月曜日, 4月 6, 2026

地元ホテル、ワイナリーとコラボ【つくば 古民家利活用】上

つくば市栗原の古民家、郷悠司さん(30)宅(5月31日付)で、古民家の価値と利活用をアピールし、維持保存につなげようとする試みが始まっている。「下邑(しもむら)家住宅」と呼ばれ、江戸時代後期に建てられたとされる古民家が舞台だ。 ホテルがツーリズム企画 夏前、つくば駅前のホテル日航つくばから郷さん宅に打診が入った。同ホテルが進めるローカルツーリズム「つくたび」(2月2日付)が、市内のワイン醸造場やブドウ生産農園を訪ね歩く企画で、古民家にも注目した。9月に第1弾が開かれ、下邑家住宅は第2弾としてオファーを受けた。「つくばワインでテロワール(ブドウ畑の自然環境)を愉しむ特別体験」をテーマに今月21日、催しが開かれた。 「私の憧れだったワイナリーとのコラボが実現し、本当にうれしい。ホテル日航つくばも全く別世界の存在という印象でしたから、こんな機会をいただくことができ、家族全員喜んでいる」と郷さん。 郷さんによれば、今回のイベントは、同じ栗原地区でブドウ栽培とワイン醸造場を営むつくばヴィンヤード(Tsukuba vineyard、高橋学代表)=2020年10月16日付=と下邑家住宅を地域の観光資源として結び付けた。ブドウ畑では剪定(せんてい)作業体験、古民家ではワインの試飲会を実現させた。 ホテル日航つくばマーケティング部の林智一次長は企画の狙いについて「昨年スタートさせた『つくたび』では、ホテル内での食事やアミューズメントだけでなく、街に出て新しい発見をしてもらおうと考えた。当ホテルから比較的近い栗原の地を訪ねると歴史的文化や新しい農業などたくさんの魅力があったので、ブドウ栽培の体験と、古民家で食事を兼ねたワイン試飲会を提案した」と経緯を説明する。 今回は市内や近県から12人が応募し参加した。つくばヴィンヤードは市内で2番目のワイン醸造場だが、これまで一般人を招いた体験学習は行われていない。高橋代表も「何ごともまずやってみるもの」と今回のコラボを評価。「つくばのワインをアピールできる良い機会になる。今夏のような猛暑続きのシーズンは収穫を迅速に行わなければならないため、人手が不足するという経験をした。来シーズンも開いてもらえるなら収穫時期にお招きしたい。古民家でワインというのも面白い」と話す。 7代目が雄弁に物語る 古民家でワインという非日常的な体験を、参加者はどう感じたのか。千葉県から参加した高田浩さんは「ブドウの剪定も初めてのことだったが、かしこまらず、アウトドアにちょっと出掛けて何かを見つける、そういった楽しさを得られた。古民家を案内してくれた郷さんが若くして7代目ということで、居間に飾ってある代々の肖像画とも顔つきがよく似ていて、歴史があるという実感があった」と目を細める。 同じ千葉県から参加した赤間靖子さんは「初めは見ず知らずの人たちだったが、田舎の古い屋敷に親戚が集まったようで、すぐに打ち解けてくつろげた」と感想を述べた。 「つくたび」ののぼり旗を見掛け、そぞろ歩きをしていた人が庭に入ってきて屋敷を見学するという場面もあった。郷さんは「にぎわいを地域に広げてこその古民家利活用。まだそこまで実現していないが、マルシェやレンタルスペースのほか、今回のようなコラボ企画を続けて栗原の魅力を発信していきたい」と結んだ。ホテル日航つくばのつくたびは、来シーズンも栗原を訪れる予定だ。 2017年から「邑マルシェ」 郷さん宅は、江戸時代後期の農家・商家の母屋226平方メートルを中心に、長屋門や土蔵、米蔵が保存されている。母屋はかやぶき屋根だったものが瓦からスレートに置き換えられたが、たたずまいは風格をたたえる。 しかし家族内で、家屋の存続問題は重くのしかかっていたという。「父の考えで官民学一体の栗原活性化プロジェクトというアイデアも出たが、古民家の価値を役所や企業に理解していただくためには利活用の実績が必要。2017年に母が邑マルシェをスタートさせ、昨年10月から私と妹の瑞季が加わって邑マルシェのSNS発信を進めている」と郷さん。 レンタルスペースとして古民家(母屋)の有償提供も行っている。市北部では古民家を活用して「iriai tempo」(同市北条)や「旧小林邸ひととき」(同市筑波)がコワーキングスペースや宿泊機能を提供している事例を参考にした。するとウエディング撮影やコスプレ撮影の予約が次々と舞い込んだ。テレビ局の取材も入り、全国放送のテレビ番組で放映されたことも注目度の高まるきっかけとなった。 つくば市の農村部には、江戸時代後期からある家屋や土蔵が多く存在する。地域の貴重な財産といえる一方、古民家の所有者にとっては建物の維持継承は難題となっている。建物を保存するためにも、利活用を通して維持費や修繕費をいかにねん出するかが課題となっている。(鴨志田隆之) 続く

