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2023
日越国交50周年 関彰商事とハノイ工科大が記念事業
2023年12月3日
ジョブフェア、日系企業向け最大のイベントに 日本とベトナムが1973年9月21日の外交関係樹立から今年で50周年を迎えたのを記念し、関彰商事(本社筑西市・つくば市、関正樹社長)は3日、ハノイ工科大学のフィン・クェット・タン学長らを招き、同大学へのスポンサー契約更新の調印式と日越外交樹立50周年の記念品贈呈式を行った。 関彰商事は2016年にハノイに駐在員事務所を設立、同年からグループの人材派遣会社セキショウキャリアプラスがハノイ工科大の協力を得て、同大学で合同企業説明会「セキショウ・ジョブ・フェア」をスタートさせた。同フェアは今年で第10回を迎え、日系企業のベトナム高度人材採用およびベトナム人求職者の就労サポートに貢献している。 18年からは同大学との間にスポンサー契約を締結。19年にはサッカー部を日本に招き、鹿島アントラーズFCや筑波大学蹴球部などの協力を得て、交流試合やサッカー教室を開催するなど活動支援を行ってきた。 今回のスポンサー契約更新について、関社長は「16年のベトナム進出以来、同大学には非常にお世話になっている。今年のジョブフェアは2600人の参加者を集め、同国で最大の日系企業向けイベントとなった。今後も人材関連事業のみならず、同大学やベトナムとの関係拡大・深化につながる取り組みを継続発展させ、相互文化理解の促進など両国の架け橋として大きな役目を果たしていきたい」と述べた。 ハノイ工科大のフィン・クェット・タン学長は「関彰商事にベトナムの若者が大勢勤務していることを知ってうれしく思う。社員とも意見交換したが同社とハノイ工科大の間には共通の教育理念があると思う。それは誠実で優秀な人材を輩出し、グローバルに活躍してもらうことだ。学生が日本の企業でより良く働けるよう、日本の文化に詳しくなる機会なども提供していきたい」と語った。 筑波大学とサッカーで交流も 今回の招聘(しょうへい)にはハノイ工科大のサッカー部員3人も同行。記念行事として同日、筑波大学セキショウフィールドで、ハノイ工科大と関彰商事サッカー部の混合チームが、筑波大蹴球部と交流試合を行った。 ハノイ工科大はベトナムでは強豪とされるが、日本の大学サッカー界でトップレベルにある筑波大との対戦を経験し、選手たちは「(筑波大は)技術や体力、チームワークも優れている。貴重な機会をいただけた」「楽しく参加させてもらった。今日学んだことを生かし、もっと頑張りたい」などと語った。 試合を視察した関彰商事スポーツアドバイザーでU-22日本代表監督の大岩剛さんは「サッカーは言葉が伝わらなくても交流を深めることができる。今日の経験が彼らの将来の一助となってくれるといい。ベトナムのサッカーは近年非常にレベルが上がり、アジアでも注目度が高い。今後は日本にとっても強敵になってくると思う」と話した。(池田充雄)
新NISA開始を前に 水戸財務事務所長が各所で講演
2023年12月3日
来年1月から新NISA(ニーサ、少額投資非課税制度)が始まるのを前に、財務省水戸財務事務所の梅村知巳所長が県内の企業や市役所などの職場に出向いて、社員や職員らを前に新NISA制度の普及と活用促進に向けた講演を実施している。 1日にはつくば市竹園、筑波銀行つくば本部で「ライフプランに基づく資産形成~新NISA制度の活用」と題した講話を実施し、投資信託など預かり資産セールスなどを担当する行員約30人が聴講した。同行から依頼があり出向いた。 新NISAは、資産運用立国を実現し資産所得倍増プランを推進するという岸田政権の方針を受けて、来年1月から開始される。現行のNISAでは2023年までとされていた口座開設期間が恒久化し、年間投資枠が最大360万円まで拡大するほか、非課税で保有できる期間が無期限になるなど、制度が恒久化し抜本的に拡充される。 