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2019
つくば発 五感で楽しむツアー紹介 2月2、3日ジオパーク関東大会
2019年1月30日
【鈴木宏子】「日本ジオパークネットワーク関東大会」(筑波山地域ジオパーク推進協議会主催)が2月2、3日、つくば市などで開かれる。地層や岩石を見るだけでなく、触ったり、音を聞いたり、匂いを嗅いだりして五感で体感するユニバーサルデザイン(UD)ジオツアーが同大会で初めて紹介される。市民と研究者らが企画した、障害者も健常者もだれでも楽しめるつくば発のジオツアーだ。 関東地方のジオパーク関係者が一堂に集まり、活動を推進するための方法や手段を考える大会で、持ち回りで開かれている。つくばで開催されるのは初めて。東京都伊豆大島、群馬県下仁田、埼玉県秩父のジオパーク関係者など9団体約200人が参加する予定だ。 UDツアーは視覚障害者や聴覚障害者などが楽しめるよう工夫されている。産業技術総合研究所・地質標本館(同市東)と国立科学博物館・筑波実験植物園(同市天久保)を訪れ、筑波山の立体模型や「まさ」と呼ばれる風化しやすい花こう岩を触ったり、筑波山の植物の分布を手話で学ぶ体験をする。 同推進協議会市民活動部会会員で、市民団体「つくばバリアフリー学習会」代表の北村まさみさんや、地質標本館、実験植物園の研究者らが、取り組みを重ね、工夫した成果を積み上げてきた。 北村さんは「ジオツアーは障害者も健常者も一緒に楽しく学ぶのに適している」と話し、今後ジオパークで広まっていくことを期待する。地質標本館を案内する産総研地質情報研究部門の住田達哉主任研究員は「今回参加するのはツアーを主催する側の人たち。ちょっとした工夫で、体に障害のある人も、お年寄りも、いろいろな人たちが同じように理解する手立てがあることを知ってもらえれば」と語る。 大会はジオパーク関係者が対象。UDツアーのほか、筑波山方面を巡るツアー、霞ケ浦方面を巡るツアーの3つが開催される。2日間にわたって同市竹園のつくばカピオ、つくば国際会議場などで、基調講演、分科会、市内の中学生による学習発表も行われる。 一般市民は、2日午後3時からつくばカピオホールで催される開会式と基調講演のほか、同ホールで午前10時から午後2時まで開かれるジオカフェや各ジオパークのPR動画上映に参加できる。基調講演は日本ジオパーク委員会委員長の中田節也・防災科学技術研究所火山研究推進センター長による「関東地域のジオパークに期待すること」。入場無料、予約不要。 詳しくは筑波山地域ジオパーク推進協議会(事務局・つくば市ジオパーク室、電話029-883-1111) オリジナルフレーム切手セット発売 関東大会開催を記念して、筑波山地域ジオパークの見どころを収めたオリジナルフレーム切手セット(82円切手10枚つづり)が2月1日から県内の全郵便局465局で販売される。1セット1500円、販売部数1000部。2日午前10時30分から16時30分に同カピオホールでも販売される。
給食の干し芋が緑色に変色 児童7人が体調不良 つくば市立九重小
2019年1月29日
【鈴木宏子】つくば市教育局は29日、市立九重小学校(同市上ノ室)で28日の給食で出された干し芋に、一部緑色に変色しているものが発見されたと発表した。直ちに児童全員に干し芋を食べるのを止めさせ回収したが、干し芋を食べてしまった児童7人が28日夕方から29日朝にかけて体調不良を訴え、そのうち1人に嘔吐(おうと)や下痢などの症状が出た。同市は緑色の成分を調査し、因果関係を調べている。 市健康教育課によると、個別包装されて提供された干し芋が一部緑色に変色しているのを児童が発見した。同校は学校の判断で校内放送し、直ちに食べるのを止めるよう呼び掛け回収した。一方、児童185人のうち89人が全部または一部を食べてしまったという。