開幕6連敗 ロボッツ、後半の失速が課題

男子プロバスケットボールBリーグ1部(B1)の茨城ロボッツは21、22日、水戸市緑町のアダストリアみとアリーナで大阪エヴェッサと対戦し、21日は83対100、22日は85対93で両日とも敗れた。Bリーグ2023-24シーズンは5日開幕、茨城はこれで開幕6連敗で東地区8位、大阪は6連勝で西地区首位。 2023-24 B1リーグ戦(10月22日、アダストリアみとアリーナ)茨城ロボッツ 85-93 大阪エヴェッサ茨城|24|23|13|25|=85大阪|19|27|25|22|=93 21日は第1クオーター(Q)の失点が尾を引いて敗れた茨城ー。22日の試合は「ファーストパンチしていこう」と臨み、立ち上がりの約5分間で中村功平やチェハーレス・タプスコットの3点シュート、山口颯人のバスケットカウントなどで11得点を重ねた。この間、相手の攻撃に対しては24秒のショットクロックオーバーを2回起こさせ、奪われた点はフリースローによる3点のみ。前日は18得点14リバウンドの活躍を許した大阪のショーン・ロングに対しても、アンガス・ブラントやタプスコットらがよく封じ込め、厳しく守ることができた。 だが大阪は、途中出場の西川貴之や多嶋朝飛らの3点シュートがよく決まり、第2Q残り9分で逆転。その後も得点を伸ばし、残り3分で38-46と茨城に8点差をつけた。「相手はガードにもいいシューターがいて、ロングからのキックアウト(中から外へのパス)で3ポイントを確実に決めてきた。両方を止めるのは難しい」と、茨城のジェームズ・アンドリセヴィッチ スーパーバイジングヘッドコーチ(SHC)。 第2Q終盤で茨城は激しく追い上げ、最後のワンプレーで47-46と再逆転を果たす。残り2秒でのプレー再開から、鶴巻啓太が放った3点シュートが決まった。「スクリーンをかけてビッグマンをゴール下へ走らせるプランだったが、自分がノーマークになっていたので打った」と、彼の機転が生きた。 第3Qも途中までは競り合うことができていたが、残り3分ほどから引き離され最後は11点差。第4Qの奮闘でも点差は埋められず、試合終了となった。 「昨日と比べてエナジーレベルは良かったが、リバウンドやターンオーバーの数などが大きかった」とアンドリセヴィッチSHC。後半、シュートやフリースローが入らない場面が続いたことについては、ベンチメンバーによる得点が茨城の24に対し大阪は51という「ベンチの深さ」の違いを挙げた。「われわれはメーンの6、7人をローテーションで回している状態。終盤は疲れてしまいシュート確率が低くなった。40分間いかに高いエナジーで戦い続けられるかが今後の課題」と話す。 幸い、平尾充庸らけが人も徐々に戻りつつあり、戦力は上向いている。次節での初勝利に期待したい。(池田充雄)

