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2021
動き出す次世代がん治療法「BNCT」 10年目のつくば国際戦略特区
2021年10月23日
つくば国際戦略総合特区事業の1つ、次世代がん治療法「BNCT」(ホウ素中性子捕捉療法)の開発実用化プロジェクトで、筑波大学と高エネルギー加速器研究機構は11月から、いばらき中性子医療研究センター(東海村白方)に設置した照射装置・実証機で非臨床試験を開始する。 同特区事業は2011年12月にスタートしており、プロジェクトは10年目にして、ようやく装置の薬事承認申請を行うために必要となる「治験」の前段階にたどりついた。iAc、ステラファーマ、日立製作所、千代田テクノル、NAT、新日本科学の関連各社が協力する。 コンパクトな加速器、安全性確保に腐心 BNCTは、がん細胞に選択的に集まる特性を有するホウ素薬剤をあらかじめ患者に投与し、中性子線を照射して、がん病巣を選択的に破壊する放射線治療。がん細胞内のホウ素は中性子と核反応を起こして、アルファ線などを発生する。発生した粒子は人間の体の中では10マイクロメートル(細胞1個分の大きさ)以下しか飛ばないため、ホウ素を取り込んだがん細胞だけが破壊され、正常細胞は温存されるという原理による。 難治性の頭頸部(とうけいぶ)がんや悪性脳腫瘍などの治療法として有力視され、長年研究されてきた。2011年3月以前は中性子の発生源に、東海村にあった実験用原子炉などが用いられたが、実用化に向けては病院にも設置できるよう、小型化と安全性が求められた。特区事業では加速器ベースの中性子源の導入が図られた。 リニアック(線形加速器)で陽子を加速し、標的にぶつけて中性子ビームを発生させる。設計の段階から開発に携わったのが、筑波大学陽子線医学利用研究センター、熊田博明准教授(医学医療系生命医科学域)だ。加速器を一式組み立ててから、非臨床試験に使える状態まで改良した装置は、つくば型BNCT用照射装置・実証機(iBNCT001)と名付けられた。 エネルギー8メガ電子ボルト、平均電流約2ミリアンペアで陽子を加速し、厚さ0.5ミリのベリリウムに照射して中性子を得る。加速管のサイズは長さ約8メートル、直径は1メートル以下で、設置面積は40平方メートルに満たない。中性子ビームは別室で生体に照射される。 このコンパクトな加速器は、同じ東海村にあるJ-PARC(大強度陽子加速器施設)のリニアックよりも3倍以上も大きい平均電流のビームで稼働させることになる。大電流化と安定性を同時に確保するため、高度化と調整に多くの時間が費やされたそうだ。さらに、治療に伴う装置等の放射化(治療に伴い装置そのものが放射線を出すように変化すること)を低減し、患者や医療者に対する安全性にも配慮している。 今回実施する非臨床試験は、小動物(マウス)に対する照射試験により、iBNCT001が発生する中性子ビームの生体に対する安全性とホウ素薬剤と組み合わせたときの安全性や有効性を確認する。1週間のうちに数十匹のマウスに対する照射を複数、条件を変えて行い、その後、マウスを飼育して経過観察を繰り返す形となる。11月から開始し、2022年3月末に完了する計画だ。 その結果を踏まえて、装置の薬事承認申請を行ううえで必要となる臨床データを取得するための「治験」段階に移り、実際の患者に照射を実施する臨床試験を行う。 熊田准教授は、「物理工学分野の人間としては、まずは医療用装置として、発生する中性子ビームが設計通りに生体に対して安全であることをみたい。当時の設計が適切であったことを生物学的に確認できれば良いと思っている」とコメントしている。(相澤冬樹)
里山保全とコロナ禍対策 《宍塚の里山》81
2021年10月23日
