月曜日, 4月 6, 2026

車いす卓球の2020ネパール代表候補 つくばの子供たちと交流

【鈴木宏子】車いす卓球で2020東京パラリンピック出場を目指すネパール代表候補のケサブ・タパ選手(29)が30日、つくば市天久保の妻木バッティングセンター内卓球場で子供たちと卓球をして交流した。 ケサブさんは、8月1~3日、東京都の港区スポーツセンターで開かれる「パラ卓球国際大会ITTF PTTジャパンオープン2019東京大会」(国際卓球連盟主催)に出場するため29日、来日した。 ネパールで障害者スポーツは、代表に選ばれるまで国の支援が受けられず、渡航費や滞在費をすべて自分でまかなわなければならない。費用を節約するため、日本滞在中の支援をつくば市の障害者団体「つくば自立生活センターほにゃら」に申し出た。 車いすの障害者で、市内のアパートで介助を受けながら自立生活をする、ほにゃら事務局の斉藤新吾さん(44)が引き受け、大会期間中、ケサブさんは、斉藤さんのアパートに滞在しながらつくばエクスプレス(TX)で大会会場に通う。 出場へ向け遠征費のカンパ募る 大会を前に30日夕方の約2時間、ほにゃらのスタッフや子供たちと、つかの間の交流を楽しんだ。ケサブさんは試合とは打って変わって、笑顔で子供たち一人ひとりにやさしく返球していた。 一緒に卓球をした市立松代小5年の五十嵐弘憲さん(10)は「一緒にできて楽しかった。パラリンピックに出場できるよう応援したい」などと話していた。 ケサブさんはネパールの首都カトマンズ出身。大学生だった2011年、事故で脊椎を損傷した。車いすとなったが、その後、卓球を始め、大学に復学し大学院にも進んだ。現在は赤十字社のコーディネーターとして働きながら東京パラリンピックを目指している。 ほにゃらとの縁は、障害者福祉の向上に寄与する人材を育成する「ダスキン愛の輪アジア太平洋障害者リーダー育成事業」の第18期生として、2016年に来日し、10カ月間、日本各地で研修したのがきっかけ。つくば市にも約10日間滞在し、ほにゃらで当事者による自立支援の取り組みや介助者の育成方法などを学んだ。 1年半後、今度は卓球選手として再び来日することになり、斉藤さんに支援を申し出た。ケサブさんは「斉藤さんの家に宿泊出来てうれしい。もし宿泊できなければ本当に大変だった」と話す。 ケサブさんは来年3月まで、台湾、日本、タイ、中国で開かれる国際大会を遠征し、良い成績を残すことができれば東京パラリンピック出場が決まる。出場できればネパール初の卓球パラリンピック選手になるという。 斉藤さんは「ケサブさんがパラリンピックに出場できるよう応援したい」と話す。ほにゃらではケサブさんの渡航費用のカンパを募っている。 ◆問い合わせは電話029-859-0590(つくば自立生活センターほにゃら)  

