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伊藤悦子 -検索結果
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「地域のパワー感じて」 2日は荒川沖DO!!すっぺまつりwith節分祭
https://www.youtube.com/watch?v=PZ8vIMfijB0
【伊藤悦子】「第14回荒川沖DOすっぺまつりwith節分祭」が2日、土浦市立荒川沖小学校(同市荒川沖3丁目)で開催される。1月31日放映の土浦のインターネットテレビ「Vチャンネルいばらき」NEWSつくばチャンネルは、主催者の荒川沖DO!!SPE会の和泉好一さんと、ご当地戦隊ヒーロー、アラレンジャーレッド、アラレンジャーブルーにふんしたメンバーを迎えインタビューした。
同会は、20代から60代の約30人が所属する。荒川沖の活性化や安全安心な地域づくりを目的に、触れ合いの場を設け、地域に密着したイベントを開催している。カルチャー、ボランティア、イベントチームに分かれてさまざまな活動を行っているほか、テニス部、サイクリング部、マラソン部、ゴルフ部、畑部などの部活動も盛んだ。
同まつりのステージイベントは、地元、土浦三中吹奏楽部の演奏からスタート。DO!!バンドによるオリジナルロック演奏のほか、育バレエスタジオのバレエも披露される。「荒川沖戦隊アラレンジャーと鬼の対決」のショーが見もの。野外ステージではおはやし共演も行われる。
温かい汁物や焼き鳥など10店舗以上の飲食店が出店予定という。射的や型抜き、くじ引きなどで遊べるコーナーもある。豆まきは最後の方に行う予定。
和泉さんは「当日はぜひ午前9時半からいらして、楽しんでほしい。DO!!すっぺ会のパワーも感じていただきたい」と話した。
◆同まつりは2日(日)午前9時半から午後3時まで同市荒川沖3丁目、市立荒川沖小。雨天決行。野外ステージは雨天中止。
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社会貢献活動で地域とつながった 筑波学院大生が成果報告
【伊藤悦子】筑波学院大学(つくば市吾妻)の学生たちが、地域に出て地元企業やNPO、自治体などで社会貢献活動をする「オフ・キャンパス・プログラム(OCP)」の2019年度報告会が27日、同大で催された。OCPは2005年の開学以来、今年で15年目となる。
24組54人の学生たちは、それぞれが取り組んだ活動や成果、苦労したことなどをスライドや画像、動画を使って報告した。
「子ども食堂竹園土曜広場」(つくば市竹園)で活動を行ったベトナム人留学生で2年のブイ・テイ・トゥイさんらは、言葉の問題で最初はコミュニケーションがなかなかうまくとれず苦労したが、ベトナム料理を振る舞い、あまり知られていないベトナム文化をスライドで紹介することができたと報告した。
ブラジル人学校「インスチトゥトエドゥカーレ」(つくば市大貫)で、ブラジル人の子供たちに日本語を教えた2年の青木晶さんらは「子供たちは最初日本語が分からなかったが、絵やジェスチャーを入れて分かりやすくしたり、ゲームを取り入れて楽しく教えるなどの工夫をした。だんだん上達してうれしそうだった。日本語指導教員は少なく、少しでも貢献できたのでは」と成果を話した。
これに対し学生を受け入れた同学校は「報告をとてもうれしく聞いた。生徒たちが笑顔で楽しんで勉強してくれた。生徒たちの心に残る日本語の授業になったと思う。来年も引き続き来てほしい」と感謝の気持ちを伝えた。
3年生のOCP活動は選択科目で、白紙の状態から自ら企画し活動する。茨城県の観光フリーペーパー作りに1人で取り組んだ菅野萌々子さんは、得意のイラストを生かして県内の名所をキャラクター化することを思い付いた。「茨城県に関心を持ってもらうためには分かりやすいだけではだめ、独りよがりになってはいけない」などを考えながら作成したと振り返った。
OCP奨励賞は、アートタウンつくば大道芸フェスティバル実行委員会のビデオ制作に取り組んだ活動と、サイクリングの企画を通じて茨城の魅力をアピールするつくばインターナショナルサイクリングに取り組んだ2組に授与された。
総括をした古家晴美教授は「地域とのつながりをアピールしたところが多かった。2年にわたって活動したチームもあった。1年間だけでなく続けることが大切」などと話した。
望月義人学長は「学生たちは貴重な体験をした。OCP活動は『つくば市をキャンパスに』と言っているが、活動地域は広がっている。あらゆるところをキャンパスにしてほしい。OCPを受けて入れてくれている皆さん、アドバイザーの皆さん、引き続きお願いします」とあいさつした。
学生を受け入れて通算10年となる「アジア友情の会」に望月学長から、10年の感謝状が贈呈された。
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土浦駅周辺で働く若い人集まって 生涯学習センターが呼びかけ交流会
【伊藤悦子】茨城県県南生涯学習センター(土浦市大和町)が昨年11月から、多業種交流会「はたらくみんなのぷらっとフォーム」をスタートさせた。土浦駅周辺で働く若い人たちに向けた若手プロジェクト事業。29日のイベント開催を前に、同センターの社会教育推進員廣木悠介さん、杉浦彰子さんに話を聞いた。
29日は「読書」をテーマにプレイアトレで
廣木さんによれば、「土浦駅(土浦市有明町)にプレイアトレができ、自転車の街として土浦が活性化してきた。しかしオープンから1年未満。プレイアトレで働く若い人と生涯学習センターとの交流が今までなかった」という。そこで、「さまざまなイベントをしている生涯学習センターとプレイアトレとが交流して、協力関係を築いていけないか」と考えたそうだ。
11月に1回目を企画した。杉浦さんは「プレイアトレをはじめ、土浦駅周辺で働く20代30代の若い人たちが、仕事の悩みやキャリアの悩みなど気軽に相談し合える場所が定期的に開かれるように」という思いがあった。仕事の休憩時間など、ちょっと空いた時間にでも立ち寄って欲しいという思いから「ぷらっと」という言葉を入れた。参加者は15人。それぞれの悩みや意見を書いた付箋(ふせん)を貼り、それを解決する提案を書いた付箋を貼っていくなどして意見を交換した。
実は杉浦さんは「皆さんすぐに帰ってしまうのでは」と心配したそうだ。しかしふたを開けてみると、1人1時間ほどかけて、やりたいことや日頃の思いを話すなど、思った以上に活発な交流会になったという。
「図書館や生涯学習センターで勉強している高校生たちと一緒に何かやりたい」など前向きな意見がたくさんでたそうだ。一方プレイアトレ土浦で働く若い人たちの悩みもわかった。市外や県外から移り住んできた人も多く、土浦市民とのネットワークがほとんどない。そのため市民に「土浦駅に足を運んでほしい、駅で楽しく過ごしてほしい」という思いを伝える手段がなく、模索しているところだという。
