つくば市は2日、同市栗原、市立桜老人福祉センター内の浴室で、基準値を上回るレジオネラ菌が検出されたと発表した。2日時点で利用者から健康被害の報告はないという。市は1日から浴室の利用を停止した。
市高齢福祉課によると、6月18日に定期的な水質検査を実施し、7月1日、検査を実施した県薬剤師会から基準値(100ミリリットル当たり10CFU未満=CFUはコロニー形成単位=)を上回る10CFUが検出されたと報告を受けた。原因は不明という。
同浴室は毎日60~70人が利用している。お湯は循環式で、毎日入れ替えている。定期水質検査は年3回実施している。
検査結果を受け、市は利用者に連絡の上、体調などを聞き取った。症状がある人には医療機関を受診するよう促す。
1日は定休日だった。つくば保健所が2日、立ち入り検査を実施した。今後は保健所の立ち入り検査結果を踏まえ、保健所の指導を仰いで対応するとしている。