講話で梅村所長は、国の方針を説明した上で「経営者にとっては、従業員の資産形成に取り組むことで従業員の金銭面でのストレスを減らし、安心・安定した生活を提供することになる」「お金の運用に、遅い早い、多い少ないはない。税金が得なNISAは選択肢の一つ」「せっかく貯蓄や当面使わないお金があるのに運用しないのはもったいない」などと話し、「NISAは無税のため、リスクを低くして同じ運用成績が期待できる」などと話した。 聴講した行員からは「新NISA制度の内容や目的についてよく理解できた」「お客様の長期的な資産形成支援のために新NISAを推進していきたい」などの声が出た。同行では講話を録画し、全行員にウェブ配信するという。
山頂カフェで朗読と星空観察会 茨城DC特別企画 筑波山ロープウエー
2023年12月2日
筑波山山頂から夜景や冬の星空を眺める筑波山ロープウエーの夜間運行に合わせて、同山頂で2日から「筑波山冬のロープウエー&星空ストーリーナイト」と題したイベントが始まった。JRと県、市町村、観光事業者らが一体になって10月1日から12月末まで取り組んでいる茨城デスティネーションキャンペーン(DC)の特別企画の一つ。 標高877メートルの山頂からは、東京まで関東平野の夜景を一望でき、2018年には日本夜景遺産(日本夜景遺産事務局認定)にも認定された。中腹のつつじケ丘から女体山山頂まで標高差302メートルを結ぶロープウエー(全長1296メートル)を運行する筑波観光鉄道(つくば市筑波・枝村 誠社長)は、空気が澄んだ冬場を中心に10月1日から翌年2月25日までの土日祝日、「サンセット&スターダストクルージング」と題し、午後4時40分から8時までロープウエーを夜間運行している。 運行中、ゴンドラ内の照明は消され、東に鹿島臨海工業地帯、西に栃木県、南に東京、埼玉、千葉の夜景の大パノラマを見ることができる。夜間運行開始直後の午後4時40分、つつじケ丘駅発のロープウエーに乗れば、見事な夕焼けが見られ、東京スカイツリー、東京タワーなど都内のビル群や、ライトアップした牛久大仏などが肉眼で確認でき、冬の星空も堪能できる。 2日から始まったイベントは、山頂近くの標高約840メートルの女体山駅にあるカフェ「café ciero blu(カフェ シエロ ブルー)」で今月24日まで開催する。若手声優が冬の星座にまつわる物語を朗読する「星座ストリーナイト」、夜景を見ながら語らう「天空のバーカウンター」、こたつに入りながら食事もできる「冬のこたつリザーブ」などが用意される。 イベント開催に先立って30日、筑波観光鉄道の枝村社長、県、つくば市関係者、つくば観光大使の仲条佑佳さん、友部穂乃歌さんらが参加してメディア向け内覧会が同カフェで催され、声優5人が「星座ストーリーナイト」で会話劇を披露。ギリシャ神話を元にした星座の物語をリレー形式で15分間朗読した。イベントにちなみ、カフェでは「星空とゆきだるまのビーフシチュー」という特別メニューが用意された。 県営業戦略部観光物産課DC推進室の菊池克実室長は「筑波山は茨城県の観光の中でもトップコンテンツの一つ。もっとこの素晴らしさを伝えていきたい。まだまだアイディアはたくさんあると思うので、県としても応援していきたい」と話す。(榎田智司) ◆筑波山冬のロープウエーは来年2月25日(日)までの土日祝日の午後4時40分~8時まで20分間隔で運行する。運賃は中学生以上往復1300円(消費税込み)、6歳以上小学生まで同650円(同)。「星空ストーリナイト」は12月24日(日)までの土日祝日の午後5時~7時30分開催。
赤塚公園と土浦港にネーミングライツ導入 1日から
2023年12月2日