【コラム・佐々木哲美】新型コロナ禍で旅行などの自粛もあるのか、宍塚の里山で散策する方が格段に増えました。近隣の方が多く、近くにこんないい所があったのかと感嘆の声も多く聞かれます。我々も、改めて里山の価値と保全活動の重要性を知る機会になりました。 10月1日、政府によるにコロナ禍自粛要請が解除になりました。今後も自治体による制限は続きますが、新たな局面を迎えました。認定NPO「法人宍塚の自然と歴史の会」でも、観察会や一般参加の行事を再開します。 当面は、参加人数を制限して事前予約制で行います。飲食を伴う行事は、当面の間は自粛します。東京の大学生サークルも長らく学校から活動が禁止されていましたが、解除になり来ることになりました。第6波は必ず来るものと考えて、対応していかなければなりません。 今後、自粛解除になったことで、個人ごとの感染防止対策の意識の違いが、より明らかになってくると思います。 娘や甥とのコロナ認識の違い 個人的な話で恐縮ですが、10月2日、法事で郷里の岩手県盛岡市に帰省しました。法事は樹木葬で行われ、掘った穴にお骨を埋葬して20分程度で終わりです。親族は現地に集合し、終了後は食事も何もなく、そのまま解散です。久しぶりに会ったので、数十分は駐車場で立ち話をして、名残惜しそうに皆その場を後にしました。 盛岡に住む娘も一緒でしたので、立ち寄って孫の顔を見て帰りたかったのですが、コロナを心配して会わせてくれません。食事でも一緒にと誘いましたが、勤務先から禁止されていると応じてくれませんでした。コロナが始まり、2年以上も会っていませんでしたから娘も辛かったと思います。 兄嫁の弟が事故で東京の病院に入院していることから、月に1回くらい見舞いというか、医師との面談に来ています。帰ると、空き家になっている実家で2週間経過しないと、自宅に息子が入れてくれないと嘆いていました。甥(おい)にやり過ぎじゃないかと注意したら、本気で怒られました。私などと娘や甥のコロナ禍の認識の違いを改めて知りました。岩手県でのコロナ患者の少なさが分かったような気がしました。 私は、里山保全活動でのコロナ禍対策に意識を高くして臨まなければならないと反省させられました。(宍塚の自然と歴史の会 副理事長)
女子大生アイドルコピーダンス決定戦で日本一 筑波大学Bombs!
2021年10月22日
筑波大学のアイドルコピーダンスグループ「Bombs!(ボムズ)」が、大学対抗の女子大生アイドル日本一決定戦「UNIDOL2021 Fresh~Berry~(ユニドル2021フレッシュ・ベリー)」で1位に輝いた。12チームが出場し、6日に東京・新宿で開催された。 UNIDOLは、「ユニバーシティー(大学)アイドル」の略。今回の大会は、新チームや1年生などを中心に大会出場の経験がない大学生を出場条件とした。 Bombs!は今年加入した1年生など新メンバーをはじめ、コロナ禍で出場することができなかった昨年加入のメンバー総勢17人で挑んだ。人数が他チームよりも多かった一方、振りやフォーメーションがそろっており、一体感があった点が高得点につながった。 出場したのは、青山学院大学、早稲田大学、明治大学など、ソロで参加したチームもあった。 大会に向け、Bombs!が練習を始めたのは夏休み前の7月。パフォーマンスする曲を決めることや、各メンバーの立ち位置決め、振り付けを覚える、統一感を出すなどやることは山積みだった。 この大会でリーダーを務めた2年生のさくらさんは、練習の中で「人数がそろわなかったこと、マスクを外しての練習ができなかったこと」が大変だったと語った。「夏休み期間で免許合宿に行くメンバーや授業で忙しいメンバーがいて、17人という大人数がそろうのは大変でした。全員で練習できたのは本番前2回だけ。