Facebook
Twitter
Youtube
新着ページ
社会
科学
産業
暮らし
文化
教育
スポーツ
コラム
新型コロナ特集
NEWSつくばとは
役割と事業概要
理事長挨拶
役員と定款
お問い合わせ
プライバシーポリシー
コラムニスト紹介
サイトマップ
主なサポーター
ライター紹介
サポーター募集
検索
月曜日, 4月 6, 2026
新型コロナ特集
コラム
教育
文化
暮らし
産業
社会
科学
行政
スポーツ
検索
ホーム
2022
宇宙人とのつきあい《くずかごの唄》119
2022年11月19日
【コラム・奥井登美子】大学病院の救急救命室から運よく生還した夫は、いつの間にか日本人でもフランス人でもない、宇宙人になってしまっていた。読む本は「素粒子論のランドスケープ」(大栗博司著)、「ニュートリノで探す宇宙と素粒子」(梶田隆章著)、「時空のさざなみ 重力波天文学の夜明け」(ホヴアート・シリング著)。 宇宙関係の講習会があると、東京、つくば、どこにでも出かけてしまう。家に帰ると、気に入った文章を、墨をすって、ありあわせの紙の裏に筆で書いている。 新聞などの書評に重力波天文学などが載っていると、「読みたいので、すぐほしい。今日中に買ってきてくれ」と言いだす。まちには本屋さんが少なくなってしまって、私は探すのも大変なのだが、こちらの都合は一切考えてくれない。私は宇宙人と付き合っていると考えるしかないのだ。 奥井清の講演タイトル 属していた日本山岳会・茨城支部では、2カ月に1回、市民公開講演会を開いている。その会の彼の演題は、以下のようなものだった。 1.免疫化学について 抗原と抗体(2007年11月)2.パーキンソン病とその脳科学(2009年1月)3.ダーウィンの種の起原期限と人類の誕生(2011年1月)4.ナノテクノロジーの科学と技術について(2011年11月)5.今までに分かった宇宙の神秘 神の素粒子・ヒッグス粒子の発見(2013年1月)6.宇宙は無数にあるのか?(2015年9月)7.天文学の夜明け 重力波の発見(2018年4月)8.ブラックホールの初撮影 ノーベル賞級の快挙(2019年4月) 合成化学を専攻し、中外製薬の研究所を経て、日本ルセルの研究所長を務めた彼は、合成化学が専門職である。1と2は専門を生かしての講演だが、後は彼自身が分かっているのかいないのか、わからない。 「自分でも分からないことをテーマにしてどうするの?」「提案して、みなで宇宙のことを考えてもらう。それでいいんだよ」。宇宙人の宇宙論だ。(随筆家、薬剤師)
自動配送ロボットが毎日走行 全国初、19日からつくば駅周辺
2022年11月18日
無人運転の自動配送ロボット2台が19日から、TXつくば駅周辺のペデストリアンデッキ(歩行者専用道路)を毎日走行し、小売店や飲食店の商品を配達する。同駅周辺で今年5~7月に計10日間、配送サービスを実施した(5月26日付)楽天グループが取り組む。楽天によると、期間を限定せず定常的に配送サービスを実施するのはつくば市が全国で初めて。 楽天グループ、コマースカンパニーの牛嶋裕之シニアマネジャーによると、つくば駅周辺は人口が集中し今後も増えると見込まれること、安全に通行できる歩行者専用のペデストリアンデッキが整備されているこ、自動配送サービスを受け入れる住民意識があること、などを実施の理由にあげる。「5~7月に実施した際『スーパーシティーにふさわしい』『ぜひつくばでやってほしい』などの声をいただいた。新しいサービスを受け入れる環境はつくばがピカイチではないか」 宅配サービスの担い手が不足する中、来年4月から道路交通法が改正され、無人運転ロボットによる配送サービスが全国で加速すると見込まれるのを見据えた運行になる。採算性をにらんだ本格営業は来年4月以降になるという。5~7月実施の利用件数や事業費などは非公表としている。 受け取り場所増やし夜間や雨天時も 19日からの今回は、5~7月と比べ、利用者、配送区域、時間帯を拡大し、夜間や雨天時も配送できるようにする。配送料は5~7月と同じ1回110円。 今回は区域住民でなくても、スマートフォンの楽天専用サイトから注文すれば、区域内のオフィスや広場、公園などでだれでも商品を受け取ることができるようにする。 