地域の楽しみ方広げる つくばACCS人気番組「月刊チラシズム」8月号は夏休み催事中心

【橋立多美】ケーブルテレビが発信するコミュニティチャンネル(自主放送)の番組は、地域の観光資源や行政情報が王道で、ある種のマンネリ感が否めないなか、研究学園都市コミュニティケーブルサービス(ACCS)が制作している「月刊チラシズム」は話が別だ。つくばと土浦の公共施設などで集めた100枚以上のチラシを世相と照らし合わせて斬り込むことに軸足を置く。地域の楽しみ方を広げたと番組ファンの1人は語る。 https://youtu.be/BdODZdynPlI 怪しげな笑い声をバックに「冬木周一がつくばに迫る」と題したオープニング映像が流れる。続いて、つくば市在住の脚本家、冠木新市さんが「語り手」として収録室の壁一面に貼られたチラシを紹介する。色遣いや文章など時代を背景に変化するチラシを独断と偏見で斬り込みつつ、イベントやコンサートなど、お薦めのスポットに焦点を当てる。 そこにもう一工夫加えたのが、冠木さんとタッグを組んで同番組を制作している飯泉彩プロデューサー。ギョロ目のイラストを用い、あえてチラシを指すのに指し棒を使わず、毛深い冠木さんの指にこだわった。 番組放送開始から2年を経た今では「語り手の声が良くて(毛深い)手が気にならなくなった」の声が寄せられる。飯泉さんは「怪しい雰囲気の番組作りを目指した。作戦通り」と満足気だ。 飯泉さんにとって同番組は格別の思い入れがある。チラシ収集家でもある冠木さんにチラシを使った番組制作を持ちかけられていたが、踏み出せぬまま1年間の産休に入った。ところが産休中たびたび「復帰はまだか」と冠木さんから連絡がくる。「早く復帰せねば…」の思いが増幅し、子どもの寝顔を見ながら番組の企画を練ったという。 つくば市在住の櫻井豊さん(55)は番組を楽しみにしている1人。「語り手の価値観でチラシが紹介されているが、鋭い視点で面白い。イベント情報は興味のある分野をチェックするだけになりがちだが、スポットが当てられることで関心を持ち、地域の楽しみ方の次元を上げてくれる」と話す。冬木さんに会いたいと、つくば三井ビル内のACCSを訪ねてくる人もいるそうだ。 「月刊チラシズム」8月号は、夏休みの子ども向けイベントを中心に収録され、8月5日から放送される。番組放送はACCS11チャンネルで午前8時5分~、同11時5分~、午後3時5分~、同6時35分~の1日4回(1回10分)。問い合わせはACCS(電話029-852-6111)まで。

ふた柵に足はさまり4歳女児軽傷 つくば市松代公園

子供たちが水遊びできる池として今年初めて開放された、つくば市松代3丁目、松代公園の「くまさん池」で、4歳の女児の右足が、噴水の噴き出し口のふた柵にはさまり抜けなくなる事故が発生した。 市公園・施設課によると、25日午後2時45分ごろ、市外から親子で遊びに来ていた4歳の女児が池で遊んでいたところ、噴水噴き出し口の、格子状になったふた柵のすき間に右足がくるぶしまではさまり、抜けなくなった。すき間は7~8センチあった。 救急隊員が駆け付け、機械でふた柵を広げ、女児を救出し病院に搬送した。女子は足の一部に裂傷ができたが軽傷という。 くまさん池には市の監視員が1人いて、事故当時も監視していた。事故を受けて市は、26日に噴水部分をカラーコーンで囲み近づけないようにし、さらに噴き出し口をベニヤ板でふさぐ応急措置を実施した。29日以降には子供の足がはさまらないようふた柵の間隔を狭くする修繕を実施し、ふたを再設置するという。 くまさん池は、公園など公共空間を活用して中心市街地の魅力を高める事業の一環で、今夏から水遊びできる池として開放されている。昨年初めて実施した同市吾妻、中央公園の徒歩池の開放が好評だったことから、松代公園でも水遊びができるようにした。暑い日は30~50人の利用があったという。市は事故後も開放は続けるとしている。 ➡今夏の水遊び場開放の記事はこちら

