月曜日, 4月 6, 2026

れんこん焼酎「土浦恋婚」 1日デビュー

土浦市特産のレンコンを使ったれんこん焼酎「土浦恋婚(れんこん)」が1日、新しく発売され、同市役所でお披露目となった。土浦、つくば、牛久、かすみがうら市、阿見町の量販店や酒販売店などで購入できる。今年で3年目の製造となる土浦のソバを原料にしたそば焼酎「土浦小町」も同時発売となった。 安藤真理子市長は「この日をずっと楽しみにしていた。(『土浦恋婚』は)ほわっと香ってすっきりと甘くおいしい。土浦の新たな名産品として『土浦小町』とセットにし、いろんなところにお土産として持って行きたい」と広報活動に意欲を見せた。 「土浦恋婚」と「土浦小町」を製造している水戸市の醸造会社、明利(めいり)酒類の加藤高蔵社長は「れんこん焼酎は全国で3つか4つの蔵元が作っているが、土浦は日本一のレンコンの産地なのでおいしいものができた」と出来上がりに太鼓判。同社の川口幹夫次長によると、れんこん焼酎「土浦恋婚」はそばや芋、麦の焼酎とは異なる甘い香りが特徴で、上品で繊細な飲み口だという。 れんこん焼酎は今年5月から仕込みを始めた。原材料はJA水郷つくばから仕入れた同市産のレンコン800キロを使用、720ミリリットル入りを約1900本製造した。レンコンは蒸してから刻み、常圧蒸留方式で蒸留、2週間発酵させて作り上げた。レンコンと米麹の割合やレンコンの蒸し時間など試行錯誤を重ね、すっきりとしたのどごしに仕上げたという。 レンコン生産量日本一の県内で、土浦市は最大の生産量を誇る。さらなる知名度向上と消費拡大を目指し、市が焼酎への加工を企画。恋愛の「恋」と結婚の「婚」を合わせ、レンコンに掛けた商品名には、縁起物として祝いのシーンなどで活用してほしいという願いを込めた。同市農林水産課は「出会いの場や、結婚式などで女性の方にぜひ飲んでほしい」とPRする。 2021年に発売したそば焼酎「土浦小町」は、土浦産のブランド品種「常陸秋そば」を使用したもので、毎年完売するほど人気が高いという。(田中めぐみ) ◆れんこん焼酎「土浦恋婚」は720ミリリットルで1980円(税込)。そば焼酎「土浦小町」は720ミリリットルで1500円(税込)。いずれもアルコール分は25パーセント。

保育所から3歳児抜け出す 隣接の駐車場で無事保護 つくば市

つくば市は1日、市立保育所の敷地から同日昼、3歳の園児が抜け出したと発表した。園児は10分後に約50~60メートル離れた隣接の公共施設の駐車場で無事保護された。けがなどはなかった。 市幼児保育課によると、同日午前11時50分、保育士が、3歳児の一人が室内にいないことに気付き、施設内と園庭を探した。10分後の正午、隣接の公共施設を利用していたグループが駐車場で園児に気付き、声を掛けて保護し、隣接の保育所に知らせた。 3歳児のクラスはこの日20人が登園していて、担任の保育士と保育補助3人の計4人がみていた。当時、昼食を終えた直後で、園児らはトイレに行くなど、それぞれ席を離れてばらばらに過ごしていた。 園庭に出る際は保育士が付き添うことになっているが、抜け出した園児は一人で園庭に出て、門扉につながる柵の下が20センチほど空いていたことから、柵の下をくぐって敷地外に出たとみらるという。 今後の対応として同課は、柵の下から園児が出られないよう同保育所の柵の下をふさぐと共に、市内の公立、私立全保育所を対象に危険個所がないか保育環境を再点検し、全保育士に改めて園児の見守りを徹底するよう指導するとしている。