回収した未開封の干し芋の中にも緑色に変色したものが十数個確認された。 体調不良を訴えた児童7人のうち6人は翌29日に登校。嘔吐などの症状が出た1人は学校を欠席した。 干し芋は、地産地消を推進する「茨城をたべよう運動推進協議会」(事務局・県農林水産部)が取り組む県民運動「茨城をたべよう」の特別メニューで、県学校給食会が納入した。28日は市桜学校給食センターから小学校4校と中学校1校、幼稚園4園に計3002個提供された。賞味期限はすべて今年の5月6日だった。九重小以外からは体調不良の連絡はないという。 市は納入した県学校給食会に調査を依頼し、県つくば保健所などに報告した。市でも独自に変色部分の成分を調べている。 今回と同じ干し芋は29日に市内の小学校5校、中学校2校、幼稚園2園に出される予定だったが、市は提供を中止した。
引きこもりの若者を支援 経験生かしシェアハウス運営 筑波大出身の木本一颯さん
2019年1月29日
【鈴木宏子】筑波大学を卒業した木本一颯(かずさ)さん(26)が、自身が立ち直った体験を生かし、つくば市高見原で、引きこもりの若者を支援するシェアハウス「いろり亭-空-SORA」を運営している。2月2日には入居者が職場体験できるボードゲームバーを新たに開店する予定だ。 5階建てビルの4階部分に居室とリビング、ゲストルームなどがあり、現在20~30代の男性6人と女性2人の計8人が共同生活している。木本さんは「居場所が見つけられない人、生きづらさを感じてどこに行けばいいか分からない人を受け入れたい。将来やりたいことが分からない人、どう生きていけば分からない人が、いったん羽を休め、焦燥感や孤独感を和らげてもらえばいい」と話し、「温かい場をつくって、その中で人と人が交流し、自己肯定感をつくることができれば」という。 就職して1年、鬱状態に 木本さんは千葉県出身。筑波大で哲学を学んだ後、東京・銀座のコンサルタント会社に就職したが、約1年後、鬱状態となった。仕事を休み、坂東市にある友人の実家で何をすることもなく2週間過ごしたことで気分が晴れ症状が改善した。当時「会社を辞めたら人生終わり」と考えていたが、思い込んで視野が狭くなっていただけということに気付いたと振り返る。 会社を辞め、自分のように苦しんでいる人の力になりたいと思い始めた頃、友人に誘われ2017年5月、自身が心を癒した坂東市の友人の実家の2階でシェアハウス「リバ邸茨城」の運営を始めた。1階に住む友人の祖父母と共同生活しながら運営したが、祖父母の体調が悪化し、昨年7月、つくば市に移転し「いろり亭」としてオープンした。 安心できる居場所に 現在、坂東市のシェアハウスから移ってきた若者4人を含め、引きこもりで親との関係が悪化し実家にいられなくなった若者、鬱症状の人、発達障害がある人などが共同生活している。出身は県内のほか、大阪、兵庫、熊本などさまざまで、木本さんのブログを見て連絡してきたり、知人からの紹介だったりする。 入居者は、リビングに集まってゲームをしたり、自分の部屋で思い思いに過ごす。アルバイトをしたり、在宅でITのアプリ開発に携わっている若者もいる。各自、自炊だが、月1回全員が集まって一緒に鍋をつつくという。 木本さんは「対人関係でうまくいかなかった経験がある人が多いので、いつでも『ただいま』『お帰り』と言える、安心できる場所をつくりたい」という。近くいろり亭を運営するNPO法人を設立し、将来はシェアハウスを増やしていきたい考えだ。 入居者の一人で、大学を中退した女性(24)は、いったん大阪の実家に戻り一人で悩んでいたが、シェアハウスの存在を知って入居した。現在、ビデオレンタル店でアルバイトをしながら生活している。「シェアハウスはゆったりできる。親と離れていてもまだ親を頼りにしているところがあるので自立したい」と目標を話す。