日曜日, 4月 5, 2026

総合労働相談、過去10年で最多 「いじめ・嫌がらせ」トップに

厚労省茨城労働局はこのほど、2020年度の個別労働紛争解決制度(※メモ)の施行状況をまとめた。同労働局及び県内8カ所の労働基準監督署管内に設置している総合労働相談コーナーで専門の相談員が対応する総合労働相談件数は2万4433件(前年度比15.4%増)で過去10年間では最多となった。 うち弁護士など労働問題の専門家が紛争当事者間に入って紛争を解決する民事上の個別労働紛争相談件数は5723件(同8%増)、助言・指導申出件数は204件(同14%増)、あっせん申請件数は137件(同4.2%増)だった。 特に注目されるのは、民事上の個別労働紛争の相談件数、助言・指導の申し出件数、あっせん申請件数のすべてで「いじめ・嫌がらせ」がトップだったことだ。個別労働紛争相談件数では2225件でトップ、助言・指導では76件、あっせん申請では64件といずれもトップだった。 「いじめ・嫌がらせ」のあっせん事例では、▽上司から非難、罵声を浴びせられ体調不良から精神的に限界となり退職を余儀なくされ慰謝料の支払いを求めたいとあっせんを申請▽事業主に対し、人員削減のために行う整理解雇についても労働契約法に基づく解雇権乱用法理が適用され、裁判例などを説明。被申請人に譲歩の余地を確認し解決金50万円を支払うことで合意したーなどの例証がある。 茨城労働局は「総合労働相談コーナーに寄らせれる労働相談に適切に対応し、引き続き個別労働紛争の未然防止と迅速な解決に取り組んでいく」としている。(山崎実) ◆個別労働紛争の相談に関する問い合わせは茨城労働局雇用環境・均等室(電話029ー277-8295) ※メモ【個別労働紛争解決制度】職場などのトラブルの解決を国がサポートする制度。労働紛争を裁判で解決しようとすると時間や費用がかかってしまうことから、個別労働関係紛争解決促進法が制定され、簡易で迅速に解決するための仕組みができた。①各都道府県にある労働局の総合労働相談コーナーによる相談②同労働局長による助言・指導③紛争調整委員会によるあっせん-の3つの紛争解決制度がある。相談費用は無料、秘密は厳守される。労働者、事業主どちらからでも相談できる。

学校に通えない子どもがいる日本 《電動車いすから見た景色》20

【コラム・川端舞】人工呼吸器など医療的ケアの必要な子どもとその家族に対する支援法が先の国会で成立した(6月11日)。これにより、小中学校や特別支援学校の設置者は、在籍する医療的ケア児に対し、適切な支援を行う責務を有することになった。 このような流れの中、各メディアで医療的ケア児の現状が取り上げられるようになった。普段、(障害のある者と障害のない者が共に学ぶ)インクルーシブ教育について考えることも多い私だが、恥ずかしながら、今回、一連の報道を見る中で、特別支援学校にも通えない医療的ケア児が少なくない現状を初めて知った。 学校に通えない障害児に対しては、特別支援学校の教員が障害児の家庭などに訪問し、週3回、1回2時間を標準とした訪問教育が行われる。大学時代に特別支援教育について学んだ私は、日本の教育の中に訪問教育が存在することはわかっていたが、なぜ学校に通えず、週3回しか授業を受けられない障害児がいるのか、深く考えもしなかった。 お𠮟りを受けるだろうが、大学時代の私は「特別支援学校にも通えないほど、障害の重い子どももいるのだな」くらいの浅はかな考えしか浮かばなかった。 しかし今回の報道で、特別支援学校の通学バスに看護師が同乗しないために、バスに乗れず、保護者が送迎しないと特別支援学校に通えない場合もあること、単に学校に通う手段がないから、家で訪問教育を受けている障害児がいることを知った。 身近に当事者がいるかどうか もちろん病気の急性期などで、病室から出られない子どももいるだろう。しかし、通学バスの中で医療的ケアができないために通学できないのは、子ども自身の問題ではなく、通学バス乗車中に医療的ケアができる環境がない社会的な問題だ。 おそらく大学時代の私は、医療的ケアを行っている現場を見たことがなく、医療的ケアが必要な人に会ったこともなかったため、バカ正直に「医療的ケア児は外出が難しいだろう」と思っていたかもしれない。しかし、痰(たん)吸引や人工呼吸器などの医療的ケアを介助者から受けながら、親元を離れて1人暮らしをし、車や電車で当たり前に外出している障害者を身近に知っている今なら、研修を受けた介助者や看護師が付き添えば、医療的ケア児でも当たり前に通学できるのではないかと疑問に思う。 医療的ケア者が身近にいる私だからできる取材もある。つくば市周辺の医療的ケア児の状況や、今回の医療的ケア児支援法によりどう変わるのか、長い目で取材していきたい。(つくば自立生活センターほにゃらメンバー)

