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《吾妻カガミ》57 「つくば業」というビジネスモデル

【コラム・坂本栄】メディアに携わっていると、表現の手段である言葉には敏感になります。ある事象を簡潔にしかもイメージが膨らむように伝えるには、どういった言葉を使ったらよいかと。5月19日、つくば市で山水亭を経営するサンスイグループの創業100周年パーティーがあり(記事は同日掲載)、祝賀スピーチの中で「つくば業」という言葉を聞いたときには、これは使えると思いました。 式では来賓トップで、中村喜四郎衆院議員(茨城7区=グループ創業の地常総市を含む選挙区)が基調講演のような祝辞を述べ、サンスイのビジネス形態(つくば市内でホテル・レストラン事業、ペット事業、教育事業などを展開)を「つくば業」と呼びました。業種ではなく、これら事業を展開しているエリアに注目して「つくば業」と言ったわけです。 「さすが喜四郎さん」と、老練政治家の言葉のセンスに感心したものです。でも後で、これは議員の造語ではなく、グループの東郷治久代表の用語であることが分かりました。式招待状の中のサンスイグループ小史に「祖父の代には米穀業、父の代には映画館経営、旅館業、そして私の代には『つくば業』と大きく変化してきました」と記載されていたからです。 「つくば業」を私なりに定義してみます。学園都市つくばは、元々山林や田畑ですからビジネス用地は十分。筑波山など観光資源も豊富。大学や研究所が集まり教育環境は良好。東京との間に新鉄道TXもあり居住にも仕事にも便利……。こんなエリアで展開する事業の集合体と言ったらいいでしょうか。 グループのペット事業(筑波山近くの犬の動物園や犬の養老園)も、ホテル・レストラン(筑波山神社前のホテルや市内の和風宴会場)も、教育事業(ペット専門学校や日本語学校)も、つくばの地の利と特性を生かしたビジネスと言えます。まさに「つくば業」です。 ひとつの業種にこだわるな 今は魅力的な地域(面)での事業展開ですが、サンスイが面白いのは、事業環境の変化(時間軸)に合わせて、業種をスクラップ&ビルドして来たことです。 先の小史によると、祖父は、戦時統制で米穀商(東郷商店、現常総市)の妙味がなくなると、鉄道経営(現常総鉄道)に乗り出したそうです。父は、テレビの普及を見て映画館経営(県西県南県央で17館)を止め、旅館経営(筑波山神社前)に進出したそうです。そして、東郷さんは、科学万博のころ拠点をつくばに移し、上記の「つくば業」を構築してきました。 私が常陽新聞の名士インタビュー欄を担当していた5年前、東郷さんにも登場してもらったことがあります。その中で「うちの家訓は『一つの業種にこだわるな。一つよい時に違うことをやっておけ。9勝6敗でいい。商売は失敗してもいい』です」と話していました。祖父、父の体験が詰まった言葉です。 ビジネスには流行(はやり)すたれがあります。定着した事業(家業)を止めるのも、新しい事業を始めるのも、容易ではありません。そのリスクに怯(ひる)むなということでしょう。(経済ジャーナリスト) ➡坂本栄の過去のコラムはこちら

古写真につづる千の言葉 「つくばアーカイブス」再構成し刊行

【相澤冬樹】それは「A picture is worth a thousand words(1枚の写真は千の言葉の価値がある)を合い言葉に始まった」と総合科学研究機構(CROSS、土浦市)研究員の木村滋さん(79)。2007年から10年にかけ、同機構のつくばアーカイブス研究会で集めた昭和期の写真を中心にした記録約500点を再構成し、「目で見るつくばの歴史」にまとめて刊行した。 刊行物はA4判232ページの書誌と画像収録のCDで構成され、「つくばアーカイブス大賞記録集」のサブタイトルがついている。農水省蚕糸試験場(現農研機構)で所長を務めるなどした木村さんは、退職後籍を置いた同機構で、副理事長だった高橋嘉右さんから相談を受けた。 「アメリカにA picture is worth a thousand wordsってことわざがあるが、実は社会運動のスローガンになっている。つくばでアーカイブ事業をやれないか」。写真を中心に、地域から失われつつある記録、消えそうな記憶を集めて未来に伝える。折しもつくばエクスプレス(TX)開業(2006年)直後で、つくばの変貌が加速する時代だった。筑波研究学園都市建設の閣議了解(1963年)から50年が迫っていた。 記憶集めに自腹と手弁当 アーカイブス研究会は、同機構に関わる役員や委員などの任意活動としてスタートした。報酬や経費の支給はなく、手弁当で記録収集に当たった。代表に就任した高橋さんは毎年自腹を切ってポスターを作成するなどし、募集の先頭に立ったという。 集められた写真は審査して、2007年から4回にわたりつくばアーカイブス大賞を選定するなどした。日本植物分類学の泰斗、牧野富太郎博士が筑波山に登り、蝶ネクタイ姿で収まっている記念写真(1939年撮影)などが選ばれている。しかし公募では次第に点数が集まらなくなり、つてをたどって地域の名士の家々などを訪ね歩き、採集するスタイルになった。 この取材の中心にいたのが木村さん。土浦市在住のカメラマン、御供文範さんと連れだって、古写真や図版類を複写して回った。「やってみて分かったのは、写真を手に入れても、それだけじゃあ何なのか実は分からない。持ち主や家族の話を聞いてやっと、そういうことかと氷解できることがある」 取材先はつくばにとどまらず、膨大な写真を収めた「浮島村改良養蚕組合写真帳」(1927年)の発見から、現在の稲敷市の保管先に行き当たる。何回か訪ねるうちに、養蚕農家が昭和初期に取り組んだカイコ飼育の技術革新を突き止めて、カイコ研究者だった木村さんは因縁を感じることになる。「千の言葉が必要になるときもある」と感じたという。 失われた郷土愛のありか 1914(大正3)年の筑波鉄道株式会社の設立総会時に撮られた集合写真が出てきたときも、これだけだと写っているのが誰か分からない。持ち主を訪ねて話を聞くうち、当時の株券やら絵はがきやらが出てくる。「筑波鉄道、のちの関東鉄道筑波線は1987年に廃線となる運命をたどる。経営的にはどうにも立ちいかなかったけれど、株券まで大事に残してるってことは金儲けをしようとこの鉄道を作ったんじゃない。郷土愛ってものが感じられるんだ」と木村さん。「それこそ今失われてしまったものだねえ」というのだ。 事業は4年間で収束したが、当時の資料提供者や関係者へ「きちんとお礼も報告もしていない」のが気になった。平成の終わる前に、と再点検に乗り出した。未整理の文献もあり、それらを建設・景観、民俗・祭事などのテーマごとにまとめ直してみると、時代に埋もれたきれぎれの記憶の断片が、体系化できるのに気づいた。 そんな思いをこめて、今回の書籍も自費出版。自分でワープロを打ち、版下を作って印刷所に持ち込んだ。独力で日本図書コードを取得して300部を刷ったが、あくまで関係先への「お礼」の部数。市販するには負担も大きく、今回は非売品扱い。書誌に収めきれなかった写真も含めて制作した添付CDならば、頒布も可能だが、提供方法は検討中ということだ。 ◆総合科学研究機構(CROSS)土浦市上高津1601、電話:029-826-6251