県有施設の赤塚公園(つくば市稲荷前)と土浦港(土浦市川口)に1日から、ネーミングライツ(施設命名権)が導入された。赤塚公園は同日から通称名が「赤塚富士住建パーク」、土浦港の港湾施設は「サンヨーリアルティ 土浦港」になった。 赤塚公園は、市内にショールームがある不動産会社の富士住建(本社埼玉県上尾市)が年間100万円で、土浦港は県南地域で不動産事業を展開するサンヨーリアルティ(本社牛久市)が年間50万円でそれぞれ施設命名権を獲得した。命名期間は2027年3月までの3年4カ月間。 県は歳入を確保するため今年4月から、県内148施設を対象に随時、施設の命名権者を募集している。2施設について10月にそれぞれ1社から応募があり、選定委員会で審査の結果、いずれも施設命名権者に決定した。 今回の決定により、ネーミングライツを導入した県有施設は2施設増えて29施設になり、命名権料は150万円増えて6150万円になるという。
御朱印の力「ゲニウスロキ」《看取り医者は見た!》8
2023年12月2日
【コラム・平野国美】前回「神社仏閣の逆襲」(11月14日掲載)では、最近の神主さんの横顔を書きました。前職がIT系の神主さんは、神社のホームページ(HP)をしっかり作っている、と。当然の流れなのか?その後、近隣の神社でもHPを用意し、フェイスブックやインスタグラムにも参入してきました。 そうなると、神社に参拝しなくても、どんな行事が催されるか、意識するようになるものです。当然、お祭りの日も把握できます。そのうち、スマホを介して祈祷(きとう)する時代も来るでしょう。それどころか、デジタル賽銭(さいせん)箱も登場するでしょう。本来なら現地に行き、参拝することが望ましいのでしょうが、高齢化やコロナ禍では、ネットを介した祈祷(きとう)もありうるでしょう。 コロナ前、年数回、神社参拝に行きましたが、ほかの理由でも出かけていました。骨董(こっとう)市や手作り市が境内で行われていたからです。手作り市は、革物、紙物、布物、金属、パン、コーヒーなどを、作り手(作家さんと呼ばれます)から直接購入する場です。東京の雑司が谷鬼子母神や京都の下鴨神社にはよく足を運んでいました。 小説によく出てくる奈良の茶粥(ちゃがゆ)も、一度食べてみたいと思いながら、初めて食したのは、日曜の朝、奈良県橿原市今井町のお寺の前で、無料でふるまわれているのを見て列に並びました。このように、神社仏閣は写経や座禅だけでなく、色々な体験をする開かれた場所になっています。 「これはいいな。うちも考えなくては」 私は最近、この歳になって始めて、神社の御朱印を拝受しました。筆で書かれているのを眺めていたことはあるのですが、欲しいとは思わなかったのです。故郷の龍ケ崎市に戻ったとき、八坂神社で一枚の御朱印を目にしたのです。和紙に筆で書かれたものでなく、透明な薄いプラスチックにカラー印刷されたものでした。 こんな物もあるのかと、社務所で購入を希望すると、祇園祭限定のものだそうで、祭りの日に再訪して拝受しました。すると、別の図案の御朱印が目に入り、それも購入を希望すると、これは8月限定なのだそうで、再訪したのでした。この町にルーツを持つ私が、以前書いたことがある「関係人口」に片足を入れた瞬間でした。 その後、知り合いの住職にこの御朱印をお見せすると、「これはいいな。うちも考えなくてはならないな」と笑っていました。最近、御朱印はメルカリなどに出品されて問題になっていますが、私のような者も現れるし、収集が目的でこの地を訪れる人も増えるでしょう。友人が集めているマンホールカードも、似たようなものでしょうか。(訪問診療医師)
22万球のLED点灯 土浦で水郷桜イルミネーション
2023年12月1日
土浦の師走の風物詩、水郷桜イルミネーション(同推進委員会主催)が1日、霞ケ浦湖畔の同市大岩田、霞ケ浦総合公園オランダ型風車前広場で始まった。青、ピンク、緑、黄色などのLED約22万1000球が点灯し、土浦が誇る花火、桜、霞ケ浦、ハス田などがイルミネーションで浮かび上がった。 高さ25メートル、直径20メートルの巨大な風車の羽根が回転する「風車イルミネーション」は日本最大級になる。「花火イルミネーション」は花火が打ち上がる様子を再現している。今年は新たに、市産業文化事業団職員が約3カ月かけて手作りした「竹まりあかり」が初めて設置された。竹ひごをまりのように編んで組み上げ、中心から温かい光を放つ。 