日曜日, 4月 5, 2026

入院患者2人がはしかに二次感染 筑波メディカルセンター

【鈴木宏子】筑波メディカルセンター病院(つくば市天久保、軸屋智昭院長)と県疾病対策課は21日、入院したつくば市在住の外国籍の男児(幼児)がはしかと分かり、同室だったつくばみらい市の男児(幼児)と土浦市の10代女性が二次感染したと発表した。 同センターによると、つくば市の男児は1月末に母国から帰国後、発熱し、1月31日と2月4日につくば市内の別の診療所を受診した。それぞれインフルエンザ、肺炎と診断を受け、4日に同センターに入院した。その後、発疹が出てはしかと分かり、10日に個室に隔離となった。 同センターが4日から10日に院内で男児に接触した可能性がある患者や面会者、職員など計340人を調査した結果、21日、2人が新たに感染していることが分かった。接触者には緊急ワクチンなどの接種や健康調査を実施しているという。 つくば市の男児は現在回復した。二次感染が分かった2人はいずれも自宅療養しており、快方に向かっているという。 県疾病対策課の発表によると、県内でのはしか患者は今年に入って5人目。2012年以降、最多となっている。 はしかは潜伏期間が約10~12日間、最大21日間。県は、はしかは有効な治療方法がなく、予防する唯一の手段はワクチン接種だとして、予防接種を呼び掛けている。

土浦一、水戸一など10校が中高一貫に 県が県立高校改革プラン

【鈴木宏子】県立土浦一高や水戸一高など10校が2022年度までに新たに中高一貫校になることが分かった。県教育委員会が県立高校改革プラン・実施プランを発表し明らかにした。土浦一高は21年4月から併設型の中高一貫校になる。2学級(定員80人)を中高一貫のクラスとし、現在8学級(320人)の学級数は段階的に減らしていく。将来的に、中高一貫の2学級を含め1学年6学級(240人)となる。 どのような特色がある一貫校にしていくかや、教育方針、授業カリキュラムなどは、3月にも各校に準備委員会を立ち上げ、地元の教育委員会も加えて、これから検討していくという。 一貫校の成果受け 改革プランでは、生徒の通学状況を踏まえ、県内を12エリアに分けて、10校を中高一貫校に改編することを決めた。10校はいずれも各エリアの進学校だ。つくば市の並木中等教育学校など、すでに中高一貫校になっている4校を含め、県内の一貫校は計14校になる。県内どの地域からでも受験できる。 人口減少や高校を取り巻く環境の変化などを受けて、昨年12月、県高校審議会(委員長・鬼沢邦夫常陽銀行特別顧問)が中高一貫校の新設を求める答申を出した。答申を受けて県が新たなプランを策定し取り組む。 県内にある中高一貫校4校の成果を検証した結果、進学率が上がるなどの成果を上げていることがある。一貫校では、探究活動や国際教育、科学教育などに重点を置いた教育を展開し、豊かな人間性と起業家精神を兼ね備えた、地域のリーダーや世界へ飛び立つ人材を育成するという。 流出食い止めたい 並木中等教育学校は現在、競争率が4倍ほどと高い。土浦一高など有数の進学校が新たに中高一貫校になることで、競争のさらなる激化を心配する声がある。これに対し県教育庁は、各エリアに中高一貫校ができることで競争が平準化されるのではないかとする。現在すでに県内から千葉県や東京都などの中学や高校に入学する生徒もいることから、県内の教育環境を充実させることで、県外への流出を食い止めたい考えだ。 少子化や人口減少などを踏まえて、県は2003年度から県立高校の再編に取り組んできた。今回の取り組みは第3次の再編となる。 新たに中高一貫校になる県立高校10校 実施年度 対象高校 改編内容(1学年の学級数) 2020年度 太田一 併設型(5学級のうち1学級が中高一貫) 鉾田一 併設型(6学級のうち1学級が中高一貫) 鹿島 竜ケ崎一 下館一 2021年度 水戸一 併設型(6学級のうち2学級が中高一貫) 土浦一 勝田 中等教育学校(3学級)、高校は募集停止 2022年度 水海道一 併設型(6学級のうち1学級が中高一貫) 下妻一 学級は普通科・単位制