隣接の県有地購入へ 児童数急増の葛城小 つくば市長がPTAに回答

【鈴木宏子】児童数が急増しているつくばエクスプレス(TX)沿線のつくば市立葛城小学校(同市苅間、児童数384人)について、同小PTAが、グラウンドに校舎を増設するのではなく、適切な教育環境を整えるよう要望していた問題=4月5日付=で、五十嵐立青市長は24日までに、同小北側に隣接する県所有の学校用地(約6100平方メートル)を購入し校舎を増設するとPTAに回答した。 6月11日開会の市議会6月定例会に、県有地購入費と校舎を増設するための設計費用を提案し、次の9月議会に用地取得案件を提案する方針という。市教育局教育施設課によると、金額や増設規模については現時点で公表できないとしているが、将来の児童数増加に対応できる規模にするという。 市議会で可決されれば、今年度中に設計を実施し、来年度に教室の増設工事をする。2021年4月から子どもたちが新教室で勉強できるようにする。校舎の配置などは、現在の校舎がすでに老朽化していることから、将来の建て替えも視野に入れた配置とするという。併せて県有地に放課後児童クラブを建て替える。 4月5日、当時PTA会長の福田理さん(40)=現在は顧問=らが要望していた。児童数の急増に対し五十嵐市長は当時、グラウンドに校舎を増設する、隣接の学校用地を県から購入する、通学区を見直す―などの選択肢を検討していると回答していた。 県有地購入の方針を決めた理由について市教育施設課は、現在のグラウンドは狭いため、児童数が増える中で、グラウンドに校舎を増設すると子どもたちの運動などに支障が出て、事故なども心配されると判断したとしている。一方、通学区については現時点で見直しは実施しないという。 要望書を提出した福田さんは「市議会議員や区長の協力を得て、ものごとを動かすことができた。まずはちゃんと動いてくれた市に感謝したい」と話している。 TX沿線の研究学園葛城地区に立地する同小周辺は住宅開発が進み、2014年に72人だった児童数は今年4月に384人と5.3倍に急増している。今年度は空き教室2教室を普通教室にして対応した。来年度はさらに空き教室1教室と特別教室1教室の計2教室を普通教室にして対応する予定という。2021年度以降は転用できる教室がなくなってしまうことから、早急に教室を増設することが求められていた。 4校で60教室増設 TX沿線で人口が急増する同市では、沿線地区のほかの小中学校でも教室が足りなくなり、対応を迫られている。今年度は2018年4月に開校したばかりの学園の森義務教育学校の敷地内に26教室を増設、同じ年に開校したみどりの学園義務教育学校も15教室を増設する。ほかに竹園西小で8教室、竹園東中で11教室を増設し、市内4つの義務教育学校と小中学校で計60教室の増築が行われる。小学校新設の計画があるのは、万博記念公園駅近くの香取台地区の1校のみだ。 学校敷地を拡張して教室を増設するのは葛城小が初めて。学校敷地内での教室増設が進められていることに対し、市議会で教育環境を整えるよう訴えてきた山中真弓市議は「葛城小での学校用地購入が市内の学校の教育環境を整えるきっかけになれば」と話している。

今年のバラは長く楽しめそう 「つくばローズガーデン」公開始まる

【相沢冬樹】バラ園「つくばローズガーデン」(つくば市古来、藤沢仁子園主)の一般公開が13日始まった。今年は「気候のせいか堆肥が効いたせいか、例年になく大量のつぼみをつけている」(藤沢園主)そうで、長く楽しめそうな14シーズン目に突入した。開花状況を見ながら17日にも有料営業に切り替える。 つくば市長を2期務めた藤沢順一さん(79)が自宅前の畑を自ら耕し、丹精した。2005年から一般公開をしている。後援している少年野球チームの子供たちがバーベキューパーティーを開けるよう芝生広場を作ったのが始まり。東京農大で農業を学んだ元市長は、低農薬、有機栽培のバラづくりに取り組み、年々栽培品種を充実させていった。今では約3000平方メートルの敷地に約700品種、2500本のバラを育てている。 元市長は今も朝5時に起きて、花のせん定や水やり作業にいそしむ。3女、仁子さん(41)は東京で会社勤めをするOLだったが、つくばエクスプレス(TX)が開通して自宅から通勤するようになると、父の孤軍奮闘を見かねてバラ園を手伝うようになった。会社を辞め専従となったのは2014年のシーズンから。特に知識も技術もなかったが、父親やその周囲の専門家から栽培法やガーデニング術を学んだ。 園内は雑木風ガーデンやバラの回廊、イングリッシュローズエリアなどでゾーニングされるが、今シーズンは仁子さんの発案で、スイートピーなど宿根草を配したミニガーデンを開設した。シーズン中の週末には姉2人も帰宅して、3姉妹で園を切り盛りするという。 昨年は春先からの気温上昇で、花期が早々に終わってしまったが、今期の生育状況は順調。常総市で作られる「野草堆肥」を用いるようにしたところ、つぼみの着きがよく、つるバラで白い花の中心が赤く色づく「ピエール・ドゥ・ロンサール」種など、いち早く開花した。つぼみもびっしりつけて長く楽しめそうという。 青い花をつける「青龍」種あたりが咲き出す今月24日から26日あたりが最盛期の見ごろとなりそう。26日には午前11時30分~と午後1時~の2回、スターライトジャズオーケストラの演奏会が予定されている。 ◆つくばローズガーデン=つくば市古来458。2019年のオープンガーデンは5月13日から6月16日まで(予定) 開園時間は午前9時~午後5時 入園料・一般500円。URL:http://tsukubarosegarden.com/

《吾妻カガミ》55 つくばの政治テーマ 総合運動公園問題

【コラム・坂本栄】つくば市にとっては重いテーマ「総合運動公園問題」について、五十嵐立青市長はやっと処理方針を公表しました。市原健一前市長がぶち上げた総事業費370億円(うち土地代66億円)の大プロジェクト。市民の反対に遭って白紙撤回に追い込まれ、市原さんが4選出馬を諦める一因になった案件です。 逆に五十嵐さんにとっては、反対運動をテコに市長選に臨み、当選の主因になった案件です。ということは、この問題の処理を誤ると市民のブーイングが起きるでしょうから、厄介な政治テーマと言えます。 処理のポイントは、本サイトの記事「総合運動公園用地売却へ 事業提案の公募開始 つくば市」(4月26日掲載)をご覧ください。用地に関心がある業者さんは、市HPの「高エネ研南側未利用地の事業提案を募集します」をチェックしてください。 募集要項を読むと、土地処分のプロセスが2段構えになっており、市の慎重な姿勢が伝わってきます。まず、事業提案(46ヘクタールの土地をどう使うか)を募集、気に入った利用計画を採用したあと、利活用する事業者(土地買い取り業者)を選ぶという段取りです。市としては、お荷物の土地は手放すが、買い手の使途には口を出すというわけです。 おやっと思ったのは、受け付けを拒む提案もあると断っていることです。住宅系用途(戸建てやマンションなどの住宅団地?)、それから大規模な百貨店・総合スーパー(ショッピングモールの類い?)はご遠慮ください、と。どこか誘導したい事業体があるのでしょうか? 万博やTX並みの大プロジェクト 市原さんが総合運動公園計画を公表したとき、私は「なかなか面白いプランだ」と思いました。つくば市の歴史の中では、科学万博(1985年)、TX開通(2005年)に並ぶような大プロジェクトだったからです。 施設は、公式陸上競技場、総合体育館、ラグビー兼サッカー場で構成され、今年の茨城国体、来年の東京五輪での活用も想定されていました。スポーツ施設が集積する水戸市に比べ、つくば市は東京に近いという地の利もあり、両イベントのあと、プロスポーツの誘致も期待できました。 ほぼ同時に、市原さんは土浦市との合併を提案、茨城初の中核市(当時の要件は人口30万以上)を誕生させ、県の臍(へそ)をつくばに移す構想もぶち上げました。運動公園計画は、「県都」を県央から県南に移す企(たくら)みとセットだったのです。 しかし、運動公園計画も隣接市との合併構想も、市民の反対(前者は住民投票で81%が否、後者も市民調査で85%が否)で潰(つい)えました。前向きの話でも後ろ向きの話でも、首長のセンスと政治力(特に市民を説得する力)が大事だと思うこのごろです。(経済ジャーナリスト) ➡坂本栄の過去のコラムはこちら