1日催された点灯式で同推進委員会共同代表の大山直樹さんは「水郷桜イルミネーションは、コロナ禍でも灯し続けた。土浦の希望の光」だなどと話した。安藤真理子市長は「市民と企業、市の協働のまちづくりの代表となる事業となっている」などとあいさつした。 点灯式には大勢の市民らが訪れ、点灯の瞬間を待った。午後5時17分、カウントダウンの合図で点灯すると、会場から「わーっ」という大きな歓声が上がり、写真を撮ったり、光のトンネルの中を散策する家族連れの姿が見られた。 ママ友に誘われ4家族計11人で訪れた市内に住む40代女性は「土浦に住んでいるが、初めて来た。きれい」と話した。阿見町に住む大学1年の女性は「毎年、点灯式を見に来ている。きらきらして、楽しい」などと話していた。 同イルミネーションは今年で12回目。市民と企業有志でつくる同推進委員会が企画、運営し、市の補助金約600万円のほか、企業・団体からの協賛金約350万円の計約950万円で運営している。来年1月14日までの午後5時から9時まで点灯する。 翌2日夕方には、土浦駅西口広場から亀城モールまでを10万球を超えるイルミネーションで装飾する第31回土浦ウインターフェスティバルが催される。同フェスティバルは1月31日まで。
今こそジェンダーフリーの日本へ《ひょうたんの眼》63
2023年12月1日
【コラム・高橋恵一】菅直人元首相が次回の衆院選には立候補しないと表明した。1974年、引退するという市川房江さんを「勝手に推薦する市民連」を立ち上げ、参議院に戻した人だ。それまで、労働組合運動や学生運動がイデオロギーに左右されがちだったものが、市民の視点、生活者の視点での政治参加の可能性が見えた瞬間であった。 当時の世界経済において、中北ヨーロッパでは社会民主主義経済の福祉国家づくりが進んでいた。日本では、菅直人氏らの市民社会連合の政党も登場し、英国や西ドイツ、スウェーデンに代表される福祉国家体制を模索したが、米国に追随する保守勢力では懐疑的な反応が主流であった。 スウェーデンについては、福祉サービスが過剰に行き過ぎ、税金が高いので労働意欲が薄く、若者は国外に逃げてしまう、未婚の母親が多く、フリーセックスの国として「世界の歩き方」には、金髪の美人が待っているなどと紹介されていて、好ましくない国の印象が喧伝(けんでん)されていた。 実際のスウェーデン人は、朝早くからよく働き、安心できる社会保障のために、納税は当然というのが常識のようだ。日本と比較すると、税金は高いが医療や教育は無料で、住宅の心配はないから、住宅ローンで苦労する必要も無い。手元に残る可処分所得はほぼ同額と試算されている。 社会福祉の原点といえるノーマライゼーションの考え方も、身障者に不都合な段差は誰にとっても不都合、補装具も個々人にあわせて制作するという思想が、社会的弱者全般に行き渡り、高齢者施策や男女格差解消にも及んでいる。 真の需要に見合った経済社会の構築 現在、北欧5カ国の1人当たりGDP(国内総生産)は、世界ランキングの上位を占め、どの国も10位以内から外れたことはない。日本は30位前後で、先進国で最下位レベルだ。昨年は韓国にも抜かれたようだ。その要因として、女性の社会参加が挙げられる。就業率も給与水準も男性と差が無いのだ。日本の女性は、就業率も給与水準も男性の70%くらいだから、北欧女性のGDP貢献度の49%しかないことになる。 前述のフリーセックスは、セックス・フリー、すなわち現代のジェンダーフリーの翻訳間違い。北欧では、女性の社会進出に合わせて、勤労条件や出産・育児環境をはじめ多くの制度改革を行い、何よりも男性優位社会からの脱却を図ったのだ。 女性や高齢者の非正規雇用、低賃金、人手不足の解消には、公共部門の賃上げが直接効果がある。経済学者ジョセフ・スティグリッツは、米国や日本の新自由主義経済を批判し、真の需要に見合った経済社会を構築すべきとしている。人々は何よりも子どもと親(高齢者)の幸せを望んでいる。経済競争を放任すると、世の中に偏りが出来てしまう。 そこを、是正するために公共(政府)が需要を発動するのが、真の経済の好循環だという。税の基本は、応能負担の必要配分。国民負担に世代間不公平が言われるが、社会保険方式を止めて、全て所得(法人)税で賄う方が、不公平が解消される。負担と受益はシンプルな方が良いのだ。(地歴好きの土浦人)
