服が減ることになる」大本さんの目標は洋服のアップサイクルを普及させること。まずは染織によるアップサイクルの形を模索するが、染色以外の手法もこれから考えていく。「まだ大学に入学したばかりの18歳で、なにか実績があるわけでもない。いろいろな方の手助けをいただくことができたらうれしい」と話した。(山口和紀)

「これダメでしょ」 県と市の行政手順 《吾妻カガミ》141

【コラム・坂本栄】今、このサイトでアクセスが多くコメント欄がにぎわう話題は、茨城県営「洞峰公園」問題とつくば市有だった「運動公園用地」問題です。9月のつくば市長会見でも、記者団から多くの質問がありました。いずれも行政の手順に関することですが、県と市のやり方はとても変です。 県:都合よい結果が出るまで調査? 洞峰公園問題は、県が同公園改修についてのアンケート調査を集計したものの、その調査を無作為抽出の形でやり直すことになったと、市長が紹介したことがキッカケでした。 アンケート回答者の9割がつくば市在住の人、7割が40歳以上の人だったので、県営施設についての調査としては地域と年齢が偏っている、というのが再調査の理由だそうです。県はそうは言っていませんが、県の改修計画に反対(公園は現状のままでよい)が多かったので、アンケート調査の結果をそのまま受け入れたくなかったのではないでしょうか。 再調査は、この問題に関心がある人だけが答える方式ではなく、全県域・全年齢を対象にする無作為抽出方式ということですから、「あまり関心ない」「どうでもよい」といった回答が多くなり、県が期待する結果(反対は少ない)が得られるではないでしょうか。洞峰公園から離れたところに住んでいる知り合いの筑波大生も、同じような意見でした。 この公園は市の施設でなく県の施設です。県民が利用すること想定し、再調査をする理由が分からないではありません。しかし、県に都合のよい結果が出ることを狙い、公園を日常的に利用しない人を調査対象にするのは何か変です。 市:当たり前の手順をすべて無視 運動公園用地問題の方は、8月末、市有地を民間に売却する契約が締結され、これについて感想を求められた市長は「非常にうれしく思っている」とコメントしました。 本欄では何度も売却手順の強引さに疑問を呈しました。例えば、137「…市長の宿痾…」(7月18日掲載)では、▽用地を買うときは議会の議決をもらっているのに、売るときには議決にかけないのはおかしい▽市民に募った意見(パブコメ)の結果は売却賛成がたった3%なのに、市民の理解を得られたと解釈するのはおかしい▽市民の声をきちんと把握するためには、無作為抽出調査をやるべきだ―と指摘しました。 運動公園用地売却は、こういった手順をすべて無視した末の行為ですから、つくば市のおかしさは茨城県よりも重症です。無作為抽出で再調査する県の方がずっと正直で、かわいげがあります。不発に終わったものの、市長解任運動が起きたのは当然でしょう。 市:敗訴したら土地は返してもらう 会見で、住民訴訟(運動公園用地売却は地方自治法に違反するとの訴え)で市が負けることを想定した条項を売買契約に盛り込んだのか聞いたところ、市側は「(そのときは)契約を解除できるようにしてある」と答えました。裁判での敗北も想定、売り払った用地を返してもらう事態も想定しているようです。 この解除条項については、五十嵐市長の売却手順を評価します。土地取引に弱く(市長選では運動公園用地返還を声高に公約したのに返還に失敗)、裁判沙汰にも弱い(元市議を名誉毀損で提訴したのに途中で取り下げ事実上敗北した)市長としては、上出来です。 これで、市が住民訴訟に負けた場合、売却済み用地を「返せ」(つくば市)、「返さない」(倉庫会社)と、争わなくて済みます。(経済ジャーナリスト)

