月曜日, 4月 6, 2026

9人超の33陣営が出席 土浦市議選 立候補予定者説明会

現職9人引退か 任期満了に伴い、統一地方選後半の4月16日告示、23日投開票で行われる土浦市議選(定数24)の立候補予定者説明会が27日、同市役所で開かれ、定数9人超の33陣営の関係者が出席した。 現職が9人引退するとみられ、新治村と合併した2006年以降の市議選としては最多となる。有権者数は11万8415人(3月1日現在)で、4年前の前回より約2200人増えている。 出席した33陣営の内訳は現職15人、新人16人、元職2人。党派別は公明党4人、共産党2人、社民党と参政党がそれぞれ1人、無所属が25人。男女別は男性27人、女性6人。4年前の市議選は定数24に対し7人超の31人が立候補した。(柴田大輔) ◆立候補予定者説明会出席者33人は以下の通り(敬称略、受付順/氏名、年齢、政党、現職・新人・元職)。 根本 法子 57 公 明 新田島 由紀 38 無所属 新井原 敏夫 67 無所属 新目黒 英一 53 公 明 現吉田千鶴子 70 公 明 現竹内  裕 72 無所蔵 元今野 貴子 65 無所属 現篠塚 昌毅 67 無所属 現小坂  博 66 無所属 現菅井 歩美 38 無所属 新寺内  充 70 無所属 現古沢 喜幸 76 共 産 元塚原 圭二 61 無所属 現平石 勝司 52 公 明 現矢口 勝雄 59 無所属 現山下 久徳 60 無所属 新福田 勝夫 79 共 産 新滝田 賢治 46 無所属 新勝田 達也 59 無所属 現鈴木 一彦 59 無所属 現大木 俊郎 60 参 政 新坂本 繁雄 74 無所属 新三上 英則 56 無所属 新島岡 宏明 64 無所属 現吉田 直起 41 無所属 新奥谷  崇 52 無所属 現海老原一郎 69 無所属 現柳澤 健二 36 無所属 新田中 義法 53 無所属 新下村 壽郎 67 無所属 現平岡ふさ子 70 社 民 新四栗  治 55 無所属 新小野  勉 61 無所属 新

学長選めぐり 教員有志が人権救済申し立て 筑波大

2020年に行われた筑波大学(つくば市天王台)の学長選考過程で、同大や同学長選考委員会に法人規則を遵守しないなどの瑕疵(かし)があったなどとして、同大の教員有志でつくる「筑波大学の学長選考を考える会」(共同代表・竹谷悦子教授、吉原ゆかり教授)は14日、県弁護士会に人権救済申立てをした。考える会は同学長選で、大学の自治をないがしろにする手続きがあったほか、対立候補への言論弾圧の疑いがあったなどとしている。 2020年の学長選考では、当時現職2期目だった永田恭介学長が再選された。それまで2期6年が最長とされた学長任期上限の規則改正が2020年に行われ、その結果、永田学長が再選された形だ。申立てでは、この規則改正が法人規則を遵守せずに行われたとする。 さらに、選考過程で実施する教職員を対象にした意見聴取では、永田学長が584票、対立候補の松本宏教授(当時、現在は名誉教授)が951票と1.6倍程度の差があったにもかかわらず「学長選考会議はそれを無視して永田氏を再選させた」などとし、これらの過程が「大学の自治をないがしろにする瑕疵」だったと主張する。 ほかに、対立候補の松本教授が作成したウェブサイト上での発言に対し、2020年10月15日、同大が検証委員会を立ち上げ、それが学長選考とは関係のない人事上のことでも不利益な事項として考慮されたなど、「正当な言論活動を強度に委縮させる弾圧が行われた」と同会は指摘する。 松本教授は学長選考にあたって自身のウェブサイトで所信表明や教職員からの意見などを掲載していたが、「学内外への情報発信」に問題があるとする報告が同大の「教育研究評議会」においてなされ、その後、検証委員会が設置された。検証の結果、検証結果の手交及びウェブサイト上での発言について「筑波大学ソーシャルメディアガイドライン上、問題があった」ことを同教授に伝達することが決まっていた。考える会は、この経緯が松本教授のその後の名誉教授選考の場でも持ち出され、不利益な事項として考慮されたと指摘する。 考える会はこれまで、学長選考のプロセスについて2020年の学長選考の時期から、その選考プロセスの問題を批判してきていた(2020年10月21日付)。 申立てに対し同大は「報道において人権救済申立てが行われたことを知った。申立ての内容そのものについては把握しておらず回答できない」としている。 「無関心 そこが問題」 2020年の学長選をめぐっては昨年11月、同大の学園祭「雙峰祭」で、学生有志による「2020年学長選考を振り返る」とする展示企画が実施された。人文学類3年の男子学生が主催した。企画は2020年の学長選考のプロセスを批判する内容だ。会場を使って対面で行われ、学長選考プロセスを振り返る動画の放映や、聴衆からの意見を付箋で集める企画などが行われた。当日使われた動画も公開されている。 主催した男子学生が入学したのは2020年の4月で、入学して半年後に学長選考があった。「ちょうど入ってすぐにリアルタイムで学長選考があった。今の学類生の1、2年生はそうした動きがあったことすら知らない」と男子学生。 「企画をやる中で、学長選考の重要なことに学生がアクセスできないことを感じた。たとえば、教職員に対する『意見聴取』は教職員の専用サイト内でのみ情報が開示され、一学生にはアクセスできなかった」という。 企画の反響は予想外だった。男子学生は「割と冷ややかな目線を予想していた」というが、学年が上の人からは「忘れていたけどこういうことあったよね」、下の学年からは「こういうことがあったのは驚いた」などという声が聞かれた。学長選考に批判的な立場の学生や教員などからは「よくやってくれた」という声もあった。 男子学生は「人権救済申立てなど、こういう活動があるというのは好ましいことだと思うが、学長選考についてはほとんどの学生が無関心。そこに問題があると思っている」と語った。(山口和紀)