2回戦最終日 終盤に明暗の土浦勢【高校野球’21】

第103回全国高校野球選手権茨城大会は7日目の15日、3球場で6試合が行われ、2回戦突破の32チームが出そろった。土浦勢ではつくば国際大が水戸工との接戦を落とし、終盤追い上げた土浦三がシードの境に逆転勝ちした。大会は1日休み、17日から3回戦に入る。 つくば国際大 追い上げ届かず初戦で涙 つくば国際大は1点差で迎えた8回表、3点を奪い逆転に成功したが、その裏に3点を取り返された。9回にもチャンスは作ったが攻め切れなかった。「なかなか勝てないというのが実感。私の采配ミスが勝敗を分けた。選手たちは最後まであきらめず戦ってくれた」と山口幸彦監督は肩を落とした。 試合は初回に水戸工が3安打で2点を先制。つくば国際大が追い掛ける展開で、5回に同点とした。つくば国際大の先発・水口和優は2回以降立ち直り、6回まで1安打という好調ぶり。だが7回裏にヒット3本を許し1点を勝ち越された。 8回表には逆転に成功。先頭の濱田の左前打、続く荒井翼と長谷川瑞輝の連続バントヒットで無死満塁とし、水口の内野ゴロで1点が入り1死一・三塁。長谷川瑠伊のスクイズは三走が挟殺されるが2死二・三塁、中山友貴の右前打で2者が還り、この回2点を勝ち越した。 8回裏には急展開。安打と四球で無死一・二塁とされ、代わりにマウンドに上がった濱田が最初の打者にいきなりの死球、次打者にも四球で押し出しの1点を与えてしまう。再び水口がマウンドに戻ったが、2安打でさらに2点を失い、再逆転された。 9回は、北澤敬と濱田の安打で1死一・三塁とし、長打が出れば一発逆転という場面をつくった。代打の村岡航成に託したが、ショートゴロからのダブルプレーで試合終了となった。 「1点を取り合うゲームで一時は逆転したが、気の緩みが出てしまった」と悔やむ濱田。8回裏の登板について「投げることは頭にあったが、一塁から直接マウンドに向かったため準備不足で、気持ちが逃げて弱気になってしまった」という。昨年の秋大会では先発を務めたが、水口の成長によりエースナンバーを譲っていた。いままでにも救援の機会はあったが、あらかじめブルペンで投げ込んでイニングの頭から行く形で、今回のようなスクランブル登板は未経験だった。 この日、スタンドでは竹山翼さんの遺影が両親とともに試合を見守っていた。今の3年生と同世代で、山口監督は将来の主軸を期待していたが、一昨年の11月に白血病と小児がんで亡くなった。遺影はいつもチームに帯同し、今日もベンチに入れたかったが許可が下りなかったそうだ。濱田は「竹山の分まで頑張ろうという思いで大会前から臨んでいた」と初戦で力尽きる結果に無念さをにじませた。(高橋浩一)