「土浦藩主と茶の湯」をテーマに木塚さん レンコンサートで講演

【相澤冬樹】音楽を楽しみながら地域の歴史をひもとく企画、土浦ポンカフェ「レンコンサート」の第6回が27日、土浦市大岩田の霞浦の湯ホールで開かれた。同市博物館副館長で学芸員の木塚久仁子さんが「土浦藩主・土屋政直と茶の湯」をテーマに講演し、茶道のお点前披露やジャズコンサートで盛り上がった。 主催は、「土浦を知る」をテーマに活動するプロジェクト土浦力(猪股登志子代表)とコミュニティバス運行のNPO法人まちづくり活性化土浦(大山直樹理事長)。前回、「能楽」をテーマにした講演が好評だったため、今回は「茶の湯」を取り上げた。 折しも木塚さんは2018年度の茶道文化学術奨励賞(大日本茶道学会制定)を受賞したばかり。執筆した『松平不昧(ふまい)―名物に懸けた大名茶人』(宮帯出版社)が評価されてのものだが、この労作の発端となったのが、同館に就職以来、30年以上追い求めてきた土浦藩主・土屋家の茶道具の来し方行く末だった。 「土屋蔵帳」はカタログ? 土浦藩2代藩主、土屋政直は第5代将軍、徳川綱吉の治世(1680~1709)に22年間にわたり幕閣の要、老中職にあり、権勢をふるった。なかでも茶の湯をたしなみ、武家茶道の小堀遠州に傾倒、幾多の茶器を収集したことで知られる。木塚さんによれば、型を好む“オタク”っぽい趣味人だったらしい。ところが今日、茶道具類は売り払われて、土屋家はもとより、土浦にほとんど残っていない。同博物館も瀬戸茶入の「塩屋」など数点の史料を所蔵するだけだ。 土屋家旧蔵の道具類は「蔵帳」と呼ばれる目録に記載される。木塚さんは全国を回って「土屋蔵帳」の写本15冊を確認したが、ついに原本は見つからなかった。最も初期の武者小路千家(京都)に伝わる写本には合計355点の茶道具が記載されていた。 その詳細を調べて、木塚さんは奇妙なことに気付いた。茶入だけで65点もあるのに、茶碗は30点しかない。茶の湯につきものの花入に至っては2点しかなかった。「土屋蔵帳は管理台帳というより売立目録ではなかったか。道具類を売るためのカタログとして全国に写本が出回った」という見方を示した。 政直の時代(元禄・享保期)は全国から名だたる道具を収集し、次の宝暦期(18世紀半ば)にはそれら名物を諸大名に「借覧」させる発展期だった。しかし寛政期(18世紀末)以降は藩の財政がひっ迫し、換金性の高い茶器を売却することで急場をしのぐようになる。この時期作られたのが「土屋蔵帳」だったというわけだ。 鮮やかな謎解きに会場は沸いた。「茶会は日本人が生み出した最大のもてなし方。挽きたてのお茶をいただくのは至福のとき」(木塚さん)ということで、講演後は土浦茶道霞会代表で石州流林泉寺派顧問、若泉光月さんのお点前で一服。緊張感あふれる武家茶道の振る舞いに、夏の暑さをしばし忘れる午後のティータイムとなった。

200万円は谷田部のまちおこし団体に つくば周辺市街地活性化コンペ

【鈴木宏子】「総額400万円 1件最高200万円」と銘打った、つくば市の周辺市街地を元気にする「つくばR8地域活性化コンペティション」の最終審査が27日、つくば市役所コミュニィー棟で実施された。最高額の200万円は、谷田部地区のまちおこし団体「わわわやたべや町民会議」による江戸時代に活躍したからくり伊賀七をテーマにした演劇公演などのプランに支給されることが決まった。 200万円のほか、100万円1件、50万円2件が決まった。100万円は、まちおこし団体「小田地域まちづくり振興会」による、イノシシ対策を兼ねた宝きょう山登山口の耕作放棄地に芝桜を植えるプランが選ばれた。 50万円の2件は、筑波大芸術系環境デザイン領域の藤田直子研究室による、ゲーム感覚で街歩きしながら地域の魅力を発見するマップづくりプランと、県立並木高校出身の横山大貴さんら4人による、かつて北条地区の「つくば道」を行き交っていた大八車を、屋台に改装したイベントプランが採択された。 同コンペは、市周辺地区にある北条、小田、大曽根、吉沼、上郷、栄、谷田部、高見原の8カ所の旧市街地を活性化しようと、5~6月に市民や企業などからプランを公募した。倍率10倍を超える47件の応募=6月18日付=があり、27日は1次審査を通過した10件=7月8日付=による公開プレゼンテーションが行われた。約150人の市民が見守る中、最終審査に残った10件の提案者は、映像や図表を駆使しながら自分たちの活性化プランを熱を込めて説明した。4人の審査員と来場者の投票で4件が支給対象に選ばれた。 審査委員長の蓮見孝筑波大名誉教授は、200万円の支給が決まった谷田部地区のプランについて「これからは物語を編んでゆく時代。伊賀七の公演を見に行ったところ停電になったが、だれも文句を言わず舞台を見ていた。地域がおおらかで人間的なものを持っているのが強み」などと評した。 五十嵐立青市長は「まちづくりは打ち上げ花火ではできない。継続して地域の人が周りとつながってまちづくりをすることが出発点。今年選ばれた人がどういうパートナーシップで事業を進めるかで今後の展開が違ってくる。行政も共に歩んでいきたい」などと話し、来年度も周辺市街地活性化コンペを継続する意向であることを明らかにした。 支給が決まった4つのプランは、今年度中に各地区で実行され、来年2月に成果報告会が実施される予定。谷田部地区の「わわわやたべや」のメンバーで、劇団「伊賀七座」を率いる座長の北野茨さんは「やりたいことがたくさんある。住民の期待がすごく大きいので、大規模に、そして地道に、まちの活性化を続けたい」と話している。