ひたちなか市で「ほしいも世界大会」 《邑から日本を見る》132

【コラム・先﨑千尋】「ほしいも学校」という不思議な学校がある。建物がなければ、先生や生徒がいるんだか、いないんだか、外からは分からない。しかし、校歌があり、応援歌まである。一般社団法人として法務局に登記されてもいる。学校は15年前にできた。 その「ほしいも学校」が今月18日、ひたちなか市阿字ケ浦で「第2回世界ほしいも大会」を開いた。氷雨が降る寒い中、会場の阿字ケ浦ふれあい交流館には、北海道から鹿児島県種子島までの県内外の来場者約400人が訪れ、著名人の対談や国内外の干し芋、スイーツなどで干し芋の魅力を満喫していた。開会式では、地元の子どもたちが校歌を歌った。 ほしいも学校は、15年前にグラフィックデザイナーの佐藤卓さんがプロジェクトリーダーとなり、ひたちなか市や周辺の干し芋生産者、研究者、愛好家、商工会議所のメンバーらを集め、2年かけて『ほしいも学校』という本と「ほしいも学校」というネーミングの干し芋を作りあげた。 佐藤さんは超売れっ子のデザイナーで、「ロッテキシリトールガム」や「明治のおいしい牛乳」のパッケージデザインなどで知られている。 第1回の大会は7年前、やはりひたちなか市で開かれた。当初は4年に一度開く予定だったが、コロナウイルスの影響で延期されていた。 天日干しでしか味わえないうまさも この日の大会は、人気の高いサツマイモの「『べにはるか』の誕生秘話」という講演、料理研究家の土井義晴さんと佐藤卓さんの対談「ほしいもに見る食の未来」、産地報告会、ほしいも販売、ほしいも料理の食堂など干し芋づくし。 干し芋の主要品種である「べにはるか」の開発に携わった、九州沖縄農業研究センター研究推進部の甲斐由美さんは「品種登録までに11年かかった。当初は干し芋用としては期待していなかった。色がきれいで甘みが強く、やわらかいのが消費者の好みにあったようだ。焼き芋などの食用にも向いている。大分の『甘太くん』、新潟の『いもジェンヌ』、静岡の『うなぎいも』などオリジナルブランドも出ている」などと話した。 土井さんは佐藤さんとの対談で、「昔からある玉豊という品種の干し芋がおいしかった。ほしいもの生産は、長いこと風と太陽を活かし、天日で干してきた。その景色は冬の風物詩だった。最近では経済優先、効率化の流れで機械乾燥が主流になってしまった。伝統的な天日干しでしか味わえないうまさもある。両方を活かす二刀流はどうか。玉豊も残してほしい」と、最近の傾向にくぎを刺す考えを述べた。 産地報告会では、国内では栃木県と三重県、海外では韓国、中国、東アフリカのタンザニアの生産者らから、それぞれの取り組みの現状と課題について報告があった(中国とタンザニアはオンライン参加)。 干し芋販売コーナーでは、本県産の他、鹿児島の安納芋の干し芋、タンザニア産の玉豊などが並び、干し芋を使った菓子類も販売されていた。来場者は作り方や味の違いなどを聞きながら、商品を選んでいた。寒かったけれども、心温まる大会だった。(元瓜連町長)