11日つくばで「ギターフェス」 実行委員長の圷英子さん 来場呼び掛け

https://youtu.be/aNrY1uGPSGk 【谷島英里子】「第17回ギターフェスティバルinつくば」が11日、TXつくば駅から徒歩5分のつくばカピオホール(つくば市竹園)で開催される。土浦市のインターネットテレビ、Vチャンネルいばらきの「NEWSつくばチャンネル」に3日、実行委員長の圷英子さんをゲストに招いてインタビューした。 フェスは県内などで活動するクラシックギターアンサンブル8団体による演奏会で、日ごろの練習の成果を発表しようと毎年開催している。クラシックからジャズ、ポピュラー、歌謡曲までジャンルを超えた25曲が楽しめる。 出演団体は▽ホームギターアンサンブル(土浦市)▽守谷ギターアンサンブル(守谷市)▽ギター文化館アンサンブル(石岡市)▽ギタルラス・デ・プラタ+「奏」(つくば市・早稲田大OB)▽ギターアンサンブル・ヴィス(守谷市)▽ひたちなかギタークラブ(ひたちなか市)▽筑波大学ギター・マンドリン部(つくば市)▽ギターアンサンブル・リベルタ(つくば市)。 スペシャルゲストとしてアルカペルギターカルテットが出演する。飯野なみさん、谷川英勢さん、松田弦さん、新井伴典さんによるカルテットで、メンバーそれぞれが国際的に活動している。 圷さんは「出演者は約60人程います。1年前から曲を決めて一生懸命練習してきたので、当日はいい演奏ができると思う。ぜひ聞きにいらしてください」と来場を呼び掛けている。 開場は午後12時30分、開演1時。入場無料。問い合わせは圷さん(電話090-3006-2685)まで。

【読者発「マイ桜」】2 思い出の桜や花見客でにぎわう名所

読者発「マイ桜」2回目は、つくば市内の樹齢250年ともいわれるしだれ桜など、思い出の桜や名所計4カ所を紹介する。 ◆慶龍寺のしだれ桜(つくば市) 境内で樹齢250年とも言われる見事なしだれ桜が3本楽しめます。♯ISSYRIDER 真言宗慶龍寺の境内には長寿のしだれ桜と、ソメイヨシノなどが植栽され、開花時期には花見の名所として参拝者が絶えない。 寺は江戸時代に建立された古刹で、本尊である観音菩薩は807年、弘法大師が子どもたちの成長と安全を祈願して手ずから彫ったと伝えられる秘仏。そのため安産祈願やお宮参り、虫封じなど、子どもの健やかな成長を願う参拝者が多く、「泉の子育て観音」と慕われる。 4月1日~10日まで「桜まつり」が開かれ、期間中の8日にはお釈迦さまの誕生日を祝う「釈尊降誕花まつり」が行われる。 ▽つくば市泉2348 電話029-867-0323 ◆福岡堰(つくばみらい市)県南で一押しです。3年前に友人と初めて見に行き、近くにこんなところがあったのかとびっくり。桜の下で飲食できるスポットは近隣に少ないですが、公園も整備されゆっくりお弁当も食べられます。♯つくば市・団体職員 女性 利根川に合流する小貝川をせき止めて造られた福岡堰は「茨城観光100選」に選定されている桜の名所。遊歩道沿い1.8キロに約600本のソメイヨシノが連なる開放的なロケーションで、県外からも多くの見物客が訪れる。 毎年4月上旬には、桜の開花時期にあわせて「福岡堰さくらまつり」が開催される。今年の開催期間は3月29日(金)~4月2日(火)。期間中の土・日曜日には桜並木の中心部で催し物や地元物産販売、模擬店ができてにぎわう。交通渋滞が予想されるため、TXみらい平駅からの無料シャトルバスか近隣小学校への駐車を呼びかけている。問い合わせ:つくばみらい市観光協会(電話0297-58-2111) ▽つくばみらい市北山2633-7(福岡堰さくら公園) ◆新川(土浦市) 昔勤めていた職場が近くにあったので、当時の思い出と共にあるマイ桜です。♯つくば市・女性 土浦市内を東西に流れて霞ケ浦に流れ込む新川の両岸には約200本のソメイヨシノが植えられ、枝を大きく広げて水面に覆いかぶさるため約2キロの桜のトンネルができる。川に架かる橋と桜のコントラストの美しさから撮影スポットとして人気が高く、見物客は春の到来に酔う。 同市は亀城公園や桜川の堤道など桜の名所が点在するが、新川の桜と水辺との距離感の近さを好む市民が多い。 毎年市をあげて「土浦桜まつり」が開催され、今春の会期は4月7日(日)まで。新川堤沿いの立田町と真鍋2丁目はちょうちんが飾られ、城北町地区ではライトアップされて町は一気に華やぐ。※天候や開花状況により変更や中止することがある。 ▽問い合わせ:土浦市観光協会(電話029-824-2810) ◆筑波大桜通り(つくば市) 1980年代初め「桜村にも桜の名所を」と旧桜村時代の松見公園-筑波大学の松見通り西側に「桜の広場」が設けられた。京都・哲学の道に範をとったが、通りの左右は通称「くいだおれ」の飲食店街と筑波大学の学生宿舎。春ともなれば「花見公園」と化し、早々にバーベキュー禁止となった。♯つくば・我察 筑波大キャンパスの南に位置する追越、平砂学生宿舎脇の遊歩道に植樹された約1キロの桜通り。遊歩道の両サイドに植えられ、桜のトンネルになる。咲き競う桜の下の広場は学生たちの開放区で花見を楽しむ姿が見られる。 投稿者は学園都市建設に当たった住宅・都市整備公団(現・UR都市機構)と交流があった。1973年に開学した同大も既存のアカマツ林や池を利用して公園のように造られた。 大学は公共性を考慮して「開かれた大学」として発足し、部外者を拒む門やフェンスはない。開学前後に植樹されたと思われる樹勢旺盛な若い桜がキャンパスに点在し、自由に散策できる。自転車で往来するものも多い。 【構成・橋立多美】  

