【伊藤悦子】県霞ケ浦環境科学センター(土浦市沖宿町)で14日、22日、26日、イベントやツアーが開催される。土浦市のインターネットテレビ、Vチャンネルいばらき「NEWSつくばチャンネル」に6日、同センター環境活動推進課の永吉航さん、竹内聖架さんを招いて話を聞いた。

14日は同センター多目的ホールで、小学生とその保護者向けイベント「霞ケ浦の恵みを楽しもう!~魚を触って調べて食べてみよう」が開催される。漁師が霞ケ浦で獲った魚を直接触って観察し試食する。竹内さんによると、魚を種類ごとに分類したり、大きさを測ったり、特徴をじっくり観察したりと普段なかなかできないことが体験できる。試食タイムでは霞ケ浦漁協がシラウオ、ワカサギ、川エビのてんぷらを作ってくれる。おにぎりを持参し、揚げたてと一緒に食べてもよいそうだ。調べる魚類と食べる魚類は別に用意してあるので、安心してほしいとのこと。

22日は小学生以上が参加できるバスツアー「巴川を源流から河口まで調べてみよう」がある。巴川の源流(笠間市泉)から河口(鉾田市安塚)までをめぐるツアーで、水質調査のほか、源流付近を探検したり、河口で野鳥の観察をする。永吉さんは「源流がある笠間市あたごの天狗の森は見晴らしがよく、太平洋の水平線が見えるかもしれない。1本の川を源流から河口まで1日かけて観察して、水のつながりを実感してほしい」と話す。

26日は、『第3回スタディバスツアー下水道・水質浄化編』「霞ケ浦の水の恵みを学ぼう!霞ケ浦クルーズ&霞ヶ浦浄化センター・石田浜直接浄化施設の見学」が開催される。土浦市にある霞ケ浦浄化センターと石田浜直接浄化施設を実際に見て、霞ケ浦をクルージングする。永吉さんは、普段使っている水が霞ケ浦とどのようにつながっているかを楽しく学んでほしいという。

いずれのイベント・ツアーも参加費無料。22日と26日のツアーは小学4年生未満は保護者の同伴が必要。

問い合わせは茨城県霞ケ浦環境科学センター環境活動推進課。電話029-828-0961 FAX:029-828-0967