ダンスの大会ではなく、アイドルダンスのコピーをする大会なのでアイドルらしい表情も大切になります。そこを感染症対策のマスクのせいであまり全体では練習できなかった」 こうした状況の中でも、メンバー間で「もう少し笑顔の方がいいよ」などアドバイスをし、高めあった。時には先輩が練習に来て、「歩幅がみんな違うからそろえた方がきれいだよ」など的確なアドバイスをしてもらえた。 メンバ―のかなさんは「時には不安や焦りを感じることもあったが、楽しむことを忘れずに練習に励んだ」と話す。あおちゃんは「17人の力だけでなく、先輩方や衣装や映像を作ってくれた裏方のメンバー、そして応援してくださった方全員でつかんだ優勝だ」と振り返る。 リーダーのさくらさんは、今回の結果について「素直にうれしい。応援してくださった全ての方に感謝を伝えたい」と話す一方、「(総合点は1位だったが)審査員の点数の順位が数点の差で2位だったことが悔しい。次の大会では完全優勝を狙いたい」と語った。 Bombs!は2019年3月結成。現在のメンバーは、裏方を含め筑波大学1年生から大学院修士2年の総勢44人。様々なアイドルグループのコピーを行っている。昨年からは新型コロナの影響で活動場所や活動時間を制限された中での練習に取り組んできた。夏の大会の参加や、都内で行われるイベントなどにも積極的に参加している。2022年3月9日にはつくばカピオで単独公演を行う予定だ。(ドットジェイピー茨城エリアつくば支部インターン生、筑波大学1年 本間琴理) 【おことわり】本記事では氏名表記にステージネームを用いました。
ボーイフレンドと一緒にどんぐり人形 《くずかごの唄》96
2021年10月22日
【コラム・奥井登美子】暑さと寒さの気温の差が激しい。血圧が上がったり、下がったり、気をもんでいる患者さんがやたら多い。植物の世界も、昆虫の世界も、人間の血圧と同じように、寒暖の差と雨の降り方の急激な変化についていけなくなってしまっている。 我が家の庭の木の実も、今年はチトおかしい。ギンナンはいつもの年の大きさの半分以下。アズキを少し大きくしたぐらいの大きさなので、煎って殻を割って、中の緑色の玉を指で引っ張り出せない。秋の味覚、緑色に輝く初物のギンナンを諦めざるを得なくなってしまった。ここ50年以上、ギンナンの実がこんなに小さかったのは初めての体験である。 さて、この食べられない小さなギンナンをどうすればいいか、困ってしまった。「登美子さん、いる? ドングリで人形を作ろうよ」。私の年下のボーイフレンド、晃太郎が週に1回やってくる。今年も、コロナ禍で昆虫観察会は中止になってしまったが、5歳の彼は「どんぐり山」で拾ってきたクヌギのドングリが丸くて大きいので、おもちゃ代わりにいじっていた。 雛人形やバレリーナ人形 そのうち、虫が中に入ってしまって穴の開いたドングリが気にいったらしい。その穴を口に見立て、目玉を張り付けて、ドングリ人形を作ったり、穴にひもを通して、パパとママにネックレスを作ってプレゼントしたりしているうちに、ドングリ細工にのめり込んでしまった。 レンコンのハスの実の干した花托(かたく)の上に、クヌギのドングリを張り付けて、独特の形をしたクヌギの帽子をかぶせてみたら、あら不思議、バレリーナ人形になってしまった。彼は曲がった枝を張り付けて、足まで付けてしまった。この人形はレンコンの新しい細工品になるかも知れない。小さくて食べられなくて困っていたギンナンも、ストローの先につけて、雛(ひな)人形に変身させた。 彼は来年小学生。あと2~3年したら、ドングリで遊んだことなどケロッと忘れてしまうに違いない。しかし、幼い時に遊んだドングリを通して、地球環境問題の中で自然の木の実の生きる厳しさを知ってほしい。(随筆家、薬剤師)
救援用トロッコが車いす運ぶ TX異常時総合訓練を実施