八郷で「懐かしい未来」を求めて《邑から日本を見る》146

【コラム・先﨑千尋】石岡市八郷地区は有機農業の里だ。1974年に、首都圏の消費者たちが自ら安心安全な食べ物を作ろうと有機農業に取り組む「たまごの会八郷農場」がスタートし、1997年には八郷農協に有機栽培部会が結成された。その他にも、有機農業を志す人たちが思い思いの取り組みを始め、定着している。農協の有機栽培部会は今春、日本農業賞大賞に選ばれている。 ここで紹介する山田晃太郎さん・麻衣子さん夫妻は八郷では新参者だ。だがやっていることは他の有機農業者とは一味違う。どう違うのか。今月発刊された、2人と中島紀一さんの共著『やまだ農園の里山農業ー懐かしい未来を求めて』(筑波書房)で見ていこう。 2人が旧八郷町恋瀬地区で有機農業を始めたのは6年前。同地は筑波山地北端の山々の麓に広がる里山集落。3人の娘がいる。水田80アール、畑2ヘクタール、山林70アールを借り、「旬の野菜セット」を100軒ほどの消費者に食べてもらっている。 やまだ農園が他の有機農家と違うのは、生産から荷造りまで多くの人たちが携わっていることだ。子どもが通う保育園の仲間を中心に、多くの仲間が農作業に加わっている。6月の田植えには3歳から80歳まで延べ150人の人が参加し、長さ30センチほどの大きな苗を一本植え。子どもたちが田んぼの中を泳ぎ回る。 その他、稲刈りや柏餅づくり、生き物観察会、味噌(みそ)の仕込み、落葉集め、踏み込み温床づくりなど、1年を通してやまだ農園の茅(かや)屋根に人が集まる。それだけでなく、近所の年寄りも仲間に加わり、農作業や農産加工、村の暮らし方などを教えてくれる。 里山復活、人がつながる農園 山田さんたちは5年前に空き家になっていた茅葺(ぶ)きの家に出会い、屋敷ごと譲り受けることになった。築100年、養蚕用に建てられた45坪の大きな母屋で、いろりが2つある。 山田さんはこの茅屋根の家を、地域の人たちが伝えてきた農ある暮らしの豊かさを発信する場にしたいと考え、2021年には「八郷・かや屋根みんなの広場」というNPO法人を立ち上げてしまった。現在はこの家が活動の拠点。みんなが集まる場、学習の場となっている。ここでの活動を通じて「懐かしい未来」を生み出していくのが山田さんたちの目標だ。 この茅屋根は、補修用に大量のススキを集め、昨年春と冬に、茅葺き職人を中心に多くの人の手伝いを受け、見事な屋根に生まれ変わった。 この情報を得たNHKは、屋根の葺き替え作業を中心に、やまだ農園の活動を2年にわたって取材し、昨年7月にBSプレミアムで「筑波山麓KAYABUKIライフ~懐かしい未来」として放映した(現在もYou Tubeで見られる)。 やまだ農園は、「いのち育む水辺、里山復活、人がつながる農園」をめざしており、これからの展開が楽しみだ。本書はこうした一部始終(「自然と共にある農業を目指して」)と、中島さんの「里山農業へ夢を広げて」の2部構成。プロカメラマンだった晃太郎さんの写真が美しい。A5判95ページ、1200円+税。(元瓜連町長)

