土曜日, 12月 5, 2020
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つくば霞ケ浦りんりんロード -検索結果

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《茨城鉄道物語》2 まぼろしの筑波鉄道はいずこへ

【コラム・塚本一也】私が小学生のころ(約45年前)、実家から最も近い繁華街は旧筑波町の北条であった。そこには旧大穂町の大曽根商店街よりもワンランク上の商店街が存在した。それはおもちゃ屋さんであったり、牛肉を販売する肉屋さんであったり、眼科などの専門医であったり、小学生には縁がなかったが接客の伴う飲食店であったりと、筑波山のお膝元ということもあって、生活必需品以上の品揃えの整った商店街が栄えていた。 中でも他の町村よりも際立っていたのは、鉄道が走っていたことであろう。県南の商都として発展した常磐線土浦駅と水戸線岩瀬駅を鉄路で結ぶ「筑波鉄道(1979年まで関東鉄道)筑波線」(営業キロ40.1キロ)が、1918年から1987年まで約70年間営業を続けていたのである。最盛期には常磐線や水戸線から直接客車が乗り入れて、筑波山観光に一役買っていたそうである。 その筑波線も1987年4月1日に国鉄分割民営化と共に、惜しまれながらもその歴史に幕を閉じることになったのである。世はバブル経済へ向かってひた走っている時代であり、ご当地の筑波線沿線地域も、つくば万博後の民間企業進出によって好景気時代を迎えていた。農家の庭先には父親のシーマ、息子のソアラ、お姉さんのプレリュードが所狭しと並んでおり、在京TV局が満杯の駐車場を備える天久保歓楽街に頻繁に取材に来ていたころである。「モータリゼーションの普及」の名のもとに、筑波鉄道筑波線は廃線の憂き目にあったのである。 残された観光資源の有効活用を 私は茨城県の県民性に「飽きっぽさ」を挙げることができると思っている。郷土の持つ豊かな自然環境と立地条件から、「いつでも何をしても食べていける」という考え方が根底にあるため、それまでの歴史や資産価値などにこだわらず、すぐに心変わりをしてしまうのである。それゆえに筑波線の存続もあっさりと諦めてしまったことは、他県の市電やローカル線が注目されている昨今では、本当に残念でならない。 しかし一方では、今から30年以上前のバブル経済初期に、誰が今日の環境問題や地方創生策を想定しただろうか、という思いもある。歴史に「たられば」は禁物だが、筑波線が残っていたのならば、つくばエクスプレス(TX)との接続やJR線との相互乗り入れなど、地域発展のための様々な選択肢が考えられたと思う。

筑波山ジオパークとりんりんロード 魅力向上へコラボ始まる

【山崎実】筑波山地域ジオパークは認定から4年目の今年、再認定審査時期を迎える(3月17日付)が、ナショナルサイクルルートとして指定を受けた「つくば霞ケ浦りんりんロード」(全長約180キロ)との政策コラボによる魅力向上策が始まっている。 同ジオパークは、2012年、つくば市、土浦市など6市で構成する推進協議会が構想を練り上げ、16年9月、日本ジオパークとして認定された。 これまで推進協を中心に、ジオツアーやジオパーク内の食材を使用した料理、食品などの認定商品を各種イベントで提供するなど情報発信してきた。しかし一方で認定機関の日本ジオパーク委員会から課題を指摘されている。具体的には、推進協議会の事務局体制の強化、県及び各市との連携強化などだ。 今月19日、同りんりんロードの起点である土浦駅ビル「プレイアトレ土浦」に、駅直結のサイクリングホテル「星野リゾートBEB5(ベブファイブ)土浦」がオープンした。双方の政策コラボによる地域活性化に期待が高まる。 県によると推進協は現在、土浦駅を起点に、ハス田が広がる田村・沖宿ジオサイト(土浦市)、崖にカキの化石の密集層がある崎浜・川尻ジオサイト(かすみがうら市)、約12万年前の地層を見ることができる歩崎ジオサイト(同)など、りんりんロード周辺のジオサイトをレンタサイクルで巡るコースをモデルコースの一つとして紹介している。 さらに土浦市など推進協の各市は、歴史や地形などを説明するジオガイドと一緒に、街なかを自転車で周遊するジオツアーなどに取り組み、県はこれらの活動を支援している。 県自然博物館職員によるジオガイドの育成、ジオサイト案内板設置手続きの調整などのほか、推進協事務局と県の関係部署による庁内連絡会議を毎年開催し、意見交換や情報交換を行っている。 差し迫った筑波山地域ジオパークの再認定には県も積極的で、今後はりんりんロード周辺だけでなく、広域エリアのジオサイトを自転車で巡るサイクリングルートの設計を関係市町村に働き掛けていく考えだ。「推進協議会との連携を強化し、再認定を受けられるよう一体となって取り組みを進めていく」(県政策企画部)としている。 ➡筑波山地域ジオパークの過去記事はこちら ➡つくば霞ケ浦りんりんロードの過去記事はこちら

3月のイベント相次ぎ中止決定 新型コロナでつくば、土浦市

【鈴木宏子】新型コロナウイルスの全国的な広がりを受けて、つくば、土浦市は27日までに、2、3月のイベントを相次いで中止する決定を出した。 つくば市は26日、今後3週間(3月18日まで)の市主催・共催イベントについて、対応方針を決め、屋内での大規模なものは原則中止とする、食事を提供するイベントは提供方法の変更などを検討した上で可否を判断する、屋外開催などその他のイベントは対策を十分に講じ、できない場合は中止する―などとした。その上で中止や延期するイベントや会議などを発表した。 土浦市は21日に対応方針を決定=2月22日付。不特定多数が出席・来場し、感染者が出た場合には市民の安全確保や行政・企業経営上、多大な影響が予測されるものは原則中止することを決めている。 つくば市で26日に中止・延期が決定された市主催・共催イベントや会議は次の通り。 対応 日程 イベント名 会場 中止 2/27 男性の料理教室 東京ガスつくば支社 中止 2/28 自立支援型個別ケア会議 中止 2/28 多世代出前交流教室 中止 2/28 乳児家庭教育学級 中止 2/28、29 チャンレンジアートフェスティバルinつくば舞台発表(リハーサル、本番) つくばカピオ 上映会中止(審査会のみ実施) 2/29 つくばショートムービーコンペティション アルスホール 中止 2/29 児童クラブ保護者説明会 松代児童館 中止 2/29 おはなし会 中央図書館 延期 2/29 日本語講師ボランティア入門講座 中止 2/29、3/1 ミニバス指導者講習会兼県内B新人大会 中止 3/1 市文化協会 芸能祭 市民ホールくきざき 延期 3/1 つくばR8ロゲイイニングin栄 桜交流センター等 中止 3/1 つくばウォークの日 洞峰公園、竹園公園、赤塚公園等 中止 3/1,4,15 ラート教室 中止 3/5 2020年度保健予防事業全体会議 中止 3/6 とよさと落語 市民ホールとよさと 中止 3/7 筑波大テ二ピン体験 中止 3/8 人形劇「河の童」 つくばカピオホール 中止 3/10 とよさと長寿大学閉級式 豊里交流センター 延期 3/12 つくばスタートアップデーイン東京 中止 3/12 小倉良のAll That Music つくばカピオホール 中止 3/14、15 第9回ふるさとつくばゆいまつり つくばセンター広場 中止 3/19 2020年度予防接種協力医療機関説明会 中止 3/20 つくばね落語 市民ホールつくばね 中止 3/20~22 市子どものスキー教室   土浦市で中止が決定された市主催・共催イベントは次の通り。27日時点 中止 2/27 ぶらり★つちまる健康ひろば イオンモール土浦 中止 2/28 認知症カフェ「ふれあい茶屋笑み気分」 三中地区公民館 中止 2/28 ふれあいSOSネットワーク声かけ訓練事前説明会 コープ土浦 中止 2/29 ウオーキング大会(湖畔サイクリングコース) りんりんポート土浦 中止 2/29 散走:ロードバイクグルメ散走 つくば霞ケ浦りんりんロード等 中止 3/1 散走:ひなまつり散走 つくば霞ケ浦りんりんロード等 中止 3/4 認知症カフェ「ふれあい茶屋おらが里」 新治総合福祉センター 中止 3/4 ぶらり★つちまる健康ひろば ピアタウン 中止 3/7 新治総合福祉センター「春まつり」 新治総合福祉センター 中止 3/7 散走:ロードバイクグルメ散走 つくば霞ケ浦りんりんロード等 中止 3/12 ふれあいSOSネットワーク声かけ訓練 コープ土浦 中止 3/12 ぶらり★つちまる健康ひろば イオンモール土浦 中止 3/15 ウオーキング大会(霞ケ浦の風景堪能尾コース) 霞ケ浦環境科学センター 中止 3/15 博物館館長講座 博物館 中止 3/15 散走:ジオパーク散走 つくば霞ケ浦りんりんロード等 中止 3/16 認知症カフェ「ふれあい茶屋さくら」 市役所 中止 3/18 ぶらり★つちまる健康ひろば ピアタウン 中止 3/20 テーマ展 展示解説会 上高津貝塚ふるさと歴史の広場 中止 3/20~21 プレイアトレ土浦グランドオープン記念BEB5宿泊サイクリングツアー つくば霞ケ浦りんりんロード等 中止 3/22 第41回特別展記念講演会「土浦城と山本菅助」 博物館 中止 3/26 ぶらり★つちまる健康ひろば イオンモール土浦 中止 3/27 認知症カフェ「ふれあい茶屋笑み気分」 三中地区公民館 中止 3/28 第41回特別展 学芸員による展示解説会 博物館 ➡新型コロナウイルスに関する過去記事はこちら 関連記事 https://newstsukuba.jp/?p=22054