シェアハウスに在宅しながらITの仕事をしている男性(33)は「共同生活なので人がいてとても楽しい」と語る。 お客さんの笑顔つくる職場体験の場に 2月から同じビルの2階にボードゲームバー「でれすけ」をオープンする準備をしている。オセロや囲碁、将棋、トランプなどのゲームを楽しむバーで、入居者が働く場所としたい考えだ。「来店客と一緒にゲームをすることもスタッフの仕事なので、外に出て、人と話すことを通して職場体験し、自分がお客さんの笑顔をつくれることを感じてもらえれば」という。 ◆「いろり亭-空-SORA」は定員10人。家賃は光熱費込みで月3万円。 ◆ボードゲームバー「でれすけ」は2月2日オープン。開店時間は午後1時から11時。火・水曜が定休日。 問い合わせはツイッター@43088、LINE=yuzu721643088、電話090-9808-7668、メールpoohsan7216@gmail.com
V2サンガイア 期待の新人選手が躍動も警視庁に1-3
2019年1月27日
【池田充雄】バレーボールVリーグ2部(V2)男子のつくばユナイテッドサンガイア(SunGAIA)は1月26、27日、つくばカピオ(つくば市竹園)でのホームゲーム2連戦を迎えた。26日の警視庁フォートファイターズ戦はセットカウント1-3で敗れたものの、新加入選手3人が初めてコートに立ち、それぞれに持ち味を発揮するなど、今後の活躍を期待させた。 警視庁戦の第1セット、つくばはいい立ち上がりを見せるが、中盤で徐々に調子を上げてきた警視庁につかまり、終盤突き放されてセットを失う。第2セットも中盤まではシーソーゲームを演じるが、大事なところでサーブやスパイクにミスが出て主導権を奪えない。またも終盤に突き放されてセットも失った。 「第1セット、第2セットとも後半で自分たちのミスが出て自滅してしまった。警視庁はレシーブなどの手堅いプレーが特徴で、派手さはないがコツコツといやらしい攻撃をしてくる。そこで根負けしないだけの準備ができていなかった」と都澤みどり監督は振り返る。 第3セット序盤は失点先行だが、奥村航の連続サーブポイントをきっかけに息を吹き返す。奥村はスパイクやブロックでも大車輪の奮闘で、ついにセットをものにする。「カギは奥村を生かせるかどうか。第1セットは打数が伸びなかったが、セッターを土井友登に替えてから調子が出てきた」と都澤監督。しかし第4セット、手堅い試合運びを取り戻した警視庁の前に、つくばは力尽きた。 あとは細かい踏ん張り これで今季通算成績は4勝9敗。それでも監督に悲壮感はない。「前半戦はけが人が多かったが、正月休みをはさんでコンディションは回復した。今日から若手も合流し、それぞれにいい働きをしている。フレッシュな力を起用して後半戦を上げていきたい」 この日初めてコートに立ったのは、アウトサイドヒッターの内海聡太、鈴木匡教とレシーバーの関谷拓巳。リベロの野島透も前節の埼玉アザレア戦に続いての出場となった。内海は4得点、鈴木は5得点とすでに結果も出し始めている。「交代選手が活躍し、要所要所で自分たちらしさも出せた。あとは細かい踏ん張りが勝敗を分ける。特に後半の集中を忘れないようにしたい」と都澤監督は前を向く。 なお、27日のきんでんトリニティーブリッツ戦は、セットカウント3-1でつくばが勝利し、ホームに錦を飾った。鈴木はこの日もアタックとサーブで11得点、内海も同じく4得点という活躍だった。
「いだてん」撮影 大正・昭和初期のセットを一般公開 ワープステーション江戸
2019年1月26日