配送区域も広げ、駅周辺の吾妻と竹園の約1000世帯から約2500世帯に広げる。マンションや一戸建て住宅前での受け取りだけでなく、オフィスや広場、公園でも受け取れるようにするため、受け取り場所は33カ所から63カ所に増える。1回当たりの最長走行距離も1キロから1.4キロに拡大する。 店舗数も増やす。5月は西友つくば竹園店の商品だけだったが、新たにスターバックスコーヒーのトナリエキュートつくば店でコーヒーやフードが注文できる。今後は駅周辺のほかの小売店や飲食店に参加を呼び掛け、配送できる商品を増やしたいとする。 配達時間は西友が午前11時~午後9時、スターバックスは午前9時~午後7時、いずれも1日11便配送する。西友は注文後40~60分、スターバックスは30~45分で指定の場所に届ける。西友は当日配送のほか6日後まで配達時間の指定ができる。スターバックスは当日のみ。 運行する機体は、米国で自動配送の実績があるカートケン社が開発し、三菱電機が調整した赤色の機体2台を使用する。高さ93センチ、積載容量114リットルの機体は西友の商品、高さ59センチ、容量24リットルの機体はスターバックスの商品を配送する。歩く速さより少し早い時速5~6キロで走行する。 つくば駅周辺の地図データをもとにカメラやセンサーで安全を確認しながら走行し、さらに遠隔操作で安全を確保する。今回も保安監視員として、つくばまちなかデザインのスタッフが同行し、安全を確認する。 改正道交法が施行される来年4月以降は保安監視員は同行せず、自動運転と遠隔操作のみとする計画だ。安全対策として自動配送サービスを手掛ける業界26社でつくるロボットデリバリー協会が現在、安全基準とガイドラインを策定中で、安全基準の認証を受けた機体が運行することになるという。 スタバコーヒーも 19日からの運行開始に先立って18日、つくば駅周辺でデモンストレーションが実施された。 機体は歩く速さより少し早い速さでペデストリアンデッキを軽快に走行。途中、人影が前を横切ると停止するなどした。 トナリエキュートのスターバックスコーヒーからコーヒーを注文し、つくばセンタービル2階ペデストリアンデッキのつくば献血ルーム前で商品を受け取ったつくば市の会社員、茂田あゆみさん(36)は「1階のコワーキングスペースで仕事をしていて、コーヒーを注文した。買いに行かなくてもすぐに届けてもらえるので便利」と話し、西友で生鮮食品と冷蔵品、日用品を注文し自宅マンション前で受け取ったパートの藤沢直子さん(45)は「前回(5~7月)5回利用した。買い忘れたものを思い出した時に注文でき、仕事と仕事の合い間、自宅に戻ってきた時に受け取れるので便利」などと話していた。
リソグラフを楽しもう! つくばでワークショップ開催
2022年11月18日
日本発の印刷技術「リソグラフ」に特化した印刷所、えんすい舎(小林佑生店長)が4月、つくば市天久保にオープンして半年が経った。障害者の就労を支援する多機能型事業所、千年一日珈琲焙煎(コーヒーばいせん)所(大坪茂人代表)が運営する。近年、欧米ではリソグラフの生み出す独特の「味」が人気を呼んで、国内でも再評価されている。20日には、えんすい舎で地域住民を対象としたワークショップが予定されている。店長の小林佑生さん(39)は「リソグラフは人の手が入る部分が大きく、表現の幅広さが特徴。楽しさを皆さんに伝えたい」と参加を呼びかける。 欧米から「逆輸入」再評価される印刷技術 リソグラフは、家庭用の簡易印刷機「プリントゴッコ」を手掛けた理想化学工業(本社・東京)が1980年に開発した事務用印刷機で、国内では主に学校などで、それまでのガリ版印刷に置き換わり普及した。 画像を読み取り複製するコピー機やインクジェット印刷とは違い、データ化した図案を色ごとに分けて版を作り、一色ずつ色を重ねていくのが特徴だ。 小林さんによれば「版画のイメージ。色が多いと印刷時のズレやカスレも出る。それを目視で調整するのも面白い」そう。「使える用紙も幅広い。和紙など薄いものから厚紙など、他のプリンターでは使えない紙が使用できる。濃度と色の重なり具合、用紙との相性、この広い選択肢がリソグラフの奥深さ。