【土浦市新年度予算】公約実現へ コミュニティーバス運行に調査費

【鈴木宏子】土浦市の安藤真理子市長は21日、2020年度当初予算案を発表した。昨年11月に初当選し初の予算編成となる。公約に掲げたコミュニティーバス運行に向け調査費約680万円を計上するほか、新治運動公園多目的グラウンドに人工芝を張る調査費約350万円を盛り込むなど公約実現を図る。3月3日開会の3月議会に提案する。 財調基金取り崩し行わず 予算規模は、一般会計が前年度比4.4%減の約506億8000万円、特別会計を含めた総額は同比0.7%増の約924億7100万円。一般会計は過去10年間で3番目に低い規模となる。市民会館の耐震化や学校給食センターの再整備など大規模事業のピークが過ぎたことによる事業費の減額が要因。 さらに昨年の市長戦で基金の枯渇による財政危機の解消を訴えたことから、経費や事業の見直しを徹底して行い、財政調整基金の取り崩しを行わなかった。加えて老朽化している学校や公共施設の改修に向け新たに3億円の基金を積み立てるなど、長期財政見通しで推計されていた財源不足を回避した。 公約実現に向けてはほかに、企業誘致による財源確保のため、流通拠点である常磐道土浦北インターチェンジ(IC)周辺に企業誘致を図るための土地利用状況調査と企業ニーズ調査費490万円を計上する。県が昨年11月に発表した未来産業基盤強化プロジェクトを活用して農地転用などの手続きを迅速化し、ICから半径3キロ圏内に新たに産業用地開発区域の設定を目指す。スマートインターチェンジを新設する公約についても、場所の検討などの調査費580万円を盛り込む。 11月に市制施行80周年 新規事業は、保育料無償化の対象外となっている0~2歳児について利用者の負担額を一部軽減する(6200万円)。通学路や避難路に面する危険なブロック塀の撤去を促進するため、所有者が解体工事を行う場合、費用の一部を補助する制度を開始する(1件当たり上限10万円、総額70万円)。老朽化している小中学校のトイレについては和式を洋式にするなど改修するための設計費約790万円を計上し、神立小、乙戸小、都和南小と都和中の4校で翌年に改修する。 ほかに、11月3日に市制施行80周年を迎えることから記念事業として、NHK公開番組や自転車の祭典などイベント開催を含め約1560万円を盛り込む。つくば霞ケ浦りんりんロードなどサイクリング環境のPRとして、自転車のまちづくりを推進する全国市区町村長の会による全国シクロサミットを今年秋にも市内で開催する(120万円)。高齢者の介護予防については、市内1カ所をモデル地区とし、県リハビリテーション専門職協会の協力を受けて、体力測定を踏まえた集団・個別指導をする介護予防健診を開催する(約60万円)。 土浦港周辺のにぎわいづくりは、ラクスマリーナを含めた3.9ヘクタールの旧京成ホテル跡地について、民間企業を誘致するための用地測量費など980万円を計上する。 一方、歳入については、個人市民税、法人市民税、新築家屋増による固定資産税などの増加するとして、市税3.3%増を見込む。 安全な大会へ花火対策室を新設 4月からの行政機構の見直しについても発表があった。2年連続で事故が発生した土浦全国花火競技大会を安全に実施するため、観光商工課に花火対策室をつくる。交通不便地域を解消するためのコミュニティーバスの運行など公共交通に関する総合的な取り組みを推進するため都市計画課に交通政策室を新たに設置などする。

《吾妻カガミ》74 土浦の名物図書館長が退任

【コラム・坂本栄】2017年秋にJR土浦駅前にオープンした新市立図書館の初代館長、入沢弘子さんが3月いっぱいで退任するそうです。17年春から3年間の任期が切れるということですが、あと3年は居てほしいと思っていただけに残念です。次の仕事も広報関係とのこと、新フィールドでの活躍を祈念しております。 与えられた2つのミッション 入沢さんは大手広告代理店を中途退社してつくば市役所に入り、市の魅力や売りを発信するシティプロモーションと報道対応の仕事を3年半勤めました。土浦の図書館長に転じたのは、当時の市長が「新図書館をテコとした駅前の賑わいづくり」を構想していると知ったからだそうです。広報のプロとして血が騒いだのでしょう。 図書館のマネジメントは地味ですが、旧市街地の活性化を重要施策に掲げていた前市長は、新施設に図書館本来の機能だけでなく、賑わいづくりの役割も持たせたいと考え、広報のプロを採用したと聞いています。2つのミッションをこなすために、入沢さんは司書の資格も取り、肩書きは「土浦市立図書館長・市民ギャラリー副館長・市広報マネージャー」に膨れ上がりました。 洗練されたデザインの建物、使い勝手がよい内部構造といったハードに、催し物などのソフトをうまく組み合わせ、入沢さんは新図書館を土浦の名所に仕上げました。次々打ち出す企画は大変ユニークで、NEWSつくばも喜んでお手伝いしました。具体的には本サイトの「いま土浦が面白い『本のまち』が起動」(2019年7月15日掲載)をご覧ください。 平凡な施設にならないか心配 ご苦労もありました。公務員は「守旧」の傾向がありますから、シティプロモーションに職員を引っ張り出すのは大変だったようです。イベントの企画は仕事の増加につながりますから、抵抗もあったようです。広報のための館長名ネット発信には、否定的な反応もあったようです。民と官の仕事文化の違いとでも言ったらいいでしょうか。 前任のつくば市ではこんなこともありました。記者発表の不手際や市幹部の不正確な説明で記者との関係が険悪になったあと、市と記者団の関係修復を図ったのは入沢さんでした。こういったプロセスもあって、つくば市のプレス対応は大分よくなりました。 話を土浦に戻します。今春には駅ビル内にホテルがオープン、市観光の目玉「つくば霞ケ浦りんりんロード」の仕掛けがプラスされます。来春には県立土浦一高が「中高一貫校」になり、教育環境が変わります。駅前施設の2つの機能がこれまで以上に求められるわけで、仕事請負人が去ったあと、図書館が平凡な施設にならないよう、ウォッチしていきましょう。(経済ジャーナリスト) ➡坂本栄の過去のコラムはこちら