「これダメでしょ」 県と市の行政手順 《吾妻カガミ》141

【コラム・坂本栄】今、このサイトでアクセスが多くコメント欄がにぎわう話題は、茨城県営「洞峰公園」問題とつくば市有だった「運動公園用地」問題です。9月のつくば市長会見でも、記者団から多くの質問がありました。いずれも行政の手順に関することですが、県と市のやり方はとても変です。 県:都合よい結果が出るまで調査? 洞峰公園問題は、県が同公園改修についてのアンケート調査を集計したものの、その調査を無作為抽出の形でやり直すことになったと、市長が紹介したことがキッカケでした。 アンケート回答者の9割がつくば市在住の人、7割が40歳以上の人だったので、県営施設についての調査としては地域と年齢が偏っている、というのが再調査の理由だそうです。県はそうは言っていませんが、県の改修計画に反対(公園は現状のままでよい)が多かったので、アンケート調査の結果をそのまま受け入れたくなかったのではないでしょうか。 再調査は、この問題に関心がある人だけが答える方式ではなく、全県域・全年齢を対象にする無作為抽出方式ということですから、「あまり関心ない」「どうでもよい」といった回答が多くなり、県が期待する結果(反対は少ない)が得られるではないでしょうか。洞峰公園から離れたところに住んでいる知り合いの筑波大生も、同じような意見でした。 この公園は市の施設でなく県の施設です。県民が利用すること想定し、再調査をする理由が分からないではありません。しかし、県に都合のよい結果が出ることを狙い、公園を日常的に利用しない人を調査対象にするのは何か変です。 市:当たり前の手順をすべて無視 運動公園用地問題の方は、8月末、市有地を民間に売却する契約が締結され、これについて感想を求められた市長は「非常にうれしく思っている」とコメントしました。 本欄では何度も売却手順の強引さに疑問を呈しました。例えば、137「…市長の宿痾…」(7月18日掲載)では、▽用地を買うときは議会の議決をもらっているのに、売るときには議決にかけないのはおかしい▽市民に募った意見(パブコメ)の結果は売却賛成がたった3%なのに、市民の理解を得られたと解釈するのはおかしい▽市民の声をきちんと把握するためには、無作為抽出調査をやるべきだ―と指摘しました。 運動公園用地売却は、こういった手順をすべて無視した末の行為ですから、つくば市のおかしさは茨城県よりも重症です。無作為抽出で再調査する県の方がずっと正直で、かわいげがあります。不発に終わったものの、市長解任運動が起きたのは当然でしょう。 市:敗訴したら土地は返してもらう 会見で、住民訴訟(運動公園用地売却は地方自治法に違反するとの訴え)で市が負けることを想定した条項を売買契約に盛り込んだのか聞いたところ、市側は「(そのときは)契約を解除できるようにしてある」と答えました。裁判での敗北も想定、売り払った用地を返してもらう事態も想定しているようです。 この解除条項については、五十嵐市長の売却手順を評価します。土地取引に弱く(市長選では運動公園用地返還を声高に公約したのに返還に失敗)、裁判沙汰にも弱い(元市議を名誉毀損で提訴したのに途中で取り下げ事実上敗北した)市長としては、上出来です。 これで、市が住民訴訟に負けた場合、売却済み用地を「返せ」(つくば市)、「返さない」(倉庫会社)と、争わなくて済みます。(経済ジャーナリスト)

夏休み自由工作のヒントに つくばで「キッズアートおうえん展」

25日から 筑波大生が作り方紹介 筑波大学で芸術を学ぶ大学生たちが夏の自由工作のヒントになる作品を展示する「2022夏のキッズアートおうえん展」が25日から8月5日まで、つくば市二の宮のスタジオ‘S(関彰商事つくば本社1階)で開催される。筑波大生が考案した工作の実作品をパネルや動画、スライドと一緒に展示し、作り方を紹介する。 スタジオ’Sでは2016年から同大と連携し、夏と冬の年2回「キッズアート体験」を行ってきた。筑波大生が子ども向けに工作の指導をし、アート体験をするイベントだったが、コロナ禍で実施が難しくなった昨年からは、展示会形式での開催となっている。 昨年の開催では親子連れなど約260人が来場し、来場者から「このような子ども向けのイベントを開催してもらえてうれしい」、「さっそく家で子どもと工作をした」など声が寄せられた。 今夏の展示では6組、15人の筑波大生が日本画、洋画、彫塑、書、構成など領域別に6ブースで展示を行う。数量限定で日替わりの制作キット配布などもある。 スタジオ’S担当コーディネーターの浅野恵さんは「筑波大生が考案した楽しい夏の工作を今年も展示します。今回はいつも以上に学生それぞれが所属する『領域らしさ』が工作に反映されています。また、今回も日替わりの制作キット配布やブースの人気投票を実施しますので、ぜひご来場いただき、おうちで工作を楽しんでいただければ」と話す。 また「おうえん展」終了後の8月6日と7日には、筑波大生が小学生を対象に夏休みの習字、絵画の宿題を指導、アドバイスする「2022 夏休み宿題応援〈習字〉&〈絵画〉」を開催する。夏休み宿題応援は人気企画で、3年ぶりの開催となる。 浅野さんは「絵画や書を専門に学ぶ筑波大生が、小学生の絵や習字の宿題を優しく丁寧にアドバイスしてくれます。申し込みお待ちしています」と呼び掛けている。(田中めぐみ) ◆スタジオ’S のホームページはこちら ◆「夏休み宿題応援」は予約制で、習字、絵画ともに500円の参加費が必要。「スタジオ'S」ホームページのイベント参加申込みフォームより申込み可能。申し込み締め切りは8月2日(火)午後5時。先着。定員に達し次第、受付を終了する。 https://sekishostudios.jp/

5/29 つちうらであ・そ・ぼ

「みんなが楽しみ・まなび・つながる場を」をテーマに、茨城県県南生涯学習センターが主催する土浦駅周辺の施設や店舗による周回イベント。 駅周辺5エリアでさまざまなイベントを開催する。 ■県南生涯学習センターエリア ・エンジョイホリデー~子どもあそびの広場(県南生涯学習センター) ・Let's親子で健康チェック(土浦市こども包括支援課) ・ミニボッチャ体験(土浦三中地区スポーツ協会) ・障がい者スポーツを通じて筑波大生とSDG'sを学ぼう(BLUE ONE BEAT!) ■うらら大屋根広場エリア ・自衛隊体操に挑戦 ・服装体験コーナー ・メカベー体験会 ・犬猫譲渡会(犬猫物語) ・シトラスリボンプロジェクト(霞ケ浦高校JRCボランティア同好会) ■モール505エリア ・自衛隊クラフト・VR体験 ・YouTuber体験 ・高校生とボードゲームで遊んでみよう ・ポケモンカード体験 ■アルカス土浦エリア ・あおぞらまるしぇ キッチンカー、ハンドメイド物販、ワークショップ ・子ども映画会「おじゃる丸スペシャル」(土浦市立図書館) ■ステーションエリア ・線路の落とし物を拾う道具を使ったマジックハンド体験(JR東日本) ・酒蔵の試飲販売会(佐藤酒造) ・親子絵本読書会(天狼院書店) ・子ども自転車教室(ル・サイク)