放射性同位元素含む分析機器を誤廃棄 筑波大

筑波大学(つくば市天王台)は1日、放射性同位元素のニッケル63を含む分析機器、ガスクロマトグラフの検出器1台を、適正な手続きをとらずに誤って廃棄してしまったと発表した。 同大研究推進部研究企画課によると、誤廃棄した機器は縦、横、高さいずれも30センチほどの大きさで、大学キャンパス内の生物農林学系棟D棟の101実験室にあった。同棟の改修工事に伴い9月4~8日、長期間使用していない他の大量の実験機器と一緒に、同実験室の使用責任者であり同機器の使用責任者である教員が一斉廃棄した。 その後10月30日、同大の放射線管理委員会から管理状況の確認があり、翌31日、誤って廃棄してしまったこと、すでに溶融処理されてしまい回収が見込めないことが分かり、同大は同日、国の原子力規制委員会と県警に誤廃棄を報告した。 10月26日に同大生命環境エリア支援室に提出された産業廃棄物管理票(マニフェスト)によると、誤廃棄した機器は、9月13~16日にかけて産廃処理業者に廃棄物として回収され、10月7日には、破砕処理を行った上で、鉄くずはリサイクル業者が溶融処理するなど最終処分を終えていた。処分に際しては中間処分場で処理業者が放射線チェックを実施したが、放射線は検出されなかったという。 機器内のニッケル63は、ステンレスで覆われ遮へいされており、取り外しができない構造になっているという。同大は、処理過程の圧縮や破砕によって壊れる可能性はなく、人体や環境への影響はないと考えられるとしている。 誤廃棄した機器は2005年1月に同大が取得した。廃棄されるまで使用できる状態だったが、機器を使用していた教員が退職した後は、長期間使用されてない状態だったという。 本来は、機器の製造メーカーや放射性物質を扱う専門業者に処理を依頼すべきだった。誤廃棄の原因について同大は、廃棄にあたり確認が不十分だったこと、機器を使用していた教員との引き継ぎが不十分で、退職後は機器が長期間使われていなかったのに速やかな処分ができていなかったことが原因だとしている。 再発防止策として、放射性同位元素を含む機器について全学的に再点検を実施するほか、管理責任者に対し無断廃棄の禁止を徹底すると共に、その内容を記載したシールを目立つところに貼るなどとしている。 同大は「適正な手続きをとらずに誤って廃棄するといった事態を二度と起こさないよう、保管、管理に関して注意を要する機器のリスト化、学内における管理ルールの再徹底、教職員への再教育など、再発防止と適切な危機管理に努めて参ります」などしている。

土浦と県西のAM中継局停波へ 来年2月から茨城放送

FM放送局への転換を進める茨城放送(本社・水戸市、阿部重典社長)が来年2月から、AM放送の停波実験に取り組む。放送免許の更新に当たり、1日、AM放送の土浦と県西(筑西市)の2中継局の停波を総務省に申請した。実験は半年間続き、これ以降閉局になると、土浦市では高津丘陵のランドマークになっていた高さ88.5メートルの送信アンテナが姿を消すことになる。停波実験は、特例措置として電波を半年間止め、影響を調べるのが目的。同社は、FM転換に向け、FM親局(加波山)に加え、つくば中継局(宝篋山)、日立中継局(高鈴山)にFM補完局を整備し、すでに放送を開始している。AMの2中継局を停波してもFM放送で100%カバーできる体制になっている。FM補完局は、周波数が古いタイプのラジオでも受信できる88.1MHzだが、県央部をカバーするFM親局の周波数は94.6MHzで、ワイドFM対応のラジオが必要になる。このため、今回の実験期間中も、AM親局(水戸、1197kHz)は引き続き受信可能とする。FM波とAM波は、音声を電気信号に変えて飛ばす仕組みが異なる。AM波は波長が長く広範囲に届くが、建物内で聴きづらくノイズが入りやすい。一方、FM波は波長が短く届く範囲がAM波より狭くなるものの、高音質で音楽の放送に適している。これまで、難聴地や災害の対策として、AM放送を同時にFMで放送するワイドFMの採用が進められてきた。AMからFMへの転換は、経営基盤の強化や効率的な放送事業の維持継続を図るために、民放ラジオ業界にとって喫緊の課題になっている。全国の民放AMラジオ企業でつくる連絡会が、FM局への転換を目指す方針を打ち出したのが21年6月。現在、44社が2028年をめどに転換を完了させる推進体制をとっており、その先陣を切る形で同社が申請に踏み切った。AMラジオのキー局であるTBSラジオ、文化放送、ニッポン放送はいずれも実施しない。NHKは2025年度にラジオ第2を廃止、ラジオ第1は引き続き存続する。 来夏以降姿消す土浦のランドマーク 茨城放送は1963年4月1日に開局した、県内をカバーする唯一の民間放送局。土浦市上高津の同市旧市街を見下ろす高台にある土浦局(1458kHz)は65年1月20日に開設した。高さ88.5メートルの電波塔は、電波法上の呼び名で「空中線」といい、塔全体が送信アンテナになっている。アンカーボルトに5本ずつ3方向に繋がれた鋼索支線(ステー)は一度だけ交換されたそうだが、鉄塔それ自体は60年近く使い続けられている。50年とされる耐用年数はすでに過ぎ、更新が迫られている。AM波の特性から電波塔は高さを稼ぐ必要があり、敷地内にはアース線が埋められていて、現在地での建て替えは難しい。技術的には同一ポイントに同様の規模で新電波塔を設置して、並行稼働させて切り替える措置が求められる。資金的にも維持が困難なことから、FM補完局の整備を先行させていた。停波実験の終了する来年8月1日以降閉局になり、電波塔や建屋は早々に撤去される見込みだ。同社は1日「今後ワイドFMの周知徹底とともに、リスナー、スポンサー、自治体などステークホルダーの皆さまへの丁寧な説明を行い、ご理解とご支援をお願いする所存です」とするコメントを発表。同日から来年1月31日までの3カ月間を告知期間とし、停波期間中の半年間も番組やSNS、ホームページなどで周知、徹底を図っていくとしている。(相澤冬樹)