「今の若い人たちは、自分たちの親が歩んできた人生は保証されない時代にいる。だからこそこれからは自分で切り開いていかなくてはならない。交流会は、個人的な悩みや思いを気楽に相談したり話したりできる場にしていきたい」と杉浦さん。今後は駅前のいろいろな施設と一緒に、講座やコラボレーションもできるのではと考えている。
第2回の交流会は29日午後3時から開催する。テーマは「新春 新しい出会いと読書」。プレイアトレ内にある天狼院書店とのコラボ企画で、第1回の参加者から生まれたアイデアだ。会場はプレイアトレ土浦3階「Lap’s(ラップス)」。
おすすめ本のアドバイスや読書好きと読書嫌いのトークショーもあり、本好きの人との出会いが期待できる。若者はもちろん、年齢を問わず参加できるそうだ。前半の交流コーナーでは配りたいチラシや名刺を持って気楽に立ち寄って欲しいという。事前申し込みは不要で、いつ来てもいつ帰ってもかまわない。
2月8日には親子で楽しめるイベント企画
第1回から生まれた企画はもう一つある。2月8日午前9時40分から、生涯学習センターで開く「子どもの未来を考えるネットワークフォーラム」との同時に行われる「親子で楽しめるイベント」企画だ。
「土浦駅前クイズラリー」は土浦駅近くの生涯学習センター、土浦市立図書館、土浦駅STATION LOBBY(ステーションロビー)―3施設に設置したクイズに答えて景品をもらう企画。このほかミニコンサートや筑波大学生グループによる「世界の17の目標SDGs(持続可能な開発目標)を知ろう」といったイベントがエントランスで開催される。
問い合わせは県県南生涯学習センター(電話029-826-1101)
➡多業種交流会をスタートさせた県県南生涯学習センターの杉浦彰子さんを招いたVチャンネルいばらきNEWSつくばチャンネルはこちら
博物館が先陣切る「土浦ひなまつり」 2月からは商店街でも
【伊藤悦子】江戸時代から大正時代に至る3組のひな人形を並べる土浦市博物館(土浦市中央1丁目)の展示を皮切りに、城下町・土浦におひなさまの季節がやってきた。2月4日からは旧市街の商店街を中心に「土浦のひなまつり」が始まる。関係者に話を聞いた。
立春の2月4日から節句の3月3日まで
土浦のひなまつりは、商家などの残る古くからのひな人形やつるしびな、今年の干支「子(ね)」をテーマにした人形、かすみ人形など、様々なおひなさまを楽しむことができる。土浦まちかど蔵(同市中央1丁目)を中心に周辺の店舗128軒に飾られる予定で、昨年より8軒多くなっているそうだ。
まつりの発案者が土浦市観光協会の主任浅川善信さん。2~3月は梅まつりなどで茨城県を訪れる観光客が増える時期だが、土浦は入込客が少なく、寄りたくなるようなイベントが何かないかと考えたのがきっかけだという。
土浦旧市街では、ひなまつりシーズンにつるしびなやひな人形を飾る店舗がすでにあったため、商家に残る古いおひなさまも一緒に展示しようと提案した。2004年に開催した第1回「ひなまつり」のために印刷したポスターは、わずか3枚だったという。地道な活動が実り、おひなさま目当ての来街者も増え、16回目を迎える今年は500枚ものポスターで誘客を図る。
まちかど蔵に展示するひな人形は、江戸時代の人形師、仲秀英(なか・しゅうえい)が作った明治時代のもの。数年前、埼玉県川越市の学芸員が人形を見たときに「もしかしたら貴重なひな人形では? 鑑定をしたい」との申し出があったという。玩具専門の鑑定士が見せた結果、3代目秀英の作と判明した。土浦は湿度が高めだが、人形の保存状態は良好だったそうだ。
浅川さんは「土浦のひなまつりは2月後半からは混むので、前半にいらしていただくとゆっくり見学できます」と来場を呼び掛けている。期間中はスタンプラリーや、和服来場者へのサービスなども実施される。
会期は3月3日まで。問い合わせは土浦市観光協会(電話029-824-2810)
3組並ぶ時代ごとのひな人形
土浦市博物館のひな人形展には、江戸時代後期の「古今(こきん)びな」、明治時代以降の「内裏(だいり)びな」、明治時代から大正時代の「享保(きょうほ)びな」3組が並ぶ。
同館の学芸員、関口満さんに話を聞くと、古今びなは30年以上前、前身の郷土資料館時代からすでに所蔵されていたという。「誰から寄贈されたかなど来歴は不明だが、かなり立派なおひなさま。市内でも1、2番の大きな商家にあったものでは」と話す。
江戸時代、豪商の間でひな人形を飾ることが流行した。過熱して人形がどんどん大きくなっていったため、幕府から大きさを制限するお触れがでたこともあるそうだ。その影響か、同館のひな人形も高さ30センチと大きめ。さらに「玉眼」といって目にガラスが入っているなど細部にもこだわって作られている。
関口さんは「なかなかお目にかかることのできない、一世を風靡(ふうび)した江戸時代のおひなさまに一目会いに来てほしい。時代ごとのひな人形の違いにも注目してほし」と来館を呼びかけている。
「博物館のひな人形展」は3月8日まで。入館料(一般105円、小中高生50円)がかかる。問い合わせは同博物館(電話029-824-2928)
「土浦」「パリ」「バリ」の3テーマ 吉田正雄の世界展Ⅱが開幕
【伊藤悦子】二科展をメーンに土浦で長く活躍した画家、吉田正雄の作品展が19日から、土浦市大和町の市民ギャラリー(アルカス土浦1階)で始まった。没後翌年の1999年開催された「吉田正雄の世界展」から20年ぶりとなる「世界展Ⅱ」は、「土浦とパリ、バリ」がテーマ。油彩や版画の絵画作品をはじめ、木彫や彫刻作品など全部で63点で構成する。
吉田の子息で、ヨシダ・アート(土浦市永国)代表取締役の吉田薫さんによると「父の友人や後輩から、また吉田正雄展ができないかという声が多く寄せられていたが、展覧会を開くのはなかなか大変なこと。土浦に市民ギャラリーができたことから2回目の『世界展』を開くことにした」。20年も経つと、土浦生まれの偉大な画家を知らない人も増えており、「この機会に土浦の方に知っていただきたい」という思いもあったという。
吉田正雄(1935-1998)は土浦市大手町生まれの芸術家。1954年に19歳で二科展に全国最年少で初入選。1961年にはフランスに渡りアカデミーランソン・アトリエ17に入学し、イギリス出身の画家スタンレーウィリアム・ヘイター氏に学んだ。当時、フランスに行くのは大変なことで「渡仏前日は町内をあげて壮行会を開いた」そうだ。1993年にバリ島へスキューバダイビングに行った際、地元の彫刻集団に影響を受け、2カ月に一度はバリの工房に通って作品を作り続けた。