ホームで今季の有終飾る サンガイア

バレーボールVリーグ2部(V2)男子のつくばユナイテッドサンガイア(SunGAIA、本拠地つくば市)は今季最終戦の26日、つくば市竹園のつくばカピオアリーナで大同特殊鋼(本拠地名古屋市)と対戦し、セットカウント3-2で勝利した。これで通算成績11勝15敗、10チーム中8位で今季を終えた。この試合でVリーグ通算231試合出場を果たした瀧澤陽紀が現役引退を発表した。 2022-23 Vリーグ2部男子(3月26日、つくばカピオアリーナ)つくば 3-2 大同特殊鋼25-2025-2329-3123-2515-13 つくばは危なげない立ち上がりで第1、第2セットを連取。セッター于垚辰の緩急あるトス回しとレフトの架谷也斗、ミドルの松田康河らの息がピタリと合った。 于は今季入団、中国代表の主将も務めた経験がある。高いトスや低くて速いトスを巧みに使い分け、196センチの身長を生かしたブロックやツーアタックも得意とする。 架谷は昨季、大阪体育大でエースと主将を務め、関西大学リーグで得点王にも輝いた。今季開幕からレギュラーとして定着、持ち前の高さとパワーを生かしたスパイクのほか、この日は軟攻や一人時間差などの小技も発揮。「もともとハイセットをしっかり打ち切るタイプだが、それだけでは戦っていけないので、最近は小技も意識している。今日は最近でもベストのパフォーマンスが出せた」とのコメント。 松田は3年目のミドルブロッカーで、この日はBクイックが面白いように決まった。「相手がコミットしてくるので避けながら、どんどん使っていいよと話していた」と、浜崎勇矢監督は明かす。 第3セットからはメンバーを入れ替え、鈴木匡教や松林哲平らを投入。アキレス腱断裂で戦列を離れていた鈴木は、慣らし運転でもさすがの決定率の高さを見せた。松林は2年目。「ジャンプ力があり、いいところで決めてくれる。来年が楽しみ」と浜崎監督の評。 だが第3、第4セットとも途中から相手を追い掛ける展開になり、終盤はデュースにもつれ込むがセットを落としてしまう。「競っている中でチームの若さが出た。克服したい部分」と浜崎監督。要所で出たサーブミスやつなぎのミスも痛かった。 第5セットは一度だけ逆転を許したものの、ほぼ終始リードを保ち、シーズン有終の美を飾ることができた。途中出場の瀧澤陽紀がチームを落ち着かせ、サーブの安定感なども光った。 瀧澤は2013年に東北学院大を卒業して入団。チームがV1に手が届きそうだったときや、都澤凡夫初代監督との死別のときも知る今では数少ない一人。主将やコーチを歴任し、チームのムードメーカーでもあった。浜崎監督も「ほぼ10年一緒にプレーしてきただけに、特別な思いがある」とその引退を惜しむ。 「チームが良い方向へ行くよう、意見を言いながらこれまで頑張ってきたが、若い選手も自分たちでできるようになってきた。次の自分の役目を考え、サンガイアバレー教室などでのレッスンを通じて、未来のある子たちのためバレーを発信していきたい」と今後の展望を話す。(池田充雄)