【つくば市20年度予算】過去最大規模を更新 学校建設ラッシュ続く

【鈴木宏子】つくば市は4日、2020年度当初予算案を市議会全員協議会に説明した。一般会計は約885億2500万円で前年度当初比0.6%増となり、過去最大規模だった前年度をさらに上回る。つくばエクスプレス(TX)沿線の児童・生徒数増加に対応するため、学校建設や校舎増築ラッシュが続く。 新設が予定されているのは、TX研究学園駅周辺の研究学園小中学校(仮称)、万博記念公園駅周辺の香取台地区小学校(同)、みどりの駅周辺のみどりの南小学校(同)の3校。研究学園小中と香取台小はいずれも23年4月開校に向け、それぞれ約1億2800万円と約9600万円で設計を行う。みどりの南小は24年4月開校に向け用地を約10億7800万円で購入し、さらに約2億1800万円で基本・実施設計をする。 ほかに小中学校3校で校舎を増築する。葛城小は21年4月からの利用開始を目指し約8億円で校舎を増築する。手代木南小と栗原小は22年4月の利用開始に向け校舎増築の設計を実施する(2校の設計費合計約5500万円)。 保育所もさらに増やす。民間保育所施設の整備補助を約14億1000万円を計上し、保育所7園、認定こども園1園、病児保育施設1園を20年度中に整備する予定だ。 旧総合運動公園 借入金返済に備え積み立て 課題となっている旧総合運動公園用地については、いったん市は売却を表明したが、市議会に特別委員会が設置され売却見直しの意見が多数となっていることから、2023年度末の土地購入費の借入金返済期限に備えて財政調整基金に6億円を積み立てる。21~23年度までは基金残高98億円を目標に3年間で毎年15億円ずつ積み立てる計画。今後、議会から示される方向性を見据えながら再検討していくという。 つくば駅前の商業施設クレオの再生に市が関与しない方針を決めた後の中心市街地のにぎわいづくりについては、市が約6000万円を出資し、官民連携の中心市街地エリアマネジメント団体を設立し活性化を図る。さらにつくばセンタービルの再整備に向け、約990万円で必要な機能や配置について検討する基本計画を策定する。 ほかに、圏央道つくば中央IC(インターチェンジ)- 常総IC間のスマートICの整備に向け、用地購入2億2600万円とNEXCO東日本への同IC建設負担金約7500万円を計上する。21年度中の利用開始が予定されている。 ナショナルサイクルルートに指定された「つくば霞ケ浦りんりんロード」については、新たにつくば駅からりんりんロードまで7.5キロの推奨ルートを設定し、案内表示の路面サインをつくる(約720万円)。 つくばウェルネスパーク内のサッカー場、セキショウ・チャレンジスタジアムは経年劣化により芝の破れやほつれが発生していることから、約1億7600万円で人工芝を張り替える予定だ。 不登校児童生徒の支援では、市南部に約1200万円で新たな支援拠点を設置する。市と民間の共同事業とする計画で、共同事業は県内初という。4月以降、民間事業者を公募し10月ごろ開設する予定だ。 一方歳入は、人口増などにより、個人市民税を前年度比5.1%増、固定資産税を3.2%増と見込む。法人市民税は昨年10月の税制改正の影響で13.2%減となり、市税全体は2.4%増を見込む。 特別会計などを含めた総額は1488億800億円となり、一般会計と同様、過去最大規模を更新する。 同予算案は14日開会の市議会3月議会に提案される。五十嵐立青市長は「市未来構想が目指す4つのまちの姿の実現に向けた予算で、まいてきた種が形になる」などと話している。

ナショナルサイクルルートをセグウェイで つくば りんりんロードを初走行

【池田充雄】国のナショナルサイクルルートに認定された「つくば霞ケ浦りんりんロード」で18日、搭乗型移動支援ロボット「セグウェイ」の体験ツアー(つくば市主催)が行われた。セグウェイの公道実証実験はこれまで、つくば市の中心市街地や谷田部地区で行われており、りんりんロードの活用は今回が初めてとなった。 今回の会場は、つくば市小田の小田城跡歴史ひろば周辺。各回定員6人で3回のツアーが開かれた。1回の所要時間は90分ほどで、前半は広場の中で基本操作などの講習を行った。 セグウェイはアクセルやブレーキがなく、乗った人の体重移動を本体が検知し、電動で走行する。今回は公道を走るため自動車かオートバイの免許が必要だが、基本的にはだれでも簡単に操作できるという。 講習では乗り降りの仕方から直進と停止、方向転換、ジグザグ走行やスラローム走行などを練習した後、いよいよツアーに出発。広場を後にしてりんりんロードに入り、直線の道を一列になって1キロほど進む。街中を抜けて水田地帯に入ると一気に眺望が開け、行く手に筑波山が間近に眺められた。 鹿嶋市から来た寺田幸代さん(36)は「もっと難しいかと思ったが簡単に乗れて、すごく楽しかった。もっと遠くまで乗れたらよかったのに」と名残惜しそう。一緒に参加した大川文恵さん(37)も「上り坂は楽々で、下り坂も怖くなかった。インストラクターの教え方が上手で、乗れば乗るほど慣れてきた」と楽しんだ。 「馬に乗るときの感覚と似ている」と話したのは、甲冑武者姿で参加した鴨井宏児さん(48)。同会場ではこの日、地域イベント「第32回小田地区どんど焼きと小田城冬の陣」が開かれ、鴨井さんらはステージで演武を披露した。同イベントには市民ら約2000人が集まり、さまざまな催しで寒中の一日を楽しんだ。 https://www.youtube.com/watch?v=MaDylFChlm0&feature=youtu.be