クレオを日本エスコンに売却 西武棟は複合施設、イオン棟はマンションに

【鈴木宏子】百貨店やスーパーなどが撤退後、閉鎖されたままになっているつくば市吾妻、TXつくば駅前の商業施設クレオについて、所有者の筑波都市整備(同市竹園、石原孝社長)は27日、不動産会社の日本エスコン(東京都千代田区、伊藤貴俊社長)に同日付けで売却したと発表した。 日本エスコンは全国各地で地域密着型の商業施設開発やマンション、ホテル建設などを手掛けるデベロッパー。昨年12月に売却された隣接のキュート(Q't)、モグ(MOG)=2018年12月22日付=に続いて、同駅前商業施設つくばクレオスクエア全体を日本エスコンが取得したことになる。同社は「これまでの多面的な不動産開発のノウハウを生かし、3施設一体でのつくば駅前の開発を推進していく」としている。 クレオの再生問題は、施設閉鎖から約1年2カ月でようやく方向性が定まった。 日本エスコンによると、旧西武棟部分は改修して、商業施設のほか、県・市や、周辺の教育機関、先端技術研究開発系企業などと連携した複合施設にするという。同社は「駅直結のペデストリアンデッキでつながる立地を活用し、キュート、モグを含め、マーケットニーズに合う業種業態・店舗を構成して魅力的な施設を設計し、駅前街区全体の新たなにぎわいを創出する」などとしている。 旧イオン棟部分は解体して先進的なマンションを建設するという。同社は中部電力と提携していることから、省エネルギーのスマートハウスなどを計画しているという。マンションは14階建て程度を検討しているが、戸数などの規模は未定という。 再オープンに向けたスケジュールは現時点で未定だが、旧イオン棟部分の解体工事は年内に着手するとしている。 一方、筑波都市整備は、日本エスコンに売却した理由について「つくば市のまちづくり方針に共鳴し、施設運営やまちづくりにノウハウがあり、中心市街地の活性化の実現に寄与できる」などと説明する。日本エスコンとは、つくば市が取得を断念した昨年10月以降、協議してきたという。売却価格は公表しないとしている。 つくば市長「再びにぎわいを期待」 クレオは敷地面積約1万5600平方メートル、建物は鉄筋コンクリート造り地下2階・地上8階建て、延床面積は約5万7000平方メートル。科学万博が開催された1985年3月に開業した。 その後、つくばエクスプレス開業により郊外に大型店が立地したことやライフスタイルの変化などから売り上げが減少し、2017年2月に西武筑波店が撤退、18年1月にはイオンつくば駅前店が撤退し、全館が閉鎖となった。 筑波都市整備は西武が撤退を発表した16年8月から、新たなテナントの誘致を続けたが再開の見通しが立たず=17年12月25日付=、売却方針に転換した=18年9月4日付。 こうした中、つくば市の五十嵐立青市長は昨年9月、クレオの土地と建物を38億円で取得し、子どもたちが遊びながら科学を学べる体験型商業施設=18年9月28日付=をつくる計画を発表した。市内4カ所で説明会を開き=18年10月10日付、同12日付、同14日付、同15日付=、市民の意見を募集するなどした=同18日付=が、議会の理解を得られないと判断し、昨年10月、議会に諮らないまま計画を断念=同25日付=した経緯がある。 五十嵐市長は「取得が決定したことで再び中心市街地のにぎわいに資する施設になることを期待している。つくば市が目指す中心市街地のビジョンの実現に向けた取り組みについても協力いただきながら進めていきたい」などとするコメントを発表した。

《吾妻カガミ》52 ビッグニュース 土浦一高も中高一貫

【コラム・坂本栄】県内トップの進学校、土浦一高に中学校が併設され、同校は「中高一貫校」になるそうです。移行は2年先ですが、県が2月に発表した県立高大改革、エリアの小学生の父母にとってはビッグニュースだったと思います。土浦一高の中高一貫化は私の持論でもありましたので、この決定に拍手を送ります。 詳しくは本サイトの記事「土浦一、水戸一など10校が中高一貫に 県が県立高校改革プラン」(2月21日掲載)をご覧ください。見出しからも分かりますように、中高一貫が導入されるのは土浦一高だけでなく、県内12ブロックの拠点校(2ブロックは導入済み、新規は10ブロック)になります。 事情通によりますと、当初、対象校は「土浦一、水戸一」に絞り込まれていたそうです。ところが、議論の過程で「自分の出身校も入れろ」といった声が噴出、全域に拡散したとのこと。良いか悪いかは別にして、とても民主的な決定プロセスがあったわけです。 最初のパラグラフで、土浦一高の中高一貫は私の持論と述べましたが、その論旨を「土浦一高進修同窓会会報」(2014年12月1日号)への寄稿から引用します。 「10年前のTX(つくば―秋葉原)開通により、つくばの優秀な中学生は東京の高校も選択できるようになった」「また、県南の私立高校が中高一貫制を採用、優秀生の奪い合いが激化している」「学校としても、こういった地政学的変化、教育システムの進化に対応しないと…」「県立高の制約はあると思うが、土浦一高も中高一貫(全国の優秀生を念頭に寄宿舎も用意)を導入したらどうか」 竹園東>吾妻>手代木>土浦第四>土浦第一 つまり理由は2つです。ひとつは、新鉄道の開通で県南が東京圏に組み込まれ、地域間競争が激化したこと。もうひとつは、官営サービスが民営サービスの挑戦を受け、対応を迫られていること。いずれも教育のシステムだけでなく、他の分野にも見られる現象です。 地域の変わり様は、首都圏という広域はもちろん、土浦とつくばの2市間でも見られます。土浦一高によると、出身中学校別生徒数(現年度の1・2・3年合計)は、竹園東79(★)、吾妻64(★)、手代木47(★)、土浦第四39、土浦第一37、土浦第二37、谷田部東31(★)、並木29(★)の順です。圧倒的につくば市内(★印)が多く、土浦一高でなく「つくば一高」と呼んだ方がよいくらいです。 どちらの市が「偉い」ということではありません。研究学園の誕生によって県南が変わったことを指摘したいのです。ビジネスは言うまでもなく、教育もノスタルジーに浸っているわけにはいきません。強い教育システムをより強くすることで変化に対応する―これが中高一貫必要論の主意です。 東京の高校関係者の皆さん、県南地域の私立・公立中高関係者の皆さん、賢い子がより賢くなるよう、競争してください。そして、地域の塾経営者の皆さん、この新たな教育マーケット(お客様は小学生)はチャンスです。(経済ジャーナリスト) ➡坂本榮の過去のコラムはこちら

G20へ、つくば国際会議場が設備を一新 内覧会とパーティー試食会を開催

【橋立多美】今年6月のG20サミット(大阪)の関係閣僚会合の一つ、貿易・デジタル経済大臣会合の会場となるつくば国際会議場(つくば市竹園)で行われていた館内の改装や一部機器の更新が整い、このほど内覧会を催して関係者に披露された。 サミット議長国として日本が開催する同会合は、6月8、9の両日、20カ国の経済産業大臣らが集まる。同会議場の内覧会には研究機関や大学、企業から約110人が参加し、営業スタッフの案内で1258人を収容する大ホールや会議室などを見学した。参加者からはブース設置やインターネット環境、営業目的の場合の利用料金などの質問があった。 同国際会議場が開館したのは1999年6月。20年を経て、大・中3つのホールに設置された400インチプロジェクターと6カ国語対応同時通訳設備を最新鋭の機器に替えた。画面が明るくなり、同時通訳は音質が改善された。 また、館内の壁紙の張り替えと傷みの激しい会議室テーブルの交換、大・中ホールを除く椅子の交換が行われた。ちなみに大・中ホールの椅子は飛行機のビジネスクラスに匹敵する幅48センチの特注品という。加藤善成総務企画課長は「開館したころは最先端の設備を備えた施設だったが、20年経って衰えが見え始めた。催事の合間に作業を進めて先月末に完了した。これで質の高いコンベンション環境を提供できる」とした。 参加者の中には東京大田区のイベント企画運営会社の社員がいた。東京オリンピック・パラリンピックの開催時、東京ビッグサイトはバスターミナルとなり大型催事ができなくなる。そのため内覧会を利用して見学に訪れた。「当社はイベントの会場選びからサポートしている。ここは東京からTXを利用して1時間で到着できる。社内で検討していきたい」という。 ハラール食やベジタリアン対応も 内覧会に続いて会議場1階にあるレストラン「エスポワール」(本社同市、サンスイグループ経営)によるパーティー料理の試食会と交流会が開かれ、参加者たちがこぞって詰めかけた。 同店は地産地消にこだわり、山海の幸に恵まれた茨城の食材を使った料理を提供している。試食会では新鮮な旬の野菜や果物、農畜産物を用いた多彩なメニューが提供され、茨城が誇る常陸牛のローストビーフの試食コーナーには行列ができた。 同店の岩堀進支配人は「イスラム圏からの訪日に備えてハラールや動物性食材を使わないベジタリアンに対応している。特にハラールは調理師が研修に参加して知識を習得している。つくば在住のイスラム教徒の皆様にもご利用いただきたい」と話した。