ものを作る感覚がより強い」 日本で生まれた印刷技術を表現手段と捉えたのが欧米のアーティストたちだ。リソグラフによるアートブックや雑誌、音楽家のフライヤー(チラシ)など、その特性が広く活用されるようになる。日本でも2000年以降、各地に専門の印刷所ができはじめ、今年10月に東京都現代美術館で開かれた、国内外の芸術家や出版社による「TOKYO ART BOOK FAIR(東京アートブックフェア)」では特設コーナーが設けられるなど、その魅力が再評価されている。 障害の有無によらず楽しめる場所を えんすい舎では、現在3人の障害者が、就労支援を活用し健常者と共に勤務しているなど、障害者の就労を支援している。運営する千年一日珈琲焙煎所は、天久保地区にあるコーヒー豆の焙煎所とカフェ、印刷所の3つの店舗で障害者を雇用し、「障害をもつ人たちが、街なかのお店であたりまえに働く風景」を作ることを目指している。 「障害の有無に関わらず、誰もが物作りを通じて同じ場所を共有し、楽しむことができれば」と小林さんは印刷所の目的を話す。開催されるワークショップも、多様な人との「場の共有」のためのアクションの一つ。これまでに開催した「絵しりとり」「新聞製作」では、幼稚園児から70代まで、地域に暮らす幅広い世代が楽しんだ。今回は、目をつぶった人が、周囲の参加者の声かけに従い一枚の絵を描く「ブラインドドローイング」に挑戦する。「スイカ割りの要領。みんなで一枚の絵を作りリソグラフで完成させる。後で作品集にしたいと思っています」 えんすい舎では、Tシャツなどの布に直接印刷できるシルクスクリーン印刷にも対応しており、リソグラフと共に店舗スタッフのサポートを得ながら、自分で印刷作業をすことができる。必要な道具とスペースが準備されている。 ■ワークショップ「ブラインド・ドローイング」 20日(日)午後1時~6時、えんすい舎(つくば市天久保1丁目)。参加費は税込み1500円。6人程度の参加を予定(事前予約制)。イベントへの申し込みはメールで。詳細は公式インスタグラムへ。
腕立て伏せは何回すればよいか? 《続・気軽にSOS》121
2022年11月18日
【コラム・浅井和幸】体を鍛えるためには腕立て伏せを何回しなければいけないのか? これは、その人の筋力によって違うということと、やらないより1回でもやった方がよいということになると思います。 ですが、「何回?」と聞かれたら、回数で答えたくなってしまうものです。30回はやらなければいけないんじゃないのかな、100回はやらなければ意味がないよ、少なくとも10回はやらなきゃ―などと。それぞれの印象で答えがちですよね。確かに、100回以上やらなければ、鍛えるどころか、筋力が落ちてしまう人もいるでしょう。 でも、普段は体を動かさない、筋力の弱い人の中には、1回も腕立て伏せができない人もいると思います。そのような人は、その格好をして30秒ぐらい態勢を保つだけで、筋力トレーニングになるかもしれません。 このように、自分の今の力を把握して、次の一歩を練習して習得することは、意外と難しいものです。気づかずに、毎日を過ごしている人の方が多いのではないでしょうか。特に、困難を抱えて悪循環を起こしているときは、これらの考え方が抜け落ちていることが多いですね。 小さな一歩を積み重ね、大きな山を越える 学校に登校するかどうかで、「良い・悪い」の線を引いてしまうので、朝、布団から出られないところまで自分を追い詰めてしまう。学校にいけないのならば、朝起きること、朝食をとること、家族と会話をすること―などを無駄だと捉えてしまいやすい。今の自分に悪い評価を与え、できる一歩を軽んじてしまうと、できることもできなくなっていきます。 今できることを把握し、次の小さな一歩に挑戦することができれば、その小さな一歩を重ねて、遠くに行ける可能性があります。小さな一歩も、自分がやったことがない一歩ならば、初心者なので、うまくいかないこともあるでしょう。でも、どのような達人も、最初の一歩は「初心者」から始めたはずです。 できないことで悩み、できることをしなくなることが、もったいないと思うのです。小さな一歩も積み重ねることで、大きな山も越えられるという希望を持てない人は、自分が何もできない赤ちゃんのころから多くのものを得てきたことに目を向けてみましょう。 積み重ねてきたことに目を向けることができない人は、周りの尊敬できる人、自分が好きな人に、そのことを聞いてみてください。周りには、自分の成長を喜ばしく思ってくれる人がいることに気付けるはずです。そんな人物はいないと思っている人は、カウンセリングを受けてみてください。きっと自分の素晴らしい価値に気づけるはずです。(精神保健福祉士)