花粉症と秋のおはなし《ことばのおはなし》64
2023年11月30日
【コラム・山口絹記】先日、筑波山に登った。ロープウエーを使い、女体山と男体山の山頂を平行移動しただけなので、搬送された、という方が正しいかもしれない。 目的としては紅葉を撮影することだったのだが、ロープウエーから見下ろす山肌は全体的に茶色い。女体山駅についてみると、紅葉どころか、葉は大方落ちて樹木の半分以上は裸木である。 先日の雨と強風で一度色づいた紅葉も飛ばされてしまったのかもしれない。と思ったが、地面に落ちた葉を観察してみても色づいたものは見当たらない。猛暑の影響か、そもそも色づきが悪かったのかもしれない。 なんとなく、そんな予感はあったのだ。私は月日の感覚に疎い代わりに、四季を感じながら生きているところがある。今回の筑波山も、いつまで経っても秋の気配が感じられないから、なんとか秋を観測するような心持ちで来たのだった。 以前のコラムでも書いたことがあるのだが、私の中で季節とは、匂いだ。春には春の、夏には夏の匂いがある。いつか私が花粉症になったら、私の春はどこにいくのだろうか、というおはなしだった。 枯枝に 烏のとまりけり なんとやら このコラムを書いてから3年が経ったが、実はここ数年すっかり花粉症と思われる症状に悩まされており、年明けから数カ しかし、症状が出てからお薬を飲むまでの間に秋が過ぎ去ってしまったのか、それとも今年は秋がなかったのかわからないが、吸い込む空気の香りもすでに秋というより冬のそれに近い。 枯枝に 烏のとまりけり なんとやら といった風情である。 なんとなく意気消沈して、帰りもロープウエーで搬送されながら、今年は夏と冬しかなかったなあと侘(わび)しい気持ちになる。このやるかたない思いで一句、と思ったが、どうやら花粉症は春の季語らしい。花粉症をなめているとしか思えない。花粉は一年中飛んでいるのだぞ。 結局、今が秋なのか冬なのか判然としないまま、そもそも詠めもしない句はあきらめた。来年の春には期待しよう。(言語研究者)
つくば駅前に市民窓口センター 12月1日開所
2023年11月29日
市内7カ所目 つくば駅前の商業施設、BiVi(ビビ)つくば2階に12月1日、市内7カ所目の市民窓口センター「つくば駅前市民窓口センター」が新設される。住民票や印鑑証明書などを交付する市役所の出先機関で、つくばエクスプレス(TX)の駅前に同窓口センターが設置されるのは同市で初めて。近隣住民のほか、つくば駅を利用する通勤者などの利用も想定し、火曜から土曜の午前10時から午後7時まで開庁する。 他の6カ所の市民窓口センターと同様に、転入届など住民異動届の受付、納税証明書など税に関する証明書の交付などを実施する。平日の午後4時30分までは、自動車臨時通行許可(仮ナンバー)の申請受付、母子健康手帳の交付、市税や介護保険料の納付なども受け付ける。 マイナンバーカードを使って住民票などを発行するコピー機を兼ねた証明書発行機も設置されるほか、各自のスマートフォンであらかじめ申請内容を入力し、同センターの窓口にあるタブレットで申請手続きをする「書かない窓口」の一部機能を導入する。 面積は約196平方メートル、カウンターは、いすに座って申請などができるローカウンターが三つと、立ったままで申請するハイカウンターがあり、待合席が12席ある。 開所に向け、今年9月から11月半ばまで改修工事を実施した。改修費は約3750万円。職員は10人が配置される。 当初は、つくばセンタービルのリニューアルに合わせて、同センタービル南側に新設する市民活動拠点内に設置する計画だったが、同拠点には吾妻交流センターや市民活動センターの機能を合わせた施設のほか、市消費生活センター、市国際交流協会が入居し、市民窓口センターの面積を確保することが難しくなったことから、同窓口センターがBiViつくばに新設されることになった。 