2021年10月21日
つくばエクスプレス(TX)を運営する首都圏新都市鉄道(東京都千代田区)は21日、つくばみらい市筒戸の同社総合基地でTX異常時総合訓練を行った。同社社員やつくば市消防本部、常総広域消防本部など、関係機関の職員たち約180人が参加した。総合訓練の実施は今年を含め計13回目。 訓練は、同日午後1時21分ごろ、TX秋葉原駅発つくば駅行きの下り区間快速列車がATO(自動列車運転装置)で運転中、軌道に隣接する道路で交通事故が起き、トラックから鉄骨が軌道内に落下して架線と線路を損傷した、快速列車は非常ブレーキをかけたものの、線路内に落ちた鉄骨に衝突し列車は脱線、車いす利用者を含め複数の乗客に負傷者が出たーとの想定で行われた。 訓練では、乗務員や列車に乗り合わせた同社の社員たちが、乗客や自力で歩ける軽傷者を非常用ドアから軌道敷に下ろして、避難を誘導した。列車内にいる外国人乗客に対しては、避難を呼び掛ける日本語を英語などの外国語に翻訳する「多言語メガホン」を使って誘導した。事故現場に駆け付けた消防隊員たちが負傷者や重傷者を救出し、車いす利用客は車輪をレールに合わせた専用トロッコ「救援用搬送トロ」に乗せて運んだ。 救助活動が終了した後も、社員たちが鉄骨の撤去や切れた架線の修理、脱線した車両を線路に元通りに戻す復旧作業に取り組んだ。事故発生から約2時間で、列車は運転を再開した。 同社の中山登介安全総括部長(63)は「(異常時総合訓練の)『総合』という言葉が極めて重要」と述べた上で、社内の複数の部署や消防・警察など関係機関が連携して事故対応に当たる重要性を説明した。 TXは、列車乗務員が運転手1人のワンマン運転のため、「お客様が乗っているから乗務員がパニックになってはいけない。冷静な対応が必要」(中山部長)と改めて訓練の必要性を説いた。(崎山勝功)
みんなが協力しての文明生活 《遊民通信》27
2021年10月21日
【コラム・田口哲郎】前略 以前から、今の生活水準を維持するのに必要な文明の利器は何だろうか?と考えていました。それは電力、水道、気密性の高い住居、空調、温水洗浄便座だと思います。電力と水道水さえあれば、たとえこの地上にたったひとり取り残されても、家にこもればなんとかなりそうです。空調と温水洗浄便座はぜいたく品でしょうが、一度使ったら空調・温水洗浄便座以前には戻れません。科学技術が人間生活を快適にしましたが、その基盤は電力と水道水が築いたものです。でも、人はたったひとりでは、どうにもなりません。 ヒストリーチャンネル制作の「人類滅亡 Life after people」という番組があります。コンセプトは人類が突然消滅した想定で、その後の都市の様子をシミュレーションするというものです。なんとも不気味な設定ですが、いろいろ考えさせられる内容でもあります。 人類消滅の翌日からさまざまな変化が起こり、自然が都市を侵食し始めます。植物がはびこり、ペットが野生化し、かつての都会は動植物王国になる。そして消滅後50年後あたりからランドマークが次々と崩壊します。たとえば、ロンドンだとビッグベンやロンドン橋が、ワシントンだとホワイトハウスが、フランスだとエッフェル塔が無残にも崩れ落ちるのです。 現実にはあり得ないことが次々に映し出され、目が離せません。最後はだいたい人類消滅後300年後の街がただの森林になってしまうという結末です。CGがリアルでまるでそこにいるような感覚になります。 人はひとりでは生きられない 人間がいなくなってまず起こることは、停電です。その停電に復旧はありません。これは大問題です。明かりがなくなります。とりあえず、発電機を確保するでしょうが、近くのガソリンスタンドは電力がなければ燃料補給の役に立たないでしょう。 水道も止まります。