オオムラサキも見つけた! どんぐりやまで観察会

【投稿・御供文範】2000年の夏、かすみがうら市の休耕地にドングリの実を植え、苗から育てたクヌギ林は格好のカブトムシの生息場所になった。「どんぐりやま」という。奥井登美子さんのコラム「くずかごの唄」でおなじみの場所だ。霞ヶ浦市民協会を中心に始まった取り組みは20年目を迎え、27日、今季で16回目となる昆虫観察会が開かれた。 どんぐりやまは約300平方メートルの広さに30本ほどのクヌギが木立をつくる。今回集合した子どもや保護者らは16人。講師を務める久松正樹さん(県環境アドバイザー)から観察方法や注意点の説明を受けた後、子どもたちは虫取り網や昆虫箱を手に山に入り、思い思いの場所で採集に励んだ。この日は、カブトムシやクワガタ、カナブンなど約20種を見つけた。国蝶のオオムラサキも見つかり、美しい紋様に目を輝かせ観察していた。 1時間ほど採集した後は、会場を県霞ケ浦環境科学センター(土浦市沖宿町)に移し、観察会のまとめを行った。まず、土浦の自然を守る会の野上今日子さんが製作した昆虫の紙芝居「カブトムシ」「クワガタ」「セミ」を鑑賞。続いて久松さんが講師となり、この日採集した昆虫の発表会が開かれた。子どもたちは自分で捕まえたそれぞれの昆虫と数を報告。久松さんはそれぞれの昆虫の特長などを説明。子どもたちは熱心に聞いて質問をした。 会場では、久松さん作製の「昆虫ビンゴ」ゲームにも挑戦。久松さんはうまくできた子どもに「おめでとう」と声をかけ、握手をしてほめていた。最後に子どもたち全員がどんぐりやまの感想を述べ、「みんなで昆虫を見られてよかった」「カブトムシがたくさん捕れてよかった」など、夏休みの思い出も早々に一つ獲得できた1日となった。

JICA筑波でスーパークールビズデー 職員も民族衣装で業務

【相澤冬樹】途上国から多くの農業研修員を受け入れている国際協力機構筑波センター(JICA筑波、つくば市高野台)は26日、研修員も職員も民族衣装で業務に就く「スーパークールビズ」デーを催した。研修員らは、この日始まった「つくばちびっ子博士2019」体験プログラムの子供たちを迎え、交流した。 JICAが支援する途上国の多くは熱帯・亜熱帯地域に位置しており、それぞれ暑さ対策に知恵の込められたお国柄豊かな衣服がある。JICA筑波にはこれらを集めた民族衣装コーナーがあり、常時120着以上が展示されている。これを「クールビズ」に活用しようと、今年初めて都合5日間の着用デーを設けた。 研修員が自国から持参したり、職員が各国から持ち帰ったりした衣装での参加を呼びかけた。初日の22日こそ冷夏の気配に今ひとつ盛り上がらなかったが、2日目の26日は最高気温33.5度と一気に「クールビズ日和」となった。稲作の実験圃(ほ)で作業するガーナ人女性は、初めて経験する「日本の夏」だが「国と変わらぬ暑さ」と涼しい顔。 民族衣装でちびっ子と交流も 同日催されたちびっこ博士のイベントテーマは「スイカ博士になろう!」。JICA筑波の圃場で研修員らが手づから栽培したスイカを用意し、糖度チェックや食味試験を経て、子供たちに振る舞う企画だった。梅雨寒と日照不足に心配された生育状況だったが、ようやく積算温度が1000℃に達し、大玉をそろえることが出来たそう。 開催前から日本語でのあいさつの練習に余念のなかったジョセフ・ジョンさん(42)はインドからの研修員。「インドのスイカは少し楕円形をしていて、日本の方が大きく甘い。この技術を学んで持ち帰りたい」と意欲的だ。 稲作の圃場では、ようやく届いた夏の日差しに作業も本格化、早々に作業衣に着替えてしまう研修員も多かった。稲作コースには、出身国はシエラレオネやベナン、ガーナなどアフリカが多い。春から秋までの7カ月が研修期間で、窒素の施肥量に応じた収量状況などを調べ、レポートにまとめるまでを一気にこなすそうだ。JICA筑波では現在、約70カ国120人の研修員を受け入れているが、それぞれ国に戻れば官僚や研究者として技術を広める役目を担っているという。 ▼JICA筑波「ちびっ子博士」2019は8月30日まで開催。特定日の体験プログラムの応募受付は終了したが、民族衣装コーナーでの着用体験等は常時受け入れている。電話:029-838-1111