今回、作品は「土浦」「パリ」「バリ」の3テーマに分けて展示した。「3テーマの作品の違いなどもみていただきたい」と薫さん。見どころは、パリのコーナー天井に飾られた「オンディーヌの天井画」。「天井画として父が描いたものだが、今まで一度も天井に展示したことがなかった。天井に飾られているのを見たいという思いがあった。作品自体はかなり重みがあるため、インクジェットでレプリカを作成することで、今回初めて天井画として展示することができた」と話す。
土浦市の87歳の男性は「作品がどれも立派でとにかく驚きです。すばらしいの一言」と作品に見入っていた。龍ケ崎市から訪れた19歳の男性は「独特の色使いが本当にすごい。彫刻も迫力がある」と感想を話していた。
「農業コーナー」スタート 家庭菜園のアドバイスも
【伊藤悦子】10日放映の第82回VチャンネルいばらきNEWSつくばチャンネルでは「土浦市長会見 成人式は1カ所開催 中学校区ごと方針改め」のニュースをお伝えしました。
https://www.youtube.com/watch?v=FtHkFPsWqwQ
今月から始まった「農業コーナー」では、那珂市の秋葉農園、秋葉憲一さんに県内の農業や家庭菜園について毎月解説をしていただきます。
第1回の今回は秋葉農園の概要や作物について話を伺い、家庭菜園をしている視聴者からの質問にもお答えいただきました。
秋葉農園では常陸秋そば、コメ、小麦、大豆など主に穀物を中心に生産しています。昨年は常陸秋そばを使って、土浦市内のレストラン「ママのごはん」でそば打ち教室を行い、大変好評だったとのことです。また土浦駅前のケーキ屋さん「高月堂」では、秋葉農園の小麦を使ってケーキを作っています。昨年11月に開催された土浦市産業祭では、秋葉農園でとれたおコメが抽選会に出されるなど土浦とも深く関わりのある農園です。
視聴者からの「庭を4区画に分けてコマツナを作ったが、成長に差が出ている、理由がわからないので教えてください」という家庭菜園の質問には、まずは土づくりをしっかりすること、適切な肥料を選ぶことの重要さを教えていただきました。
根菜類と葉物では肥料の種類も異なるので注意が必要というアドバイスもいただきました。また秋葉農園で使用している、トラクターやコンバイン、草刈り機についても解説していただきました。
《学生インタビュー》26 取材の面白さを実感 将来はマスコミで仕事したい
筑波学院大学(つくば市吾妻)は、学生たちが地域に出て社会貢献活動をする「オフ・キャンパス・プログラム(OCP)」に取り組んでいる。同大経営情報学部ビジネスデザイン学科2年の池田梨花さんは9月から12月まで、OCP活動の一環でNEWSつくばの取材現場に同行したり、映像素材の編集などに取り組んだ。
筑波学院大学
経営情報学部ビジネスデザイン学科 2年
池田梨花さん
―NEWSつくばを選んだ理由は?
私は映像制作関係の仕事にもともと興味があります。それが体験できる場所を選びたいと思っていたところ、NEWSつくばを担当の先生に紹介してもらいました。
―実際に取材に同行してみてどうでしたか?
私は3本取材に行きました。1本目は美浦村の戦争遺跡、鹿島海軍航空隊跡地(8月15日付、16日付)をドローンで撮影する取材に同行しました。ドローンが実際飛んでいる様子を初めて見ました。ドローンによる空撮の操作を見せていただいて、撮影方法を勉強することができました。
県南の小学校の校庭にある、二宮金次郎像の左手がなくなっていることについて取材に同行したのが2本目です(9月11日付)。学校の方の話を伺ったところ、結果的には左手がない理由はわかりませんでした。でも取材に行ったことは面白かったです。二宮金次郎像そのものも、見たのは初めてです。
3本目はつくば市の防災科学技術研究所で行われた耐水害住宅実証実験の取材(10月2日付)に同行しました。ちょうど大雨による川の氾濫などで各地が大変な時期だったので、水害対策は本当に大事だと思いました。かなり大規模な公開実験で、テレビ局や新聞社など報道の方がたくさん取材に来ていました。私の隣で取材していた民放の方のカメラなどの装備がすごかったです。
この取材から戻ってから動画を編集する方法も勉強し、ナレーションも入れました。声を入れるのはタイミングなどがとても難しかったです。
どの取材のときも楽しくていい経験ができました。でも記者の方がその日のうちに記事を仕上げるのを見て大変だなと思いました。OCPは終わってしまいましたが、時々またお話を伺いに行けたらいいなと思っています。
―大学生活はどうですか?これから大学ではどんな勉強をしたいですか?
龍ケ崎市に住んでいて学校まで結構遠いのですが、バスと電車を乗り継いで通っています。2年生までと違って、3年生になると専門的なコースに進めます。私はメディアデザインに進んで、映像の専門的な勉強をしたいと思っています。
―今はまっていることありますか?
スマートフォンのアプリゲームが好きなんです。「グランブルファンタジー」や「アイドル育成ゲーム」に今はまっています。
―将来はどんなことをやりたいですか?
テレビ局などマスコミ関係に進みたいです。映像制作の仕事をしたいと思っていましたが、NEWSつくばでの取材もすごく楽しかったので記者の仕事にも興味が出てきました。
(聞き手: 伊藤悦子)
《学生インタビュー》25 セグウェイで下校児童を見守り 姿勢正すようになった
筑波学院大学(つくば市吾妻)は、学生たちが地域に出て社会貢献活動をする「オフ・キャンパス・プログラム(OCP)」に取り組んでいる。同大経営情報学部ビジネスデザイン学科2年の高梨太佑さんは、同大「セグウェイプロジェクト」のリーダーとして搭乗型モビリティーロボット「セグウェイ」に乗り、市立吾妻小学校児童の下校見守り活動を行っている。
筑波学院大学
経営情報学部ビジネスデザイン学科2年
高梨太佑さん
―どのような活動をしているのですか?
下校時に小学校周辺をセグウェイに乗って見回り、小学生に注意を呼び掛けたり、声を掛けたりしています。10月から12月20日までの活動で、週に3回(水・木・金)行っていますが、私は木曜と金曜の2回を担当しています。
つくば市は2011年からモビリティーロボット実験特区になっているので、活動を通したセグウェイの安全性についても市に報告しています。
―OCPの中で、この活動を選んだ理由は?
私は1年生のときから地域のイベントや大学のオープンキャンパスなどで、セグウェイに乗っていました。1年間活動してみて、セグウェイの面白さを皆にもわかってもらいたいと思ったのがきっかけです。セグウェイがもっと一般に広まるのではと期待しています。将来、通学にも使えるといいなと思いますね。
―児童を見守る活動をやってみていかがですか?
本当に元気な子が多くて楽しいです。元気な分、周りが見えてないときがあるので、見守りは必要で重要だと思いました。
セグウェイでの見守りの利点は、まず目立つことです。珍しい乗り物ですし、特に小さな子からは注目も浴びます。注目を浴びる存在から声を掛けられることは、小さな子にとってかなり効果的だと思います。不審者も近寄りにくいと思います。
―子どもたちの反応はどうですか?