つくばの伝説の謎を解き明かす 舞台「金色姫伝説旅行記」上演

11月3日から3日間 つくば市に伝わる「金色姫(こんじきひめ)伝説」などをテーマに、ドラマ映像や朗読、ダンス、歌などを上演する舞台「金色姫伝説旅行記つくばシルクロード2023」が11月3日から5日まで3日間、つくば市神郡、大谷石造りの「石蔵Shiten」で上演される。構成、演出は市内在住の脚本家、冠木新市さん(71)が手掛ける。主催は市民団体「スマイルアップ推進委員会」(冠木代表)。 舞台は、つくば市神郡の蚕影山(こかげさん)神社に養蚕信仰の一つとして伝わる「金色姫伝説」と、「常陸国のうつろ舟」伝承がテーマ。金色姫伝説は5世紀後半、舟で流れ着いた日本に養蚕技術を伝えたとされる天竺(インド)の金色姫の伝説。うつろ舟奇談は、江戸時代、茨城県の海岸にUFO(未確認飛行物体)のような鉄でできた丸い形の舟が漂着し、中に異国の女性が乗っていたという伝承で、滝沢馬琴の「兎園小説」など、複数の古文書に記されている。 冠木さんは、二つの伝説から着想を得てストーリーを作った。金色姫とうつろ舟に乗っていた女性は共に異国の女性であることなどから、舞台の中で二つの伝説がどのように結びつくのか、また滝沢馬琴が「南総里見八犬伝」に金色姫をどのように描いているかを独自に解釈し、その謎を解き明かしていく。 出演するのは舞踊家でスリランカ出身のナディーシャ・ニルミニさん(45)、つくば市出身のダンサー楓さん(16)、シンガーソングライターの宮田まゆみさんら。楓さんはつくば市出身の高校2年生。5歳からバイオリンを習い始め2020年からストリートダンスを始めた。舞台第3章の「瓦版・うつろ舟事件」で踊るダンスの振り付けを自ら行った。「物語と曲をマッチさせた振りを作るのに苦労した。最初曲に合わせて振り付けを作ったが、冠木さんからもっと自由に踊っていいと言われ、曲調を超えるようなダンスにした」と話す。 ほかに牛久市出身のソプラノ歌手、大川晴加さんが5日に出演し「筑波恋古道」などを歌う。筑波恋古道は冠木さんが作詞し、つくばの地名を散りばめた曲で、大川さんが歌うことで壮大な印象になるという。 衣装を担当する渡辺和子さんは「金色姫の優雅な姫らしい雰囲気を出そうとこだわった。ニルミニさんの美しい自前の衣装を見て、全体的に豪華で派手な衣装になった」と話す。渡辺さんは茨城弁で語り部を務める。 冠木さんは舞台上で、ほぼ一直線につながる洞峰公園からつくばセンタービル、北条のつくば古道入口、蚕影神社、臼井の坂道、筑波山を、養蚕信仰の伝説にちなんで「つくばシルクロード」と名付ける。「舞踊と音楽で、眠っているつくばの歴史と文化を呼び起こしたい」とし「新しい『金色姫伝説』を世界にアピールしたい。若い人にぜひ見に来てほしい」と呼び掛ける。(田中めぐみ) ◆公演「つくつくつくばの七不思議シアター『金色姫伝説旅行記 つくばシルクロード2023』」は11月3日(金)、4日(土)、5日(日)の3日間開催。いずれも開場は正午、開演は午後0時30分。入場料は2000円(消費税込)。定員は各回30人(要予約)。問い合わせは電話090-5579-5726(冠木さん)。