【猫の日】㊦ 猫小物1000点が飾られたカフェ 頑張る女性たち癒す

【橋立多美】猫好きな女性たちを癒してくれるカフェレストランがある。大の猫好きのオーナー飯田鈴子さん(51)が2000年10月、つくば市北中島にオープンした「カフェ ド しっぽな」だ。高い天窓から光が差し込む店内に1000点近い猫の小物が置かれ、かわいいポーズの猫たちを眺めながらくつろぐ来店客で終日にぎわう。 店名のしっぽなは、1960年代から人気を集めた赤塚不二夫の少女漫画『ひみつのアッコちゃん』に登場した、白い雌猫シッポナにちなんで飯田さんが付けた。「今の若い人はアッコちゃんを知らないでしょうね」と飯田さんは笑う。 開店時、猫をモチーフにした笠間や益子焼きのコーヒーカップやスプーンなどの食器や小物約400点を飯田さんが収集して店に並べた。その後は常連客が「旅行先で見つけて連れ帰った」など、徐々に増えて現在は1000点近くになった。 1人で月に2~3回は利用するという同市牧園在住の32歳の女性は「猫のキャラクター・ダヤンが好きで、ダヤンの焼き物が置かれたカウンター席が私の定位置」と話す。 一段高くなっているカウンター席を除き、店内はフラットな板張りの床で黒塗りの柱と梁(はり)がサーモンピンクの壁と対比して重厚感を醸し出す。今では標準的なバリアフリーをいち早く取り入れ、トイレは車いすに対応できる広々とした設計で玄関から駐車場までの通路には段差がない。 同店の料理は手間をかけた家庭的な料理でボリュームたっぷり。バラエティに富んだ手作りスイーツが人気で、自家焙煎のコーヒーは来店客で混んでいてもハンドドリップで一杯ずついれている。飯田さんは「お客様の9割が女性。家庭も仕事も頑張る女性たちが、肩の力を抜いて和める空間と時間を提供していきたい。たくさんの猫たちも応援しています」と話した。 ◆カフェ ド しっぽなは、つくば市北中島424-6。営業時間は午前11時~午後9時(月曜は午後6時まで)。火曜、月末水曜定休。問い合わせは電話029-836-6596。

【猫の日】㊤ 看板猫のいる花屋さん ペットロスに寄り添うミュー

【橋立多美】2月22日は「ニャン・ニャンニャン」の語呂に合わせた「猫の日」。つくば市高野台に看板猫のいる花屋さんがあると聞いて、訪ねてみた。 そこは静かな住宅街の一角にある「花*mjuk(ミューク)」。木の風合いが心地よい北欧のスウェーデン住宅で、店名のミュークはスウェーデン語で「柔らかい」の意。看板猫は黒目がちの大きな目が愛らしいキジトラの雌4歳で名前は「ミュー」。 3年前の春、同店の店主・加藤敦子さんが花を納品している市内の菜食レストランの敷地内に捨てられていたミューに出合ったのが始まり。加藤さんは無農薬農法に取り組んでいる夫との2人暮らし。夫婦そろって猫を飼ったことがなく迷ったが、ためらわず加藤さんの車に乗り込む姿に縁を感じて花店を兼ねた自宅に引き取った。今では「猫ってこんなにかわいいの」と2人で文字通り猫かわいがりするようになったという。 暮らしに、生花と観葉植物が同居する同店。靴を脱ぐ玄関に鉢花やドライフラワーなどが置かれ、広々としたリビングには切り花が並べられて低めのローテーブルがしつらえてある。客はゆったりした空間で花選びができる。その中を自由に歩き回るのがミューで、常連客にプレゼントされた襟巻きは副店長のユニフォームだ。 来客に分け隔てなくつぶらな瞳を向けてすり寄ったりする接客上手で、爪を出したりかみついたことはない。ミュー目当てに来店したり、ローテーブルを囲んで猫好き同士の交流が生まれることは珍しくないそうだ。愛犬を亡くしてペットロスから抜け出せない人が来店すると、ミューはそっと脇に寄り添う。加藤さんは「きっとミューには分かるのだと思う」と話す。 同店の切り花は日持ちが良いと定評がある。それは、加藤さんが街の生花店に勤めていた時に身に付けた切り花の特性をアドバイスしているからだ。加藤さん自ら花き市場で仕入れて水揚げなどもしていることから、リーズナブルな価格もうれしい。客の好みに応じたアレンジメントや、配達と全国発送にも対応している。 猫好きがハッピーになれる原画展開催 「ニャン・ニャンニャン」の日にちなみ、猫好きの人がハッピーになれる絵本の原画展を同店で開催する。茨城生まれのイラストレーター、小林由季さんの絵本『木の実とふねのものがたり』の原画10点を展示。22日は午後1時~5時。23日は午前10時~午後5時。両日とも作者が来店する予定だ。 ◆花*mjuk(ミューク) つくば市高野台3-10-28。営業時間は水・金曜が午後1時~6時。木曜が午前10時30分~午後6時、土曜は午前10時~午後6時。日曜は午前8時30分~完売次第閉店。月・火曜定休。駐車場完備。茶色の建物でグリーンの玄関ドアが目印。問い合わせは電話090-8680-8636(加藤さん)。 ➡猫に関するコラムはこちら