【土浦市長会見】移住フェアに出向き「自らPR」

【鈴木宏子】土浦市、安藤真理子市長の定例会見が2日、同市役所で開かれた。市内への転入者を増やそうと、25日、東京駅前で開催予定の「土浦市移住フェア」について、「セールスの先頭に立つ」という公約に従って自ら会場に出向くことを明らかにした。市長が同フェアに出向くのは初めて。 同移住フェアは「意外と近い!?つちうら」をテーマに2018年度から都内で開いている。今年度は1回目を25日、東京駅前の東京シティアイ(千代田区丸の内)で、2回目を来年2月11日、移住・交流情報ガーデン(中央区京橋)で開催し、移住情報の提供や相談受け付け、地元特産品の販売、自転車道「つくば霞ケ浦りんりんロード」のPRなどを実施する。 安藤市長は1回目の25日に会場に出向き、夕方、市フィルムコミッション立ち上げの支援を受けた元オフィス北野ラインプロデューサーの小宮慎二さんと土浦の魅力について対談し、土浦をPRする。会見で安藤市長は「土浦は交通の利便性が高いなどの魅力がある。都市間競争に勝ち抜くためにもいろいろなターゲットにPRしていきたい」などと意気込みを語った。 12月議会に34件を提案 10日開会の12月議会については、市立桜川保育所(同市田中)を来年4月に民営化する案、老人デイサービスセンター「つわぶき」(同市中都町)を来年3月末で廃止する案、現在建て替え工事が進められ来年2月から利用できる神立駅西口自転車駐車場の利用料金など34件を提案する。いずれも前市長からの継続案件で、安藤市長独自の議案などはこれからになる。 市立保育所については、桜川保育所の民営化により10園のうち計4園が民営化される。すべての市立保育所を民営化の対象とするとした中川清前市長の方針に対し、安藤市長は市長選で「市立保育所を守ってという市民の声に応える」ことを公約に掲げた。具体的に何カ所を残すかについては「関係部署と話をして今後検討したい」と述べるにとどめた。 デイサービスセンターと併設され、入浴施設や集会室などがある老人福祉センター「つわぶき」の管理運営については、来年4月からの指定管理者を公募したところ応募者がなかったことから、以前に指定管理者だった市社会福祉協議会を来年4月から5年間、指定管理者に指定する案を提案する。 補正予算案では、昨年10月から有料化した家庭ごみ処理について、指定ごみ袋の販売数が想定を上回り増えていることから、歳入として約1億1200万円を増額計上し、歳出として販売店への手数料(9%)約1100万円を計上する。有料化前に指定袋が不足した販売店があったなどから、各販売店でストックが整ったことが要因とみられるという。 さらにごみ処理について、市清掃センター(同市中村西根)焼却炉の延命化を図る基幹的設備改良工事が2018年度末で完了したことから、合併前の旧新治村地区のごみを処理している新治地方広域事務組合(土浦、石岡、かすみがうら市の3市で構成)を来年3月末で脱退し、来年4月から新治地区のごみも市清掃センターで処理する議案などを提案する。 12月議会の会期は10日から24日まで。 ➡土浦市長会見の過去記事はこちら

510人が色づく筑波山麓走る ナショナルサイクルルート指定記念

【相澤冬樹】ナショナルサイクルルート指定記念と銘打った茨城県の「つくば霞ケ浦りんりんサイクリング」が17日、土浦市のJ:COMフィールド土浦(川口運動公園)をスタート・ゴールとする57.4キロのコースで行われた。土浦青年会議所主催の「霞ケ浦サイクルフェスティバル2019」と同時開催された。 りんりんサイクリングは土浦を出発、つくば市沼田、かすみがうら市上土田を経由して、途中4カ所に設けられたエイドステーションでご当地の味覚を楽しんでもらう企画。ビギナー歓迎で参加者募集をしたところ、510人もの応募があった。東京都から155人、千葉県から77人と、茨城県の75人を上回る参加者を集め、4分の1が女性、30%はオフロードは初めてという構成になった。 募集時にはまだ指定されてなかったナショナルサイクルルートが7日に決まって、県は指定記念やロゴマークを入れた横断幕やのぼりを作成して開催に間に合わせた。開会式で大井川知事は「ナショナルサイクルルートという国のお墨付きを得たわけで、大いにアピールしたい。知名度ランキング7年連続最下位なんかぶっとばせ」と気勢を上げた。 五十嵐つくば市長も私費で参戦。スターターを務めた知事の合図で20人ほどのグループを作り、順次車列を組んでサイクリングに繰り出した。 今回のコースは、序盤こそ旧筑波鉄道の廃線跡を走る平坦なコースだが、筑波山の登山口で折り返してからは山麓に沿う一般道を走ってかすみがうら市方面に抜ける。高低差は小さいもののアップダウンが繰り返しあって、初心者にはそれなりにハード。色づき始めた山並みの景色を楽しみながら、好天の山麓コースを思い思いのスピードで駆け抜けた。 東京・練馬から来たという新藤美紗子さん、遠藤友理さんの2人は、快調に飛ばして第2エイドステーションになっているつくば市平沢の官衙遺跡公園に到着。「1度目は北海道を走って、今日は2度目。いいお天気で気持ちよかったけど、脚はもう一杯いっぱい」と提供された常陸牛しぐれ煮おにぎりをほおばっていた。 ➡ナショナルサイクルルートの過去記事はこちら

ナショナルサイクルルート指定で加速 土浦発自転車サンデー

【山崎実】茨城県のサイクルツーリズム(自転車観光)をけん引するつくば霞ケ浦りんりんロード(約180キロ)が、日本を代表する「ナショナルサイクルルート」の1つに指定されたことで自転車熱に加速がついた。イベントも盛りだくさんで、17日には土浦市のJ:COMフィールド土浦(川口運動公園)を主会場に「地域資源を巡る―つくば霞ケ浦りんりんサイクリング」(県主催)と「霞ケ浦サイクルフェスティバル2019ー自転車の聖地を目指して」(土浦青年会議所主催)が同時開催される。 17日午前9時スタートで りんりんサイクリングは17日午前9時に開会。川口運動公園からつくば市沼田のりんりんロード筑波休憩所折り返しの周遊コース57.4キロを走り、途中、4カ所のエイドステーションでご当地の味覚を楽しんでもらう。レンタサイクルあり、ビギナー歓迎で参加者募集をしたところ、510人もの応募があった。北海道から兵庫県まで、県外から多数が訪れる。参加者には12歳の中学生から76歳の喜寿サイクリストまでがおり、「応募締め切り後にナショナルサイクルルート指定が決まり、記念イベントとして開催できることで盛り上がっている」と県地域振興課。出発地点の運動公園には周辺市町村からキッチンカーや物販ブースが多数出店する。 サイクルフェスティバルも午前9時スタート。土浦市内を走る「つちうら散走」、指定された神社仏閣にお参りしてご朱印をもらいながら走る「ご朱印ライド&ヒルクライドin土浦2019」のほか、「子供のための自転車教室」「ママチャリ ジャストタイムレース」などが繰り広げられる。イベントには参加料や自転車・装備の持ち込みが必要なものがあり、一部は応募を締め切ったものもあり、主催者に要確認。 また23、24日はかすみがうら市の歩崎公園で、関東では初めての民間主体による「バイク&キャンプ」イベントが開かれる。キャンプを通じて自転車旅の素晴らしさ、自転車の魅力を発信するイベントだ。月夜の中、会場全体で、多数のたき火による幻想的なりんりんロードと霞ケ浦を楽しむ演出も用意されている。 ナショナルサイクルルートは、国が11月7日、全国で3カ所の第一次指定を発表。ビワイチ(滋賀県)、しまなみ海道サイクリングロード(広島県、愛媛県)と並んでつくば霞ケ浦りんりんロードが含まれた。指定を受けた際、大井川和彦知事は「東京に近く、平坦で走りやすいコース。国内外から多くの人に来てもらえるよう、しっかりサイクルツーリズムを推進していく」とコメントしたが、その輪は徐々に全県的な広がりを見せ始めている。 ➡つくば霞ケ浦りんりんロードの過去記事はこちら