《吾妻カガミ》123

【コラム・坂本栄】「あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願い申し上げます」「(希望も込めて)2年続いたコロナ禍も今年は収まるのではないでしょうか。縮こまっていた消費が活気づき、経済はV字回復すると思います。心配は、自信過剰気味の中国と焦り気味の日米欧がうまく折り合っていけるかです」「『NEWSつくば』は立ち上げてから4年がたちました。全国紙や研究者からも注目され、地域に必要なメディアに育ちつつあります」 以上は、私の年賀状からの転載です。改めて、今年も本サイトへのご支援、よろしくお願いします。 原稿料を昨年12月からアップ! 「登録されているライターは、記者経験者が5人、市民記者が15人ぐらいです。市民記者は、大学教授や大学生を含む、いろいろな分野の人が参加しています。記者経験者は、元地域紙、元専門紙、フリージャーナリストと多彩です」「市民記者には車椅子記者もおります。元筑波大生で、主に身障者問題をリポートしています。朝日新聞がその取材活動に関心を持ち、10月20日付朝刊の『ひと』欄に紹介されました」 以上は、私が属していた通信社のOB会報へ送った近況報告からの抜粋です。車椅子記者・川端舞さんの取材・執筆ぶりについては、「ひと」欄から少し引用させてもらいます。 「取材する時は介助者がメモをとるが、質問は必ず自分でする。介助者に任せることはできるが、同じように言語障害のある人でも、気兼ねなく話せる社会になってほしい―その思いが勝る」「執筆は左手の人さし指1本でパソコンを打つ。障害者や貧困世帯支援に目を向け、昨年2月以来約50本の記事を書いた。報酬は1本6000円。その中から取材を手伝う介助者への報酬も支払う」 つくば支局・鹿野幹男記者の取材で、安い原稿料がばれてしまいました。そこで、12月から7000円に値上げしました。「それでもいい、市民記者、面白そうだ」と思う方は是非応募してください。 自治体の監視も取材目的のひとつ 「NEWSつくばは、従来の地域紙に代わって地元自治体からの支援を受けずに自治体行政の監視を目的に行政関係のニュース取材を行うニュースサイトとして運営されており、これは地域のネットメディアとして極めて貴重な存在である。ぜひ今後とも茨城県県南地域で、地域ジャーナリズムの役割を担い続けて欲しい」 また引用になりましたが、松本恭幸・武蔵大教授が「月刊マスコミ市民」12月号に寄稿した「廃刊した地域紙から誕生したニュースサイト」と題するリポートの最後の段落です。識者が寄稿する「ジャーナリストと市民を結ぶ情報誌」に紹介いただき、大変光栄です。今年も、地域行政には厳しく目配りをしていきます。(NEWSつくば 理事長)

《吾妻カガミ》123

【コラム・坂本栄】「あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願い申し上げます」「(希望も込めて)2年続いたコロナ禍も今年は収まるのではないでしょうか。縮こまっていた消費が活気づき、経済はV字回復すると思います。心配は、自信過剰気味の中国と焦り気味の日米欧がうまく折り合っていけるかです」「『NEWSつくば』は立ち上げてから4年がたちました。全国紙や研究者からも注目され、地域に必要なメディアに育ちつつあります」 以上は、私の年賀状からの転載です。改めて、今年も本サイトへのご支援、よろしくお願いします。 原稿料を昨年12月からアップ! 「登録されているライターは、記者経験者が5人、市民記者が15人ぐらいです。市民記者は、大学教授や大学生を含む、いろいろな分野の人が参加しています。記者経験者は、元地域紙、元専門紙、フリージャーナリストと多彩です」「市民記者には車椅子記者もおります。元筑波大生で、主に身障者問題をリポートしています。朝日新聞がその取材活動に関心を持ち、10月20日付朝刊の『ひと』欄に紹介されました」 以上は、私が属していた通信社のOB会報へ送った近況報告からの抜粋です。車椅子記者・川端舞さんの取材・執筆ぶりについては、「ひと」欄から少し引用させてもらいます。 「取材する時は介助者がメモをとるが、質問は必ず自分でする。介助者に任せることはできるが、同じように言語障害のある人でも、気兼ねなく話せる社会になってほしい―その思いが勝る」「執筆は左手の人さし指1本でパソコンを打つ。障害者や貧困世帯支援に目を向け、昨年2月以来約50本の記事を書いた。報酬は1本6000円。その中から取材を手伝う介助者への報酬も支払う」 つくば支局・鹿野幹男記者の取材で、安い原稿料がばれてしまいました。そこで、12月から7000円に値上げしました。「それでもいい、市民記者、面白そうだ」と思う方は是非応募してください。 自治体の監視も取材目的のひとつ 「NEWSつくばは、従来の地域紙に代わって地元自治体からの支援を受けずに自治体行政の監視を目的に行政関係のニュース取材を行うニュースサイトとして運営されており、これは地域のネットメディアとして極めて貴重な存在である。ぜひ今後とも茨城県県南地域で、地域ジャーナリズムの役割を担い続けて欲しい」 また引用になりましたが、松本恭幸・武蔵大教授が「月刊マスコミ市民」12月号に寄稿した「廃刊した地域紙から誕生したニュースサイト」と題するリポートの最後の段落です。識者が寄稿する「ジャーナリストと市民を結ぶ情報誌」に紹介いただき、大変光栄です。今年も、地域行政には厳しく目配りをしていきます。(NEWSつくば 理事長)