BiViつくば2階にはもともと、案内所の「つくば総合インフォメーションセンター交流サロン」と「筑波大学サテライトオフィス」が入居し、イベントを開催したり、学生が勉強するスペースとして利用されてきたが、交流サロンは今年3月に閉館、サテライトオフィスは4月から休館、7月に閉館した。 つくばセンタービル内の市民活動拠点のリニューアルオープンは来年2月の予定だが、BiViつくばの市民窓口センターは一足早く開所する。 ◆同窓口センターの開庁時間は火曜から土曜の午前10時~午後7時。受付時間は午後6時30分まで。日曜、月曜と祝日などは休み。詳しくは電話029-883-1111(同市市民窓口課)
保育園児が英語で国際交流《令和楽学ラボ》26
2023年11月29日
【コラム・川上美智子】筑波大学を訪れていたハワイ大学のバレーボールチームの学生が、私が園長をしている「みらいのもり保育園」の子どもたちと交流しました。保育園では3歳児以上の園児に「英語で遊ぼう」のカリキュラムを組んでおり、ネイティブの講師が週30分ほど英会話を教えています。講師は授業中ほとんど日本語を使わず、英語でコミュニケーションをとってくれていますので、大人が考えるよりずっと上達が早いです。 選手と交流した年長組の子どもたち18名は、今回のハワイ大学生の訪問日を何日も前からとても楽しみにしていて、大歓迎でした。身長2メートル前後の体の大きな選手たちの前でも臆せず、英語で「My name is 〇〇」と自己紹介をして、すぐに仲良くなりました。 パフォーマンスでは、お互い文字を教え合うプログラムを準備し、選手にはひらがなで、子どもたちにはローマ字で自分の名前を書いてもらいました。次に、きれいな千代紙を使って、折り紙をしました。 保育士が考えた「手裏剣」の制作は、子どもたちにも、選手たちにも少し難しく、長い時間をかけて、ようやく折りあげました。子どもたちは出来上がった手裏剣を投げる姿を見せ、使い方を教えました。最後に、園児が英語の手遊び歌「Head, Shoulders, Knees and Toes(頭、肩、膝、つま先)」を披露して、大爆笑のうちに交流会は終わりました。 短い時間の交流でしたが、選手たちが乗ったバスが見えなくなるまで、園児たちは園庭で手を振って別れを惜しみました。 このように、子どものころに豊かな体験を積むことが、健やかな成長につながることから、保育園では地域との交流を大切にしています。新型コロナで保育園に外部の方が入る機会を遮断せざるを得なかったこの3年間、子どもたちから交流や体験の機会が失われました。それが、健やかな育みにどう影響するかはわかりませんが、それらを取り戻せるよう、この1年は地域交流に力を入れています。 ラグビー交流、アート活動、バイオリン演奏… このほか、筑波大学のラグビー部の選手たちとのラグビー・スポーツを通した交流では、タッチダウンやパス回しを習いました。また、筑波大の芸術学群の研究室とは、名画の鑑賞と造形アート活動による交流を行っています。 昨年度からは、県立明野高等学校の「ジョブシャドウイング」を受け入れ、高校生に職場体験、職場観察をしていただき、子どもとの交流も図っています。また、地域のバイオリニストの方が楽器の話や演奏をしたり、地域の農家の方が絵本『あさごはんのたね』の読み聞かせや、お米やブルーベリー栽培の話をしたりと、毎月、どなたかが訪問してくださっています。 担任の保育士による養育や保育に加え、園児たちはいろいろな大人と触れる機会があり、興味・関心を広げ深められる環境の中で育っています。ここで幼少期を過ごした子どもたちが、将来どのように活躍してくれるのかが楽しみです。(茨城キリスト教大学名誉教授、みらいのもり保育園園長)
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