社会人特別選抜を開始 県立医療大

茨城県立医療大学(阿見町、松村明学長)は2022年度入試から、社会人を対象とする「社会人特別選抜」を開始する。第1回入試は今年11月17日に実施する。 少子高齢化社会が進む中で、特に予防医学が重要視され、看護、介護、リハビリテーション、地域での活動など、多様な医療職が求められていることから、優秀な人材を育成、確保する目的で、社会人特別選抜を導入する。 出願資格は、2年以上の社会人経験を持ち、入学時に23歳に達している県内在住者、または県内の高校出身者など。大学共通テストの受験は課さず、総合問題、小論文、面接などにより判定する。 募集人員は、従来の選抜枠とは別に「看護学科」「理学療法学科」「作業療法学科」「放射線技術科学科」の各学科で若干名を募集する。 出願期間は11月1日から5日(必着)。同17日に総合問題と小論文の試験、面接を行う。(山崎実) ◆問い合わせは電話029ー840-3201(県立医療大)

湖畔の「かすみキッチン」《ご飯は世界を救う》37

【コラム・川浪せつ子】7月から、霞ケ浦では帆引き船の操業があります。出航場所の一つは、かすみがうら市の歩崎公園横の志戸崎(しとざき)漁港です。今回は、そこを見たいと思いお出かけ。 歩崎公園の周辺は、ナショナルサイクルロード指定の「つくば霞ケ浦りんりんロード」が整備されています。貸自転車なども設置された休憩場所もあります。その2階が「かすみキッチン」。 数年前、この建物のリメイクの絵(建築パース)の仕事を受けました。その数年後、そこの駐車場トイレの全面改修完成予想図も描かせていただきました。2件とも別の設計事務所でした。 どちらもとてもキレイに仕上がっており、以前行ったときより、コロナ禍中にもかかわらず、多くの人が訪れていました。建物の美しさは重要ですね。まさしく「アートは世界を救う」。 観光物産館「こいこい」 歩崎公園はかすみがうら市。そこから、「霞ケ浦大橋」を渡ると、行方市です。渡って直ぐの場所に、観光物産館「こいこい」があります。実は、18年ほど前、CG&現場写真の合成パースの仕事をやりました。 そのときはコンペでしたが、取ることができ現在に至ります。農産物、湖の恩恵を受けたお魚、珍しい鯉こくなど、おいしいものをたくさん売っており、人気のお店になっています。 ここには「虹の塔」という高さ60メートルの塔があり、360度パノラマビュー。霞ヶ浦、筑波山を一望できます。高い場所が大好きな私にとっては、よいスケッチ場所です。 また、霞ケ浦の岸から、かわいい灯台が出ていました。ミニサイズ、高さ2.7メートル。こちらの灯台の所有者は独立行政法人「水資源機構」ですが、現在は使用されていないそうです。(イラストレーター) ※ ナショナルサイクリングロード