《ご飯は世界を救う》8 あっちこっちの「サザコーヒー」

【コラム・川浪せつ子】生きていると、不思議な、驚くような出会いがあります。昨年秋、友人の展覧会が東京駅近くでありました。その帰り、前から行きたかった東京駅丸の内側の「KITTE」(旧東京中央郵便局)にできた「サザコーヒー・丸の内店」に寄りました。 「サザコーヒー」さんは、本社が茨城県ひたちなか市です。私がその会社の名前を知ったのは、わが家の近くのお店、カフェだったかなぁ…でした。「サザコーヒーをウチは使用しております」というPRのような文章がありました。 10年ぐらい前だったでしょうか。その後、いろいろなお店で、同じようなPRを見ました。しばらくして、TXつくば駅前にサザコーヒーさんの直営店ができました。実を言うと、「田舎の珈琲焙煎屋さんが進出してきたのね」という感じでした。その時はそんなに興味もなくて。 その後、LALAガーデンにもお店ができました。家から近かったので行ってみて、「ちょっとお高いけど、飲んでみましょ。ケーキも一緒に」。それが1回目のサプライズでした。「おいしい~!」。何度も通い、ケーキも頼んでたくさんスケッチしました。「はまった」わけです。 そうなったら、本店にも行かなくちゃ。つくば市の2店とはだいぶ感じが違います。ランチも多くの種類があり、雑貨を売っていたり。驚いたのは、アフリカのいろいろなお面です。高い壁一面に大きなエキゾチックなお面。コーヒーが美味しいだけではなくて、この会社さんは何だ! そんなわけで、どうしても丸の内店に行きたかったのです。 丸の内店で会長から名刺をもらった! そこで奇跡が起きました。丸の内店は、ひたちなか店、つくば店とも違う雰囲気で、大人感。カウンターに座っていましたら、「ゲイシャコーヒーをどうぞ」と、お猪口(ちょこ)みたいな入れ物でサービスしてくれました。なんだか濃い感じです。 そこで、私はスケッチ。ふとカウンターの中を見ると、TVの「カンブリア宮殿」取材中と書いてあります。やや年配の男性がカメラを持った人に向かって、話していました。 私はお店でスケッチしたら、お店の方にその場でお見せすることも多々あります。なので、その方にお見せしましたら、「名刺差し上げます」。よく見たら、創業者で現会長さんでした。ゲイシャコーヒーを入れてくれた方も、「会長が出すのだったら僕も」と言って名刺を下さいました。副社長さんでした。 秋にできた「筑波大学店」には、翌日すぐに行き、またスケッチ。そして、今まで描いたものを、ハガキに印刷してまとめてお送りしました。 数日後、会長さん自筆のお手紙とコーヒーがわが家に届きました。頭が下がりました。こういう方なので、美味しいコーヒーとステキなお店を展開なさっているのですね。これから、まだ行っていない店舗にもおうかがいしたいと思っています。(イラストレーター) ➡川浪せつ子さんの過去のコラムはこちら

オフロード自転車競技 24日、土浦でシクロクロス第4戦

https://youtu.be/Vzxx-5txvoo 【谷島英里子】オフロードの自転車競技、茨城シクロクロス第4戦土浦ステージが24日、土浦市佐野子町の市民運動広場で開催される。同市のインターネットテレビ、Vチャンネルいばらきの「NEWSつくばチャンネル」は8日、主催する茨城シクロクロスつくば事務局長の影山善明さんと大会総務の中村一徳さんを招き、インタビューした。 茨城シクロクロスは自転車本来の格好良さや競技を知ってもらおうと販売店が中心となって6年前に結成された団体だ。 シクロクロスは、土や芝生の悪路や障害がある舗装されていない道を走行する。実力に応じて競技時間が分かれ、周回コースを走って順位を競う。フルコースは1周約2.1㌔、ショートカットコースは1周約1.2㌔。 昨年は県内のほか東京や千葉から350人が参加した。一般の人は自由に見学することもできる。 影山さんは「自転車はマラソンや野球と違いリアルなレースの現場を目にする機会がないので、きちんとしたコースで本物思考で開催します。出る方にも、見る方にも楽しめる大会にしたい」。中村さんは「初めての人でも見て楽しむ競技になれば」と話した。 会場では自転車店によるクロスバイクの試乗会が開かれるほか、コーヒーやたこ焼きなどの飲食ブースが並ぶ。 ◆開催時間は24日(日)午前8時30分から午後3時ごろまで。見学自由。雨天決行。問い合わせは(電話029・875・8677)、メールはkageyama@otr.jp ➡NEWSつくばチャンネルの過去の記事はこちら

【つくば市新年度予算】過去最大規模、児童生徒増の4校に校舎増築 「放置された課題を一つひとつ解消」

【鈴木宏子】つくば市の五十嵐立青市長は6日、2019年度当初予算案を発表した。一般会計は前年度当初比2.8%増の880億4000万円で過去最大規模となる。児童・生徒が急増するつくば駅周辺やつくばエクスプレス(TX)沿線の竹園西小、竹園東中、学園の森、みどりの学園の4校にリース校舎を増築する(1億2500万円)ほか、万博記念公園駅周辺に小学校を新設するため設計(5000万円)を実施する。 周辺地区では、廃校になった筑波東中跡地にジオパーク拠点施設の整備を検討するなど廃校の利活用に取り組む(2600万円)。国連の持続可能な開発目標(SDG's)を取り入れた持続可能都市を目指す取り組みとして、「青い羽根基金」を創設して寄付を募り、子どもの無料塾やこども食堂を増やし、学習塾代の助成もするなど子どもの未来支援事業に取り組む(2800万円)。 五十嵐市長は「派手さはないが、今まで放置されてきた課題を一つひとつ解消していきたいという思いで(予算を)組んだ」と話している。 全体の予算規模は、特別会計などを加えた総額が前年度当初比1.9%増の1418億6000万円と、こちらも過去最大となる。歳入は、TX沿線の人口増加などに伴って個人市民税(同比2.9%増)や固定資産税(2.5%増)など増加が続く。一方財源不足を補うため財政調整基金から約20億円を繰り入れる。政策的目的で同基金を取り崩すのは05年度以来17年ぶりという。 歳出は、18年度までに、ごみ焼却施設隣りにリサイクルセンターの建設が終了し、万博記念公園駅周辺に新設する小学校用地の購入が済んだことなどにより、投資的経費は前年度当初比6.8%減となる。一方、18年4月に開校した学園の森とみどりの学園義務教育学校建設費の借入金返済が始まることにより公債費(借金返済)は同比3.2%増となる。 主な事業はほかに、現在、市役所敷地内に建設中のコミュニティ棟をリース(1億1200万円)し5月から利用を開始する。事務作業の効率化を図るため、職員のデスクワークをロボットが代行するRPA(ロボテック・プロセス・オートメーション)を市民税課、資産税課、納税課、市民窓口課、障害福祉課などで導入(588万円)する。 子育て支援では、保育士の給料月額3万円助成と月額2万円の家賃補助(2億4800万円)を引き続き実施する。放課後児童の健全育成では、谷田部、竹園西、吉沼、栄小の4カ所に児童クラブ専用施設を建設する(3億3000万円)。 コミュニティバス「つくバス」やデマンド型タクシー「つくタク」などの公共交通は、4月から、茎崎地区などで新規バス路線を開通し、筑波地区で支線型バスを新規運行するなど大規模改編=1月18日付け=により、事業費を前年度より1億7300万円増額し、5億6500万円を計上する。 新年度予算案は18日開会の市議会3月定例会で審議される。 ➡2018年度のつくば市当初予算案の記事はこちら