「矢口新聞」中心に異業種交流 土浦で始まる

土浦市中央1丁目のギャラリー「がばんクリエイティブルーム」で18日、市内在住のイラストレーター、矢口祥子さん(46)と仲間たちによる異業種交流催事が始まった。3月3日まで。 矢口さんは「かえるかわる子」名義で、土浦市中心街のパン屋や飲食店などを取材した「矢口新聞」を発行している。生家が商店だったため、まちの活性化に役立ちたいとの思いが募り、2015年から手書きで、商店の見どころ情報やイベントに出席した感想を書き、カラフルなイラストでまとめている。SNSの時代に逆行するかのようなアナログの手書き新聞に、「手書きは温かさがある」「記事の内容への思いが強く感じる」と評判を集めている。 その現在を伝える個展「矢口新聞展」を9日から、同市中央2丁目の喫茶店、城藤茶店で開き、15年から18年の作品15点を展示している。開催案内を年賀状に書いたところ、熱い思いに賛同した仲間が合流して、第2会場のギャラリー「がばんクリエイティブルーム」での同時展開となった。 22日と24日、3月2日、3日の4日間、矢口さんのワークショップ「コラージュでつくるありがとうカード」を中心に、石岡市の喫茶店「リムト」の焼き菓子販売や、同店代表の横瀬伶子さんの椅子ヨガ体験会、土浦市の農家、小宮威彌さんによる「椿庵飴」の販売が行われる。「ありがとうカード」は、スマホもパソコンも持たない矢口さんが、友人や親しい人に感謝を伝える手作りカードとオリジナル封筒だ。 ◆22日と24日はワークショップとヨガの組み合わせで会費1000円(定員4人)、3月2日、3日は個別開催でそれぞれ700円と500円となる。事前予約は城藤茶店(電話029-895-0283)まで。 ➡ギャラリー「がばんクリエイティブルーム」の関連記事はこちら

稀勢の里、郷土のファンに感謝 牛久

【崎山勝功】大相撲を引退した荒磯親方=元横綱・稀勢の里=(32)は18日、出身地の牛久市牛久町、エスカード牛久で開かれた「稀勢の里関郷土後援会 感謝のつどい」(同後援会主催)に引退後初めて出席し、後援会員ら約420人のファンに感謝の意を伝えた。 荒磯親方はスーツ姿で登壇し「力士人生の17年間、郷土後援会ができて約15年間、大変お世話になりました。苦しいとき、つらいときもたくさん応援していただき、国技館にもたくさん足を運んでいただき本当に力になりました」と振り返った。その上で「苦しかったことやうれしかったことを後輩に伝えていけたら。次世代の力士のために尽力します」と、今後は後進の指導に力を入れることを改めて表明した。 商店主ら3000枚のメッセージ手渡す 集いでは、牛久・龍ケ崎両市民らが感謝の言葉を記した名刺大のメッセージカード約3000枚が荒磯親方に手渡された。和菓子店「手作処かっぱ本舗」(牛久市田宮町)の村松慎次さん(50)が企画した。「稀綱祭(きずなまつり)」と題して、両市の商店主有志らが2月1日から約2週間、各店の店頭などでメッセージを集めた。 村松さんは「横綱がいてこそ龍ケ崎・牛久がクローズアップされた」と話し、参加した喫茶店「サイトウコーヒー」(同市南)の斉藤孝司さん(45)は「お客さんが『ぜひ書かせてください』と書いてくれた。うれしかった」と振り返った。サツマイモ菓子専門店「芋千」(同市南)の冨岡大晃(ひろあき)さん(38)は「店先でいろいろな方に書いてもらったけど、小さいお子さまからおじいちゃんまで、皆(稀勢の里が)大好きだったんだな、絆を感じた」と述べた。 荒磯親方は龍ケ崎市立松葉小学校出身。2年生のとき担任だった、牛久市立牛久第二小の鶴巻幸子校長(60)は、牛久二小の児童345人のメッセージカードを手渡した。鶴巻校長は「元気が良かったから、何か大物になると思った」と当時を振り返り「けがをしない強い力士を育てるとの言葉通り、先輩や親方への恩返しも込めて頑張ってくれると思う」と語った。 集いでは大勢の地元ファンのサインや写真撮影にも応じた。サインをもらった女性は「『ありがとうございます』と言うのが精一杯だった。これからも変わらず応援していきたい」と話した。 同後援会応援団長の石渡昇さん(67)は「けがに負けない力士を育てていただきたい。(日本相撲協会の)理事、理事長になって、100年先の大相撲の発展を願っている」と新たな期待を寄せた。その上で新しい相撲部屋の場所について「牛久、龍ケ崎、つくばなど考えてもらえれば」と希望を話した。 ➡稀勢の里の関連記事はこちら