季節感じる工作体験をプロデュース つくば スタジオ’Sで「キッズアートおうえん展」

子供たちに楽しいアート体験を提供する「2021冬のキッズアートおうえん展」が26日まで、つくば市二の宮のスタジオ'Sで開催されている。関彰商事と筑波大学の連携による芸術活動「スタジオ'S with T」の企画だ。今年は展覧会形式で、筑波大生が考案した自由工作の完成品と、その作り方を動画やパネルで一緒に紹介している。昨年の冬はオンラインでの開催だった。 筑波大学で芸術を学ぶ学生たちの協力により、毎年開催している。展示は6ブースで、今回は投票箱が置かれ、気に入った作品に投票して応援できる。内容はクリスマスのリースやとんがりハット、毛糸のコースターなど季節感あふれるものが多い。 お正月向けの「書き初めでカレンダーを作ろう!」は、台紙の下半分がカレンダーになっていて、身近な場所などに飾って1年間楽しむことができる。 館内の飾り付けも、天井や壁の星型のペーパークラフトや、正面奥の大きなクリスマスツリーが、クリスマスの気分を盛り上げている。ツリーに飾られた写真入りのオーナメントカードも自由工作の一つ。24日にはキットのプレゼント(なくなり次第終了)と、カードに入れる写真の撮影サービスもある。 ツリーの隣にあるメッセージカードのコーナーでは「今年あったハッピーなできごと」を書き込んで壁に貼り、1年を振り返ってみるのもいい。土浦市から来た青山杏奈さん(小4)と咲良さん(4歳)の姉妹も、カードを書くのを楽しんでいた。杏奈さんが一番気に入った工作は「かわいいきのこを作ろう」。理由は「図工の授業で、粘土の作品づくりをするときに参考になりそうだから」とのこと。 期間中の土・日曜日に、工作の制作キットを日替わりでプレゼントする。キットには説明書と共に、粘土や絵の具といった主要な材料も入っているので、家にあるはさみやのりなどの道具を使い、すぐに工作に取りかかることができる。各キットとも先着15人限定。配布日はスタジオ'Sのホームページか、フェイスブックを参照。(池田充雄) ◆2021冬のキッズアートおうえん展は18日(土)~26日(日)、つくば市二の宮1-23-6、関彰商事つくば本社内スタジオ'Sで。開館時間は午前10時~午後5時、入場無料。