安藤氏が2選 土浦市長選

任期満了に伴う土浦市長選は22日投票が行われ、同日午後7時から同市大岩田、水郷体育館(霞ケ浦文化体育会館)で即日開票の結果、現職の安藤真理子氏(62)=無所属、自民・公明推薦=が、新人で家庭教師の小野勉氏(61)=無所属=を破り、2期目の当選が決まった。女性市長が2期目を務めるのは県内で初めて。 当日有権者数は11万7034人、投票率は28.84%で、2006年の市町村合併以降、過去最低だった2015年の28.42%に次いで過去2番目に低い投票率となった。 【土浦市長選】(選管確定)当 29,598 安藤真理子氏  3,610 小野勉氏 安藤真理子 62 市長 無現②【略歴】土浦出身、土浦二高、成城大学短期大学部卒。会社勤めの後、介護福祉会社を経営、市議2期、県議2期、市長1期。大町【公約】①TX土浦駅延伸の早期実現②給食費無償化、産前産後の生活支援体制の充実など子育て支援の充実③土浦スマートインターチェンジ新設の早期実現 「前進させる新しい市政を」知事ら祝辞 同市下高津、安藤氏の選挙事務所には大井川和彦知事、国光あやの、青山大人衆院議員、伊沢勝徳、八島功男県議ら、国会議員、市町村長、県議と、地元市議らが勢ぞろいし、開票を待った。 午後7時36分、1回目の開票速報で当選確実が伝えられると大きな拍手と歓声が起こった。 祝賀会では、国会議員、市長、県議らが次々と壇上に立ち、大井川知事は「1期目は遠慮がちだったと聞いた。2期目は土浦を前進させる新しい市政を遠慮なく進めていただきたい。県からもしっかりバックアップしたい」などと話した。 安藤氏は「大変難しい選挙だった。応援してくれた皆さんの一票の重みを受け止めて、皆さんが誇りに思える土浦のために全力で走っていきたい」などと述べ、花束贈呈などを受けた。 笑顔で支持者らに応じる安藤氏 祝賀会後、記者団の質問に答えて、安藤氏は「大変難しい選挙だった。無投票当選だと思っていた人もおり、政策を訴える前に『選挙に行ってください』とお願いする選挙になった」と振り返った。 県内で、女性初の2期目の市長になることについては「女性初を意識したわけではなく、女性初は後から付いてくることだが、これからの女性のためにも大切なことだと思う」と述べた。今後の政策については「TX県内延伸と常磐道スマートインターチェンジを1日も早く事業化して、皆に喜んでもらって、若い人たちが誇りの持てる土浦にしていきたい」と強調した。(鈴木宏子、柴田大輔)

開票始まる 土浦市長選

任期満了に伴う土浦市長選は22日午後7時から同市大岩田、水郷体育館(霞ケ浦文化体育会館)で開票作業が始まった。当日有権者数は11万7034人、投票率は28.84%、2006年の市町村合併以降で最低だった2015年の28.42%に次いで過去2番目に低い投票率となった。 【土浦市長選】(選管午後7時30分発表)8000安藤真理子氏(62)無所属現1000小野勉氏(61)無所属新(開票率26.66%)