《吾妻カガミ》49 つくば市外の会社を排除 議会に市長も同調

【コラム・坂本栄】つくば市の行政ウォッチは結構笑えます。街並み、研究機関、教育機関、そこで仕事をしている方、住んでいる方の先進性と対照的に、行政・議会が田舎丸出しだからです。 前回(1月21日掲載)と前々回(1月7日掲載)、市のスポーツ施設の指定管理者選定問題を取り上げましたが、その後、市は議会の意向を受け入れ、一度決めた管理者を選び直すプロセスで、市外の業者を事実上排除する新選定基準を採用しました。市長の五十嵐さん、「市外の者 参入禁止」の高札を立てたわけです。  詳細は本サイトの記事「【ウェルネスパーク問題】再公募 応募資格を地元に限定 募集期間わずか10日」(1月24日掲載)をご覧ください。 ポイントは、先に東京の業者が選ばれた際の選定基準では、応募事業者の資格は「市内に拠点となる事務所を置く」であったのに、議会の意を汲(く)んだ新基準では「市内に本店を置き継続して2年以上経過している」になった、ということです。 この基準ですと、東京の業者は再エントリーできません。前回2位あるいは3位だった市内の業者に何が何でも管理者を任せようと、市外業者の排除を狙った手順と言えるでしょう。市は議会に屈し、地元企業優先・市外企業排除の入札基準を採用したことになります。 これまでのコラムでも指摘しましたように、こういった地元保護は、納税者に余計な負担を負わせ(応々にして高い買い物につながる)、地元の業者を甘やかす(過保護により競争力が育たない)ことになります。もちろん、サービスの質の問題もあります。 さらに、先進的で開放的な研究学園市のイメージを傷つけます。「整然とした街並み」「多くの研究機関」「高レベルの国立大」「意識の高い市民」と、「垢(あか)抜けない行政・議会」 のミスマッチングは悲しいものがあります。  ウェルネスパーク問題 学園都市の田舎政治 私は高校まで土浦市に住んでいました。そのころ、今のつくばセンター地区とその周辺は山林か田畑でしたから、足を運んだ記憶はありません。林の中にポツンと建つ館野測候所(現気象庁高層気象台)見学は覚えていますが、現つくば地区への遠足といえば筑波山が定番でした。 つくば科学博のころは、米国から帰ったばかりで、東京で経済記者をしておりました。帰省の折に車で現つくばセンター地区を走り、その都市構造に「これは日本でない」と感激したものです。そのころ、取材のかたわら、県知事の竹内藤男さん、後任の橋本昌さんに頼まれ、三井不動産の江戸英雄さんらと、科学博跡地分譲(買い手企業探し)を手伝ったこともありました。 私のつくばの記憶=縦軸=には、このような田舎と都市が混在しています。でも、現切断面=横軸=に田舎と都市が混じるのは困ったものです。都市化が進むTX研究学園駅エリアの一角にデンと構える「村役場」―笑って済ませられるでしょうか?(経済ジャーナリスト)

つくバス 4月から大規模改編 停留所倍増 筑波・茎崎地区は支線や運賃補助

【鈴木宏子】つくば市のコミュニティバス「つくバス」の運行が今年4月から大きく変わることが分かった。バス停が現在の111カ所から223カ所に倍増し、走行総延長距離が現在の7路線149㌔から9路線205㌔と1.4倍になる。ただし運行便数は334便から15%減り283便になる。高齢化率が高い筑波地区と茎崎地区では3年間の実証実験として新たにワゴン車を使った支線型バスの運行や路線バスの運賃補助などに取り組む。 公共交通の改編作業を進めてきた=2018年5月11日付け、同5月16日付け=同市が18日、同市役所で開かれた第4回市公共交通活性化協議会で4月からの改編計画案を明らかにした。昨年10月、一部路線でルート変更などを実施した第1弾に続く第2弾の改編だ。2011年度に運行を循環型から直行型に変更しシャトル便を導入して以来、8年ぶりの大規模改編になるという。ただし運行経費は現在の年間約4億4600万円(17年度)より増える見通しだという。 バス停間隔は1㌔基準 バス停の間隔は、現在の平均約1.3㌔から1㌔程度に短くするほか、バスが運行しておらず空白地帯になっている市西部に、西部シャトル(上郷、島名・福田坪地区などとTX万博記念公園駅やみどりの駅とを接続)、上郷シャトル(現在の吉沼シャトル上郷便を分離)の2路線を新設する。 高齢化率が高い筑波地区は、10人乗りワゴン車4台を使って、集落と集落などをつなぐ4コースの支線型バスを初めて運行する。3年間の実証実験により、デマンド型タクシー(つくタク)利用者が支線型バスに利用転換できるかなどを検証する。 筑波地区を上回り市内で最も高齢化率が高い茎崎地区は、複数の住宅団地があり牛久駅方面に向かう生活圏があることから、現在運行している牛久駅行きの路線バス4路線で運賃補助を実施し、つくバスと同等の運賃(200円均一など)で乗車できるようにする。ほかに現在バスの運行がない富士見台などと牛久駅を結ぶ路線バスを新設する。こちらも3年間の実証実験で、効果を検証する。 ほかに、桜地区を経由してつくば駅と土浦駅を結ぶ路線バス「野田団地線」(上ノ室、土浦特別支援学校など経由)の運行が、朝夕の通勤時間に集中し日中の本数が少ないことから、3年間の実証実験として、日中の増便を実施する。 つくバスは11年度の改編時は年間61万9000人の利用者だったが、循環型から直行型への変更などにより、17年度は年間103万8000万人と利用者が1.6倍に増加した。一方、運行経費は4億4600万円(17年度)に対し2億600万円の運賃収入があり、差し引きで年間約2億4000万円を市が負担している。 つくタクも共通乗降場所が増加 つくタクの一部改編も4月から合わせて実施し、どのエリアからも行き来が可能になる病院や商業施設などの乗降場所(共通ポイント)を増やす。つくタクは利用者1人当たりの市の負担額が約2500円と高額なことが課題だが、利便性を高めることで1人当たりの市負担額を減らす狙いがあるという。 改編案は、市広報紙2月1日号で広報するほか、つくバスガイド2万部とつくタクガイド1万5000部を作成し公共施設や総合病院などで配布などする。2月中旬から下旬に市内6地区の交流センターで地区別説明会を開くほか、新たに支線型バスを導入する筑波地区と運賃補助などを実施する茎崎地区では特に住民の利用を促進するため、集落や住宅団地の集会所などでそれぞれ説明会を開催する。