つくば市、監査請求を棄却 住民ら「大規模事業評価骨抜き」と批判

つくば市が実施するつくばセンタービルリニューアル事業は総額10億円を超えるのだから、大規模事業評価を行わないのは違法だなどとして、元大学教授の酒井泉さん(72)ら市民18人が出していた住民監査請求(5月12日付)で、市監査委員(高橋博之代表監査委員)は8日付で、請求を棄却する監査結果を出した。 酒井さんらは、リニューアル事業の整備費は総額10億3780万円で、10億円以上の事業は大規模事業評価を行うと市が要綱で定めているのだから、大規模事業評価の手続きが踏まれていないのは違法だなどとして、すでに市が支出した約7000万円の返還と未支出額の支出差し止めを求めていた。 監査結果は、市が大規模事業評価を実施しないことについて「職員が実務上の参考とするためのマニュアルに『出資は対象となりません』などと明記されている」とし、出資金6000万円は「リニューアル事業の総事業費に含まれない」という市担当課の主張は妥当だとし、出資金を差し引くと事業費は9億7780万円であることから、大規模事業評価をしなくても要綱に違反しないとした。 一方、市が昨年暮れ実施したオープンハウスや市議会全員協議会で市は、予算総額10億3780万円という整備費を示していたことから、「市民の誤解を招くことのないよう慎重な表現を心掛けた方がよかった」と付け加えた。 監査結果に対し、代理人の坂本博之弁護士は「マニュアルがあることは市民に公開されておらず、今回の監査結果は、マニュアルさえ作れば、いかようにも要綱を骨抜きにできることになる」と指摘した。酒井さんは「出資金の使途は大部分が改修などの施設整備費であり、要綱の施設整備事業に該当する。市担当課の言い分と監査委員の判断は事実を無視している」などと批判した。 ほかに、まちづくり会社は市が出資する第3セクターであるにもかかわらず、国の指針に基づく検討を行っておらず、3セクを設置する場合は指針に従って「事業そのものの地域における意義や必要性、収支などの将来見通し、費用対効果などについて検討を行い、3セク以外の事業手法も含めて具体的な比較を行うことが必要」だとする住民らの主張に対して、監査結果は「(2019年度の)中心市街地エリアマネジメント業務で検討し、同エリアマネジメント検討委員会で外部の専門家の意見を聴取したと認められるのだから(住民らの)主張に理由はない」などとした。 つくばセンタービルの中の市所有施設は公の施設なのに、市がまちづくり会社に賃貸し、さらに同社が個々の企業に賃貸の事業所として貸し出すのは、公の施設としての利用を拒否することになり地方自治法に違反するとした住民らの主張に対しては、「条例改正で、6月1日付で普通財産になったのだから自治法に違反していない」とした。 リニューアルの基本設計策定をプロポーザル方式で随意契約したのは市契約規則に違反するーなどの主張に対しては、「磯崎新氏により設計された歴史的建築価値の高い建物であるため、意匠を継承した上でリノベーションをする必要があり、設計に関して高い専門知識や技術力、実績が必要となる」とする市担当課の主張をもとに、「契約の性質または目的が競争入札に適しないものを根拠に締結されたのだから、手続きに何ら問題はない」などとし、住民らの主張をことごとく退けた。 監査結果について坂本弁護士は「総じて具体的な内容の説明を欠いている」と批判、酒井さんは「監査委員は事実関係を調べて、もう少し論理的な回答があると思っていたが無かった」と話し、今後については「市に話し合いの申し入れをしたい。我々の指摘した問題が改善される見通しがなかったら、断固として裁判をやりたい」と話し、市の対応によっては水戸地裁に提訴する考えを示した。監査結果に不服があるときは30日以内に住民訴訟を起こすことができる。(鈴木宏子)