【崎山勝功】テレビや映画の野外ロケ施設「ワープステーション江戸」(つくばみらい市南太田)に設営された、大正・昭和初期の建物群セット「近現代エリア」が26日から一般公開された。今月6日から放送されているNHK大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~」の4K=メモ=撮影に使われている。 「いだてん」には、東京高等師範学校(現・筑波大学)出身で、日本人で初めてオリンピックに出場したマラソン選手・金栗四三(かなくり・しそう)や、同校校長で柔道の父と呼ばれる嘉納治五郎(かのう・じごろう)が登場するなど、つくばとも縁が深い。 同セットは2017年10月に着工して翌18年4月に完成した。約1万平方㍍の区画内に大正・昭和初期の街並みが再現されている。石材やレンガなどで建てられた昭和初期のビル群9棟や木造建築の家屋など22棟のほか、実際に動く自走式の路面電車も再現。建物の雨どいのさびや木製電信柱の汚れ具合、くみ取り式トイレの臭突(しゅうとつ)やドブ板など細部にまでこだわっている。同施設を管理運営するNHKエンタープライズ(東京都渋谷区)の担当者は「8K=メモ=撮影も視野にリアルに作り込んだ」と説明した。 セットが完成した当初は大河ドラマの撮影を優先させたが、早期の一般公開を目指して改めてセットの整備を進め公開となったという。 長屋を見学したつくば市の女性(79)は「懐かしい。長屋は身近にあった」と、かつての風景を思い出しているようだった。つくばみらい市の男性(66)は「何か懐かしく、子どもの頃に見たような感じ。50年前は都内にも(こういう建物が)ところどころあった」と振り返った。同市の女性(42)は「テレビを見るのがもっと楽しくなる。ロケ地がここだったんだなと思うと楽しみ」と話した。 阿部サダヲさんと田畑政治の息子が対面 同日のオープニングセレモニーでは、「いだてん」で1964年の東京オリンピック招致に尽力した田畑政治(たばた・まさじ)役を演じている、俳優の阿部サダヲさんが登場し、政治について「僕が聞くところによると、とにかくせっかちで、車で道路が渋滞するのを我慢できずに、前の車を押した」との逸話を紹介した。すると、政治の息子で、元NHK政治部記者の和宏さんが登場し「(逸話は)8割方当たっている。考えるより前に行くのが得意な人」と語った。 和宏さんは父親について「戦争中から戦後にかけて新聞記者をやっていた。当時日本がアジアの人たちを(戦争で)多く殺してしまったことに対する罪の意識があり、世界中からのけ者になった日本を何とか元に戻さないといけない。そういう情熱だけは強い男だった。そのためにスポーツを、オリンピックを、ということで出た人」と、オリンピック誘致に情熱を注いだ背景を明かした。 実の息子から父・政治の逸話を聞いた阿部さんは「今後の役作りに活かしていきたい」と語った。 ◆ワープステーション江戸の公開時間は午前9時~午後4時。月曜日定休。入場料は大人500円、中学生以下300円。同施設でロケがある時は入場や場内通行の一部を制限する場合がある。ロケ情報は公開していない。問い合わせは同施設(電話0297・47・6000)。 ※メモ 【4K・8K】現在放送されているハイビジョン放送より高画質の「スーパーハイビジョン」の呼称。4Kはハイビジョンの4倍、8Kはハイビジョンの16倍の画素を使って超高精細映像を映し出す。18年12月1日からNHK衛星放送で4K用と8K用のチャンネルが開設され、本格的な放送が始まった。
土浦のドラゴン、高橋竜也が判定勝ち ボクシング
2019年1月26日
【崎山勝功】WBOアジアパシフィックバンタム級9位・日本バンタム級10位の土浦のドラゴンこと、高橋竜也(29)=土浦市、ヤマグチ土浦所属=が25日夜、後楽園ホール(東京都文京区)で開かれた「東日本大震災チャリティー・ダイナミックヤングファイトボクシング」(主催・ヤマニ、ヤマグチ土浦ボクシングジム)に出場し、日本S.バンタム級12位の相川学己(25)=東京都、三迫=と対戦。高橋が2―1で相川に判定勝ちを収めた。高橋の通算成績は今回の勝利を含め43戦30勝21KO 8敗5分。 