つくば市区は3人超の8人 土浦市区は定数と同じ3人 県議選事前審査
2022年11月17日
12月2日告示、11日投開票で行われる県議選立候補予定者の事前審査が16、17日の2日間、各市町村で実施され、つくば市区(定数5)は3人超の8陣営、土浦市区(定数3)は定数と同じ3陣営の関係者がそれぞれ届け出書類の事前審査を受けた。 つくば市区で事前審査を受けたのは、受け付け順に▽現職で5期目を目指す山中泰子氏(71)=共産=▽新人で市議のヘイズ・ジョン氏(59)=無所属=▽新人で美術大学非常勤講師の佐々木里加氏(55)=無所属=▽現職で4期目を目指す星田弘司氏(48)=自民=▽現職で2期目を目指す塚本一也氏(57)=自民=▽新人で元市議の山本美和氏(53)=公明=▽新人で元市議の宇野信子氏(57)=市民ネット=▽現職で4期目を目指す鈴木将氏(50)=自民=の8人。定数より3人超の激戦になるとみられる。 一方、土浦市区は、いずれも現職の▽伊沢勝徳氏(52)=自民=▽八島功男氏(66)=公明=▽高橋直子氏(38)=自民=の3人のみで、無投票で当選が決まる可能性がある。 4年前の県議選は、つくば市区は4人超の9人、土浦市区は1人超の4人が立候補した。9月1日現在の有権者数はつくば市が19万4686人と4年前と比べ約1万2500人増え、土浦市は11万8410人と約900人減っている。
ヘイズ・ジョン市議が立候補へ 県議選つくば市区
2022年11月17日
任期満了に伴って12月2日告示、11日投開票で行われる県議選に、新人でつくば市議のヘイズ・ジョン氏(59)=無所属=が17日、NEWSつくばの取材に対し、つくば市区(定数5)から立候補すると表明した。 ヘイズ氏は市議選で2012年から3期連続トップ当選を果たしている。8年前に県議選に立候補したが次点で敗れた。 立候補の動機についてヘイズ氏は「外国の、社会課題を解決するアイデアを、これまでつくば市に提案したり、外国人など誰でも住みやすいまちづくりのアイデアを市に提案してきたが、県全体に外国のアイデアを紹介したい」と話す。 公約については①つくば市に公立高校を新設し、既存の県立高校の定員を増やす②森林を伐採せず、大きな施設の屋根や駐車場などに太陽光発電を増やすなど再生可能エネルギーの自給率を高める③住環境が良いつくばに外資系企業の本社機能を誘致するーなどを掲げる。 ヘイズ氏はカナダ出身、同国の州立リジャイナ大学教育学部卒。1991年来日、英会話教師などを務め、98年外国人研究者をサポートする会社を設立。07年日本国籍を取得し、2008年から市議を4期務める。市議会の12月議会開会初日に市議を辞職する予定という。 県議選つくば市区をめぐっては、現職5人のうち星田弘司氏=自民=、鈴木将氏=同=、山中たい子氏=共産=、塚本一也氏=自民=の4人が再選を目指しているほか、新人で元市議の宇野信子氏(57)=つくば・市民ネットワーク、立憲推薦=、新人で前市議の山本美和氏(52)=公明=、新人で美術大学非常勤講師の佐々木里加氏(55)=無所属=が立候補を表明しており、定数に対し3人超の8人が立候補するとみられる。
旬のレンコン使い6種のレシピ 土浦で大学生調理実習
2022年11月17日