オリジナルパン商品化へ 子どもたちが挑戦 つくばの英語学童保育

【戸田さつき】つくば市桜の英語学童保育キッズクリエーションつくば(宮嶋さやか代表)で、小学1年生から6年生までの子どもたち22人がオリジナルパンの商品化に向けて取り組んでいる。近隣にオープンしたパン屋「ぷーぱん」などと協働し、8月28日の発売を目指している。 「売れるパンを作ろう」をテーマに、週に1度の「探求プログラム」で取り組んでいる。「この企画の特徴は、実際に商品化し、販売まで子どもたちが携わるところ」と同代表。「ぷーぱん」のほかファイナンシャルプランナーからも、原価計算、レシピや製造工程、販売戦略、味の種類展開などを具体的なアドバイスをもらっている。 同スクールは昨年、園庭にツリーハウスをつくるプログラムの中で小学生のクラウドファンディングを実施。目標額を達成し、余剰となった支援を、昨年9月に起きた北海道胆振(いぶり)東部地震の寄付金に充てた。「自分の力では何もできないけれど、発信し、仲間をつくることで解決できることもあると学んだようです」と同代表。 パン作りでは、新たな1年生を交えて4月から週に1度会議を開き、意見を出し合ってきた。子どもたちが飽きないよう、意見を出しやすいように工夫、まずは絵を描いて意見を出し合った。「ハサミの形のパン」「納豆のパン」と固定概念にとらわれない自由な意見が出る一方で、「売れるパンは食べやすいパン。リピーターができるパン」「プレスリリースはいつにするか」などと、昨年の経験が生きた場面もあった。 実体験を通した意見も出た。3人家族の児童は、食パンを買っても余らせてしまうと言う。売れる食べ物は健康志向だと分析した声も。食パンの耳が苦手と誰かがいうと、同調する子どもが多く見られた。 商品名は「こども食パン」に決定。豆腐を生地に練りこみ、通常の食パンより小さな型で焼き上げる。耳がしっとり柔らかい仕上がりだ。9回目の現在は販売価格を決めている。さらに「ぷーぱん」のアドバイスを受け、味付けについて話し合いを重ねていく。製造・販売は「ぷーぱん」で行う予定。 ◆問い合わせはキッズクリエーションつくば(電話029-869-5830)