スーパーマーケットをはしごして水や食料を得ることで当面はしのげると思います。でも住む場所を移していかねばなりません。10年もすると川にかかる橋は崩落するでしょう。すると移動もできなくなります。定住して農業をすると言ってもノウハウがありません。野犬やイノシシにおびえながら暮らすのです。 絶対の孤独の中で、沈む夕日を眺めながら思うことでしょう。みんながいての自分なのだと。見知らぬ人が電気をつくり、水をつくり、科学技術を発展させてくれているからこその今の生活です。 岸田首相が所信表明演説で「早く行きたければ1人で進め。遠くまで行きたければ、みんなで進め」ということわざを引用しました。先達が築き上げてきた快適な生活のありがたさをかみしめつつ、人間が厳しい自然の中で生きていくこととは何か? 人間が集団で社会を築く意義は何か? を考えることは、今こそ大切なのかもしれません。我々は、普段気にしていませんが、実はとてももろい文明の中で生きているのです。ごきげんよう。 草々(散歩好きの文明批評家)
コミュニティーバスの新顔「つちまる」 土浦市に発車
2021年10月20日
土浦市の新たなコミュニティーバス「つちまるバス」荒川沖駅ー霞ケ浦医療センター線が20日、運行を開始した。バス路線が廃止され公共交通不便地域となっていた中村南・西根南地区と、近隣の病院や商業施設、公民館などを結ぶ路線で、市南部の常磐線荒川沖駅から中心部の霞ケ浦医療センターまで約15キロを午前8時から午後5時45分まで1日10便運行する。 同市のコミュニティーバス(コミバス)は、NPOまちづくり活性化土浦が運行し中心市街地を巡回する「キララちゃんバス」の3路線に続いて4路線目。新路線のつちまるバスは、市の地域公共交通活性化協議会(会長・岡本直久筑波大教授)が運行主体となり、関東鉄道に運行を委託する。 バスは定員8人のワゴン車で、グレーの車体に「つちまるバス」の文字などが貼ってある。運賃は1乗車に付き大人200円、小学生100円、障害者は半額。キララちゃんバス(大人150円、小学生80円)より少し高めだ。乗車人数の目標は1便4人程度、年間1万4780人を目標にしている。今年度の運行委託費は準備期間も含め7月から来年3月までで約780万円。年間では約1600万円という。 運行拡大、市長選の争点にも 高齢化が進み2010年をピークに人口が減少に転じている土浦市は、バス路線の休廃止が許可制から届け出制になった2001年以降、40路線以上が廃止となっている。荒川沖駅と土浦駅を結ぶ路線バスは2004年と13年に2路線が廃止となった。 これに対し市は、駅やバス停から遠い地区を公共交通不便地域と定め、各地区にコミュニティー交通の導入を促してきた。2011年10月には地元商工会などが運営委員会などを組織してコミバス「新治バス」を試験運行したが、地元負担3割という条件の下、利用がふるわず2年半で廃止となった。 その後も市は、バス路線がない地域にコミバスの導入を働き掛けたが地元負担3割が壁となって導入が進まず、2019年11月の市長選ではコミバスの運行拡大が争点の一つになった。 改選後の2020年から市公共交通活性化協が新たなコミバスの導入に向けて検討を始め、公共交通不便地域の7地区を対象に、住民アンケート調査、高齢者の割合など地域の状況調査、バス利用の意向調査などを実施した。 調査結果をもとに7地区を順位付けし、バス導入の必要性が最も高い中村南・西根南地区から運行することを決めた。さらに地区長との懇談会、地元説明会などを開き、どこに立ち寄ってほしいかや停留所をどこに設置するかなどのアンケート調査をとり、路線や停留所を選定した。 残り6カ所の公共交通不便地域は、バス導入の必要性が高い順に、②右籾③乙戸南④並木・板谷④木田余東台⑥中高津・永国台・永国東町⑦神立中央・神立町の順。地元の意見を聞きながら順次、コミバスの導入を検討していく。(鈴木宏子)