「れんこんの日」の17日、土浦市真鍋のつくば国際大学で食農ふれあい交流会が開かれ、同大学保健栄養学科の学生33人がレンコンを使ったハンバーグやはさみ揚げ、きんぴらなど6種のレシピの調理実習に取り組んだ。 交流会を主催したのは土浦地域女性農業士会(市村明代会長)。管理栄養士をめざす学生に、地域の農業、特産物を知ってもらい、給食やお弁当などの献立に取り入れてほしいと2012年から開催している。大学の「調理実習」の授業に関連づけられているが、ここ3年はコロナ禍から中止になったり、オンライン授業になったりして、対面での開催は4年ぶり。同学科1年生の33人が実習に参加した。 講師役は市村会長ら土浦市、かすみがうら市のレンコン農家3人を含む6人の農業士。時期的に旬を迎えることからテーマ食材にレンコンが取り上げられことが多く、今回も16日に採取したばかりのレンコンが実習室に持ち込まれた。 蓋をするだけでもっちりする レンコンは採れた時、節で絞られた球状の可食部が4つ連なる形をしている。先端の第1節は軟らかく、第4節は硬めで、それぞれに適した料理がある。部位ごとに食感や味覚が異なる上、切り方や熱の加え方などによってバラエティーある料理ができる食材という。学生たちは6種のレシピで実践的、体験的に違いを学習した。 きんぴらでは輪切りからいちょう切りにしたレンコンと、繊維に沿ってたて切りにスライスしたものとで比較したが、フライパンで煮るとき蓋をするかしないかでも食感が変わってくる。調理後試食した池田奈央さんは「切り方で食感がこんなに変わるなんて全然知らなかった。蓋をして煮るとシャキシャキしていたレンコンが今度はもっちりしてきて、とてもおいしかった」と感想を述べた。 同学科の管理栄養士、柴崎みゆき准教授は「学生が管理栄養士を目指すうえで、地産地消を学ぶのはとても大事。2年生、3年生になると給食実習などで、レンコンをはじめ優れた地域の特産物にさらに関わることになる」という。 「れんこんの日」は1994年のこの日、全国のレンコン産地が集まって土浦市で「蓮根サミット」が開かれたことにちなむ設定だそう。土浦市など9市町村とJA水郷つくばなど4JAほかでつくる「いばらきれんこん広域銘柄化推進協議会」は11月中、「れんこん料理フェア2022」を開催中だ。9市町村と都内の72のホテルや飲食店で各種レンコン料理を提供している。
ともに過ごすことを前提にする英断を 《電動車いすから見た景色》36
2022年11月17日
【コラム・川端舞】9月13日の記者会見で、永岡桂子文部科学大臣は「インクルーシブ教育システムの目的は、身体的、精神的能力を可能な限り発達させること」と述べた。では、学校で養うべき力とはなんだろうか? 前回紹介した、永岡大臣にお送りしたお手紙の後半では、私自身が考える、社会で生きていくために必要な力についてお伝えした。先月に引き続き、お手紙の要約を紹介したい。 障害者と健常者が一緒に生きていく力 この社会は、健常者が大多数だ。その社会で障害者が生きていくためには、健常者と関わっていくしかない。特別支援学校でずっと過ごし、障害のない同級生と日常的に関わった経験がない障害児が、社会に出たあと、健常者と対等な関係をつくっていけるだろうか。 私は言語障害があり、明瞭な発音で話せない。小学校時代は言語障害を軽減させるリハビリを受けていたが、効果はほとんどなかった。逆に言語障害への劣等感が強くなり、学校でも同級生とあまり話さなくなった。 一方、高校時代も普通高校に通っていたが、小中学校に比べ、学校の先生や同級生が私に直接話してかけくれるようになった。学校で「話す」という経験を積み重ねるうちに、私は「相手が自分の言葉を聞き取れなかったら、聞き返してもらえばいい」ということがわかってきた。 もし、高校時代、特別支援学校に通い、障害のない同級生と話す機会がなかったら、私は、今のように健常者と対等に話せるようにはならなかったかもしない。 特別支援教育→インクル―シブ教育 初対面の人は、たいてい、言語障害のある私に話しかけるのを躊躇(ちゅうちょ)する。しかし、高校の同級生は卒業後10年以上たった今でも、久しぶりに会うと何の遠慮もなく、私に話しかけてくる。高校3年間、同じ教室で過ごした経験が、障害のある私と障害のない同級生に、互いにコミュニケーションをとる力を身に付けさせたのだ。 もちろん、現状の普通学級に障害のある生徒を入れるだけでは、その生徒に十分な支援を提供できないかもしれない。1つの学級の児童生徒数を減らすなど、普通学級の構造自体を変え、普通学級の中で障害のある生徒が十分な支援を受けられる環境にしていく必要がある。そのような環境では、障害のない生徒も、困った時に教員に助けを求めやすくなるだろう。 障害のある子とない子が学ぶ場を分けることを前提とした現在の特別支援教育から、どんな障害のある子も普通学級で過ごすことを前提にしたインクル―シブ教育へ、舵(かじ)を切る英断を永岡大臣がなさることを期待している。(障害当事者)