序盤は高橋ペースで試合を展開したものの、中盤辺りから高橋のフットワークが鈍り出し「相手のパンチが見えているけどパンチをもらってしまう」(高橋)状態に陥った。 高橋は第5ラウンド(R)での相川からの攻撃で左目の上を切る軽傷を負ったが、場内からの「タツヤ」コールに応えるかのように粘り強く持ちこたえ、全8Rを戦い抜き、判定となった。結果は3人の審判のうち2人が高橋優位と判定し、2―1で判定勝ちが決まった。 試合中に失速した原因について高橋は「減量がうまくいっていなかった」と振り返った。その上で「調整の仕方を変える。今までのやり方じゃダメ」と次戦への改善点を挙げた。 会場には高橋の地元・土浦をはじめ県内からのファンが応援に駆け付け、激戦での勝利を収めた高橋を激励した。高橋は「地元の人にはストレスの残る試合にさせてしまった。また応援してもらえるよう頑張ります」と、ファンの期待に応える決意を見せた。 高橋は、4月15日に後楽園ホール(東京都)で行われる試合に出場が決まっている。 つくばの根本裕也はTKO負け 同日の試合には、根本裕也(32)=つくば市、ヤマグチ土浦=も69㌔契約で出場し、鈴木喜伸(34)=滋賀県、角海老宝石=と対戦。善戦したものの3Rでドクターストップが掛かりテクニカルノックアウト(TKO)負けを喫した。根本の通算成績は14戦5勝1KO 8敗1分。 根本は、第1Rでは優位に試合を展開していたものの、第2Rで左眼上を切るけがを負い失速。2R残り時間28秒ごろに一時ダウンした。立ち上がって試合を続行して2Rを終えたものの、第3R開始直後にレフェリーからドクターストップを宣告され、3R3秒でTKO負けとなった。 根本は「このままのペースでいければ中盤以降にチャンスがくるかなと思った。(2Rで)左目上をカットしたとき、調子が狂った」と試合を振り返った。次戦について根本は「ちょっと休んでから次の試合のことを考えたい」と述べるにとどめた。
【ウェルネスパーク問題】再公募 応募資格を地元に限定 募集期間わずか10日
2019年1月24日
【鈴木宏子】つくば市のスポーツ施設「つくばウェルネスパーク」(同市山木)を4月から管理・運営する市長提案の指定管理者が市議会で否決され、五十嵐立青市長が、改めて事業者を公募し選定をやり直すと表明した問題=1月15日付け=で、同市は24日、新たな事業者の応募資格を地元のみに限定し、23日から2月1日までの10日間、募集を実施すると発表した。募集資格は議会の意向に沿った形に変更となった。 議会で否決された前回の応募資格は「市内に拠点となる事務所を置く」事業者とされ、都内に本店があってもつくば市内に支店などがあれば応募可能だった。今回は「市内に本店を置き継続して2年以上経過している」事業者に変更した。 12月議会で否決された事業者は、都内に本店があるシンコースポーツ。ほかにつくば市内に本店があるグループ企業2者の計3者が応募していた。公募委員を含む同選定検討会議(座長・毛塚幹人副市長)が審査した結果、最も評価点が高かったシンコースポーツが議会に提案された。しかし新たな募集要項では市外事業者は応募自体ができなくなる。 さらに前回の募集期間は、募集要項配布から質問受け付け、現地説明会、申請書類受け付けまで40日間あったが、今回は23日から2月1日までのわずか10日間となる。 募集期間が短いことについて市スポーツ振興課は「(現在の指定管理者の期間が3月末までなので)4月に間に合わせるため」とし、「(前回)7月に公募し(応募があった)3者以外も現地見学会に来ている。今回は応募資格要件以外ほとんど(内容は)変わらないので、(応募事業者は)10日間で十分吟味できる」としている。 応募を2月1日まで受け付けた後は、2月上旬に第1次審査(書類審査)と第2次審査(プレゼンテーション)を実施する。中旬には候補者を決定し、2月下旬に議会に提案する方針で、4月1日からの指定管理期間の切り替えに間に合うとしている。 同施設は温水プール、温浴施設、サッカースタジアムなどがある約9㌶のスポーツ施設。2010年にオープンして以来これまで3年ごとに指定管理者の選定を行い、現在まで9年間、T.P.Hウェルネス推進グループ(代表・塚越産業、つくば市篠崎)が指定されている。指定期間は今年3月末で満了となり、4月から新たに5年間の指定期間となる。
