水曜日, 4月 14, 2021
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光と絹に魅せられて 土浦でステンドグラスと創作衣服の2人展

【伊藤悦子】土浦市の田崎慶三郎さん(78)、昭子さん(77)夫妻の「ステンドグラス・創作衣服2人展」が30日、同市大和町の市民ギャラリーで始まった。11月3日まで。慶三郎さん制作のステンドグラス作品は27点。ランプやお雛様のパネル、鳳凰(ほうおう)のついたて、オブジェなどが並ぶ。昭子さんの作品、創作衣服は13点が展示される。

慶三郎さんとステンドグラスとの出会いは今から40年前。田園調布駅(東京都大田区)近くの小さな美術館に何となく心が惹かれ、中に足を踏み入れたところ真っ暗な中にステンドグラスの光があったという。その光に魅せられ、「仕事中もステンドグラスのことばかり考えていた」と話す。

1979年に脱サラし、自らのステンドグラス工房を作った。82年には日本代表する木工家具デザイナー、林二郎さんの工房に通った。工房の家具に刺激を受け、家具とステンドグラスを組み合わせた作品を生み出した。

夢中になって作っているうちに、87年には三越(本社・東京都新宿区)や帝国ホテル(東京都千代田区)で個展を開くことができたという。2000年には筑波山ろくに創作活動の拠点を移し、ランプスタンドの鉄ベースのデザイン・制作も開始した。05年からは土浦市飯田に移転、工房を兼ねたギャラリーを構え、現在もステンドグラスを作り続けている。

今回展示されている鳳凰のついたては「デザインを考えるのに半年、制作期間は3カ月かかった」という労作だ。

創作衣服に触れる来場者=同

一方、昭子さんは「絹」に魅せられ着物から洋服を創作している。「絹は軽くて着やすいのが魅力。着物の元の柄を生かしながら、お客様一人ひとりに合わせて作るから創作。よく言われる着物のリメイクとは異なる」と語る。創作衣服はすべて直接手で触れて、絹の感触を実感することができる。

つくば市から訪れた41歳の女性は「本当に素敵、鳳凰のステンドグラスの迫力がすごい。色彩感覚がすばらしい」と作品に見入っていた。

田崎クラフト「ステンドグラス・創作衣服2人展」 11月3日(日)まで土浦市民ギャラリー(同市大和町、アルカス土浦1階)。入場料は無料。午前10時~午後6時。問い合わせは田崎クラフト(電話080-3029-4138)

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