【ウェルネスパーク問題】新たな指定管理者決まる 前回1位と3位が組みリベンジ

【鈴木宏子】つくば市のスポーツ施設「つくばウェルネスパーク」(同市山木)を4月から管理・運営する指定管理者が12月議会で否決され、市が公募をやり直した問題で、五十嵐立青市長は18日開会した市議会3月定例会に、新たに選定し直した事業者を提案し、賛成多数で可決された。 前回1位だったが、地元を優先すべきだとして議会で否決された都内のスポーツ施設管理運営会社「シンコースポーツ」が、つくば市内のNPOと組んで事業グループ「ライフテックつくば」(つくば市東光台、代表・NPOつくばアクアライフ研究所)をつくり、新たな指定管理者に選ばれた。 アクアライフは、前回3位だった「つくばアクアファーム」の構成団体で、水泳による健康づくりに取り組む野村武男・筑波大名誉教授が代表を務める。シンコーとは、愛知県岡崎市でPFI事業を一緒にやってきたという。 再公募は2社が応募 再公募は、12月議会で否決されたのを受けて、応募資格を地元のみに限定して実施した。ライフテックつくばのほか、現在の指定管理者で前回2位だったT.P.Hウェルネス推進グループ(つくば市篠崎、代表・塚越産業)の2事業者から応募があった。 2月12日に同候補者選定検討会議(座長・毛塚幹人副市長)の委員10人で審査の結果、9対1でライフテックが1位になった。総合得点はライフテックが725点、T.P.Hは559点だった。同会議議事録によるとライフテックは、市内雇用を促進し、維持管理についても芝の管理や機器の保守点検修繕などは地元企業に仕事を発注すると強調した。 一方、年平均の指定管理料は、市の上限額7576万円に対しライフテックが7480万円、T.P.Hは7226万円だった。前回はシンコーが7196万円だったのと比べ、ライフテックは年283万円増、T.P.Hは267万円減となった。 18日の議会では、前回も反対討論した五頭泰誠氏(自民つくばクラブ・新しい風)が「前回の議会で、箱に包んで包装されたのを一回返したが、今日、箱の中身は同じで包装は違う。表面だけ変えたという印象」と反対討論した。一方、賛成討論した宇野信子氏(つくば・市民ネット)は「12月議会で否決され、募集要項が変わり、中味も変わった」などと強調し、採決の結果、小差で可決となった。 ウェルネスパークは、開業当初から現在まで10年間、T.P.Hウェルネス推進グループが指定管理者だった。交代するのは初めて。指定期間は4月から5年間。 ➡つくばウェルネスパークに関する過去の記事とコラムはこちら

しゃべってOK 写真見ながら魅力語る「しゃべっぺ土浦写真展」

【谷島英里子】土浦市内で撮影された写真を見ながら郷土の魅力や思い出を語り合う「しゃべっぺ土浦写真展」が16日、同市大和町の市民ギャラリー(アルカス土浦1階)で始まった。四季折々の自然風景や祭礼などを切り取った約480点を展示している。 主催は市教育委員会と映像ディレクターや元大学教員、学生、市民などでつくる「しゃべっぺ土浦」市民の会。市民ギャラリー開館前の2016~17年度に「人と街をアートでつなぐ」をテーマに市が開いたワークショップを経て企画された。 地域の魅力を再発見することを目的に開催。ギャラリーは通常静かに鑑賞する空間だが、写真を見た人同士で懐かしさや面白さを語り合う楽しさも認めることにした。土浦市内で撮影した珍しいもの、美しいもの、思い出の場所などを中心にホームページやインスタグラムなどから募集した。 展示は撮影地を中学校区ごとに分け、写真1点をA3判で掲示している。霞ケ浦総合公園の風車、祭礼、花火、石仏、霞ケ浦を背景に写したハス田やハクチョウなど土浦ならではの写真。付近の住人にしか知らないであろう天川ショッピングセンターや銅像、鳥居なども並んだ。撮影者のコメントの下に、来場者が見た感想を書けるようにした。 ほかに、ハスの花托(かたく)を写した写真に「懐かしい黒電話の受話器のデザインを発見!もしもし?今からしゃべっぺ!」といったユニークなコメントもあり、来場者の目を引いていた。同市民の会の上杉伸夫さん(79)は「おしゃべりのネタを集めたので、ぜひ見に来てほしい」と呼び掛けている。 会期は3月10日まで(月曜休館)。午前10時から午後6時。入場無料。写真の撮影可能。問い合わせは市民ギャラリー(電話029-846-2950)まで。