「宝篋山(小田山)」 念願の地図表記が実現
2019年1月24日
【鈴木宏子】国土地理院の地図に山の名前の表記が無かった筑波山南側の宝篋山(ほうきょうさん)が24日、「宝篋山(小田山=おだやま=)」として、同地理院の電子地図(電子国土Web)に表記された。署名運動などが実を結んだ。 同山はつくば市小田と土浦市東城寺の境界に位置する標高460㍍の里山。年間約10万人が訪れ、筑波山地域ジオパークの自然や歴史・文化を紹介するジオサイトの一つにも指定されている。 登山愛好者などから国土地理院地図への表記を要望する意見が寄せられたことをきっかけに昨年2月、筑波山地域ジオパーク推進協議会(会長・五十嵐立青つくば市長)が山の名前を地図に表記する署名運動を始めた=2018年2月13日=。昨年8月まで宝篋山周辺やイベント会場などのほか同推進協ホームページなどで署名活動を実施し計1217人の署名が集まった。 一方、スタート時は「宝篋山」という表記を申請する予定だったが、署名活動の最中、地元自治会などから「宝篋山よりも小田山という呼び方の方が聞き慣れている」などの声が数多く寄せられた。 昨年9月、同推進協は臨時総会を開き、急きょ「宝篋山(小田山)」という表記を申請することで合意し、昨年12月、同山を管理するつくば、土浦両市長が国土地理院長に申請した。 地図の印刷物については刊行次第、順次、記載される予定という。
【人が想い 街を育てる】1 つくばワイン育てる土壌つくりたい 地酒専門店スドウ酒店 須藤利明社長
2019年1月24日
【戸田さつき】つくば市内で栽培されたブドウを使った2018年産の「つくばワイン」が今月18日、市内の地酒専門店スドウ酒店など3店で発売された。同市栗原にあるブドウ畑「つくばヴィンヤード」(高橋学代表)の「プティ・マンサン」「Kurihara(クリハラ、赤)」「Kurihara(白)」の3種だ。 高橋代表は14年からワイン作りを目指してブドウ栽培を開始している。現在は県内の醸造所に依頼してワイン造りをしているが、17年、同市がつくばワイン・フルーツ酒特区に認定されたことを受け、ワイナリー(醸造所)開設を目指している。 こうしたつくばでつくられたワインを「つくばワイン」として普及させたいと、市内の地酒専門店スドウ酒店の須藤利明社長が、販売流通システムの構築と認知度向上に取り組んでいる。須藤社長に話を聞いた。 -つくばワインにおける社長の役割は何ですか? 現在、高橋代表のヴィンヤード(ワイン用のブドウ畑)は免許の都合上、自分たちで販売することができません。そこで当店で酒類の卸免許を取得し、代理で卸を行えるようにしました。他に広告やパンフレットを作成し、認知度向上の取り組みをしています。 -つくばワインにはどんな特徴がありますか? ワインは土地の気候や土壌を表現できます。高橋代表は産業技術総合研究所出身の研究者でつくばの土壌を研究してきました。その結果、国内でも栽培例の少ない品種「プティマンサン」の栽培を成功させました。いかにも「つくばらしい」と思います。今回発売されたワインは、さわやかな酸味と甘みのバランスがよく仕上がっています。高橋代表は一般的なテーブルワインをテーマにしていることもあり、手に取りやすい価格帯なのも喜ばれています。 また商業的に見ると、ワインはイベントに取り入れやすいのが特徴です。今、私の店では市内の日本酒の蔵を巡る酒蔵巡りツアーを開催していますが大変好評です。