住民目線で市長にまちづくり提案 研究学園地区に市民団体発足 つくば

【橋立多美】人口が急増する一方、交通渋滞や公共施設の不足などの課題を抱える、つくば市の副都心、研究学園葛城地区に、住民目線でまちづくりを提案していこうと、市民団体「新しい街・研究学園地区を住みやすくする会」(室生勝代表)が発足した。 同地区に住む60~80代の有志6人が発起人となって10月に発足した。初会合として商業施設イーアスつくば内のイーアスホールで15日、「市長と語る会」を開催した。 同地区のまちづくりに関心のある住民65人が参加。同会事務局を務める山本進二さんは「研究学園駅周辺の当地区には公立保育園や幼稚園、図書館、保健センターは皆無で公共施設は市役所以外何もない。公共サービスの地域間格差をなくし、全世代が住みやすい街にするために住民たちで議論して市に提案していく」と狙いを説明した。 「市長と語る」で課題になったのは、来春の学園の森義務教育学校の教室不足への懸念、公立幼稚園への送迎バスの運行、TXのガード下に地域コミュニティセンターの設置、谷田部地区区会連合会からの分離、イーアスの横を南北に結ぶ幹線道路の立体交差化など。課題は発起人らが幅広い世代から要望を聞き取ったもので、活発に意見交換が行われた。 五十嵐市長は学園の森義務教育学校の教室不足について「新1年生の増加でプレハブ校舎を増築しないと無理な状況にある。都市計画の失敗。学校を分散すべきだった」と述べた。本庁舎北側に建設中の市庁舎コミュニティ棟(仮称)内の地域交流センターとは別に、TXガード下(現在は駐輪場)にサンダル履きで行けるコミュニティセンターについては「考えていきたい」。 また、週末や休日はイーアスの買い物客でスーパーとりせん前の交差点が終日渋滞し、緊急車両が走行できない幹線道路の立体交差化について市長は「県は渋滞対策はしない方向で高架、地下化を問わず造れないと思う。イーアスに集中している状況を変えていくほうが早い」と話した。 発起人の石井勇治さんは「9年前にマンション購入を契約した際に『将来道路が渋滞した時の改善策として立体交差の用地を確保している』と言われた。今も片側2車線の道路の中央にリザーブ用地があり、立体交差を望む住民は多い」とする。 19日には同地区のマンションで、会のメンバーたちが市長と語る会の総括と今後の取り組みについて意見を出し合った。「市長と語る会」で配ったアンケートは参加者の86㌫にあたる56人が回答。回答者の半数を70代以上の高齢者が占めたためか、TXガード下のコミュニティセンター設置への関心度が最も高く、次いで幹線道路の立体交差化、図書館の順だった。また「市長のざっくばらんな話が聞けてよかった」「シルバー層と若者が共存し、暮らしやすい街に」などの意見があった。 今後は文字が薄くなった道路標示の明示や通学路の安全対策など、市が時間とお金をかけずに取り組めることから要望していく計画。山本さんは「半年ごとに会を開いて住民の意見を聞き、建設的な提言につなげたい」としている。

《吾妻カガミ》46 県議選 ホットなつくば>クールな土浦

【コラム・坂本栄】今回の県議会議員選挙(12月9日投票)では、土浦市とつくば市の2放送メディアに呼ばれ、いろいろしゃべらされました。土浦の方はネットTV局「Vチャンネルいばらき」(7日午後)、つくばの方はコミュニティFM放送局「ラヂオつくば」(7日夕と9日夜)。7日は土浦市区とつくば市区の特徴を話し、9日夜は両区の開票速報と解説を担当しました。 無投票を阻むドンキホーテ 柏村氏 Vチャンで土浦の視聴者に呼び掛けたのは、選挙に行こうということでした。というのは、現職3人(伊沢さん=自民、安藤さん=同、八島さん=公明)の当選が堅いことから、投票率が低くなると思ったからです。 衆院選と同時だった前回は52%でしたが、その前は42%。中川さんが4選に臨んだ3年前の土浦市長選は、現職確実との見立てから投票率は28%でした。投票日直前に3県議の1人から投票率予想を聞かれ(多分自分の得票数が心配だったのでしょう)、私は「前よりも低くなる。28%と42%の中間ぐらい」と返事しました。結果はドンピシャリの35%でした。 土浦市区には、霞ケ浦の水質浄化に熱心な柏村さん(元市議)も立ちました。3年前の市長選にも立候補した方です。出馬会見の際に「また出るんですかー」と聞いたら苦笑いしていましたが、両選挙とも彼がいなければ無投票になったわけですから、私は柏村さんのドンキホーテ的な役割(選挙の活性化)を評価しています。 僅差で勝ったTX延伸論者 塚本氏 つくば市区の方は、冷めた土浦市区と違い、5人枠(前回まで4人枠)に9人も立つという熱い選挙になりました。現職の鈴木さん(自民)、星田さん(同)、田村さん(公明)、山中さん(共産)の4人(いずれも当選)に、野口さん(立憲)、飯岡さん(元自民)、塚本さん(無所属)、後藤さん(同)、八代さん(同)が挑む構図です。 7日のラヂオでは、1人増枠を、保守系の飯岡さんと塚本さん、革新系の野口さんの3人が奪い合う形になると予想しましたが、開票(投票率は42%)では塚本さんと野口さんが最後まで競り合いました。結果、塚本さん7730票、野口さん7659票、その差71票でした。(詳細はNEWSつくば県議選開票記事をご覧ください) 「初当選おめでとうございます」と塚本さんに電話を入れたら、「僅差でも勝ちは勝ち。疲れたけれど心地よい疲労」ということでした。元JRマン・塚本さんの「売り」はTX(つくばエクスプレス)の北部延伸です。国と関係市の間を駆け回り、TXを茨城空港まで延ばす大構想の旗振り役になってください。 政治家は選挙で鍛えられます。政策も選挙で鍛えられます。ですから選挙は熱くなければいけません。その意味で、今回県議選の2市区比較は、ホットだったつくば市区の勝ち、クールだった土浦市区の負け、といえます。新しいまちと古いまちの活気差が出たようです。(NEWSつくば理事長)

つくばセンター地区冬の風物詩 ランタンアート 16日も7000個点灯

【谷島英里子】約7000個の明かりがまちを彩るつくばの冬の風物詩「ランタンアート2018」が15日、TXつくば駅周辺の遊歩道で始まった。ランタンには花火や動物などがデザインされ、訪れた人たちは写真に収めて楽しんでいた。 つくばセンター広場やクレオ前広場、エキスポセンターからデイズタウンまでのペデストリアンデッキに飾られている。つくばセンター地区活性化協議会が主催し、今年で10回目を迎えた。 市内の23校の小中学生、同協議会会員らが作った障子紙に絵を描く「絵付きランタン」や赤、緑、青色の画用紙を切り抜いた「切り抜きランタン」がずらりと並ぶ。 ランタンは16日(日)の午後4時45分から7時30分まで点灯される。開催中は初企画として、インスタグラムへの写真投稿で当たるプレゼント企画や、クイズラリー、オリジナルランタンコンテストへの投票、その場でランタンを作って飾れるコーナーがある。問い合わせは同協議会事務局(電話029・883・0251)まで。