C・フェルバーの「公共善エコノミー」 《文京町便り》14

【コラム・原田博夫】オーストリア・ウィーン在住のクリスティアン・フェルバーによる独語の「Gemeinwohl-Ökonomie, Deuticke im Paul Zsolnay Verlarg, 2010」の邦訳「公共善エコノミー」が、ドイツ在住の池田憲昭氏によって、2022年12月に鉱脈社(宮崎県)から出版された。この著作は2010年の初版以来、8カ国語に翻訳され、14カ国で出版されている。英語版も「Change Everything: Creating an Economy for Common Good, Zed Book, November 2019」(「すべてを変えよう~公共善エコノミーを創出することで~」)として出版されている。 私自身、国際「生活の質」研究学会(ISQOLS)第15回大会(2017年9月、オーストリア・インスブルク大学)で著者フェルバーの基調講演を聴き、その主張と講演スタイルに独自なものを感じた。主張は後述するが、講演スタイルは壇上を縦横無尽に動き回るのもので、その後、彼が作家であると同時にダンスパフォーマーとしても活動していることを知り、さもありなんと得心した次第である。 講演終了後に面識を持ち、邦訳に関してもいくつかのやり取りをしたが、なかなか的確な出版社を見いだし難かった。そうしたところに、今回の邦訳が届いた次第である。私も邦訳の遅滞を(広義の)関係者の1人として気にしていたので、本書が原著から翻訳されたことを、うれしく思う。 そこでフェルバーの主張だが、これまでの標準的な(アダム・スミス以来の効率性を重視しGDP成長を是とするメインストリーム)経済学の認識や前提を覆すものである。彼の主張は、アリストテレス(紀元前4世紀)の経済社会認識に淵源を求めている。今日の経済学は、すべての人間の良き生活を目標とする「オイコノミア」ではなく、本来副次的・手段であるべきお金の獲得と増殖を自己目的とした「クレマティスティケ」に脱している、と非難する。 主流経済学の潮流に異を唱える そもそも、どの国の憲法にも、人々の平等な幸福追求の権利とその確保が規定されている。ドイツ基本法(1949年5月公布・施行)第1条では、「人間の尊厳」を尊重・保護することが、国家権力の義務とされている。 日本国憲法(1946年11月公布、47年5月施行)第13条でも、「すべての国民は、個人として尊重される。生命、自由および幸福追求に対する国民の権利については、公共の福祉に反しない限り、…最大の尊重を必要とする」と明記されている。アメリカ独立宣言(1776年7月)でも、「すべての人は平等に造られ、…奪うことのできない権利には、生命、自由および幸福の追求が含まれる。…これらの権利を確保するために政府が組織される」と明記されている。 今日の多くの政府が至上命題にしているGDP成長などは、明記されてはいない。それがどうして主客が転倒してしまったのか? メインストリーム経済学の暴走とその潮流を変えたい、というのがフェルバーのそもそもの問題意識である。その主張がどの程度成功しているかは、読者層の広がりから推測したい。(専修大学名誉教授)

7月着工、来年3月ごろ開業へ つくば市旧茎崎庁舎跡地ドラッグストア

ドラッグストアの開業を提案した大和ハウス工業茨城支社(つくば市)を優先交渉権者に決定した、つくば市の旧茎崎庁舎跡地(同市小茎)の利活用について(22年9月26日付)、同市は24日、同茨城支社と23日、30年間の定期借地契約を締結したと発表した。 市公有地利活用推進課によると、今年7月に本格着工し、来年3月ごろまでにオープン予定という。当初、年内オープンを見込んでいたが、コロナ禍で契約締結協議などに時間を要し、開業が約3カ月遅れる見通しだという。 定期借地契約は今年7月1月から2053年6月末までの30年間で、土地賃借料は年約90万円。固定資産税評価額の改定があった時は見直す。 店舗予定地の敷地面積は約2700平方メートル、店舗面積は約1100平方メートル。 周辺住民から要望があった、青果や精肉などの生鮮食品を取り扱うほか、店内に約30平方メートル程度のフリースペースを設け、テーブルといすを置き、来店客が自由に利用できるようにする。さらに敷地内の店外に緑のあるオープンスペースを設け、テーブルといすを置き、来店客がバスを待ったりできるようにする。 茎崎庁舎は2010年4月に閉庁、16年1月に解体され、跡地は更地のままになっていた。(鈴木宏子) →つくば市旧茎崎庁舎利活用の過去記事はこちら