【アングル土浦市長選】6 サイクリスト1.5倍に 駅ビルが起爆剤

【鈴木宏子】霞ケ浦や筑波山をめぐる全長約180キロの自転車道「つくば霞ケ浦りんりんロード」の2018年度の利用者数が8万1000人と前年度の1.5倍に急増した。20年に10万人という目標を今年度中に上回りそうな勢いだ。 昨年、1.5倍に急増した理由について県地域振興課は、自転車道の整備などハード面の環境整備と、サイクリスト向けサービスの充実や情報発信などソフト面の取り組みのほかに、土浦駅ビル「プレイアトレ土浦」がサイクリング拠点として開業したことが非常に大きいと分析する。 「土浦駅ビルは世界レベルのサイクリング拠点」だという評価も専門家から出ているという。駅直結の拠点施設で、シャワーやロッカーも整っていること、さらに駅ビル内にあるレストラン、物販店、コンビニまでもがすべて、自転車で利用できる「自転車ファースト」が貫かれていること、来年3月にはサイクリングを楽しむためのホテルが完成し、自転車の拠点施設としてのスケールの大きさが世界に例を見ないという評価だ。 選定されれば「次は世界」 つくば霞ケ浦りんりんロードは、日本を代表し、世界に誇る、国のナショナルサイクルルートの第1次指定候補にも選ばれた。瀬戸内海を渡る「しまなみ海道サイクリングロード」(広島県・愛媛県約70キロ)、琵琶湖を一周する「ビワイチ」(滋賀県、約190キロ)と並ぶ候補だ。 正式に選ばれれば、次は「世界に打って出る」と県担当者。英語や中国語などの看板表記を増やすなど環境を整え、さらにこれまでは台湾など自転車が盛んなアジアを中心にモニターツアーなどを開催してきたが、今後は個人旅行が主の欧米などからの旅行客にもPRしたいとする。 結節点から玄関口に 駅ビル「プレイアトレ土浦」のオープンは土浦市の位置づけを、サイクリングコースの結節点から、玄関口へと変えた。 こうした中、市は今年3月、霞ケ浦を臨む土浦港周辺の旧京成ホテル跡地にサイクリング施設「りんりんポート土浦」を整備した。今年度は次の段階として、マリーナを含む南側3.9ヘクタールに民間事業者の創意工夫を生かした集客・誘客施設の整備を促せないかと、民間事業者のヒヤリングなどを実施している。気運を捉えて、官民連携による観光拠点を整備し、にぎわいを創出したい考えだ。 =終わり ➡【アングル土浦市長選】の既報はこちら

3氏が考えを表明 土浦市長選公開討論会

【鈴木宏子】任期満了に伴う土浦市長選(11月3日告示、10日投開票)を前に、土浦青年会議所主催による立候補予定者の公開討論会が29日夜、同市中央、亀城プラザで開かれた。現職の中川清氏(74)、新人で県議の安藤真理子氏(58)、新人で水墨画家の相澤保男氏(81)の3氏が出席し、市の活性化、少子化や高齢化対策、安全・安心に暮らせる政策、霞ケ浦などの観光政策についてそれぞれの考えを表明した。 市の活性化について中川氏は「中心市街地は往来が増えた」と実績を強調し、立地適正化計画に基づき、めりはりのあるまちづくりをして、周辺地区に波及させたいなどと話した。安藤氏は「神立、おおつ野、新治、荒川沖とそれぞれ街ができているが、バスがとても少ない。点と点を公共交通機関で結んで回遊性があるまちにしたい」と語った。相澤氏は「モール505の空き店舗を全部、市で借り切って高校生などに無料で貸してあげたらいい。何かが生まれる」と話した。 少子化と高齢化対策について中川氏は、新婚世帯の引っ越し費用助成や産婦健診費用助成など数々の実績を挙げて「切れ目のない継続的な子育て支援を行っている」と述べた。高齢化対策については、中学校区ごとに専門スタッフを配置して支援の輪を広げる『ふれあいネットワーク』を土浦が日本で一番先につくったと強調した。安藤氏は、市立幼稚園の廃止と市立保育所の民営化について触れ「民でできることは民でやることが大切だが、市立の幼稚園と保育所を残すことも大切」と話し、高齢化対策については「元気な高齢者が街に出て、病院に行くだけでなく、遊びや趣味も楽しめるよう、公共交通網を整備する必要がある」と述べた。相澤氏は「高齢化は避けては通れないが少子化はどうにかできる」とし「1人目が生まれたら100万円、2人目200万円、3人目300万円の一時金をあげたらどうか」などと話した。 安全安心について中川氏は、自主防犯組織やLED防犯灯設置などの実績を挙げ「刑法犯認知件数が10年で半減した」と強調。防災や医療面でも実績を強調した。安藤氏は台風19号で避難勧告が出されたことを振り返り「旧市内の避難所は満杯状態だった。避難場所の見直しの必要性を強く感じた」などと話した。相澤氏は「花火大会でも事故があった。100%安全安心はない」とした。 霞ケ浦などの観光について中川氏は「来年(土浦駅ビルに)星野リゾートのホテルがオープンすればサイクリストを街なかに引き込める。つくば霞ケ浦りんりんロードがナショナルサイクルルートに選ばれたという機を逃さず首都圏のゲートウエイとして交流人口の拡大に努めたい」と話した。安藤氏は「霞ケ浦は土浦の宝。もっと多くの人が集まっていい素材」だと述べ、沿岸の市町村と連携して魅力を発信していくことが大事。SNSで情報を発信したり、足で出向いてPRしたり、国や県と連携して霞ケ浦の魅力をアップさせたい」と述べた。相澤氏は「霞ケ浦のまわりの市町村全部を合併させて人口44万人の政令市をつくり、霞ケ浦を船で行ったり来たりできる地域をつくりたい」などと語った。

《吾妻カガミ》66 自転車のまち土浦 星野リゾートの次は?

【コラム・坂本栄】「自転車のまち土浦」の追い風になるニュースが飛び込んで来ました。ひとつは「ナショナルサイクルルートに選定 つくば霞ケ浦りんりんロード」(本サイト9月18日掲載)、もうひとつは「土浦駅ビルに星野リゾート 来年3月、ホテル開業」(同9月30日掲載)です。詳細はクリックしていただくとして、この2つは土浦をブレークさせる強力なテコになるでしょう。 ナショナルサイクルルートというのは国指定のサイクリング路のことですが、琵琶湖ルート(全長190キロ)、しまなみ海道ルート(同70キロ)と並んで、つくば霞ケ浦ルート(同180キロ)も国交省のお墨付きをもらいました。旧筑波鉄道跡と湖一周路は東日本唯一の指定ルートでもあり、愛好者の人気コースになると思います。 駅ビルにホテルが入るという話は聞いていました。ビジネスの類だろうと思っていたのですが、星野リゾートが運営する、若手サイクリストを意識したカジュアルホテルと聞き、驚きました。星野ブランドを考えると、予約に苦労する宿になるのではないでしょうか。 駅ビルには、サイクリング関係の店舗・施設、開放的なレストラン・カフェ、ユニークな書店などがすでに入っており、駅から徒歩10分の湖畔にはサイクリスト用の市営駐車施設も設けられています。これらにサイクリングルート国指定と著名ホテル進出がプラスされ、「自転車のまち土浦」が全国に発信される仕掛けが整いました。 民による霞ケ浦湖畔リゾート開発 土浦の魅力発信がこれで終わりかというと、そうではありません。湖畔の市有地に、市がリゾート施設を誘致しようとしているからです。ここにはかってホテルが建っていました。ところが経営不振で廃業。跡地にマンションを建設する計画もありましたが、リーマンショックで中止。仕方なく市が取得したものの、有効利用されていない区画(一部は先のサイクリスト駐車場に)です。 市はここにリゾート施設を呼び込もうとしています。今は市の関連会社が運営しているヨット・ボート係留施設と観光船運行事業を、進出する企業に任せるのも面白いと思います。民間の知恵(ビジネスセンス)による水上(ヨット+ボート)と湖畔(サイクリング+リゾート施設)をセットにしたリゾート開発です。 湖の魅力度アップに必要な湖水の浄化は国県市の仕事です。私はその策として霞ケ浦を汽水湖(きすいこ)に戻したらと提案したことがあります。「霞ケ浦を一大リゾート地域に」という見出しのコラム(2017年12月19日掲載)です。これまでの産業政策よりも自然環境を重視する霞ケ浦浄化構想ですが、水質改善の根治(こんじ)策になると思っています。(経済ジャーナリスト) ➡坂本栄の過去のコラムはこちら