久しぶりのベトナムで思ったこと《文京町便り》21

【コラム・原田博夫】9月中旬、ハノイ市のベトナム社会科学院(VASS、国家機関)を訪れた。日越関係樹立50周年記念の会議・シンポジウムへの参加が主目的だった。この会議の主催は、ベトナム社会科学院、国際交流機構(JICA)、日本財団(JF)、専修大学だったが、駐ベトナム日本大使の山田滝雄氏や専修大の理事長・学長から祝辞が披露された。 40周年記念会議の際にも、当時私が主宰していた研究プロジェクト・専修大社会関係資本<ソーシャル・キャピタル>研究センター(2009年度~13年度)とVASSが研究交流協定を結んでいた関係で来訪しているので、10年越しの訪問になる。 会議以外にも現地事情の視察が組まれ、その一環でイオンモールを訪ねた。訪問先はハノイ中心部から南に車で15分程度の郊外で、周辺は田園地帯である。ここの基本的なレイアウトは日本各地のそれと同様で、横長3階建て・1階左右の一方に大型スーパーを配置し、中間部に衣料品などの各種テナント、2階にはレストラン・飲食店、3階にはエンタメ系店舗が入居している。 来店客はこの横長のモールを周回移動し、購買意欲のおもむくままに消費する仕掛けである。対象客層としては、この10年間で30%から70%に急増している同国の中間層、とりわけファミリー・若者・カップルに焦点を当てているようだ。 増えるイオンモール郊外店舗 店長(ベトナム人)・副店長(日本人)の話によると、地元コミュニティとの連携・意識改革を重視していて、ゴミは出し・捨てるもの(ベトナム人一般のこれまでの意識・行動)ではなく回収・処分の対象にし、清潔さを旨としたトイレなどに加えて、モール全体のグリーン化を促進する観点から、駐車・駐輪(バイク)場からモールへのルートには植栽を配置し、今後はEV設備も設置予定(充電時間がかかっても、その間、モール内に誘導できる)、屋上にはソーラーパネルも設置予定、とのこと。 同国でのイオンモールは、2013年1月にホーチミン市でスタートし現時点では6カ所だが、25年までには16に拡大する予定(30年までには30カ所も)とのこと。意欲的な取り組みに感心した上での私の懸念は、東南アジア各国での混雑した道路際に立ち並んでいる個人商店・飲食店と、こうしたイオンモールの集客力は両立するのか後者に席巻されるのか、という点だ。 かつての日本の中小都市でも、大型シッピングセンターが登場する前の地元商店街はそれなりににぎわいを見せていたが、規制を主眼にしていた大規模小売店舗法(1973年10月公布、74年3月施行)が廃止され、「まちづくり3法」の一環としての大規模小売店舗立地法(98年6月公布、2000年6月施行)以降は、さらなる来訪者の減少からシャッター街となり、さらには店舗それ自体が立ち退き・コインパーキングに変貌している。 今や日本の地方圏では、旧市街地内の伝統的な生活産業の店舗はほとんど姿を消し、代わって、郊外に大規模な駐車スペースを確保したショッピングセンター(イオンモールはその代表例)が立地して、人々の日常生活を支えている。 東南アジアの街の魅力は小規模な商店・飲食店の多様性と活力にあると私は感じるのだが、その馴染(なじ)みやすさ・逞(たくま)しさ・したたかさは、イオンモールの新規性・清潔さ・魅力を跳ね返すのだろうか、それに屈してしまうのだろうか。(専修大学名誉教授)

あす投開票 土浦市長選

任期満了に伴う土浦市長選は22日午前7時から午後6時まで市内50カ所で投票が行われ、同日午後7時から同市大岩田、水郷体育館(霞ケ浦文化体育会館)で即日開票される。大勢判明は午後8時ごろの見込み。 立候補しているのは、現職で2期目を目指す安藤真理子氏(62)=無所属、自民・公明推薦=と、新人で家庭教師の小野勉氏(61)=無所属=の2人。期日前投票は16日から市内6カ所で行われ、20日までの投票率は8.22%。有権者数は11万8644人(14日現在)。 安藤氏は市内130団体以上の推薦を得て盤石の布陣で臨む。選挙期間中は片山さつき参院議員など自民党国会議員の応援を得て毎日市内2~4カ所で応援演説をする。小野氏は市内を車で回り、選挙ポスターを張りながら、人が集まるところで街頭演説をする。 安藤真理子 62 市長 無現①  【略歴】土浦出身、土浦二高、成城大学短期大学部卒。会社勤めの後、介護福祉会社を経営、市議2期、県議2期、市長1期。大町【公約】①TX土浦駅延伸の早期実現②給食費無償化、産前産後の生活支援体制の充実など子育て支援の充実③土浦スマートインターチェンジ新設の早期実現 小野勉 61 家庭教師 無新 【略歴】土浦出身、土浦一高、明治大学政治経済学部政治学科卒。俳優や会社員などを務めた。【公約】①一律の給付金支給、減税、水道の基本料金ゼロなど、市民の経済的負担軽減②費用対効果を考えた実効性のある施策を実現するための役所改革③市長賞与・退職金の返上