「気を付けてね」「自転車が来るよ!」など注意すると、ちゃんと聞いてくれます。顔なじみの子もできて楽しいです。中には「セグウェイだ!」といって手を振ってくれる子もいます。「待てー」と言って追いかけて来る子もいますよ。「触りたい!」という子もいます。
「セグウェイに乗ってみたい」と興味を持ってくれる子も結構いるんです。ただ乗ることができるのは16歳以上なので「大きくなったら乗ってね」と話しています。
―見守り活動を通して自分自身にも変化があったそうですね。
はい、セグウェイに乗っていると、人の注目を浴びます。そのため自分の姿勢や振る舞いに注意をするようになりました。姿勢の矯正が自然にできるようになったと思います。
実はセグウェイのこういった効果は、すでに米国のディズニーパークでも実績があるんです。以前は態度があまり良くない従業員もいたそうです。しかしそういった従業員をセグウェイに乗せるようになったら、人の注目を浴びることですごくきちんとするようになったとか。お客さんにも喜ばれるようになったそうです。「きちんとするようになる」、これは自分でも実感しました。
―セグウェイはバランスをとるのが難しそうですが誰でも乗れるものですか?
慣れてしまえばだれでも乗れますよ。坂道も登れます。乗れるまでの練習の難しさは自転車とほぼ同じ、またはもう少し簡単ですね。乗るときにはヘルメットを必ずかぶるなど注意事項を守るのは必要です。大学からつくば駅前広場まで実験特区ですから、セグウェイに乗って行けますよ。
―大学ではどのようなことを学んでいますか?
情報デザイン科でプログラミングを学んでいます。大学に来たら、時々英語の授業には出ますが、あとはひたすらプログラミングのことを勉強しています。午前中はパソコンに向かっています。
―将来の夢は?
プログラマーです。高校の時からずっとプログラマーになりたいと思っていました。ゲームを開発したりパソコンを使う仕事なら自分の能力を発揮できると思います。広い分野でプログラミングを学んで対応できるようになりたいと思います。
(聞き手:伊藤悦子)
➡筑波学院大学の過去記事はこちら
《学生インタビュー》24 記者に同行し取材を体験 地域を発信したい
筑波学院大学(つくば市吾妻)では、学生たちが地域に出て社会貢献活動をする「オフ・キャンパス・プログラム(OCP)」に取り組んでいる。同大経営情報学部ビジネスデザイン学科2年生の鈴木琉菜さんは、7月から11月まで「NEWSつくば」でOCP活動を行った。編集会議に出席し、取材に同行したり、つくば市のコミュニティ放送「ラヂオつくば」でニュースを伝えたりした。ラヂオつくばでは引き続き毎週月曜日出演し地域のニュースを伝えている。
経営情報学部ビジネスデザイン学科 2年
鈴木琉菜さん
―OCP活動に「NEWSつくば」を選んだきっかけは?
夏休みの授業で日系アメリカ人のことを調べたとき、サンフランシスコに日系アメリカ人が作った新聞社があることを知りました。そこで「記者」という仕事に興味を持ち、ニュースを配信しているNEWSつくばでOCP活動をやりたいと思いました。
―実際に一緒に取材に行ってみてどうでしたか?
「美浦村の戦争遺跡、鹿島海軍航空隊跡地(8月15日付け、16日付け)の取材に同行しました。一緒に行ったNEWSつくばの記者の方が、あらかじめ詳しく調べ、質問もしっかり用意していたのを見てびっくりしました。取材では見学のような形になってしまいましたが、とっても楽しかったです。普通ではなかなか会えない人に会えたことも、貴重な体験です。
土浦市内にある10校が集結したイベント「学祭TSUCHIURA2019」(8月3日付)の取材同行では、制服の高校生と話して、なんだか気持ちが若くなったように感じました。私は高校生が企画した、本を紹介してどの本が一番読みたくなるかを競うビブリオバトルについて取材体験したのですが、1位の高校生が、第2次世界大戦中のナチス強制収容所に関する分厚くて難しい本を読んでいたことに感心しました。
筑波山ガマまつりの「がまレース」(9月1日付)の取材にも同行しました。この取材は、朝9時から夕方6時くらいまでと結構長時間でした。3本とも違う記者に同行したので、取材のやり方も記者によって違うんだと勉強になりました。
―ラヂオつくばにはOCP活動が終わった後も引き続き出演しているのですね?
アナウンサーの有働文子さんがキャスターを務める毎週月曜日夕方の「つくば You’ve got 84.2(発信chu)!(つくば ゆうがたはっしんちゅう)」という番組に午後6時半ごろから10分間出ています。ラジオはとても緊張します。文章を考えることは好きなのですが、ラジオで実際読むのは本当に難しいですね。なぜかカタコトになったり、自分で何を言っているか分からなくなったりすることもあります。特にアドリブを入れると、語尾がつながらなくなってしまいます。でも楽しいです。
―大学での勉強はいかがですか?
授業で取り組んだ、自分たちで地元のお祭りを探し、取材するという課題が興味深かったです。阿見のお祭りに取材に行ったのですが、NEWSつくばの経験が生かせていると実感しました。
―大学では何かサークル活動をしていますか?
写真サークルに入っています。スマートフォンでもとてもきれいに撮れるんですよ。先日は大子町の袋田の滝に行って、滝につながるトンネルの中を幻想的な光で演出した「大子来人~ダイゴライト」を見て、光のトンネルや滝のライトアップを撮ってきました。写真を撮るときも、NEWSつくばの経験が役立っています。
―将来の夢を教えてください
両親とも茨城県出身で、私も生まれも育ちもかすみがうら市ということもあり、地域のことを取材して発信する記者になりたいと思っています。
(聞き手・伊藤悦子)
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12月のイベントやツアーを紹介 茨城県霞ケ浦環境科学センター
https://www.youtube.com/watch?v=cYcufki47yA
【伊藤悦子】県霞ケ浦環境科学センター(土浦市沖宿町)で14日、22日、26日、イベントやツアーが開催される。土浦市のインターネットテレビ、Vチャンネルいばらき「NEWSつくばチャンネル」に6日、同センター環境活動推進課の永吉航さん、竹内聖架さんを招いて話を聞いた。
14日は同センター多目的ホールで、小学生とその保護者向けイベント「霞ケ浦の恵みを楽しもう!~魚を触って調べて食べてみよう」が開催される。漁師が霞ケ浦で獲った魚を直接触って観察し試食する。竹内さんによると、魚を種類ごとに分類したり、大きさを測ったり、特徴をじっくり観察したりと普段なかなかできないことが体験できる。試食タイムでは霞ケ浦漁協がシラウオ、ワカサギ、川エビのてんぷらを作ってくれる。おにぎりを持参し、揚げたてと一緒に食べてもよいそうだ。調べる魚類と食べる魚類は別に用意してあるので、安心してほしいとのこと。
22日は小学生以上が参加できるバスツアー「巴川を源流から河口まで調べてみよう」がある。巴川の源流(笠間市泉)から河口(鉾田市安塚)までをめぐるツアーで、水質調査のほか、源流付近を探検したり、河口で野鳥の観察をする。永吉さんは「源流がある笠間市あたごの天狗の森は見晴らしがよく、太平洋の水平線が見えるかもしれない。1本の川を源流から河口まで1日かけて観察して、水のつながりを実感してほしい」と話す。