つくば駅前にチャレンジショップ2店オープン

つくば駅前の商業施設キュート1階とBiViつくば2階に3日、古着店と弁当店がそれぞれオープンした。市内での新規出店や創業を目指す若者を後押しする市のチャレンジショップ事業で、来年2月末まで期間限定で出店する。 自分に合うおしゃれをコーディネート 古着店 古着店は、筑波大学理工学群社会工学類2年の岡本萌実さん(20)が代表を務める「リリー・オブ・ザ・バレイ(Lily of the valley)」で、約90平方メートルの店舗に、ジーンズやジャケット、シャツ、スカート、ワンピースなど1着3000円から6000円の普段着約300点が並ぶ。中高生や大学生など若い世代がターゲットで、アクセサリーやバッグなどもある。 岡本さんは秋田県出身。服が好きで、高校1年の時から、自分が着ている服を写真に撮り、コーディネートのポイントと共にインスタグラムでほぼ毎日紹介してきた。大学に入ってからはアパレル会社から依頼を受け、はやりの服を紹介したり、コーディネートの相談に乗ったり、服を貸し借りする市内の大学生同士のLINEグループを立ち上げるなどしてきた。友人から服のコーディネートを頼まれることも多いという。 ファッションへの愛が高じ、着られてない服を次の持ち主に届けて服を循環させ、さらにファッションの相談に乗りながら、昨日よりちょっぴりおしゃれになれる場所をつくりたいと、市の事業に応募し出店した。 古着店を運営するスタッフは筑波大生17人。古着などを購入する資金は、岡本さんが知人らを集めて事業提案し約100万円を集めた。スタッフが千葉県内などの古着卸業者に買い付けに行く。 店名のLily of the valleyは、すずらんを意味する。花言葉は幸福の再来で、着られなくなった服を次の持ち主に届け再び幸福にするという願いを込めた。 岡本さんは「その人に合う色やコーディネートを提案したい」とし「古着好きだけでなく、自分に合う色や自分に似合うおしゃれが分からない人も気軽に来て、相談してほしい」と話す。来年夏には筑波大近くに古着店を出店する計画もある。 野菜の味を発酵調味料で引き出す 弁当店 弁当店は、今年3月、埼玉県からつくば市に移住してきた発酵料理家の宮崎絵美さん(38)が経営する。店名は「森と海のおべんとう」で、市周辺の農家が栽培した無農薬野菜を、宮崎さんが、みそや麹(こうじ)、酒かすなど発酵調味料で料理した手作りの弁当と惣菜を販売する。 店舗はBiViつくば2階の約25平方メートル。3日の弁当のおかずは、白菜とカリフラワーの鶏ブロス煮込み、切干大根と豚の甘酒アラビアータ、ブロッコリーソースのフワとろ卵焼き、熟成ビーツと有機ニンジンのサラダなど。ごはんは合鴨農法で栽培した白米に黒米を混ぜた。 つくば市と守谷市内3カ所の農家から仕入れた野菜を、栄養素などが逃げないよう、水を使わず野菜に含まれている水分だけで無水調理し、野菜本来の味を引き出しながら発酵調味料で味付けする。 弁当は8種類のおかずが入った1200円(税込み)のものと6種類が入った850円(同)の2種類で、おかずと惣菜は、季節ごとに変わる。水、木、金曜の週3回、弁当は1日限定40食を販売する。 宮崎さんは千葉県出身。大学を卒業後、外資系の広告代理店に勤めた。深夜まで働きづめの日々を10年ほど続けたが、30歳手前で体と心のバランスを崩し、自分は何のために生きているのか、自分の時間の使い方を変えたらもっと人を幸せにできるのではないかと考えるようになった。母親ががんを患った時期とも重なり、大事なのは自分の健康と家族だと、32歳のとき会社を辞めた。 その後、千葉県いすみ市で、自給自足の生活を送りながら暮らすグループに参加し、1年間ほど住み込みで農業をしたり、発酵調味料作りを学んだり、カフェを手伝うなどした。食を一生の仕事にしようと決意し、続いて南アフリカに赴きオーガニックマーケットを学ぶなどした。 帰国後は、子育て中の母親の家などに出向きケータリングや出張料理をした。しかしコロナ禍で仕事のスタイルの変更を迫られ、今年3月、もともと野菜を仕入れるため通っていたつくば市に移住した。9月からは、閉店したレストランの厨房を借りて、市内で弁当の販売をスタート。今日収穫した野菜を、明日のお弁当で出せる農家との距離感が、つくばを選んだ理由という。 これまでの活動を通して「発酵調味料を使った料理方法を教えてほしいとか、みそ作りのワークショップを開いてほしいとか、子どもと一緒に畑に行って皆で料理がしたいとか、いろいろな声をいただいた。ママコミュニティーを盛り上げ、一緒に地域をつくり上げる活動をしていきたい」と話す。 13人が応募 チャレンジショップ事業は、市がセキショウキャリアプラスに委託して実施している事業で、今年度で3年目。出店者の家賃を補助するほか、経営の専門家がアドバイスしたり、顧客や販路開拓を支援する。今年は7、8月に出店者を公募し、13人の応募者の中から、長期出店者として岡本さんの古着店と宮崎さんの弁当店、短期出店者としてほかに3人が選ばれた。今年度の事業費は約1140万円。

本サイトはスタートから4年に《吾妻カガミ》117

【コラム・坂本栄】このサイトがスタートしたのは2017年10月1日。それから4年がたちました。開始数日前の発表会見では、1日に何本の記事がアップされるのかとの質問を受け、平均3本を目標にしたいと答えました。コロナ禍でイベント類の記事は減りましたが、逆にコロナ関連を増やすことで、この目標はほぼ達成できています。これからも、元新聞記者、市民記者、大学生記者による記事、一家言ある識者のコラムをご愛読ください。 大学生記者の記事が大ヒット 9月には筑波大生記者の記事が注目されました。(A)ある団体がつくば市の公園で食料無料配布会を開こうとしたが、コロナ禍を理由に公園の使用が認められなかった、(B)この記事が掲載されたあと、記者が担当課に改めて理由を取材したところ、密回避を条件に使用を認めるとの連絡が団体に入った、(C)万全のコロナ対策をして配布会が開かれ、大学生や市民に大変喜ばれた―以上のような流れの3本です。 詳しくは「『公園が借りられない』 つくば市の食料支援団体」(9月15日掲載)→「一転、つくば市が使用を許可」(9月16日掲載)→「支援団体 感染対策を徹底」(9月25日掲載)をご覧ください。コロナ禍でアルバイト先が減り困っている学生、彼らを助けようとしている団体、規則だから公園使用はNOと言う市、当サイトの記事と取材を受けOKに転じた市。一連の記事は大ヒットし、書き込みコメントも増えました。 3本の記事は、本サイトの編集方針である(1)地域の話題を取り上げる(2)自治体の行政をウォッチする―に沿ったものです。これらに地域の方々が強い関心を持ち、結果、市を動かしたことになります。「NEWSつくば4周年」にふさわしい内容でした。 3コラムニストが再・新登場 土浦市を扱ったヒットコラムも紹介します。コロナ禍で花火大会が取り止められたことを受けて書いた「また中止された土浦の花火を考える」(9月20日掲載)です。私はこの中で、花火大会が事故で2度も中断されたことを踏まえ、打ち上げ場所を変えたらどうかと提案しました。これにはアクセスが多かっただけでなく、賛成論・反対論がコメント欄に書き込まれ、論争になりました。これも本サイトの役割ではないでしょうか。 コラムは原則毎日1本アップされており、こちらも本サイトの「売り」です。10月から、入沢弘子さん(広報コンサルタント、元土浦市立図書館長)とオダギ秀さん(コマーシャルフォトグラファー、土浦写真家協会会長)が復帰、秋元昭臣さん(元ラクスマリーナ=土浦港のヨット/ボート係留・遊覧船運行会社=専務)が新たに参加します。三方には、土浦とつくばを中心に、地域の魅力を全国に向け発信していただきます。 もちろん、つくばの総合運動公園用地問題、陸上競技場新設問題、センター地区再生問題など、市民の関心が強いテーマも引き続き取り上げていきます。また、土浦も現市長が公約した課題が動き出しますので、こちらもウォッチします。本サイトの情報が皆さまのご参考になれば幸いです。(NEWSつくば理事長、経済ジャーナリスト)