土浦日大、多賀・神永を攻略し3回戦へ【高校野球’21】

第103回全国高校野球選手権茨城大会は6日目の14日、3球場で6試合が行われた。ひたちなか市民球場の第1試合、土浦日大は注目の右腕、神永耀生を攻略し、多賀に勝利した。 土浦日大は序盤から徐々にリードを広げ、終盤に突き放す展開。多賀は8回に4点を追い上げたが力尽きた。「攻撃では攻めるべきところで攻め、良さを出すことができ、必死になって食らい付いてくる相手を引き離せた」と土浦日大の小菅勲監督。 土浦日大の先発はエース小谷野奨大。多賀は1回戦で温存したエース神永が満を持して登板。昨夏の県独自大会で常総学院を破ったことで脚光を浴び、今大会の注目投手の一人だ。 神永は6回まで8四死球ながら要所を締めるピッチング。これに対し土浦日大打線は4安打に犠飛や暴投を交え、1点ずつコツコツと加点。流れが来たのは7回。先頭の芹沢優仁主将が四球で出塁し、続く4番・菅野樹紀、5番大島優太朗が連続長打。さらに下位打線の小菅成、大木莉生、小谷野の3連打でこの回4得点。7-1とリードを広げた。 主砲・菅野はダメ押し弾も 小谷野は4回に2安打で1点を失ったが、それ以外は散発2安打で多賀打線を抑えていた。ところが8回表、長打3本で2点を許した後、山本琉雅のツーランを浴びて計4失点。ここで山田奏太が救援に向かい、残りイニングを2安打無失点で抑えた。土浦日大はその裏、菅野がお返しとばかり2点本塁打を左翼席へ放り込み、試合を決めた。 「神永君は若干疲れもあったようだが、彼を打てたことでベンチも非常に活気が出てきた。小谷野は100球くらいから継投も考えていた。よく投げてくれたし次は暑さにも慣れ、もっと良くなると思う」と小菅監督。 「序盤は苦しかったが終盤に粘りを見せ、その後も打線がつながり、いい試合ができた。神永投手はストレートに力がありスピードもあるので、それをはね返そうと練習でやってきたことができてよかった」と菅野。 「挑戦者の気持ちで臨み、途中受け身になってしまったが、厳しい中でも自分たちの力を出しきれた」と芹沢主将。神永対策としてはバッティングマシンを使い、140キロを目で慣らして練習してきたという。「神永投手をしっかり打つことができたので勢いが出て、自信をつかむきっかけにもなった。今後も一戦必勝で、目の前の試合を勝っていきたい」(高橋浩一)

通学路の草刈り作業中また石跳ね事故 つくば市

つくば市は13日、同市高野の市道で、市の委託業者が市道の草刈り作業中、小石が跳ね、隣接する市すこやか給食センターに駐車していた従業員の自家用車のガラスが割れる事故があったと発表した。 同市では今年5月、草刈り作業中に石跳ね事故が相次いで発生し、全委託事業者に作業中のバリケードの設置など、安全対策の徹底を指導した矢先だった。 市道路管理課によると、12日午前9時から午後0時ごろまでの間、草刈り機2台で作業をしていたところ、約10メートル離れた給食センター豊里に駐車していた軽自動車のフロントクォーターガラスが破損した。車内に人はおらず、けが人はいないという。 除草作業を実施する場合、市の仕様書にはフェンスなどのバリケードを設置するよう明記されているが、委託業者は設置してなかったという。 市は再度、改めて全業務受託業者に対し、バリケード設置など適切な保安対策を行うよう指示し、再発防止に努めるとしている。 被害者に対しては、委託業者が謝罪し、補償することを伝えた。