26日は、『第3回スタディバスツアー下水道・水質浄化編』「霞ケ浦の水の恵みを学ぼう!霞ケ浦クルーズ&霞ヶ浦浄化センター・石田浜直接浄化施設の見学」が開催される。土浦市にある霞ケ浦浄化センターと石田浜直接浄化施設を実際に見て、霞ケ浦をクルージングする。永吉さんは、普段使っている水が霞ケ浦とどのようにつながっているかを楽しく学んでほしいという。
いずれのイベント・ツアーも参加費無料。22日と26日のツアーは小学4年生未満は保護者の同伴が必要。
問い合わせは茨城県霞ケ浦環境科学センター環境活動推進課。電話029-828-0961 FAX:029-828-0967
秋の天童フェア 土浦で始まる
https://www.youtube.com/watch?v=NHtbZOL9d5w
【伊藤悦子】ラ・フランスやりんごなど山形県天童市の特産品を販売する秋の天童フェアが30日と12月1日、土浦市の土浦まちかど蔵(同市中央)と小町の館(同市小野)で始まった。天童市は土浦市の相互交流都市。土浦市のインターネットテレビ、Vチャンネルいばらき「NEWSつくばチャンネル」に29日、天童市経済部商工観光課の沼澤賢次さん、伊藤秀一さん、経済部農林課の村形孝紀さんを招いて話を聞いた。
今年のラ・フランスは夏にひょうが降って生産量の低下が心配されたが、5年ぶりの豊作で、みずみずしく甘味が濃厚だ。山形県が生産量全国ベスト5のりんごは、黒星病が発生し農家の苦労があったが、その分おいしいりんごを持ってくることができたという。
天童フェアのために用意されたラ・フランスとりんごは3トン以上。両会場では両日、山形の郷土料理、玉こんにゃくの実演販売が催されるほか、30日は小町の館で芋煮鍋実演販売が行われている。
ラ・フランスは3個入り1パックで350円、りんごはばら売りが300円で購入できるほか、3キロ入り、5キロ入りなどの箱入り購入も可能。その場で宅配便配送もできる。
両市は、江戸時代末期、天童市内の8村が土浦藩領だったことが縁で、2000年に相互交流協定を締結し、互いに観光交流や特産品の販売などを行っている。
筑波学院大学ブースに多くの親子連れ 科学と環境のフェスティバル
【伊藤悦子】「つくばサイエンスコラボ2019―科学と環境のフェスティバル」(つくば市など主催)が16日、つくば市竹園のつくばカピオと大清水公園で始まった。17日まで。科学フェスティバルでは同市内の研究機関や教育機関が出展する科学実験や工作を体験でき、環境フェスティバルは、公共団体や企業などが行っている地球温暖化対策や環境保全活動について、遊びながら学んだりすることができるイベントだ。
筑波学院大学(同市吾妻)は「マイクロコンピューターを使った電子工作に挑戦しよう!」と「やってみよう!マルチメディア体験」の2つのブースを科学フェスティバルに出展した。
マイクロコンピューターを使った電子工作コーナーでは、同大学のオリジナル電子工作キット「光に反応するクリスマスツリー」「マイクロピアノ」「2進表示温度計」のなかからから子どもたちが作りたいものを選び、製作に取り組んだ。子どもたちは学生や保護者に助けられながら、小さな部品をはんだごてでプリント基板に慎重に取り付けていた。市内の小学3年生男子児童を連れた母親は「フェスティバルには毎年来ているが、電子工作は初めて。はんだ付けも初めての体験で、本当に夢中になって取り組んでいる。家では体験できない本格的な電子工作が、低学年でも経験できてありがたい」と話した。
子どもたちの指導にあたっていた同大学2年の高野結衣さんは「お子さんたちがとにかくケガをしないように気遣っている。お子さんたちには楽しんでほしい」という。同大学の高藤清美教授は「電子工作は中学ではやっているところは多少あるものの、あまりやる人がいない。普段はなかなか経験できない電子工作なので時間をかけて完成させ、楽しんでもらいたい」と語った。
親子で楽しめるマルチメディア体験
マルチメディア体験ブースでは、CAD(コンピューターを使った製図)で学生たちが製図した紙飛行機の組み立て、コンピューターで制御されたレゴロボカーの操縦、デジタルカメラで撮影したカレンダーの製作などを出展した。
レゴロボカーは「Nexus」というタブレットをリモコンのように操作しながら走らせ、コースに設置された橋を渡ったりアーチをくぐったりしてゴールを目指す。小学4年生と小学1年生の女子児童姉妹の母親は「小さな子に操縦は少し難しいところもあるけれど、夢中になって楽しく遊んでいる」と笑顔で話した。
同大学の1年生石井智弘さんは「1年生なので、スタッフとして初めての参加。小さい子が楽しんでいるのがうれしい。保護者の方も特にラジコン世代の方に喜んでもらっている」と話す。
同大学の山島一浩教授は「筑波学院大学は毎年出展している。教材として学生が作ったもので、子どもたちが楽しく遊んでほしい」と語った。また同大学の山野井一夫准教授は「参加しているお子さんたちはハサミを使うのが上手で感心した。ぜひ理科好きになってほしい」と話していた。
23、24日土浦カレーフェスティバルへ2000食用意 レストラン中台
https://www.youtube.com/watch?v=s4xT16-CwSY
【伊藤悦子】第16回土浦カレーフェスティバルが11月23、24日に開催される。土浦市のインターネットテレビ、Vチャンネルいばらきの「NEWSつくばチャンネル」は15日、フェスティバルに出店する土浦市桜町の「レストラン中台」三代目おかみ、中台理香さんをゲストに招いてインタビューした。
フェスティバルでは、全国のご当地カレーを楽しむことができる。毎回注目を集めるのはカレーナンバーワン決定戦「C-1グランプリ」の開催だ。
レストラン中台は、「C-1」で3回連続6回優勝。主菜部門の「幻の飯村牛とレンコンのビーフシチューカレー」で5冠、創作部門のカレー焼きプリンで2冠を獲得、殿堂入りをしている。三代目おかみの中台理香さんは「レストラン中台のカレーはおいしく食べられるスパイスで辛すぎず、小さなお子さんから大人、お年寄りまで皆さんで楽しめるように工夫して作っています」と話している。
同店はカレーフェスティバルに備え、9月から仕込みを開始。ビーフシチューカレーとキーマカレーの2種類を2000食用意するという。デザート「レンコンのコンポ―ト入りカレー焼きプリン」も食べることができる。またレトルトカレー、レンコンの福神漬けも購入可能だ。
第16回カレーフェスティバルは11月23、24日の午前10時~午後3時、土浦市川口のJ:COMフィールド土浦(川口運動公園陸上競技場)で行われる。
色彩スクール経営の神山瑤子さん ふるさと つくばで新規事業
ドッグラン併設のカフェオープン
【伊藤悦子】犬と同伴でき、ドッグランも併設するカフェが1日、つくば市東岡にオープンした。オーナーは、同市出身の神山瑤子さん(65)。東京・麻布十番に開設するカラースクール「EVE GARDEN(イブ・ガーデン)」の経営を娘の楢崎悦子さん(45)に任せ、新規事業開拓の新天地を筑波山の見える、ふるさとに求めた。
オープンしたのは「イブ・ガーデン カフェ」。同市東部のニュータウン、流星台の分譲地に隣接する敷地を借りて、一軒家を建てた。エントランスのオープンスペースを広く取る分譲地にならったことで、筑波山を眺めながら、犬と人がくつろげる空間となった。在来のカシの木をシンボルツリーに残し、併設のドッグランは120平方メートルの広さ。その芝生の生育を待って開店した。