本サイトはスタートから4年に《吾妻カガミ》117

【コラム・坂本栄】このサイトがスタートしたのは2017年10月1日。それから4年がたちました。開始数日前の発表会見では、1日に何本の記事がアップされるのかとの質問を受け、平均3本を目標にしたいと答えました。コロナ禍でイベント類の記事は減りましたが、逆にコロナ関連を増やすことで、この目標はほぼ達成できています。これからも、元新聞記者、市民記者、大学生記者による記事、一家言ある識者のコラムをご愛読ください。 大学生記者の記事が大ヒット 9月には筑波大生記者の記事が注目されました。(A)ある団体がつくば市の公園で食料無料配布会を開こうとしたが、コロナ禍を理由に公園の使用が認められなかった、(B)この記事が掲載されたあと、記者が担当課に改めて理由を取材したところ、密回避を条件に使用を認めるとの連絡が団体に入った、(C)万全のコロナ対策をして配布会が開かれ、大学生や市民に大変喜ばれた―以上のような流れの3本です。 詳しくは「『公園が借りられない』 つくば市の食料支援団体」(9月15日掲載)→「一転、つくば市が使用を許可」(9月16日掲載)→「支援団体 感染対策を徹底」(9月25日掲載)をご覧ください。コロナ禍でアルバイト先が減り困っている学生、彼らを助けようとしている団体、規則だから公園使用はNOと言う市、当サイトの記事と取材を受けOKに転じた市。一連の記事は大ヒットし、書き込みコメントも増えました。 3本の記事は、本サイトの編集方針である(1)地域の話題を取り上げる(2)自治体の行政をウォッチする―に沿ったものです。これらに地域の方々が強い関心を持ち、結果、市を動かしたことになります。「NEWSつくば4周年」にふさわしい内容でした。 3コラムニストが再・新登場 土浦市を扱ったヒットコラムも紹介します。コロナ禍で花火大会が取り止められたことを受けて書いた「また中止された土浦の花火を考える」(9月20日掲載)です。私はこの中で、花火大会が事故で2度も中断されたことを踏まえ、打ち上げ場所を変えたらどうかと提案しました。これにはアクセスが多かっただけでなく、賛成論・反対論がコメント欄に書き込まれ、論争になりました。これも本サイトの役割ではないでしょうか。 コラムは原則毎日1本アップされており、こちらも本サイトの「売り」です。10月から、入沢弘子さん(広報コンサルタント、元土浦市立図書館長)とオダギ秀さん(コマーシャルフォトグラファー、土浦写真家協会会長)が復帰、秋元昭臣さん(元ラクスマリーナ=土浦港のヨット/ボート係留・遊覧船運行会社=専務)が新たに参加します。三方には、土浦とつくばを中心に、地域の魅力を全国に向け発信していただきます。 もちろん、つくばの総合運動公園用地問題、陸上競技場新設問題、センター地区再生問題など、市民の関心が強いテーマも引き続き取り上げていきます。また、土浦も現市長が公約した課題が動き出しますので、こちらもウォッチします。本サイトの情報が皆さまのご参考になれば幸いです。(NEWSつくば理事長、経済ジャーナリスト)