知識や経験の風船が膨らむと《続・気軽にSOS》143

【コラム・浅井和幸】何事にも経験を重ねると、感じられることが増えていきます。知識や技術も増えて、多くのことを自分のものとしていけるでしょう。一歩一歩は小さくても、その積み重ねが大きなものとなっていくものです。 何か新しいことを始めたとき、自分は大きなものを得た気分になるでしょう。それは、格闘技イベントの観戦をしたときに、まるで自分が強くなったかのような。はたまた、福祉や心理学の講演を聞きに行き、初めて知った知識を得意満面に誰かに話したくなるような。 初めてのこれらの感動に包まれながら、自分はすでに大きなものを得たと感じられることでしょう。さらに、このままいけば10年後には知らないことはなくなると思えるかもしれません。3年先輩は全く手の届かない存在に感じられて、自分も3年後にそうなれるか心配になりながらも、人から手の届かない人間になれると考えるかもしれません。 学ぶほど自分の小ささを感じる しかし、この世界はとてつもなく広く、自分が知ること感じることは、その世界のほんの一部に過ぎないことに気づくようになります。なぜか、学べば学ぶほど自分の小ささを感じるようになることもあります。 それはまるで、風船が膨らめば膨らむほど、風船の表面積が大きくなるように、物事を知れば知るほど、知らないことの多さに気づくようになるものです。それが、誰も知らないことを自分は知っていると感じる、もしくは考えているとしたら、たいして膨らんでいない風船であり、膨らんでいるとしても、風船の内側しか考えられなくなっている自分を顧みることをお勧めします。 そうしないと、大した量を得ていない小さな風船のような知識のままで、さらに小さな中の世界を見るだけで、成長につながらない状況に陥っているかもしれないのですから。(精神保健福祉士)