広域レンタサイクル割引中 茨城国体に合わせ 9-10月

【山崎実】9月28日からの茨城国体と、10月12日からの障害者スポーツ大会開催に合わせて、「つくば霞ケ浦りんりんロード利用促進協議会」(会長・大井川和彦知事)は、9、10月の平日限定で、広域レンタサイクルの利用料金割引を行っている。 県外からたくさんの来場者が見込まれることから、国体開催に合わせて茨城県の魅力を多くの人に体感してもらおうと実施する。県内・県外を問わず割引を利用できる。 実施期間は、9月2日から10月31日までの平日で、利用時間は午前9時~午後4時。車種別の通常料金と割引後の料金は次の通り。 クロスバイク1500円→1000円▽ミニベロ1500円→1000円▽ロードバイク2000円→1500円▽Eバイク(電動アシスト付きクロスバイク)3000円→2500円▽タンデム自転車4000円→3500円。 10月からは広域レンタサイクルの貸出拠点施設として新たに鹿島セントラルホテル(神栖市大野原、電話0299-95-5511)が追加され、合計11カ所での貸出・返却が可能になる。 レンタサイクルの予約は、利用日の3日前までにラクスマリーナに電話(029-822-2437)またはファックス(029-826-2839)またはメール(rental-bicycle@ibaraki-cycletourism.com)で予約する。問い合わせはラクスマリーナ(電話029-822-2437)。 ➡つくば霞ケ浦りんりんロードに関する過去記事はこちら

中川清市長が立候補表明 11月の土浦市長選

【鈴木宏子】任期満了に伴って11月3日告示、10日投開票で行われる土浦市長選について、現職の中川清市長(74)は11日、5選に向け立候補する意向を明らかにした。市議会9月定例会で海老原一郎氏(郁政クラブ)の一般質問に答えた。同市長選をめぐっては現時点でほかに立候補の動きは見られない。 中川市長は「体力、気力共に充実している。引き続きまちづくりの先頭に立って市政運営に全身全霊で取り組み、市の発展に全力を尽くしたい」と述べた。 4期目の実績については、新図書館と市民ギャラリーの整備、神立駅舎の橋上化、施設一体型新治義務教育学校の開校など数々の取り組みを挙げ「市発展の根幹となる社会資本整備に重点的・集中的に取り組んだ」と強調した。 ソフト面についても、土浦協同病院や霞ケ浦医療センターへの支援により医療体制を強化したほか、市内小中学校すべての普通教室にエアコンと電子黒板を整備したなどと述べた。 一方、市政の課題については「急激な人口減少、少子高齢化、ICT(情報通信技術)社会の進展など、地方を取り巻く環境は大きな転換期を迎え、変化に的確に対応することが求められている」とし「これからが土浦市の将来を決める、真価が問われる大事な時期」だと強調した。 5期目については「『改革と協働で創る未来の土浦』を基本理念に、さらなる行財政改革を推進する」としたほか、「これまで整備した施設を積極的に活用しソフト面の充実を図り個性と魅力を高めながら活気あふれるまちづくりを進める」と話した。日本を代表する自転車道『ナショナルサイクルルート』の第1次候補の一つに「つくば霞ケ浦りんりんロード」が選ばれたことにも触れ「機を逃さず、日本一のサイクリング環境の実現と新たな誘客を図る」などと語った。 中川氏は同市真鍋出身、県立土浦一高、慶応大卒。土浦商工会議所会頭、県公安委員長などを経て2003年11月から4期市長を務めている。

県産ナシPRフェアに参加 和洋菓子店「高月堂」

https://www.youtube.com/watch?v=ttvOdVdJa_4&feature=youtu.be 県産ナシをPRする「いばらきの秋梨おもてなしフェア2019」が県内の菓子・飲食店、宿泊施設で開催されている。土浦市のインターネットテレビ、Vチャンネルいばらきの「NEWSつくばチャンネル」は30日、フェアに参加している同市桜町1丁目の和洋菓子店「高月堂」のオーナーシェフ、澤辺泰弘さん(64)をゲストに招いてインタビューした。 フェアは県が主催。茨城は千葉に次ぐ全国第2位のナシの生産地で、昼夜の寒暖差の大きい気候と豊かな水、恵まれた土質がナシの栽培に適しているという。7月上旬から、ハウスで育てられたナシ(幸水)が出回るのを皮切りに、豊水、県オリジナル品種の恵水、あきづき、新高、にっこりなど、品種を変えながらおいしいナシを10月末ごろまで楽しむことができる。 高月堂では、▽パイ生地にアーモンドクリームを詰め梨をのせて焼き上げた霞ケ浦の帆引き舟をイメージした「いばらき梨のタルト」(600円)▽ つくば霞ケ浦リンリンロードをイメージし、チョコレートの自転車をトッピング、中には茨梨のキャラメルソテーを入れた「茨梨リンリン」(450円)▽ ルバーブとルビーチョコのクリームの上に、ミルキーなパンナコッタ、茨城ナシとルバーブソースをトッピングした「茨梨のパンナコッタ」(450円)―の3種類を販売している。それぞれ、ナシのシャキシャキ感を残しているのが特徴だ。(価格はいずれも税込み) 澤辺さんは「茨城のナシはとてもおいしい。生で食べてもスイーツとして食べてもいいので、ぜひ堪能してください」と話している。 フェアは10月14日まで。参加店で配布しているハガキに必要事項とアンケート記入すると抽選でナシの加工品が当たる企画も行っている。