一夜限りの酒類解禁 19日に常総市豊田城でお月見の会

【斉藤茂】博物館や城郭などを会場にイベントを開く「ユニークベニュー」の手法を借りて、19日夜、常総市でお月見の会が催される。豊田城超観月会(かんげつえ)は、「市内で一番高い建物から見る、平成最後のスーパームーン!」と銘打って、一夜限りの酒類解禁の宴(うたげ)となる。 歴史的建造物、文化施設、公的空間などの地域特性を演出できる特別な場所(ユニークベニュー)を会場に、会議・レセプションなどのイベントを開催する取り組みは、新たな交流人口拡大につながる期待がある。政府観光局(JNTO)の肝いりもあり、全国的にさかんになっている。 常総市主催の今回は、「豊田城」の別名のある市地域交流センター(同市新石下)が、初めて夜間営業に踏み切っての開催。2月の満月は20日だが、19日が旧暦の十五夜に当たり、夕方5時ごろに月の出がある。普段の満月より14~15パーセント大きく見えることから、「平成最後のスーパームーンを見て楽しもう」という趣向になった。 月の出る午後4時50分から、ピークを迎える深夜0時54分まで開催する。市内名産品販売の常総名産会による出店はじめ、市内の飲食店が集結、酒類の販売も行う。シンガーソングライター、慈光(じこう)のミニライブなどが予定されている。雨天・曇天を問わず催行するということだ。 ▼問い合わせ 常総市生涯学習課(電話0297-30-8880) 参照Facebookは:https://www.facebook.com/joso.city/photos/gm.2211054082248340/1797683927002470

「つちうら横丁」オープン 桜町3丁目 店持ちたい人がチャンレジ

【鈴木宏子】自分の店を持ちたい人がチャレンジできる、飲食店などの複合施設「つちうら横丁」が15日、土浦市桜町3丁目にオープンした。同市中心市街地活性化基本計画の認定を受けた民間主導の事業で、にぎわいづくりが期待されている。 鉄骨造り2階建て、延床面積約490平方メートルの施設に、1区画当たり4坪(約13平方メートル)から9坪(約30平方メートル)の店が計18区画集まる。各店の座席は10~15席程度。1階と2階にそれぞれテーブルやいすが並べられた広い共有スペースがあり、各店で購入したメニューを食べることもできる。 家賃は月額約4万5000円~11万円。200~300万円くらいの自己資金があれば開業でき、一人で切り盛りできる広さだという。入居店は、3年程度を目安に横丁で店を運営して自信を付け信用を得てもらい、その後、中心市街地の空き店舗などに新たに開業して、にぎわいを創出してもらうのが狙いだ。 元土浦青年会議所で活動し、全国各地のまちおこし事業を見て歩いた塚崎雅之さんが構想を温めてきた。塚崎さんが社長を務めるイープラス空間設計(東京都千代田区)が施設を建設した。今後、土浦青年会議所のメンバーらで事業組合をつくり横丁を運営していくという。 15日時点で、居酒屋、バー、ラーメン店、ケーキ店など計8店が開店した。3月中に、焼き鳥店、焼き肉店、ベトナム料理店など6店がさらにオープンする予定という。 塚崎社長は「全国150カ所ほどを回り、各地の特色ある横丁を見てきた。2、3年前から土浦に横丁をつくりたいという思いを抱くようになった」と述べ「誰もが、店を持ちたいという夢を持ったとき、地域の力や行政が応援し、さらに『つちうら横丁』が起爆剤となって、中心市街地に店がどんどん増えていけば」と思いを話した。 15日には開所式が催され、中川清市長、海老原一郎市議会議長、中川喜久治土浦商工会議所会頭らがテープカットした。中川清市長は「中心市街地のにぎわいづくりをされている方の創業意欲の喚起につながり、地域に親しまれる横丁になってほしい」と語った。 ◆「つちうら横丁」は土浦市桜町3丁目3-15。 15日までにオープンした8店は ▽ダイニングキッチン「雅(みやび)」 ▽バースデーギフト&ケーキ「土浦スイーツ」 ▽麺屋「のらくま」 ▽おでんや「こばん」 ▽和み処「なにぬねの」 ▽カラオケBAR「千代」 ▽ほぐし屋「かみやの手」 ▽インテリアショップ「e-Room」

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