柳の木の枝《くずかごの唄》132

【コラム・奥井登美子】♪ むかし恋しい銀座の柳 ♪ ♪ 「東京行進曲」という歌があった。あの柳は銀座の、どのあたりだったのだろうか? どの町へ行っても、柳の並木があって、そこが、その町の、古い店のたまり場所で、町の名物などを売っていた。 今は、どの町にいっても「柳の並木」がなくなって、高層ビルばかりがひしめいてしまっている。 柳の樹皮の成分はアセチルサリチル酸。ブドウ糖と配糖体となって樹皮に含まれている。解熱鎮痛薬として、今でもたくさん処方されているのがアスピリン。バイエル薬品で出しているのが「バイアスピリン」。 アスピリンは、酸性の胃の中で、痛みを起こす体内物質の、プロスタグランジンを作るのに必要な酵素の働きを抑えてしまう。そこで、錠剤は胃で溶けないで、腸へ行って初めて溶ける「腸溶錠」になっている。 製剤上も、何年か前、薬剤師の話題になった優れた薬品で、副作用も少ないから、今でもかなり人が飲んで痛みを抑えてもらっている。 歯痛には柳の爪楊枝 柳の枝の歴史は古い。ヨーロッパではローマ時代から鎮痛作用があることがいわれてきた。日本でも京都の三十三間堂は、棟木に柳の木を使って、「頭痛封じ」を祈ったという。 昔、歯科医、歯科医院などがなかった江戸、明治時代。歯や歯茎が痛い時、柳の枝で作った爪楊枝でつつけば、植物から自然のアスピリン成分が出てきて歯茎の痛みが取れたという。 柳の枝で作った「爪楊枝」は、アスピリンが含まれているから歯茎の痛い時に、これを使って歯茎をほじると痛みが取れるとあって、少々高くても人気があったらしい、吉原の美人の花魁(おいらん)が、爪楊枝(ようじ)で自分の歯を手入れしている浮世絵があれば面白い。 「柳の枝のツマヨウジ、って、今、どこかで売っているかしら?」「歯医者さんへ行った方が早いよ」。土浦も柳の並木はなくなってしまったが、丁寧な歯医者さんが多い。私は胸を張って、土浦の名物は親切な歯医者さんだと思っている。(随筆家、薬剤師)

国連難民高等弁務官、筑波大で学生らと意見交換

来日中のフィリッポ・グランディ国連難民高等弁務官が20日、つくば市を訪れ、筑波大学(同市天王台)で学生らと意見交換した。 グランディ氏はまず、公募で集まった約40人の学生や留学生を前に講演し、「中東、ウクライナ、エチオピアなど世界の難民は大変厳しい状況に置かれている」とし、「難民問題の解決はさまざまなグループが共に手を携えて連携をとること」だなどと話した。日本については「大変重要な寄付国であり、ソフトパワーの重要な国だ」などと述べた。 学生からは、日本政府の難民受け入れ数の少なさについての質問も出た。グランディ氏は「日本は多数の難民を受け入れている国ではないが、状況は変わりつつある。ウクライナからの避難者を難民としてではなく避難民として受け入れるなど、少しずつ国を開いている」などと話した。 緊迫しているイスラム組織ハマスとイスラエルとの衝突については「中東で10日前から起きている暴力にショックを受けている」とし、「ガザでは薬、水、あらゆるものが足りない。まずは停戦を実現しなくてはならない」などと強調した。 グランディ氏は2016年に国連難民高等弁務官に就任した。就任前の05年から国連パレスチナ難民救済事業機関の事務局次長、10年から14年まで同事務局長を務めていた。 今回、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)を支援する日本国内の様々な機関へのお礼や今後の連携強化に向けた意見交換、日本が共同議長国を務め12月にジュネーブで開催される第2回グローバル難民フォーラムへの後押しを依頼するため来日した。 つくばでは20日午前、つくば市役所を訪問し五十嵐立青市長と懇談後、筑波大に移動。永田恭介学長や五十嵐市長らと昼食をとった後、学生と約50分間、意見交換した。 ウクライナの首都キーウから避難し昨年12月に来日した同大特別聴講学生のミコラ・ママンチュクさん(21)はグランディ氏との意見交換について「ユニークで魅力的だった。(グランディ氏は)筑波大学のすばらしさを覚えていてくれると思う」などと感想を話した。