お米にオカヒジキも配る 筑波大学構内で150人に食料支援

筑波大学(つくば市天王台)の平砂学生宿舎で26日、食料や生活必需品の無料配布が行われ、筑波大生150人が支援品を受け取った。「学生応援プロジェクト@つくばPEACE」(冨山香織代表)が毎月行っている食料支援活動によるもので、今回初めて筑波大学構内が会場となった。 今回、配布の受付をオンライン上で行ったところ、申し込み開始時刻から20分で150人の定員に達した。「ここまで早く埋まってしまうとは考えていなかった。私たちは昨年12月から活動を始めた団体で規模も小さい。配布する食料や生活必需品などの購入費はすべて寄付で賄っており、150人がやっとの状況」と富山代表は話す。 会場の設営や食料の配布をするスタッフの中には筑波大生のボランティアも参加している。プロジェクトが情報を発信しているSNSに「お手伝いしたい」と声をかけてきた学生や、前回の食料配布の際に「プロジェクトに参加したい」と答えた学生らだ。 物資を受け取った人文・文化学群3年の学生は「金銭的に困窮しているというレベルではないが、飲食店のアルバイトにこれまで通り入れなくなってしまった。精神的にも落ち込んでしまっていた時期があった」と話した。 会場を筑波大学に移し実施 昨年12月から月1回の無料配布を松見公園(つくば市天久保)で行ってきたが、今回から会場を大学構内に移した。「暑くなってきたので松見公園では熱中症のリスクなどが危険だと判断した。先月から屋内で会場を探していたが、なかなか見つからなかった。大学の学生課に相談したところ快諾して頂き、このような形になった」と富山代表。 会場になったのは平砂学生宿舎の共用棟。かつて学生食堂があった部屋だ。今年1月に筑波大学が行った食料支援(1月22日付)でも使われた一室で十分な広さがある。 会場では米、野菜、カップラーメン、インスタント食品、歯ブラシ、マスク、タオル類などが配布された。「ニンジンやジャガイモなどの野菜類はどれも人気だが、意外と長ネギが大人気。変わったところでは『オカヒジキ』も配布している」と配布の手伝いをしているボランティアの学生は笑った。(山口和紀)

コロナ禍の学生に公的支援を 1万2674人の署名添えつくば市に要望

つくば市松見公園で毎月、大学生らに食材無料提供を実施している市民団体「学生応援プロジェクト@つくばPEACE」(冨山香織代表)=5月22日付 =が4日、計1万2674人分の署名を添えて、五十嵐立青つくば市長に公的支援を求める要望書を手渡した。 団体はコロナ禍、アルバイトが減り生活に困窮する学生を支援しようと、昨年12月から毎月欠かさず、学生らに無料でコメや野菜、日用品を無料提供している。5月まで計7回実施し、延べ約1600人の学生らが利用してきた。 「共助には限界があり公的支援が必要」だとして、3月下旬から食材提供会場やインターネットで署名集めを開始した。会場の松見公園で学生らの直筆署名577人分と、インターネットで全国から1万2097人分の署名を集め、4日、冨山代表と筑波大生らが五十嵐市長に手渡した。 要望書はつくば市に対し、大学生への現金または商品券の配布と、県に対し経済的に困難な学生に対する独自の支援の実施などを求めている。 提出は関係者のみで行われた。冨山代表(40)によると五十嵐市長からは「皆さんの気持ちは理解した。いろいろなところから声を聞いており、市として危機感をもっている」などの話があった。一方、具体的な支援などの回答はなかったという。 冨山代表は「未来ある学生がお金のことを心配せずに学べる環境になってほしい」と話す。市の回答次第で、9月議会に公的支援を求める請願を出すことも検討しているという。 活動継続の危機、支援を 冨山代表はさらに、生活に困窮する学生に月1回、食材無料提供を続けるための資金が枯渇していることを明らかにした。 提供する食材はこれまで、農民運動茨城県連合会やいばらきコープなど協力団体からコメや野菜、日用品の寄付を受けて提供してきた。ほかに、市民からの寄付金で日用品や加工食品などを200~300人分購入しまかなってきた。 これまで寄せられた寄付金は総額約115万円になるが、回を重ねるごとに残金が減り、現在約7万8000円しか残ってないという。 活動を継続するためには毎回、日用品などの購入資金が約20万円分必要だという。特に、生理用品を十分に購入することができない「生理の貧困」が社会問題になる中、生理用品などは欠かさず提供してきた。 一方で、参加する学生は回を追うごとに増え、5月23日は過去最高の305人の参加があった。参加者の9割は学生だが、子供連れの一人親世帯や社会人、留学生らの参加もあるという。 冨山さんは「コロナ禍が長期化し、学生の経済状況は日に日に悪化している様子が見られる。支援を必要とする学生が多い中、今後の継続的な支援が非常に困難な状況にある」として支援を呼び掛ける。(鈴木宏子) ◆カンパの送り先や利用などの問い合わせはメールpeaceoftsukuba@gmail.com。

東京五輪スイス選手団 7月中旬から筑波大で事前合宿

新型コロナウイルスの感染拡大を受け、東京オリンピック・パラリンピックに出場する海外選手団の事前合宿を取り止める自治体が全国で出ている中、筑波大学で予定されているスイス選手団の事前合宿について、つくば市は2日の定例会見で、陸上と柔道の選手団計約70人が7月中旬から8月上旬にかけて、同大学で事前合宿を実施することを明らかにした。 新型コロナ対策として、スイス選手団は事前合宿中、毎日、PCR検査を実施するほか、選手団と直接接触する筑波大やつくば市担当者なども毎日、PCR検査を実施する。 選手団の練習中は、大学の施設を貸し切りにして、一般の筑波大生らと接触しないようにするほか、宿泊施設は市内のホテルのワンフロアを貸し切り、一般の宿泊者と接触しないようにする。選手団は練習会場とホテルを往復するだけにする。 選手団の食事は、スイスから随行する専用の料理人がホテルの調理室の一部を借りて調理する。食事は、専用の部屋でとるという。 市オリンピック・パラリンピック推進室によると、スイス選手の第1陣が7月13日夕方来日し、同日夜からつくば市内に滞在する予定だという。 競技種目ごとに順次、来日するため、市内に滞在する人数は最大で30人程度という。 当初予定では、陸上、柔道のほか、フェンシング、体操、トライアスロンの計5競技の選手団が、競技の2~3週間前に来日し、大学の陸上競技場や武道館、体育館などでトレーニングする計画だった。 5競技のうち、フェンシングと体操の事前合宿は取り止めになり、トライアスロンは未定される。 市民との交流イベントは中止 市によると、フェンシング選手団が取り止めとなった理由は、競技日程の都合だとし、来日後は直接、選手村に入る。未定のトライアスロン選手団が筑波大で事前合宿をする場合は10人程度になる見込み。 市民との交流は当初、ウエルカムイベントや小中学生との文化交流、事前合宿の見学会などが予定されていたが、選手と直接接触するイベントはすべて中止となる。一方6月中に市は、市内の市立幼稚園と小中学校などの給食にスイスの家庭料理メニューを出すことを計画している。 筑波大と県、つくば市は2018年4月、スイスオリンピック協会と基本合意書を締結し、事前合宿の受け入れを決めた。19年2月に同市はスイスのホストタウンとなった。 19年5月、スイスの女子リレーチームが、7~8月にはトライアスロン選手団がそれぞれ筑波大で事前合宿を実施し、小中学生が選手の食事を配膳したり、中学生が練習の様子を取材して記事を書くなどの交流イベントを実施してきた。