ドリンクメニューのお薦めは、専門茶葉のコクと甘みを堪能できるミルクティー。食事のメニューは茨城産の新鮮野菜をふんだんに使っている。神山さんは「このカフェを開くにあたり、愛玩動物飼養管理士2級の資格をとった。ペットの食育の勉強もしたので、ゆくゆくは犬のメニューも提供したい」と話す。
色彩学を学んだ神山さんは結婚後、最初のカラースクールを土浦駅東口に開業した。EVE GARDEN社は1991年の設立、生徒数が増え、規模を拡大して2004年には本拠を麻布十番に移した。一人ひとりに似合う色、パーソナルカラーの研究を続け、2004年には娘の楢崎さんと共著で「パーソナルカラーの教科書」(新紀元社)を出版、コスメ事業部門も設立した。15年には「新しい『色』の教科書」(新紀元社)を出版。16年には日本の四季の色を一着の服に表現する「Jibun-fuku/じぶん服」ブランドを立ち上げた。
神山さんは中国発祥の陰陽五行説の色彩も学んだ。真っ白いビション・フリーゼのメイちゃんを飼い始めたのをきっかけに、犬にも色彩豊かな洋服を着させたい、という思いで犬の服作りをスタートした。犬と飼い主の相性を陰陽五行から読み取り、似合う色を提案する。「同じ種類の犬でも、毛の色や瞳の色、骨格で似合う色が変わる」という。その事業展開の地に選んだのがふるさと。「自分の育ったところは筑波山が見えなかった分、このロケーションが気に入った」そうだ。
店内には娘の楢崎さんがデザイン、制作した犬の洋服や小物が展示されている。1点もので、模様はすべて手書き。デザイン、プリント縫製なども自社アトリエで企画制作している。愛犬や愛猫の写真をモチーフにしたポーチやバッグの制作も行っている。飼い主とわんちゃんに素敵な生活を提供できればという。
カフェに同伴、ドッグランを利用できるのは体重10キロ以下で、ワクチン5種と狂犬病予防接種済みの犬。ドッグランには足洗い場や水飲み場も併設している。犬の排せつ物は持ち返りを求めている。
◆イブ・ガーデン カフェ(つくば市東岡82-1、電話:029-828-4862)営業時間は午前11時~午後6時、定休日は月・木、第1・第3日曜日。
光と絹に魅せられて 土浦でステンドグラスと創作衣服の2人展
【伊藤悦子】土浦市の田崎慶三郎さん(78)、昭子さん(77)夫妻の「ステンドグラス・創作衣服2人展」が30日、同市大和町の市民ギャラリーで始まった。11月3日まで。慶三郎さん制作のステンドグラス作品は27点。ランプやお雛様のパネル、鳳凰(ほうおう)のついたて、オブジェなどが並ぶ。昭子さんの作品、創作衣服は13点が展示される。
慶三郎さんとステンドグラスとの出会いは今から40年前。田園調布駅(東京都大田区)近くの小さな美術館に何となく心が惹かれ、中に足を踏み入れたところ真っ暗な中にステンドグラスの光があったという。その光に魅せられ、「仕事中もステンドグラスのことばかり考えていた」と話す。
1979年に脱サラし、自らのステンドグラス工房を作った。82年には日本代表する木工家具デザイナー、林二郎さんの工房に通った。工房の家具に刺激を受け、家具とステンドグラスを組み合わせた作品を生み出した。
夢中になって作っているうちに、87年には三越(本社・東京都新宿区)や帝国ホテル(東京都千代田区)で個展を開くことができたという。2000年には筑波山ろくに創作活動の拠点を移し、ランプスタンドの鉄ベースのデザイン・制作も開始した。05年からは土浦市飯田に移転、工房を兼ねたギャラリーを構え、現在もステンドグラスを作り続けている。
今回展示されている鳳凰のついたては「デザインを考えるのに半年、制作期間は3カ月かかった」という労作だ。
一方、昭子さんは「絹」に魅せられ着物から洋服を創作している。「絹は軽くて着やすいのが魅力。着物の元の柄を生かしながら、お客様一人ひとりに合わせて作るから創作。よく言われる着物のリメイクとは異なる」と語る。創作衣服はすべて直接手で触れて、絹の感触を実感することができる。
つくば市から訪れた41歳の女性は「本当に素敵、鳳凰のステンドグラスの迫力がすごい。色彩感覚がすばらしい」と作品に見入っていた。
◆田崎クラフト「ステンドグラス・創作衣服2人展」 11月3日(日)まで土浦市民ギャラリー(同市大和町、アルカス土浦1階)。入場料は無料。午前10時~午後6時。問い合わせは田崎クラフト(電話080-3029-4138)
メノウ加工した古墳時代の工房跡 土浦で「玉作り」展始まる
【伊藤悦子】古墳時代の勾玉(まがたま)や管玉(くだたま)などの製作過程を示す土浦市指定文化財「烏山遺跡・八幡脇遺跡出土玉作資料」を展示する「常陸の玉作り」展が19日、上高津貝塚ふるさと歴史の広場(同市上高津)で始まった。保存修復を終えた重要文化財「武者塚古墳出土品」の同時公開と合わせ、12月8日まで開かれる。
同市烏山とおおつ野の両遺跡からは、古墳時代前期に玉類を作っていた工房が見つかっている。中でもメノウを加工する勾玉工房跡は日本最古のもの。遺跡からは勾玉や管玉の完成品が見つかっておらず、関東近郊に供給されていたのではないかと考えられている。
「常陸の玉作り」展では、同市はじめ埼玉県や千葉県の遺跡で発掘された玉の未製品や破片、玉を磨く道具である砥石(といし)、石に穴を開ける鉄針のほか、完成品の供給先と考えられる埼玉県や千葉県、つくば市の古墳から発掘された勾玉や管玉が展示されている。展示物は勾玉や管玉の原石、未製品、完成品、鉄針、土器など91種にのぼる。
重文「武者塚古墳出土品」も公開
土浦市上坂田にある武者塚古墳は7世紀の造営。1983年に行われた発掘調査で、銀製の帯状金具をはじめ豪華な副葬品や、古代人特有の髪型である「美豆良(みずら)」に結われた頭髪が発見された。2014年に国の重要文化財に指定されている。今回は美豆良の出土品はじめ、大刀など全部で8種類を展示する。
今回の見どころについて、学芸員の一木絵理さんは「土浦や関東地方の古墳時代前期における玉作りの工程が一目でわかるところ。謎解きのように見ていただける」と話す。「武者塚古墳出土品については、毎年見たいという問い合わせをいただいていた。修復作業と保存台の作成が終了し、ようやく展示できることになった。この機会にぜひ見てほしい」という。
展示を見学していたつくば市在住の荒井啓汰さん(24)は「土浦で玉作りが行われていたことに驚いた。どのくらい専門家がいたのか気になる。玉作りの工程がわかって勉強になる。武者塚古墳の美豆良は本当に貴重。意味のある展示だと思う」と話した。
◆会期は12月8日(日)まで。入館料一般105円。小・中・高校生50円(土曜日は無料)。無料開館日は11月3日(日)、11月9日(土)、11月13日(水)
◆記念講演会 11月23日(土・祝)午後1時30分~3時30分 同歴史の広場体験学習室
「東日本の玉作り-古墳時代前期を中心に-」講師:山田琴子さん(埼玉県立さきたま史跡の博物館主任学芸員)
「霞ケ浦の玉作遺跡と前期古墳」講師:塩谷修さん(川村学園女子大学教授)
◆ギャラリートーク・植物観察会 11月3日(日・祝)・12月1日(日)午後2時~3時
会場:同館特別展示室、広場
◆秋の上高津貝塚どきどき体験2019 11月9日(土)午前9時~午後4時30分
食べられる土器?土器片形クッキー「ドッキ―」無料配布(先着100人)など。