「健康」軸に自転車活用拡大へ 6日筑波大でシンポジウム

【山崎実】サイクルツーリズム(自転車観光)と県民の健康増進などを目的に、全県的な自転車活用運動を推進している茨城県は7月6日、筑波大学(つくば市天王台)で、「いばらき自転車活用シンポジウム」を開く。「健康」をメーンテーマに、自転車活用の楽しみ方と効用、先進的な事例や実践活動に基づく効果などを誰もが共有し、自転車文化の浸透を図るのが狙い。 県は、昨年6月の国の自転車活用推進計画(閣議決定)を受け、「いばらき自転車活用推進計画」を策定した。既に2016年11月に開通している「つくば霞ケ浦りんりんロード」のほか、「奥久慈里山ヒルクライムルート」「大洗・ひたち海浜シーサイドルート」「鬼怒・小貝リバーサイドルート」の4ルートによる自転車ネットワーク路線の構築を目指している。 さらに安全対策面では、県交通安全条例を改正し、自転車事故の未然防止と被害者救済のための、自転車損害賠償保険等への加入を呼び掛けるなど、自転車の積極的な利用と安全対策の両面から支援体制を強化している。シンポジウムを契機に、自転車活用の取り組みをこれまで以上に広げていく考えだ。 トークセッションや実践報告も シンポジウムでは、ファッションモデルで海外レースにも参加し、アスリートフードマイスターの資格をもつサイクリストの日向涼子さんと、フリーアナウンサーで茨城放送の音楽番組「IBS MUSIC STATE」パーソナリティなどで活躍する木村さおりさんのトークセッションが催される。 事例発表では、フジクラCHO(最高健康経営責任者)補佐の浅野健一郎さんが「始めよう!健康経営と自転車通勤」、シマノ文化推進室の阿部竜士さんが「自転車を活用した健康増進」と題して、それぞれ実践報告する。 この後、ライフクリエーションスペースOVEの室谷恵美さんをコーディネーターに、パネルディスカッション「健康増進に向けた自転車活用」が行われ、自転車活用運動の啓発、推進活動のあり方などを話し合う。 ◆シンポジウムは6日(土)午後1時~3時30分、筑波大学5C棟2階216階段教室で開催。参加費無料。事前申し込み必要。問い合わせは県地域振興課交流プロジェクト推進室(電話029-301-2735)。

足並みそろえ10連休も連日開館 土浦市立図書館など4文化施設

10連休なんて取れるのはお役所ぐらい、と愚痴ろうとしたら、来月13日までお休みなしという公共施設を見つけた。土浦市立図書館と同市民ギャラリーからなるアルカス土浦(同市大和町)のカレンダーは、23日に始まった開館日程が、ゴールデンウイークをはさんで連続20日間に及ぶ。聞けば、27日以降は、企画展開催中の市立博物館(同市中央)、上高津貝塚ふるさと歴史の広場(同市上高津)も歩調を合わせ、4つの文化施設が10連休にそろい踏みするという。令和の幕開け、土浦にどんな薫風が吹き込むか――。 プレイアトレのレストラン開設に合わせ 土浦駅前にあるアルカス土浦、隣接の土浦駅ビル(同市有明町)にはプレイアトレ土浦があって「つくば霞ケ浦りんりんロード」の拠点になっている。昨年3月のオープンから1年、同ビルでは26日にレストランゾーン「STATION LOBBY」が開設の運びとなった。飲食店の企画・経営を手がけるバルニバービ(本部・東京)が2・3階フロアを使い、150席のレストラン&カフェ「NANAIRO Eat at Home!」はじめ、カフェや中華バルなどを展開する。 この新たなにぎわいを「文化の町」の香りで迎えようとするのが、4施設合同での連休開館だ。市立博物館では特別展「町の記憶―空都土浦とその時代」を、ふるさと歴史の広場では「土浦の遺跡―古代のむらと中世寺院」を、ともに6日まで開催中。30日にはプレイアトレ土浦出発で上高津貝塚などを自転車でめぐる「平成最後の歴史めぐり散走」も開かれる。 市立図書館の入沢弘子館長は「10連休は、身近な場所や公共の文化施設でゆっくり静かに過ごすのも新鮮な体験。市民ギャラリーで開催中の絵本の展示は入場無料ですし、博物館や考古資料館も入館料以上の収穫があること間違いなし」と話す。 同図書館の開館時間は通常午前10時~午後8時だが、29日から来月6日までは午後6時閉館、同期間中市内の各分館は休館となる。 ちなみにつくば市立中央図書館は4月30日と5月1日が休館となるほかは開館する。 ➡つくば、土浦の10連休対策総ざらいのページはこちら

《映画探偵団》18 りんりんロードと桜川

【コラム・冠木新市】自転車によるまちおこしが、桜川市、つくば市、土浦市で進められている。3月30日には、サイクリング施設「りんりんポート土浦」が川口にオープン。「つくば霞ヶ浦りんりんロード」(180キロ)の拠点になる。しかし私には、旧筑波鉄道の岩瀬~土浦間の廃線跡地を活用した「つくばりんりんロード」(40キロ)の方がなじみ深い。 筑波鉄道は1918年に開業し1987年に廃業。廃業の年に誕生したつくば市と「りんりんロード」の歴史は重なる。また、ほぼ並行して流れる一級河川・桜川(63キロ)にも、まちおこしならぬ、村おこしの歴史が眠っている。 天保4年(1833)、旗本の川副氏から村おこしの依頼を受けた農政指導者の二宮尊徳は、常陸国真壁郡青木村の桜川を初めて視察する。桜川は両岸も水底も灰のような細かな砂のため、堤防が壊れ、水田は水没。どの家も耕作できず衣食に欠乏、破産して流浪の民となる者もいて荒廃していた。 二宮は村を訪れる前に名主の説明を聞き、荒廃は用水の科(とが)ではなく、苦労を嫌う村人の怠惰に起因すると見抜く。そして、大火事のもとになる茅を刈らせて買い取り、村の社寺や民家の屋根をふきかえ、村人の奮起を促した。 その後青木村に入り、堤防工事に着手、奇想天外な方法を用い、わずか10日間で青木堰(せき)を完成させた。 クリストファー・ノーラン監督の『バットマン』 私が二宮尊徳に興味を抱いたのは、父を亡くした40数年前、書店で偶然手にした本がきっかけである。それまでは、柴を背負い本を読む少年像から、小柄で善良な人物と思い込んでいた。 ところが実際は、身長182センチ、体重94キロとプロレスラー並の体格。また、一農民でありながら士分に取り立てられたため、村の再生では侍と百姓から組織的なイジメに遭っていた。無理もない。二宮は100~200年先を見据えた計画を練り、「小を積んで大を為す」の哲学で行動した。日本人離れした人物であったからだ。 二宮は各地から村おこしを頼まれ、何度も断るが、結局次々と引き受けたのは何故か。私は、二宮が少年のころ、小田原の酒匂川の洪水で田畑が流出、両親の病死、一家離散を経験しているからだと思う。 滅多に昔のことは語らなかったという二宮だが、両親のことに話が及んだときは、体を震わせ落涙したそうだ。二宮は災害や貧困に苦しむ村人の姿に、自分の少年時代を重ねていたのかもしれない。 そんな二宮尊徳とクリストファー・ノーラン監督の『バットマン』3部作(2005~2012)の主人公ブルース・ウェインの姿が重なる。ウェインは腐敗したゴッサム・シティーで好き勝手に振る舞う犯罪者や市民たち、そんなゴッサムを滅ぼそうとする影の同盟に対し、バットマンに変装して戦いを挑む。バットマンの原点は、暴漢によって両親を殺害されたブルースの少年時代のトラウマにあった。 「りんりんロード」をツーリングファッションで颯爽(さっそう)と走る人々は、バットマンを連想させる。彼らも少年少女のころ、両親の助けを借り自転車の乗り方を教わったことだろう。まちおこしとは、親が子を想い子が親に感謝する心から生まれてくるのに違いない。サイコドン ハ トコヤンサノセ。(脚本家) ➡冠木新市氏の過去のコラムはこちら