11月3日オープン 廃校に「筑波山ゲートパーク」

自転車とジオパークの拠点 筑波山麓にある廃校となった旧筑波東中学校跡地(つくば市北条)に、自転車とジオパークの二つの拠点からなる複合施設「筑波山ゲートパーク」が11月3日オープンする。自転車拠点施設の名称は「サイクルパークつくば」、ジオパーク中核拠点施設は「つくばジオミュージアム」で、筑波山の魅力を発見するゲート(入り口)となることが期待されている。 施設の総面積は約3.7ヘクタール。旧校舎の東側を自転車拠点、西側をジオパーク拠点とする。オープンを前に31日、報道機関向け内覧会が催された。 国内最大級のBMXコース サイクルパークつくばは、国内最大級のBMXレーシングコースがある。コースの総延長は380メートル、スタート台は高さ5メートル級。水はけがよくスピードの出る石灰ダスト舗装を使った、国際大会が可能なコースとなっている。スタート地点のゲートは、東京五輪で実際に使用したゲートの払い下げを受けて設置する。BMXコースの年間来場目標は2000~3000人。 施設(旧校舎)1階には休憩室、工具や空気入れなどを備えた自転車の点検修理室、レンタサイクル保管所などがある。2階はロッカー・シャワー室、会議室があり、会議室は地元住民なら無料で利用することができる。レンタサイクルは約40台あり、パナソニックサイクルテックが無償提供する新型eバイク(電動アシスト自転車)を5台備える。近くの自転車道「つくば霞ケ浦りんりんロード」の利用者が立ち寄って休憩したり、自転車の修理をしたり、シャワーを浴びるなどもできる。 玄関通路には自転車が30台駐輪できるラックがあるほか、県が設置した泣き虫ペダルが描かれたオブジェがある。オブジェは自転車置き場にもなる。 市総合交通政策課コミュニティ推進室の高橋研太室長は「3日のオープンにはBMXのレースを行うので、この機会にぜひとも見に来てほしい」と話す。一般のサイクリストの利用は4日からになるという。 オープンする3日は「ペダルでいご~筑波山」と題したイベントが開催され▷自転車競技を題材にした漫画「弱虫ペダル」の作者、渡辺航さんのトークとサイン会▷渡辺さん率いる自転車チーム「弱虫ペダルサイクリングチーム」の活動報告▷つくバスと弱虫ペダルサイクリングチームのラッピングバスのお披露目▷国内トップBMX選手によるレース▷子供たちのBMXレーシング体験▷地元の名産品を販売するローカルマーケット▷筑波地区の名所を巡るサイクルスタンプラリーーなどが催される。 遊び感覚でジオ体験を つくばジオミュージアムは「ジオ探検ブース」「大地のつながりシアター」「文化財ギャラリー」「発見発信ラボ」などで構成。ジオ探検ブースは、筑波山の成り立ちや構造、ジオパーク地域全体のことを遊び感覚で学べるジオ・マップ、ストーン・ジャーニー、モータージャーニーなどがある。大地のつながりシアターは、身近な地域の魅力と大地のつながりを映像とグラフィックで紹介している。文化財ギャラリーは、市内で見つかった石器、土器、石造物が展示あり、地形や歴史、文化との関わりを紹介している。発見発信ラボは机といす、書籍資料があり、ワークショップなどが開催出来るようになっている。すでに各学校から視察申し込みがきているという。入り口近くに休憩ラウンジがあり、飲食も可能だ。 市観光振興課ジオパーク室の亀沢理映室長は「全国には46のジオパークがあり、筑波山地域ジオパークは39番目に認可された。ジオパークは地質遺産があるということだけでなく、活動活用していくことが必要。そのためにも施設を活用したい」と話す。(榎田智司) ◆筑波山ゲートパークはつくば市北条4160。 ◆サイクルパークつくばは、金・土・日・月曜の週4日と祝日営業、火~木曜は休業(祝日の場合は振替営業)など。開場時間午前9時~午後4時30分、休場日は毎週火~木曜日、施設利用料はBMXレーシングコース1日券が市在住の大人1500円、18歳以下500円、市外在住の大人2000円、18歳以下1000円、シャワー室は1回(20分程度)500円、会議室1日2000円、屋内運動場1日3000円など。レンタサイクルは、BMXコース内での使用限定のBMXが1日500円、ヘルメットや防具は無料で貸し出す。施設外で使用できるシティサイクルは大人1日500円、小学生以下250円。eバイク1日2000円、いずれもヘルメットは無料で貸し出す。詳しくはこちら。 ◆つくばジオミュージアムの開館時間は午前9時~午後4時30分、休館日は毎週火曜日(火曜が祝日の場合は翌日)など。入館料は無料。 ➡同施設の過去記事は5月21日付、22年7月6日付、21年7月6日付 21年6月25日付。