いずれも事前申し込み不要・参加費無料。入館料が必要となる。
《留学生インタビュー》5 ベトナムへの軽自動車輸出に夢馳せる
ブ・ドゥック・チュオンさんは筑波学院大学(つくば市吾妻)のベトナム人留学生。教室から地域に出てNPOや企業などと社会貢献活動をするオフ・キャンパス・プログラム(OCP)活動にも参加して、日本の子どもたちと交流をした。人と話すことが好きだというブさんは、大学のオープンキャンパスやインターンシップにも参加。将来の夢は貿易の仕事に携わり、ベトナムの人たちのために軽自動車を輸出することだと話す。
経営情報学部 ビジネスデザイン学科3年
ブ・ドゥック・チュオンさん
―筑波学院大学で学ぶきっかけは
以前は兵庫県尼崎市の専門学校で3年間、日本語を勉強していました。もともと関東に住んでいるおじさんと姉が「こちらに住んだら」と言ってくれたので引っ越ししてきました。日本語学校の先生が「日本語を学ぶなら筑波学院大学がよい」と紹介してくれたのがきっかけです。
―筑波学院大学で学んでいていかがですか
グローバルコミュニケーションとビジネスマネジメントを学んでいます。グローバルコミュニケーションでの授業は英語で、外国人留学生たちと一緒に日本でどんな問題があったか、問題をどうやって乗り越えるかを学んでいます。そして日本語の授業では日本語力をアップできるよう勉強しています。
先生たちはとても熱心に教えてくれます。筑波学院大学がとても自分に合っています。つくば周辺はとても静かで、勉強するのにもいい場所です。
―普段はどんなことをしていますか
アルバイトと勉強です。この2つがちょっと忙しくて、好きなことなどがあまりできない状態です。コンビニエンスストアで働いていて忙しいですが、皆さんとてもやさしく親切です。熱心に仕事を教えてくれます。
―つくば市国際交流協会のOCP活動ではどのようなことをしたのですか
2018年の9月に小学生たちと外国の料理を作りました。僕が作ったのは、エビや野菜を巻いた生春巻きです。ソースも魚から作りました。生春巻きはソースが一番大事なんですよ。ちなみにソースの味はベトナムでも地域によって異なって、南部は甘め、中部は辛め、北部は甘辛なんです。
みんなにとても楽しくおいしかったと言ってもらえましたが、アレルギーで食べられなかったお子さんがいたのがちょっと残念でした。
2018年の12月にはつくばセンター広場で開催されたイベントにも韓国人留学生と一緒に参加しました。韓国の留学生は韓国料理を、僕はミャンマー料理を作りました。
―筑波学院大学のオープンキャンパスのスタッフやインターンシップにも参加もされたそうですね。
僕は人とコミュニケーションを取ること、話をすることが好きなんです。オープンキャンパスでは筑波学院大学の魅力や、勉強する内容、大学でできることを受験生に説明しました。参加者は日本人が多かったのですが「大学でどんなことを勉強していますか?」など結構質問されました。
9月には留学生向けオープンキャンパスにも参加しました。留学生が20人くらいきました。自分が勉強してきたことを伝えるので難しさはなく、楽しかったです。
2018年にはインターンシップで1週間、先生の紹介で岐阜県(高山市)の「風屋」というホテルに行き、そこで社員の仕事を教えてもらいました。温泉がとてもよかったです。それに景色もよく、料理もすごくおいしかったです。
―将来の夢はなんですか。
日本で貿易の仕事がしたいです。もともと車が好きということと、最近ベトナムでは車を買いたい人が増えているためです。ベトナムはオートバイに乗る人が多いのですが、車の方が安全です。しかし車は大変値段が高いので、ベトナムの人たちのために軽自動車を輸出したいと考えています。
―この記事を読んでいる方へメッセージはありますか?
日本の皆さん、ぜひベトナムに遊びに行っておいしいベトナム料理、そして伝統を楽しんでください。外国人の皆さん、一緒に交流をしてイベントをやりましょう。
(聞き手・伊藤悦子)
➡筑波学院大学の過去記事はこちら
僕たちのヤマカツ先生 筑波大学で「追悼 山口勝弘」展始まる
【伊藤悦子】昨年5月、90歳で亡くなった筑波大学名誉教授、山口勝弘さん(1928-2018)をしのぶ『追悼 山口勝弘:僕たちのヤマカツ先生』展が2日、筑波大学会館アートスペース(つくば市天王台)で始まった。
11月2日まで。2005年から07年に描いた「顔曼荼羅シリーズ」7点のほか、年表や画像資料、授業の音源、ポートレート、卒業生から寄せられた山口さんへのオマージュ作品などが展示されている。
戦後まもなく芸術活動を始めた山口さんは、光や映像、音響など最新のテクノロジーを作品に取り入れたメディアアートの先駆者として知られている。同大学に新設された総合造形領域で、1977年から15年間、後進の指導に当たった。在職中は芸術研究科長、芸術系学長、芸術専門学群長を歴任。アーティストであり、教育者でもあった山口さんは、「ヤマカツ先生」の愛称で慕われていた。教え子にはゲームプロデューサーの石原恒和さん(ポケモン社長)など著名人も多い。
今回の展覧会では、教育者としての山口さんにスポットを当てているのが特徴。事務局の林剛人丸(ごうじんまる)さんは、「ヤマカツ先生はメディアアートの始祖鳥のような方。学生たちには芸術と社会、芸術とテクノロジーなど、先生ご自身が経験されたことを教えていた」と話す。
「ヤマカツ先生」への思いをつづった卒業生や退官教員、関係者からの寄稿文も読むことができる。受付を担当していた同大学大学院2年の男子学生は「山口先生が筑波大学の芸術専門学群の流れを作られたことを実感した。たくさんの人に観てもらいたい」と話している。
【追悼 山口勝弘:僕たちのヤマカツ先生】
日程:11月2日(土)まで(毎週日曜日、10月22日、26日は休み)午前9時~午後5時
会場:筑波大学大学会館アートスペース
◆関連プログラム
▽山口勝弘ビデオ彫刻作品のアーカイブ事業成果発表会
10月2日から11日(日曜を除く)午前9時~午後5時、同大学総合交流会館多目的ホールで開催。文化庁メディア芸術アーカイブ推進事業採択の成果として1988年に制作された『アーチ』を再整備したもの。
▽シンポジウム「僕たちのヤマカツ先生とは、」
10月5日午後0時30分から同大学芸術エリア6A208教室で開催。山口勝弘ビデオ彫刻作品のアーカイブ研究グループが、教育者である山口の目指したものや、影響力について語り合う。パネリストはクリストフ・シャルル、井口壽乃、森山朋絵ほか、モデレーターは森脇博之(敬称略)。
いずれも入場は無料。問い合わせは「僕たちのヤマカツ先生展」事務局・林さん(TEL029-853-2861)
《学生インタビュー》20 「得意を生かす」ことの大切さ学んだOCP活動
筑波学院大学(つくば市吾妻)は、学生が地域に出て社会貢献活動に取り組む「オフ・キャンパス・プログラム(OCP)」活動を行っている。経営情報学部ビジネスデザイン学科3年の田口俊介さんは、2018年にカスミ(本社・つくば市)食育ツアーなどに参加し、OCP活動を行った。この活動を通じて田口さんは「得意を生かす」ことの大切さに気付いたと話す。
筑波学院大学
経営情報学部 ビジネスデザイン学科3年
田口俊介さん
―カスミは、茨城県を中心に関東地方に188店舗(2019年3月現在)を展開してるスーパーです。OCP活動にカスミを選んだ理由は?