会話のきっかけづくりに コロナ禍、1人暮らし高齢者宅に「ふれあい通信」配布

コロナ禍、外出しなくなった一人暮らしの高齢者が会話をするきっかけになればと、つくば市茎崎地区のボランティア団体「通学路の安全を守る会」(稲川誠一代表)が昨年9月から月2回、同地区の一人暮らし高齢者宅に、地域の情報をつづった手作りのかわら版「ふれあい通信」を配っている。 代表の稲川さん(76)によると、昨年春の緊急事態宣言以降、極端に外出しなくなった高齢者が増えた。1週間や10日、人と会わずに過ごしていると、声が出なくなるという話を耳にした。 稲川さんは12年間、民生委員を務めた経験がある。コロナ禍、民生委員すら高齢者宅を訪問することが難しい状況にある中、何か工夫できないかと考えた。 パソコンやスマートフォンがなく、人と会わないため、地域の情報が手に入らない一人暮らし高齢者も多いことから、地域の出来事や健康づくりの情報などをつづった「ふれあい通信」を作って、1人暮らし高齢者宅約70件に配った。 稲川さんの電話番号を記載し、郵便受けに入っていた通信を手に取ったことをきっかけに、電話で会話し、一人暮らし高齢者が声を出すきっかけになればと考えた。 通信はA4判数ページつづり。近隣の介護施設がどのようなコロナ対策をとっているかを施設長にインタビューしたり、茎崎地区で開催された筑波大生との地域づくり意見交換会の様子を載せたり、元開業医の室生勝さんによるコロナ禍の健康づくりのアドバイスを掲載するなどしている。近隣の知人から聞いたコロナ禍での親の介護体験談や、PCR検査の体験談なども載せたりしている。現在は30軒ほどにポスティングしているという。 稲川さんは「ふれあい通信をきっかけに気軽に電話してもらって、話をして、声が出るようになれば、目的が達せられたことになる」と語っている。(鈴木宏子)

生き残りへ 弁当配達部門を新設 中国家庭料理「百香亭」つくば

中国家庭料理の店として長年つくば市民に親しまれている百香亭(ひゃっこうてい、本店・つくば市東平塚)が4月、社内にデリバリー部門を新設し、本店と筑波大学店(同市天久保)の2店で弁当の配達に力を入れている。 統括マネジャーの許徳生さんによると、コロナ禍で昨年は売り上げが8店舗全体で半分に落ちた。特に筑波大生の利用が多く広い宴会場がある筑波大学店2階の宴会場は、昨年4月の緊急事態宣言以来、一度も使われていない。大学近くの「千草華味(せんこうはなび)」は昨年10月に閉店を余儀なくされた。 現在売り上げは回復しつつあるが、まだコロナ前の7割ほどにとどまっているという。新サービスのデリバリーを強化し、生き残りを図りたい狙いがある。 これまではチラシを配布し電話で注文を受けていたが、デリバリー部門を新設した4月からは、LINEやインターネットなどからも注文を受けられるようにした。専用の配達車も用意し、特に500円のワンコイン弁当などをPRしている。 弁当の注文は現在、1日平均50食ほど。市内の研究機関や病院、事務所などから注文がくるようになった。 許統括マネジャーは「コロナ禍が1年を超え、デリバリー部門をつくった。外出を控えている年配の人たちも多いと思うので、つくば市民たちにおいしい中国料理を届けたい」と話す。 百香亭は、医食同源をコンセプトに、本場、中国の料理人がつくる家庭料理の店として20年以上、つくば市民に親しまれている。つくば本店、筑波大学店のほか、牛久、龍ケ崎、守谷、千葉県野田、成田市に計7店舗を構える。 ◆500円(消費税込み)のワンコイン弁当は、揚げ豚肩ロースチャーハン弁当、鶏マヨチャーハン弁当、エビチリチャーハン弁当など10種類ある。つくば市内の事業所のほか一般家庭にも配達する。詳しくは電話029-858-4360(百香亭筑波大学店)またはホームページへ。

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