観覧席チケットが高額転売 土浦全国花火競技大会

定価の3倍以上も 11月4日に開催される第92回土浦全国花火競技大会の有料観覧席チケットが、インターネット上で高額転売されている。転売されているのはネット上のオークションサイトや不用品販売サイト、その他チケット専用の売買サービスサイトなどで、オークションサイトでは定価2万4000円の桟敷席に39件の入札があり、2.5倍の6万1000円で落札されたケースもあった。 28日時点でも、C席のイス2席で定価6000円のチケットが3.8倍の2万3000円、B席のイス2席で定価8000円が1.8倍の1万4500円など、定価より高額での販売が確認されている。SNS上でやりとりし、売り買いするケースもあり、主催者の大会実行委員会事務局が重ねて注意喚起している。 一般の有料観覧席は事前申し込みによる抽選販売で、申し込み期間は9月1日から30日までだった。当選結果は10月4日に発表され、チケットの配送は10月中旬から順次郵送で行われている。 県外に住む友人と抽選の申し込みをした牛久市の女性は「5人で見ようと、それぞれイス席2席と3席を2人で申し込んだが、自分だけ当選して友人ははずれてしまった。3人分が足らず、再販売はないかとインターネットで検索したら、定価をはるかに超える高額なチケットが出てきて驚いた」と困惑する。 大会実行委員会事務局の土浦市商工観光課は「抽選に漏れた皆さんが(高額転売を)残念に思われることは、もちろん主催者としても大変残念に感じている」とし、「本大会は、国内最高峰の競技花火の大会であるという自負があり、本当に花火を見たい方にチケットを購入していただきたいという思いから、利益を得ることを目的に購入される方には強い憤りを感じている」と吐露する。 人気の入場券や観覧券などのチケット類を転売目的で購入し、法外な値段で売るいわゆる「ダフ屋」行為は法律で禁止されている。2019年6月から「チケット不正転売禁止法」が施行された。 さくらパートナーズ法律事務所(土浦市文京町)の中島隆一弁護士は、転売されているチケットが同法で定義されている「特定興行入場券」に該当し、他の要件も満たせば、規制の対象になり得ると指摘する。中島弁護士は「20年8月には人気アイドルグループのコンサートチケットを不正に転売した者に対し、裁判所が、懲役1年6カ月(執行猶予3年)、罰金30万円等の有罪判決を下した事例もある。法も内容を変えながら進化していくものであり、以前大丈夫だったから今回も大丈夫、という安易な考えを持つべきではない。チケット本来の目的に沿って、本当に必要な人にチケットを利用してもらうことが主催者の願いであり、その願いに思いを巡らす必要がある」と警告する。 大会実行委員会では、高額転売が確認された場合、販売サイトに連絡し掲載の削除依頼を行っている。また、チケット購入時の注意事項やチケットへの注意書きに転売禁止を記載し、チケット購入者に対して注意事項文を送付、ホームページでも転売禁止文を掲載するなど、重ねての注意喚起を行っているが、高額転売がなくならないのが実情だ。 市商工観光課は、チケットの高額転売は、全国の花火大会で長年の懸案事項であり、解決策を模索しているという。転売できないようにするため、顔認証システムや電子チケットなども検討しているが、いずれも様々な課題があり導入には至っていない。今後、チケット会社や他の花火大会と連携し、有効な手立てを研究していくとしている。 同大会の一般桟敷席は1人1マスまで、イス席は1人4席までの申し込みとなっており、桟敷席とイス席を両方申し込むことはできない。また、チケット当選後のキャンセルはできない。チケットの金額は、4人桟敷席が2万4000円、2人桟敷席が1万2000円、イス席はA席が1席5000円、B席が1席4000円、C席が1席3000円となっている。(田中めぐみ)