「わんわんメモリアルパーク」新設へ つくばに県内最大のペット葬祭場
2021年10月20日
桜川水害から2年を経て着工 犬のテーマパーク「つくばわんわんランド」(つくば市沼田)敷地内に、ペットの葬祭場「わんわんメモリアルパーク」が新設される。2019年10月の桜川増水で冠水し、火葬炉が使用できなくなっていた。水害から2年経ち着工する。県内最大のペット葬祭場になるという。 20日、わんわんランド南側の予定地で筑波山神社神職による地鎮祭が執り行われ、関係者が工事の安全を祈った。完成は来年3月の予定。 わんわんランドは筑波山の麓を流れる桜川沿いに立地し2019年10月の台風19号による増水で園内のほとんどが冠水した。敷地内にあった葬祭場と霊園「ペットメモリアルパーク紫峰苑」も浸水し、火葬炉が故障して使用できなくなった。その後も新型コロナの影響が続き、葬祭場は営業を中断していた。 新設するペット葬祭場は、火葬場と納骨堂があり、敷地面積約1000平方メートル、建築面積約140平方メートル。火葬場は、大型犬も火葬できる大型の火葬炉を導入する。納骨堂は300基納骨できる個別棚を整備するなど水害前の6倍の規模となる。 水害前、敷地内の紫峰苑にあった火葬場と納骨堂を約500メートル移転して建て替える。予定地はわんわんランドに隣接する南側の駐車場だったところで、地盤を1メートルかさ上げした。 わんわんランドやつくば国際ペット専門学校を運営するサンスイグループ(東郷治久代表)が新設する。一般向けのほか、わんわんランドで活躍した犬や猫も供養するという。720区画ある墓地は移設せずそのまま。 東郷代表は「県内最大、日本でもトップクラスの葬祭場になる」とし「わんわんランドは開園25周年になり、つくば国際ペット専門学校は全国でも5本の指に入る学校になった。(桜川の冠水で)葬祭場がネックだったが、さらに高みを目指し、ペット関連日本一のペット総合企業を目指したい」と話した。
お友だちと「高倉町珈琲」《ご飯は世界を救う》40
2021年10月20日
【コラム・川浪せつ子】コロナが少しずつ減少してきたこともあり、ウイットネスクラブの友人からお茶のお誘いを受けました。一緒に住んでいない家族や友人などとは、ずいぶん長い間、一緒に外食をしていません。ちょっと迷いましたが、前々から行ってみたかったお店「高倉町珈琲」(つくば市小野崎)でもあり、ご一緒させてもらいました。 このお店が開店して間もなくに訪問したときは、入口で名前を書いて順番を待ちました。ですが、その際はなかなか順番が来ないような感じなので、諦めて帰りました。 今回は、コロナ禍ということもあったのでしょう、待っている方はなく、スムーズに入れました。スイーツとコーヒーのセレクション。どれもおいしそうで、迷う、迷う。1品のボリュームも食べごたえ満点。以前だったら、2人で1個ずつ頼んで、シェアするんだけどなぁ~。それはコロナ禍の下、できないので、大き目サイズを注文した、食いしん坊の私です。 ステキなカフェがいろいろ開店 友人とは、なんと! 2時間も粘ってしまいました。まぁ、話の内容は井戸端会議的なたわいもない話。でもそれが、楽しいのね。そして、すごく癒されちゃうのです。普通に、おいしいものを食べながら、気の合った友人とおしゃべりする。そんな何でもない時間が、宝物のようでした。 最近、つくば周辺には、ステキなカフェがいろいろ開店。友人とは、「今度はあそこね!」と言ってお別れ。「今度」が、早く来るといいなぁ。そのためには、コロナが落ち着いてくれていますように!(イラストレーター)
茨城6区は青山、国光両氏が届け出 衆院選公示
2021年10月19日