大学にはいろいろな企業が来てくれたのですが、カスミのパンフレットを読んで一番興味を持ちました。カスミは、近所にも店舗があるので身近ですよね。
―カスミではどのようなOCP活動をしたのですか?
「食育ツアー」のリンゴ狩りと稲刈りツアーのほかに、「ヘルスサポート」や「私の企画応援します!」の運営も手伝いました。
ツアーでは主に荷物運びなど、縁の下の力持ち的な感じです。「ヘルスサポート」は、カスミのCSR活動(環境・社会貢献活動)の一つです。月1回程度、一部の店舗で開催しています。お客さんの体重や血圧などを測定し、管理栄養士や栄養士がお客さんに合った食事のアドバイスや食材の紹介をします。こちらのお手伝いを4回ほど行いました、
「私の企画応援します!」も、カスミさんのCSR活動(環境・社会貢献活動)のひとつです。年に一度市民の方の手作りイベント企画を募って、選ばれた方たちはカスミつくばセンターを使ってイベントを開催することができます。僕は「小さな地球~国際文化博覧会~」の手伝いをしました。荷物運びを2日前から行ったほか、当日は受付も行いました。
リンゴ狩りツアーの一コマ=大子町
―OCP活動をやってみて驚いたこと、気づいたことはありましたか?
リンゴ狩りツアーは大子町まで行きました。裏方なのにお客さんに「楽しく参加しています」と声をかけてもらいました。お子さんが楽しんでいるのがうれしかったです。リンゴ農家さんでいろいろなリンゴを食べ比べしたのですが、品種によって甘さや酸っぱさなど味がそれぞれ違うことに驚きました。
常陸太田市での稲刈りツアーは雨のため実際の稲刈りができなかったのですが、戻ってからお酒に使うお米と食用のお米を食べ比べる企画がありました。食べてみたらまったく味が違うんです。お米にも味や甘味の違いがあることを知りました。
あとツアーに参加した方々は、カスミの店舗でツアー案内のチラシを手に取って申し込んだ方が多いことに驚きました。今は何でもネットと思っていたのですが、お店のチラシは買い物のとき目につきやすいんですね。チラシもお客さんへのお知らせとして大きなきっかけになることがわかりました。アピールするには方法も大事だということを実感しました。
―「私の企画応援します!」はどうでした。
カスミつくばセンターに集まって、前々日から集まって会場づくりなどをしましたが結構重労働でした。当日は受付を手伝いました。
イベントではダンスや能、フラメンコの披露もありました。体験コーナーではヨガやお茶もあったんですよ。無料で誰でも観ることができるので、本当にたくさんの人が来ました。海外の方も結構多かったです。なかには耳の不自由な方もいらっしゃいました。
耳の不自由な方もステージをすぐ楽しめる、リアルタイムでスクリーンに文字が出るようなシステムがあればいいなと思い提案しました。こういうことは、実際参加してみないとわからないなと思います。
―OCP活動をして将来の夢は何か変わりましたか?
CSR活動についてはあらかじめ調べたのですが、他の企業は募金や地域の掃除などが多いです。もちろんこれらはとてもいい活動です。しかしカスミさんのCSR活動は食育やヘルスケアサポート、地元の人とのふれあいなどで他の企業とちょっと違うんです。「スーパーという会社の得意を生かして社会貢献をしている」と思いました。
カスミさんのCSR活動を通じて「自分自身もこれから得意を生かしていこう」ということをあらためて決意しました。僕自身はイラストや絵を描くことが得意です。これからもしっかり学んで得意を伸ばし、将来に生かしていきたいと思っています。
(聞き手・伊藤悦子)
➡筑波学院大学の過去記事はこちら
「福島原発事故を忘れないでほしい」 土浦市民ギャラリーで写真展始まる
【伊藤悦子】フォトジャーナリスト豊田直巳(とよだ・なおみ)さん(63)の写真展「叫びと囁(ささや)き フクシマ~尊厳の記録と記憶」が11日から、土浦市民ギャラリー(同市大和町、アルカス土浦1階)で始まった。
豊田さんは、2011年3月11日の東日本大震災の翌日から福島県に入り、8年経った現在も福島の写真を撮り続ける。福島の子供たちの保養キャンプを実施している市民グループ「福島応援プロジェクト茨城」が主催した。
豊田さんは、8年前の3月13日朝、福島第1原発から4キロの双葉町に入った。「住民たちは何が起こったのかわからず、戦場に置いていかれてしまった人たちのようだった」と振り返る。
今もなお、ふるさと福島に戻ることができず、全国各地にばらばらに暮らす避難者がいる一方で、「人々の記憶から福島原発事故が消えつつあり、特に福島原発事故のことがわからない子どもが増えていることを危惧している」と語る。
写真展では、双葉町、大熊町、浪江町など、福島第1原発事故により避難を余儀なくされた人々の写真計50点を展示している。震災から8年経っても毎年、甲状腺検査が欠かせない少女、飯館村で10年ぶりに行われた祭りで笑顔で神輿を担ぐ人々とその向こうに並ぶ汚染土が入ったフレコンバッグ、放射能に汚染されたふるさとの農地を手放し避難先で土地を耕し種をまく老夫婦など。
「写真に放射能そのものは写らないが、写真から放射能を感じて欲しい。目には見えない被害があるということを知って欲しい」と豊田さんは話す。
会場を訪れた常陸太田市に住む80歳の男性は「たくさんの住民に写真を見てほしいと思った。福島の事故を忘れないでほしい」と語った。
◆写真展は14日(土)まで。入場無料。開館時間は午前10時から午後6時(最終日午後4時まで)。14日午後2~4時は、豊田さんのギャラリートークライブがある。問い合わせは長田さん(090-7845-6599)