平沢官衙遺跡・筑波山 《ご近所スケッチ》1
2022年11月16日
【コラム・川浪せつ子】11月から隔月でつくば市周辺の絵をアップしていきます。ご近所のステキな場所をスケッチで紹介する「地元再発見散歩」です。 1回目は、四季折々の自然と古(いにしえ)の筑波に出会える平沢官衙(かんが)遺跡(つくば市平沢353)。今から1000年以上前の奈良・平安時代の筑波郡の役所跡で、国史跡に指定されています。背景の山は筑波山です。 平沢官衙遺跡の場所はこちらをクリックしてください。(画家)
セルロースナノファイバーの磯貝教授に江崎賞 茨城県科学技術振興財団
2022年11月15日
茨城県科学技術振興財団(つくば市竹園、江崎玲於奈理事長)は15日、オンラインで選考会を開き、第19回江崎玲於奈賞に東京大学大学院の農学生命科学研究科、磯貝明特別教授(68)を選んだ。従来、金属など無機材料を素材にしていたナノファイバーに植物由来のセルロースを用い、その創製法と応用に関する研究で多くの成果をあげた。選考会の委員長を務めた江崎理事長は「これまでの物理系受賞者と異なり、化学分野の研究成果で非常に面白く、生活の改善に直結する応用研究である」と評価した。 江崎賞はナノサイエンスやナノテクノロジーに関する研究に携わり、顕著な業績・成果を挙げた研究者を顕彰する。ナノ分野の学会や研究機関、大学などから推薦された研究者の業績を江崎理事長はじめ、歴代のノーベル賞受賞者らで構成する委員会で選考する。関彰商事(関正樹社長)が特別協賛しており、江崎玲於奈賞には副賞1000万円が贈られる。 今回は13件の推薦の中から、磯貝教授の「植物由来の完全分散化セルロースナノファイバーの創製と応用に関する研究」が選ばれた。ナノは10億分の1サイズで、1ナノメートルは0.000000001メートル。木材などの繊維成分であるセルロースは細かくしていくと1ナノの半分にも満たない、原子数個の物質にまで分解されるのが知られていたが、この状態では扱いにくい素材だった。磯貝教授は「TEMPO酸化」と呼ばれる処理法で、リボン状の物質約40本を束ね、安定的になるナノファイバーを作り出した。 セルロースナノファイバーは植物由来の物質のため環境への負担が少なく、鋼鉄の5分の1の軽さで、鋼鉄の5倍以上の強度を有している。軽くて丈夫な上、消臭効果や生分解性など応用分野を広げる特性を示した。強度の高いタイヤの開発はじめ、ボールペンのインクや紙おむつの消臭などで実用化の段階に入っている。 つくば賞にはKEKの研究者 県内の研究者を対象にしたつくば賞には、高エネルギー加速器研究機構(KEK)の足立伸一理事(58)、野澤俊介准教授(48)の「放射光X線による分子動画計測法の開発」が選ばれた。KEKの放射光源加速器(PF-AR)から得られるパルスX線を活用した分子動画計測法を開発し、その手法を用いて人工光合成研究などの先端的応用研究を推進した。特にフェムト秒(百兆分の1秒)オーダーの時間分解X線計測にも成功した点が評価された。 つくば奨励賞の実用化研究部門では物質材料研究機構(NIMS)の高橋有紀子磁気記録材料グループリーダー(48)、宝野和博理事長(63)、同じく若手研究者部門では筑波大学の都甲薫准教授(39)、NIMSのセペリ アミン ホセイン主幹研究員(39)の各2人が選ばれた。 表彰式はコロナ禍のために期日、開催方法とも未定。関彰商事の関正樹社長は「来年度は節目となる20回目の江崎玲於奈賞。ぜひ対面で行われるようお祈り申し上げます」とコメントした。(相澤冬樹)
1
...
9
10
11
...
81
ページ%CURRENT_PAGE%の%TOTAL_PAGES%
Most Read
切り捨て《短いおはなし》
2026年4月5日
10年の区切りに…《令和樂学ラボ》40
2026年4月4日
さくら小学校が開校 TX沿線の学校新設に区切り つくば市
2026年4月3日
「小さな目標から一つずつ実現を」 日本国際学園大で入学式 つくば
2026年4月3日