「足だまり」の交流拠点 土浦にサイクリング施設オープン

【谷島英里子】霞ケ浦を望むつくば霞ケ浦りんりんロード沿いに30日、サイクリング施設「りんりんポート土浦」(土浦市川口)がオープンした。サイクリストや市民らが立ち寄る施設として同市が整備してきたもので、人と自転車の休息と手入れの場所となる。 休憩施設は、自転車メンテナンススペース、休憩スペース、多目的室、屋上展望スペースが設けられ、サイクルラック、シャワー、トイレ、自転車チューブなどの販売機が配置されている。自動車からの乗り換え用に約100台の駐車場も備えた。敷地面積約1.1ヘクタール、休憩施設は平屋建て延床面積約260平方メートル。 この日は、中川清市長や宇野善昌副知事ら関係者が出席してセレモニーが開かれた。中川市長は「霞ケ浦周辺の新たなシンボルとして施設の持つ魅力が波及効果を生み、街のにぎわいや地域活性化につながることを願っている」と述べた。 オープニングイベントでは、4月1日から県道路交通法施行細則の改正で公道走行が可能となる2人乗りの「タンデム自転車」の試乗があり、中川市長、宇野副知事が体験した。子ども参加の自転車乗り方教室や自転車走行中の危険を予測する模擬体験も行われた。 ▽開館時間午前9時~午後6時。休館日12月29日~1月3日。利用料(多目的室)午前9時~午後1時=1295円、午後1時~午後6時=1620円。

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不登校生徒の学習支援 つくば市と協働、NPOが再スタート

【川端舞】認定NPO法人リヴォルヴ学校教育研究所(つくば市)は、10月から不登校児童生徒の学習支援事業を、つくば市と協働で始めた。「不登校生徒の学習支援は経営が厳しく、市に支援してもらうことは大変助かる」と代表の本山裕子さん(57歳)は語る。自治体が民間団体と協働し、不登校の学習支援をおこなうのは県内でも珍しい。 20年の支援経験生かす 代表の本山裕子さん 同NPOは、2000年11月から今年9月まで、不登校生徒の学習を支援する「ライズ学園」(つくば市谷田部)を運営してきた。不登校の背景には、読み書きに困難があるがタブレット端末を使ったら学習しやすいなど、周囲とは異なる学び方をするLD(学習障害、学び方の違い)などが潜むケースも多い。ライズ学園では一人一人の子どもの特性に合わせた学習指導をおこなったり、絵画造形やスポーツなど体験的な学びの機会を取り入れたりしていた。 子どもたちには月謝を払ってもらっていたが、学習指導をマンツーマンで行っていたため、人件費だけでも費用がかさむ。やればやるほど赤字だったという。もともとは週に4日開いていたが、経営悪化により開催できる日数が次第に少なくなった。昨年4月には、経営を立て直すため一時休園することも考えたが、それまで通園していた子どもたちがいるため、週1日だけ開いていた。

《続・気軽にSOS》74 あなたの選択は?

【コラム・浅井和幸】私達は、毎日毎日、様々な選択をしています。靴下をどちらの足から履くかというささいなものから、プロポーズをするかとか、どの職業に就くかとか、人生の大きな分かれ道のものまでです。それは、無意識レベルから、長い時間をかけて悩んで答えを出すレベルまで、様々です。 いつも忙しくて選んでいる暇なんてないよという方も多いことでしょう。そういう方は、無意識でいつもと同じ選択肢を選んでいることがすべてなのかもしれませんね。 自分が選んでいるのではなく、それしかないから仕方なくだよ、という方も多いことでしょう。そういう方は、こうすべきという決めつけで、状況のせいにして自分の希望の選択を後回しにしているのかもしれません。 今、幸せである人、好循環でますます幸せになっている人であれば、無意識の選択や流された選択でもよいのかもしれません。しかし、今が苦しいとか、悪循環を起こしているとかで、どうにかしたいと考えるのであれば、この選択ということを意識して考えることが大切です。 人というものは、私たちが考えている以上に、積み重ねることや今を耐えてより大きな満足を得ることが苦手です。また、目の前の小さな苦を避ける傾向もあります。例えば、目の前に大好きな粒チョコを1つ置きます。今すぐ食べてもよいのですが、10分待ったら3つ食べてもよいというルールがあるとします。意識して考えると3つ食べたいのに、目の前の1つのチョコを食べてしまうようなものです。 自分の望みに近づける行動

1階の旧飲食店街はオフィスに つくばセンタービル改修計画 屋根は取り止め

【鈴木宏子】議会からも市民からも十分な説明がないと批判がある、つくばセンタービル(同市吾妻)のリニューアル計画について、4日、市議会全員協議会が開かれ、五十嵐立青市長はリニューアル計画概要を説明した。旧レストラン街の1階アイアイモールを働く場を支援するオフィスとし、現在のつくばイノベーションプラザ1~3階は新たな市民活動拠点とする配置イメージが示された。 4日議会に説明があったつくばセンタービル1階配置イメージ図 一方、センター広場にドーム型屋根をとりつける計画は取り止めになった。屋根は、市が6月にホームページで「リニューアルの方向性案」を示した時点では、雨天時にもイベントが開催できるように計画されていた、市学園地区市街地振興室によると、屋根の計画に対してはさまざまな意見が市に寄せられたことなどから「デザインに配慮し取り止めた」という。同センタービルは、2019年に建築界のノーベル賞といわれるプリツカー賞を受賞した建築家、磯崎新氏の代表作の一つで、ポストモダン建築の代表作。 取り止めになったセンター広場のドーム型屋根のイメージ図 リニューアル計画によると、もともとはレストラン街だったが現在はすべての飲食店が撤退した1階アイアイモール約2500平方メートルは、働く人を支援する場とし、コワーキングスペース、テレビ会議ブース、シェアオフィスなどを整備する。子連れ出勤のサポートなど多様な働き方を支える場とし、来年3月に市と民間企業が出資して設立する予定のエリアマネジメント会社(まちづくり会社)が運営する。

地域をつなぐマーケット つくばの「まめいち」 活動絶やさず 

【川端舞】環境に配慮した商品提供と、多様な人々とのかかわりを大切にしているコミュニティマーケット「まめいち」。地域にあるつながりを絶やしたくないと、感染対策に配慮して開催が続けられている。 環境にも人にも優しい場所 まめいちを主催しているのは、つくば市大角豆で治療院「つくば草の根はりきゅう院」を営む小池栄治さん(47)と妻の容子さん(44)。2011年の福島原発事故の際、「電気やお金がなくても何とか暮らしていける」ことを地域で証明したいと思った。当時「朝市をやってほしい」という友人の依頼もあり、12年2月から毎月第3日曜日に治療院の駐車場で開催するようになった。 筑波山の麓で農薬を使わず育てた野菜を販売する農家や、無添加で仕上げたベーコンや鶏ささみの燻製を販売するハム屋など、環境に配慮したものづくりをしている地元の個人店が、毎月出店する。単に販売するだけでなく、商品の背景にあるエピソードが語られたり、顔なじみになって互いの安否を気遣ったりする。 クラフト紙で作ったバッグや無農薬の稲わらで作った鍋敷きを販売する小物屋「文田釜」は、出店して約4年になる。店主の北山良香さんは「まめいちは、健康に良い材料にこだわりを持っているお店が多く、刺激を受ける」という。「どうやって商品を作るかなど、他のお店の人と話せるのも楽しい。お客さんのリクエストで新しい小物を作るときもある」という。 「0円マーケット...