【高校野球茨城’19】霞ケ浦、4年ぶり2回目の優勝 打線爆発、守っては完封

【池田充雄】第101回全国高校野球選手権茨城大会は25日、ノーブルホームスタジアム水戸で決勝戦が行われ、霞ケ浦が常磐大を14対0で下し、4年ぶり2回目の優勝を果たした。霞ケ浦は初回から5回まで毎回得点の猛攻。特に4回は5連打を含む打者一巡の攻撃で7点を奪った。守っては先発の鈴木寛人投手が被安打1、四死球0のベストピッチングで無失点完投を果たした。8月6日、阪神甲子園球場で開幕する全国大会に出場する。 霞ケ浦は1回裏、2安打と2四死球で1点を先制。2回には2死三塁から吉本光甫の中前打で1点を追加。「初球から2球続けてボールになり、次は甘いまっすぐが来ると思って狙った」という。2年生の吉本はこれまで代打での出場が主だったが、この試合で初めて2番に抜擢され3安打の活躍。「期待に応えられたと思う」と笑顔で話した。 3回には死球と安打などで2死二、三塁から、7番・鈴木春樹の右前打で2点追加。「今大会ではヒットが出てなかったが、コーチのおかげでコツがつかめた」と鈴木。4回にはスクイズで1点、5回には1死満塁から走者一掃の二塁打を放ち、この試合6打点という大爆発を見せた。 投手力と守備力のチームと見られていた霞ケ浦が、これほどの打撃力を発揮した要因について高橋祐二監督は、昨年7月に完成した屋内練習場の効用を挙げ、「内野がすっぽり入る関東一の規模。雨の日でもバットが振れ、いろんな練習ができるようになった」と強調した。また、一昨年の土浦日大戦の教訓から、たとえ点差がついても油断せず、次の1点への執念を持ち続けたことも明かした。 次の舞台はいよいよ甲子園。意気込みについて高橋監督は「4年前の経験を生かしていい挑戦をしたい。バッティングの好調を維持しつつ、万全の状態で臨みたい」と話し、芳賀太陽主将は「県代表として他のチームの思いも背負いながら、胸を張って全力で戦う」と誓った。

【高校野球茨城’19】霞ケ浦、初回4得点で水城下す 決勝戦は常磐大と

【池田充雄】第101回全国高校野球選手権茨城大会は24日、ノーブルホームスタジアム水戸で準決勝2試合が行われた。第1試合は霞ケ浦が初回の大量点で波に乗り水城を6対2で下した。第2試合は常磐大が打撃戦を制し5-3で水戸商に勝利。いよいよこの2チームが甲子園への切符を懸けて激突する。決勝戦はあす25日午前10時から、ノーブルホームスタジアム水戸で開催される。 準決勝第1試合は1回表、霞ケ浦が相手投手の立ち上がりを突いて4点を奪った。1死の後、守備の送球エラーと2者連続四球で満塁となり、5番・仕黒大樹が左中間二塁打で2点を先取。スリーツーからの甘いストレートを叩いた。「チャンスで打順が回り、絶対打ってやろうと思った。真ん中にいいボールが来てくれた」と仕黒。続く6番・小早川健人もきれいなセンター返しで2者を返した。 だが1回裏は、死球と送球エラーでいきなり無死二、三塁のピンチを迎える。「立ち上がりは制球が定まらなかった。1点はしょうがないという気持ちで、あわてずに一つ一つアウトを取れた」と先発の山本雄大。山本は2回以降も先頭打者を出しながら後続をしっかりと抑え、5回を無失点でしのいだ。 霞ケ浦に追加点が生まれたのは5回表。単打2本と送りバントで1死二、三塁とすると、代打・川島諒也の左翼への犠牲フライで1点を追加。また6回にもセーフティバントと送りバントで1死二塁とし、1番・天野海斗の左越え三塁打でさらに1点を追加。6-0とリードを広げる。 6回裏からはエース鈴木寛人がマウンドへ。だが立ち上がりに3連打を浴びてたちまち2点を失う。「力が入りすぎてフォームが乱れてしまった。守備陣がよく守ってくれた」と鈴木。その後は立ち直って切れの良いピッチングを披露。ストレートを見せ球にスライダーを効果的に使い、8、9回はいずれも3者凡退で締めくくった。 これで霞ケ浦は3年ぶりの決勝進出。前回は土浦日大に延長15回で敗れており、その悔しさを今の3年生は忘れていない。「決勝は何があるか分からない。それを経験して今ここにいる。ピンチのときにあせらず、チャンスのときこそ落ち着いていく。試合を重ねるごとにその自信がついてきた」と仕黒。高橋祐二監督は「平常心で精一杯頑張りたい。勝ち負けは後からついてくる」と、無欲で挑む心境を明らかにした。

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