「地球1個分の経済社会」の実現 《ハチドリ暮らし》3

【コラム・山口京子】「SDGs」というアルファベットをよく目にする。2015年に国連で採択された「持続可能な開発目標」(Sustainable Development Goals)の略だと数年前に知った。「今のままだと人間社会は持続不可能で、どこかでクラッシュする」という危機意識が根底にあるからこそ、「持続可能な社会」の標榜(ひょうぼう)なのだろう。 SDGsは「誰1人取り残さない」「地球1個分の経済社会」の実現という理念を持ち、「世界を持続可能な、かつ強くしなやかな道筋に移行させる変革をしていくこと」が目的のようだ。17のゴールと169のターゲット、262の指標が明記されている。 17のゴールの1番目は「貧困をなくす」。2020年に広がった新型コロナ感染症によって、貧困化は国内外でより進み、一方で富裕層は利益を上げているという。世界の富がどうなっているのか、「世界の名目GDP」(出典・国際通貨基金=IMF)を調べてみた。 2020年の世界の名目GDP総額は84兆4393億USドル。1位が米国で全体の約25%、2位が中国で約17%、3位が日本で約6%。この3カ国だけで48%にも上る。1人当たりGDPは、米国は5位で6万3415USドル、中国は61位で1万0483USドル、日本は23位で4万0146USドル。ちなみに、対象国192カ国の真ん中(96番目)は南アフリカで5067USドル。 GDP総額を世界の人口約78億人で割ると、1人当たり1.1万USドル。この数字を見ると、自分は使いすぎているのか、お金がかかる生活様式を選んでいるのではないかと思わざるを得ない。 日本の資源消費は地球2.8個分 考えさせられたのは、「地球1個分の経済社会」の形はどのようになるのだろうかということ。「グローバル・フットプリント・ネットワーク」によると、世界の全人口が米国レベルの資源消費をすると、地球は約5個、日本レベルなら2.8個、東チィモールレベルでは0.3個必要という。 SDGsの本質的な課題として、「世界の資源消費の総量を減らすこと」「国際的にも国内的にも適正な分配がされること」を指摘する専門家がいる。それなしにはSDGsは実現できないとも…。 高度成長期から今まで、土に還らないものをたくさん生産、消費、廃棄してきた。「土に還らないものは生産禁止」なんていう法律はできないのかしら。これからの技術に期待するよりも、今できることを実行した方が穏やかに暮らせるのではないかしら。 自分の手で掘ったジャガイモはおいしかった。ほんの少しのジャガイモだから、できたことなのだけれど…。(消費生活アドバイザー)

霞ケ浦、投げ合いの延長戦制す 【高校野球’21】

第103回全国高校野球選手権茨城大会は5日目の13日、5球場で10試合が行われた。J:COMスタジアム土浦の第1試合、霞ケ浦は先発の山名健心が牛久の主戦・平山龍太郎と共に延長10回まで投げ合う展開、最後は四球押し出しのサヨナラ決着となった。 牛久は敬遠策が裏目に 試合はエース同士の投げ合い。中盤までに互いに2点ずつ取り合う展開だが内容は違った。牛久は8回までに8安打を放っており、得点も2回は3安打をつなぎ、6回は単打と長打で奪ったもの。一方の霞ケ浦は8回まで3安打、2回の得点は四球と敵失、5回の得点は死球と単打、犠飛で挙げた。 霞ケ浦の山名は「立ち上がりが悪かった。2ストライクからの変化球が甘く入って打たれ、ピンチの作り方も四球やエラーからと良くなかった。途中からは厳しいコースに投げられるようになった」と振り返った。 打撃について新山秀男主将は「チームとしてはライナーや強いゴロを打とうという意識だったが、徹底できなかった。自分としても高めのボールに手を出し、ポップフライやショートゲッツーになってしまった。切り替えて集中したい」と反省。「相手の緩いボールにどっしり構えられず、少しずつ前のめりになってフライを打ち上げた」と高橋祐二監督。 ようやく試合が動き始めたのは9回。霞ケ浦は2安打と犠打、四球で1死満塁、だがここは後が続かずサヨナラのチャンスを逃す。逆に10回表は1死一・二塁のピンチをつくるが、山名が相手の4、5番に対し最後の踏ん張りを見せて切り抜けた。 そして10回裏、先頭の本橋優太郎がセーフティバントで出塁し、3番・飯塚恒介が右翼線を抜く長打、4番・宮崎莉汰が敬遠で無死満塁。だがこの敬遠策は牛久にとって裏目に出た。5番・日渡謄輝へのフルカウントからの6球目がワンバウンドになり、霞ケ浦に勝ちが転がり込んだ。 「うちは毎年出足が遅いが、それにしても苦しすぎたゲーム。バッティングはちょっとしたきっかけで上がるので、冷静になり調子を上げていきたい」と高橋監督。新山主将は「厳しい展開だったが、勝ち切れたことが大きい。次に向けてもう一度修正し、守備から流れをつくる霞ケ浦の野球をやっていきたい」と気を引き締める。(池田充雄)

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