お米を買ってもらい、谷津田を保全 《宍塚の里山》99

【コラム・福井正人】宍塚の里山を構成する重要な環境の一つに谷津田があります。冬にも水が張られた谷津田では、早春、ニホンアカガエルが多数産卵します。カエルが増えると、それを食べるヘビが増え、ヘビが増えるとそれを食べる猛禽(もうきん)類が増えるといった「生き物のつながり」が生まれます。このように、谷津田は生き物の生息域として重要な場所になっています。この環境を守ろうと始めたのが「宍塚米オーナー制」で、今年で25年目を迎えます。 人類が稲作を始めたころ水田が作られたのは、水が手に入りやすい谷津田のような環境だっただろうと言われています。しかし、現代のようなかんがい設備の整った水田耕作では、水が引きにくく、田んぼの形も不揃いで小さく、また周りの木々にさえぎられて日当たりも悪いといった問題があります。さらに、湧き水が入るために水温も低い谷津田の環境は、稲の生育にも作業する人間にとっても不利な状況になっています。 このように、生き物の生育環境としては重要でも、耕作条件としては不利な谷津田での耕作を続けていくためには、いろいろな工夫が必要です。例えば、里山のもつ公益的機能の恩恵を受けている非農家である都市部の市民にもお金や労力を提供していただくことです。私たちの会では、支援としての「宍塚米オーナー制」と労力としての「田んぼ塾」(現在の「自然農田んぼ塾」と「田んぼの学校」)を立ち上げ、谷津田での耕作を維持してきました。 「田んぼの学校」では、たくさんの子どもたちが自然と触れ合い、我々の主食である「お米」がどのように作られるのかを学ぶ場所になっています。 宍塚米のオーナーを募っています 宍塚米オーナー制では、毎年4~9月、谷津田の支援に賛同してくれるオーナーを募り、10月末に谷津田を耕作してくれている宍塚の農家からお米を買い取り、オーナーに発送しています。品種はコシヒカリで、宍塚の里山の猛禽類の象徴サシバにちなんで「宍塚サシバ米」と呼んでいます。 具体的な支援となる2023年(第25期)宍塚米オーナーについては、募集が始まっています。精米、玄米の各5キロ、10キロで料金を設定しており、精米5キロの場合で3200円(税・送料込み)、現地引き取りは各800円引きになります。詳しくは事務局まで。ホームページはこちら。 宍塚サシバ米を購入して、宍塚の里山の谷津田を支援してくださるオーナーになりませんか。(宍塚の自然と歴史の会 副理事長)

マスクを脱いで巣立ちも 筑波大で4260人の卒業式

筑波大学(つくば市天王台、永田恭介学長)の卒業式・学位授与式が24日、大学会館で行われ、スーツや袴に身を包んだ生徒らが新たな門出の日を迎えた。22年度の卒業・修了者は4260人。マスクの着用については自由で、一部の生徒らはマスクを外して式に臨んだ。 式典は学群が2回と大学院が1回の3回に分けて実施され、永田学長から各学群の代表者に学位記や卒業証書が手渡された。卒業生と修了生のみが参加し、家族や在校生らは会場の様子をライブ配信で視聴する形となった。式典後の祝賀会は開催せず、謝恩会については大学側が自粛を求めた。 永田学長は式辞で、筑波大が東京高等師範学校の創設から数えて150年を迎えたことや、昨年から文部科学省より指定国立大学法人に指定されていることを述べ、「みなさんがそれぞれに新しい挑戦をすることこそが、本学の価値を世界に発信することであり、みなさんに続く後輩たちの活動の幅を広げていく」と激励した。 人文・文化学群日本語日本文化学類の鎌田真凜さん(22)は「コロナ禍での生活は、これまでの当たり前を覆すことばかりだった。オンラインが中心となり、友人や先生方と顔を合わせることすら難しくなった時期もあるが、同じ思いや悩みを抱えた仲間がいることが何よりも救いになり、変わり続ける状況の中でも学びを止めることなく進み続けてこられた」と述べ、教職員や地域の人々に支えてくれたことへの感謝の意を伝えた。 式典の前後には、卒業生が在校生や家族らと大学会館脇に咲く桜を背景にして写真を撮影し、喜びを分かち合った。人文・文化学群で西洋史を専攻し、卒業後は就職するという河野太一さんは「時の流れが速く感じ、うまく言葉にできない。対面授業からオンライン授業、オンライン授業から対面授業への切り替えに慣れるのが大変だったので感慨深い。卒業後は仕事と趣味を充実させたい」と話した。人間学群心理学類に所属する女性は「大学院に進学するので実感があまりない。臨床心理士の資格を取り、将来は心理の関係で働くことができれば」と将来の希望を話した。(田中めぐみ)