ゲルニカをまた描くのか《ひょうたんの眼》62

【コラム・高橋恵一】「ゲルニカ、重慶、広島」という言葉をご存じだろうか。第2次世界大戦の前夜、1937年4月にスペイン・バスク地方の古都ゲルニカをドイツ空軍が突然爆撃した。人口7000人の3分の1が犠牲になり、都市無差別爆撃の始まりといわれている。 当時、空襲下の市民の恐怖、怒り、悲しみを描いたピカソの壁画で知られているが、その後も、日本軍による重慶爆撃、米国による広島への原爆投下があり、ゲルニカの犠牲者2000人、重慶の犠牲者2万人、広島の犠牲者20万人。狂気が10倍ずつ拡大する一般市民への都市無差別爆撃に、人類への警告を込めたのが「ゲルニカ、重慶、広島」である。 広島から80年経った現在、パレスチナの地で、イスラエルとアラブのテロ組織が、報復、復讐の繰り返しの挙句、地球上の80億人の目の前で、大虐殺が行われようとしている。 ガザ地区は、幅10キロ、長さ40キロ。太平洋と北浦に挟まれた砂丘状の鹿島地方(鉾田市、鹿嶋市、神栖市)のような地域だが、そこに220万人が住んでいる。今、毎日、空爆が続いており、すでにゲルニカの3倍の民間人が死んでいる。さらにイスラエルの地上部隊がトンネルに立てこもるハマスを壊滅させるため、ガザ自治区内に侵攻しようとしている。 ガザ地区紛争、戦争でなく妥協で 80年前、日米戦の硫黄島では、日本軍が島内に坑道を張り巡らし、執拗(しつよう)にゲリラ戦を展開してほぼ全滅し、米軍も膨大な死傷者を出した。2万1000人の日本軍は、戦傷で捕虜となった約1000人を除いて全員が戦死した。6万1000人の米軍は、戦死6800人、戦傷2万1900人とされている。一般住民は、全て島外に疎開した。 沖縄は、米軍上陸前からの艦砲射撃と空襲により、市街地は廃墟となり、住民は島北部山中と島南部の石灰岩台地に点在する自然洞窟「ガマ」(地下壕)に避難したが、日本軍が司令部ごと南部撤退して、避難住民を戦闘地帯に巻き込むことになり、絶望的な状況になってしまった。 沖縄線での日本軍(含む軍属)戦死者9万4000人、民間人死者は9万4000人とされるが、沖縄で招集された軍人軍属(2万8000人)など含めると、約15万人、県民の3人に1人が死亡した。米軍の戦死者は1万4000人、戦傷者は5万6000人。戦力の差がはっきりしていたが、勝者の被害も膨大な戦闘の結果である。 迫っているイスラエルのガザ侵攻は、沖縄戦と硫黄島戦を合わせた、戦争の名を借りた大虐殺行為になることは誰の目から見ても明らかだ。ハマスは人質を解放し、武装解除して、ガザを去る。イスラエルはガザ自治区を解放し、ヨルダン川西岸地区への入植を中止し、オスロ合意を順守する。国連が平和維持部隊を派遣してでも、これらを保障する。 同じ土地に、主権国家が重複するということは、永遠の戦争ではなく、妥協するしかないのだ。(散歩好きの土浦人)

さくら民家園 違反建築状態で1日から建物の利用停止 つくば市

つくば市は30日、つくば駅前の同市吾妻、中央公園内のさくら民家園に移築されている江戸時代後期ごろの古民家が、建築基準法上の違反建築物状態にあることが分かったとして、11月1日から当面の間、利用を停止すると発表した。 同民家園の古民家は、つくば科学万博が開催された1985年に現在地に移築され、現在つくば市が所有、管理し、一般に公開されている。 市生涯学習推進課によると、移築から30年以上が経過し、特にかやぶき屋根部分の老朽化が進んでいることから、改修に向けた手続きを進める中で、建築確認申請等の確認をしたところ、移築当時に必要だった建築確認申請と検査済証が見当たらないことが分かった。当時、建築確認申請の手続きをしないまま移築した可能性があることも考えられるなど、手続きの不備が判明したことから、違反状態を改善するため、当面の間、建物の利用を停止する。 一方、外観の見学や庭での休憩などはこれまで通りできる。 今後について同課は、専門家の意見や市民ニーズを把握した上で、今後の取り扱い方針を決定していくとしている。 同民家園の古民家は、江戸時代後期の寛政年間(1789-1801)に建てられたとされる地方の農家の母屋で、1984年に桜村(現在つくば市)上大角豆の横田章さんから同村が寄贈を受けた。翌85年、研究学園都市の開発と伝統の調和のシンボルとして、同村が住宅・都市整備公団(現在のUR都市機構)に委託し、建築初期の形に近づけて復元し移築した。文化財などの指定は無い。 屋内は座敷、奥座敷、茶室、土間などがあり、かまどが設置されている。同課によると年間約6000人の見学者があるほか、お茶会、お話し会、展示会などのイベント会場としても年間で数百人が利用している。

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