女性が輝く「3つ星」企業に認定 一誠商事

【橋立多美】不動産会社、一誠商事(つくば市竹園)が、2018年度女性が輝く優良企業認定制度で、最も評価の高い「3つ星」に認定され、11月22日、特に優良な企業として県から表彰された。 同制度は、働く女性を応援する県内企業の取り組みを支援し、女性の活躍を推進しようと県が16年度に創設した。「女性活躍推進」「ワーク・ライフ・バランス推進」「子育て支援」の3分野でバランスよく取り組んでいる企業を優良企業として認定する。県が定めた評価や加点項目の合計が各分野で8点以上が「3つ星」、7点以上が「2つ星」、5点以上が「1つ星」に認定される。今年度の「3つ星」は一誠商事1社のみ。 同社は社員264人中、女性社員は129人。このうち女性役職者は41人に上り、女性社員の3割が職場のリーダーとして働いている。産休・育児休業制度が整い、現在、育児休業中の社員は男性1人を含む8人。これまで延べ25人が制度を活用して育児休業を取得しているという。 五十嵐徹社長は「05年に開業したつくばエクスプレス(TX)を機に県内11店舗に広げ、社員の増員が必須になった。人手不足が懸念され既婚の女性社員が子育てしながら働き、キャリアアップできる企業へとかじを切った結果」と話す。 同社は、国が定めた出産後1年間の育児休業期間をもう1年延長する独自の制度を設け、さらに復帰後子どもが小学3年までは育児時短勤務が可能という。時短勤務は五十嵐社長が自らの子育てを通じて、就学後学童保育に入所できるとは限らないこと、小3までは病気になりがちなことからの取り組みだという。 同社に勤務して14年、第2子を出産して職場復帰したばかりの吉澤静さん(36)は「新人だった頃は寿退社する人がいたが、今は育児休業を取るのが当たり前になり、復帰後は元の部署に戻り同僚たちの助けもある。何より男女対等の職場で、家事と育児が両立できる」という。 社訓に「会社の成長発展によって、社員と家族の将来の生活向上と安定を目指す」を掲げる同社。五十嵐社長は「これまで以上に『女性の活躍推進』と『仕事と家庭の両立支援』に努めていく。今回の認定によって、女子学生が安心して就職できる企業と把握してもらえると幸い」と話した。

県議選告示 つくばに4人超の9人、土浦に1人超の4人が届け出

【鈴木宏子】任期満了に伴う県議選が30日告示された。人口増に伴って定数が1増えるつくば市区(定数5)は4人超の9人、土浦市区(3)は1人超の4人が立候補を届け出た。有権者数は、選挙権年齢が18歳以上となったことにより、つくば市区が4年前より約1万5000人増えて18万2082人、土浦市区が約3000人増えて11万8986人(29日現在)。 立候補者(届け出順)は以下の通り。 ◇つくば市区(定数5ー9) 野口修 63 団体職員 立憲民主 新 【略歴】東京電気大附属高中退。ジャズライブハウス経営。つくば市議2期。つくばみらい市筒戸。 【公約】①情報を公開し市民参加で基本政策をつくる②温暖化対策など環境問題を最優先に③芸術・文化を育み生かす茨城に④東海第2原発を廃炉に 田村けい子 64 政党役員 公明 現③ 【略歴】神戸市外国語大卒。ファッション、流通企業勤務。マーケティングプランナー。党県本部副代表。沼田。 【公約】①子育て世代包括支援センター設置②つくば発の世界をリードする産業創出③東海第2原発の再稼働に反対し再生可能エネルギーの導入促進 塚本一也 53 大曾根タクシー社長 無所属 新 【略歴】東北大学工学部建築学科卒。筑波大学大学院環境科学研究科修了。JR東日本社員。一級建築士。花畑。 【公約】①TXの茨城空港や羽田空港延伸②つくばに新たな産業を生み出す③少子化時代に対応したつくばの特色を生かした教育環境の構築 飯岡英之 58 飯岡建設社員 無所属 元④ 【略歴】日本大学生産工学部卒。中堅ゼネコン・村本建設社員。つくば市桜地区防犯連絡員協議会会長。流星台。 【公約】①世界トップレベルの学力と規範意識を持つ子供たちをつくばに育む②農業を守り所得を安定させる③福祉・医療の複合拠点を設置 鈴木将 46 県議 自民 現② 【略歴】米国サフォーク大中退。元県議秘書、元つくば市長秘書。寺具自衛消防団団長。寺具 【公約】①結婚・妊娠・出産・育児・教育への切れ目ない支援②TXの北部、東京臨海延伸③道徳心を高め地域でも海外でも活躍する国際人を育てる教育 山中たい子 67 政党役員 共産 現③ 【略歴】日本大学二部卒。旧桜村議1期・つくば市議4期。まつぼっくり保育園後援会長。倉掛。 【公約】①危険な東海第2原発の運転延長ストップ②暮らし第一の県政に転換し、国保・介護の負担軽減、県水道料金引き下げ、待機児童ゼロ 後藤吾郎 39 理学療法士 無所属 新 【略歴】県立医療大理学療法学科卒、筑波大大学院フロンティア医科学専攻終了。元筑波記念病院勤務。梅園。 【公約】①女性、若者、子育て世代が働きやすい環境づくり②茨城型地域包括ケアシステム構築③病気やけがでも変わらず生活できる仕組みづくり 星田弘司 44 星田建設工業社員 自民 現② 【略歴】東海大卒、英国シェフィールド・ハラム大学院修士修了。つくば市議2期。党県連青年局長。西大沼。 【公約】①茨城やつくばの情報発信を強化しイメージアップ②横断歩道、信号機設置など通学路の安全対策③マル福対象年齢拡充など子育て環境改善と支援 八代克彦 61 作家 無所属 新【略歴】筑波大学体育専門学群中退。警備会社社員。小説「反さとり」を自費出版。上横場。 【公約】①茨城県の魅力度ランキングを上昇させる②首都をつくばに移転する③日本標準時間を明石からつくばに変更する ◇土浦市区(定数3ー4) 伊沢勝徳 48 県議 自民 現④ 【略歴】明治大学大学院修了。参院議員・狩野安秘書。県剣道道場連盟顧問、常総学院評議員。真鍋。 【公約】①出産・子育てに希望の持てる環境の整備②陸・海・空の交通ネットワーク整備・利活用③魅力とやりがいがあり儲かる農林水産業の確立 安藤真理子 58 社会福祉法人俊真会理事 自民 現① 【略歴】成城短期大学卒。総合介護福祉施設「プラザマアム」会長。土浦商工会議所女性会会長。大町。 【公約】①健康寿命日本一など健康・医療・福祉の充実②子育て支援など男女共同参画推進③生産日本一のレンコンなど農水産物のブランド力強化 柏村忠志 75 無職 無所属 新 【略歴】日本大学法学部卒。水郷土浦をつくる会代表。土浦市議5期。2015年市長選に出馬し敗退。中高津。 【公約】①自公の3議席独占によるマンネリ政治を変える②霞ケ浦を汽水湖に戻し天然ウナギ・ヤマトシジミを復活③東海第2原発の再稼働中止 八島功男 62 政党役員 公明 現② 【略歴】創価大学法学部卒。常陽銀行土浦ローンプラザセンター長、筑波支店長。党県本部副幹事長。永国。 【公約】①18歳までの医療費無料に②防災アプリで緊急時情報を発信し最善の行動を支援③医療・介護・生活支援・住まいが一体のケアシステムづくり

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