ヴィンヤードが今後ワイナリーになって、ワイン畑の見学ツアーやバーベキュー等の企画をすれば観光資源になるのではないかと考えています。特につくばは都心からのアクセスも良いので、魅力あるPRチャンスにもなるはず。 -他にどのような観光ができますか? お酒は宿泊施設との企画もしやすく滞在時間が伸びることで経済効果への波及も期待できます。 -酒販売店の目から見てつくばワインの評判は? とても好調。というのも、つくば市は商圏が広くこだわりがある商品を求める層が厚い。つくばヴィンヤードは昨年からワインの販売が始まり、今年で2年目。問い合わせも多いです。 -今後の展開は? 当店だけでなく、今後はつくば市内で手に取りやすいようにしたいと思います。昨年秋は、つくば市商工会観光部会の皆さんをヴィンヤードへ案内しました。すでに取引したいと言ってくれているお店もあるんですよ。 -一方で隣の牛久市では牛久シャトーの醸造所とレストランが閉鎖してしまいました。 日本最古のワイナリーが閉鎖と聞いて残念です。ワインを市民が手にし、飲みやすい仕組みを作る必要性を強く感じました。 -つくばワインは須藤社長にとって何ですか? ズバリ夢ですね。つくばでワインを作って、ビジネスとして成り立つよう酒屋として売りやすい体制を整えてあげたい。そういうことがワイナリーを目指す人が増えていく基盤になっていくはず。そして、ワイナリーが増え、ワインを求めにつくばを訪れる人が増え、市民が誇れるような名物になるまで育てていきたいと思っています。 ◆つくばヴィンヤードの18年産の販売量は「プティ・マンサン」422本、「Kurihara(赤)」975本、「Kurihara(白)」163本。3種いずれも720mlで1900円(税別)。市内には筑波山麓の同市沼田に「ビーズニーズヴィンヤーズ」(今村ことよ代表)もあり、18年産が近日中に入荷する予定。 ◆現在の取り扱い店 地酒専門店 スドウ酒店 つくば市谷田部2985-2 電話029-836-0079 地酒本舗美酒堂 研究学園店 つくば市研究学園4-2-9 電話029-875-8479 地酒本舗美酒堂 イーアスつくば店 つくば市研究学園5-19 イーアスつくば 1階 電話029-893-2479
障がい者らボランティアでごみ拾い TX万博記念公園駅周辺
2019年1月22日
【鈴木宏子】つくばエクスプレス(TX)万博記念公園駅近くの障害者自立支援施設「さくら学園」(つくば市島名、鈴木富夫施設長)に通う障がい者26人が毎月1回、ボランティアで同駅周辺のごみ拾いをしている。 21日は、2班に分かれて同駅東側と西側周辺約1.5㌔をそれぞれ歩き、歩道や植栽などに捨てられたごみを拾った。約40分間で、吸い殻、ビニール袋、ティッシュペーパー、空き缶、ペットボトルなどが計6袋分集まった。 同学園に通う車いすのつくば市、鶴岡申也さん(22)は「先月と比べて今月はごみの量が多かった」と話し、同市の女性(20)は「ごみ拾いをすることで、捨てる人が少しでも少なくなればいいと思う」と語った。 同学園では週3回、駅周辺でウオーキングをしている。途中、ごみが落ちているのをよく見掛けたことから、昨年12月から月1回ごみ拾いをすることになった。実際に拾ってみると、量の多さに驚いたという。 鈴木施設長は「(通所者が)地元に貢献する姿を見せて、地域の人に声を掛けてもらえるようになれば」と話している。 同学園はNPO法人「明豊会」(飯島喜代志代表)が運営する障害者就労移行支援施設で、つくば市のほか、牛久、守谷市などから、18歳から50代の知的障がい者や身体障がい者が週5日、通所している。日頃は精密機械部品の組み立てや、マンション・アパートの清掃作業などに挑戦し就労の訓練をしている。
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