解散に伴う衆院選が19日公示された。小選挙区茨城6区はいずれも前職で2期目を目指す元県議の青山大人氏(42)=立憲=と、医師の国光文乃氏(42)=自民=が立候補を届け出て、12日間の選挙戦に突入した。投票は31日行われる。期日前投票は20日から30日まで実施される。 青山氏「与野党拮抗した緊張感ある政治を」 青山氏は午前11時、土浦市乙戸の街頭で第一声、下村寿郎土浦市議、皆川幸枝つくば市議、地元、乙戸地区の下村利充区長らが応援に駆け付けた。下村市議は「政党関係なしで応援している。土浦から国会議員が出た。今回は小選挙区で必ず当選させる」などと話した。 これを受けて青山氏は「昨年、新型コロナの感染が国内で広がり、一斉休校、アベノマスクなどがあった。常陸牛が余ってしまい自民党は和牛振興券を配ろうとまとまりかけた。当時、私は農林水産委員をしていて『子供たちの学校給食に提供してはどうか』と提案し、結果的に和牛振興券ではなく学校給食に提供することになった」と話し、「野党だと何もできないということはない。どういう気持ちで政治をやるかだ。地元の一人一人の意見が政治の原動力。地方に活力をもたらす政治が必要。消費税を上げようと言う声も起きているが、それは全く違う。必要なところに必要な対策を施し、無駄なものは省くのが政治の仕事」と述べた。その上で「前回は自民党に5000票差で負けた。与野党が拮抗した緊張感ある政治、信頼できる政治のために力を貸してください」などと訴えた。 この日は土浦市右籾、永国、下高津などを回り、市内6カ所で街頭演説した。 国光氏「コロナを終わらせ命と暮らし守る」 一方、国光氏は午前9時30分から、つくば市吉瀬の選挙事務所で出陣式。岡田広、上月良祐参院議員、6区の自民党県議とつくば、土浦市の市議らが勢ぞろいしたほか、公明党の田村けい子県議、地元の五十嵐立青つくば市長らが駆け付けた。岡田参院議員は「(6区は)県内で一番厳しい最重点区。選挙は声掛けしかない」、つくば市選出の鈴木将県議は「注目の激戦区。前回(得票数)の足し算、引き算に浮き足立つことなく、総力を結集して6区の議席を死守しよう」などと訴えた。 これを受けて国光氏は「政治を志した原点は医師の現場。コロナを終わらせ、皆さんの大事な命と暮らしを守る、それを私に任せていただきたい。現場主義が私のモットー。地域を回りたくさんの声をノートにずっと書いてきた。その思いが私の原点。あと少しでコロナ禍を終わらせる状況まできている。インフルエンザのタミフルのような経口薬まであと少し」と話し、「今回の選挙はひじょうに厳しい。野党連合の力を、歩いていても本当に感じる。とても厳しい選挙だが、私を皆さんのために働かせてください。必ずコロナを終わりにしてみせます」などと訴えた。 この日はほかに、つくばみらい市谷和原庁舎、土浦市民会館駐車場、かすみがうら市商工会駐車場、石岡後援会事務所の計5カ所で出発式を実施する。 青山大人 42 元県議 立憲 前①【公約】①幅広い業種への助成金や生活支援金の拡充など新型コロナ対策と経済の両立②消費税減税?原発からのエネルギー政策転換【略歴】土浦市出身、土浦一高、慶応大学経済学部卒。国会議員秘書。県議2期。2017年の衆院選は小選挙区で敗れたが比例復活当選。立憲民主党政務調査会会長補佐。 国光文乃 42 医師 自民 前①【公約】①現役医師の知見を生かしたコロナ対策②国道6号バイパスの早期完成?TX延伸④農家所得の拡大【略歴】山口県出身、長崎大学医学部卒。病院勤務を経て、厚労省保険局医療課課長補佐。2017年、丹羽雄哉元厚労相の後継者として初当選。自民党新型コロナ対策本部プロジェクトチームの事務局次長。
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