聖地土浦に「パトレイバー」デザインマンホール デビューを前に市役所で展示

土浦市オリジナルの「機動警察パトレイバー」デザインマンホール15種類が完成し、24日から市役所2階(同市大和町)で展示が始まった。4月9日まで展示したあと、土浦駅周辺道路に設置する。 カプセルトイのアクリル製マンホールキーホルダーも作成、4月下旬からまちかど蔵(同市中央)、きらら館(同市大和町)で販売する。デザインマンホールの情報をSNSで拡散した人には、オリジナルグッズとして紙製コースター(約2000個)を郵送する。 2022年に開催の「機動警察パトレイバー30周年突破記念 in土浦『TV-劇パト2+』展」では全国から約3000人のファンが来場した。根強いファンが多いため、デザインマンホールを設置することで同市を訪れる人を増やし、回遊性や消費を高めるのが狙い。 キャラクターの背景は土浦の風景や名産 デザインマンホールの背景は、市役所本庁舎や全国花火競技大会、霞ケ浦畔、帆引き船、レンコンなど土浦を象徴するものだ。市のアピールになるような背景を、職員らで検討したという。中にはアニメに出てくる架空の建物「シャフト・エンタープライズ・ジャパン土浦研究所」と「グリフォン」を組み合わせたデザインマンホールもある。 キャラクターと組み合わせは、パトレイバー原作者「ヘッドギア(HEADGEAR)」の監修の元、行った。 パトレイバーのキャラクターは「ちびキャラ」といって2頭身に縮めてスーパーデフォルメ手法を使って新たに描き起こした。キャラクターの瞳は全て、原作者の一人高田明美さん自らが描き入れたという。 市政策企画課の奥山成俊さんは「背景との組み合わせなど原作者の意向に沿う点は苦労したが、完全オリジナルイラストなのでパトレイバーファンの目にとまってほしい」という。「マンホールマニアであるマンホーラーにも出かけてもらえればうれしい。ちびキャラ化しているので、パトレイバーを知らない小さなお子さんにも楽しんでもらえるのでは」 市役所を訪れていたかすみがうら市の男性(69歳)は「こういった企画を市役所が行うのはいいと思う」と語った。(伊藤悦子)

「親亡き後」の前に親も自分らしく生きるには つくばの障害者団体が学習会

障害者が抱える課題として、親が亡くなった後、誰が本人の生活を支えるのかという「親亡き後」問題が叫ばれて久しい。そんな中、障害者団体、つくば自立生活センター「ほにゃら」(つくば市天久保)が4月2日、学習会「親も子も“自分らしい”生活をするために―障害児を育てた先輩の体験談を聞こう」を開催する。障害児を持つ親や家族を対象に、親が元気なうちに、障害のある本人もその親も、自分らしく生活するにはどうしたらいいかを考える。 親の自己実現のためにも 「親亡き後」問題の背景には、障害のある子が成人しても、親が元気な時は親自身がその子の生活を支援すべきという考えがある。しかし、ほにゃらの介助スタッフである松岡功二さん(54)は「親も子も自分らしい生活を送るために、親が元気なうちから、障害児が親以外の人から介助を受けるのは大切」と強調する。 同団体は、障害のある子どもがヘルパーを利用することで、様々な経験をする大切さを伝える「ほにゃらキッズ」という活動をしている。「子どもの頃からヘルパーを利用することは、子ども本人のためだけでなく、親の自己実現にもつながる。ヘルパーなどの福祉制度を利用することで、障害児の親も休んだり、好きなことをやっていい。親と子、互いが自分らしい生活をすることで、親子関係も変わってくるのでは」と松岡さん。 同団体の代表で、自身も重度身体障害のある川島映利奈さん(40)は「親が子どもにやってあげたいことはたくさんあるだろう。しかし、親だけで頑張りすぎてしまうと、子どもがプレッシャーを感じてしまう」と話す。 「障害児が自分らしい人生をつくっていくためには、選択を繰り返しながら、自分の好き嫌いに気づいていくことが大切。しかし、日常生活の全ての選択を、親だけで支援するのは大変だ。介助者と一緒にいろんな経験をする子どもを見て、子どもの新たな一面を見られるかもしれない」 子離れ・親離れの準備 今では、小学生の頃からほにゃらキッズに関わり、高校卒業後、ヘルパーを利用しながら地域で一人暮らしを始める障害者も出てきている。今回の学習会では、実際にヘルパーを利用しながら、障害児を育てた鶴岡かおりさん(57)、木村清美さん(57)と一緒に、障害児の親は何を考えながら、ヘルパー利用や、子離れ・親離れに向けた準備をすればいいのかを考える。 松岡さんは「障害児が介助者と一緒に自分のやりたいことを実現していく姿を、親の立場からどう見ていたのかを、鶴岡さんたちから聞くことで、今、障害児を育てている親御さんの参考になれば」と期待する。(川端舞) ◆学習会は4月2日(日)午後1~3時、つくば自立生活センターほにゃら事務所(つくば市天久保2-12-7 アウスレーゼ1階)で開催。主な対象は障害のある子の親および家族。参加費無料。定員5家族。申し込み締め切りは24日(金)。申し込みはこちらから。問い合わせは電話029-859-0590かメール:cil-tsukuba@cronos.ocn.ne.jp(ほにゃら)へ。

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