第108回全国高校野球選手権茨城大会は7日目の12日、2回戦が行われた。笠間市民球場の第1試合では土浦一がシード校の境と対戦し、接戦の末、2―3で敗れた。
12日 2回戦 笠間市民球場 第1試合
境 1000200000 3
土浦一 0001100000 2
土浦一は初戦で水戸三に14安打13得点と猛打で圧勝して境に挑んだ。土浦一の主将、松橋隆太郎は試合前、ナインに「点が取れなくても、厳しい試合になっても、最後の一球まで集中を切らさずやっていこう。それがシード校相手にいい試合をして勝つ唯一の道」だと話した。

土浦一、先発投手の白根大輝は初回2死2塁で、境の4番宮部颯斗にレフト前へタイムリーを打たれ、失点を許すが、その後は境打線を抑える。初回を最少失点で切り抜けた白根は「境は格上なので、1球、1球全力で目の前の打者をしっかり抑えることを意識して投げた」と振り返った。
打線は4回、先頭の岡田侑樹がライト前にチーム初ヒットを放つと、宮口駿人がバンドで送り、佐藤啓がレフト前ヒットで1、3塁とチャンスを広げる。続く大畑陽輝がストレートをライトへ運び、犠牲フライで同点に追いつく。「何とか追いついて流れを引き寄せたかった」と大畑。

一方、境は、5回に先頭の木村快成がヒットで出塁すると、土浦一先発の白根のボークで2塁進塁。送りバントで3塁に進むと、古澤一樹、小木曽祈睦がタイムリーを放ち、土浦一は勝ち越される。

2点を追う土浦一はその裏、境先発の滝澤佑樹に代わってマウンドに上がった橋本陸から、渡辺安道が内野安打で出塁し、北原律がバントで送った。続く松橋隆太郎は三振に倒れたが、2死2塁で皆川慶太郎がレフトへタイムリーヒットを放ち、1点差に迫る。

境は、7回表に内野安打と土浦一の失策で1死2塁、3塁とする。土浦一はピンチに、白根に代わり、渡辺颯太がリリーフ登板、後続を抑える。土浦一の荒木理行監は「ピンチの苦しい場面で堂々と投げ、期待以上の働きをしてくれたので、攻撃に集中はすることが出来た」と、素晴らしい投球をした1年生の渡辺を讃えた。

土浦一は7回、境3番手投手の橋本大翔から、渡辺安道がレフト前ヒットで出塁し、北原律がバントで送り2塁に進めるが、けん制アウトでチャンスを逃す。8回には松橋隆太郎のツーベースで無死2塁とするが、後続が凡退。9回も三者凡退に倒れ、Cシードの境に敗れた。
荒木監督は「境は初戦で固さが出ていた。こちらは落ち着いた試合が出来、中盤、終盤に勝負が出来たのはよかった。チャンスはあったが、点が取れなかったのが悔やまれる」と敗因を語った。

主将の松橋は「白根が抑えてくれて、ロースコアで勝負出来たが、境の投手陣を打てなかった。安打が出ても続かなかった。個人的には成績が不甲斐ないまま終わってしまった」と話し「大学でも野球をやりたいと思っているので、次のステージで頑張っていきたい。土浦一での最後の1年間は、自分が練習メニューを考えて、練習も増やして、厳しい中、みんなついて来てくれた。最後の大会で初戦突破して、シード校相手にあと一歩まで攻められたのは、チームみんなのお陰」と感謝の言葉を表した。
先発の2年生エース白根大輝は「いいピッチングは出来たが負けてしまって悔しい。秋の大会では県大会を目標に頑張る」と次に向けて意気込みを語った。(高橋浩一)






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