お薦めの地元食品味わって 筑波銀行が「駅前マルシェ」初開催 22日

筑波銀行(本店土浦市、生田雅彦頭取)お薦めの県内各地の加工食品や地元食材を一堂に紹介し販売する「つくば駅前マルシェ」が22日、つくば駅前の同市吾妻、つくばセンター広場で開催される。つくばや土浦市などの食品加工会社や飲食店など計20店が出店する。同行がマルシェを主催するのは初めて。 マルシェは、同行が11月8日につくばカピオ(同市竹園)で開催する商談会「2023ビジネス交流商談会+SDGs」のプレイベントとなる。商談会でブース出展する企業や、11月9日以降のオンライン商談会に参加する企業が、一般向けに様々な食品を販売する。 商談会の食部門に出展する企業などから「その場で調理した出来たての食品を提供したい」「地元の方々に自慢の商品を味わってほしい」という要望に応えて企画した。商談会を開催する銀行が一般向けのプレイベントを開催するのは珍しく、同行独自の取り組みだという。 つくば市からは5店が出店し、ハム、コーヒー、カレー、牛タンなどを販売する。土浦市からは2店が出店し、ラスクやレンコンなどを販売する。 筑波銀行の担当者は「地域の皆さま向けの一般物販会。お薦めする地元食材や食品が県内各地から集合する。ぜひご来場いただき、ご賞味ください」と呼び掛ける。 11月8日の交流商談会は、栃木銀行(黒木淳之介頭取)、東和銀行(江原洋頭取)との北関東広域連携での開催で、異業種交流によるビジネス機会の創出を目的としている。(田中めぐみ) ◆つくば駅前マルシェは22日(日)午前11時から午後5時まで、つくば市吾妻1-10-1、つくばセンター広場、ペデストリアンデッキで開催。 ◆マルシェに出店するのは▽らすく工房 美・Sekiyama(土浦/販売食品はラスク)▽マーケット・フィールド・インターナショナル(常総/弁当、芋チップ、プリン)▽湊屋味噌醸造所(桜川/こうじ味噌、ひしお)▽筑波ハム(つくば/ハム、ベーコン、ソーセージ、乳製品)▽就労支援施設ASHITAE-LAB(つくば/コーヒー、雑貨、野菜、花)▽Ryu’s Kitchen MINT TREE(龍ケ崎/龍ケ崎コロッケ、タコライス)▽アオイ(つくば/炭火焼だんご)▽インドレストランガンズ(つくば/インドカレー)▽サザン珈琲(常陸大宮/コーヒー)▽モッツバー高の家つくば本店(つくば/牛タン焼、せせり焼ほか)▽ヨネビシ醤油(常陸太田/二度仕込み木桶蔵醤油)▽つかもと(龍ケ崎/甘納豆)▽木内酒造(那珂/日本酒、クラフトビール、ウイスキー)▽さしま茶の里 のぐち園本店(坂東/さしま茶、和紅茶、ほうじ茶)▽斎藤商店(北茨城/柳タコ)▽NIJC(栃木県鹿沼市/フリーズドライフルーツ、オイル)▽牛久醸造場(牛久/クラフトビール、ワイン)▽HAS-LAB(土浦/レンコン、レンコンパウダー)▽高橋肉店(龍ケ崎/龍ケ崎コロッケ、プリン)▽NPO歩実(筑西/アイスクリーム、食用花)

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